イヴォルバー

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イヴォルバー
登場作品

バンプレストオリジナル

声優 塩屋浩三
初登場SRW スーパーロボット大戦Y
SRWでの分類 パイロット
ラストボス
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プロフィール
別名 怨の一族
怨族
種族 怨念
意思集合体
所属 怨の一族
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イヴォルバーは『スーパーロボット大戦Y』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

1万2000年前、地球上に超文明を築いた古代人の怨念にして、その怨念が一つに統合された意思集合体。イザナの持つ冷徹な別人格の正体であり、『Y』の物語における黒幕・元凶とも言える存在。無数の怨念の集合体のため、一人称として「我々」という言葉を用いる。

妖魔帝国ミケーネ帝国ムー帝国など同時期に存在した他文明からは「怨の一族」と呼ばれており、ウルガルの伝承にも「怨族」の名で伝わっている。地球に残されたプロトカルチャーの遺産の一部を手にした事で高度な文明を築いていた他、(プロトカルチャーか、彼ら自身の技術か不明だが)生物の進化を促す力を持っていたらしく、その特徴から八神テツロウは「進化を促す者」という意味合いを込めて「イヴォルバー」と名付けている。

他文明への侵攻を意欲的に行い勢力図を拡大する攻撃性・危険性を併せ持ち、やがては地球から遠く離れた外宇宙に進出し、自分達の支配下に治める「銀河制覇計画」を企んでいた。しかし、突如として「荒ぶる神」ゴジラが出現した結果、地球が大きな天変地異に見舞われ、イヴォルバーも呆気なく滅亡。ゴジラによる危機が去った後、彼らの文明の痕跡として僅かな古代遺跡だけが遺された。

しかし、イヴォルバーは肉体を失ってもなお意思が怨念と化し、更に怨念から精神エネルギーであるヴィルを生み出し地球上に残留。また文明滅亡前、現生地球人の祖先に怨の一族の遺伝子である「イヴォル因子」を密かに植え付けており、因子が目覚めた地球人類を銀河制覇の駒として利用するための下準備を整えていた。

やがてイヴォル因子によって最初の超人類として覚醒したイザナに目を付け、彼女の肉体に憑依。更に重慶の遺跡でイザナが14年の時を経て目覚めると、彼女の肉体と意識を乗っ取る形で現代に蘇った。以降は銀河制覇計画を再開し、手始めにイザナのクローンであるエチカに自分達の軍門に下るように迫る。

目的[編集 | ソースを編集]

上述したようにイヴォルバーの最終目的は、イヴォル因子を持つ地球人類に戦闘による進化を促して自身の駒とし、銀河そのものを自らの支配下に治める「銀河制覇計画」である。

この計画が実行された場合の未来世界は、戦闘的進化を遂げた地球人類の末裔が外宇宙に進出し、ゲッターエンペラー率いるゲッター艦隊を中心に、知的生命体のいる他星へ侵略・虐殺行為を平然と行う地獄のような光景が広がっており、これに対しラー・ヴァルやアンドロメダ流国などの勢力が抵抗している状況となっている。ゲッターエンペラーとイヴォルバーにとって、互いの行動が双方の利益となっているためかエンペラーがイヴォルバーの行動に支障を出すような様子は特になく、イヴォルバーもエンペラーが誕生する未来に便乗する形で地球人類を戦闘的進化へ導こうとしている。

なお、この過程で「イヴォル因子が希薄、または生まれつき因子を持たない人間」や異星種族であるゼントラーディはイヴォルバーにとって不要な存在のため、ヴィルを使い彼らを地球圏から出ていくよう仕向けている。

ラー・ヴァルが現代へ突然転移したのは、この計画を実行する上で必要な「地球人の進化の起爆剤」として未来のヴィルによって送り込まれたためで、地球人とラー・ヴァルの戦いは全てイヴォルバーの意思で仕組まれていたものである。なお、地球人がラー・ヴァルに敗北した場合は代わりにラー・ヴァルを銀河制覇計画の駒にする事も算段に入れており、最初から勝利した側を自分達の後継者として利用しようと目論んでいた。

