ディック・アルカイン
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| ディック・アルカイン | |
|---|---|
| 登場作品 | ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU |
| 声優 | 鈴木達央 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
| SRWでの分類 | パイロット |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 | 地球人(アメリカ出身) |
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 不詳(少なくともリー・ジェンシンよりは年下) |
| 所属 | 大空魔竜 |
| 趣味 | ギャンブル |
ディック・アルカインは『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
死神のナンバー44を持つ大空魔竜のクルーで、艦載機キルジャガーのパイロット。極めて明晰な頭脳と決断力を有するニヒルな青年。若干7歳で全米チェスの大会に優勝した程のチェスの腕前を持つ。過去に大空魔竜の乗っ取りを企てるも失敗し追放処分とされ、ダリウス界の都市ザンガイルに身を潜めていたが、さらなる戦力が必要だと考えたキャプテン・ガリスによって連れ戻された。ダリウス人のような紋様が顔にあるがこれはメイクによるもの[1]。母を捨てた父に反発して、父が嫌うギャンブルにのめりこむなど荒んだ生き方を続けていた中で鉄獣に襲われたところをルル・アージェスに救われたため、ルルに思いを寄せている。
本人の天賦の才か負け知らずの強運と、ここぞという場面で直感的に好機を見極める勘の鋭さを持ち、そのこともあってかイカサマは激しく嫌う。また戦闘を「生きるか死ぬかの究極のギャンブル」という捉え方をしており、超が付くほどの合理的な即断即決により、仲間の危険を顧みない戦い方を繰り返していたため、リー達からも「死神」と呼ばれ疎まれていた。また女性に対しては紳士的なため、クルーの女性陣のウケはいいが、上記の言動が原因で性格が災いしてかピュリア・リチャードソンやローサ・ベルニコフには激しく嫌われている。しかし、徐々にツワブキ・ダイヤたちと絆を深めていき強力な仲間となっていった。
終盤ルルのハートを射止めるが、その後ツワブキ親子をファイナルドボルザークから庇ってキルジャガーごと木っ端微塵に…と思いきや、無事一命をとりとめていた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。原作と違い、いやにあっさりと部隊に加わる。会話の節々に父親に対する捩れた感情を匂わせるのだが、父親が出ない、真意も語られないとやや消化不良気味。機体はメインを張るのには厳しいものの、サポート側としては優秀な方であることと、最初から幸運持ちなので、パートナー向き。
- スーパーロボット大戦L
- 原作再現が途中からなので、部隊復帰の場面は省略。その為、登場時点で既にダイヤとの関係も良好である。今回も父親は出て来ないが、ディック本人は「父親」絡みの場面でちょくちょく顔を出している。ザ・グレートが大幅強化されたのと強化パーツ廃止が相まって、強制以外での出番は少ないが、キルジャガーの機体ボーナスが資金+でディック自身が幸運を持つ(しかもSPが高くて連発しやすい)のでパートナー役としては重宝する。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ロバーツ・アルカイン
- 父親であり、大空魔竜の支援組織であるNEXの会長。しかし、ガリスが戦線から撤退した事を知ったあとはあっさりと大空魔竜を裏切り、ダリウス側へ付いた。
- その冷徹な性格はディックの人格成形にも大きい影響を及ぼしており、ディックにとっては悪魔のような男と言える。
- 母親
- ディックの実母だが、チェス大会優勝の際はロバーツが褒める一方で悲しげな表情を向けていた。ディック曰く古くなった人形を捨てるかのようにロバーツに捨てられたとの事。
- ルル・アージェス
- 自分を救ってくれた天使のような存在。終盤彼女のハートを射止めてダイヤとの三角関係に勝利したはずなのだが、最終決戦の後、彼は病院のベッドでルル達の新たなる旅立ちをただ見送るだけだった……。
- ツワブキ・ダイヤ
- トラブルがあったとはいえ、ギャンブル勝負で土をつけた存在。父親を敬愛する姿勢には相容れないものの、自身の運や直感を超える可能性に注目するようになる。
- ピュリア・リチャードソン
- 過去の戦闘で敵を倒すために彼女を後ろから撃った(ディックはよけられると信じていた)事を根に持たれてたが、グラネプス戦でのガイキング救出作戦を経てわだかまりを解消していった。
- リー・ジェンシン
- 以前の諦観し他人と距離を置いていた頃から、再加入当初のチームワークが取れない状況を打破しようと積極的に干渉してくる変化に関心を示しつつも、ダイヤが関係していることをすぐに見抜いていた。
