紅月カレン
紅月カレン(Kallen Kouzuki)
- 登場作品:コードギアスシリーズ
- 声優:小清水亜美
- 別名:カレン・シュタットフェルト
- 種族:地球人(日本人とブリタニア人のハーフ)
- 性別:女
- 年齢:17歳
- 生年月日:皇暦2000年3月29日
- 身長:171cm
- 血液型:B型
- 髪色:紅色
- 星座:牡羊座
- 所属:アッシュフォード学園・黒の騎士団
- キャラクターデザイン:CLAMP(原案)、木村貴宏
日本人とブリタニア人との間に生まれたハーフで、父親は名門シュタットフェルト家の一族、母親は自分の使用人、兄ナオトはレジスタンスに所属していたが生死不明となっている(父親は異なる)。普段は「カレン・シュタットフェルト」の名でアッシュフォード学園に通う傍ら、自身が本名と名乗っている「紅月カレン」の名では反ブリタニアのレジンスタンス組織(後に黒の騎士団)として二重生活を送っている。
KMFの操縦に関しては、天才的な素質を秘めており、ラクシャータ・チャウラーの開発した日本製KMF「紅蓮」と共に、やがて黒の騎士団の戦力の中でも必要不可欠な存在になるまで、頭角を現していく事になる。
小説『朱の軌跡』では主役を務める他、原作でもトップエースとして活躍し、第1期のラストとは言え黒の騎士団のメンバーの中で一番早くゼロの正体を知る、ルルーシュ・ランペルージ、枢木スザク二人の主人公と密接に関わっていくなど、第3の主人公的なスタンスを持つ。更に最終的には二人と敵対しながらも、ゼロレクイエムの真実に独力で気付く事になる。
人物
性格は明朗活発かつ好奇心旺盛であるが、その反面、非常に短気な上、人の好き嫌いが激しく露骨に顔に出やすいという欠点もあり、余計な敵を作りやすい。第1期では、身の危険や相手の不審を感じると、すぐに仕込みナイフを使おうとする短絡的な場面も見られていたが、『R2』になってからは多少は落ち着いた面も見せられる様になった。学園生として過ごしている時は病弱な女学生を演じており、このことに本人は酷く疲れている(髪型はショートカットが外側にハネているものだが、学園生時はこのハネをとかしストレートにしている)。
黒の騎士団に参加しているのは、日本人としての誇りもさることながら、自分が取り巻く環境で失われた家族が安心して暮らせる世界を目指して戦っている。しかし、日本人至上主義者では無いのだが、日本人としての誇りが強すぎる故に、ブリタニア人に対して時折排他的とも取れる発言や差別的態度をとってしまう事が多い(特に皇族や軍人)。ただし、アッシュフォード学園のブリタニア人の同級生達には、特に差別的な態度をとる事は無い。
特技は兄ナオトの影響でサバイバル活動が得意。身体能力も空中宙返りを楽々できるほど並みの兵士を上回っている。特にナイトメアフレームの操縦は天賦の才で、自身の愛機となる紅蓮弐式を初操縦でランスロットと対等以上に戦えるほど。頭脳も平均以上で、紅蓮弐式のスペックノートを丸暗記し、それを操縦技術に即活かせるほどで、努力家の顔も覗かせている。谷口監督は「訓練無しにナイトメアフレームを動かせる才能がある」と評している。
また、抜群のプロポーションを誇っており、劇中でシャワーシーンを何度か披露するなどお色気要員的な面もある。
来歴
第1期
日本人の母親とブリタニア人の父親の間にハーフとして生まれ、ブリタニアによる日本占領後は父の生家である名家・シュタットフェルト家に引き取られ、「カレン・シュタットフェルト」としてブリタニア国籍を持って暮らしていた。しかし、反帝国を掲げて戦うレジスタンス・グループのリーダーであった異父兄の紅月ナオトが生死不明になったのを機に、「日本人」として生きる道を選び、兄の遺志を継ぎたいという想いから、反ブリタニアのレジスタンスグループである「扇グループ」に参加する。
専用カラーのグラスゴーに搭乗し、「エリア11」でブリタニア軍と戦っていたが、ブリタニア軍に包囲されて危機に陥っていた所を、通信越しでルルーシュに救われる。声からアッシュフォード学園の同級生であるルルーシュではないかと疑い互いに探り合っていたが、ルルーシュの策略により疑いを解く。その後、ゼロとして姿を現したルルーシュの頼みで、クロヴィス殺害の容疑を掛けられたスザクの救出に協力。ゼロからの誘いを受けて反ブリタニアを掲げて戦うレジスタンス組織「黒の騎士団」の初期メンバーの一人となる。最初はゼロに対し懐疑的であったが、徐々に信頼を寄せ、恋愛感情にも似た好意を抱くまでになり、物事を斜めに構えてばかりのルルーシュがゼロなのではないかという疑いも捨て去る。
黒の騎士団として活動を続ける一方、家庭面ではシュタットフェルト家の使用人として笑顔でへつらった態度を取り続ける母親に苛立ちを隠せず、酷く嫌悪していたが、母親が使用人となった真意や長年耐えてきた重荷を知ってからは、エリア11を母親と安心して暮らせる国にするという目的を持つようにもなった。そして、ナリタ攻防戦にて、日本発のKMFでもある紅蓮弐式のパイロットにゼロから任命され、初陣であるにも拘らず、自身の手足を動かす感覚で紅蓮を操り、ジェレミアの操縦するサザーランドの撃墜を始め、多大な戦果を挙げる。しかし、この戦いに巻き込まれる形で、友人であるシャーリーの父親が死亡してしまう事態となり、苦悩する事になる。
神根島にて遭難した際、その場に居合わせたスザクと行動を共にするが、互いに譲る事の出来ない信念から、分かり合う事までは出来ずに終わり、シュナイゼル率いる特派が持ち込んだ試作大型KMFガウェインを、ルルーシュと共に奪取する。ユーフェミアの行政特区日本設立の式典では、散々馬鹿にしていたユーフェミアの行動を複雑に思っていたが、事情を何も知らなかったとは言え、暴走したギアスに操られたユーフェミアが日本人虐殺の命令を行う最悪の行動に出た事で、激しい憎悪と殺意を向ける事になった。
