「マジンエンペラーG」の版間の差分

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| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|ダイナミック企画オリジナル機体}}
 
*{{登場作品 (メカ)|ダイナミック企画オリジナル機体}}
| デザイン = {{メカニックデザイン|ダイナミック企画}}
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| デザイン = ダイナミック企画<ref name="v">エンターブレイン『スーパーロボット大戦V パーフェクトバイブル』478頁。</ref>({{メカニックデザイン|堀井敏之}}<ref>[https://getterrobot-arc.com スタッフ]、【公式】アニメ『ゲッターロボ アーク』、2021年10月2日閲覧。</ref>)
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦V}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦V}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
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| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
 
| 分類 = [[分類::マジンガー]]
 
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| 全長 = 不明<ref name="v">『スーパーロボット大戦V パーフェクトバイブル』478頁。</ref>
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| 重量 = 不明<ref name="v" />
| パイロット = [[パイロット::剣鉄也 (真マジンガー)]]
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| パイロット = [[パイロット::剣鉄也 (真マジンガー)]]<br />[[パイロット::剣鉄也 (OVA)]]
 
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'''マジンエンペラーG'''は『[[ダイナミック企画オリジナル機体]]』のメカ。
 
'''マジンエンペラーG'''は『[[ダイナミック企画オリジナル機体]]』のメカ。
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『[[スーパーロボット大戦V]]』で初登場した新たな[[マジンガー]]。マジンガーの系譜だが、[[マジンカイザー]]と同じくマジンガーの名詞ではなく「皇帝」の名を冠しており、ゲーム内でも「(偉大なる)魔神皇帝」との異名で呼ばれる場合がある。ちなみに、[[マジンガーZERO]]同様に黒目がある。
 
『[[スーパーロボット大戦V]]』で初登場した新たな[[マジンガー]]。マジンガーの系譜だが、[[マジンカイザー]]と同じくマジンガーの名詞ではなく「皇帝」の名を冠しており、ゲーム内でも「(偉大なる)魔神皇帝」との異名で呼ばれる場合がある。ちなみに、[[マジンガーZERO]]同様に黒目がある。
  
=== 『[[スーパーロボット大戦V]]』における設定 ===
+
「グレート'''スマッシャーパンチ'''」「グレート'''ブラスター'''」といった武装名や『V』の「ゲッター線も開発素材に使用している」という設定はカイザー(特に「オリジナル版」こと『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』での)を彷彿とさせる。
[[グレートマジンガー]]をベースに、[[早乙女研究所]]から提供された[[ゲッター線]]テクノロジーを始めとする技術の粋を注ぎ込んで開発された。元々『V』におけるグレートは[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]がZEROに変貌するのを食い止める抑止力としての役目を与えられており、マジンエンペラーGはそれが果たせなかった場合に備えて作られた機体である<ref>グレートマジンカイザーではない理由は、ZEROの持つ因果律兵器対策のため。『V』のZEROはスパロボ登場キャラの基本である「IFの存在」ではなく'''原作に出てきたZERO本人'''であるため、ZEROにとって既知の存在であるグレートカイザーは、因果律兵器の性質上全く歯が立たないことになる。</ref>。
 
 
 
機体自体はZEROの出現前に完成していたが、起動ができず抑止力としての役目を果たすことは叶わなかった。しかし同時に改修を行っていた[[真ドラゴン]]のゲッター線を照射することで起動に成功、グレートマジンガーを[[自爆]]させたことで乗機を失った鉄也に届けられる。
 
 
 
「グレート'''スマッシャーパンチ'''」「グレート'''ブラスター'''」といった武装名や「ゲッター線も開発素材に使用している」という設定はカイザー(特に「オリジナル版」こと『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』での)を彷彿とさせる。[[装甲]]には[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッターロボ]]にも使われている「ゲッター合金」が使用されている……という説があるが、詳細は明言されていない。
 
 
 
=== 『[[スーパーロボット大戦X]]』における設定 ===
 
ZEROによって[[因果地平|因果の果て]]に追いやられた甲児と鉄也が、[[ゼウス神]]の導きにより可能性の光の彼方から呼び出した'''“最強のマジンガー”の象徴'''。そのため、詳しい出自は不明で、[[ロボット大図鑑]]で示唆される程度に留まっている。全てが終わった後はカイザーと共に元の世界へ返還された。
 
