桂木桂

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2019年9月22日 (日) 11:14時点における旋風 (トーク | 投稿記録)による版
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桂木桂
読み かつらぎ けい
外国語表記 Kei Katsuragi
登場作品 超時空世紀オーガス
声優 速水奨
デザイン 美樹本晴彦
初登場SRW スーパーロボット大戦Z
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
年齢 20歳
所属 フリーダム・スペース・コープス⇒グローマ(ファクトリー)
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桂木桂は『超時空世紀オーガス』の主人公

概要

軌道エレベーターで敵国と争った際、形勢が不利となったことから、未調整の時空振動弾を発動。その結果、様々な平行世界の交じり合う「相克界」を作り出し、その世界の「特異点」となった男。

パイロットやメカニックとしての技量に優れている一方、女性好きなプレイボーイでもあり、物事を深く考えない枠に囚われない性格。だが、チラムにより特異点として狙われる中、エマーンで出会ったミムジィ・ラースや旧友オルソン・D・ヴェルヌ、そして実は自分の娘であったアテナ・ヘンダーソンとの関係の中、次第に使命感を持ち合わせるようになった。

実は、時空震動弾発動時、そのあまりのエネルギーが「発動後の時間」を一瞬だけ切り取り、その際近くにいた桂とオルソンの「時空震動弾発動前の存在」が複写されたことにより、揃って軌道エレベーター上空に「大特異点」として飛ばされ、「同じ存在が同じ世界に二人いる」というパラドックスが発生し、それが混乱時空の一因となっていた。最後には世界を安定させるために、大特異点であった「震動弾発動後の時間に存在した過去の自分達」と決別。オルソンと共に特異点として時空修復を行い、自らの行いの責任を取った[1]

登場作品と役柄

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
初登場作品。強運再攻撃を初期から持っており、機体も小隊戦向きなために重要な資金稼ぎ要員。また『オーガス』のストーリーが大きく関わるためにランド編では話の主軸にいる事が多い。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
敵の技量の上昇により再攻撃が中々発動しない。安定させるためには技量を20ほど養成しよう。エースボーナスは前作の小隊長能力に似ており強力。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
今回、アテナオルソン召喚攻撃扱いとなり、実質的に桂1人だけの参戦となる。自らがエースボーナスを習得し、同様にエースボーナスを習得したラクスセツコの2人と隣接すれば、3人分のエースボーナスがガッチリと噛み合い、攻撃力は1,452倍。更に愛を使えば2,904倍、魂なら3,63倍の攻撃力になり、更にそこに再攻撃が乗るという、超火力を叩き出すキャラ。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
前作に引き続き、戦闘ユニットとしては桂1人だけの参戦。顔グラフィックが刷新された。今作では特異点に翻弄される自身の境遇に対し、半ば諦観とも取れる態度を見せる。
召喚直後、アクエリオンEVOLを見てソーラーアクエリオンアポロがいる事を感じ取るが、突如頭痛によりアポロなどの本作未参戦のメンバーの記憶が打ち消されるというイベントがある(シナリオ終了直後に何者かの手が加えられたことが判明する。「刻印の項目参照」)。
ゼロ曰く「真の特異点」であり、パラダイムシティの存在意義を直感的に理解していた。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
モーム共々音声が新録され、中断メッセージにも登場。当初は時空修復の研究のためにトライアの下におり、加入は宗介救出ルート20話とやや遅め。
諦観を見せていた前作と違って原初の特異点として真の時空修復を行うべく奔走。最後の最後でオリジナルDVEで格好良くキメてくれる。