ブラックリベリオンでは、ゼロの搭乗するガウェインに次いで、紅蓮弐式で多大な戦果を挙げ、アッシュフォード学園制圧の際には、シャーリーの父親を死なせてしまった後悔からか、黒の騎士団の格好で生徒会メンバーの前に現れ、自らの素性を明かす。その後、ゼロが突然戦線を離れて神根島に向かってしまい、それをスザクが追っていった事で、扇に促されて、自らもまた二人を追って神根島に向かう。しかし、神根島にて、スザクによってゼロの正体がルルーシュである事が暴露された上、その後のルルーシュの言葉に大きなショックを受ける事になる。気が動転しながらも、スザクに捕縛されたルルーシュを助けようとするも、スザクに彼がルルーシュで自身や日本人を利用していた事実を暴露された事で、ルルーシュを見捨てて逃げ出してしまうのだった。
R2
扇を始めとする黒の騎士団を失ってもなお、黒の騎士団の残党として抵抗を続けていたが、ルルーシュが生存して記憶を失った状態でアッシュフォード学園に置かれている事実をC.C.から聞かされた事で、苦悩しながらも、黒の騎士団の再起にはルルーシュの存在が必要と判断。ルルーシュの真意や、彼がゼロとしてどのような行動に出るのかを見定める為、自身と同じく生存していた四聖剣の卜部と共に、ゼロの奪還作戦を実行。卜部の犠牲を払いながらも、ルルーシュの救出に成功し、更にはゼロとして再起したルルーシュと共に、扇達黒の騎士団や四聖剣のメンバー達の処刑会場に乗り込んで、全員の救出に成功する。
行方不明になっていたナナリーが、ユーフェミアの遺志を継ぐ為にエリア11の新総督として赴任する事になった際には、ルルーシュや四聖剣のメンバーと共に、ナナリーを奪還するべく、彼女の乗艦するログレス級戦艦の奇襲作戦に参加。ナイトオブラウンズであるスザク、ジノ、アーニャの三人を相手に苦戦する事になるが、駆けつけたラクシャータによって紅蓮の空中換装が実行され、「紅蓮可翔式」として飛行能力の獲得と性能向上を得たカレンは、ラウンズ三人を相手に善戦するが、ルルーシュがナナリーの奪還に失敗してしまった事で撤退する事になる。ナナリー奪還に失敗した上に自身の信念を完全否定されたルルーシュを心配し、彼がリフレインを使いかけた事で慌ててそれを静止。慰めを求められ彼に迫られるが、戸惑うカレンはそれを突き放して、ルルーシュを叱咤した。
黒の騎士団やその賛同者達が中華連邦へ亡命した後は、C.C.と同じくルルーシュの秘密の共有者となり、ゼロに扮する彼の側近的役割も務める。しかし、天子奪還作戦の際に、黎星刻の搭乗する神虎に敗北してしまい、ブリタニアに囚われの身となってしまうが、ルルーシュの失敗を責めず必ず助けるという叫びを聞いた事で、彼の自身への信頼を実感する事になった。
ルルーシュ率いる黒の騎士団の救出は間に合わず、エリア11に捕虜として搬送されてしまう事になるが、新総督となっていたナナリーの権限や自身がブリタニアでも名の知れたエースパイロットであった事からか、ナナリーとの再会後は、ドレス姿で安置されている等、丁重に扱われていた。また、ナナリーから兄との思い出を語られた事から、自身とナオトの兄弟の絆とイメージが重なり、ルルーシュがナナリーの幸福を願う故に、ゼロとして孤独に耐えながら戦っていた事に気付くに至った。そして、第二次トウキョウ決戦時の動乱の中、咲世子によって解放され戦線に復帰。紅蓮可翔式の強化されたブリタニアと日本の技術を結集したハイブリットKMFでもある「紅蓮聖天八極式」を駆り、グラウサム・ヴァルキリエ隊やナイトオブテンであるルキアーノ・ブラッドリーを撃墜するという、多大な戦果を挙げる。
黒の騎士団への帰還後、ルルーシュの苦悩や彼のナナリーへの思いを知ったカレンは、心の奥底からその力になりたいと願っていたが、シュナイゼルの策略によってルルーシュの秘密が黒の騎士団の初期メンバーに知れ渡ってしまい、ルルーシュの秘密裏の処刑が決定してしまう。ギアスを掛けられているのではないかという疑いを掛けられてもなお、ルルーシュを庇い、黒の騎士団を裏切る覚悟もしていたが、カレンが巻き込まれる事を良しとしなかったルルーシュによって、わざと見切りを付けられる発言をされ、ルルーシュと決別してしまいそうになる。だが、彼の「君は生きろ」という言葉から嘘である事に気付き、黒の騎士団をとめようとするも、ルルーシュは蜃気楼を強奪したロロによって連れ出されてしまうのだった。ゼロの追放後も、ルルーシュを庇う様に扇を説得していたが、既に引き返す事の許されなかった扇に「もうゼロは必要無い」と断じられてしまった。
それから1ヵ月後、ルルーシュがブリタニアの第99代皇帝として電撃的即位を果たした姿を映像越しで見るが、敵であったスザクと手を結んでまでブリタニア側に就いたルルーシュの考えが理解できず、アッシュフォード学園での会談前に、ルルーシュとの完全な決別を決意する。
ルルーシュが、事実上の宣戦布告をした後、黒の騎士団としてシュナイゼルと同盟を結び、ルルーシュ率いるブリタニア軍と決戦を迎える事になるも、超合衆国の首脳陣を人質として旗艦アヴァロンに乗せたルルーシュの行動に落胆。紅蓮聖点八極式で自らアヴァロンへ乗り込み、ルルーシュを打倒しようとするも、C.C.のランスロット・フロンティアに阻まれ、ルルーシュには蜃気楼で逃げられてしまう。C.C.のランスロット・フロンティアを撃墜した後、ジノの協力を得てダモクレスへの進入に成功し、スザクの駆るランスロット・アルビオンと最後の激突を繰り広げ、紅蓮を大破にまで追い込まれるが、最後の一撃がランスロット・アルビオンのコックピットに直撃し、撃破には成功した。
