「ミハエル・ブラン」の版間の差分

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;女性パイロットと隣接時、与ダメージ1.1倍、命中率+40%
 
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で採用。与ダメージ増加も加わり大分攻撃性が増した。クランのエースボーナスもミシェルとの隣接を前提とした攻撃的なものに変更されたので信頼補正もあり、様々な補強や工夫をしてでも彼女と組ませるだけの価値は得られたと言えよう。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で採用。回避率の代わりに与ダメージ増加が加わり大分攻撃性が増した。クランのエースボーナスもミシェルとの隣接を前提とした攻撃的なものに変更されたので信頼補正もあり、様々な補強や工夫をしてでも彼女と組ませるだけの価値は得られたと言えよう。
 
:なお桂同様、隣接相手が[[アンブローン・ジウス|老婆]]や[[マリリン・キャット|年齢不詳の極悪非道]]に[[次元獣ダモン (エスター)|次元獣]]だろうと女性であれば問題なく発動する。[[ヒリング・ケア|女性の様で無性別]]だと反応しないのも同じ。クランの評する通り「'''ロクでもない師弟関係'''」と思わずにはいられない…。
 
:なお桂同様、隣接相手が[[アンブローン・ジウス|老婆]]や[[マリリン・キャット|年齢不詳の極悪非道]]に[[次元獣ダモン (エスター)|次元獣]]だろうと女性であれば問題なく発動する。[[ヒリング・ケア|女性の様で無性別]]だと反応しないのも同じ。クランの評する通り「'''ロクでもない師弟関係'''」と思わずにはいられない…。
 
;命中(命中+20%)
 
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2024年3月12日 (火) 04:32時点における版

ミハエル・ブラン
登場作品

マクロスシリーズ

声優 神谷浩史
デザイン 江端里沙
初登場SRW スーパーロボット大戦L
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
愛称 ミシェル
種族 ゾラ人、ゼントラーディ、地球人など多数の種族の混血
性別
年齢 17歳
身長 180 cm
所属組織 美星学園
S.M.S
所属部隊 スカル小隊
軍階級 少尉
コールサイン スカル2
テンプレートを表示

ミハエル・ブランは『マクロスF』の登場人物。

概要

美星学園高等部航宙科2年、成績は主席。

S.M.Sでは常人離れした視力を武器にスナイパーを担当し、狙撃仕様であるVF-25G メサイアに搭乗。普段は視力を抑える眼鏡を架けており、バルキリー搭乗時か視力の訓練以外は、殆ど外さずに生活している。

愛称は「ミシェル」。早乙女アルトは途中までは「ミハエル」と呼んでいたが、ある事件を機に「ミシェル」と呼ぶようになる。ちなみに、グレイス・オコナーからは「ミシェル・ブラン」と呼ばれている。また漫画版では本名が「ミシェル」になっている。

ちなみに彼はゼントラーディの血を引いているが、一度巨大化するとマイクローンサイズに戻れない遺伝子を持っている。

異性関係は「俺は、女も弾も一発必中さ!」と豪語しているだけあって積極的に声を掛けて行く…が、基本的には大人びた女性(美星学園の女子生徒曰く「ゴージャス系の女性」)にしか声を掛けない。劇中ではシェリルやグレイスにも声を掛けていた。しかし、本気の恋愛に関しては臆病で「本気になるのもさせるのも怖い」と話している。

幼少期に両親を失っており、以後は軍のエースパイロットだった姉・ジェシカに育てられていたが、彼女は交際関係にあった上司を誤射してしまったことを故意のものと疑われて、軍法裁判にかけられたことが原因で自殺してしまった。 彼女の死は、ミシェルの心に未だに暗い影を落とし続けており、彼がS.M.S へ入隊したのも、スナイパータイプの機体に乗っているのも、年上好みなのもそのためであった。

クラン・クランとは幼馴染で、女性に優しいミシェルでもクランに関しては遠慮をしないが、少なからず特別な想いを持ってはいる。最後は、我が身を犠牲にしてクランを守り、帰らぬ人となった。

劇中、グレイスに止めを刺したのはミシェルが搭乗していたVF-25Gのスナイパーライフルである。

なお、明確に死亡するシーンが描写されていないため、放送当時「実は生きているのではないか」と期待した視聴者も存在したが、河森総監督は「TV版では死亡しました」と発言している。一方でこの発言は「劇場版では生存する」という可能性も示唆する内容であり、実際に劇場版では生存した(ただし、イツワリノウタヒメでは機体を撃墜されている)。

