「ゼウス神」の版間の差分

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'''ゼウス神'''は『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』の登場キャラクター。
 
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== 概要 ==
 
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古代ミケーネの伝承に記された、黄金の鎧を装着した[[神|巨神]]。劇中では単に「ゼウス」と呼ばれることが多い。ちなみに鎧は通常時は黒で、戦闘時に光の力が高まることによって黄金に輝く。
 
古代ミケーネの伝承に記された、黄金の鎧を装着した[[神|巨神]]。劇中では単に「ゼウス」と呼ばれることが多い。ちなみに鎧は通常時は黒で、戦闘時に光の力が高まることによって黄金に輝く。

2019年6月22日 (土) 23:32時点における版

ゼウス神
外国語表記 God Zeus
登場作品 真マジンガー 衝撃! Z編
声優 矢島正明
デザイン 竹内進二
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
SRWでの分類 機体
パイロット
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プロフィール
種族 機械神
性別
所属 オリュンポス
テンプレートを表示

ゼウス神は『真マジンガー 衝撃! Z編』の登場キャラクター。

概要

古代ミケーネの伝承に記された、黄金の鎧を装着した巨神。劇中では単に「ゼウス」と呼ばれることが多い。ちなみに鎧は通常時は黒で、戦闘時に光の力が高まることによって黄金に輝く。

古代にて他の神々との戦争のため、地球に前線基地を構築すべくミケーネ人を率いて地球にやってきた。ゼウス自身はバードス島基地の維持のみを考えており、ミケーネ人側からの地球人抹殺案を却下した。戦争が終わり、大神ウラヌスから地球人抹殺を命じられるが、たった一柱で反乱を起こす。その戦いの際に右腕を切り落とされており、後に兜十蔵一行がバードス島探索に訪れた際にジャパニウム鉱石化した右腕を発見。この腕はマジンガーZの開発に使われることとなった。ゼウス本人の行方は不明。

でありながらノリが良く、マジンガーZのロケットパンチを見て切り落とされた自分の腕を「ロケットパンチ!」と叫びながらハーデス神に投げつけたりしている。また、第1話では記憶の世界ではない現実の存在としてマジンガーZと対面しているシーンがある。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
あしゅら男爵の口から存在が語られるのみ。今作では兜邸にギリシア神話に関する資料があったらしく、甲児もその存在をあらかじめ知っていた可能性がある。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
ビッグバンパンチ使用時のカットインや会話イベントでの一枚絵などに登場。
第26話で部隊が聖インサラウム王国に飛ばされた際、過去の世界に飛ばされた甲児に助けられていたことが時獄篇で判明した。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
遂にゼウス本人が参戦。担当声優の矢島正明氏も当作品でシリーズ初参加。台詞のパターンは少なく、ミケーネの面々以外への特殊戦闘台詞は無い。
本作では機械の体を持つ高次元生命体という設定になっている。本来の体は失われて右腕はマジンガーになっているため、かりそめの体で登場したという設定。
通常はスポット参戦のみだが、IFルートに進むと第54話クリア時に正式加入してくれる。自軍加入時は既に神の力を失っているとのことで、実際に機体性能はスポット参戦時よりも下がってはいるものの、内実はHP-10000、装甲-600、「槍」の攻撃力-1000であとは据え置き、パイロット能力は変化無し。特に気力+ボーナスなど、パイロット養成で獲得できない上位技能を保有する辺りはさすがといったところか。武装こそ2種類しか無いが、いずれも攻撃力は高く、2Lサイズによる火力補正は強力。
欠点らしい欠点はアシスト武器が無いためサブに回せない事(もっとも、サブに回すのは惜しい性能ではあるが)と、ALL武器がないことか。アンチスパイラルインベーダーのタフな雑魚を刈り取るのに一役買ってくれる。
参戦後は残された力を温存しながら戦っているため、インターミッションの会話には出てこない。また、エピローグでは世界に留まれる時間が限界に来ており、エタニティ・フラット崩壊前の尸空戦が最後の戦いとなった模様。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
今回は無条件で加入。基本的には時獄篇と同様の使い方が通用するが、槍がアシスト武器に変更されたためにサブでも運用できるようになった。相変わらず全体攻撃はないためボスキラーとしての運用がベターか。
59話では、神であるが故に人間の中に渦巻く「消滅しようとする力」を理解できず、Z-BLUEの面々が闇に囚われた中で何も出来なかったという、意外な欠点も見せている。
御使いを打倒し、超時空修復が行われた後は、甲児に「広い宇宙で待つ」と言い残してどこかへと去って行った。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
ビッグバンパンチ使用時のカットや、過去のミケーネでその姿が見られる他、暗黒大将軍との戦いにおいてはアイラの身体を借り、甲児に対してアドバイスを送った。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
シナリオ上では名前のみの登場だが、『第3次Z』同様にビッグバンパンチとロケットパンチ100連発の演出でも登場している。ゼウス神の遺志が、この世界にマジンガーZEROを呼んだらしきことが闇の帝王の口から語られている。
スーパーロボット大戦X
『第3次Z』や『V』同様にビッグバンパンチとロケット100連発の演出に登場する他、マジンガーZEROに倒されて因果地平に送られており、同じく送られた甲児と鉄也の前に現れている。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
イベント「激戦!魔神達への挑戦状!」においてハーデス神に追い詰められている所をカイルスによって助け出され、共闘している。後に「降臨!異界の神々」にて光子力ゲッター線銅鐸の力が限界点に達し共鳴した事で復活を果たす。
カイルスを苦戦させたミケーネ神をあっさりと撃破するなど実力の高さを見せたが、仮初の身体であるためか本来の力を発揮しておらず、ハーデス神帝王ゴールに押されている。
その後はカイルスと共にアンチスパイラルヒトマキナといった敵対勢力と戦っており、スパイラルネメシスを引き起こした元凶であるフルギーロとの戦いが終わったあとでもこの世界に留まっている。
スーパーロボット大戦Operation Extend
作品自体が甲児+マジンガーZのみの純粋ないるだけ参戦ポジションなので名前すら出ない。しかし中盤で追加されるビッグバンパンチの演出では現れるので、それ以後はよく御尊顔を拝する事に。