ダモクレス攻防戦後、他の黒の騎士団のメンバーと共に処刑を待つ身であったが、ゼロ(スザク)がルルーシュを打倒すべく現れた事で、ルルーシュとスザクの真意に気付く事になる。必死にそれを止めるよう叫んでも、ゼロによるルルーシュの打倒は実行され、二人の全てを賭けた行動を無駄にしたくなかったカレンは、真相に気付きつつあった藤堂の言葉をさえぎり、彼が正真正銘のゼロである事を涙ながらに叫んだ。
エピローグでは、再び日本のアッシュフォード学園に通う姿が描かれており、母親と2人で生活を送っている。壁には騎士団のメンバー達やラウンズのメンバー達との思い出の写真が飾られ、その中央には世界を変える為に全てを捧げたルルーシュの写真があった。また学生生活の傍ら、第九世代の先駆けとなった聖天八極式のデヴァイサーとしてラクシャータやコーネリアらと共に次世代KMFの開発にも携わっている。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。黒の騎士団のエースは伊達ではなく、十分に一線を張れる。闘争心を持つのでエースにすればすぐに必要気力115の輻射波動が使えるのも良い。ZEXIS結成当初は、黒の騎士団メンバーを始めとする物語序盤の仲間達以外のメンバー(特にもう一つの日本出身者)やゼロに不信感を覚える面々に対し、キツいを通り越して排他的とも取れる態度が多かった(徐々に軟化していくが)。
- 物語序盤のエリア11ルートではグラスゴーの操縦訓練を兼ね、シンジュクゲットーにてバトリングに参加しており、あまりの強さから「イレヴンの赤い悪魔」というあだ名がついていた。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 今作では序盤から登場。ゼロの正体が判明した場面では、原作よりも長くルルーシュとの関連を疑っていたせいもあってか、さほど混乱はせず比較的冷静に受け止めていた。
- 戦力としては相変わらず一線級であるほか、前作とは打って変わって他作品とのキャラにも好意的・協力的に接することが多く、序盤から様々なキャラと絡む。中でも、酒浸りの生活を送っていたスメラギ・李・ノリエガを諭し、戦線復帰するきっかけを作るなど戦闘以外でも序盤から活躍しており、ある意味序盤におけるエスター・エルハスに並ぶ本作の準主人公的なポジションと言っても過言では無い。
- 原作よりもブリタニア軍に捕らえられるタイミングが遅いため一時離脱の期間が短めであるほか、天子の扱いに関して他の女性陣と共にディートハルトを非難している。本作ではキリコ・キュービィーとの絡みも前作以上に深く描かれ、彼とは作品枠を超えた男女の友情を築いている。
- 一部シナリオの戦闘カットインにて『R2』序盤でのバニー姿が再現されている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今作ではアッシュフォード学園から陣代高校に留学生として転入する。その際にスクールカウンセラーとして第2新東京市に来ていた扇にシンジを紹介され姉貴分になる。また、前作の後に愛機やユニフォーム、バンダナを預けていた。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第2章サブミッション「黒の騎士団を名乗る女」で登場。ラクシャータとともに惑星Ziのヘリック共和国領内に飛ばされており、野盗の襲撃を受ける村を守って黒の騎士団として戦っている。同シナリオクリア後に正式加入する。ちなみに今回はカレンがもう一人いるため、同ミッションの敗北条件には「紅月」と表記されている。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 「カイルスの青い夏」ではC.C.によってバニー姿にさせられた挙句、ミス・カイルスコンテストに出場されてしまう。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 第1章序盤から登場。最初から黒の騎士団所属で、日本に逃れてきたソレスタルビーイングに同行する。本作はZシリーズと違い日本がブリタニアとの戦争状態にあり、中立を貫く各研究所およびマジンガーZなどのスーパーロボット(およびそのパイロット達)にはいい印象を持っておらず、刺々しい態度が目立つ(その後は彼らの戦いを見て態度を軟化させている)。
- 2015年クリスマス限定ではなんとサンタコスを披露。『アイドルマスター XENOGLOSSIA』とのコラボクエスト「ロボットとアイドル」でも会話シーンで少しだけ姿を見せた。クエストではカレン専用無頼に乗るので、戦闘ではお目にかかれない。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
バランス型で格闘が高めだが、全ての能力値が藤堂に若干負けている。あちらは生存力に長けているが、エースボーナス・カスタムボーナス・魂の存在によりこちらは爆発力に長ける。能力値はPPでフォロー可能なので最終的な潜在能力はこちらに分があり、「黒の騎士団のエース」の座は揺らがない。『再世篇』では怒涛の勢いで機体がパワーアップし、終盤では黒の騎士団どころかZEXISきってのエースに変貌する。
精神コマンド
超攻撃的なラインナップだが、回避系の精神コマンドがないので運動性を上げるか鉄壁+バリアで凌ごう。といっても機体サイズが小さい上に能力が高いので滅多に被弾しないのだが。状況に応じて保険をかけておくといった手段で使おう。『OE』では鉄壁が無くなっているので、防御面に関しては不安が残る。
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次Z破界篇
- 底力L6、闘争心、気力+ (命中)
