マクロス7

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  • 1994年10月2日 ~ 1995年9月24日(MBS・TBS系) 全49話+TV未放映分3話。
  • 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦D(2003年)

概要

マクロスシリーズの一作であり、第1作『超時空要塞マクロス』より35年後の西暦2045年を舞台とした作品。後日談のOVAに『マクロスダイナマイト7』がある。

主人公熱気バサラはバルキリーには乗り込むものの、戦場では戦わずにただ歌を歌うだけというかなり異色の作品に見えるが、本作は第1作で描かれたテーマを突き詰めた作品といえる。

主人公二人に普段の声優とは別の歌パート専門の歌手を配したりなど、初代マクロスよりさらに『』を重点に置いた作品であり、劇中歌を集めたCDは当時のオリコンにもランクインするほどの人気であった。

ちなみに当作品の14年後の世界を舞台としている『マクロスF(フロンティア)』の世界(余談だが、2008年製作なので現実の世界でも14年経過している)でも、バサラ達のバンドFIRE BOMBERは伝説的バンドとして依然高い人気を誇っており、彼らの歌が流れるシーンがある。キャラクター設定でも、トップアイドルのシェリル・ノームがバサラの決め台詞を取り入れていたり、オズマ・リーがFIRE BOMBERの筋金入りのファンとして設定されている。2012年には両作品がクロスした『マクロスFB7 オレノウタヲキケ!』が公開された。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

FIRE BOMBER

熱気バサラ
主人公。ファイヤーボンバーのギター&ヴォーカル。ロボットアニメの主人公なのにまともに戦う描写が全くない珍しいキャラクター。
スパロボでもその部分は反映されており、プロトデビルン以外にはダメージが与えられない。その代わりにで味方の能力を底上げなどが可能。第2次Z再世篇ではダメージを与えられる相手にバジュラ次元獣が追加されている。
ミレーヌ・フレア・ジーナス
ヒロイン。ベース&サブヴォーカルを担当。14歳ですでに自立しているが子供っぽい言動も目立つ女の子。
バサラからは「子供」、ガムリンからは「大人の女性」として扱われることが多いが、ミレーヌ自身は物語中ずっと両方の側面を持ったままである。そのせいか三角関係もずっと維持されたまま物語は進んでいく。
スパロボではバサラを少し弱くしたステータスで登場することが多いが、バサラと同じくで部隊を支える縁の下の力持ちである。第2次Z再世篇などパイロット登録されない作品の場合、バサラの武装(歌)の一部として登場することもある。
レイ・ラブロック
ファイヤーボンバーのリーダーで、キーボードと編曲を担当。バサラとミレーヌの良き理解者で、バンドの父親的存在。
スパロボでは一切の武装がなく、修理・補給装置だけ装備していることが多い。またバサラやミレーヌの合体攻撃にはなくてはならない存在である。
ビヒーダ・フィーズ
ドラム担当。マイクローン化した純ゼントラーディ人。とても寡黙で劇中でも会話シーンは数えるほどしかないが、持ち歩いているドラムスティックのリズムで若干のコミュニケーションが取れる。巨人時代、ストリートファイトに明け暮れる虚しさを感じていたとき、バサラの歌と出会いファイヤーボンバーに加入した。
スパロボではレイのサブパイロットを務め、精神コマンドで仲間を支援する。

関係者

グババ
普段ミレーヌの髪の中に隠れている「ギャララシ(銀河毛長ネズミ)」という宇宙生物。ミレーヌが5歳のとき父親のマックスからプレゼントされる。
スパロボでは、Dのようにミレーヌのサブパイロットとして精神コマンドが設定されていることもあれば、第3次αのように設定されないこともある。
北条アキコ
ファイヤーボンバーのプロデューサー。ファイヤーボンバーの可能性を見い出し、プロモーションを引き受ける。過去にレイの親友でもある婚約者ステファンを失っており、レイとは因縁浅からぬ関係。

