暗殺
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暗殺(Assassination)
国家の重要人物、秘密を知る邪魔な人間を目標として殺害する。つまり、代わりの居ない邪魔な人物を排除する事によって、組織などを機能不全にさせる為の戦術。一般的に国家の裏組織の実行犯がそれを行い、殺害後は証拠隠滅のちに実行犯は姿を暗ます。「暗殺者」と呼ばれることもある。非合法手段などで家族や友人、子供も誰一人例外なく殺害するため所謂「汚れ仕事」と言われる。さらに命令した人物から情報漏洩を恐れて、暗殺を行った人物や、それを命令した人物も暗殺の対象となるため、これを行う人物は「死と隣り合わせ」に追い込まれる。逆に開き直って暗殺を指示した人物や組織に復讐することもある。
同じ意味合いに「謀殺」があるが、謀殺の場合は国家や軍における重要人物を理由を持って殺害を指すため、公に表すことがある。「抹殺」に関しては、自身から堂々と名乗り出ることから暗殺とは違う。
暗殺の対象となった人物
ゲッターロボ
闘将ダイモス
機動戦士ガンダム
- キシリア・ザビ
- 最終話でア・バオア・クーから脱出しようとしたところを、乗っていたザンジバルの前に現れたシャアのバズーカの狙撃により暗殺される。
- ちなみに、キシリアが乗っていたザンジバルはドックを出た直後集中攻撃を受けて爆散している。これに関しては「別にシャアが何もしなくても、結果は変わらなかったのでは?」という意見がある。
宇宙戦士バルディオス
- トリノミアス三世
- 上官であるゼオ・ガットラーの権力掌握およびマリン・レイガンに皇帝暗殺の濡れ衣を着せる為に、ローザ・アフロディアによって暗殺された。
聖戦士ダンバイン
機動戦士Ζガンダム
- ブレックス・フォーラ
- ティターンズの勢力躍進を防ぐ為にクワトロ・バジーナと共に地球へ降りた際に滞在先のホテルで暗殺される。
- 劇場版においては、ティターンズ内におけるバスク・オムら急進派の手である事が分かる。
- ジャミトフ・ハイマン
- ティターンズの実権を握ろうとするパプテマス・シロッコの手で暗殺される。この時はクワトロなどの行動による混乱から偶然チャンスが巡ってきたもの。第4次ではハマーン・カーンに暗殺されている
- バスク・オム
- 原作では謀殺に近いが、ヒーロー戦記ではシロッコの手で暗殺されている。
新機動戦記ガンダムW
- ドーリアン外務次官
- コロニーと地球の和平路線に反対するOZのテロにより暗殺される。
- リリーナ・ドーリアン
- ドーリアン外務次官暗殺の目撃者としてOZに暗殺されそうになるが、ヒイロ・ユイにより未遂に終わる(なお、彼女の方も父の暗殺を計らったレディ・アンの暗殺未遂を起こしている)。さらにそれ以前にはヒイロの秘密を知ったため、彼からも度々暗殺の対象とされるが、失敗に終わっている。
- その後も暗殺や謀殺などの事件に度々巻き込まれるなど、原作とスパロボの両方作品で最も狙われた要人である。
新世紀エヴァンゲリオン
- 加持リョウジ
- ゼーレ、ネルフ、日本政府の三重スパイであり、秘密に近づくためスパイ稼業をしていたが、遂に彼自身の秘密が明るみとなり、ゼーレに暗殺される。
- もっとも、加持自身は暗殺直前に冬月コウゾウの拉致に関わることで、事前に死を覚悟していた。なお、彼のスパイ活動で得た情報は葛城ミサトの手に渡る。
機動戦艦ナデシコ
∀ガンダム
- ディアナ・ソレル
- 彼女の強硬路線に反発したアグリッパ・メンテナーが送り込んだ暗殺者に狙われる。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- ラクス・クライン
- ギルバート・デュランダルの存在を脅かす者として、部下の独断(デュランダルも把握しながら放置していたとも)で計画が実行されるが失敗に終わる。
- Lではデュランダルが明確にラクス暗殺を部下に指示しており、第33話シナリオエンドデモにてラクスに謝罪している。
オーバーマン キングゲイナー
マクロスF
コードギアス 反逆のルルーシュ
- クロヴィス・ラ・ブリタニア
- 異母弟であるルルーシュにギアスでルルーシュの母マリアンヌ暗殺事件の情報を聞き出された後、命乞いをしたにもかかわらず暗殺される(罪のない日本人を大勢巻き込んだので自業自得だが)。
- なお、クロヴィスの護衛は自身のまずい用兵で手薄になっていたので、ルルーシュは残り少ない護衛をやすやすとギアスで無力化することができた。
バンプレストオリジナル
- グレイブ・ゾラウシャルド
- ラセツ・ノバステによって暗殺される。
- マウロ・ガット
- ミツコ・イスルギの差し向けた刺客によって暗殺された。
- グライエン・グラスマン