- エース+闘争心+敵撃墜で即発動するため連続行動と相性が良く、1ターン目から敵陣奥深くまで切り込むことが可能。必中+鉄壁で戦端を切る姿はまさにエースの名にふさわしい。最大の魅力である火力を生かせる気力限界突破や乗機と相性の良いEセーブなど、長所を伸ばせる技能をつけると良い。
- 第2次Z再世篇
- 底力L6、闘争心、ガード
- 気力が上がりにくくなった代わりに守りが堅くなった。
- OE
- 底力:攻撃、見切り、闘争心
エースボーナス
- 格闘武器の与ダメージ1.1倍
- 『第2次Z』で採用。常時発動するので極めて強力。カレンの格闘値を養成すればその火力はSサイズとは思えないほどに高まっていく。再世篇でも同じだが、機体が強力なので連続行動や再攻撃をつけると止まらなくなる。
- 自チーム全ユニットの格闘武器の与ダメージが1.1倍になる
- 『第3次Z』で採用。自分だけでなく、サブでも適用可能。これと同じエースボーナスにゼシカ・ウォンの「自チーム全ユニットが「衝撃力」の効果を得る」というのがある。相性が良いのは最強の格闘武器を持ち、エースボーナスによって与ダメージが更に増える主人公、甲児、竜馬の三名。
- 『天獄篇』はSRポイント取得に速攻が必要な場面も多く、共通のエースボーナスによる初期気力+5に初期技能の闘争心が合わさることで輻射波動が使えることもあり開幕から常時高火力を発揮できるこのボーナスは非常に役に立つ。
- 闘志(攻撃が命中するとSP+1 気力+3)
- 『OE』で採用。
パイロットBGM
- 「Previous Notice」
- 黒の騎士団のテーマ曲。原作では次回予告&ランスロット発進シーンで流れるBGM。
- 「O2 ~オー・ツー~」
- 「R2」前期オープニングテーマ。紅蓮可翔式に乗り換えてからはこちらがデフォルトBGMになる。
人間関係
- ルルーシュ・ランペルージ(ゼロ)
- アッシュフォード学園では同級生、黒の騎士団では「ゼロ」として信頼している。しかし、素顔の彼の世の中を斜めに見た態度を軽蔑している(もっとも正体を悟られないため、彼はわざとそうふるまっている節があるのだが)。カレンはゼロの正体を暴こうとはせずにいたが、神根島にて遂にゼロがルルーシュである事を知ってしまう。信じたくない事実を目の前にしたカレンは、スザクの言葉もあって、混乱のあまりその場を逃げ出してしまった。
- 黒の騎士団にはゼロが必要であるという考えから、『R2』の序盤にて、妥協に近い形で再びルルーシュをゼロとして迎え入れる事になる。しかし、秘密を知ってしまった事は、結果的にルルーシュの本質に気付く等、黒の騎士団のメンバーの中で唯一強固な信頼関係をに至り、ナナリーとの再会によってルルーシュの戦う「理由」を知ったカレンは、心からルルーシュの力になりたいと願った。しかし、その先に二人を待っていたのは、決別という運命であった。
- 『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは最愛の妹を失い、ZEXISや黒の騎士団を利用した罪を清算すべく自殺を図ろうとしたルルーシュを止めるべく、彼にゼロの仮面を被せ、なんと仮面にヒビが入るほどの一撃を加えた。
- 枢木スザク
- 同級生として、あるいは敵として対峙している微妙な間柄。お互い日本を変えようという共通の目的はあるが、価値観は根底的に分かり合えないまでに大きく異なる為、結局最後の最後まで敵対関係のままで終わった。
- KMFによる戦闘能力はほぼ互角。スザクがギアスの呪いによって強化されていたのに対しカレンは素だが、機体のスペックはカレンの方が上なため、純粋な操縦技術もほぼ互角と思われる。
- 『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは和解し、ルルーシュ、スザクと共に暴走したルイスを助けるように沙慈に促した。
- カレンの母
- 母親。容姿は病弱設定のカレンに似ている。物静かだが、そそっかしい。
- 息子のナオトを亡くした後、自分ではカレンを守れないと考え、シュタットフェルト家を頼り、メイドになる。シュタットフェルト夫人からは見下され、メイドの立場から実の娘であるカレンを「お嬢様」と呼ばざるをえないが、そのことでカレンからは疎まれ、写真内のカレン母の顔の部分もシールで隠されると、事実上の孤立無援の日々を過ごす。シュタットフェルト家で唯一の日本人メイドなので他の使用人たちからも嫌がらせを受けており、その辛さからリフレインに手を出してしまい、親子であった頃の日々に逃げ込むようになる。リフレイン製造工場で酩酊状態のところをカレンに保護・検挙された後、懲役20年の判決を受けた。
- カレンは母がリフレインに手を出していたことを知った際にはより絶望感に駆られ、母を切り捨てようとするが、母との繋がりを捨てることはできず、母の不器用な愛を知ったことで世界を変える決意を新たにし、そんなカレンの想いが通じたのか、廃人状態ながらもカレン母はカレンにエールを送るのだった。
- 『R2』では最終回エピローグに登場。ゼロレクイエムの影響なのか、釈放されており、カレンと共に暮らしている。
- 紅月ナオト
- 兄(小説版で「カレンの父親の実子はカレンだけ」という記述から、おそらく異父兄だと思われる)。強く慕っていたが劇中では既に故人となっている。その姿は第1期EDで見ることができる。
- 扇要
- 兄の親友で、兄と同じように慕っている。カレンが学園に通っているのは彼の助言もある。ゼロの追放後は、それまでの友好な関係に亀裂が生じ始めてしまうものの、決定的な対立までにはならなかった。
- 玉城真一郎
- 年上であるが、お互い馴れ合いなく付き合っている。悪友といった関係。
- C.C.
