「月臣元一朗」の版間の差分
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'''月臣元一朗'''は『[[機動戦艦ナデシコ]]』の登場人物。 | '''月臣元一朗'''は『[[機動戦艦ナデシコ]]』の登場人物。 | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[木連]]の優人部隊の一員で、[[白鳥九十九]] | + | [[木連]]の優人部隊の一員で、[[白鳥九十九]]とは親友の間柄。戦闘においても彼とはコンビを組んでいる。『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]』の主要キャラ・海燕ジョーに傾倒しており、ジョー同様の長髪をたなびかせている。 |
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+ | 遺伝子操作を受けたB級ジャンパーであり、[[アルストロメリア]]を操って二機の[[積尸気]]を瞬時に撃破するなど、人型機動兵器の操縦は一流。また「'''木連式・柔'''」と呼ばれる[[武術・格闘技|体術]]の達人でもあるため、生身での戦闘能力も高い。 | ||
登場直後は[[マジン]]を駆り、アトモ社の[[ボソンジャンプ]]研究施設やヨコスカの街を破壊、最後は街全体の相転移による消滅を目論むが、[[テンカワ・アキト]]の決死の行動で阻止される。その後は後継機の[[ダイマジン]]に乗り換えるが、[[月]]面ネルガルドック強襲の際に、偶然その場に居合わせたアキトの駆る[[エステバリス]]・[[月面フレーム]]の前に再び目的を邪魔され、ナデシコ内で虜囚となっていた九十九を救出して引き下がった。 | 登場直後は[[マジン]]を駆り、アトモ社の[[ボソンジャンプ]]研究施設やヨコスカの街を破壊、最後は街全体の相転移による消滅を目論むが、[[テンカワ・アキト]]の決死の行動で阻止される。その後は後継機の[[ダイマジン]]に乗り換えるが、[[月]]面ネルガルドック強襲の際に、偶然その場に居合わせたアキトの駆る[[エステバリス]]・[[月面フレーム]]の前に再び目的を邪魔され、ナデシコ内で虜囚となっていた九十九を救出して引き下がった。 | ||
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[[熱血クーデター]]の成功後、彼は行方不明となっていたが、続編の劇場版においてネルガルシークレットサービスに所属していたことが明らかに。彼は草壁らを中心とした[[火星の後継者]]が水面下で結成・活動を開始したことを察知し、彼らに攫われたアキトを救出、更に一部の感覚を失ったアキトに戦闘訓練や機動兵器の操縦を指南しており、その後は再び彼らの足取りを追っていた。火星の後継者の蜂起時には、亡き友人・九十九の意志を継いで兵を[[説得]]、戦いを終息させる重要な役目も果たした。 | [[熱血クーデター]]の成功後、彼は行方不明となっていたが、続編の劇場版においてネルガルシークレットサービスに所属していたことが明らかに。彼は草壁らを中心とした[[火星の後継者]]が水面下で結成・活動を開始したことを察知し、彼らに攫われたアキトを救出、更に一部の感覚を失ったアキトに戦闘訓練や機動兵器の操縦を指南しており、その後は再び彼らの足取りを追っていた。火星の後継者の蜂起時には、亡き友人・九十九の意志を継いで兵を[[説得]]、戦いを終息させる重要な役目も果たした。 | ||
− | [[タカスギ・サブロウタ]]とは逆ベクトルでTV版と劇場版でキャラが豹変し、飄々とした軽いノリを身に付けたサブロウタに対して寡黙で重苦しい雰囲気を纏う男になっている。SRWだと戦闘台詞の言動が違い過ぎてギャップが大きい([[スーパーロボット大戦W|W]] | + | [[タカスギ・サブロウタ]]とは逆ベクトルでTV版と劇場版でキャラが豹変し、飄々とした軽いノリを身に付けたサブロウタに対して寡黙で重苦しい雰囲気を纏う男になっている。SRWだと戦闘台詞の言動が違い過ぎてギャップが大きい([[スーパーロボット大戦W|W]]では半年でゲキガンガーから抜け出した)。また、TV版では青髪だが、劇場版では黒髪になっている。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}} |
− | : | + | :音声初収録。TV版準拠のため敵。敵にしては珍しく固有の[[精神コマンド]]配列で没データに[[ダイマジン]]の味方版仕様があることから開発段階では自軍加入が予定されていたのかもしれない。 |
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ;[[ | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}} |