- キャプテン・ガリス
- ディックが唯一その実力を認め、敬意を評している相手。
- 次大帝プロイスト
- 性を超越してしまっているので、紳士的に振舞う必要がないようである。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- デュオ・マックスウェル
- 『L』にて「死神」仲間として彼の合流時に声をかけている。ディックが死にかけた際はデュオからも「死神が俺1人になるかと思った」と言われるなど、親しい間柄となっている。
リアル系[編集 | ソースを編集]
- ミハエル・ブラン
- 『L』での女好き同士の仲間。ディックがレイを口説いた際は「ミシェルと一緒に独房に入れる」という制裁案を上げられてしまった。あまり絡みはないが、クランとの会話を見る限り、仲は良かったようである。
- クラン・クラン
- 『L』第32話(地上ルート側)にて、戦死したミシェルの事について、ディックはクランに「ミシェルの事は…残念だったな」と慰めていた。
スーパー系[編集 | ソースを編集]
- ルウ・ルー
- 『K』にて彼女に独断でロボットの操縦技術を教える。ルウが勝手に出撃した際には後でその事を諫めているので、面白半分に教えたわけではなく、擬態獣に対する激しい憎悪に彼自身なにか感じるところがあったからこその行動とは思うのだが、おかげでロリコン疑惑が浮上する。
- 『L』では関係は薄いが、ディックがクランを慰めた際は彼女も会話に加わっている。
- 猿渡ゴオ
- 上述にあるように『K』ではルウにロボットの操縦技術を教えたことで彼に怒鳴られてしまう。『K』と『L』では彼の事を「ミスター・ゴーダンナー」と呼んでいた。
- ヴァン
- 『K』では彼のことを「ミスター・ガンソード」と呼ぶ。
- 珠城つばき、ビルドエンジェル隊のメンバー
- 『K』では彼女達も口説こうとする。
- 加門朔哉
- 中の人が同じ。また、似たような境遇であり、『L』では互いの素性を把握していた。
- 綾波レイ
- 『L』では後述にもあるように、初対面時に口説こうとする。
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
- シェルディア・ルージュ
- 女性には紳士的に接するディックが苦手とする存在で、彼女に対しては一切下心を見せようとしない。地球人同士の争いに絶望するミストを軽蔑し、彼にキツイ言葉をぶつけた際、彼女から最大限の侮蔑と悪意をぶつけられる。
- ミスト・レックス
- 後述にもあるように、地球人同士の争いに絶望する彼を軽蔑し、彼に対して辛辣な言葉をぶつけ、強い反発と嫌悪を向けられる。なお、基本的に相手を敬称付けで名前を呼ぶミストだが、ディックに対しては呼び捨てで名前を呼んでいる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「ツワブキ・ダイヤ…あいつがキャプテンに…あそこまで言わせるのか…」
「フフハハハハ…! 面白ぇ…! ハハハハハ…!」 - 第17話。ダイヤとのルーレット対決の際にダリウス軍の横槍が入るものの、ルーレットの玉はダイヤが選んだ番号「47」に入っていた。
- ガリスはこれをダイヤの勝利と捉え、忠告を受けたディックも大空魔竜へ復帰する事を決める。
- 「Bad Luck!」
- 敵にとどめをさし、不運を届けて言う決め台詞。ザウルガイザーのトドメ演出に使われている。
- 「子供と親とは別個体だ。特に父親とはな…そんなに大事に思える父親を持ってたんだとしたら…君の家庭の方がダリウスなんかよりもよっぽど異世界だよ、俺には」
- 第18話、訓練を始めるもディックとの折り合いが悪く早々に中止。更にはダイヤの戦う理由に難癖を付ける。この態度には温厚なダイヤも怒り喧嘩になる寸前にまで行ってしまう。
- 一方で父親との確執がこの時点で早くも表れている。
- 「お守りだ。勝利を授けてくれる女神の…いや、天使の羽根だ」
- 第19話、シズカから腕に巻いたハンカチを指摘されての呟き。それはかつてルルに巻かれた包帯代わりのものであり、この時からルルに惹かれていた様子。
- 「王子様のキッスだ、目を覚ませ! ミスターガイキング!」
- 同話で氷漬けになったガイキングを解凍した時のセリフ。ジョークではなく素でこういうことを言えるのがディックという男である。
- 「こうなったら倒すしかねぇだろ? やんなきゃこっちがやられる!」
「こんな刺激的な事は滅多にねぇ! 行くぜぇガイキング!」 - 第22話、ガイキングが敵の手に渡りサスページにより操られてしまい、他の面々が攻撃に戸惑う中で一人意気揚々と攻撃を開始。ディックの危うい一面が強く出た場面。
- 「勘違いするな…あんたを助けるためじゃない。ルルを…人殺しにしたくなかっただけだ」
- 第28話冒頭、プロイストに唆されガリスへ凶刃を向けようとしたルルとの間に割って入り、その身を呈してガリスを守る。本人はあくまでルルのためなのがディックらしい。
- (その道を選んだのか、ルル…だったら、それもいい…)
- 第30話、負傷し身を引いたガリスの後を継いでキャプテンとなったルルを見ての胸中。
- 「ふざけるな! 人を裏切り、踏み台にして手に入れた成功など何の価値もない!」
