武術・格闘技
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自らの身体を使った戦闘技術・徒手格闘。 根本的に武術とは「自分と自分の身の回りを守る」ためのものであり、それ以外の争いを呼ぶようなものは単なる「暴力」である。
現代では銃やミサイルなど遠距離での戦いが主体となっているが、武術は「力」ではなく自分の心の「強さ」を手に入れまた精進するため今なお形を変えて(介護技術・スポーツへの応用など)存在している。
スパロボシリーズにおいて
白兵戦において描写される他、竜崎一矢やガンダムファイターが修めていることがある。
明確な流派や武術を習得しているとは言えないが、戦闘能力の向上や操縦技術の補佐として格闘技を断片的に学んだり、その理論を取り入れている場合もある。
作品によってはロボットの操縦に応用する事を前提とした格闘技体系も存在する。
スパロボシリーズに登場した武術・格闘技
実在するもの
- 空手
- 徒手空拳での格闘技で、日本で最も有名なものの一つ。素手での対日本刀(武器用)に編み出された武術。
- 元はインドのカラリパヤトゥ(パヤットとも)が中国に伝わり中国拳法となり、それがさらに琉球王国(沖縄)に伝わり唐手(第2次大戦で「空手」に名前が変わった)が出来上がった。
- 大きく分けると二種類の技がありパワー重視の「那覇手」とスピード重視の「首里手」があり、両方使えて一人前となる。
- 現代ではボクシング等の流れが加わりスポーツとしての側面が強くなった。
- 柔道
- 戦国時代に武器無しでも相手を殺すために出来上がり、江戸時代に不殺の護身用となった徒手格闘「柔術」が教養化・スポーツ化した武術。投げ技、固め技、あて身技を主体とする。空手と並び有名なものの一つ。
- 基本的に小柄な人間が大柄な相手を力を使わずとも重心や流れを調整してダメージを与えられるように開発されている。
- 合気道
- 大東流合気柔術を植芝盛平が開発した日本の武術。合理的な体の運用により体格体力によらず「小よく大を制する」ことが可能であるとしている点が特徴。基本的にカウンターによる「後の先」を取る傾向が多い。
- 他の武術に比べて精神性を重視しており、これは「精神面に重きを置いている」と知られていた盛平氏の性格が反映されているという。しかし、あくまでこの思想は晩年に得たようなもので、若年の頃の盛平氏は「精神性なんて知らん」とばかりに武を追求していたという。
- 少林寺拳法
- 宗道臣を開祖とする柔術+中国拳法の日本香川県発祥の武術。創始は1947年。中国の嵩山少林寺を発祥とする中国武術「少林拳」と混同されやすい(ただし源流は同じで交流もある)。
- 太極拳
- 中国武術、内家拳の一つ。健康体操として広く世界に伝わるがその実態は「確実に相手を殺す(というか壊す)ために作られた残酷な」武術。
- 流れるような攻守が主となっている。特に化勁と呼ばれるコロの原理を利用した防御が有名。
- 剣術
- 剣(厳密に言うと日本刀)を使った武術。日本ではいくつかの流派が存在する。
- 直心影流(じきしんかげりゅう)
- 竹刀を用いた打ち込み稽古を初めて導入した流派。剣術のほかに薙刀術が存在。
- 示現流(じげんりゅう)
- 薩摩藩を発祥とする古流剣術。「初太刀に全てを賭ける一撃必殺の流派である」と一般には広く認識されているが、実は初太刀をはずした場合の対処法や連続技も存在。
- 「示現流は初太刀を外せば素人同然」というのは、薩摩藩の下士達が修めていた薬丸自顕流(こちらは完全に初太刀特化)と混同された結果の誤解。ちなみに構えも若干異なる。
- システマ
- ロシア軍の近代格闘術。脱力を心がけ、スピーディーに相手を制圧する武術。
- 合気道と酷似している面もあるが、元々はロシアの伝統武術。戦場で培われてきたノウハウから成り立ち、偶々その中に合気道と共通する部分があっただけである。戦場武術なだけに、殺人術が存在する。
