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2019年6月23日 (日) 01:14時点における版
キョウスケ・ナンブ | |
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漢字表記 | 南部響介 |
外国語表記 | Kyosuke Nanbu |
登場作品 | |
声優 | 森川智之 |
デザイン |
斉藤和衛(元デザイン) 河野さち子(リデザイン) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT2 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 | 22歳 |
身長 | 180 cm(OVA版) |
所属 | |
軍階級 |
曹長(OGシリーズのみ)→少尉→中尉(OGシリーズのみ) |
コールサイン | アサルト4→アサルト1(OGシリーズ) |
キョウスケ・ナンブは『スーパーロボット大戦COMPACT2』および『スーパーロボット大戦IMPACT』の男性主人公。
概要
COMPACT2/IMPACT
地球連邦軍極東支部に配属されたテストパイロット。無口で感情をあまり表に出さないが、良くも悪くも真面目な性格の持ち主で秘めた激情を持っており、意外と感動屋。射撃より接近戦に長けていたため、獣戦機隊に送られていたアルトアイゼンの正パイロットとなる[1]。
OG
無口で表情変化が少ないため一見冷静沈着に見えるが、実際は静かに燃える熱血漢である。また、弱点として、エクセレン・ブロウニングやラミア・ラヴレスなど親しい者の生死が関わると、精神不安定気味になり、判断力が鈍る描写が散見される。
賭け事が好きだが、常に分の悪い方に賭ける主義。その様は、多くの人物に「1%でも勝ち目があれば、そこに全額を賭ける男なのです」と言われるほど。実際のギャンブルでは常時大穴狙いなのが祟ってかほとんど勝てないが、死に直面した際に圧倒的な強運を発動させる。
元々は極東地区伊豆基地に所属するテストパイロットだった。しかし、彼の存在を疎ましく思っていたハンス・ヴィーパーの陰謀により、ビルトラプターのテスト中に事故を起こし、その責任を取る形でラングレー基地に転属。ゼンガー・ゾンボルト率いるATXチームに配属された。
このときに、後の恋人となるエクセレン・ブロウニングと運命的な『再会』を果たす。彼女は初めて会ったときのことを覚えており、意味ありげな言葉を告げる。しかし、キョウスケがそれを思い出すのは後になってからのことである。エクセレンと恋人関係になってからも普段は素っ気ない態度を見せるが、内面では非常に大切に思っている。
ラングレー基地への配属直後は量産型ゲシュペンストMk-IIに乗っていたが、ATX計画の責任者マリオン・ラドム博士から格闘戦比率と機体損耗率の高さを指摘される。しかしこれはキョウスケの技術が未熟なわけではなく、彼の操縦技術に機体が追従できなかったためである。マリオンもそのことに気付いており、キョウスケの操縦技術を見込んだ彼女は、自身が作り上げたアルトアイゼンのパイロットとしてキョウスケを指名し、受領することになった。
強い悪運
士官学校時代には、乗っていたスペースシャトルの衝突・墜落事故に巻き込まれたことがある。そのときに重傷のエクセレンと居合わせ、助けようとした。エクセレンはこの後死亡してしまいアインストの手で復活することになるが、彼は持ち合わせた純粋な強運のみで生還した。病院送りにはなったものの、エクセレンを含めて乗り合わせた数十人から百人単位の人々が皆死亡してしまった中、キョウスケはケガのみで済んでいることからも彼の強運が窺い知れる。この出来事を経て、彼とエクセレンにはアインストの発する思念を言葉として捉える能力が身についた。
このような悪運の強さには、生まれつき体が丈夫であることも影響していると思われ、それを示すエピソードは枚挙に暇がない。
- 常に体を鍛えているブリットが乗って体調を悪くしてしまった操縦シミュレーターを「Gが少なすぎて参考にもならない」と評した。
- ビルトラプターのテストで機体ごと墜落した際、大した怪我もなく帰ってきた[2]。
- 『Record of ATX』では、DC戦争中の度重なる戦闘で実は骨にひびが入っていたが、休暇に入って検査を受けるまでそのことを誰にも告げなかった。休暇に入ってからも「肋骨だとギブスを付けれないから関係ない」と意に反さず、エクセレンに怒られた。
- アクセル・アルマーの駆るソウルゲインに乗機のアルトアイゼンごと完膚無きまでに叩きのめされたときも、手術室送りにはなったが、ほとんど間を置かずに[3]アルトアイゼン・リーゼを受け取り、パイロットとして復帰する荒業を見せている。
とはいえ、生身の戦闘能力については「拳銃があれば腑抜けたブリットでも倒せる」程度と自ら認めている[4]。
以上のような悪運の強さは、アラド・バランガを「負けた」と言わしめ、タスク・シングウジには「本当にただの悪運なのか?」と疑問視されている。ファンの間でもたびたび異能生存体、ラッキーレベル9(持っていないが)などと評されていたのだが…
アインストとの関係に関する考察
上記のとおり、悪運・身体能力に関して非の打ちどころのないキョウスケであったが、『OGs』以降は設定の変更に伴い、本当に悪運だけで生き残ってきたのかに疑問符が付き始めている。つまりは「エクセレン同様にアインストの影響を受けているのでは?」という疑惑である。
『OGs』以降の不可解な描写
『OGs』以降の思わせぶりで不可解な描写には、以下のものがある。
- アクセルに敗北した際、GBA版では手術室送りになっていたが打撲と擦過傷のみに(OGs)
- 上の一件の際、ラミアに大きく不審がられ、勘の鋭さに定評のあるタスクも疑念を抱く(OGs)
- 平行世界のキョウスケの大幅な設定変更(OGs)
- 近場で戦闘を目撃するだけで感染し、黒い霧で大量の一般人を完全に異形化させるアインストの侵蝕能力(OGIN)
- 意識不明のキョウスケの夢の中に現れ、覚醒を促すベーオウルフ(OGIN)
- 戦闘中のキョウスケに対しアルフィミィが行った深い干渉(RoA)
これらの点からシャトル事故でアインストと接触しているキョウスケが影響を受けている可能性は十分に考えられる。
特に、キョウスケのアクセル戦での負傷の度合いの変更についてはGBA版で多くの批判を受けたわけでもなく[5]、非常に不可解といえる。エクセレン救出までの時間経過次第ではむしろ大怪我を負っていた場合のほうが不自然(回復能力が異常になる)であるが、軽傷になるだけならともかく、ラミアとタスクに怪しまれていることは特記すべき点である。