  
 
=== 誕生経緯 ===
 
=== 誕生経緯 ===
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 +
作品ごとに異なる出自・設定で登場する。
 
=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦V]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦V}}
:初登場作品。第39話「終焉への目覚め」で登場。改造はグレートから引き継がれる。
+
:初登場作品。第39話「終焉への目覚め」で登場。改造は[[グレートマジンガー]]から引き継がれる。
 +
:グレートをベースに、[[早乙女研究所]]から提供された[[ゲッター線]]テクノロジーを始めとする技術の粋を注ぎ込んで開発された。元々『V』におけるグレートは[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]がZEROに変貌するのを食い止める抑止力の役目を与えられており、マジンエンペラーGはそれが果たせなかった場合に備えて作られた機体である<ref>[[グレートマジンカイザー]]ではない理由は、ZEROの持つ因果律兵器対策のため。『V』のZEROはスパロボ登場キャラの基本である「IFの存在」ではなく'''原作に出てきたZERO本人'''であるため、ZEROにとって既知の存在であるグレートカイザーは、因果律兵器の性質上全く歯が立たないことになる。</ref>。
 +
:機体自体はZEROの出現前に完成していたが、起動ができず抑止力としての役目を果たすことは叶わなかった。しかし同時に改修を行っていた[[真ドラゴン]]のゲッター線を照射することで起動に成功、グレートマジンガーを[[自爆]]させたことで乗機を失った鉄也に届けられる。
 +
:なお、[[装甲]]には[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッターロボ]]にも使われている「ゲッター合金」が使用されているという説があるが、詳細は明言されていない。
 
:[[DLC]]「魔神激突、再び」で[[ケドラ]]に操られている時は、武装がルストタイフーン、グレートスマッシャーパンチ、グレートブラスターの3つだけになっており、搭乗者である鉄也の[[技量]]を活かした剣撃並びにサンダーボルトブレーカーは外れている(鉄也のカットインが入るため)。ただし、接近してグレートブラスターを繰り出す思考パターンなので、他の武器を見る機会はない。
 