− | + | :初登場作品。TV版準拠のため敵。アキトの[[月面フレーム]]との対戦時に偶々現れた[[グレンダイザー]]に見惚れる場面も。このときは[[デューク・フリード]]の「関係ない人間を巻き込みたくない(自分がこのまま逃げているとアキトと元一朗が自分を探しているベガに巻き込まれる)」という理由に興ざめして撤退した。同話での撃墜は困難だが強力な強化パーツである[[V-UPユニット]]を落とすため、アキトは離脱前に[[熱血]]を習得させておきたい。エンディングで熱血クーデターを起こす。 | |
− | :; | + | :;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}} |
− | :: | + | ::役所は『A』と同じだが、上記のアキトとの対戦時に落とすアイテムが激レア[[スキルパーツ]]SP消費ダウンになったので、意地でも落とそう。リメイク前より更に撃破困難になっているが、月面フレームは離脱前の[[改造]]を引き継ぐようになったので、[[エステバリス]]・アキト機の武装を予めフル改造しておきたい。レベルも上げて[[精神コマンド]]を豊富に使えるようにしておくとなお良い。 |
− | ; | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦R}} |
− | :開始直後のナデシコルート、およびラスト3話でのみ味方、ほかでは敵として登場する。おそらく技術の前倒しによって入手可能になったと思われる乗機・[[アルストロメリア]] | + | :開始直後のナデシコルート、およびラスト3話でのみ味方、ほかでは敵として登場する。おそらく技術の前倒しによって入手可能になったと思われる乗機・[[アルストロメリア]]の性能が凶悪で、フル改造すると攻撃力は5000以上、[[分身]]ありS[[サイズ]]にもかかわらず運動性は全機体トップ5に入る優遇ぶりである。なお、彼の搭乗機の方が九十九機より若干性能が上。エンディングでは、[[熱血クーデター]]を成功させた後、地球圏を離れ[[ボアザン星]]で復興活動に勤しんでいる事が明らかになっている。 |
− | ; | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}} |
:終盤に[[NPC]]としてスポット参戦する。 | :終盤に[[NPC]]としてスポット参戦する。 | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}} |
:本作では彼がクーデターを起こす場面に居合わせることとなる。条件を満たせば第二部後半で[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]と共に仲間になる。今回も機体性能面では非常に優遇されており、[[アルストロメリア]]は長[[射程]]・高性能のクローを所持し、元一朗自身も[[直撃]]・[[魂]]を覚えるため、非常に強い(同タイミングで加入するアカツキ機とは雲泥の差)。弱点は[[IFS]]技能がないため、[[エステバリス]]隊とは違い、[[能力]]値の上昇が見込めない点。ただ、機体の能力が非常に高いので気になるほどではない。 | :本作では彼がクーデターを起こす場面に居合わせることとなる。条件を満たせば第二部後半で[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]と共に仲間になる。今回も機体性能面では非常に優遇されており、[[アルストロメリア]]は長[[射程]]・高性能のクローを所持し、元一朗自身も[[直撃]]・[[魂]]を覚えるため、非常に強い(同タイミングで加入するアカツキ機とは雲泥の差)。弱点は[[IFS]]技能がないため、[[エステバリス]]隊とは違い、[[能力]]値の上昇が見込めない点。ただ、機体の能力が非常に高いので気になるほどではない。 | ||
:なお、第一部での九十九の暗殺は彼が間違えて[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]を撃ったということになっている為九十九は健在であり、第2部では九十九の影を往く者として、共にシークレットサービスに所属することになる。 | :なお、第一部での九十九の暗殺は彼が間違えて[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]を撃ったということになっている為九十九は健在であり、第2部では九十九の影を往く者として、共にシークレットサービスに所属することになる。 | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}} |