…と、これだけならば明らかに黒なのだが、悪運の強い人物としての扱いは相変わらずの上、穿った見方をすればラミアとタスクに怪しまれるのもミスリードとも取れる[6]。後述するように、『ジ・インスペクター』では普通の人間としての描写も強調されている。
『ジ・インスペクター』での描写
上記以外の『ジ・インスペクター』における関連する描写には、以下のものがある。
- 『OGs』での変更点のひとつだったアクセル戦での負傷が重傷に戻されている。
- 同作ではアインスト化された人間の右目がアインストコアになっており、負傷後のキョウスケは右目に眼帯を付けていた。エクセレン救出のために負傷を押して出撃する際も思わせぶりな眼帯をして出撃した[7]が、結局何事もなかった。
- 最終話では、エクセレンはベーオウルフの出現を察知するが、キョウスケは察知していないという描写がある。さらにベーオウルフが、キョウスケの「何故俺は選ばれなかった?」との問いかけに対して「それは古きレジセイアの過ち」と、(こちら側の)キョウスケはアインストに選ばれなかったことを認めている。
このように、『ジ・インスペクター』ではキョウスケが普通の人間であることを強調する描写も多い。
『第2次OG』での描写
『第2次OG』では『OG外伝』で撒かれたアインスト絡みの伏線が一応回収され、キョウスケの周囲には相変わらずアインストとの因縁がついてまわっているものの、彼自身の疑惑は放置されたままであった。
結論
以上のことから、断定は現状では非常に難しく、ファンの間でも意見が別れている。間を取ると「アインストの影響を受けつつも、その類稀な悪運により影響は僅かで済んだ」(または「影響を受けつつも何らかの要因で自我を保っている」)といったところだが、それもまた推測でしかない。
平行世界におけるキョウスケ
シャドウミラーの存在した平行世界においては、地球連邦軍特殊鎮圧部隊『ベーオウルブズ』の隊長であり、階級も大尉になっている。さらに搭乗機も制式採用された『ゲシュペンストMk-III』である。この世界のキョウスケは主に『ベーオウルフ』と呼ばれており、名前で呼ばれることは稀。
こちらの詳細はベーオウルフの項を参照されたし。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 初出演作品。主人公。WS本体のパーソナルデータにより能力が上下する(後述)。アルトの武装はクリティカル率が非常に高く、キョウスケも援護Lvが高いので、スキルコーディネートで「クリティカル+20%」をつけると援護攻撃で活躍する。狙撃を覚えればなお良し。精神パターン次第では奇跡を覚える場合もあるが、まだこの頃は突撃や切り札が存在しないのでパンチ力に欠ける。
- この頃のキョウスケは子供を除くほとんどの相手に敬語で話す人間であった。また、版権キャラクターとの会話はそこそこあるものの、まだキョウスケ自身が会話の中核になることは少ない。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- エクセレンとの通信シーンで登場。本作では使用できない。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 主人公。シナリオ進行と共にアインストが本格的に絡んでくるので話の中核を担う事が多くなってくる。強制出撃が13回もあるので絶対に育てておこう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 声が入った。また、『無類のギャンブル好き』という設定が追加され、OGシリーズへ反映される、キョウスケのキャラクター性の大半が本作で確立されたと言ってもよい。ロマンチストな一面もあり、アキトとユリカのキスを巡るシーンでは艦の通信を切るように指示したり、エクセレンにもEDで凄まじい殺し文句を放ったりしている。能力はスーパー寄りの格闘重視で調整され、味方全体でも上位に位置する。最終的に奇跡も覚えるのでまさに主人公である。能力的にも設定的にも本作で基本が定まっている。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- キョウスケ編主人公。内面がより深く描かれるようになり、数々の台詞回しも相まって彼のキャラ人気を大きく伸ばした。ギャンブル好きという設定はさらに個性的に演出され、タスクとの対決では負けが込んでアルトアイゼンを担保にしてしまうなど(最終的には勝った)、度々ギャンブルに准えた発言が目立つようになる。悪運は強いが殺されかけたり裏切られたりと上司運は最悪。ゼンガーが離反した際、隊長代理となり(コールサインも同時に「アサルト1」となった)、イングラムが離反した際に中尉への昇進とともに正式にATXチームの隊長となり同時に部隊の前線指揮官に任命された。そのため『指揮官』技能を持っている。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 本作の真の主人公。アクセルに執拗に狙われている挙句、アインストがメインストーリーに組み込まれている話の展開上、彼にスポットが当たる機会も多い。殆ど主人公待遇で話が進む。相変わらず上司運は悪い。ATXチームの隊長を続けているのになぜか『指揮官』の技能が消えた。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- 上記2作品のリメイク移植なので、当然のごとく全般にわたり主役待遇。OGS収録のOG2シナリオ第3話にて、向こう側のアインスト化したキョウスケが登場した。OGs版OG2の中断メッセージでは、タスクにポーカーで負けてエクセレンに借金する羽目になり、担保代わりとして熱い予告をやらされている。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- ラミアが「ODEシステム」に取り込まれて、救出するOVA版のシナリオがある。しかし、ラミアを救えなかったことが後悔として残り、強く落胆しているところをカイ・キタムラに叱咤激励された。また、ラミアを最終的に救出したアクセルには未熟さと覚悟の無さを指摘されており、若さゆえの脆弱さも垣間見せた。
ゲームでの使い勝手で言えば最初からアルトアイゼン・リーゼを駆り戦力的には申し分ないが、格闘戦に関してはフォルカの登場で極めて危ない。せめて援護攻撃の特殊技能がデフォルトで付いていれば良かったのだが。 - 第2次スーパーロボット大戦OG
