マジンカイザー
マジンカイザー(Mazinkaiser)
- 登場作品:マジンガーシリーズ
- マジンガーZ(準バンプレストオリジナル)
- マジンカイザー
- マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍
- マジンカイザー 新魔神伝説(未参戦)
- マジンカイザー傳(未参戦)
- マジンカイザー対真ゲッターロボ(未参戦)
- 分類:光子力有人式戦闘用ロボット
- 異名:『魔神皇帝』
- 全長
- 28m(旧設定)
- 23m(OVA版)
- 重量:39t
- 動力炉:光子力反応炉
- エネルギー:光子力エネルギー
- 装甲:超合金ニューZα
- 合体時:カイザーパイルダー、カイザースクランダー装着
- 開発者:兜十蔵、 弓弦之助
- 所属:光子力研究所
- 主なパイロット:兜甲児(OVA)
- メカニックデザイン:永井豪
機体概要
兜甲児の祖父、兜十蔵が開発したマジンガーZのプロトタイプ。起動実験に失敗したため、光子力研究所の秘密格納庫に封印されていた。その性能はマジンガーZやグレートマジンガーを遥かに上回る。また自ら意思を持つ。その強大過ぎる力は搭乗者に凄まじい負担をかけ、最悪暴走の可能性すらある。カイザーパイルダーが機体起動のキーとなる。
別名『魔神皇帝』。マジンガーZが「神にも悪魔にもなれる」と言われるのに対し、マジンカイザーは「神をも越え悪魔も倒せる」と表現される。『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する真ゲッターロボと対等の能力を持ち、その攻撃力は数多いスーパーロボットの中でも最高ランクに位置する。ちなみにカイザーはドイツ語で皇帝、これに日本の魔神を掛け合わせて魔神皇帝になる。
スーパーロボット大戦F完結編設定
マジンカイザーのデビュー作品。マジンガーZにゲッター線を照射して進化させるもの。その為、当時は「次はグレートにもゲッター線を浴びせてくれ!!」と言う言葉がよく聞かれた。本作の時点では設定や主題歌は不採用だったが、後にスーパーロボット大戦αで採用となる。なおゲッター線を浴びているのである意味ゲッターロボに分類できる。 また、F完結編~α外伝まではTV版のマジンガーZやグレートマジンガー同様に手足の色が青い。
αシリーズ設定
主な設定は上記のシリーズ共通で、光子力研究所第7格納庫に封印されていた。その目的は「マジンガーを悪用するもの」「人類にとって仇名すもの」を倒す為である。量産型グレートマジンガーが光子力研究所に大挙して襲ってきた所で目覚めた。
マジンカイザーには「魔」「神」「Z」の三つの起動モードがある。胸に点滅マークがあり、通常時は、カイザーパイルダーが合体して「Z」で戦闘を行う。「魔」は「マジンガーを悪用するもの」に対して、カイザーの意思で目覚めて、その対象を破壊する自律モード。そして「神」は今だに謎であるが、カイザーの最大パワーを引き出す能力といわれている(一種のマジンパワーと推測されている。実際α外伝において対真ゲッター戦で甲児の台詞で「神モード起動」というものが存在する)。
マジンカイザー版設定
光子力研究所の秘密格納庫に秘匿され、マジンガーZのピンチに起動。パイルダーが自動的にマジンカイザーへと合体した。「神をも超え、悪魔も倒せる」というその凄まじすぎる性能は甲児の肉体と精神に尋常でない負担を強いり、初搭乗時は彼も気絶してしまった。その後暴走し、その力は圧倒的で、あしゅらマジンガーとプロトタイプ・グレートマジンガーを一蹴した。
また、津島直人によるコミカライズ版では、カイザーノヴァでDr.ヘルをバードス島ごと葬った後、甲児を脱出させて日本海溝の底に沈んだ。
コミカライズ版では破損したものの、実はOVA版では劇中一度も破損しておらず、装甲も全く傷ついていない(パイルダーの機器が破損した程度。その頑丈さはマグマですら手に負えなかったほど)。
マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍
最後の最後に満を持しての登場。 ミケーネ帝国の七大将軍を一撃で倒し、最後はタイマンで暗黒大将軍をも打ち破った。 宇宙空間で超合金ニューZαを精錬し直したため頑丈さに拍車がかかり、大気圏から地面に減速なしで投下されてもやっぱり無傷だった。
その他の設定
- マジンカイザー傳
- ラジオ番組「ラジオ・スーパーロボット魂」において放送された作品。「真野晶」という少年が主人公であり、上記の作品群との繋がりは無いオリジナルストーリーとなっている。
- スーパーロボット大戦
- 団龍彦氏の小説作品(ゲームとしてのスパロボシリーズとは無関係)。本作ではゴッドマジンガーという名称で登場(旧作アニメのゴッドマジンガーとはこれまた無関係)。未来世界に甲児たちが飛ばされている間、現代に残った弓博士たちがマジンガーZに改造を加えたもの。「マジンカイザー」という名称は使われておらず武装もマジンカイザーと大きく異なっているが、デザインや「マジンガーZの強化型」という設定面での共通点が多いため記載。
- マジンカイザー対真ゲッターロボ
- マジンカイザーSKL
- OVA作品「マジンカイザーSKL」に登場するマジンカイザー。外見はマジンカイザーと通じるところがあるが、設定面では完全に別物。詳細は該当項目参照。
誕生経緯
ウィンキーソフト製作時代のマジンガーZ(及びグレートマジンガーなど)は序盤から活躍するが、後半に差し掛かってくると性能不足に陥ってしまうなどファンからその不甲斐なさが指摘された。また『UFOロボ グレンダイザー』が『第4次S』でのフルボイス化の影響で一時期不参戦となっていた。
マジンガーチームを強化するためバンプレスト関係者の下した結論は、マジンガーチームの底上げと、同じダイナミックプロ原作の『ゲッターロボ』の最強最終ロボ『真・ゲッター』との対比、そして現代的な「主人公が最終後継機に乗り換える」発想であった。そして生み出されたのがマジンカイザーである。その設定には、ダイナミックプロで生み出された小説・漫画・アニメなどが流用されている。
マジンカイザーのデザインと主題歌歌詞は永井豪、主題歌作曲を渡辺宙明が担当して、それを水木一郎が熱唱した、原作者設定のオリジナルロボットとしては豪勢な作りであった。そのデビューは『スーパーロボット大戦F完結編』からである。
なお現在のスパロボでは無印のマジンガーZも強化され、十分に最後まで使える強さとなっている。また『真マジンガー 衝撃! Z編』版に至っては、設定面からもカイザーと十二分に張り合える存在と言える。
登場作品と操縦者
スパロボ設定版ではマジンガー系パイロットの乗り換えが可能だが、OVA版を原作として登場する場合は兜甲児以外の操縦は不可能である。ただ、甲児をボスボロットなど同作品の別機体に乗せることは可能。作品によっては羽なし状態を経てカイザースクランダー装備イベントがあり、装備後の状態を『マジンカイザーKS』と表記する場合がある。
スパロボでは現在に至るまで、UFOロボ グレンダイザーとの競演は実現していないが、これはたまたまであるとの事。スーパーロボット大戦Zでは没データにグレンダイザーキャラたちのマジンカイザー用武装ボイスが収録されているため、今後の競演が期待されている。
スパロボ設定
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- 初登場。魔神皇帝の名にふさわしい強さを持っている。地上・宇宙ルートのどちらでも強化型マジンガーZと二択である。フルCGの発進ムービーは地上ルート限定。ゲッター線を当てられた影響からか、HP回復(小)を持っている。改造はマジンガーZから引き継がれないので注意。運動性が高く、主力のターボスマッシャーパンチの命中補正がプラスなので、スーパー系としてはかなり当ててくれる。攻撃力も全体的に高い為、宇宙適応:Bの甲児や鉄也でも宇宙で活躍可能。とどめ役として起用するならば、幸運持ちのさやかもお勧め。
αシリーズ
