「R-1」の版間の差分
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前述の通りプラスパーツが存在していない機体。初出の『新』ではR-ウィング変形用のパーツをプラスパーツとして扱い、装着後に変形可能となる案が存在していたが、結局没となった。またPTキャリアに乗るという案もあり、これが[[ヒュッケバインMk-III]]用のAMガンナーの原型となっていて、R-1も合体可能という設定はその名残である。 | 前述の通りプラスパーツが存在していない機体。初出の『新』ではR-ウィング変形用のパーツをプラスパーツとして扱い、装着後に変形可能となる案が存在していたが、結局没となった。またPTキャリアに乗るという案もあり、これが[[ヒュッケバインMk-III]]用のAMガンナーの原型となっていて、R-1も合体可能という設定はその名残である。 | ||
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2013年4月20日 (土) 12:10時点における版
R-1(Real Personal Trooper Type-1)
- 登場作品:バンプレストオリジナル(超機大戦SRX)
- 分類
- 試作パーソナルトルーパー
- 可変型近接格闘戦用PT(新)
- 形式番号:R-1
- 全高:19.1 m
- 重量:50.2 t
- 動力
- 核融合エンジン(αシリーズ)
- 不明(OGシリーズ)
- 装甲:ゾル・オリハルコニウム
- 基本OS:TC-OS
- 補助MMI:T-LINKシステム
- 開発者:カーク・ハミル、ロバート・H・オオミヤ
- 製造:マオ・インダストリー社
- 所属
- 主なパイロット:リュウセイ・ダテ、マイ・コバヤシ
- メカニックデザイナー:カトキハジメ
地球連邦軍で開発された近距離・格闘戦用パーソナルトルーパー。「究極のロボットを開発する」というコンセプトのSRX計画の中で最も早く完成した機体である。前身はPTX-006ビルトラプターと、RTX-009ヒュッケバイン009。異星人の超技術・EOTが随所に採用された機体である。
飛行形態「R-ウイング」への変形機構を備え、高い機動性と汎用性を合わせ持った、Rシリーズでは最もバランスのとれた機体。戦場で敵に確実なダメージを与える為にビーム兵器は採用されておらず、ライフルや拳銃など実体弾兵器を使用する。モビルスーツとモビルファイターの特徴を兼ね備えるように設計されている為、強力な格闘戦用兵器を持つ。
単体でも優れた能力を発揮するが、本来の役割は試作汎用戦闘一撃必殺型パーソナルトルーパー『SRX』を構成する機体となることである。R-2とR-3にプラスパーツを装着した、R-2パワードとR-3パワードと合体することでSRXとなる。合体時にはR-1は頭部となる。なお、R-1にはプラスパーツは存在しない。このあたりの事情については後述の「話題まとめ」の項を参照。
『T-LINKシステム(念動力感知増幅装置)』と呼ばれる特殊システムを搭載し、パイロットの念動力によって『念動フィールド』と呼ばれる特殊な力場を発生させる。このフィールドは防御障壁として使い機体を護ったり、エネルギーを利用して攻撃に転用することが可能である。このシステムゆえに本機は念動力者が搭乗しなければ、その性能を最大限に引き出すことはできない。
またパイロットや機体が危機に陥ると発動し、搭乗者の念動力を限界以上に引き出す『ウラヌス・システム』も搭載されている。しかしこのシステムはパイロットの脳に重度の負荷を強いるため、最悪の場合パイロットが廃人状態になる危険性すら孕んでいる。SRXに合体した後もウラヌス・システムは機能する。
なお、パイロットのリュウセイ・ダテはスーパーロボットマニアであるため、本機がリアルロボットである事を知った時は落胆していた。しかし実際に搭乗してからは『自分の専用機』という事もあってか、凄まじい愛着を見せている。
R-1は単独でのポテンシャルの高さも評価され、同機を開発したマオ・インダストリー社は後に、本機をベースとした次期制式量産機とするための機体開発を開始。トライアル提出のための簡易量産型として、アルブレードが開発された。
企画段階での名称は「ヴァンクール」。合体メカとして統一性に欠ける、という理由でR-2の「ヴィクトル」R-3の「ガナドール」共々没となり、「ガンツァー●●」だの「ヴァリア●●」だの「ガウン●●」だのと言った名称が次々考案された結果、通りの良かった「RR-●●」を変化させて現在の名称に落ちついた。