統合軍関係者

ガムリン木崎
マクロス7船団所属の統合軍精鋭部隊「ダイアモンドフォース」のパイロット。最初は勝手に戦場に出てきて歌うバサラに否定的だが、次第に意気投合していき、バサラの最大の理解者となっていく姿はマクロス7の魅力の1つ。ミリアが設定したミレーヌの見合い相手でもあり、マクロス恒例の三角関係を彩る1人。
主人公ではないが、スパロボでは「」や「」など強力な精神コマンドを習得することが多く、能力も高いためほぼ主人公格のような扱いであることが多い。
ドッカー
陽気な性格のダイアモンドフォースの一員。調子に乗りやすく、そのことが原因で一時戦線離脱する。戦線離脱後はフィジカが代役を務める。
スパロボでは原作通り一時的に離脱するイベント再現が多いが、代役のフィジカが登場する場合としない場合がある。
金竜
スキンヘッドにタトゥーを入れたいかつい顔のダイアモンドフォース隊長。ブリッジクルーである美穂とサリー両方と付き合っている疑惑があり、マクロス7の裏三角関係を形作っている。が、そのことについて美保とサリーがケンカしている描写は一切なく、むしろ仲がいいことが見て取れるため二人とも了承した上での関係と思われる。
スパロボでは原作通りの戦死イベントがあったりなかったり扱われ方は様々である。
フィジカ・S・ファルクラム
気弱な性格のダイアモンドフォースの一員。ドッカー戦線離脱後の代役を務める。妻子持ちであるが、そのことによるある描写が劇中屈指のとても辛いものになっている。
スパロボではドッカーの処遇に関わらず参戦したりしなかったりする。
マクシミリアン・ジーナス
第37次超長距離移民船団マクロス7船団長にして攻撃宇宙空母バトル7の艦長。ミリアの夫であり、ミレーヌの父親でもある。
スパロボでも最初はバトル7の艦長として登場するが、物語途中でミリアとともに通常パイロットとしてコンバートされる作品が多い。
エキセドル・フォルモ
バトル7の参謀としてマックスを補佐する純ゼントラーディ人。マイクローン化する者が多い中、「脳の記憶容量が落ちるような気がする」という考えから巨人のままである。そのためバトル7のブリッジで顔だけ出して作戦に参加している。
スパロボではその膨大な知識を生かして物語に関わるほか、サブパイロットとして精神コマンドでマックスを補佐する。また、マックスがバルキリーパイロットにコンバートした際は、代わりにバトル7のメインパイロットとなることもある。
美保美穂
バトル7のブリッジオペレーターにして精神コマンド要員その1。艦長席から見て右側の席に座り、主にバトロイド管制を担当する。性格は明朗快活、やや童顔な顔つきだがサリーよりも年上の23歳。身長156cm、スリーサイズはB83・W60・H85。サリーと共に艦長席の方をよく向いてしまうため、マックスから「モニターから目を離すな」と注意されるのが1つのお約束だった。サリーとはプライベートでも連絡を取り合うほど仲がいい。
サリー・セイント・フォード
バトル7のブリッジオペレーターにして精神コマンド要員その2。艦長席から見て左側の席に座り、主に艦内管制・情報分析を担当する。美穂とは対照的に落ち着いた性格で、口もとのほくろがセクシーな21歳。身長170cm、スリーサイズはB86・W56・H82。美穂とはプライベートでも連絡を取り合うほど仲がいい。
ガジェット・M・千葉
統合軍所属のバトル7軍医にしてサウンドフォースのアドバイザー。リン・ミンメイの熱狂的ファンでそのことがきっかけで歌エネルギーを研究し始め、後に「サウンドエナジー理論」を完成。歌の力を使った様々な兵器を開発していく。分野は違うが歌のこととなるとバサラと同じくらい情熱の人。

民間人

ミリア・ファリーナ・ジーナス
マクロス7船団副艦長にしてシティ7の市長。マックスの妻であり、ミレーヌの母親でもある。かつてのメルトランディ(ゼントラーディ)軍のエースだが、現在は娘に過干渉気味な教育ママ。ミレーヌとガムリンのお見合いの席を設置した張本人であり、死期を勘違いしたときにはそのガムリンを美保美穂とお見合いさせたりやや暴走する面もある。
スパロボでは最初はシティ7市長として物語に絡むが、物語途中でマックスとともに通常パイロットとして登録されることが多い。
花束の少女
ファイヤーボンバー、特に熱気バサラの大ファン。その他の名前等のプロフィールは一切不明。行く先々でバサラに花束を渡そうとしてことごとく失敗するが、ゲペルニッチとの最終決戦前についに花束を渡すことに成功する。この花束は最終決戦における演出上、ある役目を担う。
元々セリフのないキャラクターなのでスパロボ登場シーンもわずかだが、この少女のものと思われる「ファンの花束」という強化パーツが存在するシリーズもある。

