グレイス・オコナー
グレイス・オコナー | |
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外国語表記 | Grace Oconnor |
登場作品 | |
声優 | 井上喜久子 |
デザイン | 江端理沙 |
本名 | グレイス・ゴドゥヌワ(劇場版) |
種族 | 地球人(インプラント) |
性別 | 女 |
身長 | 173 cm |
髪色 | 青 |
所属 | マクロス・ギャラクシー船団 |
役職 |
マネージャー(表) 科学者(裏) ゼネラル・ギャラクシー企業軍情報部所属(劇場版) |
軍階級 | 大佐(劇場版) |
概要
基本的な設定は歌姫シェリル・ノームのマネージャーを務める女性だが、作品によって、立ち位置は異なってくるキャラクターである。
TV版
普段は単なるマネージャーを装っているが、裏の顔は宇宙生物バジュラ研究の第一人者であり、同作のTV版(およびそれに設定の準拠する漫画版・小説版)の黒幕。シェリル・ノームのマネージャーを務めているのも、シェリルのマネジメントを一手に引き受けてその行動をコントロールするためである。
科学者としての彼女の来歴は、かつて第117大規模調査船団にてマオ・ノーム(シェリルの祖母。劇中では専ら「ドクター・マオ」と呼ばれる)や、ランシェ・メイ(ランカの実母)と共にバジュラの研究員を務めていたことに始まる。彼女達のグループは、バジュラの研究により、彼らが広範囲の「フォールド通信」を用いて意思共有をする生物であることを発見。グレイスはこの意思共有能力を応用することで、全銀河の生物の集合意識を一つに纏めることができると確信する。しかし、同僚のランシェらにはそのことを反対される一方で、バジュラ襲撃により調査船団は壊滅し、グレイスも大きな傷を負ってしまう。このことが原因で自身を否定したランシェらに恨みや憎しみを抱いたグレイスは、自らの理論を立証すべく壮大な計画を立てるようになる。
その第一歩としてマクロス・ギャラクシー船団を支配する集合意識体らと物理結合し協力者とする一方、自らの身体をフルインプラント化し、一種のサイボーグとなる。その後、シェリルを伴ってマクロス・フロンティア船団に乗り込んだ彼女は、レオン・三島を利用しつつ、己の目的を達成しようと暗躍。後に「リトルクイーン」ランカ・リーの歌声によってバジュラの制御が可能であることが明らかになると、これまでマネジメントしてきたシェリルを切り捨て、ランカのマネジメントに専念するという名目のもと彼女を監視。機会を捉えて彼女を拉致し、その歌の力でバジュラ本星にてバジュラクイーンの支配に成功した。
こうして全銀河の意思共有を目指した彼女であったが、フロンティア船団の抵抗とランカの説得に応じたバジュラ達が自身の制御を離れたことで追い詰められていき、最期は早乙女アルトのVF-25 メサイアにより頭部を破壊されて、死亡する。
なお、TV版の小説では消滅したのはグレイスの二次的クローンであり、「グレイスとギャラクシー船団の集合意識体は存在している」と語られている。
劇場版
正体はゼネラル・ギャラクシー企業軍情報部所属グレイス・ゴドゥヌワ大佐。
シェリル・ノームのリベンジライブでは、バジュラの襲撃に怯えるスタッフを叱咤し、彼女の歌を船団に流す。後にギャラクシー船団幹部と共にフロンティア船団の乗っ取りを画策するが、三島に発覚して身柄を拘束される。身体の損傷によりインプラントの支配から解放されたグレイスはバジュラ本星の戦いの最中に脱出し、シェリルのステージの準備を整え、シェリルの歌が銀河を震わせているのを見届けて倒れた。
常にシェリルに対して愛情深く接する様子から、TV版とは違い、彼女に対する感情を消去する選択をしなかった可能性がある。
漫画『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』
元はマオ・ノームの研究所で働いていたV型感染症の研究者。同僚ジャックとの結婚式の当日にギャラクシー船団に誘導されたバジュラの襲撃を受け、元老院のスルトによってジャックを殺され、捕らえられてサイボーグ化され、ギャラクシー船団の元老院の配下とされる。元老院のコントロール下に置かれながらも、フロンティア船団でアルトと交流するシェリルを見るうちに自我を取り戻し、元老院に逆らってシェリルの命を救い、「処分」された。
