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2021年11月27日 (土) 23:22時点における版
シュロウガ | |
---|---|
外国語表記 | SHULAWGA[1] |
登場作品 | |
デザイン | 大張正己 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Z |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 因果律干渉制御システム → スフィア搭載機 |
全高 | 30.3 m |
重量 | 53.1 t |
動力 | 第1種永久機関ノヴァ・ジェハード |
補助動力 | スフィア「夢見る双魚」(後「知りたがる山羊」「尽きぬ水瓶」「偽りの黒羊」が追加) |
エネルギー | 知的生命体の負念及びスフィアの精神エネルギー |
主なパイロット |
|
シュロウガは『スーパーロボット大戦Z』の登場メカ。
概要
アサキム・ドーウィンが駆る漆黒の人型機動兵器。スフィアの一つ「夢見る双魚」を搭載したスフィア搭載機。
驚異的なスピードや高速形態への変形機構、武装の構成、そして魔術的な必殺技のグラフィックなど、多くの点で風の魔装機神サイバスターとの類似性が指摘されている。
巡航形態への変形プロセスはサイバスターと似ているようで異なり[2]、基本的に移動時にこの形態をとることはなく、「レイ・バスター」使用時に一時変形するのみ。ちなみに通常時は「黒神形態」、巡航時は「黒鳥形態」と呼称される。
大時空震動に先駆け、宇宙世紀世界と荒廃世界に出現。この段階で既に「知りたがる山羊」を奪取しており、UCWにおいてはカイメラの協力者となったアサキムのもと、ZEUTHとの戦いを繰り広げた。最終的には軌道エレベーターにおいて、ZEUTHの擁する「悲しみの乙女」「傷だらけの獅子」のスフィアを狙い、セツコ・ランドと激突するも力及ばず敗北、爆散した。
しかし、ADWにおけるカラミティ・バースの発生に伴いそちらに引きずられ、復活と同時にリモネシア跡に転移。ZEXISに属する「揺れる天秤」のクロウ、新帝国インペリウムに属する「偽りの黒羊」のアイムを狙って再びの戦いに身を投じる。その中においても真相は明かされず、数々の謎を孕みつつ多元世界を駆け抜けたが、最後はクロウ達の活躍によってアサキム諸共火星のZONEに封印された。
そして天獄戦争序盤、クロノに属していたツィーネ・エスピオにより、サイデリアルのリアクターを牽制すべく封印から解放され、天の獄を巡る戦いへと飛び立つことになった。
正体
その正体は別の世界で生み出された、因果律を操るための人型機動兵器。 「アカシックレコード制御システム」を搭載しており、「至高神ソル」と同種の機能をそなえている。ロボット大図鑑の解説によると、スフィアを取り込み、シュロウガ・シンへ変貌することでシステムが本来の力をほぼ取り戻しているとの記述があり、変貌前では力を発揮できていなかった。元々は現在の悪魔じみた姿でなく、幾多の破界と再世を経て受け継がれる知的生命体の情報=負念のうち、特別な因子を持った者の思念・記憶・霊力を吸収・変換することで少しずつ変貌を遂げていった。
シュロウガは因果律制御システムであると同時に、マン・マシン・インターフェースを備えた人型機動兵器でもある。しかし、戦死したのか機体を放棄したのか、ともかく何らかの理由でパイロットは姿を消しており、惑星エス・テランに流れ着いた時には誰も乗っていなかった。そのため、乗り手を求めたシュロウガは、パイロットの代用品としてアサキム・ドーウィンを作り出した(本来のパイロットを模倣したものかは不明)。 その後、怒りのドクトリンによってシステムの一部を解析され無限輪廻を組み込まれたシュロウガは、アカシックレコードシステムを応用し、因果律をゆがめることによって並行世界の同一存在が重なって存在し続けている。 それにより、消失・復活する度にアサキム・ドーウィンを何度も生み出していた。
原型機について
最後まで判明しなかった元々の姿についてだが、意図的に持たされていることが明らかなサイバスターとの類似性や、「アカシックレコードに触れて因果律を操る」というシステムの存在が、「サイバスター、あるいはその並行した同一存在」という推察を補強している。 仮にそのものでないにしても、シュロウガが何がしかの形でサイバスターと関連を持っていることはほぼ確実視されている。