装備・機能

武装・必殺武器

手に持った槍を投げつけ、敵を貫く。
剣を携えて敵に接近し、斬撃を繰り出す。漫画『Zマジンガー』では「ゼウスブレード」という名称を持っていた。

特殊能力

HP回復(小)、EN回復(中)、対精神攻撃
回復能力はカスタムボーナスで(大)に変わる。こうなると、もはや止まらない。

移動タイプ

空は飛べない。

サイズ

2L
オリュンポスの神々同様超巨大。マジンガーが肩に乗れる程の大きさである。

カスタムボーナス

HP回復、EN回復が(大)になる
第3次Z時獄篇。ただでさえ強いのに、これがつくともはや手が付けられなくなる。
第3次Z天獄篇では「HP回復(小)がHP回復(大)・EN回復(中)がEN回復(大)になる」と表記が変更されている(効果は同じ)。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

全能力が非常に高レベルで平均化されており、自軍の他のパイロットとははっきり言ってケタが違う。特に格闘・技量に優れるインファイター。

精神コマンド

第3次Z時獄篇/天獄篇
必中不屈勇気
サポート寄りのスーパー系といった構成だが、「愛」と「勇気」が被っているのが少々痛い。どっちも消費は50。
天獄篇では、「絆」「愛」「勇気」の消費SPが10増えている。

特殊技能(特殊スキル)

第3次Z時獄篇
底力L7、気力+ボーナス闘争心戦意高揚ガード気力限界突破
敵専用技能を二つも所持。武器の燃費が少々高いので、Eセーブがあると安定する。
第3次Z天獄篇
底力L7、戦意高揚ガード気力限界突破
「気力+ボーナス」と「闘争心」が無くなったが「極」は健在。

固有エースボーナス

自軍フェイズ開始時、自チームのSP+5、気力+3
第3次ZSP回復戦意高揚を自らとパートナーに付加する効果。武器の問題でメインを張ることが多いはずなので、サポート精神の強いキャラと組むと生きる。
また、SPの回復効果はサブパイロットにも及ぶため、複数人乗りの機体とチームを組むとより効果的。

人間関係

兜甲児
第1話にて彼と顔を合わせるシーンがあるが……。
ウラヌス
ゼウス神よりも更に高い位に立つ大神。地球人を守護するゼウス神に怒りを露わにする。
ハーデス神
ゼウス神と同格のミケーネ三大神。地球人を守ろうとするゼウス神に戦いを挑むが敗北、「いずれ闇の帝王として復活する」と言い残してバードス島と共に沈んでいった。
ポセイドン
ゼウス神と同格のミケーネ三大神。

他作品との人間関係

ダイナミック系

帝王ゴール (OVA)
CC』では、ハーデス神と手を組み、ゼウス神を苦しめる。
アイラ
BX』では彼女の身体を借りて甲児に助言を送った。
マジンガーZERO
V』では、マジンガーZの中へその存在を呼び寄せた。
X』ではZEROとの戦いに敗れ、因果地平の彼方へ葬り去られた。

スーパー系

ズール皇帝
第2次Z』にて、甲児との戦闘前会話からゼウス神の存在を示唆した発言をしている。
不動ZEN渚カヲル
第3次Z』では、ゼウス神と同じく正しい真化を遂げた者達。
アンチスパイラル
バアルの一種であり、かつて戦った敵対者。
エルドランゼノンゴーグ
『BX』ではかつて彼らと協力し、ハーデスと戦っていた。

バンプレストオリジナル

ガイオウ
Zシリーズでは、次元将の一人である彼とも協力してバアルと戦った。
AG
Dトレーダーにおいて、彼から「偏平足」をネタにされる。
御使い
『第3次Z』では、「命ある者全ての敵」として敵対している。
ゼウス神すらも、彼等に関して分かっている事が少ないが、1億2000万年以上前から存在している事だけは理解している。
ファルセイバー
『BX』ではかつて共に戦った戦友。