- 序盤のリューネルート第3話から登場。マサキのルートの場合は使用できるのは中盤以降となる。パイロット勢では階級の高めな中尉のおかげか統率を覚える。従来のシリーズ同様アルトアイゼン・リーゼのポテンシャルを最大限引き出せるパイロットで、同機体を使うなら一択である。しかし加速を失ったのが少し痛い。シナリオ面での活躍は大人し目で、ジョッシュの露払い役やエクセレンと共にアリエイルの相談役といった良き先輩パイロットという印象。また鋼龍戦隊のトップエースコンビとしてアクアから理想のパートナー像と羨ましがられている。今回、機体と共に強力なボーナスを失った(とはいえ仮に従来の技能とボーナスに今回の新技能:統率が加わると恐ろしいことになるのでやむを得ない)がフリッケライ・ガイストと異常なほど燃費の良い合体攻撃ができるようになり、使いやすさが増したため従来作よりも活躍の幅が広がった。また今作で追加された「マキシマムブレイク」に必要な技能統率も習得しているため、アヤ、ヴィレッタと同様、合体攻撃4連発という芸当も可能である。
細かいところでは、台詞回しが全体的に勢いづいている(有体に言うと内容はそのままでノリがリュウセイ寄りになっている)。 - スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- 本人はリューネの章とのクロスポイントでのみの登場だが、アーカイブモードで声が入っている関係でスタッフロールにクレジットされている。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- ATXチームがヒリュウ改に配属されているため、宇宙ルート7話から使用可能。中盤のルート分岐ではL5戦役での実績を買われて、指揮官役になる場面も(指揮官技能が復活したわけではないが)。
- エースボーナスが「カウンターが発生した場合、与える最終ダメージ+20%」とキョウスケのメインテーマとなる「貫け、奴よりも速く」通りとなったが、最大限に生かすには格闘系遠距離武器持つグルンガスト改とグルンガスト弐式が有効。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 主人公として登場。更にベーオウルフも登場する。最後は同一の存在たるベーオウルフと対峙する。主人公ではあるが、主演のない回もある。リクセント公国に立ち寄った際には正装を進められさっさとタキシードに早着替えしてしまうという意外とノリのいい一面も久しぶりに描かれた(最終的には何故か紋付き袴にお色直しした)。
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 本人は登場しないが、ドラマCDのエクセレンの台詞によると「テスラ研究所でリュウセイと共に何かのテストを行っている」らしい。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2周年記念でATXチームエクセレンとクスハ共々に登場することがスパロボチャンネルで発表された。
- キャラ設定は期間限定イベント「遥かなる戦い、開幕」ではIMPACT、ユニットクエストではOGシリーズ準拠となっている。
その他
- Another Century's Episode:R
- OG世界のキョウスケが登場(時系列は『OG外伝』終了直後)。テストの為にリュウセイと共にテスラ研を訪れ(おそらく、上記のドラマCDでエクセレンが語った「テスト」の事だと思われる)、そこでリュウセイと『OG1』以来となる模擬戦を行う。その後、リュウセイと共に惑星エリアへと跳ばされ、異世界(他版権作品)のキャラクター達と共に、シーズンと戦う事になる。ATXチームの隊長を務めている為、自軍部隊のまとめ役の一人でもあるのだが、やや影は薄めでリュウセイやマサキに比べても『OG』のキャラの中では出番は少なめ。自身の愛機とカラーリングなどが似たところもあるナインボール・セラフを前にして、ちょっとした反応を示す。
パイロットステータス
能力値
格闘戦の技術はかなり高く、ゼンガー・ゾンボルトと真正面から互角に戦える数少ない人物とされる。しかし、グルンガスト零式とアルトアイゼンのサイズ差を考えるとかなり驚異的なものである[8]。一方で射撃戦は不得意らしく、戦闘でも射撃時に「…射撃は苦手なんだがな。四の五の言っていられんか」と呟くことがある。ただあくまでも格闘戦に比べればの話で、パーソナルトルーパーパイロットとして十分な技量は持っている。
- COMPACT2
- キョウスケ・エクセレン共に、WS本体に登録されたパーソナルデータの名前・性別に応じてステータスが上下する。特に「0000000」とし残りを全て空欄にした場合に、名前によるステータスの上昇値が最大になる。また、性別を「Male」に設定すると更にキョウスケのステータスに、「Female」に設定するとエクセレンに、「?」にすると両方に半分ずつボーナスが入る。こうなるとデフォルトではさほど高くないキョウスケの射撃もリアル系のエースパイロットに見劣りしなくなり、「射撃は苦手」どころか、アムロに匹敵する射撃値を誇る。当時の攻略本ではこのステータス変化について触れられておらず、「敵の一般兵並みのステータス」「人工知能のほうが優秀」と散々な言われようだった。変化する前の値だけを見ていたのか、はたまた攻略本の記事執筆時に入力していた名前が悪かったのか。WS本体を買って全く何も入力しない状態で始めると、記事通り一般兵程度の能力になる。
- IMPACT以降
- 格闘、防御などがずば抜けて高く、技量も高め。デフォルト搭乗機体であるアルトアイゼンに乗るために生まれてきたようなキャラクター。命中、回避はスーパー系とリアル系の中間的な能力値。「射撃は苦手なんでな」という台詞通り、射撃は得意ではない。
精神コマンド
- COMPACT2
- 加速、集中、熱血を確実に覚え、最後は魂か奇跡を覚える。しかし必中が無い。初期設定で主人公名を変更してもキョウスケ・ナンブのまま内部計算されるので影響はない。
- IMPACT
- 加速、集中、突撃、熱血、見切り、奇跡
- 突撃はアルトのP属性でないのに射程が短いクレイモア系の武器のためにあるような精神コマンド。
- OG1
- 加速、集中、突撃、見切り、熱血、直撃
- OG2
- 加速、集中、突撃、必中、熱血、ひらめき
- OGs、OG外伝
- 加速、集中、突撃、必中、熱血、不屈、連撃(ツイン)
- 第2次OG
- 集中、突撃、必中、不屈、熱血、連撃(ツイン)