一方でサイバスターの要素が外見からはほぼ消えたシュロウガ・シンが「本来の機能を取り戻した状態」であること、ノーマルの状態でも見られた人型の顔、青い基本フレーム部分、武装が外装に集約されていることなどから、サイバスターとは違う姿だったのではないか、という説も根強い。 シンの方の設定によれば、シュロウガが知的生命体の思念や霊子を吸収して変貌を続ける中「人型機動兵器である」という根幹の部分が一切変化しなかったのは、シュロウガの原型となったマシン、あるいは生成時に参考にされたマシンの特性が大きく関与しているとされる。 この「原型」または「参考となったマシン」については、(確証はないとされた上で)姿が変化する原因となった負念や邪霊、悪霊、怨霊の類をエネルギーに変換する能力に謎を解くカギがあるという。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品にして、本作のライバル機。ランド編では搭乗者のアサキムが味方とも敵とも付かない行動を取るため、味方機としても敵機としても相対することになる。最終面では条件を満たせば味方機として使用可能になるが、スポット参戦ゆえに改造などはできないため、あまり無理はさせないほうがいい。逆にセツコ編では完全に敵機としての登場。機体性能に全く隙がなく、常に後方に陣取るので倒すのは一苦労。逆に味方の時は頼もしい限り。なお、ボス格にしては装甲・HPともに低い部類。射程が5しかないため、アウトレンジ攻撃は簡単。地味にバリア貫通武器がなかったりする。その分攻撃力は高く、敵でこれを上回るのはカオス・レムレースとセツコ編のガンレオンのみ。
- 撃墜モーションでは〆に鳥の断末魔のような音声が入る。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- アナザーサイド レコード最終話「黒の意志」とチャレンジバトル・EX-HARD「MISSION6」で敵として登場。TRI武器としてラスター・エッジ(連射)が追加されている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 第23話「新世界の幕開け」で登場。今回のシュロウガはトラジック・ジェノサイダー、ランブリング・ディスキャリバーやレイ・バスターは使用不可(要するに必殺技が軒並み使用不可能)。その代わり、凶悪なマップ兵器「エンブラス・ジ・インフェルノ」の射程が拡張され、より強力な武装に変貌している。スポット参戦時はてかげん、直撃を適時併用してまとめて次元獣のHPを削ってしまおう。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 第16話「次元の心央」で顔見せした後、第35話「昨日への決別」/「明日へのあがき」でスポット参戦。今回は必殺技が解禁されるが、スポット参戦時はレイ・バスターのみ使用不能。敵としては終盤にゼロレクイエムルートなら1度、黒の騎士団ルートなら2度登場する。
初登場作のZから見違えるほどパワーアップしており、ランブリング・ディスキャリバーの射程が5になり、トラジック・ジェノサイダーは射程が1伸び、さらに必殺技にバリア貫通が追加された。その代り、トラジック・ジェノサイダーとエンブラス・ジ・インフェルノからP属性が消滅し、移動攻撃能力は下がっている。 - 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- クィーンに呼び起こされアサキム共々復活。基本的に敵だが、何度かスポット参戦してくる。第15話ではNPCだが援軍が来るまでは何度でも復活する。ちなみにDトレーダーの「オートディフェンサー」の解放条件は「味方機のHPが20%以下に減少する(撃墜含む)」だが、実は味方NPCにも適用されるので、ここでシュロウガが一回でも撃墜されれば次のトレーダーで解禁される。放って置けばアン・アーレスとぶつかって撃墜されるので、味方を強化しすぎた場合はここで狙おう。トラジック・ジェノサイダー以下の必殺技が軒並み外された上、今回はもっとトンデモな敵がごろごろいるため、敵としても味方としても力不足。ディスキャリバーの戦闘アニメに何気に新規カットが追加されている。
- アサキムとの最終決戦となる第60話では雑魚敵として大量に出現する。
装備・機能
武装・必殺武器
サイバスターをオマージュした武装がほとんどだが、グランゾンの要素も含まれている。
武装
- ラスター・エッジ
- 「邪眼の光」。額のクリスタルから光線を放つ。牽制用の武器として運用出来る。『ZSPD』ではトライチャージ版と専用の台詞が追加されたが、本編で使う機会はない。オマージュ元のサイバスターには存在しない唯一の武装。あえて似ている機体を上げるなら、グランゾンのグランビームが近いか。この武装のお陰で継戦能力・中遠距離戦はサイバスターよりも格段に強くなっている。
- ディスキャリバー