− | : | + | :本作では戦闘時の服装が軍服ではなくパイロットスーツが再現されている。音声も新規収録されている。『W』に続いてクーデターを起こす場面に居合わす事となるが、『[[機動戦士ガンダムAGE|ガンダムAGE]]』最終話の原作再現とのクロスオーバーが成されている。九十九との合体攻撃もあるが、[[隠し要素/BX#ダイマジン&月臣元一朗、テツジン&秋山源八郎、デンジン&高杉三郎太|隠し要素]]のフラグを立てていないとスポット参戦止まりになってしまう。 |
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+ | === VXT三部作 === | ||
+ | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}} | ||
+ | :劇場版設定。今作もNPC扱い。[[ゴート・ホーリー|ゴート]]と共に[[エンブリヲ]]に拉致された[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]と[[マリナ・イスマイール|マリナ]]の捜索を行っていたが、成果は上がらなかった。 | ||
+ | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}} | ||
+ | :劇場版設定でNPC。 | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX}} |
:劇場版設定。[[ネルフ]]総攻撃の際、[[葛城ミサト]]を密かに救出した。なお、今回は脇役としての登場でアカツキ共々声は入っていない。 | :劇場版設定。[[ネルフ]]総攻撃の際、[[葛城ミサト]]を密かに救出した。なお、今回は脇役としての登場でアカツキ共々声は入っていない。 | ||
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
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;[[スーパーロボット大戦A|A]] | ;[[スーパーロボット大戦A|A]] | ||
:'''[[底力]]L8''' | :'''[[底力]]L8''' | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:彼とは色々と因縁があり、火星の後継者から救出されたアキトに様々な戦闘技術を叩き込んだ。 | :彼とは色々と因縁があり、火星の後継者から救出されたアキトに様々な戦闘技術を叩き込んだ。 | ||
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;「おのれ……侵略者共め、これ以上悪魔の兵器を作らせるものか!ダイマジン・トルネード!」 | ;「おのれ……侵略者共め、これ以上悪魔の兵器を作らせるものか!ダイマジン・トルネード!」 | ||
:第15話でネルガルの月面基地を襲撃して。この時に右腕部を変形させていたが、ロケットパンチではなかった事から小型重力波砲を使用したと思われる。何気ないがジンシリーズにおいてゲキガンガー以外の技名を叫んでいる。 | :第15話でネルガルの月面基地を襲撃して。この時に右腕部を変形させていたが、ロケットパンチではなかった事から小型重力波砲を使用したと思われる。何気ないがジンシリーズにおいてゲキガンガー以外の技名を叫んでいる。 | ||
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− | : | + | :第16話の出撃時の台詞。[[マジンガーZ|某鉄の城]]を意識したのかは不明。 |
+ | ;「心が虚しいぜ…地球人にも俺たちと同じ心がある」 | ||
+ | :同話での戦闘中の呟き。確かにゲキ・ガンガーを愛する心という意味では同じかもしれないが…。 | ||
=== The blank of 3 years === | === The blank of 3 years === | ||
;「熱血とは盲信にあらず!」 | ;「熱血とは盲信にあらず!」 | ||
− | : | + | :原作で多くの木連出身者が感銘を受けた檄文の一節。この至言には、さしもの[[草壁春樹|草壁]]も言葉を詰まらせてしまう。『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では後世に残すべき言葉だと評され、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では実際に叫ぶ。さらに『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では[[DVE]]。 |
=== 劇場版 === | === 劇場版 === | ||
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:劇場版での初登場時。 | :劇場版での初登場時。 | ||
;「木連式抜刀術は暗殺剣に非ず」 | ;「木連式抜刀術は暗殺剣に非ず」 | ||
