「ヒュッケバインMk-II」の版間の差分
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『[[スーパーロボット大戦α]]』にてマオ社の社員で輸送機・[[タウゼントフェスラー]]のパイロットであるリアル系主人公とその恋人にDC日本支部への輸送任務が下されたが、[[ティターンズ]]に襲撃され輸送機は爆発。主人公は通信のためにMk-IIに乗り込んでおり、[[T-LINKシステム]]を用いて操縦方法が主人公の脳にインプットされたことで交戦、その最中に[[エゥーゴ]]の[[アーガマ]]に保護され戦力に組み込まれる。 | 『[[スーパーロボット大戦α]]』にてマオ社の社員で輸送機・[[タウゼントフェスラー]]のパイロットであるリアル系主人公とその恋人にDC日本支部への輸送任務が下されたが、[[ティターンズ]]に襲撃され輸送機は爆発。主人公は通信のためにMk-IIに乗り込んでおり、[[T-LINKシステム]]を用いて操縦方法が主人公の脳にインプットされたことで交戦、その最中に[[エゥーゴ]]の[[アーガマ]]に保護され戦力に組み込まれる。 | ||
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=== 2号機 === | === 2号機 === |
2020年3月22日 (日) 00:35時点における版
ヒュッケバインMk-II | |
---|---|
外国語表記 | Huckebein Mk-II |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 |
パーソナルトルーパー (ヒュッケバインシリーズ) |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | RTX-010 |
全高 | 20.8 m |
重量 | 52.0 t |
動力 |
|
浮揚機関 | テスラ・ドライブ(トロンベ仕様) |
基本OS | TC-OS |
補助システム | グラビコン・システム |
補助MMI | T-LINKシステム |
開発者 |
カーク・ハミル イングラム・プリスケン |
開発 | マオ・インダストリー社 |
主なパイロット |
|
ヒュッケバインMk-IIは『スーパーロボット大戦α』のリアル系主役メカ。
概要
ヒュッケバインの後継機及び量産試作機として開発されたパーソナルトルーパー。αシリーズでは1機のみが、OGシリーズでは3機が制作されたことになっている。
ヒュッケバインが開発時にブラックホールエンジンを搭載して悲惨な事故を巻き起こしてしまった教訓から、動力炉は通常型のもの(αシリーズでは核融合炉、OGシリーズではプラズマ・ジェネレーター)が搭載されている。またフレームにはゲシュペンストMk-IIのGIIフレームが採用され、各種パーツもゲシュペンストMk-IIと同規格の物が使用されている。
EOTも解析済みの物が採用され、グラビコン・システムと呼ばれる重力制御装置を搭載し、重力場の壁であるグラビティ・ウォールを発生させることが可能。またαシリーズやOGシリーズの1号機にはT-LINKシステムを搭載している。
コックピットにはパーソナルファイターと呼ばれる脱出機能を兼ねた小型戦闘機を内蔵している。
ゲシュペンスト系の技術の採用の結果対コストでの性能評価が高くなり、連邦軍の次期主力機量産型ヒュッケバインMk-IIとして正式採用されることになる。
1号機
- 型式番号:RTX-010(αシリーズ)/RTX-010-01(OGシリーズ)
- αシリーズ
αシリーズでは1機のみが制作された設定のためここに記載する。
SRX計画において地球連邦軍極東支部、ディバイン・クルセイダーズ (DC)日本支部、マオ・インダストリーの共同で開発された機体。DC日本支部でデータ取得用の実験機になる予定だった。
『スーパーロボット大戦α』にてマオ社の社員で輸送機・タウゼントフェスラーのパイロットであるリアル系主人公とその恋人にDC日本支部への輸送任務が下されたが、ティターンズに襲撃され輸送機は爆発。主人公は通信のためにMk-IIに乗り込んでおり、T-LINKシステムを用いて操縦方法が主人公の脳にインプットされたことで交戦、その最中にエゥーゴのアーガマに保護され戦力に組み込まれる。
元々主人公の脳波パターンが登録されており操縦は主人公しか行えない。これはマオ社がヒュッケバインMk-Iの暴走事故を理由にMK-IIの開発中止を決定したため、SRX計画のイングラム・プリスケンがカーク・ハミルを通して念動力の素質を持つ主人公達に輸送任務を与え、その一方でティターンズに情報をリークすることで起動実験を強行したものであった。