プロトデビルンバロータ軍

シビル
ギギル
ガビル / ガビグラ
グラビル
バルゴ
ゾムド
ゴラム
イワーノ・ゲペルニッチ
バロータ兵
バンパイア

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

バルキリー

以下のバルキリーはファイター、ガウォーク、バトロイドの3形態に変形可能な場合(Dなど)と、ファイター、バトロイドの2形態に変形可能な場合(第3次αなど)がある。

サウンドフォース

VF-19改 ファイアーバルキリー
VF-19改 ファイアーバルキリーSBサウンドブースター装着形態・変形なし)
VF-11MAXL改
VF-11MAXL改SB(サウンドブースター装着形態・変形なし)
VF-17T改 ナイトメア
VF-17T改 ナイトメアSB(サウンドブースター装着形態・変形なし)

ダイヤモンドフォース

VF-17D ナイトメア
VF-17S ナイトメア

エメラルドフォース

VF-19F エクスカリバー
VF-19S エクスカリバー

その他

VF-1J バルキリー (ミリア用)
超時空要塞マクロス』に登場したミリア用VF-1 バルキリーと同一のもの。
VF-22S シュツルムボーゲルII
マックス機とミリア機が登場。
VF-11C
主力量産機。『マクロスプラス』にも登場。
VF-11CFA サンダーボルト(変形なし)

マクロス7船団

バトル7 (空母型)
バトル7 (強攻型)変形する。

他にはシティ7と、シティ7バトル7の結合形態がユニットアイコンのみ登場している。

バロータ軍戦闘機

Fz-109A エルガーゾルン
Fz-109F エルガーゾルン
FBz-99G ザウバーゲラン
Az-109A パンツァーゾルン
Az-130A パンツァーゾルン

バロータ軍戦艦

バロータ軍標準戦列戦艦
バロータ軍大型戦艦
ギギル艦
ゲペルニッチ艦

プロトデビルン

シビル
グラビル
ガビグラ
バルゴ
ゾムド
ゴラム
ゲペルニッチ

用語

マクロス7船団
FIRE BOMBER
サウンドフォース
ダイヤモンドフォース
エメラルドフォース
第3次αで機体のみ登場。
サウンドエナジーシステム
スピリチア
アニマスピリチア
プロトデビルン
本作に登場する謎の敵勢力。その正体は異次元から現れた高位エネルギー生命体が、プロトカルチャーの生体兵器エビルに憑依した存在。7人存在し、人間が持つ精神エネルギー"スピリチア"を収集すべく攻撃を仕掛けてきた。『D』ではペルフェクティオと同質、同格の存在としてその姿を見せる。
バロータ軍
バロータ戦役
スピリチアファーム
惑星ラクス
オペレーション・スターゲイザー
リン・ミンメイ物語

楽曲

オープニングテーマ
「SEVENTH MOON」
歌:FIRE BOMBER、作詞:K.INOJO、作曲・編曲:河内淳貴
マクロスプラス』でも取り入れられたCG作成されたシテイ7から見下ろすシーンは迫力満点である。
『D』『第3次α』『再世篇』『時獄篇』で採用。
エンディングテーマ
「MY FRIENDS」(35話まで)
歌:FIRE BOMBER、作詞:M.MEG、作曲:川野美紀、編曲:河内淳貴
『D』『第3次α』『再世篇』『時獄篇』で採用。
「…だけど ベイビー!!」(36話から48話まで)
歌・作詞:チエ・カジウラ、作曲・編曲:大田要
挿入歌
「PLANET DANCE」
『D』『第3次α』『再世篇』『時獄篇』で採用。
「突撃ラブハート」
最終話のみの、アコースティック・バージョンがある。
『D』『第3次α』『再世篇』『時獄篇』で採用。
「HOLY LONELY RIGHT」
『D』『第3次α』で採用。
「POWER TO THE DREAM」
『D』『第3次α』で採用。
「TRY AGAIN」
『D』『第3次α』『再世篇』『時獄篇』で採用。