- 正確には「魔王剣・ディスキャリバー」。相手を両断する。腕を媒体に魔力を解放し、ランブリング・ディスキャリバーやレイ・バスターなど強力な技を発動させる役目も補っている。語感も含めて、サイバスターの「魔法剣・ディスカッター」に似ている。ちなみに戦闘デモは、旧『LOE』のギオラストの技「だるま落とし」とほとんど同じ。
- 『天獄篇』では斬りかかる前にブーストを吹かして旋回するモーションが追加されている。
- エンブラス・ジ・インフェルノ
- 「獄炎の抱擁」。機体から黒い炎を広範囲に放射する。自機中心型・移動後攻撃可能なマップ兵器。
- サイバスターのMAPW「サイフラッシュ」、およびゼルヴォイドのMAPW「ヴォイドリグレッション」に似ているが、敵専用武装のお約束として燃費・威力はサイバスターのものより大幅に良くなっている。ちなみに『Z』最終話「俺の未来、お前の未来」で参戦した際はレイ・バスターとこれが追加されるが、一番の標的になるだろう抗体コーラリアンはジ・エーデルに潰されている。正直味方時は無駄な武装で、続編でその真価を発揮。その『第2次Z』では射程が拡張されたが、隣接1マス目が死角になった。囲まれると逃げられないので、位置取りに注意。さらに『再世篇』ではP属性が消滅し、『天獄篇』では僅か4発の弾数制に変更され更なる弱体化。見た目の感じはイズラフェールの「デスフォッグプリズム」に似る。
- 余談だが、「抱擁」を意味するembraceの正しい発音は「エンブレイス」である。
- トラジック・ジェノサイダー
- 誘導兵器で、サイバスターだと「コスモノヴァ」の発射口に当たる部分から数基の「黒き獄鳥」を飛ばして相手に直接ダメージを与える全体攻撃。サイバスターの誘導兵器「ハイファミリア」と、グランゾンの対全方位兵装「ワームスマッシャー」の特徴を併せ持つ。ただ、エネルギー場に覆われている上シルエットがはっきりせず、本当に兵器かどうかは不明。フィニッシュデモでは1体がスピンしながら突っ込んでトドメを刺す。
技
- ランブリング・ディスキャリバー
- ディスキャリバーを用いて高速で相手を切り刻み、その軌跡で魔法陣を描き、爆裂させる。
- サイバスターの必殺技「ディスカッター・乱舞の太刀」に似ている技。スポット参戦時の最強武装。魔法陣の構成物質はこの手の技お決まりの残像や噴射炎の類ではなくシュロウガの血液(?)で、よく見るとディスキャリバー召喚時に手のひらに傷をつけているのがわかる。
- 魔法陣の形状は「巨大な二重円の内側の円に載る形で8つの小円が重なりながら並んでいる」というもの。中央部は辺が曲線になった八角形で、その中には向きの違う正方形がふたつ重なり、中央にはやはり円がある。なお、この魔法陣は「レイ・バスター」における変形時にも使用される。
- ちなみに「ランブリング」とは「轟き」という意味。恐らく「乱舞の太刀」から音だけ引っ張ったと思われる。
- レイ・バスター
- 空間に魔法陣を描き、そこに突撃して機体を鳥型の高速巡航モードに変形(転神。この時、魔法陣が中央から押し出されるように伸び、機体に纏われる)、相手に突貫して虚数空間に引きずり込んで破壊する全体攻撃(トドメ演出では空間から人型形態に戻ったシュロウガが飛び出す)。サイバスターの「アカシックバスター」のオマージュにあたる必殺攻撃。
- なお、この技の演出時にアサキムの過去と思しき映像が映し出される(天獄篇で明かされた正体からすると「シュロウガが宇宙の死と再生の中で取り込んだ、特別な因子を持つ者の思念や記憶」の一部と思われる)。ちなみに表示される映像は次の通り。
- 「左脚を損傷した状態で攻撃を放つグランゾン(ポーズからすると恐らく「ディストリオンブレイク」か「試作型縮退砲」。なぜか手の部分がブレるように4つ描かれているほか、脚部がノーマルともネオとも一致しない)」
- 「攻撃らしき光を受け、右腕を失って吹き飛ぶ本家サイバスター(と思われる。逆光のように全身が真っ黒)」
- 「ディスカッターらしき剣を持ったサイバスターらしき機体(手前)がこれまたサイバスターらしき(奥側)と鍔迫り合いをする場面」(両機が何であるかは議論が続いている。詳細は余談を参照)
- 「機動兵器らしき影の前で佇むマントの人影」
- 右へ行くに連れてシルエットが崩れている。左端にはガンレオンらしき影、その隣の影はイーゲルに似ている
- 「中世の街らしき場所で光を背に佇むコートを着た男(鎧状の部分からしてアサキム本人と思われる」
- 「白と黒でデザインが同じ服を着て不敵に笑む二人の女性」
- の順であり、それにかぶさるように「アサキムの後ろ姿と、その影に浮かび上がる、コートの男らしきマサキと同じ服を着た鋭い目つきの瞳のない男(なお、髪の分け方も同じ)」がカットインしている。ラ・ギアスもしくはア・ゼルスとの関わりを思わせる映像だが、シュロウガはどこかのループで魔装機神の世界と遭遇していたのだろうか?
