キョウスケ・ナンブ

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キョウスケ・ナンブ(南部響介 / Kyosuke Nanbu)

COMPACT2

極東支部に配属されたテストパイロット。無口で感情をあまり表に出さないが、良くも悪くも真面目な性格の持ち主で秘めた激情を持っており、意外と感動屋。射撃より接近戦に長けていたため、獣戦機隊に送られていたアルトアイゼンの正パイロットとなる(公式から抜粋)。

この頃のキョウスケはいわゆる「賭け賭け言わない」、子供を除くほとんどの相手に敬語で話す人間であった。版権キャラクターとの会話はそこそこあるものの、まだキョウスケ自身が会話の中核になることは少ない。第3部になるとアインストが本格的に絡んでくるので話の中核を担う事が多くなってくる。

IMPACT

個性の薄さを危惧されてか、基本設定に『ギャンブル好き』が追加され、版権キャラとの会話も深みを増した。OGシリーズへ反映される、キョウスケのキャラクター性の大半が本作で確立されたと言ってもよい。

OG

連邦軍北米支部ラングレー基地所属のATXチーム隊長。無口で表情変化が少ないため、一見冷静沈着に見えるが、実際は静かに燃える熱血漢である。また、弱点として、エクセレンやラミアなど親しい者の生死が関わると、精神不安定気味になり、判断力が鈍る描写が散見される。賭け事が好きだが、常に分の悪い方に賭ける主義。その様は、多くの人物に「1%でも勝ち目があれば、そこに全額を賭ける男なのです」と言われるほど。実際のギャンブルでは常時大穴狙いなのが祟ってか殆ど勝てないが、死に直面した際に圧倒的な強運を発動させる(後述)。

元々は連邦軍極東地区伊豆基地に所属するテストパイロットだった。しかし、彼の存在を疎ましく思っていたハンス・ヴィーパーの陰謀により、ビルトラプターのテスト中に事故を起こし、その責任を取る形でラングレー基地に転属。ゼンガー・ゾンボルト率いるATXチームに配属された。この時に、後の恋人となるエクセレン・ブロウニングと運命的な『再会』を果たす。向こうは初めて会った時のことを覚えており、意味ありげな言葉を告げる。しかしキョウスケが彼女と出会った時のことを思い出すのは、後になってからのことである。エクセレンと恋人関係になってからも普段は素っ気ない態度を見せるが、内面では非常に大切に思っている。

ラングレー基地への配属直後は量産型ゲシュペンストMk-IIに乗っていたが、ATX計画の責任者マリオン・ラドム博士から格闘戦比率と機体損耗率の高さを指摘される。しかしこれはキョウスケの技術が未熟なわけではなく、彼の操縦技術に機体が追従できなかったためである。マリオンもその事に気付いており、キョウスケの操縦技術を見込んだ彼女は自身が作り上げたアルトアイゼンのパイロットとしてキョウスケを指名し、受領することになった。

キョウスケは士官学校時代に乗っていたスペースシャトルの衝突・墜落事故に巻き込まれ、その時に重傷のエクセレンと居合わせ、助けようとしたことがあった。エクセレンはこの後死亡してしまいアインストの手で復活することになるが、彼は持ち合わせた純粋な強運のみで生還した。病院送りにはなったものの、エクセレンを含めて乗り合わせた数十人から百人単位の人々が皆死亡してしまった中、キョウスケはケガのみで済んでいることからも彼の強運が窺い知れる。この出来事を経験したことから、彼とエクセレンにはアインストの発する思念を言葉として捉える能力が身についていた。

また常に体を鍛えているブリットが乗って体調を悪くしてしまった操縦シミュレーターを「Gが少なすぎて参考にもならない」と評すほどであり、生まれつきかなり丈夫な体であると思われる。ビルトラプターのテスト時に機体ごと墜落した時もたいした怪我もなく帰ってきた上(アバラは何本か折れていたようだが。『Record of ATX』では自力でコックピットを掻き分けて這い上がっている。さらに後の話で「パイロットスーツを着たまま泳いだ」と言っており、この後泳いだらしい)、『Record of ATX』ではDC戦争中に度重なる戦闘で実は骨にひびが入っていたが、休暇に入って検査を受けるまでその事を誰にも告げず、休暇に入ってからも「肋骨だとギブスを付けれないから関係ない」と意に反さず、エクセレンに怒られた。アクセル・アルマーの駆るソウルゲインに、乗機のアルトアイゼンごと完膚無きまでに叩きのめされた時も手術室送りにはなったが、殆ど間を置かずに(間に挟まれた直後シナリオ数は分岐で別ルートを通らなければ二話のみ)アルトアイゼン・リーゼを受け取ってパイロットとして復帰する荒業を見せている。更にOGSでは手術どころか打撲と擦過傷、即ちかすり傷のみで済むと言う神がかり的な強運を見せた。ちなみに生身の戦闘能力については「拳銃があれば腑抜けたブリットでも倒せる」程度。ちなみに当たり前だとエクセレンに突っ込まれていた。

これらが示すような悪運の強さはアラド・バランガにも「負けた」と言わしめタスク・シングウジに「本当にただの悪運なのか?」と疑問視され、ファンの間ではたびたび異能生存体、ラッキーレベル9(持っていないが)などと評されていたのだが

アインストとの関係に関する考察

上記のとおり、悪運・身体能力に関して非の打ちどころのないキョウスケであったが、OGS以降は設定の整理に伴い、本当に悪運だけで生き残ってきたのかは疑問符が付き始めている。つまりはエクセレン同様にアインストの影響を受けているのでは?という疑惑である。