パイロットステータス

精神コマンド

「集中」と「直感」を持ち合わせているので、前線に打って出るには最適である。「幸運」と「愛」を合わせ持っているのは、プレイボーイの証だろうか。

Z
集中直感幸運熱血
第2次Z
集中直感加速幸運
第3次Z
集中+、直感幸運

特殊スキル

Z第2次Z
強運再攻撃カウンター
初期に習得してある桂の特殊技能はどれも強力なものばかりだが、技量を養成すれば「再攻撃」がより発動しやすくなる。あとは「サイズ差補正無視」や「Bセーブ」も習得しておけば、攻撃面での心配が無くなるだろう。
そして、資金稼ぎに便利な「強運」を持っているのは、おそらく桂がプレイボーイであることに由来するものであろう。
第3次Z
強運再攻撃カウンターL7、サイズ差補正無視L1
サイズ差補正無視を取得しているが、今作ではレベル制になったため実感しにくい。

小隊長能力(隊長効果)

男性への攻撃力+20%、女性への攻撃力-20%
『Z』で採用。αシリーズブンドル局長に次いで、このユニークすぎる能力を具える。しかしながら、ゲームのシステムでは敵の一般兵はもちろん、AIケルビム兵のような性別が無いキャラまで「男性」と判断されるため、実質的に名前付きの女性パイロット以外の全ての敵に対して気力関係無しにアタッカーが発動している状態(メルトランディやトロイエ隊がいたら危なかったが)。しかも、隊長効果扱いなので、小隊員の攻撃力まで上昇するという優れ物。機体がSサイズなのにやけに強いのはこれが原因で、サイズ差補正無視をつけるともう止まらない。

エースボーナス

女性パイロット(敵・味方問わず)と隣接時、与ダメージ1.2倍
第2次Z』で採用。位置取りに制限があるが女性が隣にさえいれば男性相手でも通用する。
なお、このエースボーナス、たとえ隣にいるのがアンブローンであっても、次元獣化したエスターであっても問題なく発動する。女好き恐るべし……。当然、本編では食指が動かなかったマリリンでも発動する。ただし、ヒリングの場合は「性別無し」という設定ゆえ発動しない
再世篇』終盤の話になるが、セツコと隣接すれば彼女のエースボーナスの効果でさらにダメージが上がる。
同チームまたは隣接味方チームに女性パイロットがいる場合、一人につき各能力+3
第3次Z』で採用。一見地味な能力だが、「一人につき」というのが最大のポイント。サブパイロットも適用されるので、女性3人乗りのダンクーガノヴァプトレマイオス2改を隣接させることで能力が跳ね上がる。今回はモームオーガスに同乗しているので、実は誰とも隣接していなくても発動している
オズマをサブにつけ、四方をプトレマイオス2改(+9)、ミコノ&AB取得済みのシュレードを搭乗させたアクエリオンスパーダ(+13)、ダンクーガ(+9)、コスモクラッシャー(+6)、残り3機(ネェル・アーガマを片方のチームの代わりに入れても同様の組み合わせになる)をその他女性の乗るユニット(+9)で固め、その上でバサラの「TRY AGAIN」を「熱血」つきで聞かせれば(+48)、モームの分(+3)と合わせて+97と恐ろしい数値になる。
天獄篇』の場合は上記の残り3機のうち1機をカズミ復帰後のガンバスターに変更することで+100に達する。オズマの代わりにAB取得済みのC.C.(+13)を入れると、バサラのがなくても+62
もし、今作には出ないソルグラヴィオン(4人)や他シリーズの主人公機のハイペリオン(3人)、ヴァルザカード(4人)といった複数の女性の乗るユニットがいたら更にとんでもない事になったであろう…。
しかし、後の作品これよりももっと恐ろしいエースボーナスを習得する男が現れている

