真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ(Shin Getter Robo vs Neo Getter Robo)
- 2000年12月21日 ~ 2001年6月25日にかけて発売のOVA作品(全4話、全4巻)。
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦R(2002年)
概要
『真 (チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』に続き制作された、『ゲッターロボシリーズ』OVA作品第2段。
『世界最後の日』とは関連がない完全新作として制作されている。これはOVA作品『マジンカイザー』発売までの穴埋めとして、『世界最後の日』の続編(全2話予定)として企画されたものの、『マジンカイザー』の発売が更に遅れることとなったため、往年の『東映まんがまつり』を彷彿とさせるタイトル及び内容(全4話=2時間と言う点も劇場用を思わせる)の作品に大幅に変更されたことに由来している。
登場するネオゲッターロボは『ゲッターロボ號』(SRW未参戦)に登場するゲッターロボ各形態をモチーフにデザインされており、登場キャラクターの名前もそれに倣ったものになっている。これについては、版権の都合上TVアニメ版『ゲッターロボ號』が二次使用や商品展開を行えない状況にあり、「ネオゲッターロボをゲッターロボ號の代役として展開させるため」・「ゲッターロボ號を登場させたかったが不可能であるためやむを得ずネオゲッターロボとして登場させた」といった諸説がある。
かつての強敵・恐竜帝国の復活、ライバルロボ・テキサスマックとの共闘、封印されていた真ゲッターロボの覚醒、そして都心を揺るがす最終決戦…と短い時間の中で繰り広げられるテンポの良い展開が魅力。ただし、その分主人公の號以外の人物描写は薄い。また、最終回のみに登場した真ゲッターの新たな姿『神ゲッターロボ』は当時話題となった。
物語
5年前。マシーンランドを浮上させ一大攻勢を仕掛けてきた恐竜帝国に対し、巴武蔵はたった一人で立ち向かう。重傷を負いながらも彼は戦い抜き、その果てにゲッター炉を暴走させ自爆。彼の犠牲と引き換えに恐竜帝国は滅び、地上につかの間の平和が訪れた――
そして現在。ニューヨークを壊滅させたゲッター線の凄まじい力は危険視され、研究を禁止されてしまっていた。しかし神隼人は恐竜帝国の復活を予期し、プラズマエネルギー駆動の新たなゲッター・ネオゲッターロボを開発し、橘翔、大道剴をそれぞれネオジャガー、ネオベアーのパイロットとしてスカウトしていた。残るはただ一人…ネオイーグルのパイロットのみ。
そして隼人が選んだ男、その名は一文字號。闇プロレスの覇者として生き抜く彼は、恐竜兵士をも屠るそのバイタリティを買われ隼人のスカウトを受ける。
「私の名は神隼人…これから先、貴様に地獄を見せる男だ!」
かくしてネオゲッターチームと地獄の淵から蘇った恐竜帝国の壮絶な戦いが始まる。果たして生き残るのは人類か、それとも爬虫人類か…?
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
人類
ネーサー
- 神隼人
- 元ゲッターパイロット。ネーサーの司令官として、號たち新生ゲッターチームを指揮する。
- 敷島博士
- ネーサーの科学者。ゲッターの性能アップのためならパイロットの犠牲も厭わないマッドサイエンティスト。
早乙女研究所
アメリカ軍
その他
恐竜帝国
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ゲッターロボ
ネオゲッターロボ
- ネオゲッター1
- 地上戦用形態。メインパイロットは號。ゲッタードラゴンとゲッター號がモデル。
- ネオゲッター2
- 空中戦用形態。メインパイロットは翔。ゲッターライガーとゲッター翔がモデル。
- ネオゲッター3
- 水中戦用形態。メインパイロットは剴。ゲッターポセイドンとゲッター剴がモデル。
真ゲッターロボ
その他
- テキサスマック
- パスチャーキング搭乗版も登場。
恐竜帝国
メカザウルス
その他
主題歌とBGM
- 「STORM」
- オープニング主題歌。
登場作と扱われ方
原作の話数が少ない事もあってか、全話が再現される機会が多い。
- スーパーロボット大戦R
- 初登場作。OVAゲッターの初参加でもある。OVA四話全てがほぼ全編描かれた。東方不敗との絡みは特筆。2000年代の作品で初のスパロボ参戦作品の一つ(もう一つは電童)となった。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- R同様、全話がほぼ忠実に描かれている。OVAゲッターの声付きでも初参加。OVA版『マジンカイザー』と初共演。
用語
主要スタッフ
- 制作会社
- ブレインズ・ベース
- 監督
- 川越淳
- 脚本:藤田伸三
- キャラクターデザイン・メカニカルデザイン
- 石川賢(原案)
鈴木藤雄 - 音楽
- 信田かずお
商品情報
DVD
楽曲関連
小説版
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