叢雲総司
叢雲総司 | |
---|---|
読み | むらくも そうじ |
外国語表記 | Murakumo Soji |
登場作品 | |
声優 | 桐本拓哉 |
デザイン | 渡邉亘 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦V |
SRWでの分類 |
パイロット 主人公 |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 23歳 |
所属 | 月面航空隊第25部隊→月面特殊戦略研究所防衛隊 |
軍階級 | 三尉 |
叢雲総司は『スーパーロボット大戦V』の男主人公。
概要[編集 | ソースを編集]
月面特殊戦略研究所防衛隊の隊員。ボサボサ頭に据わった目つき、無精ヒゲと容姿からはやさぐれた印象も受けるが、実際は前向きで人当たりが良く、普段はおちゃらけてるが締める時は締める性格。サングラスとフライトジャケット、日焼けした浅黒い肌がトレードマーク。
不屈の精神を持ち、パイロットとしての腕前も高い。月から地球に降りた際に自身の機体を持ち込んでいたが、ガミラスの襲撃によって格納庫共破壊され、なし崩し的にヴァングレイへと乗り込むことになる。以後ヴァングレイのパイロットとしてヤマトに乗艦し、地球を救う為にイスカンダルへの航海の旅に出る。
かつては月面航空隊第25部隊に所属し、モビルスーツのパイロットとして戦っていたが、同部隊は冥王星でのメ号作戦においてガミラスの圧倒的な戦力の前にソウジを除いて全滅。そのため、部隊の仲間の仇敵でもあるガミラスに対する闘志は人一倍強い。
元々は真面目で無口な人物であったが、第25部隊のメンバーが自分を残して全滅してからは、彼等への供養として「人生を楽しく生きる」事を決意し、何事もポジティブに捉える快楽主義者として振る舞っている。ただし、そのせいで身だしなみがいいとは言えない風体も相俟って、初対面の相手には軽薄でだらしない男性と見られがちで、女性に優しく積極的な割には余りモテない。
酒は弱いらしく、佐渡に勧められた時は断っているが(この時はグーリーに撃たれた傷を治療してもらった直後もあるが)、普段は無理して飲んでいる事をロッティが愚痴っている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。本作の男主人公。選択しなかった場合はサブ主人公として同行する。
- 普段は奔放で気のいい軟派な性格だが、やる時はキッチリやるといった風で、さまざまなキャラクターと交流を深めていく。
- 担当声優の桐本氏はOGシリーズ(アニメ)のロバート・H・オオミヤ、魔装機神シリーズのギド・ゼーホーファー役を経て、版権シリーズでは初参加となる。
- なお、サブ主人公として自軍入りした場合は、デフォルトの精神コマンドを習得する。デフォルトの精神コマンドがチトセよりも優秀で無駄が無いため、サブ主人公にしたときの強さはチトセより上。
- スーパーロボット大戦T
- 本編ではシークレットシナリオ「Vジャンクション」限定のスポット参戦。乗機はヴァングネクス固定。
- エキスパンション・シナリオでは第2話より加入。ここからチトセの搭乗するグランヴァングへの乗り換えが可能となる。総司と千歳の違いは突撃と狙撃の違い程度で、どちらの機体も武器性能のバランスが良いのでどちらに乗せても問題なく使える。Vで使っていた機体と逆だったというプレイヤーも安心して乗せ換えられる。グランヴァングに乗せ換える場合、ソウジの突撃で『反陽子衝撃砲「黒陽」』を移動後に使うことで、装弾数が少ない『決戦砲撃形態「煌牙」』を節約して戦うことが出来るのが魅力。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
実戦経験の差もあって千歳と比べると能力は高い。特に格闘と技量は大きく上回るが、搭乗機には後継機も含めて一切の格闘武器が無いので格闘の高さを全く活かせないのが残念。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
- V、T
- 加速、集中、不屈、必中、突撃、魂
- バランスの良いデフォルト構成。「加速」と「突撃」のおかげで有効射程がとても長く使いやすい。なお、サブ・敵対いずれも同じ構成。
- 「加速」を習得できる誕生日並びに血液型パターン3種の内、序盤に習得できるのはこのパターンのみなので、迷ったらチトセもこのパターンにするのも良い。