幼少時のシェリルとの交流が描かれたほか、ギャラクシー過激派のテロからシェリルを庇う等、完全に善人と言っても差し支えないキャラとなっている。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- TV版準拠。ストーリーが最後まで進まないためNPCとしての登場。ただ、時折原作同様の「醜く歪んだ顔芸レベルの悪い笑み」を見せることがあり、終盤には『機動戦士ガンダム00』のリボンズ・アルマークと手を組んで暗躍を見せるなど、原作を知らない人でも「何か悪いことを企んでいる人」という印象を強く残す。
- EDでは、シェリル、ランカ以外に目をつけたアーティストがいると語る。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 前作EDで言及されたアーティストのスカウトには失敗したとのこと。前作に引き続き、リボンズと手を組み、暗躍。イノベイター達と共に人類の支配を企てる。ifルートではリボンズと共に、『L』に続き版権作品の最後の大敵としてZEXISの前に立ちはだかる。
- 本作では序盤から悪役としての本性を発揮するが、利用目的で近づいたバサラやラクス、エイーダ達に自分の考えを真っ向から否定されたのを始め、仕掛けておいた回避不能な筈の罠をイマージュの介入によって無効化されたり、ダブルオーライザーの粒子で支配下にあったバジュラを制御不能にされるなど、自分の予期せぬ力の干渉によって重要な計画をことごとく台無しにされてしまい、その度に動揺して悔しがるなど、やる事のスケールの大きさはともかくキャラ的にはリボンズと同様に小物感が出てしまっている。なお、グレイスもまた黒の英知に関する事は何も知らず、ましてやそれに災厄の未来やバジュラの過去に関わる秘密が隠されているなど知る由も無かった。
- 悪役として振る舞う一方で最終決戦では、他の作品と異なりバサラやアルトとの戦闘前会話にて多少相手のことを認めるようなセリフを言うなど、劇場版や漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』などで見せたグレイスの本来の人間性を垣間見せる場面もあり、自分の行動に疑念を抱きつつも最早自分で止める事も出来ない哀しみを垣間見せている(リボンズが徹底して自分の野心を満たすために戦い、完全否定されているのとは対照的である)。最終的にはZEXISに敗れ去り、死亡したと思われていたが……。
- 劇中どこかに報告を送っているようなモノローグもあり、また一人称が時折「私達」になるなど、意思統合体の一部であるという演出が多い。
- なお、撃破時のドロップパーツは「シェリルのディスク」「ランカのディスク」「Fボンバーのディスク」。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 名前のみの登場。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 新しい身体に意識を移して復活を遂げ、三島と共に暗躍する。
- しかし、電脳貴族に用済みとして捨て駒にされたが為に三島に銃撃され、致命傷を負ったことによりインプラントの支配から脱却、最後の力を振り絞りランカとシェリルのステージのセッティングを行い二度目の死を迎えた。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- TV版準拠。最終的には本作の最後の版権作品の大敵キャラとしてLOTUSの前に立ちはだかる。
- 顔グラフィックがマネージャー版・本性版・サングラス着用の『G』版・ルシファーパイロット版・バジュラクイーンとの一体化時版の5種類も用意されている。
- スーパーロボット大戦UX
- 劇場版準拠なのでNPC。活躍はほぼ原作通り。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- TV版・劇場版双方がクレジットされている。シェリルのマネージャーとして活動を共にし、イベント「イツワリノセンジョウ」にてシェリルと決別するが、三島の銃撃からミンメイを庇って負傷する。