- 当初はゼロの秘密を知っている素振りを見せる彼女に嫉妬じみた感情を持っていた。ゼロの正体がルルーシュだと知った後に彼女からルルーシュの素性や過去の話を聞かされる。潜伏期間中は姉妹と偽って行動したりとその後は悪友といった間柄になる。
- 卜部巧雪
- ブラックリベリオン後の潜伏期間中にはC.C.共々行動を共にしていた。
- ドラマCDでは、あろうことか目玉焼きにメイプルシロップをかけるという卜部に「それでも日本人なの!?」と詰っていた。
- ナナリー・ランペルージ
- ルルーシュの妹。お互い大事に思っている。また、『R2』で再会した時の会話で、ルルーシュがナナリーの為に自分を犠牲にしてまで戦っている事に気付くことになった。
- ミレイ・アッシュフォード
- アッシュフォード学園の生徒会長。よくからかわれている。母親がシュタットフェルト家でメイドとして冷遇されていることなど複雑な家庭環境も知られている。そのため、自分が黒の騎士団であったことを明かした際に即座に納得される。
- シャーリー・フェネット
- 同級生。ルルーシュとの関係を気にされている。
- リヴァル・カルデモンド、ニーナ・アインシュタイン
- 同級生。
- ジェレミア・ゴットバルト
- 物語序盤、彼に殺されかけたがルルーシュに助けられる。ナリタ攻防戦では紅蓮弐式を手にして、逆に彼を撃墜する。第2次Z 破界篇では原作では目にしなかった情緒不安定な改造された彼に戸惑っていた。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- お互い悪意のある人間ではないが、相性は良くない。神根島で一緒になっていたら悲惨な結果になっていただろうとルルーシュは評している。日本人虐殺事件の際にはカレンは彼女に殺意と憎悪を向けた。後に誤解は解けるが、これについてカレンが言及している描写は無い。
- ジノ・ヴァインベルグ
- 『R2』において対峙した際にカレンに興味を持ち、ブリタニア軍にスカウトした事もあるが、全く相手にされなかった。
- カレンの父
- 名門シュタットフェルト家の当主。本編にも他のコードギアスシリーズにも現時点では姿も名前も一切明らかになっていない。カレンの母もナオトも一族とは認めていないが唯一の子であるカレンにはシュタットフェルト家の人間の中で只一人執着しているらしい。彼の命令により、シュタットフェルト家の人間はハーフであるカレンを毛嫌いしていても息女として扱わなければならなくなっている。
- シュタットフェルト夫人
- 継母。カレンの父親の正式な夫人。夫との間に子供ができないため、カレンがシュタットフェルト家の息女として家にいることを苦々しく思っている。しかし、当主である夫の命令には逆らえないのでカレンに対しては時折、嫌味を言う程度で、代わりにカレンの母に辛く当たる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 『第2次Z破界篇』序盤のエリア11ルートで、調査の為にアッシュフォード学園へと転入してきた彼と鉢合わせする。『第2次Z再世篇』ではルルーシュの秘密を知る仲間の一人となる。
- デュオ・マックスウェル
- ヒイロ同様、彼も『破界篇』では調査のためにアッシュフォード学園に転入してくる。学園内で演じている「病弱なお嬢様」設定について、何かと弄られる羽目に。
- 張五飛
- 『第2次Z破界篇』からZシリーズでは長い関わりがある。五飛の思想はカレンにとっては理解しがたく、よく口論になる。
- しかし、完全に拒絶しているわけではなく、『第3次Z時獄篇』ではマリーメイア軍に協力している彼を説得している。
- ロックオン・ストラトス、アレルヤ・ハプティズム、ティエリア・アーデ
- 『第2次Z破界篇』ではアーサーに奪われたゼロの仮面を奪還するべく、「同盟関係」の名の下に彼らをこき使う。特にティエリアに対しては、「ヴェーダを使え」との無茶振りを要求した。
- スメラギ・李・ノリエガ
- 『第2次Z破界篇』ではさほど絡まないが、『第2次Z再世篇』序盤で、酒浸りとなり無気力になっていた彼女の姿を、同様に薬物に逃げた自身の母親の姿と重ね、そのことを話しつつ、彼女を諭した。
- この後、カレンの話に少なからず心を動かされたスメラギは、やがて自軍に復帰することを決意する。
- 沙慈・クロスロード
- 『第2次Z破界篇』ではアッシュフォード学園生徒会のメンバー同士だったが、絡みはさほど多くはなかった。
- 『第2次Z再世篇』では原作通りソレスタルビーイングに囚われた彼に対し、元学友ということもあってよく話をしていた。沙慈のほうも知った顔がいて安心したのか、原作よりも比較的早く自軍に協力的姿勢を見せており、沙慈がZEXISに馴染んだ後も、何かと関わる場面が多い。カレンの素と学園での病弱お嬢様ぶりのギャップに一番驚いている人間でもあり、本人にからかうような意図こそないものの、何かと彼の言葉を気にしてしまう事も。
- ルイス・ハレヴィ
- 『第2次Z破界篇』ではアッシュフォード学園生徒会のメンバー同士。第2次Z再世篇では彼女にも正体がばれ、アロウズに所属する彼女とは敵対する事になるが、最後は和解する。
ボトムズシリーズ
- キリコ・キュービィー
- 『第2次Z破界篇』序盤のエリア11ルートで、彼とバトリング対決を行なう。それ以降、戦友意識を持ったのか彼がフィアナ奪還など何らかの行動を起こそうとする場合は、積極的に協力姿勢を見せる。
- 『第2次Z再世篇』でも序盤にクメンにて再会し、以降、長く共に戦っていく事になる。カレンにとっては他作品のキャラの中では最高の戦友と言っても過言ではなく、クエント編の再現パートにおいてはフィアナの前で(異性としてではなく、仲間として、だが)「あいつ(キリコ)の事が好き」と熱い台詞を叫んでいる。
- ブールーズ・ゴウト、バニラ・バートラー、ココナ
- 『第2次Z』では『破界篇』の序盤からの付き合い。『再世篇』序盤のクメンルートではアッセンブルEX-10に所属しながらも、平時には彼らの店であるファンタム・クラブで働いていた。
- クダル・コニン
- 『第2次Z破界篇』では彼の姑息な「小手調べ」に業を煮やし、独断でキリコへとバトリング勝負を挑む。
- ル・シャッコ、ブリ・キデーラ、ポル・ポタリア
- 『第2次Z再世篇』ではアッセンブルEX-10での仲間。シャッコとは後にZEXISでも共闘。
- カン・ユー
- 『第2次Z再世篇』ではアッセンブルEX-10での上司。彼の粋な(?)計らいで、バニー姿で出撃させられたことも。
- 同作のクメン編ラストでは、彼によって原作のキリコやフィアナ達に代わってC.C.と共に連邦軍への手土産にされそうにもなる。その後も何度か対峙することになるなど、ちょっとした因縁のある間柄になる。
リアル系
- セイナ、クガヤマ・タクマ
- 『第3次Z時獄篇』では、二人が所属していた組織であるA21がかつて黒の騎士団に参加していた設定であるため、因縁のある間柄になる。
- 千鳥かなめ
- 『第3次Z時獄篇』では気の合う友人となる。彼女に自身のルルーシュ(ゼロ)に対する感情について相談して「大人」と思われたりもした。
- テレサ・テスタロッサ
- 『第3次Z時獄篇』ではかなめ同様に彼女とも友人になる。初対面の際には彼女がミスリルの指揮官であることを信用せず、試しに足払いをかけた。
- 宗介をめぐっての彼女とかなめの行く末に対しては中立を保っている。
- 相良宗介
- 『第3次Z時獄篇』では留学先の陣代高校のクラスメイト。彼の自分に対す率直な見方に対しては怒りを募らせることもしばしばある。
