「アインスト」の版間の差分

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アインストの大本となっているのは、身体を持たない「純粋思念体」とでも呼ぶべき存在であり、かつて[[地球]]に生命の種子を蒔き、生命を生み出した全ての源である。
 
アインストの大本となっているのは、身体を持たない「純粋思念体」とでも呼ぶべき存在であり、かつて[[地球]]に生命の種子を蒔き、生命を生み出した全ての源である。
  
生命体の創出後、思念体は生命体の成長を監視することを目的とし、その動向を見守り続けてきた。しかし長い時の中でその目的は徐々に狂いを生ずるようになり、更に、撒いた種より生まれた生命体『人間』が無意味な争いを際限なく続ける様を目の当たりにしたことで、思念体は彼らを生命体として不適切な存在であると判断。人間を滅ぼし、自ら自我と肉体を有する新たな生命たらんと行動するようになった。<br />
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生命体の創出後、思念体は生命体の成長を監視することを目的とし、その動向を見守り続けてきた。しかし長い時の中でその目的は徐々に狂いを生ずるようになり、更に、撒いた種より生まれた生命体『人間』が無意味な争いを際限なく続ける様を目の当たりにしたことで、思念体は彼らを生命体として不適切な存在であると判断。人間を滅ぼし、自ら自我と肉体を有する新たな生命たらんと行動するようになった。
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アインストは12000年前にもこの活動を起こしており、地球はかつて一度アインストレジセイアが送り込まれている。この際に人類は[[ムー帝国|ムー大陸]]の沈没と引き換えに、アインストを撃退している。その際に地球の被害をそれだけで食い止められたのは、[[ライディーン]]の活躍による事がアルフィミィによって明かされている。
 
アインストは12000年前にもこの活動を起こしており、地球はかつて一度アインストレジセイアが送り込まれている。この際に人類は[[ムー帝国|ムー大陸]]の沈没と引き換えに、アインストを撃退している。その際に地球の被害をそれだけで食い止められたのは、[[ライディーン]]の活躍による事がアルフィミィによって明かされている。
  
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== 生命体としての特徴 ==
 
== 生命体としての特徴 ==
アインストは、個体の種類別にピラミッドのような階級体系が構築されており、下位種は上位種の意のままに働く。その頂点に立つのは[[ノイ・レジセイア]]と呼ばれるアインストの『監督官』であり、彼の直下に指揮官としての役割を担う[[アインストレジセイア]]が複数存在、更にそれ以下の下級アインストはいわば働き蜂として、彼らの目的に沿った行動を取る(尚、アインストレジセイア級の種にはある程度自律意志もあるようで、『[[無限のフロンティア]]』に登場するアインストは、[[エンドレス・フロンティア]]に流れ着いた[[アインストレジセイア]]の意志により生み出されたものであった)。<br />
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アインストは、個体の種類別にピラミッドのような階級体系が構築されており、下位種は上位種の意のままに働く。その頂点に立つのは[[ノイ・レジセイア]]と呼ばれるアインストの『監督官』であり、彼の直下に指揮官としての役割を担う[[アインストレジセイア]]が複数存在、更にそれ以下の下級アインストはいわば働き蜂として、彼らの目的に沿った行動を取る(尚、アインストレジセイア級の種にはある程度自律意志もあるようで、『[[無限のフロンティア]]』に登場するアインストは、[[エンドレス・フロンティア]]に流れ着いた[[アインストレジセイア]]の意志により生み出されたものであった)。
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このような特徴ゆえか下位種の意志は希薄であり、言葉によって普通の人間と意志疎通が可能となるのは、アインストレジセイア以上の上位種か、彼らが生みだした人間タイプのアインストに限られる。
 
このような特徴ゆえか下位種の意志は希薄であり、言葉によって普通の人間と意志疎通が可能となるのは、アインストレジセイア以上の上位種か、彼らが生みだした人間タイプのアインストに限られる。
  

2016年3月18日 (金) 16:37時点における版

アインスト(Einst)

スーパーロボット大戦COMPACT2』や『スーパーロボット大戦IMPACT』に登場した謎の生命体の総称。アインストシリーズとも呼ばれる。名前はドイツ語で『かつて』『過去』『昔』と言った意味合いを持つ。

概要

COMPACT / IMPACT

アインストの大本となっているのは、身体を持たない「純粋思念体」とでも呼ぶべき存在であり、かつて地球に生命の種子を蒔き、生命を生み出した全ての源である。

生命体の創出後、思念体は生命体の成長を監視することを目的とし、その動向を見守り続けてきた。しかし長い時の中でその目的は徐々に狂いを生ずるようになり、更に、撒いた種より生まれた生命体『人間』が無意味な争いを際限なく続ける様を目の当たりにしたことで、思念体は彼らを生命体として不適切な存在であると判断。人間を滅ぼし、自ら自我と肉体を有する新たな生命たらんと行動するようになった。

