グレンダイザー

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グレンダイザー(Grendizer)

UFOロボ グレンダイザー

フリード星の守り神としてフリード星の科学力を結集して造られたスーパーロボット。支援戦闘円盤スペイザーとドッキングし、円盤型になる。ボディは宇宙合金グレン製、エネルギー源は光量子を使用している。

原作第2話でのデュークの口振りから「ベガ星連合軍が造った機体を捕虜となっていたデュークが奪った」という異説もあるが、その後の幾つかの描写や設定と矛盾する為、現在では「グレンダイザー=フリード星の守り神」というのが正式な設定として定着している。

スペイザーとの合体が前提である為、背中に飛行装備がなく、単独での飛行が不可能。だがジャンプ力は1,000mという凄まじい数値である。

合体方式はグレンダイザーがスペイザーの中にすっぽりと入り込むという、一風変わったものになっている。しかしその為合体時は使えない武器も多く、その他様々な弱点を克服するために3つの地球スペイザーが開発された。

操縦できるのはフリード星王家の者だけであり、それ以外の者は乗れないどころか自動防衛機能によって近づくと攻撃されてしまう。当初のデュークは戦いを望まない一方で、ベガ星の侵略から地球を守るためには自分がグレンダイザーに乗って戦うしかないことに葛藤し、苦しんでいた。

桜多吾作の漫画版においては、最終話で地球の断層を破壊して地球人類の文明を壊滅させ、デュークとマリアをコールドスリープさせて永い眠りについた。

小説『スーパーロボット大戦』

TV版マジンガーゲッターシリーズの後日談を描いた小説『スーパーロボット大戦』(著:団龍彦)では既にデュークがフリード星に帰還していたため、登場しないと思われていたが、2巻のラストで黒幕であるギャラハンが着こんでいた鎧の中身として姿を見せるという衝撃的な登場を果たした(ご丁寧にも、この時の挿絵は見開き2ページである)。事の真相は、未来の世界において地球の危機にグレンダイザーで駆けつけたデュークの子孫、シオン・フリードがギャラハンと対決して敗れ、グレンダイザーはそのまま奪われてしまったというものだった。ちなみに、ギャラハンの正体の特性上、グレンの自己防衛機能は役に立たなかったようだ(尤も、鉄也や隼人は防衛機能を言及して奪われた可能性を否定した甲児に対して「そんなもの、どうにでもなる」と全くあてにしていなかった)。

3巻の終盤でデビルマジンガーとの戦闘でギャラハンは消滅してしまうのだが、残ったグレンダイザーのボディはそのまま地球で修復されている事がエピローグで語られている。フリード星にもこの時代のグレンダイザーが存在するはずなので、同一の存在が両立している事になったが、甲児達がギャラハンの行動を知った上で未来から現代に帰還した事により、彼らの現代と未来世界が直接繋がらない「パラレルワールド=平行世界」となった為、同時間軸に存在しても問題無くなったという解釈もできる(作中でも過去への時間遡行に対し、同様の理屈で解釈されている)。

スパロボシリーズにおいて

スパロボではスペイザーとのドッキング形態は変形扱いである。スペイザー抜きでの単独飛行は不可能な事が多いが、可能な作品もある。地球製スペイザーとの合体は第2次Gでは変形Zでは合体攻撃の戦闘演出、その他は合体となっている。

現時点でマジンカイザーと同時に出ないのは偶然であり、その証拠にZでは『UFOロボ グレンダイザー』のキャラクターであるルビーナの没ボイスにカイザーの技を叫んでいるのものが存在している。