- 武装名にある「レイ」は同系統の武器(アカシックバスターやアストラルイナー)を考えるとおそらくレイライン(日本における龍脈に似た概念)を差していると思われる(実際、第3次Zに関係性は示されていないものの、「レイライン」という単語は使われている)。
- カットイン画像のうち、ディテールがはっきりしているものはこちら。「グランゾンに敗れたサイバスターとその末路」ではないかと言われている。
特殊機能
- ノヴァ・ジェハード
- シュロウガの動力源。心臓部にあるクリスタル状の装置。知的生命体の負念を力に変換する機能を備えている。アサキムが取り込んだ4つのスフィアを制御する装置でもある。サイバスターに搭載されたイミテイション・リチュオルコンバーターと機能が同じである。ジェハードとはイスラームの「聖戦」を意味する。「ジハード」と言えばわかりやすいだろう。
- マリス・ディテクター
- 頭部にある緑色のクリスタル状の物体。知的生命体の負念を感知するための装置。搭乗者の精神状態によって機能が大きく左右する。
- アカシックレコード制御システム
- アカシックレコードにアクセスし、制御する装置。この装置が至高神ソルと異種同質の力を秘めている為、アドヴェントからはシュロウガが別世界の至高神であると言われていた。本編では怒りのドクトリンが装置の一部を解析し、無限輪廻を組み込み、アサキムは「知りたがる山羊」のスフィアとこの装置でアカシックレコードに触れ、宇宙全ての知を手に入れたと語っていた。
特殊能力
- 剣装備
- ディスキャリバーで切り払いを発動する。ただし、見る機会は敵味方含めほぼない。シン化した後は取り回しが悪くなったのか切り払えなくなる。
- HP回復(中~大)
- 無限輪廻によって機体が再生する。
- EN回復(中~大)
- この能力のお陰でエンブラス・ジ・インフェルノが猛威を振るう。『第2次Z破界篇』ではスポット参戦だが、味方機の中で唯一EN回復(大)を所持している。
- 対精神攻撃
- 戦闘不能・能力半減・気力低下・SP低下を無効。ただし、『Z』では味方にこれが使える機体はスポット参戦のニルヴァーシュ type the ENDしかいないのでほぼ無意味。
- 『再世篇』ではスポット参戦のアクシオ・スコートSP・VRマキシマIIしかいない上、戦えないので敵対時には完全に死に能力。本領発揮はスポット参戦時であり、『第2次Z』では次元獣ブルダモンの攻撃による気力低下を気にする必要がなくなる。
移動タイプ
サイズ
- M
- 実は意外に避けない。
名台詞
- 「希望を忘れるな、呪われし放浪者よ。旅の終わりは近い」
- 『第3次Z天獄篇』マクロス・クォータールートとドラゴンズハイヴルートの19話、宗介救出ルートの20話においてアサキムに語りかけた謎の声。この正体は不明だが、状況からしてシュロウガ自身の意志と考える他ないだろう。
- アサキム「いや、正確には僕じゃない。僕を生み出した何かは、君たちの存在を愛した」
「限りある命を燃やし、懸命に生きる者達…。その何者にも屈しない闘志は無限の自由」
「それは愛おしく…そして、愛すべきものだ」 - 『天獄篇』第60話にてアサキムが言うシュロウガ自身の意思。シュロウガ≒サイバスターの関係性を踏まえれば、幾多の並行世界においてサイバスターがZEXISと同一の存在と共に戦ったことを踏まえている。
対決
- 対バルゴラ
- 「悲しみの乙女」を目覚めさせるべく、3号機・2号機を次々に屠る。
- 対バルゴラ・グローリー
- 覚醒した「悲しみの乙女」を手中にすべく牙を剥くも、完全覚醒したスフィア・リアクターには及ばず、またしても並行世界の放浪者となる。
- 対ガンレオン
- しがらみも因縁も超えた、正真正銘の真っ向勝負。しかし咆哮する「傷だらけの獅子」との対決に決着が付くことはなかった。
- 対カオス・レムレース
- 時空修復を阻むジ・エーデルに挑む「傷だらけの獅子」との共闘。真理に踏み込んだ狂人と真理に囚われた放浪者が、それぞれの理由のもとにぶつかり合う。
- 対アリエティス
- 直接対決は2度。共にディスキャリバーを使用。1回目は撃ち損じたが、2回目では操者ごと両断し「偽りの黒羊」を手にしたかと思われた。