  • アクセルに敗北した際、GBA版では手術室送りになっていたが打撲と擦過傷のみに(OGS)
  • 上の一件の際、ラミアに大きく不審がられ、勘の鋭さに定評のあるタスクも疑念を抱く(OGS)
  • 平行世界のキョウスケの大幅な設定変更(OGS)
  • 近場で戦闘を目撃するだけで感染し、黒い霧で大量の一般人を完全に異形化させるアインストの侵蝕能力(OGIN)
  • 意識不明のキョウスケの夢の中に現れ、覚醒を促すベーオウルフ(OGIN)

など、思わせぶりで不可解な描写がどんどん増えている。これらの点からシャトル事故でアインストと接触しているキョウスケが影響を受けている可能性は十分に考えられる。
特に、キョウスケのアクセル戦での負傷の度合いの変更についてはGBA版で多くの批判を受けたわけでもなく(OGSは全体的にGBA版で物議を醸した設定が軒並み変更されている)非常に不可解な部分といえる。エクセレン救出までの時間経過次第では、むしろ大怪我負っていた場合のほうが不自然(回復能力が異常になる)とも言えるが、軽傷になるだけならともかく、ラミアとタスクに怪しまれている点は十分に怪しいと言える。

…と、これだけならば明らかに黒なのだが、悪運の強い人物としての扱いは相変わらずの上、穿った見方をすればラミアとタスクに怪しまれるのもミスリードとも取れる(ノイ・レジセイアとの決着後のやりとりを考えれば尚更である)。
ジ・インスペクターでもOGSでの変更点の一つだったアクセル戦での負傷が重傷に戻されている。同作ではアインスト化された人間の右目がアインストコアになっていており、負傷後のキョウスケは右目に眼帯を付けていたのだが、エクセレン救出の為に負傷を押して出撃する際、思わせぶりな眼帯をして出撃(しかも直前に夢の中でベーオウルフに覚醒を促されるというフラグ付き)も何事もなかったという結末に終わった。更には最終話ではエクセレンはベーオウルフの出現を察知するが、キョウスケは察知していないという描写があり、さらにベーオウルフがキョウスケの「何故俺は選ばれなかった?」との問いかけに対して「それは古きレジセイアの過ち」と(こちら側の)キョウスケはアインストに選ばれなかった事を認めている
以上のような要因から実際の所どうなっているのか、断定は現状では非常に難しくファンの間でも意見が別れている。間を取るならば「アインストの影響」を受けつつも、その類稀な悪運」により影響は僅かで済んだ(または影響を受けつつも何らかの要因で自我を保っている)と言った所だが、それもまた推測でしかない。
第2次OGではOG外伝で撒かれたアインスト絡みの伏線一応回収され、キョウスケの周囲には相変わらずアインストとの因縁がついてまわっているものの、彼自身の疑惑は放置されたままであった。 しかしナシム・ガンエデンによってOG世界の人類のルーツに関わる勢力が叩き起こされた可能性が高く、人類のルーツに関わる勢力だった事を考えればそれが進展といえば言えなくもないか。

平行世界のキョウスケ

シャドウミラーの存在した平行世界においては、地球連邦軍特殊鎮圧部隊『ベーオウルブズ』の隊長であり、階級も大尉になっている。さらに搭乗機も制式採用された『ゲシュペンストMk-III』である。この世界のキョウスケは主に『ベーオウルフ』と呼ばれており、名前で呼ばれることは稀。

こちらの詳細はベーオウルフの項を参照されたし。

パイロット能力に関して

格闘戦の技術はかなり高く、ゼンガー・ゾンボルトと真正面から互角に戦える数少ない人物とされる。しかし、グルンガスト零式とアルトアイゼンのサイズ差を考えるとかなり驚異的なものである(参考までに両機の全高を比べるとグルンガスト零式の50.3mに対しアルトアイゼンの全高は半分以下の22.2m)。一方射撃戦は不得意らしく、戦闘でも射撃時に「…射撃は苦手なんだがな。四の五の言っていられんか」と呟くことがある。ただあくまでも格闘戦に比べればの話で、パーソナルトルーパーパイロットとして十分な技量は持っている。

登場作品と役柄

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
初出演作品。主人公。WS本体のパーソナルデータにより能力が上下する(後述)。アルトの武装はクリティカル率が非常に高く、キョウスケも援護Lvが高いので、スキルコーディネートで「クリティカル+20%」をつけると援護攻撃で活躍する。狙撃を覚えればなお良し。精神パターン次第では奇跡を覚える場合もあるが、まだこの頃は突撃切り札が存在しないのでパンチ力に欠ける。
スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
エクセレンとの通信シーンで登場。本作では使用できない。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
主人公。シナリオ進行と共にアインストシリーズの謎が深まっていくにつれ、会話の中核となる機会が増えていく。強制出撃が13回もあるので絶対に育てておこう。
スーパーロボット大戦IMPACT
声が入った。またC2時代のあまりにも無個性な点を危惧されたか、『無類のギャンブル好き』という設定が追加された。ロマンチストな一面もあり、アキトとユリカのキスを巡るシーンでは艦の通信を切るように指示したり、エクセレンにもEDで凄まじい殺し文句を放っている。能力はスーパー寄りの格闘重視で調整され、味方全体でも上位に位置する。最終的に奇跡も覚えるのでまさに主人公である。能力的にも設定的にも本作で基本が定まっている。