:[[DLC]]「魔神激突、再び」で[[ケドラ]]に操られている時は、武装がルストタイフーン、グレートスマッシャーパンチ、グレートブラスターの3つだけになっており、搭乗者である鉄也の[[技量]]を活かした剣撃並びにサンダーボルトブレーカーは外れている(鉄也のカットインが入るため)。ただし、接近してグレートブラスターを繰り出す思考パターンなので、他の武器を見る機会はない。
;[[スーパーロボット大戦X]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}}
:第28話「闇と光」で登場。『V』より参戦が早くなった代わりに全体的な攻撃力が若干低下し、大技の武器特殊効果が外されているが消費ENが大きく下がり、カスタムボーナスの変更もあって継戦能力が大きく上がった。また、カイザーとの合体攻撃「魔神双皇撃」と、終盤限定だが新最強武器である「オレオールブースターG」が追加されている。
+
:第28話「闇と光」で登場。ZEROによって[[因果地平|因果の果て]]に追いやられた甲児と鉄也が、[[ゼウス神]]の導きにより可能性の光の彼方から呼び出した'''“最強のマジンガー”の象徴'''。そのため、詳しい出自は不明で、[[ロボット大図鑑]]で示唆される程度に留まっている。
 +
:『V』より参戦が早くなった代わりに全体的な攻撃力が若干低下し、大技の武器特殊効果が外されているが消費ENが大きく下がり、カスタムボーナスの変更もあって継戦能力が大きく上がった。また、カイザーとの合体攻撃「魔神双皇撃」と、終盤限定だが新最強武器である「オレオールブースターG」が追加されている。
 +
:全てが終わった後はカイザーと共に元の世界へ返還された。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:2018年7月のイベント「光の先に」より実装。SR・SSRシューターで後者は大器型。なお出典名義は「ダイナミック企画オリジナル」となっている。
+
:2018年7月のイベント「光の先に」より実装。SR・SSRシューターで後者は大器型。本作では魔神パワーによって暴走したマジンガーZを止めるために、[[兜剣造]]によりグレートマジンガーをベースに開発された機体。
:2019年4月のイベント「スターダスト・ネビュラ」では報酬ユニットとしてSSRアタッカーが登場。
+
:2019年4月のイベント「スターダスト・ネビュラ」の報酬ユニットとしてSSRアタッカーが登場。
:2020年2月のイベント「受け継がれる牙」ではΩスキル搭載大器型SSRアタッカーが登場。XΩスキル対応(パートナーは'''ZERO''')であり、XΩユニットも同時に実装されている。
+
:2020年2月のイベント「受け継がれる牙」にてΩスキル搭載大器型SSRアタッカーが追加。XΩスキル対応(パートナーは[[マジンガーZERO]][Ω])であり、XΩユニットも同時に実装されている。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:2章Part12より参戦。攻撃&防御タイプ。本作では[[マジンカイザー (OVA)|OVA版]]の[[剣鉄也 (OVA)|剣鉄也]]が搭乗する。
 +
:2022年8月のイベント「第1回共闘戦」では、報酬交換ユニットパーツとして「グレートスマッシャーパンチ」が配布された。
 +
:[[兜甲児 (OVA)|兜甲児]]の祖父、[[兜十蔵]]が開発したもう1体の魔神皇帝。[[光子力研究所]]近くの地下秘密格納庫の中に封印されており、甲児と[[マジンカイザー]]が絶体絶命の危機に陥った時、起動するようプログラムされていたと思われる<ref>カイザー側のモニターに「C-LEVEL MAX ME START-UP」と表示された。</ref>。そのため、お互いの距離が離れていた場合、間に合わない可能性もあった。
 +
:グレートマジンガーをベースにして設計されており、同機の延長線上にある強力な武器を装備している。カイザーと同じ動力ではあるが、モードはなく、[[暴走]]の危険性はない。
 +
:本体とパイルダーを別の場所で管理していたカイザーと異なり、両方を一緒に管理していたのは特定のパイロットを想定しておらず、すぐ使えるよう設定されていたため。そのことから十蔵は同機をマジンカイザーの僚機や守護者、もしくは甲児を乗せたままカイザーが暴走した際の抑止力<ref>『DD』では2章Part12の時点で暴走していない。</ref>として建造したと推測される。
 +
:並の人間に扱うことは出来ず、結果的にグレートマジンガーを乗りこなしていた[[剣鉄也 (OVA)|剣鉄也]]の搭乗機となる。
 +
:本来の名称は「マジンエンペラー」だが、鉄也が乗り換えた際にグレートの名を継ぐ存在として「G」を追加している。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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:背部のブースター、尾翼とウイングで構成された、スクランブルダッシュの強化型……と思いきや、『X』にてグレートブースターに相当する武器でもあったことが判明。
 
:背部のブースター、尾翼とウイングで構成された、スクランブルダッシュの強化型……と思いきや、『X』にてグレートブースターに相当する武器でもあったことが判明。
 
:通常時のオレオールはマントのようにはためいているが、高速機動時は外側にスライドする形で変形、スクランブルダッシュ型の翼となる。また、サンダーボルトブレーカー使用時には帯電する。
 
:通常時のオレオールはマントのようにはためいているが、高速機動時は外側にスライドする形で変形、スクランブルダッシュ型の翼となる。また、サンダーボルトブレーカー使用時には帯電する。
 +
:ちなみに、『オレオール(Aureole)』とは英語で『光輪』を指す。
 
:;オレオールブースターG
 
:;オレオールブースターG
::「マジンエンペラーGの奥の手」にして「究極の一撃」。オレオールを翼に変形させ、超高速で飛行、限界まで加速したところで切り離して敵機に突撃させる。戦闘台詞から加速中は鉄也に凄まじいGがかかっていることがわかる。
+
::「マジンエンペラーGの奥の手」にして「究極の一撃」。雷を受けてからオレオールを翼に変形させ、超高速で飛行、限界まで加速したところで切り離して敵機に突撃させる。戦闘台詞から加速中は鉄也に凄まじいGがかかっていることがわかる。
 