- その後は「オモイノツバサ」にて、シェリル達をサポートするためにギャラクシー船団に反旗を翻してコントロールを狂せるなど、最終的には劇場版に近い道を選んだ模様。
- イベント「未来へ繋ぐ想い」では故人として登場、多元宇宙迷宮でカイルスを導いた。
その他
- Another Century's Episode:R
- TV版の設定で登場。かなめとテッサを拉致するなどの暗躍を見せ、最後はシーズンとの決着を前に『マクロスF』の世界でTV版の最終決戦が再現されることになる。
- 各版権作品のラスボスがあまり登場しない中、『マクロスゼロ』の鳥の人や『創聖のアクエリオン』の頭翅、『アーマード・コアシリーズ』のナインボール=セラフと並び、本作で戦える数少ないラスボスクラスのキャラの一人となる(ただしグレイスのみチェイスモードでのイベント戦闘)。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
『L』では版権作品ボスとしては最後に登場するだけに恐ろしく能力が高い。バジュラクイーンとの同化後はさらに跳ね上がり、セントラルに匹敵する強さとなるが回避だけは下がる。
『第2次Z再世篇』でも終盤版権作品ラスボスの一人で、リボンズとコーウェン達(ルートによって彼らが大トリ)と同様LV90+2回行動。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- L
- 気力限界突破、底力L9、指揮L4、アタックコンボL3
- 後者二つは同化後に追加される。バルキリー搭乗時は反撃含め全く行動しないので能力も技能も意味がない。同化後は指揮とアタックコンボを習得するが、今度はクィーンに対応武器がないという問題発生。強くはあるが、どうも今一つかみ合わないのは自身の力ではなく借りものなためか。ただし、気力限界突破と底力、クイーンの次元断層の組み合わせで恐ろしく頑強。
- 第2次Z再世篇
- 天才、底力L7、ガード、精神耐性、Eセーブ、気力+ボーナス、2回行動
- 『再世篇』のクィーンにはバリアが無く、防御スキルはLほど強くないが、天才+2回行動で連続マップ兵器が怖い。特に近くにいるブレラが落とされがち。さっさと他のバジュラまたはリボンズを退場させ、彼女を倒そう。
エースボーナス
- 全てのバジュラの命中率、回避率+30%
- 『第2次Z再世篇』で採用。『第2次Z破界篇』の準女王と同じ。脅威的なボーナスだが、ゼロレクイエムルートでは途中のイベントで他のバジュラが撤退、騎士団ルートでは登場時点で既に他のバジュラがいないと、効果が発揮できない。
人間関係
- シェリル・ノーム
- 彼女のマネージャーを務め、V型感染症のシェリルを救う。最終的な関係は、メディアによって異なる。
- TV版では中盤で半ば捨て駒のような発言をしてシェリルを切り捨てたかに見えたが、彼女に対する母性自体はあり、その感情が計画に差し支えるとして感情データの削除を行ったとされる。
- 一方、劇場版では最終局面でインプラントの支配を脱してギャラクシー船団に反旗を翻し、シェリル救出のために行動するというTV版とは正反対の行動に出る。
- ランカ・リー
- 彼女の母ランシェはV型感染症であり、ランカは母親の胎内にいるうちにV型感染症に接触していた。グレイスはそのような性質を持ったランカの歌がバジュラの制御に向いていると確信、「リトルクィーン」として利用する。
- ブレラ・スターン
- 直属の部下であるが、記憶を取り戻した後叛意を露にしたため、彼に精神制御を施した。
- 早乙女アルト
- TV版では最期は彼に引導を渡されたが……。
- レオン・三島
- TV版では彼の野心を利用して、暗躍する。
- オズマ・リー
- TV版の小説では10年前に彼と会った事がある。両者は初対面ながらも妙にウマが合っており、「バジュラの襲撃が無く、もう少し会話していたら歴史が変わっていた」とも言われている。
- キャサリン・グラス