スーパーロボット大戦OG

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
キョウスケ編主人公。内面がより深く描かれるようになり、数々の台詞回しも相まって彼のキャラ人気を大きく伸ばした。ギャンブル好きという設定はさらに個性的に演出され、タスクとの対決では負けが込んでアルトアイゼンを担保にしてしまったり(最終的には勝った)、他にも度々ギャンブルに准えた発言が目立つようになる。悪運は強いが殺されかけたり裏切られたりと上司運は最悪。ゼンガーが離反した際、隊長代理となり(コールサインも同時に「アサルト1」となった)、イングラムが離反した際に中尉への昇進とともに正式にATXチームの隊長となり同時に部隊の前線指揮官に任命された。そのため『指揮官』技能を持っている。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
本作の真の主人公。アクセルに執拗に狙われている挙句、アインストがメインストーリーに組み込まれている話の展開上、彼にスポットが当たる機会も多い。殆ど主人公待遇で話が進む。相変わらず上司運は悪い。ATXチームの隊長を続けているのになぜか『指揮官』の技能が消えた。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
上記2作品のリメイク移植なので、当然のごとく全般にわたり主役待遇。OGS収録のOG2シナリオ第3話にて、向こう側のアインスト化したキョウスケが登場した。OGs版OG2の中断メッセージでは、タスクにポーカーで負けてエクセレンに借金する羽目になり、担保代わりとして熱い予告をやらされている。
スーパーロボット大戦OG外伝
ラミアが「ODEシステム」に取り込まれて、救出するOVA版のシナリオがある。しかし、ラミアを救えなかったことが後悔として残り、強く落胆しているところをカイ・キタムラに叱咤激励された。また、ラミアを最終的に救出したアクセルには未熟さと覚悟の無さを指摘されており、若さゆえの脆弱さも垣間見せた。
ゲームでの使い勝手で言えば最初からアルトアイゼン・リーゼを駆り戦力的には申し分ないが、格闘戦に関してはフォルカの登場で極めて危ない。せめて援護攻撃特殊技能がデフォルトで付いていれば良かったのだが。
第2次スーパーロボット大戦OG
序盤のリューネルート第3話から登場。マサキのルートの場合は使用できるのは中盤以降となる。パイロット勢では階級の高めな中尉のおかげか統率を覚える。従来のシリーズ同様アルトアイゼン・リーゼのポテンシャルを最大限引き出せるパイロットで、同機体を使うなら一択である。しかし加速を失ったのが少し痛い。シナリオ面での活躍は大人し目で、ジョッシュの露払い役やエクセレンと共にアリエイルの相談役といった良き先輩パイロットという印象。また鋼龍戦隊のトップエースコンビとしてアクアから理想のパートナー像と羨ましがられている。今回、機体と共に強力なボーナスを失った(とはいえ仮に従来の技能とボーナスに今回の新技能:統率が加わると恐ろしいことになるのでやむを得ない)がフリッケライ・ガイストと異常なほど燃費の良い合体攻撃ができるようになり、使いやすさが増したため従来作よりも活躍の幅が広がった。また今作で追加された「マキシマムブレイク」に必要な技能統率も習得しているため、アヤヴィレッタと同様、合体攻撃4連発という芸当も可能である。
細かいところでは、台詞回しが全体的に勢いづいている(有体に言うと内容はそのままでノリがリュウセイ寄りになっている)。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
主人公として登場。更にベーオウルフも登場する。最後は同一の存在たるベーオウルフと対峙する。主人公ではあるが、主演のない回もある。リクセント公国に立ち寄った際には正装を進められさっさとタキシードに早着替えしてしまうという意外とノリのいい一面も久しぶりに描かれた(最終的には何故か紋付き袴にお色直しした)。
無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
本人は登場しないが、ドラマCDのエクセレンの台詞によると「テスラ研究所でリュウセイと共に何かのテストを行っている」らしい。

その他

Another Century's Episode:R
OG世界のキョウスケが登場(時系列は『[OG外伝』終了直後)。テストの為にリュウセイと共にテスラ研を訪れ(おそらく、上記のドラマCDでエクセレンが語った「テスト」の事だと思われる)、そこでリュウセイと『OG1』以来となる模擬戦を行う。その後、リュウセイと共に惑星エリアへと跳ばされ、異世界(他版権作品)のキャラクター達と共に、シーズンと戦う事になる。ATXチームの隊長を務めている為、自軍部隊のまとめ役の一人でもあるのだが、やや影は薄めでリュウセイやマサキに比べても『OG』のキャラの中では出番は少なめ。自身の愛機とカラーリングなどが似たところもあるナインボール・セラフを前にして、ちょっとした反応を示す。

パイロットステータスの傾向

能力値

COMPACT2
キョウスケ・エクセレン共に、WS本体に登録されたパーソナルデータの名前・性別に応じてステータスが上下する。特に「0000000」とし残りを全て空欄にした場合に、名前によるステータスの上昇値が最大になる。また、性別を「Male」に設定すると更にキョウスケのステータスに、「Female」に設定するとエクセレンに、「?」にすると両方に半分ずつボーナスが入る。こうなるとデフォルトではさほど高くないキョウスケの射撃もリアル系のエースパイロットに見劣りしなくなり、「射撃は苦手」どころか、アムロに匹敵する射撃値を誇る。当時の攻略本ではこのステータス変化について触れられておらず、「敵の一般兵並みのステータス」「人工知能のほうが優秀」と散々な言われようだった。変化する前の値だけを見ていたのか、はたまた攻略本の記事執筆時に入力していた名前が悪かったのか。WS本体を買って全く何も入力しない状態で始めると、記事通り一般兵程度の能力になる。
IMPACT以降
格闘防御などがずば抜けて高く、技量も高め。デフォルト搭乗機体であるアルトアイゼンに乗るために生まれてきたようなキャラクター。命中回避はスーパー系とリアル系の中間的な能力値。「射撃は苦手なんでな」というセリフ通り、射撃は得意ではない。