- 加速が無くなったことで連撃で敵を倒しながら進撃するというATX計画に基づく強襲設定が。ツインユニットでチームとして連携を取って活動するという設定が更に強調される形となった。
- X-Ω
- 加速、不屈、突撃
特殊技能(特殊スキル)
初めて援護システムが実装された『COMPACT』の主人公らしくシリーズ前半では援護技能を所持。強襲用機体の開発計画であり運用チームであるATXチームのコールサイン、アサルトの名に恥じず仲間と共に手数で攻め立てることを得意とした。
その後はアルトアイゼンの、攻撃力優先で打たれ強いとは言えない性質により合わせるかのように、カウンターを主体とした「やられる前にやれ」という方向性を確立。
『IMPACT』では地上編で強運を覚えさせられる機会があり、主人公で出撃機会の多いキョウスケに覚えさせたプレイヤーも多いかと思われる。
ギャンブル好き・悪運が強いという設定が反映され、後の作品では初期技能としてこの二つが彼の代表的な特技となり、機体設定と共に他のキャラクターと比較してシステムに落とし込まれた度合いの強いキャラクターであることが窺える。
- COMPACT2
- 防御、援護
- このシリーズでは援護主体だったため、援護のLvがかなり高く成長する傾向にあった。防御も結構高レベルになる。
- IMPACT
- 先手必勝、援護攻撃、援護防御
- 先手必勝は気力120以上で反撃が必ずカウンターになる強力な技能だが、敵HPがインフレしている本作では先制攻撃一発で倒せるような場面は非常に稀であり、事前に長距離武器で削っておくなどしないと有効活用するのは困難。
- OG1
- 強運、カウンターL7、指揮官L3
- OG2、OG外伝
- 強運、カウンターL8
- 第2次OG
- 強運、カウンターL6、統率
固有エースボーナス
- カウンターの発生率+10%、格闘武器の与える最終ダメージ+10%
- 『OG1』から『OG外伝』まで採用。
- カウンターの発生率+15%、クリティカル率+25%
- 『第2次OG』で新たに採用。
- カウンターが発生した場合、与える最終ダメージ+20%
- 『OGMD』で採用。アルトアイゼンで活用するならば射程を伸ばしてあげよう。場合によっては乗り換えしてもよい。リベンジとの併用も可能なため、反撃時の火力が跳ね上がる。
パイロットBGM
- 「鋼鉄の孤狼(ベーオウルフ)」
- キョウスケ及び、アルトアイゼン(リーゼ&ナハト含む)のテーマ。全作品とも一貫してこの曲がデフォルトBGMになっている。
人間関係
同年代の仲間や部下とはそれなりに良好な関係を築くのだが何故か上司運が壊滅的に悪く、行く先々で上司が何か企んでいたり快く思われないことが多かったり、好人物に限って死亡するなど散々である。
- エクセレン・ブロウニング
- 恋人。OG1キョウスケ編では、恋人になるまでの過程が描かれる。彼女がイングラム・プリスケンやアインストに操られた時は憎悪を露わにしており、特に前者のケースでは最初笑っているが、レオナ・ガーシュタインやリュウセイ・ダテは彼が完璧にキレていることを察した。C2とIMPACTの隠しマップでは戦後に結婚している事が判明しているが、OGシリーズでは現時点ではまだ未婚。
- アクセル・アルマー
- OGシリーズ全般でのライバル。後に協力することとなる。
- ブルックリン・ラックフィールド
- 部下。
- クスハ・ミズハ
- 同じく部下で、ブリットの恋人。
- ゼンガー・ゾンボルト
- 元上司。今では対等の関係である。
- グレッグ・パストラル
- キョウスケの上司にしては珍しく、とても良い人物。しかし、ラングレー基地が襲撃された際、キョウスケ達を脱出させるために最期まで基地に残り戦死した。
- ラミア・ラヴレス
- 元部下。OG外伝におけるラミアの救出では自分の実力の無さを痛感させられており、ある意味キョウスケの今後を占う結末となった。
- アインスト・アルフィミィ
- ノイ・レジセイアの短絡的な思考から生み出された犠牲者。
- ベーオウルフ
- 並行世界の同一人物。彼のせいでキョウスケはOG2で数々の災難に遭うハメになったと言える。そして、『ジ・インスペクター』では最後の敵となった。
- マリオン・ラドム
- ATX計画責任者。
- リュウセイ・ダテ
- 主人公格同士。イングラムの寝返り後、ショックを受けるリュウセイを気遣う場面もあった。なおOG1、OG2ではお互い援護台詞はなかったが、OGsではきっちり用意された。なお、「あちら側」の世界のリュウセイは、アインストに支配されたキョウスケに撃墜・殺害された。
- タスク・シングウジ
- ギャンブル仲間で、無類の勝負運を発揮する強敵。OG1では彼とのギャンブル対決でアルトアイゼンを担保にされるまで追い込まれており、OGsの中断メッセージではタスク自身は出ないが、彼にポーカーで無一文にされたとキョウスケが語っている。
- イルムガルト・カザハラ
- 伊豆基地時代からの知り合い。キョウスケの理解者の一人。
- ハンス・ヴィーパー
- 元上官。キョウスケが私怨で戦った数少ない敵。殺されかけたのだから、無理はない。
- イングラム・プリスケン
- 初めて会った時から、彼の不遜な態度にハンスに近い嫌な感覚を感じていた。彼が裏切った後は当然敵対関係となる。特にOG1のキョウスケ編ではさらったエクセレンを暗示にかけ、キョウスケを挑発して潜在能力を引き出そうとしたため、キョウスケを完全に怒らせてしまった。
- フォルカ・アルバーク
- OG外伝自体の短さもあり、絡みといえるシーンはほぼ皆無。が、フォルカに対する援護台詞はしっかり存在する。登場作品がCOMPACT3ということで後輩に当たるためか。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 対極の決め台詞を持つ人物。しかし、どっちも突撃屋。なお、第2次OGのPVでは2人の関係性を示すかのようにジョッシュの戦闘デモの直後にキョウスケの戦闘デモが流れた。
- 楠舞神夜
- 現状共演した事はないが、キョウスケをモチーフにデザインされている。『姓の読み方が同じ』『前髪にメッシュが入っている』『分の悪い賭けが嫌いじゃない(彼女の場合は花札がモチーフ)』など、共通点が多い。
版権作品との人間関係
- 葉月考太郎
- COMPACT2及びIMPACT序盤から彼の指揮下に加わり行動を共にする。終盤では彼と共に、アムロ達へシャトル事故の詳細を明かす。
- ミスマル・ユリカ
- 「場の空気を読まない行動」という共通項ゆえ、彼女を見ているとエクセレンを想起するらしい。後に『なぜなにナデシコ』で彼女が披露したウサギ姿は悪い意味で印象に残ったらしく、「またあれをやられては敵わん」とボヤいている。