登場作品と操縦者
いずれの作品でもリュウセイ・ダテ専用機である。ただし『リアルロボット戦線』では同作のオリジナル系パイロットが乗り換えることが可能で、第2次OGにてマイがリュウセイ不在の間R-1に乗り込んだ。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 地上編では参入が早く、宇宙編はほぼ中盤。宇宙編ではT-LINKナックルでゾロアットを叩き落してくれる。例によってSRXが登場すると、メインパイロット。魂を覚えるので終盤戦の要。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 比較的長い間運用することになる。性能は新スパロボと変わらない。分離状態や単騎で運用する可能性は皆無で、SRXへの合体が前提である。イベントでウラヌスシステムが発動した際に直前にアストラナガンの放ったインフィニティシリンダーのダメージが修復する。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- T-LINKナックルに空適応が付いた。サイバスターとの合体攻撃、アカシックブレイカーが追加。フル改造でPS版の天上天下一撃必殺砲を上回るほどの超絶攻撃力になるためますますSRXの立場がなくなる。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- リュウセイ編では合体イベントでSRXとなり、以後も合体可能。一方キョウスケ編では合体イベント時しかSRXにならず、R-1単機での運用が前提となる。合体攻撃の「R-フォーメーション」が追加された。R-ウィングの武器がビルトラプター(FM)に近くなり、ブーステッド・ライフルがマップ兵器から通常武装に変更されている。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 今回は早い段階でSRXが登場する。その為、SRXに合体していてもリュウセイの撃墜数を稼げるので、R-1で戦闘を行う事は稀。R-ウィングの武装が纏められた。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- ツインユニットシステムにより出番が増加。また、単機で戦闘するイベントも組まれているのだが、改造せずとも対処は可能。2.5版ではART-1が登場。
- スーパーロボット大戦 OG外伝
- 今回はART-1との合体攻撃あるが、そのイベントで強制出撃。その相手はガーリオン・カスタム“無明”とムラタ。改造したい気持ちに駆られるのだが、資金に余裕が無ければ強化パーツで補うだけでも充分対応できる。勿論、余裕があれば改造した方が楽。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 本作では合体攻撃のみで使用されるART-1の「T-Linkクラッシュソード」を実装。序盤はリュウセイ不在のため、マイが乗り込んでいる(リュウセイ用にT-LINKシステムが調整されていたのをパッチを当ててとりあえずマイが乗れる状態にしただけなのでSRXの合体は不可能)。なお、初回限定版の電撃スパロボSPの漫画ではAMガンナーと合体している場面がある(合体した姿については殆ど映っていない)。
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- 専ら空戦のリオンシリーズが相手となる為、空中戦を披露することが多くなった。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION
- 1巻では登場するものの、ほとんど戦闘する事なく出番終了。2巻でようやくまともに戦闘するものの、SRXも登場してしまい、いよいよ出番がなくなる…と思いきや、パーツの消耗の問題でSRXの合体が3巻では封印されるので結局R-1の方が出番は多い。
装備・機能
リアルロボット系の機体で、高い運動性を持つ。R-ウィングへの変形能力もあるため、移動力の面も不安はない。反面装甲やHPは低く、念動フィールドがあるとは言え被弾すると危険な状態に陥りやすい。ただし、リュウセイの底力を活かすためにわざと被弾する手もある。
武装・必殺武器
近接格闘武器から遠距離射撃武器まで過不足無く揃っている。中盤以降は単機ではやや火力不足となることが多いが、SRXに合体するか、合体攻撃でカバーできる。