精神コマンド

COMPACT2では加速集中熱血を確実に覚え、最後は奇跡を覚える。しかし必中が無い。初期設定で主人公名を変更してもキョウスケ・ナンブのまま内部計算されるので影響はない。
IMPACTは加速集中見切りなどを覚える。突撃はアルトのP属性でないのに射程が短いクレイモア系の武器のためにあるような精神コマンド。

IMPACT
加速集中突撃熱血見切り奇跡
OG1
加速集中突撃見切り熱血直撃
OG2
加速集中突撃必中熱血ひらめき
OGsOG外伝第2次OG
加速集中突撃必中熱血不屈連撃(ツイン)※第2次OGでは必中がなくなる

特殊技能(特殊スキル)

指揮官はOG1まで取得。IMPACTでは地上編で強運を覚えさせられる機会があり、主人公で出撃機会の多いキョウスケに覚えさせたプレイヤーも多いかと思われる。そのこととギャンブル好きという設定を反映してか、後の作品では固有技能として強運を所持している。近年では単機での性能に特化したため援護に関する技能は修得しなくなった。Bセーブやインファイト、アタッカーで攻撃能力の底上げを図ろう。

防御援護
COMPACT2でのもの。このシリーズでは援護主体だったため、援護のLvがかなり高く成長する傾向にあった。防御も結構高レベルになる。
先手必勝、援護攻撃援護防御
IMPACTでのもの。
強運カウンターL7、指揮官L3
OG1でのもの。
強運カウンターL8
OG2OG外伝でのもの。
強運カウンターL6、統率
第2次OGでのもの。

固有エースボーナス

カウンターの発生率+10%、格闘武器の与える最終ダメージ+10%
OG1からOG外伝まで採用。
カウンターの発生率+15%、クリティカル率+25%
第2次OGで新たに採用。

パイロットBGM

「鋼鉄の孤狼(ベーオウルフ)」
キョウスケ及び、アルトアイゼン(リーゼ&ナハト含む)のテーマ。全作品とも一貫してこの曲がデフォルトBGMになっている。

人間関係

同年代の仲間や部下とはそれなりに良好な関係を築くのだが何故か上司運が壊滅的に悪く、行く先々で上司が何か企んでいたり快く思われないことが多かったり、好人物に限って死亡するなど散々である。

エクセレン・ブロウニング
恋人。OG1キョウスケ編では、恋人になるまでの過程が描かれる。彼女がイングラム・プリスケンやアインストに操られた時は憎悪を露わにしており、特に前者のケースでは最初笑っているが、レオナ・ガーシュタインリュウセイ・ダテは彼が完璧にキレていることを察した。C2とIMPACTの隠しマップでは戦後に結婚している事が判明しているが、OGシリーズでは現時点ではまだ未婚。
アクセル・アルマー
OGシリーズ全般でのライバル。後に協力することとなる。
ブルックリン・ラックフィールド
部下。
クスハ・ミズハ
同じく部下で、ブリットの恋人。
ゼンガー・ゾンボルト
元上司。今では対等の関係である。
グレッグ・パストラル
キョウスケの上司にしては珍しく、とても良い人物。しかし、ラングレー基地が襲撃された際、キョウスケ達を脱出させるために最期まで基地に残り戦死した。
ラミア・ラヴレス
元部下。OG外伝におけるラミアの救出では自分の実力の無さを痛感させられており、ある意味キョウスケの今後を占う結末となった。
アインスト・アルフィミィ
ノイ・レジセイアの短絡的な思考から生み出された犠牲者。
ベーオウルフ
並行世界の同一人物。彼のせいでキョウスケはOG2で数々の災難に遭うハメになったと言える。そして、『ジ・インスペクター』では最後の敵となった。
マリオン・ラドム
ATX計画責任者。
リュウセイ・ダテ
主人公格同士。イングラムの寝返り後、ショックを受けるリュウセイを気遣う場面もあった。なおOG1、OG2ではお互い援護台詞はなかったが、OGsではきっちり用意された。なお、「あちら側」の世界のリュウセイは、アインストに支配されたキョウスケ撃墜・殺害された
タスク・シングウジ
ギャンブル仲間で、無類の勝負運を発揮する強敵。OG1では彼とのギャンブル対決でアルトアイゼンを担保にされるまで追い込まれており、OGsの中断メッセージではタスク自身は出ないが、彼にポーカーで無一文にされたとキョウスケが語っている。
イルムガルト・カザハラ
伊豆基地時代からの知り合い。キョウスケの理解者の一人。
ハンス・ヴィーパー
元上官。キョウスケが私怨で戦った数少ない敵。殺されかけたのだから、無理はない。
イングラム・プリスケン
初めて会った時から、彼の不遜な態度にハンスに近い嫌な感覚を感じていた。彼が裏切った後は当然敵対関係となる。特にOG1のキョウスケ編ではさらったエクセレンを暗示にかけ、キョウスケを挑発して潜在能力を引き出そうとしたため、キョウスケを完全に怒らせてしまった。
フォルカ・アルバーク
OG外伝自体の短さもあり、絡みといえるシーンはほぼ皆無。が、フォルカに対する援護台詞はしっかり存在する。登場作品がCOMPACT3ということで後輩に当たるためか。
ジョシュア・ラドクリフ
対極の決め台詞を持つ人物。しかし、どっちも突撃屋だったりもする。なお、第2次OGのPVでは2人の関係性を示すかのようにジョッシュの戦闘デモの直後にキョウスケの戦闘デモが流れた。
楠舞神夜
現状共演した事はないが、キョウスケをモチーフにデザインされている。『姓の読み方が同じ』『前髪にメッシュが入っている』『分の悪い賭けが嫌いじゃない(彼女の場合は花札がモチーフ)』など、共通点が多い。