共通して攻撃力、装甲共に尋常なものではなく、更に精神コマンド鉄壁をかける事で、容易に無双を行う事が可能。「光と闇の力を持つ、正義の魔神」ともされる。αシリーズでは人類補完計画時の冬月の推測から、製作者である兜十蔵博士が何者かの魂を機体に定着させている事が窺える(「魔神皇帝」のシナリオで甲児が「おじいさんが俺を呼んでいる」といった発言をしている事から十蔵本人の魂の可能性もある)。なお、外伝の終盤で未来のマジンカイザーが現代に訪れる際に、現代側と重複して2機のマジンカイザーが存在していないのは、マジンカイザーという存在は余りに強大な力を持つ存在だった為、時間の強制力と復元力により同一時間軸での存在を合一化する作用が働いた為(アンソロジーコミックでは真ゲッターロボと共に自律稼働して未来から帰還した有人の方を迎え撃つエピソードがある)。
- スーパーロボット大戦α
- 前述の設定で登場。今回からBGMが「マジンカイザー」になる。Dr.ヘルが量産型グレートマジンガーを光子力研究所に差し向け、魔モードが発動して起動。EVAシナリオの「Air」では、人類補完計画に反応してソロモンから真ゲッター・ライディーン・主人公機・そして本機が宇宙から駆けつけると言う見せ場がある。F同様にHP回復(小)を持っている。ちなみに、改造はZから引継ぎのためZを改造していても安心である。ゴラオンルートでのみ強化型Zとの2択がある。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 合体攻撃が追加された。強化型Zでは使用不可能な技が多いため、マジンカイザーを選択する方が有利。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 現代では登場せず、未来世界にてマウンテンサイクルの中で眠っていたが、復活。宇宙ルートでは甲児の存在を感知したことで復活、同じく眠っていたが敵に奪われた真ゲッター1との対決となり、地上ルートではまず本機をゴーゴン大公に奪われてから取り戻してから、対決する展開となる。一部戦闘アニメが書き直されているが、ゴーゴン大公に奪われた際の戦闘アニメはαのデータが流用されている。
本作最強機体の1体で、MAP兵器のダイナマイトタックルが消えたものの、攻撃力、装甲が非常に高く、特に無消費でありながら必殺技クラスの火力を持つターボスマッシャーパンチ、その更に上を行く必殺技ファイヤーブラスターが超強力で、それらのただでさえ凶悪な攻撃力をマジンパワーで更に上昇させ、全機体中最強のP属性武器としてしまう恐ろしい機体(全武器中では魂ICBM投げが最強)。反面敵として出るときはHP以外の性能は非常に抑えられている。ちなみに今回はマジンガーZが確実に手元に残り、改造は引き継がない。
ジェットブーメランとして使用可能で、次の作品では取り外されてしまったカイザースクランダーだが、今回は「スクランダーが内蔵型なので、グレートと同じ弱点があるのでは」とはっきり言われている。また神モード発動と明確にされた初の作品でもある。 - 第2次スーパーロボット大戦α
- 今回は、真ゲッターともども調整中の所を地獄大元帥に奪われて2話程敵に。コクピットにはそれぞれ早乙女博士と弓教授が拘束されていた。次の話でそれぞれHPを1000以下にするとイベントが発生して次の話から使用可能になる。ファイヤーブラスターが全体攻撃になり、強さに磨きがかかった。デザインがOVA版のものに変更された。しかし本作の発売時期にはまだOVA版が最終話の第7話まで進んでいなかったためか、カイザースクランダーは最後まで装着されない。更にショルダースライサーの類も失ったため切り払いもオミットされている。これらについては敵となった2機に対して未来世界で利用した弱点をまた使えないかと案が上がるものの、欠陥部分には弓教授が改修を加えた(そのため内蔵されていたスクランダーはなくなった)ことが剣造博士から明かされる。今回はまだスクランダークロスイベントがなかったことを残念がるプレイヤーも。改造は今回からマジンガーZのものを引き継ぐが、引き続きZと同時使用が可能。Zは素で空が飛べて合体技が使用可能、マジンカイザーは基礎性能が高い、とシリーズにおいて双方の性能差が最も大きい。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 第2次αに続いてデザインはOVA版。クスハ編第1話より真・ゲッターと共に登場するが、共通ルート5話「地球圏絶対防衛線」クリア後、ダメージの蓄積によりオーバーホールに回される。