アインストは12000年前にもこの活動を起こしており、地球はかつて一度アインストレジセイアが送り込まれている。この際に人類はムー大陸の沈没と引き換えに、アインストを撃退している。その際に地球の被害をそれだけで食い止められたのは、ライディーンの活躍による事がアルフィミィによって明かされている。

通常は『アインスト空間』と呼ばれる静寂の空間におり、こちらの世界には転移によって現れる(尚その際には、熱源反応を一切伴わずに出現するため、事前感知は不可能に近い)。最終的にはこの静寂空間を現在の我々の世界に上書きし、世界そのものごとリセットを行うことを目論んでいたようである。

OGシリーズ

OGシリーズでは、「もう一つの異なるルーツの生命」が地球に干渉しためた生じた危険な力や混沌を見かねて、始まりの地である地球から不純物を取り除くためにエクセレンを参考に新たなる人間を自分で創造しようとしたが、それが失敗に終わったと判断したために新しい宇宙で1から新たな生命を創ろうとした。何者がアインストを作ったのかは触れられず、「人類を監視する」という任務を誰が与えたのか、というエクセレンの問いには沈黙で応えている。アルフィミィの創造が失敗に終わった件にしても、強大な力を持ちながら男女の違いに気が付かず、エクセレンだけを調べたことが理由ではないかと推測されている。ただし、この問題に関しては他にも理由があるかのような描写であり、今後その原因が明らかになる展開もあり得る。

生命体としての特徴

アインストは、個体の種類別にピラミッドのような階級体系が構築されており、下位種は上位種の意のままに働く。その頂点に立つのはノイ・レジセイアと呼ばれるアインストの『監督官』であり、彼の直下に指揮官としての役割を担うアインストレジセイアが複数存在、更にそれ以下の下級アインストはいわば働き蜂として、彼らの目的に沿った行動を取る(尚、アインストレジセイア級の種にはある程度自律意志もあるようで、『無限のフロンティア』に登場するアインストは、エンドレス・フロンティアに流れ着いたアインストレジセイアの意志により生み出されたものであった)。

このような特徴ゆえか下位種の意志は希薄であり、言葉によって普通の人間と意志疎通が可能となるのは、アインストレジセイア以上の上位種か、彼らが生みだした人間タイプのアインストに限られる。

身体の特徴は種によって様々だが、全てに共通しているのは、通常の科学(地球のみならず、エアロゲイターなど地球外のものも含まれる)によっては理解不能な、一種の「アインスト物質」とでも呼ぶべき謎の物質によって組成されている点、またその物質の特性故に強い再生能力を有する点、及び全ての個体に赤い宝玉が存在する点である。この赤い宝玉は各個体の中枢機関となっており、この宝玉を打ち砕かれるとアインストは物理的に完全に消滅する。また最上位個体が破壊された場合、それよりも下位のアインストも全て消滅する。ただしいずれについても、何らかの理由で「アインストでなくなった」存在の場合はその限りではない。 またマシンセルはアインストの構成物質に似た特性を持つ。そのためアルフィミィがノイ・レジセイア顕現のための依り代の素材としてマシンセルを用いている。

なお、赤い宝玉及びアインストの構成材質はその特徴と無限のフロンティアやアニメ版での描写からミルトカイル石である可能性が極めて濃厚だが、公式のアナウンスがないため断定は不可能である。

アインストの能力

前述の再生能力の他、アインストには通常の生命体の理解を超えた特殊能力が複数備わっている。

精神支配

アインストは、通常の人間はおろか、念動力者や予知能力者ですら感じ取ることが不可能な謎の波動を発し、生物や機動兵器を乗っ取って制御下に置くことが可能。支配力が強まるとそれらもアインストと化す。一定以上の強い意志を持つ相手は支配することができないが、より上位の種が干渉を行うことで制御が可能になる場合もある。

また、キョウスケ・ナンブエクセレン・ブロウニングは過去にシャトル事故でアインストと接触した経験から、無意識のうちに彼らの思念を言葉として聴き取ることができる。 さらにジ・インスペクターでは、生命体をアインスト化させる霧を散布する能力が存在することが判明した。RoATXにおいてこの霧らしきものはアインストの宇宙に侵蝕された空間内の大気そのものが侵食され変質した結果、霧の様に見えているだけらしいと推測されている(実際、それを説明しているコマ内で空間が侵蝕された岩場に咲いていた花が変貌している)。