版権作品との人間関係

葉月考太郎
COMPACT2及びIMPACT序盤から彼の指揮下に加わり行動を共にする。終盤では彼と共に、アムロ達へシャトル事故の詳細を明かす。
ミスマル・ユリカ
「場の空気を読まない行動」という共通項ゆえ、彼女を見ているとエクセレンを想起するらしい。後に『なぜなにナデシコ』で彼女が披露したウサギ姿は悪い意味で印象に残ったらしく、「またあれをやられては敵わん」とボヤいている。
ニナ・パープルトン
自身で図面を引いたアルトの強化プランを彼女に提出した結果、アルトアイゼン・リーゼの完成に漕ぎつける。
ドモン・カッシュ
エクセレンが彼の熱烈なファンである為、キョウスケもガンダムファイトなどについては或る程度の知識を持っていた。
アムロ・レイクワトロ・バジーナひびき洸破嵐万丈
彼らにシャトル事故の詳細を語った。
ランバ・ノム
ラー・カイラムの窮地を救う為、アインストの虜となったエクセレンの撃墜を決意した際、彼女からの悲痛な訴えで辛うじて思い留まる。

名台詞

共通

「分の悪い賭けは嫌いじゃない…!」
キョウスケを代表する台詞で、多くの作品でリスペクトされている。MXの主人公ヒューゴ・メディオの「多少の無茶は、承知の上だ!!」という台詞もこれが元ネタと見られる。OVA1巻では次回予告の締めに使われ、OGSではマップBGMの曲名にまでなった。
「分の悪い賭け」に対する反応を示した人物
  • アクセル・アルマー:キョウスケとは対照的に、分の悪い賭けに乗ることを嫌う。…が、EXCEEDに登場した際、特殊技能に博打を発動させるものがある。しかも、こう言っている割に当人は賭けにすらなっていない無茶をすることも(本人も自嘲している)。
  • ジョシュア・ラドクリフ:Dの男主人公。彼もキョウスケと対照的な決め台詞「分の悪い賭けをする気はない」を使用。ただし、やっていることはかなり無茶だったりする上、分の悪い賭けを公言するキョウスケとは違い、周囲に殆ど何も伝えずに無茶をやるため、ある意味キョウスケ以上にタチが悪い。
  • カズマ・アーディガン:Wの主人公。台詞をパクっている。尤もジョッシュの決め台詞との混同があったらしく、途中で詰まる。どっちでもいいらしい。
  • セレーナ・レシタール:第3次αの主人公の1人。相棒であるエルマから「分の悪い賭けですね」と言われた時、「まあね…。でも、全額突っ込むわけじゃないし大丈夫でしょ。さ…シャトルを準備して」と返しており、慎重さと大胆さを併せ持つ性格である事が分かる。
  • クロウ・ブルースト第2次Zの主人公。守銭奴で借金返済のため戦う傭兵。キョウスケと同様に戦闘のプロフェッショナルで、彼もキョウスケと同様に強運をもち、性格のきつい女性が開発者の機体を破壊されたこともある。分の悪い賭けは主義ではないらしい。
  • エスター・エルハス第2次Zの準主人公。現時点ではテストパイロット。彼女のいい草はクロウに触発されたもの。しかし、武器の名前に「バンカー」があり、台詞もキョウスケをリスペクトしたようなギャグ染みたものが入っている。
  • 楠舞神夜無限のフロンティアのヒロイン。技名が花札関係だったり、ハーケン・ブロウニングと「分の悪い賭けは…」「嫌いじゃありません♪」という戦闘前の掛け合いがある他、シナリオ中も「分の悪い賭けをする気はない」と言う守天に対して「私は嫌いじゃありません」と応えたり、ハーケンの賭けに対する考え方に対して「賭けになってない」と呆れたりしている。
  • 有栖零児NAMCO x CAPCOMの主人公。「分の悪い賭けは好きじゃない」と発言している。ハーケンが賭けに出た際は「俺は分の悪い賭けは好きじゃない。頭数は多い方がいい」と協力を申し出た。
「どんな装甲だろうと(でも)、撃ち貫くのみ!!」
リボルビング・ステーク使用時のセリフ。作品によって細部が異なる。ちなみにバンカーの場合、「ただ、撃ち貫くのみ」となることがある。
「さて、やろうか……!」
決め台詞その3。大体戦闘開始時にこれが出る。

COMPACT2 / IMPACT

「ただし…答える、答えないに関わらず、ステークは撃ち込ませてもらう」
鬼面城での戦いに介入してきたアルフィミィへ、怒気を含みながらエクセレンの居場所について問う。
「その程度か…」
「その程度のプライドなど、犬にでも食わせてしまえばいい。人の情けもわからんのならな…!」
IMPACT第83話「復讐鬼たち」より。第1部で倒されたギル・バーグがサイボーグとして復活した後、第1部でロール達に情けをかけられた事に屈辱を感じていた彼の逆恨みを真っ向から一蹴した。
「心配するな。エクセレンよりも先に……お前の所へ行ってやる」
「ただし、鋼鉄の塊付きだ。ただで済むと思うな……!」
IMPACT及びOG2にてエクセレンを操るアルフィミィに対して。完全にキレているが、相手が未だ謎の存在だけに、OGにおけるイングラムの時と比べるとまだ落ちついている。
「残酷な結末だな……」
「だが、それは……奴自身が望んだことだったのかも知れん……」
アルフィミィの最期を見届けて。色々と因縁深くはあったが、最後に戦友となった彼女をこの時一番理解していたのは、恐らくキョウスケであろう。
「もしもの時は……おれがお前を殺してやる。……だから、心配するな」
COMPACT2、IMPACT、OG2のそれぞれのEDにて。アインストとして消えなかった事を疑問に思い、自身がいつかアインストとして覚醒するのではないかと恐れるエクセレンに対して。エクセレンに言わせれば「これがホントの殺し文句」。