- ニナ・パープルトン
- 自身で図面を引いたアルトの強化プランを彼女に提出した結果、アルトアイゼン・リーゼの完成に漕ぎつける。
- ドモン・カッシュ
- エクセレンが彼の熱烈なファンである為、キョウスケもガンダムファイトなどについては或る程度の知識を持っていた。
- アムロ・レイ、クワトロ・バジーナ、ひびき洸、破嵐万丈
- 彼らにシャトル事故の詳細を語った。
- ランバ・ノム
- ラー・カイラムの窮地を救う為、アインストの虜となったエクセレンの撃墜を決意した際、彼女からの悲痛な訴えで辛うじて思い留まる。
名台詞
共通
- 「分の悪い賭けは嫌いじゃない…!」
- キョウスケを代表する台詞で、多くの作品でリスペクトされている。MXの主人公ヒューゴ・メディオの「多少の無茶は、承知の上だ!!」という台詞もこれが元ネタと見られる。OVA1巻では次回予告の締めに使われ、OGSではマップBGMの曲名にまでなった。
- 「分の悪い賭け」も参照のこと。
- 「どんな装甲だろうと(でも)、撃ち貫くのみ!!」
- リボルビング・ステーク使用時の台詞。作品によって細部が異なる。ちなみにバンカーの場合、「ただ、撃ち貫くのみ」となることがある。『PROJECT X ZONE』ではゼンガーが零児&小牟およびダンテ&デミトリ・マキシモフとユニットを組んだ時の掛け合いでこれを元にした台詞が登場する。また、続編の『PROJECT X ZONE 2』でもレオン・S・ケネディが零児&小牟との掛け合いでこれを元にした台詞を話す。
- 「さて、やろうか……!」
- 決め台詞その3。大体戦闘開始時にこれが出る。
COMPACT2 / IMPACT
- 「ただし…答える、答えないに関わらず、ステークは撃ち込ませてもらう」
- 第3部銀河決戦篇第8話「鬼面の怪」より。鬼面城での戦いに介入してきたアルフィミィへ、怒気を含みながらエクセレンの居場所について問う。
- 「その程度か…」
「その程度のプライドなど、犬にでも食わせてしまえばいい。人の情けもわからんのならな…!」 - 第3部銀河決戦篇第20話「復讐鬼たち」より。第1部で倒されたギル・バーグがサイボーグとして復活した後、第1部でロール達に情けをかけられた事に屈辱を感じていた彼の逆恨みを真っ向から一蹴した。
- 「心配するな。エクセレンよりも先に………お前の所へ行ってやる」
「ただし、鋼鉄の塊付きだ。ただで済むと思うな……!」 - 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第19話or『OG2』第45話「白騎士の心」より。エクセレンを操るアルフィミィに対して。完全にキレているが、相手が未だ謎の存在だけに、『OG』におけるイングラムの時と比べるとまだ落ちついている。なお、上の台詞の次にアルフィミィの「…え…?」と戸惑いと喜びが入り混じったような描写が入り、直後に下の台詞に繋がる。自業自得とは言え、キョウスケを求めるアルフィミィからすればまさに天国から地獄である。
- 『RoA』でもアルトアイゼン・リーゼの初戦で同様の台詞を使っている。
- 「残酷な結末だな……」
「だが、それは……奴自身が望んだことだったのかも知れん……」 - 『IMPACT』エンディングor『OG2』最終話より。アルフィミィの最期を見届けて。色々と因縁深くはあったが、最後に戦友となった彼女をこの時一番理解していたのは、恐らくキョウスケであろう。
- 「もしもの時は……おれがお前を殺してやる。……だから、心配するな」
- 『COMPACT2(IMPACT)』『OG2』のそれぞれのエンディングより。アインストとして消えなかった事を疑問に思い、自身がいつかアインストとして覚醒するのではないかと恐れるエクセレンに対して。エクセレンに言わせれば「これがホントの殺し文句」。
衝撃騎士団
- 「この衝撃が…生きるっていうことだ」
- 漫画「衝撃騎士団」最終話にて、ノイ・レジセイアへの最後の一撃を入れる際の台詞。
OG1・OG2
- 「戻った。ATXチーム、格納庫に集…ん?」
- 『OG』第3話「斬られる前に斬れ」より。この台詞を言いつつエクセレンがバスタオル一丁でブリットに迫っているのを目撃する。血で血を洗う修羅場になる、と思いきや…。
- 「すまん、邪魔した。続けてくれ」
- この台詞と共にクールに去る。あまりにもあっさりした反応に当のエクセレンがツッコミを入れた。
- なお、『Record of ATX』ではこの直後にスクランブル発令のアラートがかかるのだが、キョウスケはしがみ付いて必死に突っ込みを入れているエクセレンをスルーしてそっちの方の内容を聞き入っている(というか、若干面倒くさそうな顔をしている)
- 「興味がないと言ったぞ。そんなに雰囲気が大切なら、部屋にこもってTVゲームでもやっていろ。それを邪魔する気はない。お前だけの、お前にだけ都合のいい時間だ」
- 『OG』キョウスケ編第4話「鋼鉄の孤狼」より。ゲーム感覚で戦争を行っているテンザンに対して「戦争とゲームをいっしょにするな、とか言わないの?」とエクセレンに言われて「…興味が無い。言わせておけばいい」とテンザンを完全無視してアルトアイゼンの最終調整を行ない、その様子に「俺を無視するな。カンジ悪いな」と憤るテンザンに対しての発言。テンザン如き眼中に無いという格の違いを見せ付ける台詞である。が、『OG』がゲームである以上この台詞を目にする者の大半がキョウスケの皮肉そのままの状況にいるわけで…。この台詞にテンザン以上に身に詰まされる思いをしたプレイヤーも多かったと思われる。
- 「…ハンス・ヴィーパー…あの男とのケリは必ずつける」
「俺なりの流儀でな…!」 - 『OG』において、ハンスが裏切ってシャイン皇女を伊豆基地から連れ去った直後の台詞。一見すると冷静だが、激怒していることが分かる。怒らせてはいけない男を怒らせてしまった瞬間である。
- 「裏切りの代償は払ってもらうぞ…!」
ハンス「戦況も分からぬ愚か者が…! 貴様らがいくら…」
「聞く耳は持たん…! 覚悟してもらうぞ」
ハンス「フン、そんな欠陥機で何が出来る?」
「…貴様を撃ち貫くことは出来る…!」 - 『OG』第27話「ゲイム・システム」にて。ハンスとの戦闘前会話。戦闘台詞でも「個人的な恨みに拘るつもりはない」と言うが、心底腹に据えかねていることは誰の目にも明らかである。
- 「…とった…!」
ハンス「ば、馬鹿な! 貴様…!」
「撃ち貫くと言ったぞ…!」
ハンス「おのれ…貴様などに! あの時、確実に始末していれば…!」
