アカツキ・ナガレ
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アカツキ・ナガレ(Nagare Akatuki)
ダイゴウジ・ガイの後釜として登場するエステバリスのパイロット。軽い性格だが、パイロットとしての実力は確かで頭の回転も速い。その正体はネルガル重工の会長である(一部の人物にはバレバレであったが)。
初めのうちは何かとアキトに突っかかっていたが、共に戦ううちに和解。しかし、ネルガルの陰謀が露見したために決裂し、最終的に対決するというライバル的な関係。
リアルロボット系アニメが好きな反面、勧善懲悪なスーパーロボット系作品は嫌いであるらしく、スーパーロボット系の作品をバカにするような発言をする。[1]
劇場版ではネルガルの衰退で表舞台から姿を消していたが、影でアキトを助けることになる。
佐藤監督のお気に入りのキャラらしく、「自らの分身」と発言したこともあった。
スパロボシリーズにおいて
専用エステバリスの性能は他機より若干上だが、エステバリスの生命線といえる合体攻撃がないのでどの作品でも倉庫番送りにされがち。特に『W』の第2部では搭乗機が悲惨な事になった。『R』では登場すらしないなど、ナデシコパイロットの中では冷遇傾向にある。また、作品次第では(一時的にだが)敵として登場することもある。
ただ、射撃能力は割と高めになっているため、登場作品によっては、Xエステバリス改に乗せることで、削りや資金稼ぎに役立ってくれることもある。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- TV版設定で仲間になるが、合体攻撃がないので強制出撃以外では倉庫番になりがち。
- 終盤で一話のみ量産型エステバリスを従えて敵に回る。レベルや改造はそのまま引き継がれるので、育てていると意外な苦戦を強いられる。ちなみに撃墜するとゲームオーバー。
- 初期の勝利条件を満たすと自軍に復帰するが、直前のシナリオで脱退している関係上強化パーツが外されている状態なので、無改造の場合は前線に出すと非常に危険。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A(スーパーロボット大戦A PORTABLE)
- ロンド・ベルに出向し、ナデシコに直々に編入を言い渡す。原作通りナデシコに乗り込んでいるが、正体判明のイベントは原作以上に恥ずかしいものとなっている。
- エリナ共々最後まで嫌味な発言を繰り返し、原作や後のシリーズのような「意外にいい人」なイベントが一切なく、「盛り上がっているところに嫌味で水を差す」とか「出撃前などに皆の士気を下げるような嫌味を言う」シーンばかりが目立ってしまっているほか、木連との和平交渉に向けて皆が盛り上がる中、ひとり「面倒になってきた」と内心疎ましく思ったり、その後交渉が決裂すると自軍のパイロットたちからも「おたくとしてはそっちのほうが都合が良いだろうね」などと皮肉られるなど、かなり利己的かつ性格の悪い人間のように描写されてしまっている。
- EDでも懲りずに火星古代文明のネルガル重工による独占を狙うが、木連の熱血クーデターにより結局頓挫し、加えてスキャンダルの発覚でマスコミの対応に追われるハメに……
- 能力的には幸運を覚えるので資金稼ぎに役立つ。合体攻撃も使えない分、強めの月面フレームなら彼も気兼ねなく使えるので、特にガイ死亡時なら出番があるかもしれない。
- スーパーロボット大戦J
- 第5話「変転する運命」で初登場。ナタルがラクスを人質に取ったときは、反発するメンバーが多い中、ナタルの行動を肯定するなど、序盤のメンバーでは現実的な言動が目立つ。
- 中盤で一時ブルーコスモス側に付くが途中で復帰。本作ではここで正体が判明するが、気付いてないメンバーの方が多かった。
- 終盤の分岐ではナデシコメンバーの中では唯一アークエンジェルに残ってアズラエルを説得しようとした。このため離脱が多く、使い辛さに拍車を掛けている。終盤、ネルガルが終戦後の慈善事業にも手を出そうとしていることが発覚して他のメンバーに「少しはいいところがあるじゃないか」と茶化される。
- 使うならXエステバリスに乗せると良い。
- スーパーロボット大戦W
- ロンゲーズの一人。第一部ではTV版設定で味方に。クルツとコンビを組んで会話シーンにも多々登場する。初登場時に劾を雇ってナデシコに助太刀する。なんと第二部後半までネルガル会長であることが語られず、『J』同様正体に気付いていないメンバーが結構いた。
- 第二部は条件次第で復帰するが、このときの機体はラピッドライフルしかないエステバリスII。一緒に来る元一朗はナデシコメンバー屈指の実力者な上、持参金を20万持って来るので、「アカツキはオマケで本命は20万(と元一朗)」とプレイヤーにネタにされた。なお、合流時、自軍の面々は最初アカツキに文句を言うのだが、持参金を出した途端、態度を180度変える。