- 劇場版では彼女達からスパイ容疑で告発されるも、逆にフロンティア船団首脳陣がギャラクシー船団の救難信号を無視する決定を出した事実を告げて動揺させる。
- ランシェ・メイ
- ランカとブレラの母親。バジュラ研究を共にする仲間であったが、グレイスの唱えたバジュラ利用とその目的については否定した。間接的であるが、グレイスの野心に火をつけたといえる。
- マオ・ノーム
- シェリルの母親。グレイスやランシェと同じく、バジュラの協同研究者。
- 電脳貴族
- 共謀者。劇場版では最終的に切り捨てられてしまう。
- マンフレート・ブランド
- PSゲーム『マクロスVF-X2』(SRW未参戦)の黒幕的キャラクターで、TV版の小説に登場。野望の為にグレイスの同志となり、他の同志達と共に銀河の支配を企てる。
- だが、グレイスは内心マンフレートを嫌悪しており、最後は他の同志達共々用済みとされ彼女に抹殺されてしまう。
- ジャック
- 漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』の登場人物で、グレイスのかつての同僚で恋人。
- かつてガリア4にてグレイスと結婚式を挙げるも、バジュラ、そしてバジュラを誘導するスルト達ギャラクシー船団の部隊の襲撃に遭い、グレイスの眼前で命を落とす。
- スルト
- 漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』の登場人物で、同作品におけるギャラクシー船団の元老院の長である女性。同作品におけるギャラクシーでのグレイスの上司であり、グレイスの人生を狂わせた張本人。
- かつて家族をバジュラに殺害され、自身はギャラクシー船団の元老院の人間達に拉致された挙句辱められ、弄ばれて人間の尊厳を奪われた過去を持つがゆえに、人類・バジュラ双方を憎悪しており、全ての滅びを画策する。
- TV版のグレイスに代わるラスボス的立ち位置の人物だが、全銀河の支配を目論んだTV版のグレイスとは異なり、ガンダムシリーズのフロスト兄弟やクルーゼの如く「憎しみのままに全てを滅ぼそうとする」という、マクロスシリーズの登場人物の中でも異色の人物である。
他作品との人間関係
マクロスシリーズ
- 工藤シン
- グレイスのかつての同僚・マオの想い人。『ACE:R』においては惑星エリアで最初に接触した「イレギュラー」であり、初見でその正体を見破る。
- バジュラクイーンと一体化した後、「自分がバジュラを支配できたのはドクター・マオの研究の成果でもある」と語るグレイスに対しては、「マオがこんな事を望むはずがない!」と激怒した。
- 熱気バサラ
- リン・ミンメイと並ぶマクロスシリーズの世界の伝説的な歌手。『第2次Z再世篇』では彼も利用しようとするが、自らの野望の為に露骨に歌を利用するグレイスの方針にバサラが従う筈もなく、ラクス同様に真っ向から否定され対立する。
ガンダムシリーズ
- リボンズ・アルマーク
- 同じ黒幕的なキャラクター。『第2次Z破界篇』では裏で協力関係を結んでおり、グレイスのオーダーに従ってランカとシェリルを拉致する。グレイスとリボンズの絡みは、両者の性格から言って「狸と狐の化かし合い」のようにも感じられる。
- 『第2次Z再世篇』でも引き続き結託しており、共に人類の支配を企てるが、外部からの干渉で彼共々計画を大きく狂わされてしまう。
- アレハンドロ・コーナー
- 『第2次Z破界篇』ではリボンズを介し、彼に裏から協力していた。
- ラクス・クライン
- 『第2次Z破界篇』のEDにてグレイスが新たに目を付けたアイドルとはラクスの事だった。ラクスからも、自身のやり方を否定される事に。
- リリーナ・ドーリアン
- 『第2次Z再世編』中盤、シェリルやZEXISを巻き込んでサンクキングダムごと消そうとするが……。
その他のリアル系
- ワイズマン
- 『第2次Z再世篇』では一時的に彼に計画を狂わされる。
- フェイ・イェンHD
- 『UX』では彼女に「HD」のコードネームを付け、その存在に着目していた。
- 千鳥かなめ
- 『ACE:R』では彼女の能力に目をつけ、中盤にテッサ共々拉致する。
- テレサ・テスタロッサ
- 『ACE:R』にて中盤にかなめ共々拉致する。
スーパー系
- F.S.