− | : | + | :短刀を用いた木連式抜刀術で切り掛かる[[北辰六人衆]]の一人をすれ違いざまに木蓮式柔の一撃で沈めた際の一言。 |
:本来の抜刀術の用い方ではないのか、それとも抜刀術を暗殺に用いている為か、はたまたその両方を偲んでいるのか。 | :本来の抜刀術の用い方ではないのか、それとも抜刀術を暗殺に用いている為か、はたまたその両方を偲んでいるのか。 | ||
;「邪になりし剣、我が柔には勝てぬ」 | ;「邪になりし剣、我が柔には勝てぬ」 | ||
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== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
− | ; | + | ;「お前とも……生まれる星が違えば友達になれたかもしれない」<br />「援軍か! 卑怯な奴め、次に会う時は必ずやっつけてやる」 |
− | : | + | :第15話で[[テンカワ・アキト|アキト]]と交戦した際に、'''マニュアルをめくりつつ'''発言したセリフ。無論マニュアルの表紙には『ゲキ・ガンガー3』のタイトルロゴが書いてあり、恐らく台本を読みながらの発言と思われる(実際棒読み気味の発言であった)。 |
;「あんな女、ナナコさんの足の裏以下ではないか」 | ;「あんな女、ナナコさんの足の裏以下ではないか」 | ||
:第22話。ミナトに惚れた九十九に対しての断言。わかりやすく言えば「ナナコさんの足元にも及ばない」といったところだろうか? | :第22話。ミナトに惚れた九十九に対しての断言。わかりやすく言えば「ナナコさんの足元にも及ばない」といったところだろうか? | ||
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=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
;(…悪の地球人に、なぜ異星人たちがここまで…!) | ;(…悪の地球人に、なぜ異星人たちがここまで…!) | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]] | + | :『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第3部銀河決戦篇第27話「マシンロボ・炎」に於ける「和平交渉」で、木連の包囲網から[[ブライト・ノア|ブライト]]らを逃がそうと奮闘する[[レイナ・ストール|レイナ]]や[[ダンガイオー]]チームの姿を目の当たりにして、困惑する。 |
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
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:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』第35話「嵐の海」より。[[アルストロメリア]]で参戦してきた時の台詞。 | :『[[スーパーロボット大戦R|R]]』第35話「嵐の海」より。[[アルストロメリア]]で参戦してきた時の台詞。 | ||
;「だが、事実だ!」 | ;「だが、事実だ!」 | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦W|W]] | + | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第24話「それぞれの『自分らしく』」より。九十九が暗殺されかかったことを聞いて「そんな卑劣なマネをする人間が木連にいるものかーっ!」と叫んだ[[木連兵]]に対して。 |
;「俺のダイマジンに臆せず向かってくるとは、敵ながらいい根性してやがる。その[[分の悪い賭け]]で攻めてくる姿、俺は嫌いじゃないぜ!」 | ;「俺のダイマジンに臆せず向かってくるとは、敵ながらいい根性してやがる。その[[分の悪い賭け]]で攻めてくる姿、俺は嫌いじゃないぜ!」 | ||
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第8話「月面の邂逅」にてヨウタと対峙して。無論、[[キョウスケ・ナンブ|あの男]]の名言に由来する[[声優ネタ]]である。 | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第8話「月面の邂逅」にてヨウタと対峙して。無論、[[キョウスケ・ナンブ|あの男]]の名言に由来する[[声優ネタ]]である。 |
2024年2月20日 (火) 09:21時点における最新版
月臣元一朗 | |
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読み | つきおみ げんいちろう |
外国語表記 | Genichiro Thukiomi |