OGシリーズでは換装武器を装備可能だが、R-ウィングへの変形時や、SRXへの合体時は使用できない。
R-1
- 頭部バルカン砲
- コールドメタルナイフ
- 小振りの実体剣で、基礎攻撃力は低い。しかしOGシリーズでは換装武器で、命中率・クリティカル補正・改造効率に優れた優良武器となっている。射程が1なのが唯一の難点。
- R-コンビネーション
- (おそらく出力を下げた)T-LINKナックルを連打。OG以降はオミット。
- G・リボルヴァー
- 拳銃型の実弾射撃武器。OGシリーズでは換装武器。OGS以後は、特殊弾の装填が可能。
- G・リボルヴァースロウ
- OVAで披露した攻撃。投げつけたリボルヴァーをブーステッド・ライフルで狙撃して爆破するという無茶なものだが、データに動きを依存するバルトールには確かに有効だった。ゲームに実装するなら着弾点指定型のMAP兵器だろうが、今度は換装武器を使い捨てにすることになりそうだが。
- 念動シュート
- αのみ。自機の周囲にG・リボルヴァーを乱射し、弾道を念でコントロールして命中させるマップ兵器。移動後使用可能な貴重なマップ兵器。R-1改ではオミットされた。
- ブーステッド・ライフル
- 実弾を発射するライフル。αではビームが発射されるマップ兵器。OGシリーズでは換装武器。OGS以後は、特殊弾の装填が可能。
- T-LINKナックル
- パイロットの念動力をリンクさせた機体の拳を敵機に叩き付け、吹き飛ばす。R-1とリュウセイを代表する武器で、合体攻撃の攻撃力ベース武器となることも多い。OG2(GBA)のみ連続攻撃対応。ちなみにフィールド発振器は肘。
- 天上天下念動破砕剣(てんじょうてんがねんどうはさいけん)
- R-1単機での最強技。パイロットの念動力を機体とリンクさせ、両拳のT-LINKナックルから非実体の刃を発生させて敵機へ投げつける。正式名称は「T-LINKソード」で、大げさな攻撃名はリュウセイが勝手に付けたものだが、正式名称の方もそれはそれで気に入っているらしく、そっちの方で叫ぶ事もある。マイが乗り込んだ際もしっかりリュウセイが付けた武器名で叫ぶ。
- T-LINKダブルナックル
- フォーメーションRの際に使用する両手を使ったT-LINKナックルの連続攻撃。ART-1との合体攻撃の正式名称でもあるのでややこしい。
R-ウィング
- 空対空ホーミングミサイル
- GBA版OG1でのみ装備。対空戦闘用の誘導ミサイル。
- 空対地ホーミングミサイル
- GBA版OG1でのみ装備。対地戦闘用の誘導ミサイル。
- 低空垂直爆弾
- GBA版OG1でのみ装備。敵機の頭上へ爆弾を投下し、爆撃する。射撃武器なのに射程が1でP武器と、格闘武器のような性能を持つ。対地武器なので、空中や宇宙の敵には殆ど無力。
- ホーミングミサイル
- OG2以後のOGシリーズ(OGSのOG1含む)で装備。対空・宙間戦闘で有効な追尾ミサイル。空対空・空対地の2種類のホーミングミサイルの性能を併合した形といえる。
- ブーステッド・ライフル
- αのみ。R-1と同じくマップ兵器。
- G・リボルヴァーキャノン
- R-ウイングの主力。射程が1~3のP兵器で気力も必要なく、使い勝手は良好。ただし、弾数はそれほど多くないので、撃ちすぎて弾切れにならないように注意。G・リボルヴァーを外しても使えるのは禁句。
- T-LINKクラッシュソード
- 第2次OGで披露した攻撃で、合体攻撃の〆に使用。単独武器としては未実装。ART-1の必殺武器データをフィードバックして実装された兵装で、リュウセイネーミングは当然の如く「天上天下念動破砕剣」。
合体攻撃
- フォーメーションR
- R-2パワード、R-3パワードとの合体攻撃。R-1の場合、T-LINKナックルがベース武器になる。OG1系列では射程が1~3の格闘武器なのに移動後使用不可という不親切な性能。
- アカシックブレイカー
- サイバスターとの合体技。アカシックバスターとT-LINKナックルとの連係攻撃。αforDCのみ使用。
- 天上天下念動連撃拳(てんじょうてんがねんどうれんげきけん)
- OG外伝で追加された、ART-1との合体攻撃。正式名称「T-LINKダブルナックル」だが、前述の通り「T-LINKダブルナックル」はフォーメーションRでR-1が使っている両手で連続で放つT-LINKナックルの名前でもある。ただし、このリュウセイネーミングの方は、命名してから一度も使われないという不遇の名前(恐らくマイに合わせて正式名称で通しているのかもしれないが、当のマイは破砕剣をしっかりリュウセイが付けた名前で叫んだりしている)。