- ジークンドー(截拳道)
- 厳密には一つの武術ではなく、ブルース・リーの人生哲学を基本思想とした複合武術。創始は1966年と歴史は新しい。特定の形式・ルールは無い。
- 主な技術は簡単に言うと「急所への攻撃や武器を奪っての使用」。前述の通りルールはもとより奥義と呼べるものは存在せず、生きている限り修練を続ける「常在戦場」的な意味合いをもつ武術である。清流の如く緩やかに、時に激流の如く攻撃を撃ちだす、全局面的に対応できる格闘技である。熟練者の動きは「何をしているのか、何が起こったのかわからない」ほど速く動ける。実践においてはブルース・リー曰く「6秒以内に終わらせる」という考えに基づき、超々短期決戦が求められる。
- ボクシング
- 拳だけで対戦する格闘技。スポーツ競技としての側面が強い。
- 古来から紳士の武術として広まっており、ケリ技がいっさいなく、倒れたものへも攻撃しない。その分蹴り等遠距離、低空からの攻撃に弱く熟練にはかなりの努力を要する。
- プロレスリング
- レスリングを元に観客への鑑賞用に作られた格闘技。
- サバット(ソバット)
- フランスでできた、カラリパヤットの鳥の型から発展した古代ギリシャのキックボクシングから開発された武術。シューズを履いてつま先を使った蹴り技や靴につけた刃物での攻撃が多い。ローリングソバットのソバットはこれ。
- 元は三つのやり方すべてを指す名称だったが今では上述の足技「ボックス・フランセーズ」を言うようになった。暴漢相手にステッキで牽制、近づいて蹴り、近づきすぎたら関節・投げなどで距離を取る戦い方だった。
- 忍術
- 本来の意味では「忍者の技術全般」であるが、武術とみなす場合もあり現実に教えている道場も存在する。殆どの場合、柔術とセットで教授している(あるいは、柔術がメインで)。
架空のもの
- 流一刀流
- 流竜作・竜馬父子が修めた剣術。
- 夕月一刀流
- 夕月京四郎の修めた剣術。
- バランシング
- クメン王家の伝統武術。スポーツ的な側面もある。クメンの王族であるカンジェルマンはこれの名手。
- 木連式柔
- 木連の人間が修めている柔術。劇中では元一朗が使用し、北辰衆を撃退した。
- 流派東方不敗
- 東方不敗マスター・アジアが創始したガンダムファイターの格闘術。
- 劇中では創始者のマスター・アジアと弟子のドモン、コミカライズの続編(単行本未収録)ではドモンの弟子であるユウゴが修めている。
- 天空宙心拳/天空心剣
- クロノス族の使用する武術。ジェットは剣の、ドリルやロッドは拳法の、ロムは両方の使い手。
- SRWでは後者が「天空真剣」となっているが、誤りである。
- 要流合気柔術
- 要家に伝わる武術。
- 神崎風塵流
- 神崎家に伝わる長刀術。
- 琉球空手桐島流
- 桐島家に伝わる武術。桐島流空手とも呼ばれる。
- 神祇無窮流(じんぎむきゅうりゅう)
- 異世界ラ・ギアスで広まっている剣術の一派。「剣神」ランドール・ゼノサキスを開祖とする。剣術『無窮流』を源流に持つ。徒手格闘の技の流れである空拳術も存在。
- 不易久遠流(ふえきくおんりゅう)
- 同じくラ・ギアスで広まっている剣術の一派。テンバレン・ゼイシュノンを開祖とする。『神祇無窮流』とは兄弟関係に近い間柄である。
- 草薙流剣術
- 草薙征士郎の修める剣術。エグザートの操縦において最大限の力を発揮する技が存在する。
- コマンドアーツ
- ジェミナイの伝統武術を機動兵器で再現する戦闘技法。
- 機神拳(きしんけん)・覇皇拳(はおうけん)
- 修羅が操る武術の流派。このほかアリオンの「魔朧拳(まろうけん。我流と思われる)」等、羅国の修羅は覇気を生身で扱えないため純粋な格闘技を習得している。覇気を使用する修羅神に搭乗しての技では格闘技の枠を超えた多彩な攻撃を繰り出す。