人間関係

オルソン・D・ヴェルヌ
桂の友人であり、戦友。但し人格は正反対であり、硬派で男女問わず面倒見がいい。彼からティナの死、娘アテナの存在を知らされる。
ミムジィ・ラース
桂に惹かれ、恋に落ち、そして彼の双子の子供を宿す。桂が当初アテナのことを気に掛けていたときは嫉妬していたが、後に親子であることを知ると彼女の桂への頑なな態度を気に掛けていた(自身が桂の子供を身篭ったことも一因)。
アテナ・ヘンダーソン
桂が時空振動弾を発動する前のティナとの逢瀬によって生まれた子。ティナの所有していた自身の写真はティナの父によって焼却処分されたため、アテナは桂の顔を知らなかった。桂もアテナのことを知らなかったため、当初は自分と似た戦い方をする彼女に対して戸惑っていた。
お互いが親子と知り、彼女から罵られた際には「(自分が)人間じゃないみたいな言い方をされた」とショックを受ける。ミムジィが自分の子を妊娠したことを知るとさらに彼女の態度は頑なになり、明確な殺意まで抱かれていた。もっとも、最終的に和解して「お父様」と呼ばれたときはうれしく思ったようである。
ティナ・ヘンダーソン
時空崩壊前の桂の恋人の一人。時空崩壊の結果、桂が辿り着いた時間より20年前の時代に飛ばされ、その世界でアテナを産む。桂と再会する前に死亡した。
なお、原作第1話の冒頭が「桂とティナのベッドシーン」である(しかも、日曜日14:00という時間帯に放送されている)のはある意味語り草。この時に彼女はアテナを妊娠したと思われる。
モーム
立ち寄ったマーケットで出会ったロボットの少女。彼女を不憫に思った桂により、グローマの一員となる。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

ガロード・ラン
Z』では親しく、割と頼られる機会も多い。彼のティファへの恋を応援している。
ロアビィ・ロイ
プレイボーイ同士。Zでは彼の恋を応援した。
アスラン・ザラ
『Z』のランド編第38話にてシンとキラのことしか頭に入っていないアスランの優柔不断な行動に「こういう奴はコロッと騙されて突っ走る」と彼の欠点を指摘する。
第2次Z再世篇』では、マルグリットにセクハラ行為をしようとしたところを彼に止められる。
アムロ・レイ
『Z』ではお互いの腕を認め合っており、桂もアムロに対しては敬語を使っている。
シャギア・フロストオルバ・フロスト
『Z』では特異点である桂の身柄の確保を狙った。
キラ・ヤマト
『Z』ではジロンと共に彼を素直に仲間と受け入れている。キラがオーブで生存を見せた際には「ああいうのは、見た目によらず、意外にしぶといもんだ」と、素直に喜んでいた。
リディ・マーセナス
第3次Z天獄篇』では特殊戦闘台詞で「見損なった」と言っている事から、どこか期待するものがあったようだ。

リアル系

ホランド・ノヴァクゲイン・ビジョウ
『Z』において彼らと「お父さん仲間」になる。『第2次Z』でも並行世界のホランドを激励する。
レントン・サーストン
『Z』ではエウレカに桂の心を見ないよう警告するなど、レントンから或る意味、危険人物扱いされていたが基本的に関係は良好。
また、並行世界の彼とも仲は良く、『第2次Z再世篇』ではパレス・インサラウムからの脱走時、エウレカを救出出来なかった事を謝罪している。
ゲイナー・サンガ
『Z』では色々と下世話を焼く。
ジロン・アモス
『Z』では親しく、割と頼られる機会も多い。
ミハエル・ブラン
第2次Z破界篇』では彼よりも恋愛経験が豊富なため敬意を持たれ、「桂さん」と呼ばれている。彼と師弟関係を築いたようである。
クラン・クラン
『第2次Z破界篇』では桂がミシェルに自分を「師匠」と呼ぶように言った際に、「ロクでもない師弟関係だ!」と彼女から呆れられる。
キリコ・キュービィー
『第2次Z再世篇』においてキリコがワイズマンの後継者になる際の戦闘前会話で、桂は「見た目や性格が正反対だったが、惚れた女一筋な所は似たもの同士」と共感していたらしい。
『第3次Z天獄篇』ではDLC「ザ・バトリング」にてモームの身体を直す為の資金を集める為に彼とバトリングで対決し(キリコがわざと負ける形で)勝利した。