- 復帰するのは真・ゲッター共々共通ルート24話「戦神の星で」開始時。インターミッションではないので、使う気なら出撃準備での乗り換えを忘れないように。スクランダー復活までは空が飛べない上に足が遅いので、小隊編成には注意が必要。
- 終盤の地球ルート「さらば父よ、戦士たちの旅立ち」にてカイザースクランダーが復活。装着イベントがあり、同時にカイザーノヴァが解禁となる。第2次αで弓教授がOVA版に改修して第3次αで剣造博士が新たなスクランダーを遺したため甲児言うところの「おじいちゃんが設計し、お父さんと弓教授が改良を加えたマジンカイザー」となっている。
- 人類補完計画のイベントでは「ヒトの心を持った魔神」として、カイザーが独自の精神を持っていることが示唆されている。
- 高いHPと装甲、そして攻撃力は健在であり、ボスキラーとして活躍してくれる。ただし、今回から登場した各種の特殊効果には、攻撃を避けにくい関係上滅法弱いので強化パーツで対策しておこう。
OVA版マジンカイザー設定
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 携帯機では初のOVA版設定。『死闘!暗黒大将軍』のシナリオが追加された。今回はゲッターが不参戦の為、ダイナミック企画唯一の参戦作品。本作から、カイザースクランダー追加後にスクランダーブーメランが使用可能。カイザーブレードは両肩部から取り出すようになり、スパロボ設定時代に近くなった。胸部から引き出す剣での攻撃はファイナルカイザーブレードに名称変更(台詞中では単に「カイザーブレード」のまま)。攻撃力と装甲は絶大だが、EN消費の激しい武器ばかりなのが問題。ルストトルネードは最終的に自軍機体で唯一装甲ダウンの追加効果が付随する武器となる。相手の装甲を30%もダウンさせるが、ダメージソースとしてトップクラスの能力を有すマジンカイザーに使わせるのは少々勿体無い。援護攻撃として発動させよう。
- スーパーロボット大戦W
- OVA版設定。原作通りパイルダーが格納庫へ向かい暴走するが、これが真・ゲッター起動の条件だったため止められる。その後正気に戻ってすぐ、鉄也のグレートと共にグールにダブルバーニングファイヤーを放つ。林水敦信に言いくるめられ、陣代高校文化祭のために真ゲッターと本機を用意したこともあった。2部では整備中でZに出番を譲っていたが、甲児のミスでミケーネ帝国に強奪され、その後奪い返して再合流。暗黒大将軍との決戦でカイザーノヴァ、ダイナミック・ダブルインパクト、ファイナルダイナミックスペシャルが追加。ターボスマッシャーパンチのEN消費が無くなり、Jより継戦能力が格段に増した。
- スーパーロボット大戦L
- OVA設定。原作終了後にもかかわらず各作品主人公機の中でもかなり登場が遅い。合体攻撃であるダブルバーニングファイヤーは射程が3で相当に使いやすい。カイザーが登場する頃には敵の火力も高くなっており、甲児が鉄壁を覚えない為、装甲に過信は禁物。とは言え、底力とマジンパワーの相乗効果でどんどん被ダメージは少なくなる。マジンガーZの改造を引き継がないのが難点か(ただし4段階改造されている)。また、あくまでも原作OVA終了後の為、カイザーノヴァは未搭載である。
- なお、初登場時にまたも宇宙空間から地上に射出されたが、やっぱり無傷だった。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 黒歴史の中でかつて戦っていた『Z』作中の甲児が知らないマジンガーとして存在が示唆された。この時、ボスが「ボスボロットも細部が違う」と言っているのでOVA版と見るのが妥当と思われる。