スーパー系
- カミナ
- 『第2次Z破界篇』序盤で、彼から無茶苦茶な難癖をつけられ険悪な雰囲気となるが、直後の戦闘を経て和解する。
- 兜甲児、竹尾ワッ太
- 『第2次Z破界篇』では当初は彼ら「もうひとつの日本」組に対し、刺々しい態度でコミュニケーションを拒絶していたが、後に和解する。
- 特にワッ太からの「仲間同士なのに怒った顔ばかりされてちゃ、やりにくい」との言葉が、自身の頑なさを打ち消すきっかけになった模様。
- ロジャー・スミス
- 『第2次Z再世篇』ではゼロの秘密を知る数少ない仲間の一人。『第3次Z時獄篇』ではブラックゲッターの今後の運用法に関して彼と意気投合する。
- 碇シンジ
- 『第3次Z時獄篇』では扇に彼を紹介され、以降姉貴分として彼を見守り、引っ張っていく。
- 式波・アスカ・ラングレー
- 『第3次Z時獄篇』では紅蓮が赤い上に、かつて名称に「弐式」が付いていたことから赤の弐号機に搭乗する彼女からはライバル視された。
- もっとも、かつて似たような理由でカミナに絡まれた経験がある上に、アスカが年下なので完全に余裕を持った返答をしている。
バンプレストオリジナル
- エスター・エルハス
- 『第2次Z再世篇』では序盤からの付き合いになり、よき友人同士になる。クロウからよくカレンの話を聞かされていたらしく、カレンに対して憧憬の念を抱いている。
- マルグリット・ピステール
- 『第2次Z再世篇』のifルートでは、エスターと一緒に彼女から「女性らしさ」についてのお説教をもらう事に。
- ヒビキ・カミシロ
- 『第3次Z時獄篇』では転入先の陣代高校のクラスメート。基本的に女性扱いされない。
- 女性絡みにおける彼の反応を履き違えており、まともに的中したことはない。
- AG
- 彼からはたびたびセクハラまがいの発言をされて激怒する。
- ティティ
- 『第3次Z天獄篇』にて、アドヴェントから真実を聞かされて意識不明となったヒビキに暴言を吐いた彼女に対して激昂する。
名台詞
第1期
- 「弾けろ! ブリタニアぁぁ!!」
- 紅蓮弐式に搭載されている輻射波動を使用した際の台詞。この台詞に限らず、戦闘時はやや好戦的な台詞が多い。
- スパロボではこの輻射波動使用時の特殊台詞がいくつか用意されている。
- ルルーシュ「ちょっと付き合ってくれないか? 話したいことがある」
「ええ。誘ってくれると思ってた」 - ルルーシュとお互いを詮索している時期の会話。お互いに相手のことを適切に処理したいと思っているが傍にいたシャーリーや女生徒たちからは恋愛関係の話だと大いに誤解される。
- 「かっこいいと思ってるの!? そんな評論家ぶって、世間を斜めに見てるのが! 少しでも期待した私が馬鹿だったわ。多少はましな男だと思ったのに」
- ルルーシュが「イレヴンはブリタニア人に頭を下げたほうがいい暮らしができる」と言った際に、そのようにして虐げられている母親のことを思い浮かべて彼に平手打ちをした後の言葉。カレンが彼に期待したのは日本人のスザクと分け隔てなく接していることを間近で見てきたからであるが、直前の言葉で日本人を見下していると認識し、すっかり軽蔑するようになる。もっともルルーシュは本心を悟られないようにわざと逆のことを言っているが彼女がそれを知るのはずっと後である。
- 「あたしに命令できるのはゼロだけなんだからね」
- 学園祭でルルーシュにクラスの出し物に出るよう指示されて、ぬりかべ風の着ぐるみを担当する事になった時の忌々しげな独り言。しかし、ゼロの正体が彼本人である事を考えると皮肉である。
- 「そうか、ここにいたのか。お人形の皇女様!」
- ギアスに支配され、グロースターに搭乗して日本人を攻撃するユーフェミアと対峙したときの言葉。
- 騙し討ちをした(カレンや大多数の人間はそう思い込んでいる)彼女に憎悪と侮蔑を込めて言ったことだが、ギアスに支配されて操り人形同然の彼女の状態を皮肉にも表している(この時のカレンはそれを知る由もないが)。
- 「リヴァル、お願い。言うとおりにして」
- ブラックリベリオンにおいて、アッシュフォード学園生徒会メンバーに向けて言った言葉。ゼロと黒の騎士団団員が生徒会室に押し入ってきたことでいきり立っているリヴァルをなだめるためにバイザーを外して自分が黒の騎士団の一員であることを明かした。
- 「何で!? どうして!? ル、ルルーシュが…」
「あなたは日本人を利用していたの!? 私のことも?」 - スザクによってゼロの正体がルルーシュだと知った時の言葉。彼の世の中を斜めに見た態度を軽蔑し、ゼロを崇拝していた彼女にとってはあまりにも予想外のことだった。さらにはこの後の彼の言葉によってうなだれてしまう。
R2
- 「何、言ってんだ!」
「やっていいことと悪いことがあるだろッ!!」
「いい人気取って勝手にお終い!?」
「収まらないんだよッ!! 紅月カレンを安く見るなッ!!」
「あんたなんか、大ッ嫌い……!」 - 第16話。薬物リフレインを使おうとした件で謝罪したスザクに対し激昂、容赦なく滅多打ちにする。何も言わず、ただ黙ってその拳を受けるスザクに対してカレンははっきりと嫌悪感を表した。
- なお、『第2次Z再世篇』第40話においては、カレンがスザクからリフレインではなく自白剤を投与されかける展開があるが、こちらでは原作と異なってカレンがスザクを何度も殴りつけたりはしない。両者のファンに対して後味の悪さを残した場面だっただけに、良い改変だと言えよう。
- 「ルルーシュ。あなたはあたしのことどう思っているの? どうして斑鳩で、あたしに、君は生きろと言ったのよ!」
- 第22話。クラブハウスで二人きりになり、それまでの戦いの思い出を語るも無反応のルルーシュに対し、「女」として感情をぶつける。
- 「……さようなら、ルルーシュ」
- 何も語らないルルーシュに口づけした後の決別のセリフ。ルルーシュも、斑鳩の時と同じように小さな声で別れを返すのだった。
- 「スザク、決着を付けましょう。あたしたちのすれ違いに」
- 最終局面。各陣営の最強同士の、わかりあえなかった友人同士の対決が始まる。
- 「スザク……あたしはあなたを誤解していた……」
「形は違っても、あなたはあなたなりに日本のことを考えていると思っていた……でも!」 - 最終局面でのスザクとの闘いの前に。
- 「その組織に…システムに入れない人は……どうするのッ!? 『それは違う』ってどう言えばいいのよ!? 高い所から偉そうに言うなぁ!!」
- 最終局面でのスザクとの死闘の最中に。日本人たちの姿や黒の騎士団として見てきたものから感じた想いをぶつけるも、スザクからは「組織に入るしかない人はどうなる!?」と返された。
- 「そんな…届かなかったの!?」
スザク「いや…届いているよ、カレン…」 - スザクとの決着にて。互いが互いに全力を出し切った果てにカレンが勝利を得る。
- 「ゼロです! ……あれは……ゼロです……!」
- 最終話、皇帝ルルーシュを討ち取った「ゼロ」の正体に勘付いた藤堂を涙を流しながら制して。
- (ねぇルルーシュ。あれから世界は随分とマシになったわ。戦争に向いていたエネルギーは今、飢餓や貧困に向いている)
(色んな憎しみや悪事は、殆どあなた一人に押し付けられて……みんな、ダモクレスというシステムより、名前のある一人のほうが解り易かった、ってことかしら)
(調子の良い話よね。でも、だからこそみんなは過去に囚われず、前に進めるのかもしれない。計算通りだ、ってあなたは笑うのかしら?)