- アルテウル・シュタインベックによって鋼龍戦隊を利用する形で暗殺される。これにより鋼龍戦隊は濡れ衣を着せられ、孤独な戦いを余儀なくされることとなった。
主な暗殺者
- シャア・アズナブル
- 実は謀殺・暗殺はシャアの得意とするところだったりする。
- なお、富野監督曰く「シャアが迷いを捨てれば、アムロを彼自身に気付かれる事無く殺す事が出来る」らしい。まぁ、迷いを捨てられないのがシャアなのだが。
- ヒイロ・ユイ
- コロニーのエージェントとして要人の暗殺も入っているが、自身の顔を見られたことで対象相手となったリリーナの暗殺に失敗するばかりか、逆に恋人関係になる。
- テテス・ハレ
- 「ディアナを暗殺すればムーンレィスの名誉市民を得られる」と奮起するが、感情に任せた行き過ぎた行動が、実行犯の一人であるミドガルドにとっては不快だったために、彼に殺されてしまう。
- なお、テテスの殺害時にはロランの背負い投げで地面に叩きつけられる瞬間に額に銃弾を打ち込まれるという、ミドガルドの暗殺者としての手慣れを見せられた。
- ミーム・ミドガルド
- テテス以下、実行者のアグリッパ・メンテナーも手にかけ、さらにディアナすらも手にかけようとするが、その行動に憤怒したハリー・オードの「ディアナの法の裁き」により殺害される。
- キラル・メキレル
- 国家の命令により、対戦予定だったガンダムファイターをファイト前に暗殺していったが、ドモンとのファイトで自分の行為を悔い改めた。
- ヒューズ・ガウリ
- エクソダスに反対するとして、数多くの要人を暗殺。実は、ゲイナーの父母も含まれていた。しかし、暗殺が公となったあとは、暗殺者から足を洗った。
- 北辰
- 木連時代から暗殺者として、数多くの要人や情報漏洩の恐れがある人物を多数暗殺。テンカワ・アキトもその目標となるが、逆に彼によって討たれる。
- カーメン・カーメン
- 実行犯ではないが、独自に訓練したコブラを使って各位要人を暗殺する。
- ガウルン
- 原作では数多くの要人暗殺を行っている。基本的にアーム・スレイブなどの白兵戦を好むので、彼自身は暗殺は仕事と割り切っている。
- 夏玉蘭
- ガウルンの養女で、暗殺術が仕込まれている。青龍刀を用いる。ガウルンの半ば暴走による命令により千鳥かなめの暗殺を行おうとするが、逆に返り討ちにあうばかりか、組織の意向に反したとして幹部レナード・テスタロッサにより殺された。さらに、死体を使って姉である夏玉芳の感情を弄ばれた。暗殺者としての末路としては、最も悲惨な扱いである。
- ルルーシュ・ランペルージ
- 彼個人が手を下すこともあるが、そのほとんどがギアスを掛けられて操られた人間達であり、ブリタニアへの復讐心から罪の無い人々を次々と殺していく…。やがて…?
- アリー・アル・サーシェス
- 1stではアレハンドロ・コーナーの密命でラグナ・ハーヴェイ、ヨハン・トリニティ、ミハエル・トリニティを暗殺した。また、ソレスタルビーイングの秘密を探っていた絹江・クロスロードを独断で手に掛けている。
- 続いて2ndでは(暗殺自体は未遂に終わったものの)刹那・F・セイエイに致死量の有毒なGN粒子入りの銃弾を撃ち込み、イノベイドであるリジェネ・レジェッタを暗殺している。
- ちなみに、小説版では1stと2ndの間にリボンズ・アルマークの命令で、ソレスタルビーイングの監視者達全員を暗殺していたことが明らかになっている。
- 劇中において、サーシェスは相手の一瞬のスキを突くことによる暗殺を得意としており、特にミハエルの暗殺は早業であった。なお、ライル・ディランディに追い詰められた時にもこれと同じ手段を取ろうとしたが、ライルがサーシェスよりも早撃ちを得意としていたので返り討ちに遭った。
- ラセツ・ノバステ
- グレイブ・ゾラウシャルドを暗殺。
- アルテウル・シュタインベック
- グライエン・グラスマンを暗殺。
- サイガス・エイロニー
- 自身の目的の為に邪魔なカガリや連邦内の穏健派の人間を始末するために暗殺者を放つが(しかも、罪を擦り付ける為に暗殺者をテロリストやジオン残党の人間に偽装するなどかなりタチが悪い)いずれも失敗している。
オリジナル展開
- 大塚長官(警部)
- 第2次Zでは幾度もなく暗殺されかけるも、「わしがやったんだが」と(一般人の身でありながら)全て返り討ちにしたと語られている。
- なお、自分で身を守れる指揮官には、岡防衛長官などが挙げられる(彼の場合は囚われの身でも情報提供する「忍者」である)。
- アムロ・レイ
- 第3次Zにて、存在そのものを危険視したフロンタルに暗殺者を差し向けられた。
- 今作においては彼こそが、前述している「迷いを捨てたシャア」と言われる事が多いが、暗殺を仕掛けたのは彼自身ではないため失敗に終わっている。
関連用語
- テロリスト
- 要人の殺害を計画し遂行する暗殺者は、社会秩序を破壊するテロリストに当てはまる。