- なお、『第2次Z』で『真マジンガー』が参戦したため、「甲児の知らないマジンガー」は『真マジンガー』のマジンガーZと受け取りがちだが、少なくとも『Z』内で示唆されていたのはマジンカイザーである(そもそも『Z』の発売時点では『真マジンガー』はまだ放送されていない)。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(スーパーロボット大戦XO)
- 初めて完全なOVA版設定で参戦。カイザースクランダーも登場。本作では胸部から引き出す剣がカイザーブレードとなっている。サイズがMなので、戦艦に自由に攻撃できないため甲児には狙い撃ちが必須となる。
装備・機能
武装・必殺武器
マジンカイザーの攻撃の一部には、カイザースクランダーを装備した状態でないと使用不可能なものがある。
- ギガントミサイル / ギガスミサイル
- OVA版ではギガスミサイル表記。腹部から巨大なミサイルを発射する。
- 基本的に弾数は99。
- 光子力ビーム
- 目から発射される光線。マジンガーZと同じ武装だが、威力は複数の機械獣を一撃で倒せるほど。
- 冷凍ビーム
- 耳の位置にある角が前方向に倒れて先端部の間に結晶を作り出してそこから発射される。マジンガーZと同じ武装で、『死闘! 暗黒大将軍』のみの使用。ミケーネの将軍をも氷漬けにし、一瞬で粉々にする威力を見せた。
- ルストトルネード
- マジンガーZのルストハリケーン以上の酸を纏った竜巻で、その反動でカイザーも押されるほど。
- 第2次α、第3次αでは全体攻撃。F完結編やα、α外伝では宇宙で使用できない。作品によっては装甲値低下の特殊効果がある。
- ダイナマイトタックル
- 強固な装甲で相手に体当たりする。
- F完結編とαではマップ兵器。α外伝以降、OVA版設定も含めて消滅した。
- ターボスマッシャーパンチ
- 腕部の鋭利な刃を回転させ、拳を飛ばす。マジンガーシリーズ共通のロケットパンチだが、その威力は他のマジンガーを遥かに凌ぐ。
- Wではマルチコンボまで可能。
- カイザーナックル
- 腕部の鋭利な刃を回転させて敵を殴りつけ、トドメにゼロ距離からターボスマッシャーパンチを放つ。
- ショルダースライサー / カイザーブレード(肩)
- 両肩に装備されている二刀流の剣。αまではショルダースライサーで、以降はカイザーブレード。
- デザインは「F完結編」「α外伝」「死闘! 暗黒大将軍」で異なっている。OVA版設定では、カイザースクランダー装備後に解禁される。
- ファイヤーブラスター
- 胸部から、ブレストファイヤーの数十倍の威力がある超高熱を放射。その威力でカイザーが後ろに押し出されるほど。
- スパロボα外伝の戦闘アニメでは高熱エネルギーが渦を巻いて相手を追いかけて命中させる(α外伝ではゴーゴン大公に奪われた時のみα仕様)。F完結編ではフル改造でマップ兵器になる。第2次α、第3次αでは全体攻撃。Lでは専用のアニメーションがあるにも関わらず、あまりの出力故にブラスターを撃つとカイザーの上半身が見えなくなる。
カイザースクランダーの装備が必要な武装
- カイザーブレード(肩・OVA)
- OVA版設定では、カイザースクランダー装備後に解禁される。
- JとWではコンボ(マルチコンボ)属性がある。武器攻撃力の割にEN消費が激しいので、コンボ狙いの時以外は多用できない。
- ジェットブーメラン
- カイザースクランダーを一時的に分離させ、翼を敵へ飛ばして切り裂く。
- スクランダーブーメラン
- OVA版での攻撃技。「スクランダー・オフ」でカイザースクランダーを取り外した後、豪快にブーメランのようにスクランダーを投げ飛ばして敵を真っ二つに斬り裂く。
- スパロボでは長射程の格闘攻撃で、弾数制。
- スクランダーカッター乱舞
- 「スーパーロボットマガジン」で連載されたコミカライズ版(作・津島直人)に登場。カイザースクランダーの翼部分の高速移動で、飛行要塞グールの大編隊を一瞬で撃沈させる威力。
- カイザーブレード(胸) / ファイナルカイザーブレード
- OVA版の必殺武器。胸の表示マークから引き出す大型のブレード。ブレストプレートがそのまま柄と護拳になる。