- 『L』では全銀河の意思共有による人類の進化を謳うグレイスに対し、その手段の是非を問い質した。
- エイーダ・ロッサ
- 『第2次Z破界篇』では、自身の情報収集能力を以ってしても探れない彼女の素性と、そのバックについて警戒感を抱く。
- ニア・テッペリン
- 『第2次Z破界篇』では、彼女も「アイモ」を覚えていることに興味を抱く。
- ムゲ・ゾルバドス
- 『第2次Z再世篇』では一時的に彼に計画を狂わされるが、逆に彼の用いたシステムを自分達の野望の為に利用する。
- シモン
- 『第2次Z再世篇』では自身の野望の為にランカを利用した事で、ランカを尊敬し慕う彼からは特に激しい怒りを露わにされる。
- ナイア
- 『UX』では第2部中盤に彼女からシェリルのV型感染症の治療法を吹き込まれる。
その他
- ウィンター・ワン
- 『ACE:R』のオリジナル敵勢力「シーズン」のリーダー。拉致したかなめとテッサを手土産に彼と取引を行い、彼の助力を得てイレギュラーの中でも真っ先に元の世界へと帰還する。
名台詞
- 「銀河の妖精の死と先遣隊の壊滅。憎しみは燃え上がる。フォールド通信波は彼らの調べ。健闘を祈るわね、フロンティアのみなさん」
- 第13話ラスト。視聴者の前にその本性を見せ、シェリルらが訪れていた星をもろともにフォールド断層で消滅させる時の台詞。グレイス自身も吹き飛んだが、これはクローンだった模様。
- 「調教には飴と鞭が必要よ。今回はアメが優先でしょ?」
- 「銀河が震えている……」
- 劇場版終盤。シェリルたちの歌と、アルトの飛行が銀河を震わせている様子を見た彼女は、こうつぶやいてその命の幕を閉じた……。
スパロボシリーズの名台詞
- 「可愛い顔して、頭も切れるみたいね。貴方が、あの男に仕えているのが私には信じられないわ」
- 『第2次Z破界篇』で、瞬く間にシェリル&ランカを昏倒させたリボンズの手並みを目の当たりにして述べた評価。
- さり気なく彼の主君についての揶揄も含んでいるが、グレイス曰く「馬鹿にしているつもりは無い」との事。
- 「…そうね…。あなたの言う通りかも知れない…」(対バサラ時)
「だけど、その代わり私は手に入れた! この銀河の全てを統べる力を!」 (対シモン時)
「私の中の一部は、お前の言葉を理解しているようだ…だが、もう止まらない! 私は銀河を統べるクィーンになるのだ!」(対アルト時) - 『第2次Z再世篇』における最終決戦時の戦闘前会話の一部。銀河を統べるほどの力を手に入れても、グレイスの心は満たされない。野望の為に彼女が捨ててしまったものの代償はあまりに大きかった……。
- 「う、歌の力など、我らの力の前にはぁぁっ!」
- 対バサラ用の戦闘台詞。どう見ても動揺している。
- 「…当然じゃな…い…。わた…し…が…プロデュースした…んだから…」
- 『第2次Z再世篇』でZEXISに敗れ、アルトがトドメを刺そうとした時、バサラにシェリルとランカの歌を聴くように諭され、「いい歌だろ」と言われた時の返答。
搭乗機体
- VF-27β ルシファー
- バジュラクイーン
- バジュラの意思の全てを司る女王と言うべき存在。TV版終盤では、グレイスに支配されてしまう。
余談
- TV版のグレイス・オコナーはマクロスシリーズには珍しい純粋な悪役であり、同時にアイナ・サハリンやテュッティ・ノールバックといった母性的な優しい女性を演じる事が多い井上喜久子氏が演じたキャラクターの中でも異端のキャラクターである。
- なお、かねてより「悪女役に挑戦してみたい」と発言していた井上氏自身はグレイスを「私の演じたキャラクターの中でも最高のドSキャラ」と評し、気に入っているようである。
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