登場作品と役柄

現在の所、永久離脱するのは今のところ『L』のみで(それでも生存フラグ有り)、以降の作品では全て無条件で生き残っている(特に『OE』ではTV版終了後設定にも関わらず生存している)。彼もまたスパロボで死なないことが半ばデフォルト化しているキャラの代表格といえるだろう。また、基本的には年上の女性にしか声を掛けなかった原作と違い、めぐみ真矢にも声を掛けるなど、守備範囲が広がっている。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初の声付きで登場。担当声優の神谷浩史氏も本作がスパロボ初参加となる(神谷氏は『機動戦士ガンダム00』のティエリア・アーデも演じている)。直感狙撃ヒット&アウェイと根っからのスナイパー。援護攻撃もあるので、スナイパーライフルを撃つことだけを考えて育成しよう。ストーリーが最後まで進まないので最後まで使用できる。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初代ロックオンを尊敬しており、ただ双子の弟だからと「ロックオン・ストラトス」の名を継いだライルを敵視したが、後に和解している。
物語の後半で原作の死亡イベントが再現される……かと思いきや、オズマに助けられたらしく、負傷した体を引きずりながらもクランのピンチを格好良く救い、無条件で生存する。原作通りの展開でクランに「俺もお前を愛して…」と言ったのだが、復帰した際には「意識が朦朧としていて何言ってたのか覚えていない」と誤魔化し、現状の関係を維持する事を選んだ。
能力的には援護攻撃ヒット&アウェイを持ちスナイパーとしての素質は申し分ない。欠点は、精神コマンド集中を持たないため、敵機に囲まれる状況には弱く、連続ターゲット補正により簡単に被弾・撃墜される恐れがある。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
新たにスナイパー仲間としてクルツと意気投合するが、同時にスナンパーズの蔑称も付くことになる。また、出番自体はそこそこにあるのだが、隊長が目立つため印象に残りにくい。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
クルツ絡みのイベント等で会話に参加はするものの、やはり全体的な出番は少ない。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
初登場作品。プロローグで早速登場した後、序盤~中盤に差し掛かる辺りで自軍に正式参戦する。
29話「トライアングラー」で原作通り戦死してしまうが、「同シナリオで死亡イベントが起こるまでの間に8機以上敵機を撃墜」という比較的簡単な条件で生存させることができる。ただし、このフラグは厳密には「同シナリオ開始から死亡イベント発生までの間に撃墜数の表示を8以上増やす」というものなので、周回プレイを続けているといずれフラグが立てられなくなってしまう(シナリオ開始時点での撃墜数が既に992以上に達していた場合、問答無用で死亡扱いとなる)。
全味方パイロット中最高の射撃命中の能力を持ち、機体が射程+のボーナスを持つ上に狙撃精神コマンドがあり、ヒット&アウェイを初期習得しているなど、生粋のスナイパー。反面防御は自軍最低だが、回避は高めな事に加え運動性が高くサイズSのバルキリー乗りであるためあまり問題にはならないだろう。ただ、集中を覚えるのがLv26と地味に遅いのは注意。
なお、生存させた場合は本来あり得なかったグレイスとの対決も実現し、専用の戦闘台詞も用意されているが、アルトが彼女のトドメを刺す時は、相変わらずVF-25Gのスナイパーライフルをどこからか取り出す。
スーパーロボット大戦UX
初の劇場版設定で登場。UXを境にマクロスF系の参戦作品からTV版が除かれて劇場版2作扱いになったため、「原作設定では死亡しないキャラ」に立場が変わっている。
後述の迷台詞の項にもあるが、なにかと眼鏡を割られそうになる。なお、劇場版設定ではあるが、以前のループでは(おそらくTV版の展開で)死亡していた事があったのが示唆されており、彼もまた隠しキャラ達と同様に己の運命を勝ち取った者と言えなくもない。シリーズ初となるクランとの合体攻撃が実装され、最大火力が増した。
また、スキルパーツに彼の眼鏡が登場。命中が10、射撃技量が5上昇と彼の眼鏡らしい効果があるが、実は上述のとおり、彼の眼鏡は「視力を補うものではなく、視力を抑える(=意図的に視力を落とす)もの」である。視力を抑えるにしろ補うにしろ目に合わない眼鏡は、逆に眼に負担をかけ、裸眼視力を低下させるので逆効果のような気も…。現実ではやらないように。
スーパーロボット大戦BX
神谷氏が別役で出演しているため、音声が新規収録された。
原作終了後な事に加え、『BX』は特にスナイパーだけが目立つイベントなども用意されていないのであまり目立たない。ただし狙撃とエースボーナスの射程+2によりバトルレコード「スーパースナイパー」取得のためには必要な人材ではある。
一方キャンペーンマップではメインとして活躍するシナリオがあるなど比較的優遇されている。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦Operation Extend
TV版原作終了後の設定であるのにも関わらず、生存している。もちろん、ユニットとしての使用が可能なので、ミシェルファンにはうれしい限り。
バルキリーGRでアルト&ルカと同時参入し、GRの長距離戦闘+「激励」担当。ミシェルが欠けてしまうとGR単位での戦力バランスが大きく損なわれたに違いなく、生存扱いにはその配慮もあったのかもしれない。

