告白シーン
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今まで隠していた事実や想いなどを告白するシーン。狭義では、異性に対して自分の思いのたけをぶつけるシーン。この項ではこちらについて取り扱う。
友人→恋人、恋人→結婚、などのように、二人の関係をより進展させたいがために敢行される。
主人公がヒロインに対し、或いはその逆のパターンで告白を行うのが常道であり、漫画やアニメ作品において物語をハッピーエンドに導くための重要なファクターである。が、友達以上程度の関係やパートナーとしての関係のまま終了したり、明白な告白が描かれずにいつの間にかくっついているケースもあり、必ず登場するシーンとは限らない。
ロボットアニメにおいても扱われ方は様々だが、どちらかと言えばリアル系の作品で多くみられるようである。近年では自分の想いを暑苦しいほど率直にぶつけるキャラクターも増えており、聞いているこちらが赤面してしまうものもあるほど。
尚、主人公に限らずサブキャラクターが告白をすることも勿論ある。しかし、告白→戦死というパターンに陥りやすく、俗に言うところの死亡フラグの筆頭格でもある。
主な告白シーン
- 闘将ダイモス
- 告白シーンとしては、記憶喪失のエリカに一矢が「初めて会った時から~」と想いを伝えるシーンになるのだろうか。当時のスーパー系作品において、主人公とヒロインが告白によって明確な関係に進むことが皆無に等しかった中、いきなり愛をぶちまけてしまう彼の根性は立派。
- 聖戦士ダンバイン
- マーベルからショウに向けて。女性→男性のレアパターンで、原作でのロンドン防衛線直前「私が欲しいのは、ライクミーじゃないわ…ラブミーよ」の名言で告白。この戦いまでに憔悴しきっていた2人は次話で完全に立ち直っていたので、この告白を踏まえて2人は一線を超えたのかもしれない。
- 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
- 泣きながら立ち去るミンメイを追わず、輝は未沙に想いを告げる。そしてその直後、輝はミンメイに歌うことを頼むという建前で彼女を振った。恋愛路線まっしぐらの本作における最大の見せ場。ミンメイ派の方はぜひとも『スーパーロボット大戦α』をプレイされたし。
- 魔法騎士レイアース
- 原作が少女漫画のため、恋愛描写も非常に多い。原作とアニメ版では描写が異なっており、原作ではランティスが光に「ケッコンしたいヤツはいるか?」とプロポーズともとれる言葉を送るも光にはイマイチ通じていなかったが、アニメ版では光からランティスへ告白する。しかし、これが永久の別れとなった可能性もある。他にも海とアスコット/クレフ(アニメ版)、風とフェリオ、ザガートとエメロード/アルシオーネなど多数。
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- シローのアイナへの告白は、ガンダム系主人公には珍しく鮮烈の一言。「好きだ! アイナ!」と正にファイト一発な場面で叫んでみたり「俺は生きる…生きてアイナと添い遂げる!」「アイナーッ!! 聞こえてるんだろ!? アイナァァッ!!」など、ニュータイプな主人公達は決して口にしないであろう直球台詞の数々は、声優・檜山氏の熱血ボイスと見事にマッチしている。
- 機動新世紀ガンダムX
- 本編にてウィッツ・スーがトニヤ・マームに指輪を贈るシーンが該当。上記にある通り、普通なら死亡フラグとして扱われるはずが、見事に生還。それどころか花嫁を連れて帰郷という、ある意味男として最高の働きをやってのけた。
- 機動戦艦ナデシコ
- 最終話、アキトとユリカは全周囲放送で痴話喧嘩を大公開。さんざん揉めた後、最終的にはキスで丸く収まった。この時のユリカの「私はアキトが大好き!」という言葉は、意外なことにアキトへの初告白であった。
- 勇者王ガオガイガー
- 同じく最終話、凱がゾヌーダ化した命を奇跡の力で再生し、自身の生身の身体をも取り戻したシーン。感動の場面…のはずなのだが、二人とも全裸というシチュエーションがよくネタにされる。ちなみにラスボスに取り込まれたヒロインを一騎打ちで主人公が助け出すという点では後述のドモン・カッシュとそっくり。両者はスパロボでは長らく共演したことがなかったがこの度スーパーロボット大戦Tにてようやく共演。
尚、最終話には華の護への告白もあり、こちらはしごく正統派。 - ラーゼフォン
- 作品としては遙の綾人への想いが主題で、最終的には綾人もそれを受け入れ自身の想いを遙に伝える。が、告白シーンとしては浩子の綾人への告白の方が有名であろう。スパロボでの再現もほぼ完璧に近い。
- 天空のエスカフローネ
- 少女漫画とロボットアニメの融合がテーマというだけあり、告白シーンも実に重要な場面で用いられている。第1話、憧れの先輩・天野(SRW未登場)への告白の最中に異世界ガイアへ飛ばされたひとみは、そこで天野そっくりのアレンと出会い、物語が始まる。そして最終話、紆余曲折を経て想いを通わせたバァンとの永久の別れの瞬間、ガイアと彼への想いが永遠であることを告白し、物語は終幕するのである。
- 神魂合体ゴーダンナー!!