衝撃騎士団

「俺は死なん!生きて――」
東方不敗マスター・アジアとの一騎打ちにて。エクセレンとの再会を願っての発言で、東方不敗を撃破した。また、この戦いで東方不敗は死亡したらしく、この後仲間になった描写が全くない。
「この衝撃が…生きるっていうことだ」
漫画「衝撃騎士団」最終話にて、ノイ・レジセイアへの最後の一撃を入れる際の台詞。

OG1・OG2

「興味がないと言ったぞ。そんなに雰囲気が大切なら、部屋にこもってTVゲームでもやっていろ。それを邪魔する気はない。お前だけの、お前にだけ都合のいい時間だ」
OG1にて、ゲーム感覚で戦争を行っているテンザンに対して「戦争とゲームをいっしょにするな、とか言わないの?」とエクセレンに言われて「…興味が無い。言わせておけばいい」とテンザンを完全無視してアルトアイゼンの最終調整を行ない、その様子に「俺を無視するな。カンジ悪いな」と憤るテンザンに対しての発言。テンザン如き眼中に無いという格の違いを見せ付ける台詞である。が、OG1がゲームである以上この台詞を目にする者の大半がキョウスケの皮肉そのままの状況にいるわけで…。この台詞にテンザン以上に身に詰まされる思いをしたプレイヤーも多かったと思われる。
「戻った。ATXチーム、格納庫に集…ん?」
OG1にて、このセリフを言いつつエクセレンがバスタオル一丁でブリットに迫っているのを目撃する。血で血を洗う修羅場になる、と思いきや…。
「すまん、邪魔した。続けてくれ」
このセリフと共にクールに去る。あまりにもあっさりした反応に当のエクセレンもツッコミを入れた。
なお、『Record of ATX』ではこの直後にスクランブル発令のアラートがかかるのだが、キョウスケはしがみ付いて必死に突っ込みを入れているエクセレンをスルーしてそっちの方の内容を聞き入っている(というか、若干面倒くさそうな顔をしている)
「ジョーカーが切られていないのに、勝負を焦ったお前の負けだ…!」
OG1にてハンスを討ち取った際に。
「……黙れ…!」
OG1にてエクセレンが誘拐されたのに追おうとしない事をブリットに責められた時の台詞。
「そうか」
「そうだな」
「そうする」
OG1キョウスケ編にて洗脳されたエクセレンに「もうあなたの事は興味がないの」「残念ね」「私の事はもう忘れてね」と言われて。この前の会話でもエクセレンに対して「そうか」を3連発し、「そうする」と言った後に後述に繋がる。
「…心配するな。…必ず助ける」
上記の会話の直後、エクセレンが洗脳に苦しむ姿を見せた事に。
「Record of ATX」ではこの場面が凄まじい事になっており、上記の会話まで目が死んでたキョウスケがこの台詞のコマでは物凄く生き生きした笑顔になっている(しかも何故か全裸)。
「覚醒など必要ない。…一瞬で死ねるなどと思うなよ…!」
OG1キョウスケ編にて、上記と同シナリオでイングラムと戦闘させた際の台詞。静かにキレている事が伺える。
「しゃべるな」
「イングラム…!」
「…お前は潰す…!」
OG1キョウスケ編でR-GUNR-GUNリヴァーレに変化させた直後のイングラムに対し、この言葉と共に怒りのリボルビング・ステークで機体を撃ち貫こうとする(装甲が固着する前だったと言っているので、電光石火の一撃で変身に割り込んだことになる)。更にこの後、エクセレンに暗示をかけて自分と戦わせたことに比べればブタ以下のクズ手だと断言している。R-GUNリヴァーレはとっさの防御でアルトアイゼンの右腕を破壊したが、ダメージが大きく撤退した。
ディバインウォーズでは変身前のR-GUNにランページ・ゴーストを仕掛けてとどめのリボルビング・ステークの際に「しゃべるな」が再現された。これによりイングラムはR-GUNを捨てて、ゲ-トで召喚したR-GUNリヴァーレへと乗り換えた。
「おれは超能力者じゃない。お前の考えている事を全てわかってやることはできん」
「今回はうまくいった。…だが、二度とこんなヘタは打つな」
「次もうまく行くか…保証はない」
OG1キョウスケ編にて救出したエクセレンに対して。エクセレンに対して怒っているようにも聞こえるが、この時のキョウスケはエクセレンを抱きしめている。「次もうまく行くか」というのはアインストの事を見越しての伏線と思われる。
「この一戦に、おれ達の命と、地球の命運を賭けるっ!外れれば、無一文どころか…全てが終わる。だが…当たれば億万長者だ…!全賭けでいく!」
OG1キョウスケ編のホワイトスターでの決戦で、仲間達に向けて言った台詞。大一番で命を懸けられる場面にあたって、珍しく笑っていた(『Record of ATX』ではそれはもう子供のように無邪気な笑みで)。
「そう。やる事は一つ…お前を…」
『ただ、撃ち貫くのみ』
OG1キョウスケ編で、ジュデッカの枷に囚われたレビ・トーラーに向けて放った言葉。後者の発言はタイトルコールとして演出。
「帰ってからにしろ」
OGS版OG2シナリオ及びOGクロニクルにて、エクセレンに冗談で「ブリット君達に対抗してハグを」とねだられた時に。キョウスケにとっては何気ない返答だったのだが、冗談のつもりだったエクセレンにはダメージがでかく、この後凄まじいデレっぷりを見せる。これに関してはゲームよりも原作の漫画で詳しく描写されている。
「『向こう側』のことなど知らん。おれは敵と戦い……勝っただけだ」
OGs限定のアクセルにキョウスケでとどめを刺した時のセリフ。兵士としての本質はキョウスケのほうが上だったことが解る。しかし、後に……。
「もし自分の心変わりを心配しているのなら、気にするな」
「その時は……おれ達がお前を止めてやる」
「だから、戻ってこい」
OG2で自ら機能停止しようとしていたラミアへの説得。
「原始的な武器の方が性に合っているのでな……!」
ブーストハンマー使用時の台詞。だからこそアルトアイゼンを乗りこなせるのだろう。