スーパー系

ピエール・ヴィエラ
『Z』ではプレイボーイ同士。
シモン
『第2次Z破界篇』EDで彼を激励する。
ロージェノム
『第2次Z破界篇』での戦闘前会話において、不器用ながらも自分の娘アテナを愛する桂にとって、娘ニアを人形のように扱い、挙句の果てに捨てたロージェノムは怒りの対象であった。
カイエン・スズシロ
『第3次Z時獄篇』ではミコノに対して過保護になっていた彼を諫める。

バンプレストオリジナル

ランド・トラビス
『Z』では共に大人同士ということもあってか、よく一緒につるんでいる。
セツコ・オハラ
『Z』では初対面時、ちょっかいを掛けようとする。
デンゼル・ハマー
『Z』ではセツコにちょっかいを掛ける桂を睨んだ。
トビー・ワトソン
『Z』では色々と気が合っていた。
レーベン・ゲネラール
桂が女好きなのに対しレーベンは病的な女嫌いと対照的で、桂はエーデルに忠誠を誓う彼を「女を見る目も無い」と評した。
ツィーネ・エスピオ
実は時空振動弾の発動で部下を失ったために、桂を恨んでいる。バンプレストオリジナルキャラクターが版権作品のキャラクターに因縁を持つのはかなり珍しい。
桂の小隊長能力としても天敵にあたる存在である。
『第3次Z天獄篇』では彼女がクロノのクィーンであることと、三人目の始源の特異点であることに早い段階から気づいていた。
アサキム・ドーウィン
『Z』ではZEUTHにとって因縁深い敵であったが、個人レベルの接点は殆どない。
『第2次Z破界篇』では時空振動によってADWに転移してきた際最初に遭遇し、直後の戦闘では協力体制をとる。このときアサキムのほうは強い烙印(スティグマ)の反応を追っており、それが桂自身だったことを悟ったようである。
なお、『Z』の公式的な展開がどのようなものであるかは不明瞭な部分もあるが、桂の台詞から、少なくともアサキムは最終決戦で仲間にはなっておらず、直前の軌道エレベーターでの戦いに敗れて退場していたことが分かる。
クロウ・ブルースト
ロジャー万丈と共にスフィアやアサキムの秘密を彼に聞かせるメンバーに入った。
直後に命は惜しいが借金返済のためにブラスタに搭乗し続けると聞いて、クロウを笑顔で激励した。後にマリリンに会ったことで彼の女嫌いの原因を理解することになる。
アイム・ライアード
「お前ほど真っ黒な奴は初めてだよ」と評する。つまり、アサキムやジ・エーデル・ベルナル以上に邪悪だと言っている。彼からも「全ての混沌の始原」特異点の中の特異点」と呼ばれる。おそらく時空振動弾を発動させたためだと思われる。
マルグリット・ピステール
『第2次Z再世篇』では彼女のある発言に対し味を占めセクハラしようとするも、アスランに止められる。
マリリン・キャット
『第2次Z再世篇』ではアンブローンの命を受けた彼女に捕獲される。その際に色仕掛けをされたらしいが、彼女に対しては自分の中の何かが反応しなかった為か、食指が動かなかった様子。さすがにエースボーナスは発動するが。
哀しみのサクリファイ
第3次Z時獄篇』では彼女の仕業により、「原初の特異点」として時の牢獄に囚われつつある蒼の地球に引き込まれる。