生命体(複製)の創出

アインストは「対象物を理解するため」「新たな生命を生み出す参考とするため」など様々な理由でコピーを作成することがあるが、本道作品のスパロボシリーズと無限のフロンティアではその力に違いがある。前者では不完全な紛い物にしかならないが、後者の場合はオリジナルの外見や能力の完全コピーはおろか、それ以上の能力を付与することすら可能である。ただし人物の感情に関しては、どちらもアインストの大元となる存在の意志をなぞっており、希薄である。またアインスト・アルフィミィのように、自己の存在に疑念を持ち、最終的に自我を確立したケースもある。

登場作品

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
スーパーロボット大戦IMPACT

OGシリーズ

スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2
IMPACTの展開をなぞる形で登場。本作でも敵だが、アルフィミィの独断による行動が見られる。
スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS
GBA版と基本的に同じ。
スーパーロボット大戦OG外伝
アインストを人為的に変化させたイェッツトが初登場。
無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
他作品と違い、等身大サイズのアインストがメインとして登場。本作のアインストは、クロスゲートから力を得ている設定。
第2次スーパーロボット大戦OG
名前のみ登場。南極にも出現していた事が判明(『D』におけるインベーダーの役割であったと思われる)。それ以前に発生した南極事件とあわせ、ジョッシュが機動兵器に乗るきっかけとなった。

主なアインスト

アインストクノッヘン
動物の骨のようなもので組成されたアインスト。
アインストグリート
植物のようなもので組成されたアインスト。
アインストゲミュート
鎧状のフォルムを持つアインスト。ただし中は空洞。
アインストアイゼン
アインスト・アルフィミィキョウスケ・ナンブを知るために、『器』であるアルトアイゼンに似せて造ったアインスト。本来はキョウスケごとコピーする予定だったが、魂が宿ることはなかった。
アインストレジセイア
強大な力を持つ超大型のアインスト。当初はアインストの親玉と見られていたが、実際は多数が生み出されており、ノイ・レジセイアの手駒に過ぎなかった。
エンドレス・フロンティアにも生み出された個体が漂着しているが、こちらは長い年月を経て既に身動きできなくなっている。しかし、強大な力は依然として残っている。
ペルゼイン・リヒカイト
アインスト・アルフィミィが操る機動兵器。アルフィミィはペルゼインの中で生まれ、そこから外に出ることができない。出ようとすればアルフィミィの存在が消滅する。OGシリーズでは、後にアルフィミィと共にアインストの影響下から切り離された。しかし、その後のある事件で消滅している。
ノイ・レジセイア
アインストを統括する者であり、監視者。自ら意思を持つ。OGsではユニットとしては登場しなくなった。
シュテルン・ノイレジセイア
ノイ・レジセイアが探していた『鍵』であるホワイトスター(ネビーイーム)と融合し、変貌した姿。

等身大サイズのアインスト

無限のフロンティア』に登場。

アインストクノッヘンタイプ
アインストクノッヘンに酷似したフォルムを持つタイプ。
登録名 体色 初代 EXCEED 備考
アインストシェーデル 原色 シックナーゲルが2体を同時攻撃する特殊技になっている。
アインストファウスト 黒・赤   シックナーゲルの攻撃対象が3体に増えた。
アインストタンテ    
アインストアスト    
アインストグリートタイプ
アインストグリートに酷似したフォルムを持つタイプ。
登録名 体色 初代 EXCEED 備考
アインストムント 原色 ハイストレーネは使わない。
アインストナーゼ 黒・赤   ハイストレーネが2体を同時攻撃する特殊技になっている。
アインストネッフェ    
アインストクノスペ 原色    
アインストゲミュートタイプ
アインストゲミュートに酷似したフォルムを持つタイプ。
登録名 体色 初代 EXCEED 備考
アインストデンケン 原色 重量級扱いになっており、コンボを繋ぎづらい。
特殊技は持たないが、登場時期に比して攻撃力や耐久力は高い。
アインストラウネン 黒・赤   非常に攻撃力が高く、コンボを全段喰らうとHP満タンから即死させられることさえある。
更に、3体を同時攻撃する特殊技キューンファオストを持つ。
アインストニヒテ    
アインストシュタム    
アインストヘルツタイプ
無限のフロンティアで新登場したタイプ。白装束を纏った浮遊霊のようなフォルムが特徴。
登録名 体色 初代 EXCEED 備考
アインストヘルツ 原色
(白・赤)
2体を同時攻撃する特殊技ハイスブリッツを持つ。
アインストヘルツォーク 黒・赤   ハイスブリッツの攻撃対象が3体に増えた。
アインストフェッター    
アインストブルーメ    
アインストオンケルタイプ
無限のフロンティアEXCEEDで新登場したタイプ。胴体から生えた長い尾で立ちあがっているようなフォルム。
登録名 体色 初代 EXCEED 備考
アインストオンケル    
アインストゴルト 黄金    
機動兵器の複製
名称 備考
アインストアークゲイン アークゲインのコピー。
アインストファントム ファントム(ゲシュペンスト)のコピー。本物と違い自己修復機能がある。
アインストナハト ナハト無限のフロンティア版)のコピー。
アインストアーベント アーベントのコピー。
エンドレス・フロンティアのアインストの総元締め
名称 備考
ヴァールシャイン・リヒカイト エンドレス・フロンティアに落着したアインストレジセイアが生みだした、
自身の分身とも言うべき等身大のアインスト。
ヴェーゼント・リヒカイト 10年戦争当時に組成された、ヴァールシャイン・リヒカイトの同型異種。