パイロットステータス

能力値

リアル系の能力値。スナイパーという事から命中射撃は自軍でもトップクラスの値を持つ。

精神コマンド

スナイパーらしく狙撃を習得する。また、「女も弾も一発必中」と豪語しているためか、必中(または直感)も習得する『L』や『UX』・『BX』では最終的にを習得する。

第2次Z
直感努力狙撃直撃激励熱血
L
狙撃ひらめき必中集中
UXBX
狙撃集中直感友情
OE
必中激励

特殊スキル

初期からヒット&アウェイを持つ。

第2次Z破界篇
援護攻撃L2、気力+ (命中)ヒット&アウェイ
第2次Z再世篇
援護攻撃L2、援護防御L1、ヒット&アウェイ
L
底力ヒット&アウェイ切り払いシールド防御撃ち落とし援護防御アタックコンボ
UX
底力L6、援護攻撃L2、援護防御L1、全体攻撃L1、ヒット&アウェイガンファイトL5
OE
底力:CT率、絶対命中

エースボーナス

女性パイロットと隣接時、命中率・回避率+15%
第2次Z破界篇』で採用。女好き仲間であるのものと発動条件が同じなので、例え隣接した女性が敵パイロットでも可。ただし、自身や乗機の性質上桂と違って慎重な位置取りが求められる上に効果もはっきり言って地味。互いに信頼補正が受けられるクランと得意な戦闘距離が噛み合わないのも歯がゆい。得られるものが小さい割には活用に難儀するという総じて微妙なボーナスではあるが、これでも本作におけるマクロスF勢の中ではマシな方。
女性パイロットと隣接時、与ダメージ1.1倍、命中率+40%
第2次Z再世篇』で採用。回避率の代わりに与ダメージ増加が加わり大分攻撃性が増した。クランのエースボーナスもミシェルとの隣接を前提とした攻撃的なものに変更されたので信頼補正もあり、様々な補強や工夫をしてでも彼女と組ませるだけの価値は得られたと言えよう。
なお桂同様、隣接相手が老婆年齢不詳の極悪非道次元獣だろうと女性であれば問題なく発動する。女性の様で無性別だと反応しないのも同じ。クランの評する通り「ロクでもない師弟関係」と思わずにはいられない…。
命中(命中+20%)
OE』で採用。
同チームに女性パイロットがいるとクリティカル率+30%。
第3次Z時獄篇/天獄篇)』で採用。「女性パイロット」はメインパイロットでなくとも構わないため、編成上の自由度は高い。

人間関係

早乙女アルト
親友であり、同僚であり、ライバルでもある。ミシェルは歌舞伎時代のアルトのファンだったが、ドラマCDで皮肉にもアルトが航宙科に転科する(=歌舞伎を捨てる)キッカケを作った事が判明した。
クラン・クラン
幼馴染。小さい頃のミシェルとの写真を大事に持っている。
ルカ・アンジェローニ
後輩。
オズマ・リー
隊長。
第2次Z再世篇』では、彼に命を救われる。
ランカ・リー
彼女が『超時空シンデレラ』となる切欠を作った。
シェリル・ノーム
シェリルがV型感染症を発症した際に色々手助けをした。
ジェシカ・ブラン
実の姉。新統合軍のスナイパーであったが、不倫関係だった上司を誤射し、軍法会議に掛けられ、失意の内に自殺した。
グレイス・オコナー
直接的な因縁はないが、TV版ではミシェルの形見が彼女に引導を渡す切り札となった。