名台詞

桂「バルハラだ、ギャモンだってみんなそれぞれ勝手に意見を言って…結局、ジャビーのいた世界の戦いの神様の名前をもらう事になったんだ」
ミムジィ「戦いの神様の名前か…」
桂「俺はネビュラードってのを推したんだけどね」
新型ドリファンドの名称にまつわるエピソード。ちなみに桂が命名しようとした「ネビュラード」は、番組企画段階でのタイトル案である。
(似ている…こいつは戦い方が俺に似ている…! どういうことだ!?)
アテナとの初戦闘の際の独白。自分の操縦スキルに絶対の自信を持っている彼にとって、戦い方が似ているだけでなく完全にそれを自分のものにしている相手に驚く。
一方のアテナも同様のことを考えていた。
「ちょっと待てよ。俺たちはただならぬ関係にあるらしいぜ」
オルソンから自身とアテナが親子であることを聞かされた後、そのオルソンが行方不明になり、捜索している際に攻撃を仕掛けてきたアテナに対しての言葉。まだ実感が湧かないためか、誤解を招きかねない発言である。
「これ以上、話をややこしくさせないでくれよ!そうでなくても、娘だって言われたあの子に、『人間じゃない』みたいな言い方されたんだ!」
幾度も戦ったチラムのエースパイロットのアテナが自分の娘と知った後、自身を否定され、さらに彼女は相棒のオルソンを愛しているとミムジィに指摘された後の石を拾って川に投げ込みながら言った台詞。さすがにショックは大きかった様子
「結構だ! お前が何と言おうとあのお腹の子はミムジィと俺の子だ!」
ミムジィが彼の子を妊娠したことが発覚し、アテナが「認めないわよ! あたしの姉妹なんて!」と発言したあとに返答した言葉。
オルソンもまた否定的な見解を示していたため、このあとしばらく苛ついていた。
「自分の娘を助けるのに、何か理由がいるのか?」
アテナを隕石との衝突から助け、「何故、私を助けたの?」と問われた際の返答。たとえ憎まれていても、娘を助けることに躊躇しない彼の父親としての一面が伺える。
「ゆっくり話し合おう、アテナ! なんと言われようと俺は君の行く末を心配しているんだ」
自分に対して頑なな態度をとり続けるアテナに対して言った言葉。しかし、彼女からは「心配する相手が違うのでは?」と一蹴されてしまった。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

Z

「おい、オルソン! 俺達…遂にスパロボに出ちまったぜ!」
Z』のラジオCMでの台詞。オルソンに呼び掛けているが、原作のオルソン役の声優である鈴置洋孝氏が既に故人という事を省みると、オルソンへの呼び掛けは別の意味合いも持たせているようにも思える。
「その声…もしやと思ったけどやっぱりセツコちゃんか」
「俺って女の子の声は絶対に忘れないんだよね」
『Z』のセツコルート第15話における台詞。でも、彼女の正体は第59話になるまで看破できなかった。
「聞き捨てならないな、そいつは。その台詞…そっくりそのまま返させてもらうぜ」
レントンが家出した後、ホランドが「気に入らねえってんなら、てめえらも出ていけ」と毒づいた時の返し。
「素直に言えよ、アスラン。議長の敵になった俺達を討つんだろ?」
「相変わらず一途な男だよ…! こういう奴ってのは、ころっと騙されて突っ走っちまうんだよな!」
『Z』ランド編第38話「仕組まれた決戦」に於けるアスランとの戦闘前会話。
実際、アスランの性格的弱点である優柔不断ップリを指摘しており、桂の冷静な観察眼がよく現れている。
もっとも後で自らも認めているように「ころっと騙された」のは桂達も同じであり微妙に締まらない。
「レーベン大尉…! あんたは女性恐怖症と言うより病的な女嫌いのようだが…あんな女に忠誠を誓うようじゃ女を見る目もないようだな!」
『Z』第47話「俺達の行き先」or「カウント・ダウン」におけるレーベンとの戦闘前会話。本性を現したレーベンを桂はこの言葉で批判した。
事実、レーベンは死の間際までエーデルの正体に気付くことはなかった為、ある意味的中していたと言えるだろう。