- 作品がいきなり結婚式から始まるのだが、擬態獣襲撃のためにゴオの告白はお流れに。その後のゴオと杏奈は夫婦なので告白も何も、という気もするが、杏奈が家出から帰ってゴオと合流した時の台詞の応酬は、ある意味告白以上に恥ずかしい。
- 超重神グラヴィオン Zwei
- DVD特典のサンドマンとアヤカの結婚式で花嫁のブーケをゲットした斗牙が結婚の意味を理解していなかったため、同性のエイジに「僕と結婚しよう!」とプロポーズする前代未聞の展開になった。当然、即座に琉菜とリィルに突っ込まれたが、当のエイジは「琉菜よりはマシ」とか言ってたりする。
- 機動戦士ガンダム00
- 1stシーズン最終話でグラハムが「この気持ち、まさしく愛だ!」とまさかのガンダムへの愛を告白する。当然刹那はドン引きしたが、さらに「愛を超越すればそれは憎しみとなる!」と続く。
特に恥ずかしい告白
前述の通り、告白はそもそも作品の山場で行われることが多く、ややオーバー気味な演出が為される傾向にあるが、中にはその演出が際立ち過ぎてファンの間でネタ化してしまっているレベルのものもある。スパロボ参戦作品における告白シーンの中では下記が代表例。
- 機動武闘伝Gガンダム
- 最終回にてデビルガンダムに取り込まれたレイン・ミカムラにドモン・カッシュが愛を叫ぶシーン。直後、ドモンの熱い告白で心を開いたレインは、ドモンと共にこれまた恥ずかしさ極まりない「石破ラブラブ天驚拳」を放つ。原作終了後の設定で参加するシリーズでは、この様子は他作品のキャラクターも知る所となっている事が多く、ドモンと部隊のメンバーの初顔合わせの際にドモンに対して「ああ、あの人ね・・・」という反応が寄せられる事が少なくない。
- オーバーマン キングゲイナー
- 原作第17話「ウソのない世界」にて、カシマル・バーレの乗る「心を読みとり、その心の内を周囲に放出する」オーバースキルを所持するプラネッタに対抗するため、ゲイナー・サンガがサラ・コダマに対して自らの愛の告白を長々と語る場面。Zではイベントで再現されたが、何とDVEどころかBGM扱いでカット不能という破格の扱い。なお、次に参戦したKではヤーパンの天井でのイベントに差し込まれており、地味。
- 交響詩篇エウレカセブン
- 最終回に主人公レントン・サーストンが月にでかでかとハートマークの中に自分の名前とヒロイン・エウレカの名前を刻んだシーン。Zではニルヴァーシュ type ZERO spec3のトドメ演出の度にこのシーンが挿入されるが、EDではただの演出でなく本当に実行されてしまったことが明らかに。果たして月の住人はこの事態をどう思っているのだろうか…。
- アクエリオンEVOL
- 元々アクエリオンシリーズはぶっ飛んだ演出が顕著だが、最終話におけるアマタのミコノへの告白も例に漏れていない。創聖合体によりミカゲの手からミコノを救出し、熱い告白をする。その瞬間アクエリオンEVOLは純白のアクエリオンLOVEへと姿を変え、祝福の涙で荒廃した二つの星を救うのだった…。ちなみに、この時の告白は宇宙規模とかなり凄い。第3次Zでも正史及びIFルートどちらでも再現される。
主な告白シーン(バンプレストオリジナル)
- 副主人公→主人公 (第4次スーパーロボット大戦)
- 火星での最終決戦前、副主人公から主人公への告白シーンが用意されている。主人公毎に異なるので全8パターン。特にイルム→リンの告白パターンは、リンの今で言うところのツンデレな態度や、そんな彼女に対するイルムの男前な告白台詞によってプレイヤーからの評価が非常に高く必見である。
- ただし恋愛ポイントが一定以上でないと、副主人公が告白を取りやめて終わってしまう。
- ロドニー→エリス (魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL)
- ルビッカに操られたエリスを解き放つため、ロドニーがド直球にエリスに告白。魔装機神はカップルが多い作品のはずだが、告白により結ばれる組は彼ら以外にほとんどいない、というのが意外。この辺り、恋愛に関してマサキが見せた分析はなかなか鋭いところを突いている。
- タスク→レオナ (スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION)
- EDにおいてレオナにプロポーズ混じりの告白をするが、実はネビーイーム突入寸前のも含めて二段階の告白である。なお、この際のレオナの返事は様々な裏切りと失望を見てきた彼女ならではの返事であり、タスクに釘を刺すようなものとなっている。レオナ本人は恋愛に関しては奥手な面(ツンデレな点)がある為、実は中々素直な気持ちを彼に伝えきれていないが、後にレオナのタスクへの想いがわずかに見られる。また、タスクにはレオナとの結婚願望がある事がシュテルン・ノイレジセイアと対決する際に発覚している。
- ブリット→クスハ (第3次スーパーロボット大戦α)