他作品との人間関係

峰一平
L』にて、出会った当初は彼への嫉妬もあり、何かと対立していたが、バジュラとの最初の戦闘後に和解し、良き親友となる。
ジャック・スミス
『L』においていつの間にかLOTUSに加入していた彼に対し、若干メタな突っ込みを入れる。
ティエリア・アーデ
中の人が同じで、眼鏡キャラである点が共通している。しかし、ソレスタルビーイングのスナイパーは、下記のロックオン・ストラトスである。
ロックオン・ストラトス
第2次Z』では初対面時にお互いがスナイパーであることを見抜いた。その後も絡みがある。ロックオンが戦死した時は、どちらがスナイパーとして上か決まらなかったことを無念に思っていたようである。
ロックオン・ストラトス (2代目)
第2次Z破界篇』で死亡した初代ロックオンことニールの双子の弟・ライル。当初はロックオンの称号を受け継いだライルを敵視していたが、後に和解。
桂木桂
同じ女好きである上、自身よりも恋愛に対する観察眼が鋭い彼に敬意を持っているようで、「桂さん」と呼んでいる。しかし、彼の娘であるアテナに関心を向けたときは彼から「俺の目が黒いうちはアテナには指一本触れさせない」と釘を刺される。また、彼から「俺のことは師匠と呼びな」とも言われる。
なお、桂の声優は元祖・メルトランディと恋に落ちたメガネと同じである。尊敬の対象には相応しいかもしれない。
アテナ・ヘンダーソン
『第2次Z破界篇』ではボビー大尉の言動に慣れることができずに、戸惑っている彼女に関心を向ける。上記のの台詞のあとには「まるでアテナの保護者みたいだな」と不思議そうな表情をみせた。なお、Zシリーズ通して桂とアテナの関係はZEXISZ-BLUEの人間には明確には説明されなかった。
ゲイン・ビジョウ
『第2次Z』でのスナイパーの師の一人。
レニー・アイエイーダ・ロッサ由木翼サヤ・クルーガー
UX』にて、オズマに反発しているランカを宥めようとしていたところ、彼女達に悪質なナンパと勘違いされてボコボコにされた(ちなみに、サヤはその際に「そのメガネ…叩き割って差し上げましょう!」と宣言した)。珍しく誤解なので哀れである。
『第2次Z破界篇』ではフロンティア船団に潜入した刹那達が外から来た人間と気付いたミシェルだが、『UX』では上記のような衝撃的な出会いをしたせいか全く気付いていない。
遠見真矢
『UX』ではヨーロッパルートで初対面したときに彼女へ色目を使ったことで、クランからメガネを割られそうになる。蒼穹作戦では他のスナイパー達と共に彼女を激励する。
スメラギ・李・ノリエガ飛鷹葵
『UX』では彼女らの水着姿に見とれる。
ジョウ・マヤショウ・ザマ
で、一緒に見とれていた彼らと共に鉄拳制裁を受けた。
エンネア
『UX』では劇場版の参戦の為、ミシェルが死亡することはないのだが、彼女の辿って来た無数のループの中では、彼が死亡する世界も存在したようである。
山下サトル
CC』では彼のビキニ姿に一定の理解を示す。