ZSPD

「知ってるか、鬼さん。女の子の楽しみの究極はグルメ&スイーツなんだよ。それを奪ったお前達はこの桂木桂がお仕置きしてやる!」
ZSPD』ビーター・サービス業務日誌第1話「食べたくて合体」に於ける百鬼帝国との戦闘前会話。自分の空腹感よりも女子一同を「ダイエット地獄」へと追い遣った所業を優先して糾弾する辺り、フェミニスト桂木桂の面目躍如といったところか。
「なにはともあれ、合体依存症が治ってよかったよ。これでナンパ三人集の復活だ」
ZSPD』ビーター・サービス 業務日誌第4話「この想いを君に」より。合体依存症を克服したピエールの復活を、もう1人のナンパ師と共に喜ぶが、「ZEUTHでも有数のナンパ師」という自覚は有った模様。
「兵器が要らなくなるような世界を夢見て、大尉は自分の命を懸けた…! その願いを無駄にするような奴…ミムジィとのベイビーを怖がらせる奴…そして、女の子に危害を加える奴は、この俺が相手をしてやるぞ!!」
無人機軍団との初戦闘に於ける戦闘前会話。亡き戦友の遺志と生まれ来る我が子を守る為、再び世界に戦火を広げようとする者達への怒りを叫ぶ。
「月の御大将さんよ、さっき戦場で女の名前を呼ぶのはどうの、って言っていたよな? 分かったよ、あんたがどうして戦いなんかに拘るのかが」
「あんたは女の子の良さってのを分かってないから、こんな事をするんだよ!」
「今度生まれてくる時は、いい恋愛をするんだな! 戦いよりも、ずっと楽しいぜ!」
ターンXとの戦闘前会話。ギンガナムの手前勝手な持論に対して痛烈なカウンターを浴びせた後、来世で恋愛経験を積む事を推奨しつつ「亡霊」狩りへと挑む。
「…正直言えば、俺も特異点の役目を知った時はちょっとだけヤケになり掛けたよ」
「気に入らない奴は消えちまえばいいってな…だけど、そんな権利は誰にも無い」
「戦争の勝った負けたとは話が違う。誰かが誰かの未来を決定するのはおかしいんだよ…! だから、俺はお前と戦う! 自分の未来を自分で決められる世界の為にな!」
XAN-斬-との戦闘前会話。「腹を割った話し合い」をする為か、周囲には決して表出させなかったネガティブな心情を吐露してまで「黒ザムライ」への説得を試みる。普段飄々と振る舞っている分だけ、台詞にも重みが増している。

第2次Z

「そう怒るなって。そこらは意識しないでやっていくって決めたじゃないか」
破界篇』において、時空振動に巻き込まれて暗黒大陸に跳ばされた直後、危機感を見せない自身に怒るアテナに対して。話し合いで普段は親子であることは意識しないことを決めたらしい。
事実、本編でZEXISのメンバーにアテナと親子であることを明確に説明する場面はない(ミシェルクランにアテナの「保護者」であることを仄めかす程度)。
「可愛い子が大好きってのは否定しないよ…つまり、俺のレーダーに引っかからなかったあんたに問題があるのさ」
再世篇』中盤で、自らの「色仕掛け」に落ちなかった事に不満を漏らすマリリンへのカウンター。彼女にとっては痛恨の一撃だった模様で、直後に「…殺してやろうか?」と自身への殺意を剥き出しにされる。
「見てろよ、魔法使いのお婆さんに化け猫ちゃん。この桂木桂様を甘く見た事を後悔させてやる」
『再世篇』にてマリリンアンブローンへの悪態を吐きつつ、パレス・インサラウムからの脱出の機会を虎視眈々と窺う。
「言っとくけど、俺…結構、怒ってるんだぜ!」
『再世篇』にてZEXISに復帰後の初戦闘で、手荒い身体検査をしてくれたインサラウムへ静かな怒気を放ち、彼等への「お礼参り」を敢行する。
「男も女も無いような生物になっちまう事の何処が素晴らしい進化だよ! その姿を見る限り、俺はあんた等の示す進化ってのはノーサンキューだな!」
『再世篇』終盤でのコーウェン&スティンガーとの戦闘前会話。彼等の提示する進化を「つまらないもの」と一蹴した上で、そのおぞましき威容へ嫌悪感を露にする。