- 『T』でも同じラインナップだが、シークレットシナリオでは登場レベルの関係上最後の「魂」はなく、エキスパンションシナリオまでお預けである。
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 与ダメージ1.1倍、移動力+1
- 『V』で採用。主人公・サブ・敵対いずれも同じボーナス。
- 気力130以上で与ダメージ1.1倍。移動力+1
- 『T』で採用。『X』から各主人公のエースボーナスに気力制限がついたため、それに合わせる形で変更された。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- 如月千歳
- 後輩。度々モーションをかけるのに不快感を示されつつも、信頼を得ていく。
- ちなみに、家族構成は奇しくも彼女と同じである。
- ナイン
- 愛機ヴァングレイのOS「システム99」。彼女からは「キャップ」と呼ばれる。ソウジがヤマトに乗り込むことになったのも、実は彼女の仕業による。
- 神宮司辰ノ進(タツさん)
- 西暦世界へと飛ばされた際、チトセ共々彼の家で世話になる。
- 両親、妹
- ガミラスの攻撃で亡くなった家族。妹とは年が離れており、「存命だったら12、13歳くらいになっている」との事。
- ヴェルターブ・テックスト、シャルロッテ・ヘイスティング
- 経緯は違えど同時期にヤマトに配属され、特別編成チームの上官となる。
版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
宇宙戦艦ヤマト2199[編集 | ソースを編集]
- 沖田十三
- ヤマトの艦長。メ号作戦での月面航空隊第25部隊の壊滅について謝罪されるも、ソウジは気にしなかった。
- 古代進
- ヤマト合流時の上官の一人。あまりの朴念仁ぶりに「ナインの方が人間らしい」と言ってしまったことも。
- 加藤三郎
- ヤマト合流時には航空隊配属扱いとなるため、彼が直属の上官として付き合う。ソウジが元・第25部隊である事も認知しており、その事を気遣われる場面も。
- 佐渡酒造
- ヴァングネクス(グランヴァング)関連のイベントで負傷しては、彼の世話になっている。
- 森雪、山本玲、新見薫、原田真琴、岬百合亜
- 彼女達ヤマト女性クルーに対して頻繁にアプローチしているが、全く相手にされていない。
- ちなみに、原田が加藤の事を「サブちゃん」と呼んでいた時にはショックを受けていた。
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- トビア・アロナクス
- 木星戦役の仲間(互いに面識はなかったが)。良き先輩後輩の間柄となる。
- キンケドゥ・ナウ
- 同じく木星戦役の仲間。軽口を叩きあったりすることもあるが、お互い信頼の厚い戦友となる。
- グレイ・ストーク
- 『V』で未登場の彼に代わって、ソウジが『スカルハート』原作の彼の行動を一部担当する。
リアル系[編集 | ソースを編集]
- クルツ・ウェーバー、タカスギ・サブロウタ
- 三人揃って、度々女の子達に声を掛けに行く(ときどき4人)。
スーパー系[編集 | ソースを編集]
名台詞[編集 | ソースを編集]
戦闘台詞[編集 | ソースを編集]
- 「25部隊の、十八番で行く!」
- 「俺自身が弾丸になる…!」
- 烈火使用時の台詞パターンの一つ。某呆れるほどに有効な戦術を思い出したプレイヤー多数。
- なお、後者の台詞の方はチトセにも「私自身が~」と変更されて存在する。
シナリオデモ[編集 | ソースを編集]
- 「だから、俺からのアドバイスは二つだけだ」
- 「『わからない用語があったらSELECTボタン』と『わからないシステムがあったらレクチャープレート』だ」
- 「その通り。手早く呼び出せるから解説書を見るよりも簡単だぞ」
- 『V』のガイダンスシナリオにて。これだけなら特筆事項ではないが『V』には紙のマニュアルは付属せず、VITA版の電子解説書はボタン操作のみで「詳しい操作方法はWEB解説書をご確認ください」で済まされてる(第8世代以降のゲーム機のソフトは基本そうなのではあるが)。
- ゲームを中断してWEB説明書を見るより、ゲームをしながら観たほうが遥かに都合が良いし、なにより簡単である。
- (覚悟しろよ、ガミラス…。戦争なんだから、やった、やられたを言うつもりはないが…この冥王星は俺にとっても思い出の場所だ…! メ号作戦の借り…キッチリ返させてもらうぜ!)