名(迷)台詞

「……アルト。オレは、お前が逃げの末に死にたがってるように見える」
「……逃げるな、とまでは言わないけどな。周りを巻き込んで壮絶に死ぬようなことだけはしてくれるな」
アルト「お前、何の資格で……!」
「友達面くらいはさせろ、と言ってるんだ、アルト姫」
小説版にて、アルトS.M.Sに入ったことで彼と大喧嘩をした直後。…自分の方が先に死ぬ事になろうとは、この時ミシェルは思ってもいなかっただろう。
「今、ここで歌える? 誰も君を見ようと…見る為に来てないこの場所で」
第5話にて。家出したランカを家に帰るよう説得するも、聞き入れない為、ミシェルもキツイ言葉となり、「本気で歌手を目指す覚悟はあるのか?」と問いかける時に使った台詞。
これを言った時点では、ワガママを言い続けるランカを諦めさせるために押し付けた無理難題と言う意味合いの方が強かったのだが、この挑発に発奮したランカがストリートライブを即興で行い本当に歌い出し、人だかりまで作ってしまう。
このランカの才能と熱意には、流石のミシェルも脱帽する。この出来事がきっかけで、彼女のデビューの道が作られることに…。
「任せろよ。俺は女も弾も一発必中さ」
狙撃の際に口にする決め台詞。スパロボでも精密射撃時の特殊台詞として採用されている。
「アルト、お前にバースデイプレゼントの配達だ!」
第12話より。ゼントラン兵の反乱で窮地に陥るアルト達の前に現れて。ミシェルのバルキリーに同乗してきたランカの歌声に魅せられたゼントラン兵は次々と武装を解除するのであった。
余談だが、CCにおいてミシェルと中の人が同じティエリアが上記の台詞と似た趣旨の台詞を言っている。
「女連れ込むときはドアにハンカチ挟んどく約束だろ?」
第16話で、S.M.S.宿舎で抱き合っていたアルトとシェリルに不平を漏らした一言。
「…って、死んでたら最高に感動的だったんだけどねぇ」
第17話にてオズマが大量出血しながらも入院で済んだことに対して。
だが、当のミシェル自身もわずか3話後の第20話で、まさか自分が死ぬことになるとは予想できなかったであろう……。
「ごめんな、クラン。今まで、言えなくて…俺も…俺も、お前のことを…愛して…」
その第20話にて。テレビ版のミシェルの最期の台詞。素直になれない二人が、素直になれた瞬間にこの結末とは…。
なお、この台詞は「愛してる」とハッキリ言う前に宇宙空間に投げ出された為、本当に「愛してる」と言おうとしたのかまでは不明(声優の神谷浩史氏もラジオ内でこのことを語っている)。
一方、第2次Z再世篇ではこの台詞を言いつつも(必ず)生還してしまうため、後で誤魔化した。
「よぉ、遅いぞ、クラン!」
イツワリノウタヒメ』にて戦闘終了後に自分の撃墜現場に来たクランに対しての軽口。
「もう姫とは呼べないな!」
「クラァーン! くっそぉ、お前一人を死なせやしない!」
サヨナラノツバサ』にて、クイーン・フロンティアのマクロスキャノンに被弾してしまったクランを助けに自機の損傷も気にしないで向かった際の台詞。
「あいつ…傾いてやがる!」
『サヨナラノツバサ』にて。「かたむいて」ではなく「かぶいて」。
YF-29 デュランダルを駆るアルトに対する賞賛の言葉であり、彼の来歴を知るミシェルならではの台詞と言えるが、その響きが若干笑いも誘う。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

「あなた、射撃を…それもスナイピングをやっていませんか?」
第2次Z破界篇』第11話フロンティア船団ルート「オン・ユア・マークス」より。初対面のロックオンに尋ねたセリフ。スナイパーはスナイパーを知る、ということか。
ただ単に「射撃の心得がありませんか?…それもかなりの腕前と見た」ならともかくピンポイントにスナイピングを、と言う辺り若干笑いを誘う台詞になってしまっている。…ミシェルとしては「あんたら民間人じゃないだろう?」と言う牽制も含めての台詞でだったのだろうが。
「やるもんだな、あの緑色の機体…」
「まあな。同じスナイパーとして、あの腕には敬意をはらわせてもらうさ」
同上。前者はロックオンが乗るガンダムデュナメスの射撃を見ての一言。後者はクランが「人を褒めるとは珍しい」と言った後に返した。
「本当に人類が団結してたってのは絶滅の危機に瀕していた時だけだったかもな」
『第2次Z破界篇』第21話「明かされる真実」より。自分達が国家からお尋ね者扱いされている有様に辟易していた。
「相手にとっちゃ不幸でしたね」
『第2次Z破界篇』第31話「対決!マーズとマーグ!」より。ロゼ率いるギシン星の超能力者部隊を得意の狙撃で翻弄して。
ミシェル以外にもジャンゴヨーコ、ロックオン、ゲインと錚々たるメンバーが得意の狙撃を披露している。確かに、ギシン星の超能力者にとっては不幸以外の何物でもないであろう。
(ロックオンさん…。結局、あんたとのスナイピング勝負…決着はつけられなかったな…だから、俺もやるよ。あんたの分まで俺が狙い撃つ)
『第2次Z破界篇』第49話「虹」より。イマージュとの総力戦を前に、亡きロックオンへ誓いを立てる。
「エース級のバルキリー乗りは女性関連の逸話が多いんだよ」
ロイ・フォッカー然り、一条輝然り、イサム・ダイソン然り、そして、我等の早乙女アルト隊長も…」
第2次Z再世篇』第27話「ゼロVSゼロ」より。ミレーヌと交際中というガムリンの意外性に驚くワッ太へ、エース級パイロットの共通項を解説する。
「あの人は俺にとって目標とする存在だった。あの人のスナイパーとしての在り方に憧れていたと言ってもいい」
「そのロックオン・ストラトスの名を、双子だからって理由だけで受け継ぐ人間を俺は認めたくない」
ルーク・アダモン攻略作戦決行前、秘めていたライルへの敵愾心を吐露する。ミシェル自身、この感情が単なるワガママに裏打ちされたものである事を自覚してはいたが、若さゆえ吐き出さずにはいられなかった模様。
「歌舞いてやがるな、アルト!」
『第2次Z再世篇』最終話「再世の未来」or「再世する次元」に於けるアルトガイオウの戦闘前会話より。劇場版からの引用である。
(それに引き換え、うちの隊長はFire bomberがからむと、すぐこれだ…)
第3次Z時獄篇』第26話調査ルート「魔獣王子、目覚める」より。バサラの歌に立場弁えずに盛り上げるオズマの姿に見かねて、バサラを上手くアシストしているガムリンと比較してしまう…。
「ターゲットサイトの向こうに未来が見えた! 狙い撃つぜ、俺も!!」
第3次Z天獄篇』最終話、至高神Zとの戦闘前会話。偽りの神の誘惑を跳ね除け、成層圏の彼方を狙い撃つスナイパーの師の遺志を継ぎ、世界の歪みを狙い撃つ。その向こうにある、未来をつかむために。