- アルカイドによれば、「修羅界(おそらくは羅国)には、覇皇拳を源流とする7つの流派が存在し、機神拳はその一つである」という(つまり、大元の覇皇拳に機神拳含む7つの計8流派が存在)。
- 波国の修羅達になると、同名の流派の使い手であるアレディは生身で覇気を放出する技を操り、ヘイムレンの「操音」、ゲルダの「凍鏡」など魔法に近い業を使用する者もいる。
- 武機覇拳流(ぶきはけんりゅう)
- 『64』にて登場した格闘の流派。生身での戦いではなく、この流派の専用機を使用することを前提としている。
- 作中ではヴィロー・スンダの乗機であるスーパーアースゲインが存在したが、ヴィローはこれを分割して再改造、ブラッド用の拳闘特化機であるアースゲインとカーツ用の脚技特化機ヴァイローズとして渡している。
- 楠舞一刀流(なんぶいっとうりゅう)
- 楠舞家に伝わると思われる剣術。大剣とチャクラム「月輪」が一体化した伝承剣「護式・斬冠刀」を用いることを前提とした複合武術となっている。
- なお、神夜はさらに「楠舞霊術」という霊力を用いた術を修めている。
- 護業抜刀法(ごぎょうばっとうほう)
- 複合武器「護業」を用いた森羅の剣術。同様の技が逢魔にも存在し、こちらは沙夜が使用。
- バリツ
- 英国の推理小説家アーサー・コナン・ドイルが生み出した名探偵「シャーロック・ホームズ」が使用する架空の日本武術。
- バリツには投げ技が存在している故に「柔道(柔術)の事を指す」という解釈が一般的だが、武術説・バーティツ説等の異論もある。
- SRWには登場していないものの、ウェインが竜馬に対して「バリツの使い手か」と呼ぶ場面が存在する。
武術・格闘技に関わる人物
ここではスパロボ登場キャラクターのうち、武術や格闘技の会得者を挙げる。
忍術の習得者については別項を参照されたし。
スーパー系
- 弓さやか
- 柔道の心得があり、劇中で甲児が暗殺されそうになったため兜シローに手解きをする。
- 流竜馬(TV版、OVA版)
- TV版では流一刀流を修得しており、敵キャプテンとの決闘で腕前を披露する。
- 原作漫画版およびOVA版では空手を極めており、立ち塞がる敵を完膚なきまでに叩きのめす。
- 巴武蔵(TV版、OVA版)
- TV版・OVA版ともに柔道の達人という設定であり、得意技「大雪山おろし」を愛機ゲッター3の必殺技に応用している。
- スパロボでは台詞のみだが、隼人や後任の弁慶に「大雪山おろし」を伝授していた事が語られる場合も有る。
- 一文字號
- OVA版では隼人にスカウトされるまでは闇プロレスのレスラーをやっていた。
- 橘翔
- 原作漫画版では剣術の達人。OVA版においても剣術を扱っているらしき描写がある。
- 柳生充子
- 柳生十兵衛の子孫ゆえに剣術を得意とするが格闘技全般にも長けており、部下の早乙女&身堂から一目置かれている。
- 西川大作
- 柔道を得意とする。
- 剛大次郎
- 武芸全般に長けているが取り分け棒術に秀でており、兄の健一に「胡蝶返し」なる秘技を伝授している。
- 竜崎一矢
- 和泉博士の元で幼少時から鍛錬し続けていた空手を達人の域にまで昇華させており、自らの技をダイモスの戦力に応用する。
- 夕月京四郎
- 祖父の夕月一刀斎から夕月一刀流を叩き込まれ、これを修得している。
- ファン・リー
- 元キックボクシング世界チャンピオンという輝かしい経歴を持ち、暗黒鳥人相手の白兵戦でその実力を遺憾なく発揮する。
- リー・ジェンシン
- 中国拳法「真龍拳」の達人。ダイヤに拳法を教えている。
- ちなみに、弟子のダイヤは師匠のリーから教わっている拳法をガイキングの必殺技「真龍ハイドロブレイザー」に生かしている。
- ヤッター・ラ・ケルナグール
- 元プロボクサーの肩書を持つ。
- 司馬亮
- 中国拳法の達人。ダンクーガで格闘戦を行なう場合、概ね彼の独壇場となる。
- ジャイアントロボの多くのキャラクター