アーガマが南アタリア島を訪れた際には、DC本部にて武装強化が行われGインパクト・キャノンが追加される。
主人公がヒュッケバインMk-III受け取りのため国際警察機構北京支部を訪れた際に、あしゅら男爵の軍勢の襲撃を受け、主人公はMk-IIで出撃するが龍王機との戦闘で大破してしまう。危機に陥った状況でMK-IIのウラヌス・システムが発動し、調整に難航していたMK-IIIを起動させ、射出されたパーソナルファイターがMk-IIIと合体しMK-IIは爆発した。
スーパー系主人公の場合は、イルムガルト・カザハラにより主人公の恋人と共に奪取され、その後国際警察機構北京支部にて虎王機との交戦で破壊されてしまう。『第2次スーパーロボット大戦α』以降のクスハ・ミズハが主人公のシナリオでは、ブルックリン・ラックフィールドが主人公の恋人に該当するキャラクターになる。
- OGシリーズ
マオ社が地球連邦軍の次期量産機トライアルのために開発した機体。3機製造されたMk-IIでは、この1号機にのみT-LINKシステムが取り付けられていて、リンクを切って調整すれば念動力を持たないパイロットでも操縦が可能。
『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』では、ヒリュウ改がムーンクレイドルに救援物資を届けた際に戦力に組み込まれ、念動力の素質を持つブルックリン・ラックフィールドに与えられた。初出撃の際にはラーダ・バイラバンが補助のために同乗しており、Mk-IIのコックピットは狭いのだがラーダは体の柔らかさで対応したらしい。
以後はATXチームの機体として運用され、『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』においてもブリットの乗機として登場する。
『第2次スーパーロボット大戦OG』において、マオ社のオルレアン工場で2号機や他のヒュッケバインシリーズの機体と共にオーバーホールを受けていたが、特殊戦技教導隊によってヒッカム基地に輸送されることになる。輸送機に積み込む前に異星人の襲撃を受け奪取されそうになるが、ガリルナガンが異星人の機体を撃破し、続いてヒュッケバインシリーズにも攻撃、Mk-IIは真っ先にバスタックス・ガンの狙撃で2機まとめて破壊されてしまった。
2号機
- 型式番号:RTX-010-02
コロニー統合軍がマオ社を占拠しようとした際に、社員全員の安全と引き換えにコロニー統合軍に引き渡された。その後、宇宙ステーション・コルムナにおける戦闘でジーベル・ミステルが無人機として出撃させる。この措置は戦力として魅力的なMK-IIを、時限式のネットワームを仕込んだ状態でヒリュウ改に回収させるという罠だったのだが、不審に感じたヒリュウ改の面々によって撃墜されてしまった。残骸はゼンガー・ゾンボルトによって回収されエルザム・V・ブランシュタインの手に渡り、Mk-II・トロンベとして運用されることになる。
『第2次OG』ではカラーリングを元の濃紺に戻してマオ社のオルレアン工場でオーバーホールを受けていたが、ガリルナガンの襲撃により1号機と共に破壊された。
ヒュッケバインMk-II・トロンベ
- 正式名称:RTX-010-02T ヒュッケバインMk-II・トロンベ(Huckebein Mk-II Trombe)
- 型式番号:RTX-010-02T
型式番号の「T」は「Trombe」。スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONでエルザムがヒュッケバインMk-IIに興味を持った事から、ゼンガー・ゾンボルトが破壊された2号機を回収した。その後、エルザム機としてカスタマイズされた上で修復される。
武装の性能が上昇し、G・ウォールがG・テリトリー強化された。さらにテスラ・ドライブを追加搭載した上に分身可能など、大幅なスペックアップがなされている。彼の趣向を反映し、カラーリングは黒赤金でブランシュタイン家の家紋付。プレイヤーにエルザムやトロンベのイメージを決定づけさせた機体でもある。
GBA版当時は文字数の問題で、名称表記が「ヒュッケバイン・トロンベ」となっていた。後のOGsではちゃんと「ヒュッケバインMk-II・トロンベ」に修正されている。
なお、スーパーロボットスピリッツにおいてもエルザムは黒いヒュッケバインMk-IIに乗っている。
3号機
- 型式番号:RTX-010-03