携帯機シリーズ

「スナイパーはアタッカーを信じるもんだぜ」
『L』第17話「託された希望」に於けるヤシマ作戦にてシンジに向けた台詞。本人もスナイパーであるため、説得力がある。
「確かにゼントラーディは戦うために造られた。だが、だからと言ってひとくくりにして語るのは気に入らないね」
『L』第23話「戦士たちの邂逅」より。「戦うためだけに造られた存在」という点でゼントラーディを自分と同類扱いしたアトロスに対して。
「ク…クラン…俺は…」
「お前を…守る!」
『L』第29話宇宙で警戒任務ルート「トライアングラー」に於けるイベント戦闘台詞。バジュラの攻撃からクランを庇って瀕死の重傷を負ったスナイパーは最後の力を振り絞り、愛する者に手を掛けようとしたバジュラを狙い撃つ。この話までに、生存フラグを立てたか否かで、彼の運命は決まる。
「…グッ…! …そんなに…叫ばなくても聞こえてるよ…」
「今回ばかりは…死んだと思ったぜ…。おかげで…口が滑っちまった…」
同上。フラグを立てていた場合、バジュラの攻撃を受けて撃墜されはするものの、なんとか生き残る。この後次のシナリオで再び出撃することが可能になるが……。
「痛っ…! …くそっ、痛み止めだけじゃちょっと厳しかったかな? だが、痛みで目が冴えてるのは好都合だ。スナイパーは目が命、ってね!」
第30話「リトルクィーン・リトルシスター」に於ける戦闘前会話。直撃を貰って落ちた直後の出撃ではさすがに堪えたらしい。
「…醜いぜ、あんた…!」
第39話「ジャーニーズ・エンド」に於けるグレイスとの戦闘前会話より。フルインプラントの体で自分たちの情報を探り、身勝手な野望に利用しようとしたグレイスを一刀両断する。
「ランカちゃんを道具にしてくれた礼は高くつくぜ!」
グレイスとの特殊戦闘台詞。原作ではありえなかった対決である。
「そりゃ、気の長い話だな…。そうそう死ぬつもりはないぜ、俺は」
『L』の生存フラグ成立時のエンディングにて。…しかしながらメタ的な事を言えばこの台詞とは裏腹に、本人に死ぬつもりがなくても周回を重ねればいつかは死ななければならない状況に陥ってしまうことを考えるとかなり不憫に思えてきてしまう。
「大丈夫、真矢ちゃんならできるさ!」
UX』第39話「蒼穹-そら-」より。全地球をフェストゥムと同化して覆わんとするイドゥンを阻止するため一騎の目となってミールを狙撃する事になった真矢を先輩スナイパーとして激励する。
「束縛されるのは元々好みではないっていうのはあるんだけど…それより許せないのは、あいつに味方へ銃を向けさせた事だ…!全員、地の果てまで狙い撃ってやるよ!」
BX』第14話「無重力の谷」に於ける戦闘前会話。自分達を人質にクランを無理矢理戦わせたマーダル軍に対し、その怒りを隠す事無く、銃口を向ける。