登場作と扱われ方

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初代『マクロス』勢と共演。時系列の矛盾を回避するために、マックスとミリアが参加した移民船団の周囲のみ時間の流れが速く進んだ、という設定になっている。αシリーズには本作のみの参戦である割に、αシリーズ全体の根幹を成すポジションを与えられており、かなり優遇されている。『D』ではかなり強力だった歌システムについては、能力上昇が一面ごとに一回しか受け付けなくなるなどの緩和が行われたものの、彼らを起点とすることで無限行動コンボが可能であり、バランスブレイカーぶりは相変わらずである。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
後日談である『マクロスダイナマイト7』と共に参戦。主人公バサラと主役機「VF-19改」は本作名義である。『第3次α』では初代マクロスと共演したが、本作では『マクロスF』との、さらには超時空シリーズの『超時空世紀オーガス』との初共演となる。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
初参戦作品で、シナリオ的には原作がほぼ忠実に再現されている。「システムを有効に活かしたかった」という寺田Pの肝入り作品でもあり、主役のサウンドフォースは従来のユニットとは全く異なる運用方法(簡潔に言えば、歌によるドーピング効果)となっている。
しかも歌によるドーピングの能力上限は999までとなっているため、時間をかければ恐ろしく味方を強く出来てしまう(そこまでせずとも、回避を100も上げれば大概の敵の攻撃は当たらない)。強いて上げれば歌エネルギーの回復方法が毎ターン回復の5しか無いことがネックだが、それでもバランスブレイカーという側面が強い。

各話リスト

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 スピーカーポッド 第3次α
第2話 スピリチアレベル
第3話 ファイアースクランブル
第4話 バンパイアソルジャー
第5話 スピリットギャル
第6話 ファーストコンタクト
第7話 サマーアクシデント
第8話 バージンボンバー
第9話 エンジェルナイト
第10話 ディープバラード
第11話 ミンメイビデオ
第12話 スピリチアファーム
第13話 フォールドアウト
第14話 戦う女市長ミリア
第15話 乙女のジェラシー
第16話 戦場のオルゴール
第17話 プリティデビル
第18話 おちていく小悪魔
第19話 命がけのデート
第20話 レディースの誘惑
第21話 あぶないKISS
第22話 熱き炎の男たち
第23話 サウンドフォース
第24話 メリーゴーランド
第25話 深夜のデュエット
第26話 惑星ラクスの死闘
第27話 七色の歌エナジー
第28話 サウンド新兵器
第29話 パパ、ママ愛再び
第30話 三角関係の公式
第31話 熱愛スキャンダル
第32話 ジャミングバーズ
第33話 裏切りと少女の涙
第34話 ギギルが歌った日
第35話 ふたりだけの夜
第36話 男たちの熱歌 ED変更
第37話 宇宙遺跡のナゾ?
第38話 禁断惑星のシビル
第39話 帰ってきたバサラ
第40話 星を越える想い
第41話 ミレーヌ大好き!
第42話 決死の捕獲大作戦
第43話 それぞれの別れ
第44話 悪夢の突入作戦
第45話 野望の第4惑星
第46話 ガムリンの反乱
第47話 バサラ死す 第3次α
第48話 ミレーヌ涙の熱唱 第3次α
第49話 銀河に響く歌声 ED変更 第3次α
第50話 オンステージ TV未放映
エピソード
第51話 どっちが好きなの?
第52話 最強女の艦隊

主要スタッフ

制作
ビッグウエスト(プロデュース)
ヒーロー、葦プロダクション(アニメーション制作)
監督
アミノテツロー(現:アミノテツロ)
シリーズ構成
富田祐弘
キャラクターデザイン
美樹本晴彦
ミソノハジメ
メカニックデザイン
河森正治
音楽
なし(「歌」を前面に推しだした演出方針の一環として、本作ではいわゆる劇伴音楽が設けられていない)

商品情報