登場作品 | |
声優 | 森川智之 |
デザイン | 後藤圭二 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦A |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(遺伝子操作) |
性別 | 男 |
出身 | 木星 |
所属組織 |
木連 ネルガル重工(劇場版) |
所属部隊 |
優人部隊 シークレットサービス(劇場版) |
月臣元一朗は『機動戦艦ナデシコ』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
木連の優人部隊の一員で、白鳥九十九とは親友の間柄。戦闘においても彼とはコンビを組んでいる。『熱血ロボ ゲキ・ガンガー3』の主要キャラ・海燕ジョーに傾倒しており、ジョー同様の長髪をたなびかせている。
遺伝子操作を受けたB級ジャンパーであり、アルストロメリアを操って二機の積尸気を瞬時に撃破するなど、人型機動兵器の操縦は一流。また「木連式・柔」と呼ばれる体術の達人でもあるため、生身での戦闘能力も高い。
登場直後はマジンを駆り、アトモ社のボソンジャンプ研究施設やヨコスカの街を破壊、最後は街全体の相転移による消滅を目論むが、テンカワ・アキトの決死の行動で阻止される。その後は後継機のダイマジンに乗り換えるが、月面ネルガルドック強襲の際に、偶然その場に居合わせたアキトの駆るエステバリス・月面フレームの前に再び目的を邪魔され、ナデシコ内で虜囚となっていた九十九を救出して引き下がった。
その後、地球人との接触を経た九十九は地球との和平を望むようになり、元一朗との間に亀裂が生じ始める。元一朗の崇拝の対象であった『ゲキ・ガンガー3』のヒロイン・国分寺ナナコに対する九十九の暴言とも言える発言によってそれは決定的なものとなり、草壁春樹の命令に従って彼を暗殺するに至る。
しかし心の奥では、彼もまた九十九と同様、自身の思い描いた正義と現実の間のギャップに苦しんでおり、更に火星極冠遺跡攻防戦におけるアキトとミスマル・ユリカのラブロマンスに心を打たれた彼は、草壁ら軍主導部に対して反旗を翻すことに。「熱血とは盲信にあらず」という彼の名文に鼓舞された若手将校達の活躍により、この反乱は成功。勝利を決定づけた檄文に因んで、この反乱は後に「熱血クーデター」と呼ばれるようになる。
熱血クーデターの成功後、彼は行方不明となっていたが、続編の劇場版においてネルガルシークレットサービスに所属していたことが明らかに。彼は草壁らを中心とした火星の後継者が水面下で結成・活動を開始したことを察知し、彼らに攫われたアキトを救出、更に一部の感覚を失ったアキトに戦闘訓練や機動兵器の操縦を指南しており、その後は再び彼らの足取りを追っていた。火星の後継者の蜂起時には、亡き友人・九十九の意志を継いで兵を説得、戦いを終息させる重要な役目も果たした。
タカスギ・サブロウタとは逆ベクトルでTV版と劇場版でキャラが豹変し、飄々とした軽いノリを身に付けたサブロウタに対して寡黙で重苦しい雰囲気を纏う男になっている。SRWだと戦闘台詞の言動が違い過ぎてギャップが大きい(Wでは半年でゲキガンガーから抜け出した)。また、TV版では青髪だが、劇場版では黒髪になっている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
原作では意見が食い違ったことで親友の九十九を自らの手で殺すことになってしまう彼だが、スパロボでは大抵九十九は撃たれても生還する場合がほとんどなので、そういう意味では彼も救われたといえる。基本的に味方になるのは終盤であることが多い。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 音声初収録。TV版準拠のため敵。敵にしては珍しく固有の精神コマンド配列で没データにダイマジンの味方版仕様があることから開発段階では自軍加入が予定されていたのかもしれない。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦A
- 初登場作品。TV版準拠のため敵。アキトの月面フレームとの対戦時に偶々現れたグレンダイザーに見惚れる場面も。このときはデューク・フリードの「関係ない人間を巻き込みたくない(自分がこのまま逃げているとアキトと元一朗が自分を探しているベガに巻き込まれる)」という理由に興ざめして撤退した。同話での撃墜は困難だが強力な強化パーツであるV-UPユニットを落とすため、アキトは離脱前に熱血を習得させておきたい。エンディングで熱血クーデターを起こす。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 役所は『A』と同じだが、上記のアキトとの対戦時に落とすアイテムが激レアスキルパーツSP消費ダウンになったので、意地でも落とそう。リメイク前より更に撃破困難になっているが、月面フレームは離脱前の改造を引き継ぐようになったので、エステバリス・アキト機の武装を予めフル改造しておきたい。レベルも上げて精神コマンドを豊富に使えるようにしておくとなお良い。