OG外伝

「ラミア、あの時の約束を果たすぞ!」
ラミアの乗るバルトールを攻撃して。OVAでは、ラミアが生体コアにされているバルトールをリボルビング・バンカーで撃ち貫いて、腕がちぎれるなど大きな破損をラミアに負わせながらも救出している。OG2.5及びOG外伝では展開が変更された。
「迷宮に囚われたあいつをおれは救えなかった……! だから、二度と……二度とあいつのような犠牲を出さないために……!」
「さあ……やろうかッ! ヴィルヘルム・V・ユルゲン……!」
OG2,5及びOG外伝でラミアを撃墜したユルゲンに対して。
「お前が剣を語るのか? ……笑わせるな!」
ムラタとの特殊戦闘台詞。ゼンガーという求道者を、リシュウという達人を、ブリットというその道を志す者を知るキョウスケは、剣をただの手段としてしか扱わないムラタを真っ向否定する。
「心配するな、エクセレン。これは戦争だ……もう割り切っている」
「……やるぞ。全機、叩き落とす……!」
OG外伝24話「ドール・マスター」より、バルトール迎撃に際して。エクセレンの時ほどではないにしろ精神的にバランスが崩れており、全く冷静でないのに欠片も自分で気付かない、という極限状態に陥っている。
「ここで叫ぶのはやぶさかじゃない…」
「究極ゥゥッ! ゲェシュペンストッ! キィィィィック!」
OG外伝にて追加された究極! ゲシュペンストキック使用時のセリフでOGSで着せられた「ガッカリウルフ」の汚名を見事に返上した。
「フォルカ、後は任せろ」
フォルカへの援護台詞。会話シーンは全くないのだが。COMPACT仲間、ということだろうか。

第2次OG

「詳しくは話せんが、おれとマサキ、リュウセイで行動していて、その後で転移……いや、召喚されてしまったようだ」
リューネルート第3話「孤狼との再会」にて。『ACE:R』における惑星エリアでの出来事をぼかして語る。ここで重要なのは、誰からも口止めされたわけでもなく、その必要もないのに、詳しくは話せんという大人の事情をキャラクターの口から言わせていることにある。ある意味ミオも真っ青のメタ発言。
キョウスケ「かつて、アインストを超えようとしたモノは、おれ達に撃ち砕かれた……!」
アクセル「進化の果てに何があるか、身を以って知れ!」
「ラスト・クライ」より、ドゥバンに対して。ここでいう「アインストを超えようとしたモノ」とはイェッツトのことか。あるいはベーオウルフという説もある。もしそうであるなら、正史上ではジ・インスペクターでのベーオウルフ戦も正史ということになるが……。
「ブリット、クスハ……お前達もATXチームの一員なら、この賭けに勝って見せろ」
「母なる星の護り神」より。

Record of ATX

「――お前がそういう顔をしていると、他の人間が不安がる。外では笑っていろ。そういうのは……ここで済ませていけ」
ラングレー基地の壊滅やゼンガーのMIAによる精神的なショックを受けたエクセレンに対して。
「このままでは、済まさん」
上記の台詞の直後、窓から宇宙を見つめながら。この時のキョウスケは無表情でグローブの上から血が滴るほど拳を握り締めており、エクセレンも不安そうにキョウスケ見上げているなど、内心激昂していたことがわかる。
「…冷静?」
「当たり前だ」
「俺達は戦争をしているんだ。自軍に被害が出た程度で…」
「当然だ。俺は冷静だ」
「指揮権を持つ者が、感情で動くなどあり得ん」
「俺は、冷静だ」
エクセレンとクスハが誘拐された後、ブリットに詰め寄られた際の台詞。ゲーム本編における上記の「……黙れ…!」に当たる台詞なのだが、この時のキョウスケは指揮をする立場なので冷静を装おうとしているものの、明らかに精神的に病んだ様子で、目のハイライトが消された虚ろな表情でひたすら自分に言い聞かせるように「俺は冷静だ」と繰り返す。その姿は激昂するブリットと落ち込むリュウセイを脂汗を流してビビるほど引かせ、イルムがブリットに「しばらくキョウスケに逆らうな」と忠告するほど不安定だった(イルムの制止が入った事で露骨にホッとするリュウセイと、恐怖で引きつるブリットが印象的)。しかも、エクセレンを助けるまでこの状態が続く。ちなみにこのような状態はOG外伝でも少しだけ見られる。余談だが、リュウセイはこの後、イングラム離反を原因とした拘束等のSRXチームのイベントに突入するため、主な被害者はブリット(とハンス・ヴィーパー)に絞られる結果となる。
キョウスケ「来たか、ブリット」
ブリット「はいッ」
キョウスケ「ならば後は打ち合わせ通りに…」
「各自突貫」
ブリットがグルンガスト2号機に乗って駆けつけた際の台詞。…打ち合わせ通りとは言うが、それは何も打ち合わせていないというのではないだろうか。
キョウスケ「終われ、イングラム・プリスケン」
エクセレン「バイバイ、少佐」
イングラムのR-GUNにランページ・ゴーストを叩き込んだ際の台詞。2人とも悪人面である。
「俺もアルトも、これでは止まらん」
「最早、撃ち貫くのみ」
セプタギンのコアに突撃し、「最初にして最後の審判者」を撃ち貫く。これを以て後にL5戦役と呼ばれる動乱が終結を迎えた。
「全機突貫」
ジ・インスペクター版、対DC残党での一言。真顔で言って、エクセレンからは「うん、言うと思った」と言われている。彼にとって作戦とは何なのだろうか・・・