(もちろん、今も問題は残ってるけど、それでも……) - 最終話エピローグ。ゼロレクイエムにより世界が少しずつ変わっている様子を語り、平和な日常へと赴いていく。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「終わりだ、ブリタニア!」
- ブリタニア勢への輻射波動使用時。原作の「弾けろ!」は汎用台詞になった。
- 「ATの相手はバトリングで慣れてんだ!」
- 対ATの特殊台詞。キリコと出会う前に、バトリングの選手としてATと闘っていた彼女ならではの自信に溢れた台詞。
- 「何が治安維持だ! あんた達のは、ただの弾圧だ!」
「落ちろ、アロウズ!」 - 『第2次Z再世篇』でアロウズのMS相手に発生する特殊戦闘台詞。
- 「キリコ…! あんたはあたし達の敵だ!」
「取ったよ、キリコ!」 - 『第2次Z再世篇』第43話にて敵となったキリコに対しての特殊戦闘台詞。二行目は輻射波動機構使用時の専用台詞。
Zシリーズ
破界篇
- 「この男……強い!」
- 序盤のエリア11ルートでキリコとのバトリングに破れた時の台詞。他作品のキャラでキリコの強さを初めて実感した瞬間である。
- 「やめときな。口を開けば開く程、ドツボに嵌ってくよ」
- アザディスタン王国を訪れた際、武蔵の強面な風貌をフォローしようと悪戦苦闘するレントンに苦笑して発したツッコミ。
- 「だ、だって、日本が、日本が…みんな楽しそうで…」
- もう片方の日本に立ち寄った際に自分たちの日本と大きく違うことへの戸惑いと驚き。
- 「上等だよ。だったら、その3分で奴のペットを宇宙のチリにしてやる…!」
- 終盤、地球へと帰還する途上に出現したガイオウから3分の制限時間付きでライノダモンの群れを倒すよう要求され、彼のゲーム感覚的な挑戦に怒りを露にした。
- どことなく、彼を彷彿させる物騒な台詞である。
- (それに顔を知っている人と戦うのは嫌なものだから…)
- 終盤のパーティーでインペリウムを撃破した後、それぞれの理想を求めての戦いに戻る「黒の騎士団」とソレスタルビーイングが、敵同士として対立する事の無いように願う。そして、その願いは皮肉な形ではあるが叶う事となる。
- 「キリコ!」
- 破界篇・再世篇両方で聞ける台詞。主にキリコが危機に瀕した際に彼女が真っ先にキリコの名を呼ぶパターンが多い。
- フィアナやゴウト達が長い間不在である事が多い本作では、彼女が最も適任な存在だからだといえる。
再世篇
- 「クロウが何と言おうと、あたしはそんな風に誰かに憧れられる人間じゃない」
「あんたの夢を壊して悪いけど、普通に接して欲しいな」
「それじゃ駄目?」 - 序盤でのエスターとの初対面時、当初は刺々しい口調で彼女からの憧憬の念を拒否するも、直ぐに柔らかな表情で対等の存在として接するように提案。これをエスターも快諾し、新たな友人関係が成立する。
- 「いつまでも上官気取りでいるんじゃないよ。ポタリア達にお仕置きされてもまだ懲りてないようだね」
「あの時は見逃してやったけど、こうして向かって来るなら手加減はなしだ! 覚悟しなよ、カン・ユー!」 - 第20話でのまさかの再会となったカン・ユーとの戦闘前会話での台詞。懲りない最低野郎に、今度は自らの手でのお仕置きの実行を宣告する。
- 「それだけじゃないよ! あいつが好きだからだよ!」
- 後半のクエントルートにて、ワイズマンの手に下ったキリコを真っ先に止めることを提案した彼女にヒイロが「俺達の敵だからか?」と問いた際、彼女が発した(衝撃の)答え。
- (前述の通り、異性としてではなく仲間としてだが)この台詞を受け、フィアナが衝撃を受けたかのような表情をしていた。ちなみにこの後慌てるカレンにクロウが「俺もそうだ」と続き、結論として「みんな揃ってキリコという奴が好きだからここまでついて来た」とゴウトがまとめた。
- 「その生首でサッカーをしてやる!」
- 第47話でのDr.ヘル一派との決戦にて、エロ親父ぶり全開なブロッケン伯爵にぶつけた一言。
- 過激な台詞も多いダイナミックプロのキャラ達にも負けない過激な台詞。なお、ボスの特殊戦闘台詞ではこれと同じものがある。
- 「歯をくいしばれ!!」
- 第50話黒の騎士団ルートより。今までの罪を自分の死で償おうとしたルルーシュに仮面をかぶせ、その叫びと同時にゼロの「偽りの仮面」を拳で叩きつけた。奇しくもこの行動は、破界篇にて今は亡き仲間であるカミナがシモンにやったのと同じである。
- 「あんた、前にも言った事があるよね。撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだ…って」
「そういう奴は撃たれる意味が分かっている…。 撃ちながら自分の心を撃っている!」
「さっきのパンチはあたしの心だよ! あんたと、あんたについてきた自分への一撃だ!」 - 上記の後、かつてルルーシュが自分に言った「撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだ」に対するカレンの答え。