- 『V』第6話「冥王の落日」での戦闘前会話。
- 「沖田艦長。自分も仲間達もメ号作戦に参加した事を誇りに思っています」
- 「そして、あの作戦の成功が、地球を滅亡から救う力になった事も」
- 『V』第7話「交錯する宇宙」にて、月面航空隊第25部隊を死なせてしまったことを謝罪する沖田に対して。
- 「美味い! 納豆ってこんなに美味かったんだな!」
- 「いやいや、タツさん…! この味…応えられませんよ!」
- 『V』第9話「凪の海」のマップ開始前にて、タツさんに出された納豆に舌鼓を打った台詞。
- スーパーの特売品だったにも拘らずこの感動のしようで、タツさんからも「大袈裟だ」と言われたが、ソウジの暮らした世界はガミラスの攻撃で荒らしつくされまともな食材が手に入らない状態だったので無理からぬところである。
- 『V』では話が進むとさまざまな食べ物や料理が登場し、ソウジは片っ端から食しては感嘆する。見方によっては少し物悲しいかもしれない。
- なお、『勇者特急マイトガイン』視聴者からすれば、これが後の騒動の伏線であることは言うまでもないことだろう。
- 「それでいいのか、お前は?」
- 「そんな手の平を反すような態度を取られてお前は…」
- 『V』日本ルート第16話「消えない傷跡」にて、勝平が周囲からの迫害を受けながらも戦い抜き、人々とも和解した事を聞いた後に訊ねた一文。『ザンボット』最終話を見て疑問を抱いた視聴者を代弁するかのような台詞である。
- 直後に「そんな昔のことは忘れちまったよ」と答えられた事で無粋な事を聞いたと謝罪する。ちなみに千歳が主人公として選んだ場合、彼女がこれとほぼ同じ事を言う。
- 「何を言ってんだよ…!嫌いにならないでって…それは俺の台詞だろうが…!?」
- ナイン「キャップ…」
- 「ほら…俺なんてパイロットやるぐらいしか能が無くて、軟派を気取っても失敗続きで、人生の楽しみも何もわからない男だから…お前に見捨てられたら、おしまいなんだ」
- ナイン「…家出した奥さんにすがりつく旦那さんみたいですね」
- 「俺達…パートナーっていうよりも熟年夫婦だな」
- 『V』第34話「解き放たれる希望」のマップ開始前にて。ヤマトに侵入したアンドロイドに既視感を感じたことにショックを受け、「自分を嫌いにならないでください」とすがりついてきたナインに対して。
- 「あれは思い出の機体だからな。…捨てちまうのは一瞬で出来るけど、失ったものは戻ってこない。だから…」
- 同第34話のマップ終了後にて。この言葉をナインが聞いていたことで後々助けられることに。
- 「世界の危機だってのにこいつ等、いったい何をかんがえてやがる!」
- ナイン「理解不能、解析不能…。彼等の行動原理は不明です」
- 「それが巨大な悪ってものなら、遠慮なく叩きのめすまでだ!」
- 「こう見えても俺は、勇者特急隊の特別隊員だからな!」
- 『V』43話ナデシコルート「紫色の悪意」パープル増援後の戦闘開始前。
- 「こういう微妙な駆け引きがわからないようじゃ、まだまだだな、ナイン」
- 『V』サブ主人公時のエース会話で、ナインから「姉さんのことを異性としてどう思っているか」と尋ねられるも「…ナイショ」とはぐらかす。
- 「平行世界を股にかける納豆ソムリエとでも呼んでくれ」
- 『T』エキスパンションシナリオ第7話宇宙ルート「ガーディム再誕」冒頭、アルカディア号食堂にて。一時的な記憶喪失でも再び納豆に舌鼓、そして世界間の考察に繋がる。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- ヴァングレイ
- 第三特殊戦略研究所で開発された、対異星人戦用試作機動兵器。
- ヴァングネクス
- 第34話での後継機乗り換えで、スピード型を選ぶとこちらになる。
- グランヴァング
- 同話でパワー型を選ぶとこちらになる。
- マーダヴァ・デグ
- サブ主人公時、超文明ガーディムに一時寝返った時に搭乗。
- ヴァングレイII
- サブ主人公時、味方として復帰時に搭乗。
余談[編集 | ソースを編集]
- 姓の由来は、旧日本軍の駆逐艦「叢雲」からと思われる。
|