- 草間大作以外のエキスパートやエージェントは優れた身体能力を持っている。
- ダミアン
- 空手を身につけているらしく、原作ではジョウ達に教えようとしたこともある。
- マシンロボ全般
- ギャンドラーの妖兵コマンダーも含め登場キャラクターは総じて何らかの拳法を修得している。
- 特にクロノス族はロム達のような戦士のみならず、女・子供といった非戦闘員も護身術程度の心得が有る。
- アマノカズミ
- 夕雲流(無住心剣流)剣術の使い手。
- 出雲銀河
- 母みどりと親子二代で少林寺拳法を身につけており、データウェポンなしでの電童の戦いに役立てている。
- 白金太郎
- 大会の決勝戦にまで進出する程の技量を持つ柔道少年。
- ウィンフィールド
- ボクシングに基づく高い戦闘能力の持ち主。使用する技名は音楽用語が由来。
- ティトゥス
- 異形の腕を用いた四刀流の使い手。流派は原作者曰く「秘神流」とのこと。
- 矢沢永吉郎
- 太極拳の使い手で陽昇学園拳法部の顧問も務める。
- ホイ・コウ・ロウ
- 「広東風料理拳」という拳法の使い手であり、自分の身体より数段大きいならず者たちをおたまや寸胴鍋などを使って次々となぎ倒すほど強い。
- 大神一郎
- 剣術である二天一流の使い手。姉の双葉から学んだ。
- 真宮寺さくら
- 北辰一刀流の使い手。父の一馬から受け継いだが幼少期に一馬がこの世を去った為、直接的な師匠は同家で使用人を務める岩井権太郎。
- 神崎すみれ
- 神崎風塵流の使い手。他の花組メンバーと違い特定の師匠はいない。
- 桐島カンナ
- 琉球空手桐島流の使い手。幼い頃から父の琢磨より厳しい修行を受けていたが、琢磨の死去の後に二十八代継承者となった。
ガンダムシリーズ
- ハヤト・コバヤシ
- 柔道二段の腕前を誇りTV版ではリュウ、劇場版でアムロを相手にそれぞれ巴投げを決めている。
- カミーユ・ビダン
- カミーユという女のような自分の名前にコンプレックスを抱き、空手に傾倒していた。
- ウォン・リー
- カンフーの達人でもあり、『Ζ』第9話では遅刻をしても詫びようともしないカミーユをボコボコになるまで修正した。
- なお、『ΖΖ』第20話ではジュドーを修正しようと試みたが、返り討ちに遭った。
- ガンダムファイター全般
- ガンダムファイトのルールとモビルファイターの操縦システムの関係上、大半が何らかの格闘技の心得を持つ。
- 張五飛
- 中国拳法の達人であり、剣術にも通じている。彼以外のガンダムパイロット達も工作員として優れた体術を習得している。
- 蘊・奥
- CE世界においては過去の技術として忘れ去られた日本刀を用いた剣術の最後の継承者。生身・MS操縦共に凄まじい切れ味の斬撃を繰り出す。
- ロウ・ギュール
- MS用の日本刀ガーベラ・ストレートを扱うために蘊・奥から剣術の手ほどきを受けた。その剣術は、己の感情を殺し剣術の理を順守させる『殺人刀(せつにんとう)』の教えを超え、己の力を活かし切り剣術の理を超えた力を引き出す『活人剣(かつじんけん)』の領域に達していると師匠の蘊・奥に評された。
その他リアル系
- ショウ・ザマ
- 家庭の問題で鬱屈した心を空手にぶつけていた。
- シンジロウ・サコミズ
- 直心影流剣術の使い手。小説版『リーンの翼』ではバイストン・ウェルへの召喚後、自慢の剣術を奮って「聖戦士」として活躍する。
- ヒロラム・カンジェルマン
- クメン王国に伝わる武術「バランシング」の達人にして師範代。彼の腕前にはPSであるフィアナ&イプシロンですら敵わなかった。なお、バランシングは旧友であるポル・ポタリアも修めている。
- リン・カイフン
- TV版ではカンフーの達人であり、その特技を買われて映画俳優にスカウトされている。
- ケーン・ワカバ
- ヤム・ラオチュンの指導の下、3日間で見切りを会得する。
- ベルファンガン・クルーゾー