「ジョーカーが切られていないのに、勝負を焦ったお前の負けだ…!」 - 同上。キョウスケでハンスを撃墜した際に追加される台詞。保身に拘泥した卑劣な裏切り者は、文字通り乗艦ごと「撃ち貫かれ」藻屑と消えた。
- 「……黙れ…!」
- 『OG』第32話「消えた白騎士」より。エクセレンが誘拐されたのに追おうとしない事をブリットに責められた時の台詞。
- 「…今、ATXチームに必要なのは… 過去に囚われ、弱音を吐く腰抜けじゃない。今の俺達に必要なのは、悪を絶つ剣…ゼンガー・ゾンボルトです。そうでしょう、少佐?」
- 『OG』キョウスケ編第34話「亡霊、過去より来たりて」より。復帰したゼンガーとの会話。大義のためとはいえキョウスケ達を裏切ったことに負い目を感じるゼンガーを文字通りぶん殴り、発破をかける。この一発でゼンガーも吹っ切れ、キョウスケ達と肩を並べて戦うことを決意する。
- 「そうか」
「そうだな」
「そうする」 - 『OG』キョウスケ編第35話「奪還」より。洗脳されたエクセレンに「もうあなたの事は興味がないの」「残念ね」「私の事はもう忘れてね」と言われて。この前の会話でもエクセレンに対して「そうか」を3連発し、「そうする」と言った後に後述に繋がる。
- 「…心配するな。…必ず助ける」
- 上記の会話の直後、エクセレンが洗脳に苦しむ姿を見せた事に。
- 「Record of ATX」ではこの場面が凄まじい事になっており、上記の会話まで目が死んでたキョウスケがこの台詞のコマでは物凄く生き生きした笑顔になっている(しかも何故か全裸)。
- 「覚醒など必要ない。…一瞬で死ねるなどと思うなよ…!」
- 同上。イングラムとの戦闘前会話。静かにキレている事が伺える。
- 「しゃべるな」
「イングラム…!」
「…お前は潰す…!」 - 同上。R-GUNをR-GUNリヴァーレに変化させた直後のイングラムに対し、この言葉と共に怒りのリボルビング・ステークで機体を撃ち貫こうとする(装甲が固着する前だったと言っているので、電光石火の一撃で変身に割り込んだことになる)。更にこの後、エクセレンに暗示をかけて自分と戦わせたことに比べればブタ以下のクズ手だと断言している。R-GUNリヴァーレはとっさの防御でアルトアイゼンの右腕を破壊したが、ダメージが大きく撤退した。
- ディバインウォーズでは変身前のR-GUNにランページ・ゴーストを仕掛けてとどめのリボルビング・ステークの際に「しゃべるな」が再現された。これによりイングラムはR-GUNを捨てて、ゲ-トで召喚したR-GUNリヴァーレへと乗り換えた。
- 「おれは超能力者じゃない。お前の考えている事を全てわかってやることはできん」
「今回はうまくいった。…だが、二度とこんなヘタは打つな」
「次もうまく行くか…保証はない」 - 『OG』キョウスケ編第36話「秘めたる力」より。救出したエクセレンに対して。エクセレンに対して怒っているようにも聞こえるが、この時のキョウスケはエクセレンを抱きしめている。「次もうまく行くか」というのはアインストの事を見越しての伏線と思われる。
- なお、「Record of ATX」では微妙に台詞が変わっている(後述)。
- 「この一戦に、おれ達の命と、地球の命運を賭けるっ! 外れれば、無一文どころか…全てが終わる。だが…当たれば億万長者だ…! 全賭けでいく!」
- 『OG』キョウスケ編第41話「ただ撃ち貫くのみ」より。ホワイトスターでの決戦で、仲間達に向けて言った台詞。大一番で命を懸けられる場面にあたって、珍しく笑っていた(『Record of ATX』ではそれはもう子供のように無邪気な笑みで)。
- 「そう。やる事は一つ…お前を…」
『ただ、撃ち貫くのみ』 - 同上。ジュデッカの枷に囚われたレビ・トーラーに向けて放った言葉。後者の発言はタイトルコールとして演出。
- 「帰ってからにしろ」
- OGS版OG2シナリオ及びOGクロニクルにて、エクセレンに冗談で「ブリット君達に対抗してハグを」とねだられた時に。キョウスケにとっては何気ない返答だったのだが、冗談のつもりだったエクセレンにはダメージがでかく、この後凄まじいデレっぷりを見せる。これに関してはゲームよりも原作の漫画で詳しく描写されている。
- 「『向こう側』のことなど知らん。おれは敵と戦い……勝っただけだ」
- OGs限定のアクセルにキョウスケでとどめを刺した時の台詞。兵士としての本質はキョウスケのほうが上だったことが解る。しかし、後に……。
- 「もし自分の心変わりを心配しているのなら、気にするな」
「その時は……おれ達がお前を止めてやる」
「だから、戻ってこい」 - OG2で自ら機能停止しようとしていたラミアへの説得。
- 「原始的な武器の方が性に合っているのでな……!」
- ブーストハンマー使用時の台詞。だからこそアルトアイゼンを乗りこなせるのだろう。
OG外伝
- 「ラミア、あの時の約束を果たすぞ!」
- ラミアの乗るバルトールを攻撃して。OVAでは、ラミアが生体コアにされているバルトールをリボルビング・バンカーで撃ち貫いて、腕がちぎれるなど大きな破損をラミアに負わせながらも救出している。OG2.5及びOG外伝では展開が変更された。
- 「迷宮に囚われたあいつをおれは救えなかった……! だから、二度と……二度とあいつのような犠牲を出さないために……!」
「さあ……やろうかッ! ヴィルヘルム・V・ユルゲン……!」 - OG2,5及びOG外伝でラミアを撃墜したユルゲンに対して。
- 「お前が剣を語るのか? ……笑わせるな!」
- ムラタとの特殊戦闘台詞。ゼンガーという求道者を、リシュウという達人を、ブリットというその道を志す者を知るキョウスケは、剣をただの手段としてしか扱わないムラタを真っ向否定する。
- 「心配するな、エクセレン。これは戦争だ……もう割り切っている」
「……やるぞ。全機、叩き落とす……!」 - OG外伝24話「ドール・マスター」より、バルトール迎撃に際して。エクセレンの時ほどではないにしろ精神的にバランスが崩れており、全く冷静でないのに欠片も自分で気付かない、という極限状態に陥っている。
- 「ここで叫ぶのはやぶさかじゃない…」
「究極ゥゥッ! ゲェシュペンストッ! キィィィィック!」 - OG外伝にて追加された究極! ゲシュペンストキック使用時の台詞でOGSで着せられた「ガッカリウルフ」の汚名を見事に返上した。
- 「フォルカ、後は任せろ」
- フォルカへの援護台詞。会話シーンは全くないのだが。COMPACT仲間、ということだろうか。
第2次OG
- 「詳しくは話せんが、おれとマサキ、リュウセイで行動していて、その後で転移……いや、召喚されてしまったようだ」