二つの選択肢[編集 | ソースを編集]

『Y』の物語はエチカがイザナと対話を行うか、拒絶するかで終盤のCHAPTER 07の展開(残存敵勢力との決着順、最終話のラストボス)が大きく変わり、拒絶ルートではイヴォルバーと直接対決する事になる。

対話ルート[編集 | ソースを編集]

エチカが対話を求めた事で、Yzネクストは闘争による進化に値しないと判断。ラー・ヴァルベルムの呼びかけに応じ、ラー・ヴァルと行動を共にする。

こちらのルートではイザナに憑依こそしているが、後述の拒絶ルートほど目立った行動を見せず、ヴィル・デバイスを装着したヴァルベルムによってイザナの身体から引き剥がされ、ヴァルベルムの身体に封じられる。

終盤、Yzネクストとの最終決戦でヴァルベルムが敗れ、イヴォルバーはヴァルベルムの身体から抜け出そうとするも、ヴァルベルムに完全に動きを封じられていたため脱出は叶わず、最期はギガン・エンディーノスの爆散と共に消滅する末路を辿った。

拒絶ルート[編集 | ソースを編集]

こちらのルートではエチカがイザナを拒絶した事で、Yzネクストに闘争による進化を齎し、銀河制覇計画の駒として利用しようと目論む。ヴァルベルムからの呼びかけも拒み、レー・システィスを密かに従え、独自の行動に出る。

終盤、太平洋上のイヴォルバー遺跡に現れたYzネクストに無数のステーラ・コクエンを差し向け迎え撃つが、ここでイザナの身体に憑依している事をエチカに見抜かれる。しかし、システィスの中に眠っていたイヴォル因子とヴィルの力によって4体の怨獣ミドロや最終兵器であるイザナノオロチを生み出し、Yzネクストを追い込んでいく。

戦いの最中、Yzネクストをさらなる窮地に陥れるためヴィルをイザナノオロチに集中させ出力を数倍に跳ね上げようとするが、エーアデントの住人や革命戦争で散った人々の想いも集まり、結果イヴォルバーの意思が抑え込まれイザナノオロチも出力が低下。イザナの意識もYzネクストの呼びかけにより目覚めかけたため、力ずくで肉体の支配権を奪い、最後の死闘を繰り広げる。

激しい戦いの末にイザナノオロチがYzネクストに撃墜され、悪足掻きとして逃走を図るが、イザナがイヴォルバーを道連れに命を絶つ覚悟をしたため動揺が生じ、その隙を逃さなかった主人公によりイザナを救出される。その拍子にイヴォルバーもイザナの肉体から引き剥がされ、凄まじい断末魔を上げながらイザナノオロチの爆散と共に消滅した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。イザナ拒絶ルートにおけるラスボス(対話ルートでのラスボスはラー・ヴァルベルム)。演者である塩屋浩三氏の声は強いエフェクトがかかっている。
最終決戦で敵対する際のグラフィックは、イヴォルバーに身体を乗っ取られたイザナの姿となっており、4体の怨獣ミドロを撃破した後のイベントを経て、イザナノオロチのパイロットがイザナからイヴォルバーに変化する。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

全体的に高い能力値を持ち、下記の特殊スキルやエースボーナスが合わさる事で攻守共にほぼ隙がなく、難易度が高い本作のラスボスに相応しい相手。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

Y
直感鉄壁威圧直撃期待
威圧は自分達以外の種に対して、期待は地球人の戦闘的進化を対するものと思われる。

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

Y
真・超人類、3回行動底力L9、気力+ボーナス、気力限界突破L3、プレッシャーL4
豹変前のイザナ同様、真・超人類を所持しているため、気力150以上で発揮される最大効果時には全ての能力値が60も増加される。加えて3回行動やエースボーナス効果により4回行動を行うため、非常に厄介かつ危険な相手。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

自軍フェイズ開始時、精神コマンド「覚醒」がかかる。
『Y』で採用。この効果と3回行動を合わせる事で4回行動を可能としている。

人間関係[編集 | ソースを編集]