アインストの影響を受けた機動兵器

ライン・ヴァイスリッター
ヴァイスリッターが、アインストの力によって変貌した機体。後にアインストの影響下から切り離されたが、作品や展開によって元のヴァイスリッターに戻ることもあれば、ライン・ヴァイスリッターのまま戻らないことも。
ソウルゲイン
瀕死だったアルフィミィがペルゼイン・リヒカイトごと再生するためにこの機体の再生能力に目をつけ、融合(再生終了後に分離)。その結果、修復後のソウルゲインに変化はなかったものの、第2次OGにて「麒麟」を使用する際に機体の一部が赤く変色するようになった。
ゲシュペンストMk-III(OGs以後のシャドウミラー世界、ドラマCD版)
パイロットのキョウスケ・ナンブと共にアインスト化している。『無限のフロンティア』の予約特典CDドラマでは、アクセル・アルマーソウルゲインを凌ぐサイズにまで巨大化した。
ゲシュペンストMk-III / アインストヴォルフ / ノイヴォルフ(OGs以後のシャドウミラー世界、ジ・インスペクター版)
基本的には上記のMk-IIIと同じだが、巨大化だけでなく姿形も変化したアインスト・ヴォルフとなった。有機的な形状にアルトと同じ赤メインのボディ、尻尾が生え、腹部を開放すると宝玉が露出(アインストの宝玉は"赤"に対し、此方は"黄色")。さらにダメージがパイロットにフィードバックされるなど、もはやアインスト化そのもの。大きさだけは大人しめで、ドラマCD版ではアクセル曰く「(40mのソウルゲインが自由に動けるのに)満足に動けまい」とのことだったが、こちらではソウルゲインより遥かに大きいものの行動に何の支障もなかった。最終話では更に変異し、ノイヴォルフとなった。
ゲシュペンスト / 量産型ゲシュペンストMk-II(アインスト)
ゲシュペンストそのものもアインストの力で複製され、大量に出現する。見た目や武装は通常のゲシュペンストと同様だが中身は全くの別物。
ディカステス(ジ・インスペクター版)
アルトアイゼン・ナハトヴァイスリッター・アーベント
無限のフロンティアに登場した人間サイズの機動兵器でそれぞれゲシュペンストMk-IIIとゲシュペンストMk-IVをダウンサイジングしたもの。アインストの影響を強く受け、彼らによって使役される。ファントムのハッキングにより、ハーケン達の手で運用されるようになっても、アインストの影響は残っていたため、後にピートの手で調整された際はアインストであるアルフィミィがピートによるプログラムのロックを緩めた。「アインストに操られた」という点が功を奏した数少ない場面である。
アークゲイン
無限のフロンティアに登場した人間サイズの機動兵器。アインスト空間で使用された際にその影響を強く受け、彼らによって使役される。EXCEEDで登場するのは新造されたものであるため、特にアインストの制御下にはない。
アルクオン
ヴァールシャイン・リヒカイトの思念の呼びかけに応え、アインスト空間への移動手段を探してエンドレス・フロンティア中を横断した。