- リューネルート第3話「孤狼との再会」にて。『ACE:R』における惑星エリアでの出来事をぼかして語る。誰からも口止めされたわけでもなく、その必要もないのに、詳しくは話せんという大人の事情をキャラクターの口から言わせていることにある。ある意味ミオも真っ青のメタ発言。なおマサキのほうは「説明すると色々ややこしい」という、まだ自然なほうの発言である。
- キョウスケ「かつて、アインストを超えようとしたモノは、おれ達に撃ち砕かれた……!」
アクセル「進化の果てに何があるか、身を以って知れ!」 - 「ラスト・クライ」より、ドゥバンに対して。ここでいう「アインストを超えようとしたモノ」とはイェッツトのことか。あるいはベーオウルフという説もある。もしそうであるなら、正史上ではジ・インスペクターでのベーオウルフ戦も正史ということになるが…。
- 「ブリット、クスハ……お前達もATXチームの一員なら、この賭けに勝って見せろ」
- 「母なる星の護り神」より。
OGMD
- 「分の悪い賭けだとしても、配当が大きくなければ、張る意味がない」
- 第37話「7分間の撤退戦」シナリオエンドデモより、ガディソードにクロスゲートを制圧され、撤退せざるを得なかった状況に対して。
- 確かに分の悪い賭けはキョウスケの得意とするところだが、分が悪ければそれに見合ったリターンを見込めなければ賭けが成立しない。
Record of ATX
- 「……また…生き残ったか…やれやれ…」
- 一話冒頭での台詞。またと言うのはある事故で生き残った為である。
- 「――お前がそういう顔をしていると、他の人間が不安がる。外では笑っていろ。そういうのは……ここで済ませていけ」
- ラングレー基地の壊滅やゼンガーのMIAによる精神的なショックを受けたエクセレンに対して。
- 「このままでは、済まさん」
- 上記の台詞の直後、窓から宇宙を見つめながら。この時のキョウスケは無表情でグローブの上から血が滴るほど拳を握り締めており、エクセレンも不安そうにキョウスケ見上げているなど、内心激昂していたことがわかる。
- 「…冷静?」
「当たり前だ」
「俺達は戦争をしているんだ。自軍に被害が出た程度で…」
「当然だ。俺は冷静だ」
「指揮権を持つ者が、感情で動くなどあり得ん」
「俺は、冷静だ」 - エクセレンとクスハが誘拐された後、ブリットに詰め寄られた際の台詞。ゲーム本編における上記の「……黙れ…!」に当たる台詞なのだが、この時のキョウスケは指揮をする立場なので冷静を装おうとしているものの、明らかに精神的に病んだ様子で、目のハイライトが消された虚ろな表情でひたすら自分に言い聞かせるように「俺は冷静だ」と繰り返す。その姿は激昂するブリットと落ち込むリュウセイを脂汗を流してビビるほど引かせ、イルムがブリットに「しばらくキョウスケに逆らうな」と忠告するほど不安定だった(イルムの制止が入った事で露骨にホッとするリュウセイと、恐怖で引きつるブリットが印象的)。しかも、エクセレンを助けるまでこの状態が続く。ちなみにこのような状態はOG外伝でも少しだけ見られる。余談だが、リュウセイはこの後、イングラム離反を原因とした拘束等のSRXチームのイベントに突入するため、主な被害者はブリット(とハンス・ヴィーパー)に絞られる結果となる。
- 「今はお前達にかかずらっている暇はない」
- ハンスとジーベルの乗るキラーホエールのバラストタンクに穴を空けて沈めた際の台詞。
- ゲームにもあったハンスとの戦闘だが、こちらはよりにもよってエクセレンが拉致され病んでいた状態での交戦となったため、曲がりなりにも因縁の会話があったゲームと異なり怖ろしく淡泊で容赦ない台詞となっている。
- キョウスケ「来たか、ブリット」
ブリット「はいッ」
キョウスケ「ならば後は打ち合わせ通りに…」
「各自突貫」 - ブリットがグルンガスト2号機に乗って駆けつけた際の台詞。…打ち合わせ通りとは言うが、それは何も打ち合わせていないというのではないだろうか。
- 「俺は超能力者じゃない」
「お前の考えている事を全てわかってやれるわけじゃない」
「今回はうまくいった。だがもうヘタは打つな」
「こんな勝負、三度 もしたくはない」 - 「Record of ATX」における救出したエクセレンを抱きしめた際の台詞。ゲームでは「次はうまくいくかわからない」と言ってた部分が「三度もしたくない」に変わっている事に注目。この直前の洗脳されたエクセレンを救助した際にキョウスケはエクセレンがかつてシャトル事故の際に自分が救助しようとした人物だったことを思い出していたのであった。
- キョウスケ「終われ、イングラム・プリスケン」
エクセレン「バイバイ、少佐」 - イングラムのR-GUNにランページ・ゴーストを叩き込んだ際の台詞。2人とも悪人面である。
- 「…フッ フ フッ フ…」
エクセレン「え キョ… キョウスケ?」
「いや 俺は幸せ者だと思ってな」
「この場面 この舞台で 命を賭けた大博打が打てる」
「この博打 外れれば全てが終わる」
「だが当たれば億万長者だ 全賭けでいく」 - セプタギンとの大勝負に向かう直前の台詞。この時笑顔で話しているが、台詞通り外せば全てが終わるので…。
- 「俺もアルトも、これでは止まらん」
「最早、撃ち貫くのみ」 - セプタギンのコアに突撃し、「最初にして最後の審判者」を撃ち貫く。これを以て後にL5戦役と呼ばれる動乱が終結を迎えた。
- 「そうだな…」
「全機突貫」 - ジ・インスペクター版、対DC残党での一言。真顔で言って、エクセレンからは「うん、言うと思った」と言われている。彼にとって作戦とは何なのだろうか…。
- 「イスルギの試作特機です。詳しい仕様は一応機密ですので…」
- ジ・インスペクター版。合流したイルムの「すごいのが増えたな」という台詞に対して。言うまでもなくイルムの話題はラミアであってアンジュルグではない。キョウスケにしては珍しいボケ台詞だが、相手がイルム故の軽口とも取れる。
- 「勘だ」
- 「BAD BEAT BUNKER」において、ライン・ヴァイスリッターの額のクリスタル部を破壊した際に、アルフィミィが「どうして…どうやって…?」と問うた際に。この直前にハウリング・ランチャーEによる分身で本体の場所すら特定できないにも関わらず一点全賭けで最大瞬間加速で突撃を敢行している。
ジ・インスペクター
- ラミア「見逃したら?」
キョウスケ「バンカーの先に括りつける…!」 - 第2話における予告でのラミアとの掛け合い。何気にステークではなくバンカーである。
- 「究極ゥ!ゲシュペンストキィィィィィックッ!!」