- 仲間にならない場合はユリカ復帰時にナデシコに乗りこんでいる。第一部ではカットインが追加されているが、第二部の劇場版ver.では消滅する。
- スーパーロボット大戦BX
- ファミ通記事で登場。
単独作品
パイロットステータスの傾向
能力値
全ての能力が平均より高め。作品によっては射撃はかなり高い事もある。欠点は信頼補正を受けられるメンバーが少ないこと。
精神コマンド
加速、狙撃、幸運を修得することが多い。幸運持ちなのはやはりネルガル会長だからだろうか。幸運が生かせるMAP兵器持ちユニットとの相性が良い。
- A
- 幸運、ひらめき、集中、加速、てかげん、熱血
- A PORTABLE
- 幸運、ひらめき、集中、加速、必中、熱血
- J
- 加速、ひらめき、狙撃、熱血、集中、幸運
- W
- 加速、ひらめき、狙撃、熱血、必中、幸運
- IMPACT
- 加速、集中、狙撃、ひらめき、熱血、幸運
特殊技能(特殊スキル)
- A
- 切り払いL6
- A PORTABLE
- 切り払いL6、ガンファイトL3
- J
- 斬り払い、撃ち落とし、IFS、援護攻撃L2、援護防御L2、指揮L1、コンボL2
- W
- 斬り払い、撃ち落とし、IFS、援護攻撃L2、援護防御L2、支援要請L2、マルチコンボL2
- IMPACT
- ナノマシン処理、援護攻撃L4、援護防御L4
固有エースボーナス
- 入手資金+25%
- A PORTABLE。
パイロットBGM
- 「YOU GET TO BURNING」
- 主題歌。『IMPACT』における選曲。
人間関係
- エリナ・キンジョウ・ウォン
- 会長秘書。共にナデシコに乗り込む。
- プロスペクター
- 部下。
- ゴート・ホーリー
- 部下。
- テンカワ・アキト
- 所謂ライバル関係。馬鹿にする事も多かったが、そこまで険悪な関係という訳でもなかった。TV版の最終決戦では蟠りも消えた模様。
- 劇場版ではネルガル重工復権の一環として、火星の後継者との戦いを支援する。
- ミスマル・ユリカ
- 好みのタイプらしい。
- タカスギ・サブロウタ
- 『W』ではロンゲーズの一員。
- ホシノ・ルリ
- 劇場版にて「イイモンなのかワルモノなのか解らない」と評される。
- 白鳥九十九
- 木星トカゲの正体を隠蔽するため、射殺しようとした。
- 火星の後継者
- 劇場版では彼らから奸賊だの悪魔だのと呼ばれる。
他作品との人間関係
- アイナ・サハリン、ビューティフル・タチバナ
- 『A』では、二人とも政財界の出身だったため、パーティーで遭ったことがある。
- 破嵐万丈、ギャリソン時田
- 『A』にて、アカツキの顔写真とフルネームが載った会社案内パンフレットを提示し、「これでどうして(ネルガル会長であることが)バレないと思ったのか」と呆れられた。
- 神隼人、デューク・フリード
- 『IMPACT』終盤の火星極冠遺跡騒動では、人工知能搭載の量産型エステバリスを戦力に使ったことで、彼らに自身の真意を見透かされていた。
- 葛城ミサト
- 『MX』では序盤に彼女の要請をあっさりと快く引き受け、彼女を驚かせ(微妙に呆れられ)た。
- ナタル・バジルール
- 『J』では味方から彼女が非難された際に、彼女の行動を肯定した。
- クルツ・ウェーバー、ダービット・クリューゲル
- ロンゲーズ仲間。
- 兜甲児 (OVA)、弓さやか、葵豹馬、キラ・ヤマト、紫雲統夜
- 『J』では、代案を提示することもせず、ナタルを非難するだけの彼らと彼女をたしなめ「みっともない」と評する。もっとも、少し経ってから彼らは意図せずにアカツキの苦言を皮肉るような行動に出たが。
- 叢雲劾
- 『W』では一時期彼を雇っていた。
- ムルタ・アズラエル
- 『J』では彼を説得しようとするが、結局愛想を尽かす。『W』では序盤に見限っている。
- ロゼ・アプロヴァール
- 『W』にて白鳥九十九暗殺に関する情報を「ヴェルターの一員」として提供。父の代からの知り合いらしく、「嫌味な笑顔が父親そっくり」と言われる。
名台詞
- 「いいかい、どんな人間にも立場があるように、それぞれの正義を持ってるもんさ。ちなみに僕の好きだったアニメでは、ちゃ~んと敵にも味方にも正義があった。もっと色んなアニメを見るべきだったね」
- TV版第25話にて、敵対したテンカワ・アキトに対する発言。
- 「世のため人のため戦争をなくす? 偉いよ君達は、そんな考え虫唾が走るんだよ!」
- 「金持ちナメんなよ」
- 劇場版のクライマックス付近でコントのような登場の仕方をした際の台詞。
- 直後に攻撃を受けるが「個人携行可能型ディストーション・フィールド発生装置」なるものを使って完全防御。金持ちならではの装備を使う辺り、説得力がある。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
IMPACT
- 「悪役はみんな寂しがり屋さんみたいだねぇ」