- スパロボGCではカイザーブレードの表記。「死闘!暗黒大将軍」では肩から取り出すカイザーブレードも追加されたため、こちらははファイナルカイザーブレードと名称が変更された(戦闘中の台詞は「カイザーブレード」のまま)。なお、胸・肩双方のカイザーブレードはどちらも同じもので、使い方によって形状を変化させているだけとのこと。マジンカイザーの真の操縦者の証で、カイザーノヴァ登場前における最強攻撃。カイザースクランダー装備後に使用可能。この武器を使う前に大いなる意思が甲児に語りかけていた。
- ちなみにスパロボしか知らないと勘違いしがちだが、ブレード自体はスクランダーなしでも使用可能。地獄王戦では胸部、暗黒大将軍戦では両肩のものをノーマル状態で使っている。
- カイザーノヴァ
- 光子力エネルギーをフルチャージさせて間合いをつめた後、装着状態のターボスマッシャーパンチで敵を殴りつけ、天高く打ち上げた後、光子力エネルギーを最大出力で相手目掛けて放つマジンカイザーの最強攻撃。
- 『スーパーロボット大戦F完結編コミック』(原案・団龍彦(ダイナミックプロ)、作画:丸山功一)のコミカライズ版に登場した必殺技であり(この作品の時は連続使用を行っている)、OVA版のコミカライズ版(著:津島直人)でも使用されている。その威力は、真・ゲッター1のストナーサンシャインに匹敵するとされる(ただし、現在の真・ゲッター1の最強技は真・シャインスパークとされている。マジンパワーの効果により、ゲーム中ではカイザーノヴァの方が最大ダメージが上)。第3次αやWで実装。最初の飛行の軌道はOVA版「死闘! 暗黒大将軍」の再現。
- 上記の通り全て漫画媒体なので、スパロボで初めて映像化された攻撃である。
合体攻撃
OVA版設定で参戦する場合、カイザースクランダー(KS)が無い時は試作型のグレートマジンガーとのみ、KS装備後はオリジナル版グレートとのみ合体攻撃が可能なことが殆ど。特に、GCのように条件を満たさないとオリジナル版グレートが入手できない作品では要注意。
- ダブルロケットパンチ
- ターボスマッシャーパンチとドリルプレッシャーパンチを同時に撃ち込む。
- ダブルマジンガーブレード
- J・Wで採用。両肩のカイザーブレードと、マジンガーブレードによるコンビネーション攻撃。
- ダブルバーニングファイヤー
- ファイヤーブラスターとブレストバーンを同時に放つ。
- ダイナミックダブルインパクト
- Wで使用可能な、真・ゲッター1との合体攻撃。ゲッタートマホークとファイナルカイザーブレードによるコンビネーション攻撃。
- ダイナミックスペシャル
- XOでの真・ゲッター1との合体攻撃。ファイヤーブラスターとゲッタービームを同時に放つ。スーパーロボット大戦α for Dreamcastを最後にシリーズから消えた合体攻撃ツインビームの復刻版とも言える技。GC版ではこの技がファイナルダイナミックスペシャル扱いだったが、移植に伴いグレートマジンガーも参加するようになったため、2体で放つ方が名称変更された。
- ファイナルダイナミックスペシャル
- ダイナミックプロ各最強ロボットの最強技。スパロボαDCではグレートマジンガーのブレストバーンと真・ゲッター1のゲッタービームとの合体攻撃(処理落ちが激しく、満足に画面に表示されないことも)。XOではゲッタービーム→グレートブースター→カイザーブレード(胸)の連続攻撃。Wでは暗黒大将軍との決戦で修得。トドメ演出では3機でスクラムを組んでいる。
特殊能力
- マジンパワー
- 気力が一定値以上になると発動し、最終ダメージがアップする。ただでさえ攻撃力の高いマジンカイザーだが、マジンパワー発動で更に火力が増し『魔神皇帝』の名に相応しい圧倒的な強さを見せつける。αでは旧シリーズのダメージ計算式と威力が増加する距離補正の効果もあって、とんでもないダメージを叩きだす事が可能だったが、α外伝以降のシリーズではゲームシステムの大幅な変更により大分ダメージが落ち着いている。それでも味方機の中では最高クラスの攻撃力を誇る。
- 剣装備