なお、今のところ前述の小説作品で因縁のある闇の帝王と共演・対決した事はない(『真対ネオ』の映像特典では一度だけ真ゲッターと共に対峙している)。

登場作品と操縦者

フリード王家の人間であるデューク・フリードグレース・マリア・フリードしか乗れない。作品によってはデューク専用。

グレンダイザーの全長30mというのは、スパロボだとサイズ的にMかLか微妙なライン。基本的にはMであることが多いが、一部作品ではLの場合がある。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
スクリュークラッシャーパンチが強力。後に、スペースサンダーも追加される。
第2次スーパーロボット大戦G
第15話クリア後に追加される地球製スペイザーは変形扱い。しかし改造にバグがあるので注意。
第3次スーパーロボット大戦
地球製スペイザーと合体が可能となった。攻撃力はマジンガー軍団で一番。ただしデュークに熱血がないのと、射程が短いのが欠点。後発作品のようにスペイザーと合体して弱点を克服したい。
スーパーロボット大戦EX
リューネの章で使用可能。グレートマジンガーと同等の性能で、リューネ編ではゲッタードラゴンには及ばないものの高い火力を持つ貴重な存在。普段は半重力ストームでザコを散らし、強敵にはスペースサンダーで対抗しよう。本作ではスペイザーが基本形態になっている。また、今回は三大スペイザーが登場しないので合体は出来ない。
第4次スーパーロボット大戦S
中盤から参戦。マジンガー系ではスペイザーとの合体もあってかろうじて終盤まで通用するが、火力はスーパー系の中では強いといえないので、スペースサンダーの改造はしておきたい。他のマジンガーチームにも言えるが、PS版では火力が底上げされている。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
今回は乗り換え不可。特殊能力ダイザーフルパワーが追加され、火力の面でマジンパワーがあるZとグレートに見劣りしなくなった。各種スペイザーとの合体合体攻撃での演出になった。対雑魚、対ボスから援護まで何でもこなせる万能機体だが、離脱期間が長く、正式参戦が遅いのが欠点。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
スーパー系が少ない宇宙での主力。攻撃力がZ、グレートより低いが、ダブルハーケンの燃費の良さが売り。ダブルハーケンは気力が120必要なので、普段はスクリュークラッシャーパンチで戦う事になる。どちらもENを消費するので、少しは手を加えておこう。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
攻撃力がグッと上がって、燃費はそのまま。嬉しい限りだが、何があったのか。
スーパーロボット大戦IMPACT
今回は1部で地上編を通った場合、キリカを追って降りてくる少しの間使用可能。すぐ宇宙に帰るがここでの改造は2部に引き継がれる。なお、2部ではこの一時離脱を除いて最後まで使用可能。火力不足&耐久力命の本作における貴重なダメージソース。宇宙戦を得意とし宇宙、月面の地形適応がS。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
中盤に登場。マジンガー系では最も堅いが、攻撃力のシステムバランスが基本的に『当たったら負け』レベルなので、あまり当てにはならない。運用する場合は豊富な合体攻撃を生かして攻めに専念すべき。本作ではLサイズ。宇宙でも地形適応が高いため後半戦も渡り合える。また、デュークがを修得するため、マジンガー系で最も重い一撃を撃てる。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
本作では装甲の初期値はかなり高いが8段階しか改造できないため伸び代が少ない。とはいえ、フル改造でマジンガー同様ダメージ30%カットがつくので充分硬くなれる。また、地球製スペイザーとの合体で二人乗り+パーツスロット4+スペイザー側のカスタムボーナスも有効+武装追加で燃費や射程が多少改善、と大幅に強化可能。きっちり投資するかどうかで使い勝手が全面に渡って大きく変わる。適正フル改造費用は両方を合わせて85万程度で、2機分の改造費としては非常に経済的。とはいえ大金であることに変わりは無いので、一週目から主力で、と言うのは少々難しいだろうか。機体・武器共に空・宇適正Sボーナスを入手出来るダブルスペイザーが特に魅力的だが、参入が遅すぎるのが難点。
戦闘アニメはMXのもの+アレンジ。最強武器のダブルハーケンが非常に地味だが、トドメ演出にダブルハーケンストーム(MX)のフィニッシュカットが使用されている。
スーパーロボット大戦D
中盤に登場。今回はかなり堅い。マリアも乗る事が出来るが、ファイナルダイナミックスペシャルは使えない。尤も、超能力補正を加えたマジンガートルネードと攻撃力は大差ないのでデメリットにはならない。…逆に、今回はZとグレートはマジンパワーがあるので、たとえマリアが乗り込んだとしても両機に火力では追いつけないのだが。地形適応が宇宙Sで、がAなのだが、スペイザーは空Sなので、地上ではダブルハーケンや合体攻撃を使う時以外はスペイザー状態でいると良い。本作もLサイズ。

単独作品

スーパーロボット大戦64
本作は合体攻撃が初採用され、マジンガー系は合体攻撃が豊富なので強力。
スーパーロボット大戦MX
今回は、スーパー系第1話がグレンダイザーの原作第1話同然の為、序盤から使用可能。火力、装甲共に文句無く強力だが、パイロットのデュークがひらめき不屈を覚えない為、ボス戦では自分から攻撃しづらいか。一応、精神コマンドの問題はダブルスペイザーとの合体で解決可能であるが、最強の合体攻撃ファイナルダイナミックスペシャルや他の合体攻撃も使えなくなるので一長一短。
ダブルスペイザーを使う場合、パイロットは合体攻撃や精神コマンドの折り合いから、ひらめきを覚えるさやか不屈を覚えるマリアボスがお勧め。さやかとマリアはサポート系の精神コマンドを使えて、SPも多い。一方、ボスは気迫を覚える為、アタッカーガードと相性が良い。