第3次Z

「おいおい、みんな……この世紀のハンサムボーイ、桂木桂様を忘れちまったってのかい?」
時獄篇』第16話「開かれる新世界」で現れた際、オーガスと自分の名前がなかなか出てこなかった仲間達に対していわく。しかし……。
「久しぶりだな、アポロアクエリオン、少し形が変わっ……うぐッ!?」
アクエリオンEVOLソーラーアクエリオンと見間違え、乗っているであろうあの野生児に話しかける。だが、その瞬間猛烈な頭痛が襲い……。
「……なんだろう……俺、そんなことを言ったのか?」
「さっきの頭痛の影響で混乱したのかもな……そのアポロとか、アクエリとかって言葉、聴いたこともないし……」
我に返った桂の記憶からは、アポロたちのことも、アクエリオンのことも消え去ってしまっていた。
「堅いな、お兄ちゃん…」
「兄貴のお前さんには、その子はいつまで経っても幼い妹かもしれないが、俺から見れば、一人前のカワイコちゃんだ」
「妹ちゃんのナイトは、もうお前じゃない。彼女が自分で選ぶナイスガイなんだよ」
同じく『時獄篇』第16話で、カイエンに対する想いを察しての説得
「どうやら、あんた……超然としているようだが、腹の中では相当なストレスを溜め込んでいる…そこまでのレベルってことは……ズバリ! あんたは過去に誰かにフラれてそれを逆恨みしてると見た!」
「あそこまでネチネチとした性格ってのは大体異性がらみのトラウマを持ってるんだよ、俺の経験上な」
「そういう奴ってのはとか希望とかとか、ポジティブな言葉を嫌って他人と世界に憎しみを撒き散らすのさ!」
『時獄篇』第47話アスカ続投ルート「アタリとハズレ」にて、トワノ・ミカゲを評して。
実はただのハッタリだったのだが、ミカゲの前世を考えると否定できないどころか大当たりである。
「アタリとか、ハズレとか…。人の生き方を仕組まれた運命のように言うような奴にロクな奴はいないのさ。そういうのは、そいつが自分で決める事だ。あらかじめ決められてるんじゃない」
同シナリオにて、ミカゲが撤退した後、ゼシカに対して。この言葉はミコノにも影響を与えた。
「言っても無駄だぜ。…女の子がいなくなった世界の王様だ。きっと恋愛をした事もなかったんだろうさ。そんな奴に誰かとわかり合えなんてのはどだい無理な話なんだよ」
『時獄篇』にてイズモ・カムロギのやり方と思想を非難するメンバーに対して。この指摘は当たらずとも遠からずだったらしく、イズモは完全に黙り込んでしまった。
「はいはい。そうやって、今までは本気じゃなかったアピールはいいから」
『時獄篇』第58話「いがみ合う双子」にてガドライトに対して。
今までガドライト達の上から目線や卑劣な行動にやきもきさせられてきたプレイヤーの気持ちを見事に代弁した台詞である。とはいえ、実際このステージのガドライトはシャレにならないほど強い。
(相手があいつだとするなら、注意が必要だ。あの一団にいた以上、屈折ぶりは相当だからな…)
『天獄篇』43話のエンドデモにて、三人目の特異点に心当たりを覚えつつ。まあその「あいつ」も、「あの一団」の中では相対的にはマトモな方なのだが。
桂「真の時空修復……!?」
オルソン「そうだ。それがお前の…俺達の使命だ」
天獄篇』予告にて。原作ではこの二人による時空修復は不完全に終わっており、続編『超時空世紀オーガス02』(SRW未参戦)で大尉が完遂を試みているが……。
「これで全てを終わらせる…! そして、新たな多元世界の始まりだ!!」
『天獄篇』最終話にて。全ての宇宙に生きる命の想いを集結させ、時空修復の完遂を確信した時の台詞(DVE)。