連邦軍の量産トライアルに提出された機体。量産型ヒュッケバインMk-IIの採用に貢献したものと思われる。『OG1』ではDC戦争の戦況悪化によりユアン・メイロンが無事かどうか心配する場面があったが、『第2次OG』ではガリルナガンの襲撃後にカイ・キタムラによって現存するヒュッケバインシリーズの機体として名前が挙がる。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- リアル系主人公の初期機体。空は飛べず機体性能はそこそこだが、ソード、ライフルの他に気力105で使える格闘武器チャクラム・シューターの存在が大きく、P属性、射程1-3、クリティカル+30、EN消費10、地形適応良好で威力もある。1話から使える武器としては高性能なので乗り換えまではこちらを軸に戦うことになる。エースになれば気力条件を開幕から満たせるため、使っていくなら積極的に狙いたい。
- 中盤追加されるGインパクト・キャノンや乗り換えにより強力な射撃武器も増えていくのだが、チャクラムの優秀さから意識しないと技能ポイントで主人公の射撃を伸ばしにくいのはうれしい悲鳴と言うべきか。ただ乗り換え後にも伸びた格闘を生かせる換装形態もあるため、無駄にはならない。
- またグルンガスト弐式と違い、フォトン・ライフル以外の改造はMk-IIIに引き継がれるため、この時点から改造しても問題ない。ただしそのライフルの他に、チャクラムの引き継ぎ先が射撃武器に、必殺武器であるGインパクトキャノンの引き継ぎ先が、Mk-IIで言うライフル互換の武器になってしまう点には注意。
- スーパー系で始めた場合は敵対中の恋人がこちらに乗っているが、加入前に破壊され虎龍王のパイロットとなるため、自分では使うことができない。その代わりイルムの乗る(今作は本機の色違いとなっている)ヒュッケバインEXが条件次第で使用可能になる。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- ENと装甲が僅かにアップ。武器性能は変化ナシ。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- 汎用パーソナルトルーパー。デフォルトパイロットはブルックリン・ラックフィールド。しかし、ブリットは格闘向きのステータスのため、ビルトシュバインに乗り換え、こちらはリョウトやラトゥーニに譲ったほうが良い。また、後半にはエルザム用の高性能カスタム機『ヒュッケバイン(Mk-II)・トロンベ』が登場。GBA版のOGシリーズではチャクラム・シューターが換装武器なので、他の機体でも使用できた。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 汎用パーソナルトルーパー。デフォルトパイロットはブルックリン・ラックフィールド。しかし射撃武器メインのこの機体に合わせてブリットを射撃向きに育てていると、格闘武器のみの虎龍王に乗り換えた時に苦労する。換装武器フォトン・ライフルの弾数が増加し、同武器とビームソードの武器改造費が安くなった。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- チャクラム・シューターが本機の固有武器に戻り、他の機体間で使い回せなくなっている。また、エルザム専用のヒュッケバインMk-II・トロンベの名称が省略されなくなった。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- ATXチームが自軍にいる期間に使用可能。Gインパクト・キャノンの必要気力が110とさらに使いやすくなっている。とはいえ、話数少なく数多いユニットでどう扱うかが問題。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 008LやMK-IIIL/Rと共にマオ・インダストリーにて、1号機と2号機がオーバーホール中にガリルナガンによって完全に破壊されてしまうため、自軍ユニットとして使用することは出来ない。なお、アッシュ・エグゼクスバインを除くヒュッケバインシリーズの中では、撃破シーンではあるものの唯一本作で戦闘アニメ用のグラフィックが正規に見られるヒュッケバインである。ちなみに、没データには射撃換装武器のアニメが存在する。
- 3号機に関しては所在が不明のままとなっており、今後登場する可能性があるが、形状が大幅に変わる可能性を考慮すべきである。
装備・機能
武装・必殺武器
固定武器
- ツインバルカン / バルカン砲
- 頭部に内蔵されている武器。αシリーズでは前者、OGシリーズでは後者の表記。
- チャクラム・シューター