装備・機能

武装・必殺武器

スピンソーサー
スペイザー形態の両翼端の小型円盤を発射する。
ハンドビーム
手の甲から発射する三条の光線。スーパー系のビームは大抵ビーム属性が付いていないが、グレンダイザーも例外に漏れない。Zでは移動後に使用可能なトライチャージ武器。
ショルダーブーメラン
両肩の三日月型の刃を飛ばす。
スピンドリル
スピンソーサーの上部を展開し、小型ドリルを発射する。
スクリュークラッシャーパンチ
腕のクラッシャー部分(歯車状の紋様)を展開し、回転させながら撃ち出す。マジンガー系の機体を象徴するロケットパンチ技。なお、マリンスペイザーストーム時には、半展開したスクリューパンチの形で使用している。
反重力ストーム
胸部から無重力場を発生させる光線を放つ。機能こそ異なるが、部位的にはブレストファイヤーにあたる武器であり、合体攻撃のマジンガートルネードでそれを実感出来る。
ダブルハーケン
両肩から柄が付いたショルダーブーメランを取り出し、左右結合させ完成する武器。グレンダイザーを象徴する武器。射出時に2つ三日月を想起させる演出が逸品。旧シリーズなどの1990年代は扱いが悪い武装であり、普通の武器であった。2000年代に入って最強武器の座を奪回した。ちなみにダブルハーケンとスペースサンダーはとどめを刺した数は同じである。なお、片一方だけを用いるシングルハーケンと言う使い方もある(ゲーム未採用)。
スペースサンダー
角で発生させたエネルギーを電撃として発射する。90年代のうちは最強武器だった。射程1P武器、長射程非P武器、中射程P全体攻撃と作品によって扱いがバラバラ。
ダブルハーケンストーム(MXのみ)
反重力ストームで敵を空に打ち上げ、ダブルハーケンを投擲して追撃を与える技。スタッフの『グレンダイザーの必殺技はダブルハーケンだ』という拘りから実装された技。

合体攻撃

作品によってどの合体攻撃が実装されているかは異なる。殆どの場合、スペイザー変形すると使用できない。

ダブルマジンガーパンチ
マジンガーZグレートマジンガー量産型グレートマジンガーミネルバXのいずれかと共に拳を撃ち出す。
トリプルマジンガーパンチ
ダブルマジンガーと共に拳を撃ち出す。
トリプルマジンガーブレード
ダブルマジンガーと繰り出す刃の技。グレンダイザーはダブルハーケンで攻撃に参加。マジンガー系3機の主役機による合体攻撃としては、スパロボで最も登場頻度が高い。
マジンガートルネード
反重力ストーム、マジンガーZのブレストファイヤー、グレートマジンガーのブレストバーンを同時に放つ。
ダブルライトニングバスター
グレートマジンガー量産型グレートマジンガーブラック・グレートのいずれかの機体で可能。スペースサンダーとサンダーブレークを同時に放つ。
マリンスペイザーストーム
Zで登場。マリンスペイザーと合体して攻撃。海適応がSだが、海中に潜る敵は殆どいない。
ドリルスペイザーストーム
Zで登場。ドリルスペイザーと合体して攻撃。陸適応がS。
ダブルスペイザーストーム
Zで登場。ダブルスペイザーと合体して攻撃。空適応がS。
ファイナルダイナミックスペシャル
ゲッターロボ系まで含めた、ダイナミック企画の各主役級ロボットによる合体攻撃。作品により機体の組み合わせが異なる。

特殊能力

変形
スパロボでは、フリード製スペイザーとの合体は変形扱い。第2次Gでは地球製スペイザーとの合体も変形扱い。
合体
マリンドリルダブルの各地球製スペイザーと合体する。MXではダブルスペイザーしか登場せず、Zでは合体攻撃の演出のみ。
ダイザーフルパワー
Zで追加。マジンパワーと同じく、気力が130以上になると最終ダメージが1.25倍になる。

移動タイプ

飛行できる作品と、出来ない作品がある。
飛行できる場合でも陸の方が適応が高い事がある。
地中
ドリルスペイザーとの合体時のみ地中に潜れる。Zなど不可能な作品もある。

機体BGM

「とべ!グレンダイザー」
「宇宙の王者グレンダイザー」
「いざゆけ!ロボット軍団」
なお歌詞に「科学と夢と情熱と 日本の頭脳が生み出した」とあるが、グレンダイザーはフリード星で作られたスーパーロボットである。地球製のスペイザーも含めてならギリギリ間違ってないこともないが。

関連機体

ダブルスペイザー
ドリルスペイザー
マリンスペイザー

商品情報

資料リンク