- 第34話、ディックの生家へ訪れた際にドロイド兵を引き連れた父ロバーツと対面。彼がダリウス側へ寝返った事に憤る。
- 「失ってしまった…大切なものさ」
- 同話、ドロイド兵を退けた後、ロバーツに向けて大空魔竜が勝つかダリウスが勝つかで賭けを提案。その際にロバーツから賞品はなんだと聞かれて寂しげに呟いた。
- 「俺を縛り付ける化け物め! 貴様がどんなに強くても、どんなに巨大でも…! 今日は負ける気がしないぜ!」
- 同話、ダイロクス33に挑み苦戦するも、直前に聞いたルルの想いもありデスファイヤーで撃破する。この時のディックはダイロクスを父親のように見立てていた。
- (ルル。君のおかげでようやく信じられた。俺の生まれた街には悪魔だけじゃなく…天使もいるんだって)
- 同話ラスト。ルルのディックへの想いを知った後は態度が軟化。辛い思い出ばかりだった故郷だが、そこは悪魔のような父ばかりでなく自分の理解者である天使もまた存在していたのだ。
- 「いつもクールに決めてたのが俺の主義だったんだけどな…最後に何故かおかしな事しちまった…」
「ダイヤ…ルルの夢を頼む…Good Luck」 - 第37話。ダイヤの父を救出したあと、隙をついて魔炎超魔竜ファイナルドボルザークが放った魔炎弾からカプセルを庇う。直後キルジャガーは爆散する…。
- また、この台詞の直後にロバーツも「息子よ…」とディックの身に起きた事を察知していた。
- 「でもただ一つだけ…君と一緒に新天地には行けそうもない…一番大切な約束だったのに、ごめん…」
- 同話ラスト、駆けつけるルルの前に現れたディックの幻影。父との賭けに勝った事を報告しつつも約束を守れそうにない事を詫びた。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「あ〜う…財布がペラペ〜ラ…」
- 第34話のガイキング占いで「お買い物しすぎちゃうかも」という結果での発言。台詞は直前の「英語がじょうずに話せるかも」からの英語ペラペラとのダジャレだが、この回ではファションショーと言わんばかりにルルのドレスアップが見られており、全部自腹で買っていたのだろうかと想像できなくもない。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「つばき…。なんて素敵な名前なんだ…。これはザンガイルで流行している香水だ。お近づきの印にプレゼントしよう…」
- 『K』第11話「ガイキング絶体絶命!!・前編」に於ける初登場の際、初対面の珠城つばきに対して言った口説き文句。
- 「君とは眼帯キャラ同士、仲良くなれそうだな…」
- 同上。同じ眼帯キャラである柳生充子に対して言った口説き文句。
- 「鍛え上げられた筋肉ほど、美しい物はない…。君にはこのバラがよく似合う…」
- 上記の女性だけでなく、筋肉質な早乙女門子に対しても口説き文句を言う始末。
- しかもその直後に、さっきまで「あんなキザ野郎、見てるだけで虫酸が走るぜ!」と腹を立てていた彼女も「前言撤回」と言ってディックを見直していた。
- 「さすがの俺もああいうタイプは苦手だ…」
- 『K』第12話前編「蠢く翳・前編」より。シェルディアの空気の読めなさに思わず口にした一言。
- 「地球人同士の戦いは間違ってるだと? ナンセンスにも程があるな…」
「戦いの究極の目的は自分が生き延びる事だ」
「自分の命を脅かす者は、宇宙人だろうが、地球人だろうが、仲間だろうが、家族だろうが…」
「ひとり残らずブッ殺す! それが本当の戦いってもんだ」 - 『K』第14話直前の分岐シナリオより。地球人同士の殺し合いに嘆いていたミストを軽蔑した時の台詞。当然、ミストはその言葉に反発していたが、皮肉にも物語の後半でミストはディックが示唆した通りの災難に直面してしまうことに…。
- 「ほう、俺好みの勝ち気そうなレディーじゃないか…。君が敵とは悲しいな…」
- 『K』第28話「リンケージ」に於けるヴェリニーとの戦闘前会話。直後、「あんたみたいなスカした男は大嫌い」と言われ、「君には弾丸の花束をプレゼントしよう!」と返した。バルカンストームで攻撃するのが一興だろう。
- 「やあ、クールな瞳が魅力的なお嬢さん。俺はディック・アルカイン。君に似合う花は…白百合かな?」
「花言葉は『純潔』『無垢』…。お嬢さんにはちょうどいいと思ったが、お気に召さなかったかな…?」 - 『L』第13話「戦う理由」より。初対面の綾波に対して口説き文句を言った時の場面であるが、感情表現が乏しい彼女は特に反応を見せず、アルトやピュリアからは呆れられた。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』でジョニー・デップが演じたジャック・スパロウをイメージしたキャラクター。顔のメイクはジャックのクマを取り入れたもので、名前も「デップ」と「ジャック」から取られている[1]。
- 名前の「ディック」は英語で「男性器」を表す淫語なため、ネット上では「チ〇コ(さん)」と呼ばれることがある。
脚注 [編集 | ソースを編集]
- ↑ 1.0 1.1 東映アニメーション/ガイキング 2025年6月18日閲覧。