スパロボシリーズの迷台詞

Zシリーズ

「出来れば、その中でも綺麗でスタイルのいい子を希望するね」
『第2次Z破界篇』第21話「明かされた真実」より。世界平和を語るも「お前の場合、仲良くなりたいのは人類の半分だけじゃないのか?」とアルトに突っ込まれて。
「何だよ、桂さん? まるでアテナの保護者だな」
『第2次Z破界篇』第38話「果たされる約束」より。アテナに関心を向けた際、から「俺の目が黒いうちはアテナには指一本触れさせない」といわれたことに対して。桂とアテナが親子であることを知らないミシェルにとって、自分と同じ女好きの彼からこのようなことを言われるのは心外だったようだ。
「さすがだね、桂さん。そういう所にグッとくる」
同上。シェリルがいないところでアルトランカを送っていくのはアンフェアだという言葉を聞いての返答。この後、クラン曰く、桂と「ロクでもない師弟関係」を結ぶことになる。
「ねぇ君…僕のオデコにタッチしてみない? それとも、僕がタッチしようか?」
第2次Z再世篇』第18話「アッシュフォード・ラプソディ」に於けるアッシュフォード学園のイベント「キューピットの日」にて女生徒をナンパして。当然、クランを怒らせてしまう。
「予想以上の破壊力だったな…」
『第3次Z時獄篇』第5話待機ルート「忍び寄る悪意」より。映画『ソレスタルビーイング』を見終わったあとの感想。確かにこうも言いたくなる。
「はい、解散。さっさとラーメン、食いに行こうぜ」
『第3次Z時獄篇』第9話分岐シナリオより。かなめから重大プロジェクトとして「部活動」を提言された直後。

携帯機シリーズ

「確かに、よく見りゃ部隊表にシレっと追加されちゃいるが…。どうもねぇ」
『L』第17話「託された希望」にて連合軍の暴走を止めに向かえルートを経由した場合に発生する台詞。いつの間にかLOTUSに加入していたジャックに対する若干メタな突っ込み。しかし、後の作品では、まだ登場すらしていないのに部隊表にシレっと追加される人が出てくる。
「どれだけ肝を冷やしたか…。ったく、この部隊はみんな無茶しすぎなんだよ」
『L』第25話「悲劇も嘆きも終わらせる神」エンドデモより。ディック死亡未遂時の感想。後に彼も無茶をして同じ運命をたどる事になる。無茶ばかりのLOTUS内で他人をかばって死亡するのは彼のみである。
「か、勘弁してくれよ。大体みんな、何だってコトあるごとに俺のメガネを割ろうとするんだ!?」
UX』第17話ヨーロッパルート「ハート・オブ・ディーヴァ」シナリオデモより。真矢に色目を使って、クランににらまれた時。直後の由木エイーダの何とも言えない返答が…。
原作だけだと意味が解らないが、『L』における隠し要素関連のネタである(前述)。ただ、眼鏡を割られそうになったのは『UX』ではこれでまだ二度目なのだが、これ以前にも何度か眼鏡を割られそうになったのだろうか?(メタ的に言えば、『L』で何度も何度も割られているが)
「ヒュ~ッ! スメラギさんも葵さんも素晴らしくセクシーな水着だねぇ!」
ショウ「スメラギさんは大人の魅力というか…」
ジョウ「いやあ、葵さんなんて現役モデルだからな。 あのプロポーションはさすがだぜ!」
『UX』第2部26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」より。水着姿となったスメラギショウジョウ共々見とれてしまう。…この後、それぞれのパートナーであるクランレニーマーベルを怒らせてしまい(描写はされないものの)二人と一緒に鉄拳制裁を受けてしまう

搭乗機体

VF-25G メサイア
VF-25 メサイアを長距離狙撃用にチューンアップしたミシェルの機体。スナイパーライフルを装備。TV版ではミシェルの戦死後、最終話にてクランが搭乗する。さらに、アルトは、この機体のスナイパーライフルでグレイスにトドメを刺している。
一方、劇場版ではミシェルは戦死しないので、最後までこの機体に搭乗している(撃墜はされたが)。