イザナ
イヴォルバーが誕生を待ち望んだ、最初の超人類。両親を失った彼女を心の闇につけ込み、器として身体を乗っ取る。
エチカ・Y・フランバーネット
彼女にイザナの身体に憑依している事を見抜かれ、イザナノオロチの力が弱まった際には煽りの言葉を向けられる。
月ノ輪クロス月ノ輪フォルテ
拒絶ルートでの最終決戦で敗れた際、彼or彼女の手によりイザナの身体から引き剥がされる。
八神テツロウ
イヴォルバーの命名者。怨の一族の遺跡や技術を研究材料として散々利用されたため、イザナの超能力で精神を崩壊させた。
ラー・ヴァルベルム
銀河制覇の駒として、彼の率いるラー・ヴァル人と地球人類のどちらが相応しいか秤にかけていた。
対話ルートではヴィル・デバイスを装着した彼によってイザナの身体から引き離され、引導を渡される事となった。
レー・システィス
イザナに憑依していた際、イヴォル因子を宿していた彼女を下僕として従える。

版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ゴジラ
1万2000年前、自分達の文明を滅ぼした仇敵。身を以てその恐ろしさを味わっているためか、下手な干渉や攻撃は行わなかった。
妖魔帝国ミケーネ帝国
1万2000年前に敵対していた他文明。ヴィルを用いて彼らの眠りを妨げていた上、彼らの本来の力を抑え込んでいた(事実、地球上のヴィルが減った際には冥帝連合の強さが増していた)。
ムー帝国キャンベル星人の先遣隊
彼らから調査対象とされており、その危険性を認知される。特にキャンベル星人はイヴォル因子を持つ地球人を滅ぼすべく、強硬手段として地球侵攻を開始したほど。
プロトカルチャー
彼らが地球に残していた遺産の一部を手に入れた事で、超文明を築き上げた。
ゼントラーディ
イヴォルバーにとってはイヴォル因子を持たない邪魔な存在のため、ヴィルの力で地球圏から追い出している。
ジャコバ・アオン
イヴォルバーの生み出したヴィルを感じ取っていたため、彼女からは地上に争いを広めようとする意思の正体として存在を察知されていた。
ウルガル
彼らには「怨族」という伝承として存在が伝わっていた。
ジェットジャガー
ゴジラを倒した彼に興味を示す。
ゲッターエンペラー
地球人類に進化を齎すという共通点を持ち、双方の行動が互いの利益になるため半ば不可侵の立場を通している。イヴォルバーもエンペラーと共に歩む事に肯定的。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

イザナノオロチ
ヴィルの力で生み出した機動兵器。Yzネクストとの最終決戦で、イザナの肉体を乗っ取って操縦する。
怨獣ミドロ
1万2000年前から運用している兵器。
ステーラ・コクエン
ステーラ・フォルスを基に生み出した兵器。

版権作品との関連機体[編集 | ソースを編集]

デビルガンダム
『Y』におけるデビルガンダムの暴走は、イヴォルバーの操っていたヴィルの影響によるもの。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ヴィル
八神テツロウの発見した精神エネルギーだが、正体は怨の一族のマイナス思念(怨念)そのもの。通常は地上や宇宙など、地球圏全体を漂っている。
イヴォル因子
怨の一族が、自分達の後継者として選んだ地球人類に組み込んだ因子。これを持つ者に闘争による戦闘的進化を促す事で、外宇宙侵略の尖兵に仕立て上げる。
極稀だがシスティスのようにラー・ヴァルにもイヴォル因子を持つ者がおり、実はラー・ヴァル人が地球人類の因子を引き継いだ種族である事実を物語っている。
また、ギルバート・デュランダルデスティニープランは、地球人類のイヴォル因子を解読することが目的だったのではないかと推察されている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • イヴォルバーの最終目的である銀河制覇計画は、『T』のラストボスであるダイマ・ゴードウィンの目論んだ「銀河統一計画」の内容に(方法は違えど)近いものとなっている。