- スーパーロボット大戦R
- 開始直後のナデシコルート、およびラスト3話でのみ味方、ほかでは敵として登場する。おそらく技術の前倒しによって入手可能になったと思われる乗機・アルストロメリアの性能が凶悪で、フル改造すると攻撃力は5000以上、分身ありSサイズにもかかわらず運動性は全機体トップ5に入る優遇ぶりである。なお、彼の搭乗機の方が九十九機より若干性能が上。エンディングでは、熱血クーデターを成功させた後、地球圏を離れボアザン星で復興活動に勤しんでいる事が明らかになっている。
- スーパーロボット大戦J
- 終盤にNPCとしてスポット参戦する。
- スーパーロボット大戦W
- 本作では彼がクーデターを起こす場面に居合わせることとなる。条件を満たせば第二部後半でアカツキと共に仲間になる。今回も機体性能面では非常に優遇されており、アルストロメリアは長射程・高性能のクローを所持し、元一朗自身も直撃・魂を覚えるため、非常に強い(同タイミングで加入するアカツキ機とは雲泥の差)。弱点はIFS技能がないため、エステバリス隊とは違い、能力値の上昇が見込めない点。ただ、機体の能力が非常に高いので気になるほどではない。
- なお、第一部での九十九の暗殺は彼が間違えてガイを撃ったということになっている為九十九は健在であり、第2部では九十九の影を往く者として、共にシークレットサービスに所属することになる。
- スーパーロボット大戦BX
- 本作では戦闘時の服装が軍服ではなくパイロットスーツが再現されている。音声も新規収録されている。『W』に続いてクーデターを起こす場面に居合わす事となるが、『ガンダムAGE』最終話の原作再現とのクロスオーバーが成されている。九十九との合体攻撃もあるが、隠し要素のフラグを立てていないとスポット参戦止まりになってしまう。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- 劇場版設定。今作もNPC扱い。ゴートと共にエンブリヲに拉致されたカガリとマリナの捜索を行っていたが、成果は上がらなかった。
- スーパーロボット大戦T
- 劇場版設定でNPC。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦MX
- 劇場版設定。ネルフ総攻撃の際、葛城ミサトを密かに救出した。なお、今回は脇役としての登場でアカツキ共々声は入っていない。
関連作品[編集 | ソースを編集]
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
- IMPACT
- 底力L9
- A
- 底力L8
- R
- 底力L8、援護攻撃L1、援護防御L2、指揮L2
- J
- 底力L8、援護攻撃L1、援護防御L2、指揮L2
- W
- カウンター、底力L8、援護攻撃L2、援護防御L2、マルチコンボL2
- BX
- 底力、援護攻撃、援護防御、全体攻撃
人間関係[編集 | ソースを編集]
- 白鳥九十九
- 親友だったが、上述の通り彼を暗殺してしまう。
- 彼が生き残った『W』では最後まで親友として彼と共に居る。
- テンカワ・アキト
- 彼とは色々と因縁があり、火星の後継者から救出されたアキトに様々な戦闘技術を叩き込んだ。
- ダイゴウジ・ガイ
- 『W』では九十九暗殺時に相手を見間違い、彼を撃ってしまう。ガイはこのことを「迷いを持っていた」と好意的に解釈し、根に持つことはなかった。
- ミスマル・コウイチロウ、秋山源八郎
- 『BX』ではフラグを満たさなかった場合、彼らと共にELSとの戦いの救援に駆け付ける。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- ジョルジュ・ド・サンド
- 『R』では木連の和平交渉が決裂し、地球側のメンバーを逃がそうとする九十九を射殺しようとしたところを、ジョルジュの放ったバラが腕に刺さり暗殺に失敗してしまう。
- 破嵐万丈
- 『IMPACT』ではネルガル月面ドックで相対した際、彼の前口上に思わず見とれてしまう。撤退時には捨て台詞ながらも、万丈の台詞が「いちいち格好良い」と認めていた。
- 葛城ミサト
- 『MX』では終盤に彼女の窮地を救う。
- 冬月コウゾウ
- 『MX』終盤、彼に瓦解寸前のNERV本部を棄て、生存したスタッフ共々ナデシコCへ退避するよう促す。
- ブライト・ノア、カティ・マネキン、ファルク・オクラムド、ナイジェル・ギャレット、ワッツ・ステップニー、ダリル・マッギネス
- 『BX』ではフラグを満たさなかった場合、彼らと共にELSとの戦いの救援に駆け付ける。
名台詞[編集 | ソースを編集]
TV版[編集 | ソースを編集]
- 「おのれ……侵略者共め、これ以上悪魔の兵器を作らせるものか!ダイマジン・トルネード!」