- α・OG勢でも告白を敢行するキャラクターはそう多くないのだが、ブリットは第3次αエンディングにおいてプロポーズという快挙を成し遂げる。α時代からの積み重ねあってのハッピーエンドであろう。また、「Record of ATX」においてはエアロゲイターに洗脳されたクスハに対してブリットが「クスハ、好きだあああ!!」と叫んで洗脳を解除してしまう。しかも「ドギャ」という強烈な効果音付き。この場面のクスハの表情の変化は必見。
- キョウスケ→エクセレン (スーパーロボット大戦IMPACT他)
- スパロボでも名物のカップルだが、IMPACT(COMPACT2)での登場時点では既に恋人同士のため、告白シーンはこれといってない。但し、エンディングにおいてキョウスケが文字通りの「殺し文句」をエクセレンにぶつける。これが効いたか、その後めでたく結婚したようである。
- アラド→ゼオラ (スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2)
- エンディングにおいて、ゼオラ「アラドが守りたかったものって何なの?」アラド「それは…」という、漫画的には王道パターンの告白でゼオラを撃沈する。ゼオラはアラドを引っ張っているようで、実は引っ張られているという関係を象徴する場面。ちなみにこのやり取り、二人が初参戦した第2次αでは「ツイン・バード」で行われている。
- カティア、テニア、メルア→統夜(スーパーロボット大戦J)
- 特定のサブパイロットとの出撃回数が一定数を超えていると、最終決戦前、鹵獲したラフトクランズで単身出撃しようとする統夜を止めるべく、決死の告白をする。結局、統夜の意思を尊重して、二人で出撃しようとするが、マオが止めに入る。ちなみに、この告白は仲間全員に聞かれていた。
- カルヴィナ→アル=ヴァン (スーパーロボット大戦J)
- パートナー候補が3人(実際にはパートナーにはならないものの、シャナ=ミアを入れれば4人)もいる統夜に比べ、カルヴィナの方は相手が一人なのでよりストレートな告白が聞ける。これまで心を無理矢理憎しみに染めていた反動からか、そのベタ惚れぶりは凄まじい。
- ハーケン→神夜 (無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ)
- 一見軽い男に見えるハーケンだが、終盤にかけては主人公らしく神夜にアプローチ。エンディングの告白シーンでは神夜からの消灯願いまで引き出した。ツァイトのブリッジでのシーンなので、まさかあんなことやこんなことにはなっていないとは思うが…。
- ネージュ→アレディ (無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ)
- 全ての戦いを終えて、旅の始まりの地である覇龍の塔の前でアレディに新たな任務を要請すると同時に、王族らしく彼に褒美を授ける事に。なお、褒美そのものが告白であり彼女の今作品での最大のデレ。前作の様に暗転するが、今作品ではエンディングの最後で褒美が何なのかが一枚絵で判明し、前作と違い意味深な終わりではない。
- セツコ→トビー (スーパーロボット大戦Z)
- 上述した「プラネッタとの戦闘→ゲイナーの告白」に巻き込まれる形で、図らずもトビーへの淡い想いがだだ漏れになり、なし崩し的に告白したことに。トビーは嬉しくも思うもはぐらかしてしまう上、それ以上の悲劇が彼女達を引き裂く。
- ヤンロン→エルシーネ(スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD)
- 「終末の黙示」にてヤンロンがエルシーネとの最後の別れの瞬間に自分の気持ちをエルシーネに伝えた。
- アユル→ジン (スーパーロボット大戦UX)
- UXとの最後の戦いを前に、「たとえ自分が死んだとしてもアユルを命の始まりに到達させてみせる」と決意を固めるジンに、アユルは「ジンを失って得る命なんていらない」と拒絶し、「ずっと一緒にいて欲しい」と懇願する。しかし、直後の戦闘で二人は…。
- ティール→フィリス (スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END)
- ヨーテンナイとの最終決戦直前に。このシーンをバラすか誤魔化すかでEDに変化が出るが……。
- 涼音→ヒビキ (第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇)
- 時獄篇ではあくまで戦場のパートナーとして描かれた2人だが天獄篇では関係に変化が生じてくる。Z-BLUEが15話で全滅寸前に追い込まれた際、単身犠牲になることを決意したヒビキに対して「私のために生きて!一人にしないで!」と発言した後は涼音の方が積極的になってくる。アムブリエルと人格統合後、Z-BLUEに復帰した直後に改めて告白するが、ヒビキの方は垣間見たスフィアの意味とその恐ろしさで一杯一杯であり、返事をするどころか考える余裕もなかった。