- 「聞こえたよ、沙慈。どういう事さ、それって?」
「言いたい事があるなら、はっきり言いなよ。どうせ、あたしは名前負けのガサツで乱暴な猫かぶりだよ…!」 - 第51話黒の騎士団ルートより。学園での病弱なお嬢様然とした姿と素の姿とのギャップに改めて漏らす沙慈にやや自嘲気味に突っかかって。直後、マルグリットから「女性らしさ」についての熱い説教をもらう事に。
- 「もうやめて、ルイス! あんたが戦う事なんて無いんだよ!」
「帰ろうよ、アッシュフォード学園に! ルイスは、こんな所にいちゃ駄目だ!」 - 第56話ゼロレクイエムルート「BEYOND」および第57話黒の騎士団ルート「ネクスト・フロンティア」より。レグナントを撃破されながらも、刹那達への凄まじい殺意に駆られ精神崩壊寸前のルイスを目の当たりにして、悲痛な想いで叫ぶ。
- 「未来は新たに創れると思うよ。あたし達も、また友達に戻れたんだから」
- 細胞障害から回復したものの、犯した罪や辛い記憶に苛まれるルイスを「友達」として励ます。
時獄篇
- 「昔の事を持ち出すんなら、あたしもあんたに言いたい事がある! よくもクメンではあたしをバニーガールで出撃させたね! どう考えても、あれはセクハラだよ!」
- 第17話「後の祭りのフェスティバル」より。カレンにとっては相当な恥辱だったようで、カン・ユーに対して相当根に持っていることが伺える。
- 「…あたしはあいつ等を認めない…。信じるもの、守りたいもの、誇れるものがないままに戦っていたなんて…」
「だから、あたしは戦う。黒の騎士団として戦っていた人達の想いを無駄にしないためにも」 - 第20話「疾るワン・ナイト・スタンド」にて、タクマが死亡した直後の台詞。
- 「違うよ、五飛! あいつ等は世界につまはじきにされたんじゃない! 自分達で世界に背を向けたんだ!」
「確かに世界はあいつ等に優しかったとは言えない…! だからって、あんな事をしたら自分達のやってきた事を否定するのと同じなんだよ!」 - 第21話「永遠の円舞曲」より。A21のテロ活動を完全平和主義による弊害の具体例として挙げた五飛を糾弾し、完全平和の裏で兵士や兵器がその犠牲になりかねない事実は認めつつもA21のやり方を否定する。
- 「前にも紅蓮って名前がかぶっているってイチャモンつけられた事があってね」
- 中盤、アスカに機体が赤いことで文句を言われて。
- 涼しい顔で受け流すカレンの脳裏に蘇ったのは、破界事変の折、「俺のガンメンと名前が被ってんじゃねえか!」と紅蓮弐式に文句をつけてきたグレン団初代リーダーの顔だった。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「え~と…キリコも似合ってたよ…」
- 『第3次Z時獄篇』第17話「後の祭りのフェスティバル」にて。突如現れたボン太くん(中の人:宗介)に対する女性陣の盛り上がりの影で、この直前にボン太くんを宗介に届けるためにわざわざボン太くんを着込んだキリコへの、カレンなりの(苦しい)フォロー。
- 言われたキリコはなんとも言えない表情で無口を貫くが、どうやらショックだった模様。
- 「アルト! この騒ぎを収めるには、あんたを生け贄に差し出すしかないよ!」
ヒビキ「頼むぞ、部長!」 - 『第3次Z時獄篇』第29話にて、シェリルとランカが陣代高校にやって来たことで、大騒ぎになったのを見かねて。やり口も言い回しも酷すぎる。
- 「いくらなんでもひどすぎるよ、真面目なクソ男なんて」
- 『第3次Z時獄篇』第59話より。C.C.がアッシュフォード学園でも贖罪のため仮面を外そうとしないゼロを「頭にクソがつくほど真面目な男」と評したのに対して。なお、直後にスザクから「クソのつく場所が間違ってるよ」と突っ込まれている。
- 「泣いてるのはクロウだけだよ!」
- 『第3次Z天獄篇』第19話宗介救出ルート「怒りのナムサク」より。デュオがスコート・ラボを「鬼の哭く街」と表現したことに対するツッコミ。これはこれで酷いが、あながち間違っていないのが何とも…。
- 「なるわけないでしょ!どんな悪夢よそれ!」
- 『CC』より。「男の肉体美コンテスト」でゼロが本気を出せば筋肉隆々な身体になるのではと言うC.C.に対するツッコミ。これはスピンオフ作品である『ナイトメア・オブ・ナナリー』でのゼロはある理由で生身でKMFすら破壊できる筋肉隆々の姿である事に関するネタであろう。
搭乗機体
- グラスゴー、無頼
- 物語序盤において搭乗。機体色が赤系統に塗装されている。
- 紅蓮弐式
- 初の純日本製ナイトメアフレームで、愛機。
- 紅蓮可翔式
- 『R2』に登場する、紅蓮にフロートユニットを装備した機体。
- 紅蓮聖天八極式
- 『R2』に登場する、紅蓮の改造機。
余談
- ニンテンドーDSソフト『コードギアス 反逆のルルーシュ』のCMでは、カレン役の小清水亜美氏がアッシュフォード学園の制服姿で「実写版カレン」として出演した。
- なお、小清水氏にとっても本作でカレンを演じた事は声優としての転機でもあり、以降巨乳のキャラクターに抜擢される事が多くなったと振り返っている。
商品情報