- 自らが学ぶ格闘技の術理をASでの操縦に活かしている。学んでいる流派は恐らく中国拳法のものだと思われる。
- 椿一成、マロン、ワッフル、ショコラ
- 陣代高校空手同好会部員。部長の椿は、「大導脈流」の使い手である。
- ただしこの流派、椿は「一子相伝の殺人拳」と言っているが、同名の総合武術を習得したという人物が存在しているため実態が不明である。
- 要咲良、要澄美
- 要流合気柔術の使い手。
- しかしながら、咲良は(ファフナー因子による天才症候群の影響で身体能力が高い)一騎に打ち負かされた経験がある。
- 枢木スザク
- 藤堂から陽昇流武術を仕込まれている。一番の得意は「誠壱式旋風脚」という回転蹴り(スザク曰く「くるくるキック」)で、ランスロット搭乗中に多用していた。
- アンジュ
- 元皇族にしてエアリアの他にも様々な競技を嗜んでいる設定を持っており、護身術も習得していると思われる。2話でのアルゼナルの基礎訓練プログラムで第一中隊の面々と格闘術の模擬戦をしているシーンがある他、18話でもジルにサバット(ソバット)のケリ技を放っていた。
バンプレストオリジナル
- 修羅全般
- 闘争が価値観の全てを占める種族であり、明言された流派以外にも多様な流派が存在すると思われる(最低でも機神拳含め8つ)。修羅神の操縦時にも応用される。
- マサキ・アンドー
- 神祇無窮流東宗家現当主(扱い)。ボクシングと空手経験者で全国大会にも出た経験がある。また、ゼオルート譲りの神祇無窮流を少しずつ体得しており、その技を模倣した独自の奥義「乱舞の太刀」を編み出し、限定された状況ではあるが真伝の域に到達している。
- テュッティ・ノールバック
- 魔装機神スペシャルブックレットに収録された小説ではCQC(クローズ・クォーター・コンバット)の心得があることが明らかになったが、ルビッカには通じなかった。
- ホワン・ヤンロン
- 北派少林拳を体得しており、魔装機神IIではエルシーネを襲撃したウーフを撃退している。
- ミオ・サスガ
- 祖父から合気道を教わっている。ちなみに祖父は魔術染みた技を使えるレベルの達人らしい。
- ゼオルート・ザン・ゼノサキス
- 神祇無窮流東宗家前当主。凄腕の達人で「剣皇」の異名を取る男。同じ流派を持つ者で彼の腕を超えるキャラクターは登場していない。
- エラン・ゼノサキス
- 神祇無窮流南宗家現当主。若くして神祇無窮流正統伝承者になった程の腕前を持つ。
- ソーン・ザン・バキウム
- 神祇無窮流の達人。出生の事情から表舞台に出ることは無かったが、その実力は世界大会優勝者のエランの父と互角と言われている。
- シュウ・シラカワ
- クローズアップされることは少ないが、神祇無窮流を修めた剣士の顔を持っている。その剣技はゼオルートの影響を大きく受けたもので、グランゾンでの戦闘時にも反映されている。
- シュメル・ヒュール
- 不易久遠流の達人で「剣聖」の異名を取る男。後にゼツによって謀殺され、その頭脳はガッツォーに組み込まれた。
- リューネ・ゾルダーク
- 刀を用いた剣術の使い手で、腕前は相当なもの。見切りに関しては持ち前の動体視力により、リシュウ並みの反応速度を誇る。
- サナン・ティアンプラサート
- 元ムエタイチャンプという経歴を持つ。
- ヴィロー・スンダ、ブラッド・スカイウィンド、カーツ・フォルネウス
- 武機覇拳流の伝承者たち。
- アクセル・アルマー
- シャドウミラーの戦闘隊長。格闘技の他、剣術にも精通する猛者。生身での戦闘力は人外の域であり、戦闘用人造人間であるWシリーズを打ち倒し、異世界エンドレス・フロンティアのモンスター達とも戦えるほどの体術を会得している。それだけに、DAL搭載機であるソウルゲイン搭乗時は途轍もない強さを発揮する。
- 多機能トンファー「ミズチ・ブレード」が個人武器。なお、ソウルゲインとヴァイサーガ、アークゲインの技が使える。
- アインスト・アルフィミィ