スパロボシリーズの迷台詞

桂「遅いんだよ! こっちは結構危なかったんだぜ!」
ゲイン「何言ってんだ。一人で行くって言ったのはお前さんの方だぜ」
チル「戦闘してるのに気づいてせっかく来てあげたのに、そんな事言うなんてさ!」
ジロン「帰ろうかな、俺達…」
桂「っと悪かった! ヘソ曲げないで、援護を頼む!」
『Z』第34話「ストレンジ・コンタクト」にて救援が遅れたことを毒づくも、逆に切り返されて。
「駄目だぜ、ミシェル。他の女の子はともかく、俺の目の黒いうちはアテナには指一本触れさせない」
『破界篇』第38話「果たされる約束」より。ミシェルがアテナに関心を寄せたときに言った言葉。実の娘を恋人と再会するまでは守ろうとしているようである。「自分と同じタイプに娘はやれない」という風にも見えなくはないが。
一方、桂とアテナの親子関係を知らないミシェルは自分と同じく女好きの桂にこの台詞を言われて面食らっていた。
「俺を師匠と呼びな、ミシェル」
同上。「シェリル不在時にランカの送迎役をアルトに委ねるのはアンフェア」と述べた際、その判断をいたく評価したミシェルから賞賛されての返答。ここに、めでたく「ロクでもない師弟関係」が誕生した。
桂「悪いな、ミシェル。今回の俺はマジでいく」
ミシェル「奇遇ですね、桂さん。俺も同じですよ」
第3次Z時獄篇』第30話「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」にて、ある意味弟子とも言えるミシェルに対して、こればかりは譲れないと言わんばかりの様子(顔グラも凄まじく真剣な表情)で獲物を狙い、どちらが先に取るか競う事となる。
…が、勝負の内容は完全に運任せのビンゴ大会な上に、彼等が狙っているのは美少女艦長のキス。おまけに両名ともがいる(桂に至ってはまでいる)のにこの有様。それでいいのか。
「なるほど、シンジはテスタロッサ艦長のヌードが希望か」
『第3次Z時獄篇』DLC「猫と仔猫のR&R」において、罰ゲームのことを知らないシンジが「訓練の面倒をみてもらっているから、マオを応援する」と言ったのを受けて。
「嘘だろ! バッファローじゃなくてホルスタインかよ!」
第3次Z天獄篇』第29話「猛攻のストラウス」or「深遠よりの目覚め」にて、ストラウスの正体を目の当たりにしての実にド直球な発言で、モームから怒られてしまった。
まあ、スメラギゼロですら手玉に取る知略を持ち、「欲深な金牛」のスフィア・リアクターでもある敵司令官のゴツいアーマーの中身がナイスバディの金髪美女だったのだから、こう口走るのもむべなるかな。
「どうしても君が武器を下さないんなら……」
「丸裸にさせてもらう!」
「その後は俺と、楽しもうじゃないの!」
女性パイロットへの一斉射撃使用時。それでいいのか、特異点。

搭乗機体

ブロンコII
桂が最初に乗っていた機体。
オーガス
ブロンコIIを強化修理した機体。基本形態のガウォーク、人型のオーガロイド、飛行型のフライヤー、陸戦型のタンクの合計四形態への変形が可能。

余談

  • 腕前や女好きの性格、担当声優などに前番組某天才パイロットと共通点が散見される。
  • 小説版では過去の自分を殺したことにより「歴史から存在が消え、時空震動自体がなかったことになる」という結末を迎えている。後書きによれば「これが桂とオルソンの本来の末路であるが、視聴者受けが良くないだろうと見られたためあえて曖昧な結末になった」とのこと。

脚注

  1. しかしこの時空修復は実は完全に成されておらず、数百年後を描いた続編の『超時空世紀オーガス02』で、とある人物により再度試みられることになる。