「どんな装甲だろうと…蹴り破るのみ!」 - 第7話にてMk-II・タイプSで究極!ゲシュペンストキックを放った際の台詞。直後にエクセレンから「そういうもん?」とつっこまれる。余談だが、この時キョウスケは袴でPTを操縦している。
- 「押せ……アルトォッ!!」
- ソウルゲインと押し合いになった際に。第1話でのベーオウルフ戦と全く同じ流れ。
- 「届いていたぞ、アクセル!」
「お前の一撃がッ!!」 - 最終話にてアルトアイゼン・リーゼの左腕を破壊され、絶体絶命の危機に陥ったキョウスケ。これまでかと思われたその時、彼の目に映ったのはノイヴォルフの中枢に突き刺さったソウルゲインの玄武剛弾。そして2行目の台詞と共にキョウスケはリボルビング・バンカーでノイヴォルフを打ち貫き、自身の同一存在を自らの手で滅ぼしたのだった…。
ACE:R
- 「あれが奴の切り札か……!」
- 惑星エリアでの最終決戦、ウィンター・ワンが繰り出した「切り札」であるナインボール=セラフと対峙した時の発言。
中断メッセージ
- 「長いゲームだからな。それに、ゲームは1日1時間だ」
- IMPACT中断メッセージにて。元ネタはファミコン時代の某ゲーム名人の発言から。律儀というか何というか・・・。なお、本作は話数の多さや難易度、テンポの悪さなどからクリアまでに全SRW中でも屈指のプレイ時間がかかることになるため、「長いゲーム」という台詞が決して誇張ではないことをプレイヤーは実感することになるだろう。
- 「うなれ、リボルビングステェェェクッ!そして刮目せよ!吹き荒れるロマンスの嵐…! 次回、スーパーロボット大戦OG!!俺のアルトが、愛と悲しみの空を切り裂くッ! 地獄で会おうぜ、友よ…」
- OGS中断メッセージにて。タスクにポーカー対決でボロ負けして無一文となってしまい、エクセレンに借金したキョウスケは、罰ゲームとして自分と同じ声、かつエクセレンと同じ声の妹を持つヒーロー風の予告をすることに。しかもここまでやったにもかかわらずエクセレンにダメ出しされ、もう一回やらされることとなって、その場にいたアクセルに同情される。
搭乗機体
彼の卓越した操縦技術を生かし、突撃・装甲強化系の機体を好む。その分どうしても損傷度が高いのには留意。
- アルトアイゼン
- メイン搭乗機。ゲシュペンストのカスタマイズ機であり、突撃仕様に特化している。
- アルトアイゼン・ナハト
- アルトアイゼンの夜間迷彩色。
- アルトアイゼン・リーゼ
- 更なる強敵にアルトが性能不足となったため、彼なりの強化プラン(OGシリーズではその彼のプランをマリオン博士が昇華)でスペックアップした機体。実質キョウスケ専用カスタマイズ機である。
- 量産型ゲシュペンストMk-II
- 最初に搭乗した機体。相性は良かったが、彼の操縦技術についてこれなくなった。後にカチーナに譲られる。GBA版ではリュウセイ編で手に入るゲシュペンストと異なり、海の移動適性がない。
- ビルトラプター
- 変形機能の欠陥を残したまま、キョウスケが搭乗。その結果、ビルトラプターは変形後に爆発墜落。しかしキョウスケは無事であったことから、彼の強運振りを証明した。
- ゲシュペンストMk-II・タイプS
- 『ジ・インスペクター』にてタイプS(SA)に搭乗。格闘戦仕様のタイプSなので、キョウスケの戦闘スタイルとは相性が良い。
- グルンガスト弐式
- 『RoA』にて改修中のアルトアイゼンの代機としてジ・インスペクターのゲシュペンストMk-II・タイプSA改の代わりにT-LINKシステムのブレーカーが落ちた本機に搭乗している。
余談
- 「OGS」においては乗り換え時の専用台詞が他キャラに比べて地味だったため(種類自体はそれなりに多い)、ファンの間では「ガッカリウルフ」と呼ばれてしまった(ちなみに、ゲシュペンストキックで叫ばなかった事に関しては「キョウスケ役の森川氏が、かつて絶叫する演技でマイクを二本破壊した伝説があるからではないか」とも囁かれた)。「OG外伝」においてはこの点が補強され、「シッカリウルフ」、「やったぜウルフ」等と評された。
- 「ガッカリウルフ」と呼ばれた件に関しては、「無限のフロンティアEXCEED」で小牟が狼の獣人であるルボールに対して「がっかり担当?」と発言しており、公式のネタとなったようである。
- 名誉挽回と見せかけてACERでは割とガッカリな性能であった事に突っ込んではいけない。とっつき(パイルバンカー)使いがロマンだけなのはフロム・ソフトウェアの(それこそ変態的とも言える)こだわりなのだ。
- 名前の由来は銃器の「南部式自動拳銃」及び「ニューナンブM60」、そして「キョウスケ」は『COMPACT2』や『IMPACT』のプロデューサーである森住惣一郎氏の愛猫の名前から。南部式自動拳銃は日本が最初に開発した自動拳銃シリーズであり、明治~昭和初期を舞台とするドラマ等でその時代の雰囲気を出すためのガジェットとして頻繁に登場する。愛機のアルトアイゼン(ドイツ語で「古い」「鉄」)同様キョウスケのキャラクターを端的に示している。
- 『Record of ATX』(DW)単行本の2巻の巻末には河野さち子氏からのゲスト寄稿がされているのだが、この時の絵が褌一丁のキョウスケであった。次頁が作者の八房氏のあとがきとなっているが、この時のイラストが褌一丁のゼンガー&ブリット[9]であり、さらに見開きという漢祭り状態だった。
ちなみにゼンガーの褌ネタは割と有名だが、河野氏によるイラストは存在しないので、それを差し置いてのものである。
脚注
- ↑ 公式から抜粋。
- ↑ アバラは何本か折れていたようだが。また、『Record of ATX』では自力でコックピットを掻き分けて這い上がっている。さらに後の話で「パイロットスーツを着たまま泳いだ」と言っており、この後泳いだらしい。
- ↑ 間に挟まれたシナリオ数は分岐で別ルートを通らなければ2話のみ。流石に常人離れした回復描写過ぎたと思ったのかOGsでは修正され打撲と擦過傷のみと改訂されたが寧ろ悪運の強さの方向でさらに人間離れしたと言える。
- ↑ 「当たり前だ」とエクセレンに突っ込まれていた。
- ↑ 『OGs』では、GBA版で物議を醸した設定が軒並み変更されている。
- ↑ ノイ・レジセイアとの決着後のやりとりを考えれば尚更である。
- ↑ しかも、直前に夢の中でベーオウルフに覚醒を促されるというフラグ付き。
- ↑ 参考までに両機の全高を比べると、グルンガスト零式の50.3 mに対し、アルトアイゼンの全高は半分以下の22.2 m。
- ↑ ただしブリットはデフォルメされている。
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