::オレオール射出直後に一瞬だがスクランブルダッシュと同形状の翼を展開しているのが確認できることから、射出後の飛行能力を補う目的で通常のスクランブルダッシュも搭載している模様。
 
::オレオール射出直後に一瞬だがスクランブルダッシュと同形状の翼を展開しているのが確認できることから、射出後の飛行能力を補う目的で通常のスクランブルダッシュも搭載している模様。
::トドメ演出では爆発の背景にオレオールが離脱する様子が映り、直後のエンペラーの背部にオレオールがはためいているので、この間に再合体しているのだろう。
+
::トドメ演出では爆発の背景にオレオールが離脱する様子が映っているため、オレオールはミサイルのように失う使い捨てではないことがわかる。
::『X』で追加された新たな最強武装だが、追加されるのが第48話の闇の帝王戦の途中からと遅く、終盤の数話しか使えないのがネックか。グレートブースターと違い、元々付けているものを射出するためかEN消費式の武装となっている。
+
::その爆発直後ではエンペラーの背部にオレオールがはためいているので、この間に再合体して元の形状に変形しているのだろう。
 +
::『X』で追加された新たな最強武装だが、追加されるのが第48話の闇の帝王戦の途中からと遅く、終盤の数話しか使えないのがネックか。グレートブースターと違い、元々装着しているものを繰り返し射出するためか弾数制限ではなくEN消費式の武装となっている。
 
;ルストタイフーン
 
;ルストタイフーン
 
:口から突風を起こす。グレートタイフーンと違い酸を含んでいるため、トドメ演出で敵が風化により崩壊する。
 
:口から突風を起こす。グレートタイフーンと違い酸を含んでいるため、トドメ演出で敵が風化により崩壊する。
 +
:『DD』では特殊属性のR必殺技。メインアビリティは「全力攻撃I」、サブアビリティは「攻撃力アップI」。
 
;グレートスマッシャーパンチ
 
;グレートスマッシャーパンチ
:ドリルプレッシャーパンチに相当する[[ロケットパンチ]]系武装。腕部から鋭利な刃を出した上で高速回転させて放つ。刃の形状は[[グレンダイザー|スクリュークラッシャーパンチ]]に近い。
+
:ドリルプレッシャーパンチに相当する[[ロケットパンチ]]系武装。腕部から刃「スマッシュカッター」を5つ出した上で高速回転させて放つ。
:『X』では演出自体はそのままにアニメーションが変更されている。
+
:刃の形状は[[マジンガーZ|アイアンカッター]]に近い物が展開するが、刃1つ1つが同武器や従来武器よりも格段に巨大で鋭利な形状になっている。高速回転するため発射時は[[グレンダイザー|スクリュークラッシャーパンチ]]に近い。
 +
:ちなみに、見る限り腕部よりも刃の方が明らかに長いため物理的に実現することは不可能だが、これは[[SD]]上の表現なのかリアル頭身でも同様で刃を変形させる技術等を用いているのか不明。
 +
:『X』では演出自体はそのままにアニメーションが変わっている。
 +
:『DD』では打撃属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「スマッシュカッター」で、攻撃力・防御力が増加する。サブアビリティは「HPアップI」。
 
;エンペラーブレード
 
;エンペラーブレード
 
:マジンガーブレードに相当する二振りの両刃の剣。使用時に「[[ゲッタードラゴン|ダブルエンペラーブレード]]」と発する時もある。
 
:マジンガーブレードに相当する二振りの両刃の剣。使用時に「[[ゲッタードラゴン|ダブルエンペラーブレード]]」と発する時もある。
:グレート同様に大腿部から射出。格納時は刀身部が蛇腹状に収納されており、取り出した後で展開する。接続し、ツインブレードとして扱うことも可能で、回転させながら敵を切り刻む。
+
:グレート同様に大腿部から射出。格納時は刀身部が蛇腹状に収納されており、取り出した後で展開する。二刀の柄頭を接続することでツインブレードとして扱うことも可能で、回転させながら敵を切り刻む。
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:鉄也のカットインは回想で[[エネルガーZ]]に搭乗するシーンが元ネタ。
 