ゲーム以外の媒体に登場した個体

ウィングガストタイプ、ガストランダータイプ
OGクロニクル「親は親でも子は子たれ」に登場した2機。機動兵器の変形機構に興味を持ったアルフィミィが創造した。連携でグルンガストを追い込んだが、必ずどちらかが背後にいると言う正確すぎるコンビネーションを逆手に取られ、計都羅喉剣でまとめて両断された。
コピータイプ
OGクロニクル「Contrast-rash or cautions-」に登場した斥候タイプ。初期は有翼竜のような姿だったが、ハガネ艦載機のデータを取得した事でヴァイスリッター→サイバスター→ガストランダー→アンジュルグ→ビルトビルガーと特性をコピー・変化させてアラドとラミアを襲った。最後には連携攻撃で撃破された。
ゾンビタイプ(仮)
ジ・インスペクターに登場。正式な名称不明なため、とりあえず上記の名で扱う。アインストレジセイアの噴霧したガスを浴びた一般市民がアインストのコアらしき赤い球体に寄生され、直後に人間サイズのアインストへと変貌した。頭部に当たる部分が赤い球体となり、全身はアインスト共通の緑の触手の束で構成されている。そのままレジセイアに生贄のごとく吸収された。
ノイサイバスター・ノイSRX・ノイグルンガスト・ノイGK
ジ・インスペクター最終話「貫け、奴よりも速く」でアインストヴォルフが生み出した個体(前者3体の元になっているのは「向こう側」の機体と思われる。グレート雷門はスタッフの御遊びであろう)。他の個体と違い、やたらメカらしい外見となっている。

人物

アインスト・アルフィミィ
エクセレン・ブロウニングから生み出されたアインスト。
アインストハーケン
ハーケン・ブロウニングのデータを元に生み出されたアインスト。2体登場している。外見はハーケンと全く同じだが、自己の意志が希薄で、内面は全く似付かない。アークゲインを制御するための存在らしいが、関係は不明。
アインストカグヤ
楠舞神夜のデータを元に生み出されたアインスト。4体登場しており、本物が持つ霊力まで完全にコピーしている。小牟からは「肉のカーテン」呼ばわりされた。不死桜に出現し、神楽天原を混乱に陥れた。
アインストレイジ
有栖零児のデータを元に生み出されたアインスト。オリジナルと比較して、性格がかなり凶悪になっている。
アインストシャオムゥ
小牟のデータを元に生み出されたアインスト。オリジナルのノリの良さが僅かながら残っている。
エクセレン・ブロウニング(洗脳状態)
青のリップに青のメッシュ、顔に浮かぶ紫のペインティングと外見が変化。髪を解きジャケットを脱いでいる。彼女はシャトル事故で死亡した後、アインストに復活させられたことで肉体の80%以上がアインストと同質のもので構成されるようになったため、アルフィミィ曰くこちらのほうが純粋な状態。
ベーオウルフ(OGs以後の平行世界キョウスケ・ナンブ
アインストに侵食され、アルフィミィのような紫のペインティングが顔に浮かんでいる。ただしこちらはエクセレンと異なり、アインストの意志とキョウスケ本来の意志が混じり合い、ぶつかりあって精神崩壊を起こしている。
ウェンドロ・ボルクェーデ(ジ・インスペクター版)
ホワイトスターでアインストに侵食されており、最終決戦時に本性を表した。普段は閉じている両眼を見開いているが侵食されたため赤くなっている他、ベーオウルフ同様に言動が支離滅裂になっている。

版権作品の関連人物

チャム・ファウ
戦場にアインストが出現する度、尋常ならざる怯えを見せていた。
グレース・マリア・フリード
「宇宙激震篇」ではエクセレンに次ぐアインストとの高い感応度を示し、アインスト出現の度に苦悶する。
ひびき洸明日香麗ミア・アリス
チャムやマリア同様、アインストの出現に過敏な反応を示したメンツ。
ロム・ストール
武道家としての鋭敏な感覚により、アインストが意思らしきものを具えた存在へと変化している事に気付く。
神宮寺力
意外だが、IMPACTで最初に「アインストシリーズ」との表現を口にしたのは彼。
オレアナ
ガルーダの試作体とアインストとの融合を試みた節が有るが、いずれも失敗に終わり計画を凍結している。
女帝ディオレ
2億年前に地球への「着生」を試みようとするも、アインストから時期尚早と警告された為、永い潜伏期間を送っていた事が判明。最終的に彼女らディラドも「地球と同じ起源を持つもの」と判断され、アインストに見捨てられた。

関連用語

イェッツト
ラズムナニウムの投与によって変貌したアインスト。
ミルトカイル石
エンドレス・フロンティアのアインストが生みだす精神感応鉱石。ヴァールシャインの意志を投影しており、近づいた者を洗脳するが、衝撃を与えると元に戻る。通常の弾丸では壊すことが出来ない。
クロスゲート
ヴァールシャインがアインスト空間に戻るために開き続けていた時空を繋ぐ門。αシリーズのそれとは名前と特性が同じだけのもの。