- 切り払いを発動。
- HP回復(小~大)
- OVA版マジンカイザーとして参戦した場合は実装されていない。敵が使用する場合のみ回復量が(大)に強化され、作品によっては味方機になると回復能力も消滅してしまう。
- EN回復(小~大)
- OVA版マジンカイザーとして参戦した場合は実装されていない。HP回復と同じく敵が使用すると(大)になり、味方機になると回復能力も消える。
移動タイプ
サイズ
- M
機体ボーナス
- 初期:装甲値+150 運動性+5
5段階:装甲値+200 運動性+15
10段階:装甲値+250 運動性+25 - L
機体BGM
スパロボ版
- 「マジンカイザー」
- αシリーズ全般で採用。その歌詞はマジンガーZ・おれはグレートマジンガーのパワフルさと必殺技の名を盛り込むといった70年代ロボットアニメソングの様式を踏襲している。
OVA版
- 「FIRE WARS」
- OVA版OPテーマより。OVA版原作時のデフォルトBGM。
- 「マジンカイザーのテーマ」
- OVA版挿入歌。GCで採用された、カイザースクランダー装備後のデフォルトBGM。
- 「魔神見参!!」
- 『死闘!暗黒大将軍』の挿入歌。JやWでは、カイザースクランダー装備後のデフォルトBGMはこちらとなった。Jでは「魔人見参!!」と誤記されていた。また、Jでは「FIRE WARS」ともどもテンポが原曲よりもアップになっている。
関連機体
- マジンガーZ
- 本機のプロトタイプという設定。初登場のFでは、ゲッター線によってこの機体が変異した姿。
- グレートマジンガー
- 形は違えど、ダブルマジンガーと称される。
- アフロダイA、ダイアナンA、ビューナスA (さやか)
- パートナー機。
- 真ゲッターロボ
- マジンカイザーと並び、ダイナミック企画最強クラスのスーパーロボット。競演作品では両機体に深い関連づけがなされることが多い。
- マジンカイザーSKL
- 同じ名前と似た姿を持つ地獄のマジンガー。
対決・名場面など
- 対あしゅらマジンガー
- OVA版『マジンカイザー』。あしゅらマジンガーと成り果ててしまったとは言え、マジンガーZのロケットパンチと光子力ビームを受けても無傷と言う凄まじい防御力を見せる。そして超合金Zのボディを、武装を使うでもなく拳だけで破壊する。
- 対プロトタイプ・グレートマジンガー
- OVA版『マジンカイザー』。グレートマジンガーを圧倒的な力でねじ伏せる。この時、出力が低下していたとは言えブレストバーンの直撃を背部に食らったが、無傷であった。
- 対地獄王ゴードン
- OVA版『マジンカイザー』の最終戦の相手。地獄島にてあしゅら男爵が自らを組み込んだ最強の兵器と一騎打ちを繰り広げる。カイザーブレードを抜き放って挑むも圧倒的なパワーの前に苦戦、コクピットも操縦桿が破損し制御不能に陥る。しかし、土壇場で甲児が取った方法は、コクピット内に転がっていた、出撃前にボスから渡されたトレーニング器具をコンソールに突き刺して強引に動かす、というもので、これにより窮地を脱する。そして、至近距離での鍔迫り合いを制した後大上段から真っ二つに切り裂くものの、ゴードンはなおも動き、カイザーを葬らんとする。だが、最後にはカイザーの放った横薙ぎの一撃でゴードンは大爆発を起こしてあしゅら諸共消滅。Dr.ヘル軍団との戦いはここに終わりを迎えた。
- 対Dr.ヘル(ガラダブラMk01の大軍)
- 津島直人によるOVA版のコミカライズ版での最終決戦。バードス島と一体化したDr.ヘルに操られる無数のガラダブラMk01に雁字搦めにされ、Dr.ヘルがカイザーをあしゅらマジンガー同様自らの端末にしようとした時、甲児はマジンカイザーの全エネルギーを使用したカイザーノヴァを発動した。
商品情報
- ダイナミックプロによる公式コミカライズ(原案:団龍彦 作画:丸山功一)を収録。
- OVA版のコミカライズ(作:津島直人)に加え、『マジンカイザー 新魔神伝説』を収録。
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