:『X-Ω』では通常攻撃に使用。
 
:『X-Ω』では通常攻撃に使用。
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:『DD』では斬撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「底力II」、サブアビリティは「攻撃力・防御力アップII」。
 
;グレートブラスター
 
;グレートブラスター
 
:ブレストバーンに相当する溶解熱線。胸の放熱板は二重構造になっており、まず前部放熱板が下がった後、後部放熱板が肩まで伸びる。
 
:ブレストバーンに相当する溶解熱線。胸の放熱板は二重構造になっており、まず前部放熱板が下がった後、後部放熱板が肩まで伸びる。
 
:グレートマジンカイザーにも同名の武装が存在する。
 
:グレートマジンカイザーにも同名の武装が存在する。
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:『DD』では特殊属性のSSR必殺技。メインアビリティは「マジンパワー(エンペラーG)」で、攻撃力・防御力が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・グレートブラスターの必殺技威力が増加する。グレートブラスター命中時、自分に「[[熱血]]」「[[根性]]」を発動する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
 
;サンダーボルトブレーカー
 
;サンダーボルトブレーカー
:サンダーブレークに相当する電撃光線。単純にダメージを与えるのみならず、電撃で相手を拘束し、トドメに拳を握る動作に合わせて遠隔爆破する。さらに、電撃そのものも鞭の要領である程度制御することが可能。
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:サンダーブレークに相当する電撃光線。単純に発射するのみならず、電撃で相手を拘束し、トドメに拳を握る動作に合わせて遠隔爆破する。さらに、電撃そのものも鞭の要領である程度制御することが可能。
 
:『V』では消費ENが70でサンダーブレークと同値だったが、『X』ではサイズ差補正無視が外された代わりに45と低くなっている。
 
:『V』では消費ENが70でサンダーブレークと同値だったが、『X』ではサイズ差補正無視が外された代わりに45と低くなっている。
 
:『X-Ω』では必殺スキルに使用。
 
:『X-Ω』では必殺スキルに使用。
 +
:『DD』では特殊属性のSSR必殺技。過去作と異なり電撃の色は青白いまま。メインアビリティは「サンダーコンバージェンサー」で、移動力・攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・サンダーボルトブレーカーの必殺技威力が増加する。サンダーボルトブレーカー命中時、自分に「覚醒」を発動する。気力130以上のとき、一定の確率で新たに受けるアビリティによる弱体効果を無力化する。サブアビリティは「防御力アップIII」。
 
;エンペラーソード
 
;エンペラーソード
:マジンエンペラーG最強の必殺大剣。柄の部分はマジンエンペラーGの頭部がモチーフになっている。マジンエンペラーGが胸の前で拳を重ね合わせて電撃を発すると頭上から飛んできて地面に突き刺さるが、本体に内蔵されているのかどこからか召喚しているのかは不明。恐らく別空間から呼び出していると思われる。
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:マジンエンペラーG最強の必殺大剣。柄の部分はマジンエンペラーGの頭部がモチーフになっている。
:手に持った直後、エンペラーオレオールを翼に変え、'''[[真ゲッター1]]の如き変則機動で相手に肉薄'''。直後圧倒的質量による斬撃を繰り出し、切り刻んだ後空中に切り上げ、マジンエンペラーGのスピードを活かし相手をさらに切り刻む。台詞で「'''魔刃一閃'''」と言ってる割には乱舞技じゃないか、というツッコミは野暮だ。
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:マジンエンペラーGが胸の前で拳を重ね合わせて電撃を発すると頭上から飛んできて地面に突き刺さるが、本体に内蔵されているのかどこからか召喚しているのかは不明。恐らく別空間から呼び出していると思われる。
:最初の一太刀で敵断面からエンペラーのアップが覗くカットはOVA版[[マジンカイザー|ファイナルカイザーブレード]]の演出が元。
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:手に持った直後、エンペラーオレオールを翼に変え、'''[[真ゲッター1]]の如き変則機動で相手に肉薄'''
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:直後圧倒的質量による連続斬撃を繰り出し切り刻んだ後、空中に切り上げ敵を追い越す速度で上昇、マジンエンペラーGのスピードを活かし相手を空中で四方八方に切り刻む。
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:『V』、『X』では台詞で「'''魔刃一閃'''」と言ってる割には乱舞技じゃないか、というツッコミは野暮だ。
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:相手に接近してから、スローモーションになって最初の一太刀で敵断面からエンペラーのアップが覗くカットはOVA版[[マジンカイザー|ファイナルカイザーブレード]]の演出が元。
 +
:また空中で切り刻んだ後の大爆発は、演出と効果音から同アニメの最終話で[[地獄城]]が爆発したシーンが元になっていると思われる。
 