- 第15話でネルガルの月面基地を襲撃して。この時に右腕部を変形させていたが、ロケットパンチではなかった事から小型重力波砲を使用したと思われる。何気ないがジンシリーズにおいてゲキガンガー以外の技名を叫んでいる。
- 「ダイマジン・ゴー!」
- 第16話の出撃時の台詞。某鉄の城を意識したのかは不明。
- 「心が虚しいぜ…地球人にも俺たちと同じ心がある」
- 同話での戦闘中の呟き。確かにゲキ・ガンガーを愛する心という意味では同じかもしれないが…。
The blank of 3 years[編集 | ソースを編集]
- 「熱血とは盲信にあらず!」
- 原作で多くの木連出身者が感銘を受けた檄文の一節。この至言には、さしもの草壁も言葉を詰まらせてしまう。『MX』では後世に残すべき言葉だと評され、『W』では実際に叫ぶ。さらに『BX』ではDVE。
劇場版[編集 | ソースを編集]
- 「新たなる秩序、笑止なり!」
「確かに破壊と混沌の果てにこそ、新たな秩序は生まれる。それゆえに産みの苦しみ味わうは必然…しかし! 草壁に徳なし!」 - 劇場版での初登場時。
- 「木連式抜刀術は暗殺剣に非ず」
- 短刀を用いた木連式抜刀術で切り掛かる北辰六人衆の一人をすれ違いざまに木蓮式柔の一撃で沈めた際の一言。
- 本来の抜刀術の用い方ではないのか、それとも抜刀術を暗殺に用いている為か、はたまたその両方を偲んでいるのか。
- 「邪になりし剣、我が柔には勝てぬ」
- 上記の後に今度は二人が切り掛かるが、最初の一人を一瞬で投げ返して二人に命中させ、静止させてからの一言。
- 『R』第3話ナデシコルート「再会のレシピ」における北辰との戦闘前会話にも話すが、北辰に「邪になりし柔、我が剣には勝てぬ」と全く同じ言葉を返される。
- 「白鳥九十九が泣いているぞ」
- 説得の中の一言。九十九が生存した『W』では「木連の英霊が泣いている」と言う。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「お前とも……生まれる星が違えば友達になれたかもしれない」
「援軍か! 卑怯な奴め、次に会う時は必ずやっつけてやる」 - 第15話でアキトと交戦した際に、マニュアルをめくりつつ発言したセリフ。無論マニュアルの表紙には『ゲキ・ガンガー3』のタイトルロゴが書いてあり、恐らく台本を読みながらの発言と思われる(実際棒読み気味の発言であった)。
- 「あんな女、ナナコさんの足の裏以下ではないか」
- 第22話。ミナトに惚れた九十九に対しての断言。わかりやすく言えば「ナナコさんの足元にも及ばない」といったところだろうか?
- 『BX』では女性相手の特殊戦闘台詞の元ネタとなった。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- (…悪の地球人に、なぜ異星人たちがここまで…!)
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第27話「マシンロボ・炎」に於ける「和平交渉」で、木連の包囲網からブライトらを逃がそうと奮闘するレイナやダンガイオーチームの姿を目の当たりにして、困惑する。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「裏切りに裏切りを重ねた男が、最後にまともなことをしたくなった。それだけだ」
- 『R』第35話「嵐の海」より。アルストロメリアで参戦してきた時の台詞。
- 「だが、事実だ!」
- 『W』第24話「それぞれの『自分らしく』」より。九十九が暗殺されかかったことを聞いて「そんな卑劣なマネをする人間が木連にいるものかーっ!」と叫んだ木連兵に対して。
- 「俺のダイマジンに臆せず向かってくるとは、敵ながらいい根性してやがる。その分の悪い賭けで攻めてくる姿、俺は嫌いじゃないぜ!」
- 『BX』第8話「月面の邂逅」にてヨウタと対峙して。無論、あの男の名言に由来する声優ネタである。
- 「草壁中将、もはやあなたに徳なし!」
「もはや草壁に徳なし…大人しく投降せよ!」
「確かに破壊の混沌の果てにこそ、新たなる秩序は生まれる…しかし、貴様に徳なし!」 - 『BX』にて、一段目は草壁、二段目は木連兵、三段目はジスペル相手の特殊戦闘台詞。TV版設定だが、劇場版の台詞が元になっている。
単独作品[編集 | ソースを編集]
スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「出たなっ! 地球のやられメカめ!」
- 『R』第6話ナデシコルート「GEAR戦士電童」より。エクサランスに対して。ラウルを困惑させたセリフ。
- (これで…ナナコさんは俺の物だ。お前は愛した女性と幸せになれ…)
- 『BX』のエンディングにて、親友・九十九がミナトと婚約する事となり、心からの祝福を祈っている……のはいいが、「ナナコさん」は二次元の女性なので前半部分は色々と痛すぎる発言となっている。別作品で一時期ニートと化した親友とは別方向で、彼の将来が心配である。