ジ・インスペクター

ラミア「見逃したら?」
キョウスケ「バンカーの先に括りつける…!」
第2話における予告でのラミアとの掛け合い。何気にステークではなくバンカーである。
「究極ゥ!ゲシュペンストキィィィィィックッ!!」
「どんな装甲だろうと…蹴り破るのみ!」
第7話にてMk-II・タイプSで究極!ゲシュペンストキックを放った際の台詞。直後にエクセレンから「そういうもん?」とつっこまれる。余談だが、この時キョウスケは袴でPTを操縦している。
「押せ……アルトォッ!!」
ソウルゲインと押し合いになった際に。この一連の流れ、第1話でのベーオウルフ戦と全く同じだったりする。
「届いていたぞ、アクセル!」
「お前の一撃がッ!!」
最終話にてアルトアイゼン・リーゼの左腕を破壊され、絶体絶命の危機に陥ったキョウスケ。これまでかと思われたその時、彼の目に映ったのはノイヴォルフの中枢に突き刺さったソウルゲインの玄武剛弾。そして2行目の台詞と共にキョウスケはリボルビング・バンカーでノイヴォルフを打ち貫き、自身の同一存在を自らの手で滅ぼしたのだった…

ACE:R

「あれが奴の切り札か……!」
惑星エリアでの最終決戦、ウィンター・ワンが繰り出した「切り札」であるナインボール=セラフと対峙した時の発言。

中断メッセージ

「うなれ、リボルビングステェェェクッ!そして刮目せよ!吹き荒れるロマンスの嵐…!」
「次回、スーパーロボット大戦OG!!俺のアルトが、愛と悲しみの空を切り裂くッ!」
「地獄で会おうぜ、友よ…」
OGS中断メッセージにて。タスクにポーカー対決でボロ負けしてオケラ(=無一文)となってしまい、エクセレンに借金したキョウスケは、罰ゲームとして自分と同じ声、かつエクセレンと同じ声の妹を持つヒーロー風の予告をすることに。しかもここまでやったにもかかわらずエクセレンにダメ出しされ、もう一回やらされることとなって、その場にいたアクセルに同情される。

関連機体

彼の卓越した操縦技術を生かし、突撃・装甲強化系の機体を好む。その分どうしても損傷度が高いのには留意。

量産型ゲシュペンストMk-II
最初に搭乗した機体。相性は良かったが、彼の操縦技術についてこれなくなった。
ビルトラプター
変形機能の欠陥を残したまま、キョウスケが搭乗。その結果、ビルトラプターは変形後に爆発墜落。しかしキョウスケは無事であったことから、彼の強運振りを証明した。
アルトアイゼン
マリオン・ラドム博士が開発したゲシュペンストのカスタマイズ機。量産型ゲシュペンストMk-IIの延長線上に辺り、突撃仕様に特化している。別名ゲシュペンストMk-III
アルトアイゼン・ナハト
アルトアイゼンの夜間迷彩色。何故か空中適正が低くなっている。
アルトアイゼン・リーゼ
更なる強敵にアルトが性能不足となったため、彼なりの強化プラン(OGシリーズではその彼のプランをマリオン博士が昇華)でスペックアップした機体。実質キョウスケ専用カスタマイズ機である。
ゲシュペンストMk-II
『ジ・インスペクター』にてタイプS(SA)に搭乗。格闘戦仕様のタイプSなので、キョウスケの戦闘スタイルとは相性が良い。

余談

  • 「OGS」においては乗り換え時の専用台詞が他キャラに比べて地味だったため(種類自体はそれなりに多い)、ファンの間では「ガッカリウルフ」と呼ばれてしまった(ちなみに、ゲシュペンストキックで叫ばなかった事に関しては「キョウスケ役の森川氏が、かつて絶叫する演技でマイクを二本破壊した伝説があるからではないか」とも囁かれた)。「OG外伝」においてはこの点が補強され、「シッカリウルフ」、「やったぜウルフ」等と評された。
  • 「ガッカリウルフ」と呼ばれた件に関しては、「無限のフロンティアEXCEED」で小牟が狼の獣人であるルボールに対して「がっかり担当?」と発言しており、公式のネタとなったようである。
  • 名誉挽回と見せかけてACERでは割とガッカリな性能であった事に突っ込んではいけない。とっつき(パイルバンカー)使いがロマンだけなのはフロム・ソフトウェアの(それこそ変態的とも言える)こだわりなのだ。