- 有線式の小型チャクラム。発射後チャクラムからは刃が展開し、ワイヤーを標的に巻きつけて斬り刻む。念動力による遠隔操作が可能。『α』の攻略本によるとR-2の有線式ビームチャクラムの発展系とのことだが、OGシリーズでも同様かは不明。
P属性で射程があり使い勝手がいいが、αでは多用していると射撃技能ポイントが加算されず、射撃値が育たない。αでは改造段階がファング・スラッシャーに引き継がれるが、同作のファングは射撃武器。OGシリーズではGBA版では換装武器だったが、OGs以後は固有兵装に戻ってしまった。全然機能が違うが、αではヒュッケバインEXのリープ・スラッシャーの戦闘アニメにも使い回されている。 - Gインパクト・キャノン
- 固定兵装。ヒュッケバインMk-IIの最強武器で、ブラックホールキャノンを弱体化させたようなもの。戦艦や基地から射出され、腰の股間ブロックに接続して使用する。『α ORIGINAL STORY』では固定砲台としても運用されており、アイドネウス島に配備されている。
αでは改造段階がグラビトン・ライフルに引き継がれるが、グラビトン・ライフルの設定通り、小型・軽量化した弊害で最大攻撃力が下がってしまうが、エフェクトはより見応えがあるものに変わっている。ヒュッケバインEXのブラックホール・キャノン改の戦闘アニメにも使い回されている。接続位置がとにかくネタにされがちな武器。案の定、エクセレンが「男らしい」という危険な発言をしている。
換装武器
- ライトソード / ビームソード
- ビームで刀身を形成する非実体剣。OGシリーズでは換装武器であり、名称がビームソードに変更された。
- フォトン・ライフル
- 光子弾(フォトン)を発射する携行武装。『α』の攻略本によるとR-2のマグナ・ビームライフルの発展系とのことだが、OGシリーズでも同様かは不明。
OGシリーズでは換装武器で、ビーム兵器だが海適応はB。αでは初期のMk-IIの射撃武器では一番強いが、αのMk-IIIの武器には改造が引き継がれない。だがMk-IIIでガンナーを使うなら、射撃ポイントアップのためトドメに使っていきたい。 - シシオウブレード
- PTサイズの日本刀。OGシリーズでは隠し要素として入手できる最強クラスの近接換装武器。OGシリーズの展開以降、ブリット機の武器として「シシオウブレード」が公式にピックアップされるようになり、OGシリーズでの彼の前期機体ヒュッケバインMk-IIにも徐々に反映されるようになる。OG2では特定条件を満たすと、ブリット機用のシシオウブレードが入手可能。OGsのPVでも、ブリットのMk-IIによるシシオウブレードの戦闘アニメが披露されていた。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。
- グラビティ・ウォール/G・ウォール
- 一定値以下のダメージを無効化するバリアだが、装甲の低いMk-IIでは機能させづらい。
- G・テリトリー
- G・ウォールの強化版。トロンベ仕様のみ実装。
- 分身
- 気力130以上で発動し、敵の攻撃を表示上の回避率と無関係に特定確率で完全回避する。トロンベ仕様のみ実装。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「VANISHING TROOPER」
- ヒュッケバインMk-IIのテーマ。曲名はヒュッケバインシリーズの異名「バニシング・トルーパー」から。初出は初代α。OGシリーズではOGsで初採用されたが、曲の出だしがαとは異なる。ボーカルヴァージョンの歌は影山ヒロノブ。
関連機体
- ヒュッケバインシリーズ
- ヒュッケバイン
- 曰く付きの前機種。Mk-IIは同機種での反省を活かすように制作された。
- 量産型ヒュッケバインMk-II
- 本機の量産型。EOTを活用した装備は排除されているが、ほぼ同等の性能を維持している。また、OGシリーズではテスラ・ドライブの標準搭載により全機で単独飛行が可能になっている。
- ヒュッケバインMk-III
- 本機の後継機。だが量産化を前提としたMk-IIとは違い、コンセプトは「小型化したSRX」となっている。なお、MK-IIのパーソナルファイターはMK-IIIと互換性があり、共通して運用する事が可能である。
- R-1
- コクピットが同一なために移植可能。
余談
- 『ディバイン・ウォーズ』並びに『ジ・インスペクター』では一切登場せず、コミカライズ版の『RoA』でもヒュッケバイン、ヒュッケバインMk-IIIは名前だけ登場しているにも関わらずMk-IIのみなぜか出てこなかった。
商品情報
資料リンク
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