- 第3部銀河決戦篇第27話「マシンロボ・炎」より。要塞内部を自爆させる事でロンド・ベルを道連れにしようとするガデスの悪足掻きに呆れての発言。
- 「いやいや万丈君、お互い辛い立場同士、分かってもらえないかねえ」
「ボソンジャンプシステムが解明されれば、破嵐財閥への優先提供も考えていいんだけど?」 - 第3部銀河決戦篇第29話「演算ユニットを奪え」より。遺跡騒動で万丈相手に取引を持ち掛けるも、彼から「企業利益は地球の平和があってこそ」と一蹴される事に。
- 「…お見通しかい。さすがはデューク・フリード、自分の正義と、他人の正義をちゃんと見てる男は違うねえ」
- 同上。AI搭載の量産型エステを用いたことで、自身の真意を看破したデュークの洞察力を賞賛する。
携帯機シリーズ
- 「仕方ないだろ? ここで逆らったら、す巻きにされて2800ミリ砲で撃ち出されかねないしね」
- 『A』第35話火星ルート「君らしく、誇らしく」or「ときにはもっと、私らしく」より。火星の古代遺跡内部にある演算ユニットの処遇を巡って最後までユリカらと対立した彼だったが、「演算ユニットを2800ミリ砲で射出して放り出す」というユリカの折衷案(?)に対し、演算ユニットの確保を諦めてユリカの案を受け入れた際のボヤき。
- 「そうやって叫んでいれば何か変わるのか。バジルール少尉やラミアス艦長、フラガ大尉を責めればそれでいいのか。声高に非を叫び、それで君たちはいったい何をどうしたいというんだい。言ってみろよ」
- 『J』第8話「敵軍の歌姫 前編」より。ナタルがラクスを人質とした行為に怒るアキト達に対し、ナタルの行動を擁護する旨の言を発したことで、さらに自身がアキトや甲児達に突っかかられた際の台詞。
- 声高にナタル達を責めるだけ責め、自分達はあの状況でどうすればよかったのかについて何一つ具体的な解決策を提示しようとしないアキト達に対して嫌悪感を露にしている。実に正論である。もっとも、その言葉への意趣返しのような事態が間を置かずして起きたのだが…。
- 「そういや、あちらさんにはくノ一なんて人材もいたんだっけ」
- 『J』にてナデシコのマスターキーを盗まれたとき。今作ではカリーニン少佐の指揮の下、岡めぐみに盗まれることとなった。
- 「あのねえ、君達…ま、いいか。どうも僕の見込み違いだったようだね、アズラエル君。残念だよ」
- 『J』第47話宇宙ルート「終末の光 前編」より。アズラエルを説得しようとするもドモンの口出しで完全に決裂してしまって。…正直あまり残念そうにしていない気もする(ドモンが口出しする前からアズラエルは全く説得に応じようとしていなかったし、そもそもアカツキも説得前から「アズラエルは絶対に話を聞かないと思う」というドモンの指摘に「そう思うがダメ元」と認めている)。
- アカツキ「ムウ・ラ・フラガ君は、MIA登録されたよ」
甲児「MIA…って、まさか、戦闘中行方不明ってやつか!?」
アカツキ「文字通り言えばそうだがね。ま、なんていうか…立派な去り際だったよ」 - 『J』第49話「憎悪の果て」より。ナデシコに同行していたメンバーにムウの姿が見えないと質問されて。茶化すような言い回しだが、あまりムウの死に触れたくなかったらしく、これ以上何も言わずに即座にその場を立ち去っている。
- 「フフフ…金持ちは無敵だよ」
- 『W』第二部後半の合流時、持参金20万により「素敵! アカツキさん!」「そういう話なら大歓迎だ! 良く戻ってきたな、アカツキ!」と態度を180度変える。この時アカツキが仲間達をどう思ったかは永遠の謎である。
- 「ごっつぁんです…!」
- 『W』の周回プレイ用シナリオ「『艦長』は君だ! 『教授』は誰だ!」でミス一番星コンテストの審査員として、プロスペクターに「元大関スケコマシ」と紹介されて。
- ネルガル会長の身分を隠すために元力士というキャラ付けでもしていたのか、はたまたこの時だけのジョークだったのか…。顔グラに表情バリエーションがあるわけでもないので、真顔で言っているようにしか見えずなかなかシュール。
単独作品
- 「やれやれ、君達は本当に変わらないねえ」
- 『CC』でのイベント「帝国の陰謀」にて敵対したハイネルが健一の腹違いの兄である事、そしてザンバジルに謀殺されることを知り、救助しようとしている健一、そしてその助太刀をするカイルスの面々に対して。
- 「ごっつあんです。 …って誰が大関スケコマシだって!?」
- 『CC』でのイベント「カイルスの青い夏」でミス・カイルスコンテストの審査員としてウリバタケに「元大関スケコマシ」と紹介されて。『W』での状況を意識しているが、こちらはノリツッコミで用いている。
脚注
- ↑ ただし、スーパーロボット系の作品には「悪」とされる敵側に良心や正義感を持つキャラクターが存在したり、あるいは「正義」とされる主人公側に邪な心や自己中心的なキャラクターが存在するパターンが少なからず有るので、単純に「スーパーロボット系の作品=単純な勧善懲悪」であるとは言えない。