特殊能力
ウラヌス・システムは設定上の危険性が高いためか、イベントでしか発動しない。
- 念動フィールド
- 一定値以下のダメージを無効化するバリア。作品により効果が異なる。パイロットに念動力が必要。
- 変形
- 戦闘機形態のR-ウィングへと変形する。合体前のみ変形可。
- 合体
- R-2パワード、R-3パワードと合体してSRXになる。ただし、作品によっては合体回数や合体持続ターン数に制限が課せられる場合がある。αでは更にR-GUNパワードとも合体可能だったが、こちらはOG2以降合体攻撃の演出に変更された。
移動タイプ
サイズ
- M
機体特性
- 念動
- OGS以後、OGシリーズで追加。
機体フル改造時のカスタムボーナス
- 「念動武器の攻撃力+200」
- GBA版OG2以後、OGシリーズで選択可能。R-1とR-ウィング共通のカスタムボーナスだが、該当する武器はR-1形態時しかない。EXハードモードでは貴重なダメージソースとなる。
機体BGM
- 「EVERYWHERE YOU GO」
- R-1及び、リュウセイ・ダテのメインテーマ。
- 「出撃R-1」
- リアルロボッツファイナルアタックにおけるR-1のテーマ。
対決・名場面など
- ミサイル狙撃指令
- ハガネの発進を阻止すべく、極東基地にDCがMAPWを撃ち込んでくる。直前に発進は完了したものの、ミサイルは対空防御をくぐり抜けてハガネへ接近する。それを撃墜すべくリュウセイは機体に乗り込むが、ここに来てシステムがダウン。刻一刻と時間がなくなる中、リュウセイの必死の叫びがT-LINKシステムを再起動させ、R-1が起動。イングラムのアドバイスを受け、ブーステッド・ライフルで見事にミサイルを撃ち落とすことに成功する。
- R-1対アルトアイゼン(リュウセイ編) / 銃と拳(キョウスケ編)
- OG1より。イングラム・プリスケンの思惑で組まれたATXチームとの模擬戦で、キョウスケ・ナンブの乗るアルトアイゼンと決着をつけるため、リュウセイのR-1は先んじてアルトにT-LINKナックルをぶち込み、大破寸前にまで追い込んだ。しかしまだ稼働していたアルトの切り札をまともに食らってしまい、R-1も撃墜寸前となる。模擬戦はそこで終了となり、勝負は引き分けに終わった。
関連機体
- R-2 / R-2パワード
- Rシリーズの2号機。高火力と重装甲を兼ね備えた遠距離砲戦用機体。SRXの動力源となるトロニウム・エンジンを搭載している。T-LINKシステムは搭載されていない。
- R-3 / R-3パワード
- Rシリーズの3号機。機動力と情報収集能力を重視した指揮官用機体。R-1同様T-LINKシステムを搭載している。
- SRX
- R-1、R-2パワード、R-3パワードが合体して誕生する決戦兵器。更に、R-GUNパワードをHTBキャノンとして使用可能。
- ビルトラプター
- R-ウィングへの変形機構は、同機での開発技術が活かされている。
- ヒュッケバイン(RTX-009)
- 同機の運用データが、R-1開発の上で参考にされた。
- ART-1
- SRX計画の後継である、「レイオス・プラン」のRXR計画で誕生した試作機。R-1の発展形。
- アルブレード
- R-1をベースとした簡易量産機。T-LINKシステムや変形機構がオミットされているが、基本的な機体性能はR-1と比較しても見劣りしない。
- アルブレード・カスタム
- アルブレードを改良した機体。
- エルシュナイデ(開発中)
- アルブレードの量産型。マオ・インダストリー社が、量産型ヒュッケバインMk-IIの次の制式量産機とするべく開発している。
- R-1改
- 未来の平行世界に存在するR-1の改良型だが、合体が不可能になっている。本来のSRX計画からは外れた存在。
- エルアインス
- 平行世界のシャドウミラー側の世界で制式採用された、向こう側におけるR-1の量産機。こちら側のエルシュナイデが、まだ開発にこぎ着けていない段階で持ち込まれた。
商品情報
話題まとめ
前述の通りプラスパーツが存在していない機体。初出の『新』ではR-ウィング変形用のパーツをプラスパーツとして扱い、装着後に変形可能となる案が存在していたが、結局没となった。またPTキャリアに乗るという案もあり、これがヒュッケバインMk-III用のAMガンナーの原型となっていて、R-1も合体可能という設定はその名残である。
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