名台詞

「人間、面白い技を使うな! ならば私も…ロケットパーンチ!」
過去の世界にてマジンガーZのロケットパンチを見て、自身も切り落とされた腕を飛ばして真似をした。ノリのいい神様である。
後に明かされた正史によると甲児が出ても出なくても、どっちみちロケットパンチはする様子
第3次Z時獄篇』ではロケットパンチこそ実装されていないが、しっかり収録しているらしくご丁寧にキャラクター事典で聞ける
「我が名はゼウス。しかして、その実態はZマジンガー!」
記憶の世界で甲児と対面した際の名乗り。『第3次Z時獄篇』ではDVE。『Zマジンガー』は初出作品のタイトルであるが、どうも『真マジンガー』の世界にも存在したらしくつばさがその名を知っていた。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

戦闘台詞

「我が怒りの剣! 受けてみよ!」
「うおおおっ!」
剣使用時。パターンはこれ一つのみ。

時獄篇

「数千年前…われわれオリュンポスの神々は、バアルと戦うための前線基地として…」
「銀河の辺境にありながら、オリジン・ローの満ちる星、すなわち地球へと降り立った」
「我々の降りた地、ミケーネの人々は未開ながら、神々が忘れた勇気を持っていた」
「そんな人間達を私は愛した。いつの日か、この未熟な兄弟達が真理に目覚め、共に宇宙を駆ける日が来るのを夢想した」
「だが、他の神々はそうは思わなかった」
ミケーネの神々の過去について。漫画『Zマジンガー』にて甲児に語ったオリンポスの神々の過去のアレンジとなっている。
「それらはいずれわかる。君達は太陽の輝きの中に……シンカの入り口に立っているのだから」
ゼウス神曰く、人類は「シンカ」の入り口たる「太陽の輝き」の前に立とうとしているとの事。 
宇宙は死と新生を繰り返し、その中で人は少しずつシンカを繰り返す」
「獣の血、水の交わり、風の行く先、火の文明……それを経て、人は太陽の輝きにたどり着く」
「そして、その先に待つのは神への道だ」
第45話「暗黒の神ミケーネ」で語った「シンカ」に対する答えと言ってもいい比喩。
「そのとおりだ」
「全ての生物は人から始まり、そして、いずれはシンカを経て、高位生命体へと上っていく」
第60話「天の光はすべて星」にて、ゼウス神が参戦しているとこの台詞が出る。
正しくシンカを遂げればカヲルZENのように人間の姿を保つか、そうでなくともゼウス神のように面影を残し、偏ったシンカを遂げればハーデス神宇宙魔王のように人間とは似ても似つかないバケモノじみた姿になると思われる。
「ついに自らの殻を破ったか」
「それでいい! 我々も人類も、この宇宙に共に生きる者だ!」
同じく第60話「天の光はすべて星」にて、不動ZENが現れた時の台詞。

天獄篇

「いや! 本音を言えばこのゼウス…頼られて悪い気はしない!」
天獄篇ドラゴンズハイヴルート第18話「果て無き破壊の化身」で、勝平から「困った時の神頼み」と言われて。
「礼など不要だ、兄弟よ。我々は宇宙に迫る危機に共に立ち向かう仲間だ」
「いずれ君達も知る事になる。その時が来たら、私は…ぬうっ!」
「これは…!」
同上。銀河中心に飛ばされた甲児達を地球圏へ戻そうとした直前、何者か(恐らく哀しみのサクリファイ)の干渉を受け失敗してしまう。
「ハーデスの魂は敗北に呑まれ、奴を力の源とするオリュンポスの神々も滅んだ。そして奴は、完全に暗黒へと堕ちていった」
「甲児よ。それは君の言葉が、奴の魂を砕いたためだ」
「改めて賞賛の言葉を贈ろう。君達こそが鋼の勇者だ」
天獄篇第59話にて、ハーデス神が今度こそ消滅した時の台詞。

関連機体

マジンガーZ
真マジンガー』ではゼウス神の腕が変異したジャパニウム鉱石から作られており、姿もゼウス神を模したものとしている。

余談

  • モチーフはギリシア神話の主神「ゼウス」。
  • 初登場作品は永井豪氏の漫画『Zマジンガー』で、こちらでの表記は「Z神」。同作においても自軍の地球人抹殺案に反対して反乱を起こし、戦いの末に眠りに着く。後に現代の世に復活するも、偶然遭遇した兜甲児に自身の身体を託し、その精神は死亡した。
  • 本来の設定では、Z編の最終回でマジンガーZが敗北した後、復活を遂げたゼウス神がミケーネ帝国七大将軍を迎え撃ち、希望を繋ぐという展開が用意されていたが、後に控えている(はずだった)グレートが救援に来る流れとの兼ね合いから没となった経緯がある。が、肝心のグレートがやって来る続編が製作されずじまいになってしまった。
    • しかし、この展開は第3次Zにおいて、形を変えて取り入れられることになった。