- 隠れた達人。剣術の腕が生身・操縦とも相当なレベルであり、自前の浮遊・転移能力と合わせて白兵戦能力が非常に高い(アクセルと同等)。
- リシュウ・トウゴウ
- 示現流を修めた剣の達人。老齢ながら剣(仕込み杖)で銃弾を弾き返す程の凄まじい剣術を披露している。なお、同じようなことはリューネも出来るらしい。
- 先祖代々示現流の使い手だが、子供や孫の存在は今のところ確認されていない。しかし、弟子たちにその剣術と理念は受け継がれている(理念を見失った者もいるが)。
- ゼンガー・ゾンボルト
- リシュウの弟子その1。オリジナルで剣術といえばこの人。リシュウ仕込みの腕前を以って、並み居る敵を斬艦刀で両断する。意外にも白兵戦を行った場面は少なかったのだが、PROJECT X ZONEでは全編通して生身で戦う。
- ブルックリン・ラックフィールド
- リシュウの弟子その2。αシリーズではゼンガーの弟子であり、師匠仕込みの剣術を会得している。
- OGクロニクルにおいては、格闘戦特化の虎龍王のスタイルを理解するため、映画を参考にヌンチャクの練習に励んでいる(クスハの方も剣を使う龍虎王を理解するためリシュウに教わっている)。
- ムラタ
- リシュウの元弟子。剣術とシシオウブレードを手に入れるために師事しており、人斬りの技を極めるべく傭兵となった。最終的には封印戦争において師に引導を渡されることに。
- カイ・キタムラ
- 柔術を始めとする徒手格闘の達人。搭乗するゲシュペンストの戦闘モーションにもその動きが取り入れられている。量産型Mk-II改のタイプGに登録された「ジェット・マグナムS」、及び試作型Mk-IIのタイプSに登録された「究極!ゲシュペンストキック」のモーションを構築した人物でもある。
- トウマ・カノウ
- 高校時代に空手部に所属していた。また、ダイレクト・モーション・リンクを搭載した雷鳳を乗りこなすために特訓した結果生身でライジング・メテオを使えるようになる。
- ルスラン・マカロフ
- 元ボクシングチャンピオンという経歴を持つ。専用のガーリオン・カスタムも拳闘特化のカスタマイズを施した極端な仕様。
- クロウ・ブルースト
- 元ブリタニア・ユニオンの軍人で、システマを会得している。本人曰く「昔取った杵柄」らしい。ちなみにクロウの学んだシステマはクロウの出身世界に合わせて、人革連発祥の武術となっている。
- ヒビキ・カミシロ
- 元ブリタニア軍人の亡父からジークンドーを叩き込まれている。熟練者らしく、かなりの手練である。そのため生身での戦闘力が異常に高く、プロの軍人である宗介と正面からやり合えるほど。また、他の武術に関する知識も深い。
- 操縦技術の向上とともにジェ二オン、ジェニオン・ガイ、ジェミ二オン・レイの必殺技にも活かされていく。また、ジークンドーはヒビキの人格形成の一環として教え込まれた節があり、最終的にはジークンドーの理念を「いがみ合う双子」のサードステージの境地へと昇華させ、新たなる太極として結実することに。
- ガドライト・メオンサム他ジェミニスの構成員たち
- ジェミナイの伝統武術(名称不明)を修めている。生身で戦った場面はないため実力は不明だが、ジェミニスの精鋭であることと、種族の特徴である金属硬化を含めれば相当なレベルだと思われる。
- なお、この武術はよく「コマンドアーツ」だといわれるが、これは「ジェミナイの武術を機動兵器で再現する戦闘技法」のことで、武術そのものの名前ではない。
- 楠舞神夜
- 楠舞一刀流伝承者。基本は無論、奥義から秘伝まで余すことなく身につけており、PXZでは錫華の舞を取り入れた派生技まで編み出すなど才能は高い。
- また、彼女は同じく楠舞家に伝わる霊術も修めているが、こちらも奥義までしっかりとマスターしている。
- リグ・ザ・ガード
- 我流の格闘技を得意としており、アレディとの戦いの中で知った機神拳の技を取り入れている。ただし、ネーミングセンスは今ひとつ。