話題まとめ

「眼鏡を割る」について
ミシェルの生存フラグを把握していながら、スルーする事を指す。
元々ミシェルは、クランファンから「(リア充的な意味で)死ね」と言われていたが、「死ぬとクランが泣くのでせめて眼鏡割れろ」とも言われていた。この時の割れろはただの冗談に近いレベルだったのだが、TV版でミシェルが実際に死んだ時、割れた眼鏡が残るシーンがあり、ミシェルの眼鏡が割れる事に特別な意味があるかのようなイメージを視聴者に強く植えつけた。
そしてマクロスFシリーズ初参戦の『L』、スパロボ恒例のIF要素によって、原作では死亡する流れだったミシェルを生存させる方法がある事が判明。しかしこの生存フラグ、ステラ宗美という他の2人の隠しキャラの加入フラグと択二となっており、ミシェルをあわせた3人のうち、誰か1人は必ず諦めなければならない。
ここまでなら、単純にファンの多さで好みが分かれるだけの話なのだが、ステラ&宗美とミシェルには決定的な違いがあった。それは、ミシェルは「普通に加入した後に離脱するかしないか」であるのに対し、他2人は「加入自体がフラグ依存」である事。つまりフラグを満たさなければ加入自体しない訳で、1周目で加入させずに2周目以降で初加入させると初期撃墜数の補正を受けられず、撃墜数0で始めなければならなくなる。アカツキ等に乗り換えられるステラはともかく、足の遅いタリスマン専用パイロットである宗美はキツい。また宗美に限っては、さらに仲間にした場合はファイナルフェイズが完全版になり大幅に強化されるというメリットがある。
一方でミシェルはどうかと言うと、生存させても離脱イベント前の状況が維持されるだけだが、死なせると原作通りクランがVF-25Gに乗れるようになる。クランは突撃を覚えるため、狙撃を持つミシェルとは違った方向で長射程のVF-25Gと相性が良く、クラン自体の能力も高い。極めつけにはマイクローン状態のクランの専用カットインが一式用意されていると言うサービスっぷり。ステラ&宗美とは逆に、生存させなかった場合に得られるメリットがあるのだ。ちなみに、ミシェルの生存フラグを立てるために通らなければならないルートの中に、有数の難所である「アイモを歌うランカに迫るバジュラを撃退し続ける」というマップがあるのもミシェルが放置されてしまう一因かも知れない。
そんな訳で、ミシェルの生存フラグを把握していながら、わざとスルーしてTV版の通りに死亡させてしまう事を「眼鏡を割る」と表現するようになった。
しかし、「わざと」スルーされているだけならまだ良かったかも知れない。生存フラグを満たす条件は上述の通り「該当マップにおいて、死亡イベントが起こるまでにミシェルの撃墜数の数字を8増やす」と言うものだが、撃墜数が999でカンストになるシステムの都合上、マップ開始時点でミシェルの撃墜数が992以上あるとフラグを立てるのが不可能になると言う落とし穴がある事が後に発覚。1周目でこうなる事はまずあり得ないが、都合の悪い事にLでは撃墜数の数字も周回プレイで引き継がれてしまうため、周回プレイを重ねていればいつかはこの状態に陥る。ミシェルを愛用すればするほど、加速度的に確定死亡に近づいてしまうとは皮肉なものである(『UX』で隠し要素の条件が「一定以上の内部撃墜数」となり、ステータスで表示される撃墜数は関係なくなったのはこのミシェルの悲劇のせいではないかとする声もある)。
その後の『第2次Z』では、ミシェルが無条件生存するため、特に眼鏡が割れる事は無くなった。『UX』でも劇場版設定のため無条件生存するが、『L』でのネタをスタッフが逆輸入したのか、いろんなところでやたら眼鏡を割られそうになるキャラになってしまった(迷台詞参照)。
さらにスパロボとは関係のない余談だが、歴代マクロスシリーズのキャラが一同に会するゲーム『マクロス30~銀河を繋ぐ歌声』には各キャラの特徴的な持ち物が装備品として登場する。メガネが装備品として登場しているメガネキャラはミシェル以外にもグレイスアイシャ(『マクロス30』オリジナルキャラ)がいるが、この3人の中でミシェルのものだけ「ミシェルの割れた眼鏡」という装備品になっている。