関連人物・機体
- シュロウガ・シン
- 『天獄篇』で登場したシュロウガの新たなる姿。
- 怒りのドクトリン
- エス・テランに流れ着いたシュロウガを解析し、無限輪廻のシステムを組み込んだ張本人。
- 至高神ソル
- 生み出された世界においては、カオス・コスモスにおけるこの人造神に相当する存在。
- サイバスター
- オマージュ元の魔装機神。大元の姿ではないかと予想されているが真相は語られずじまい(OGとの兼ね合いを考えれば、仮にそうであってもZシリーズでは語れるはずもないが)に終わった。
余談
- 元々は、『第2次スーパーロボット大戦』において「魔装機神サイバスター」「武装機甲士グランゾン」に次ぐ第3のオリジナル作品として設定された「次元烈風 狩狼哉(じげんれっぷう しゅろうや)」である。しかし最終的にオリジナル作品として採用に至ったのはサイバスターであり、グランゾンも同作内のライバルメカニックとして採用。
- 狩狼哉は3案の中で唯一不採用となっていたが、シュロウガのモチーフとして用いられる形で17年ぶりの復活採用となった。ちなみに寺田プロデューサーの発言によると、これら3案の名前とロボット設定を一番初めに作ったのはバンプレストが依頼した外部の企画会社であってウィンキーソフトではない(サイバスターやグランゾンのより詳細な設定、メカデザイン、キャラクター、そして彼らが活躍できる舞台であるラ・ギアスやDCの設定などを作ったのはウィンキーソフトではあるが)。
- 狩狼哉は「次元を超える能力があり、サイバスターとグランゾンとの対決を止められる唯一の存在」といった設定の機体であり、次元を渡り歩く能力などはシュロウガの設定に活かされたものと思われる。また、サイバスターなどのラングラン製の風の魔装機、グランゾンやレイブレードの要素も入れ込む形でデザインされており、類似した武装や性質が見られる。
- 大張氏曰く「シュロウガは変形するので、立体化を意識してデザインした」とのこと。顔面部はマスクに覆われており、下には人型の顔がある。背後から見ると機体のフレームの部分はグランカイザーと同じ紫に近い青で、また脚部や胴体部、腕部のフレームはいわゆる「バリメカ」の特徴を多く持っている。そのため、素の状態だと、基本的には勇者シリーズの機体に近い人間型の外見をしており、その上から黒い外装を被せたような状態だと思われる。
- 「サイバスターが変化したものではないか」という予測が随所で立てられているが、「レイ・バスター」の戦闘デモからして『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』ではなく『真・魔装機神 PANZER WARFARE』の方に関係しているのではないか、という見方もある。
- もし前身がサイバスターであったとして、その場合「守護精霊のサイフィスはどうなったのか」という疑問もあったが、魔装機神シリーズ最終章にて「アストラル界の消滅に伴い、全ての魔装機は精霊契約のない機械兵器になった」ため、この疑問は一応解決したことになる。
- さらに、『OGMD』に登場したサイバスターは、レイブレードのリチュオル・コンバーターの模造品を組み込んで動いており、長く戦いすぎるとサイバスターの存在やマサキのプラーナに負の方向性が与えられるというリスクを背負っている。この事からも「同一存在」説を唱える論は根強い。
- もし前身がサイバスターであったとして、その場合「守護精霊のサイフィスはどうなったのか」という疑問もあったが、魔装機神シリーズ最終章にて「アストラル界の消滅に伴い、全ての魔装機は精霊契約のない機械兵器になった」ため、この疑問は一応解決したことになる。
- 一方でアサキムとシュロウガの専用BGMである「BLACK STRANGER」は英国語訳で「赤の他人」であり、この意味と各種の類似点で「マサキではない」「サイバスターではない」という関係性の否定が見て取れることから、「サイバスターやグランゾンと関わった別の何かであり、そのものではない」という説も出ている。
商品情報
脚注
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