:『V』では消費ENが90と高かったが、『X』ではサイズ差補正無視、バリア貫通が外された代わりに60に下げられているため使いやすくなった。
 
:『V』では消費ENが90と高かったが、『X』ではサイズ差補正無視、バリア貫通が外された代わりに60に下げられているため使いやすくなった。
:『X-Ω』では「エンペラーソード(乱舞)」名義で、アタッカー版の必殺スキルに採用。
+
:『X-Ω』では「エンペラーソード(乱舞)」名義で、アタッカー版の必殺スキルに採用。攻撃回数がとにかく多いため攻撃命中時に固定追加ダメージが発生する状態異常「スパーク」と組み合わせると防御無視の大ダメージを与える事も出来た。
 +
:『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。メインアビリティは「光子力エネルギー(マジンエンペラーG)」で、攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・エンペラーソードの必殺技威力が増加する。気力120以上のとき、戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力・防御力を減少させる。戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を減少させる。気力120以上のとき、自分のアクション開始時にHPを回復する。演出も最初の一撃が振り下ろしになり、最後の一撃が上記の横一文字斬りに変更されている。また「'''魔刃一閃'''」もこの横一文字斬り時の台詞になっている。
  
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
;魔神双皇撃
 
;魔神双皇撃
:『X』で追加されたカイザーとの合体攻撃。光子力ビームとサンダーボルトブレーカーの同時攻撃。命名はダイナミック企画<ref name="v" />。
+
:『X』実装。[[マジンカイザー]]との合体攻撃。光子力ビームとサンダーボルトブレーカーの同時攻撃。命名はダイナミック企画<ref name="v" />。
:演出は[[漫画]]『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』の最終決戦でZEROに向けてマジンガーZとグレートが放ったダブルバーニングファイヤーの再現と思われる。通常は終盤での追加だが、シークレットシナリオを通過した場合、早期に追加される。
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:演出は[[漫画]]『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』の最終決戦でZEROに向けて無数の光子力から生み出されたスーパーロボット達と共にマジンガーZとグレートが放った光子力ビームとサンダーブレークの同時攻撃の再現と思われる。通常は終盤での追加だが、シークレットシナリオを通過した場合、早期に追加される。
 +
;ダブルバーニングファイヤー
 +
:『DD』で特殊属性のSSR必殺技として登場。マジンカイザーとの合体攻撃。ファイヤーブラスターとグレートブラスターの同時攻撃。
 +
:メインアビリティは「魔神皇帝」で攻撃力・防御力・照準値・移動力が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・ダブルバーニングファイヤーの必殺技威力が増加する。気力130以上のとき、一定確率で新たに受けるアビリティによる弱体効果を無力化する。ステージ中、必殺技スロット1に装備している必殺技の必要アクション数が1減少する。出撃後最初の1度だけ、ダブルバーニングファイヤーの必要アクション数が1になる。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
 +
;ダイナミック・フォトン・フォーメーション
 +
:『DD』で特殊属性のSSR必殺技として登場。マジンカイザーとアフロダイAとの合体攻撃。光子力ミサイル→ダブルバーニングファイヤー→ダブルマジンガーブレードの連続攻撃を繰り出し、アフロダイAの乗るグレートブースターでトドメ。『Z』と『W』のダブルバーニングファイヤーの演出が盛り込まれている<ref>[https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1741033750077800816 2023年12月31日の投稿] 2023年12月31日閲覧。</ref>。元々はフォトン・フォース・フォーメーションという名前だったが、ダイナミック企画から「ダイナミック」の使用許可が下りたため現在の名前になった<ref>[https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1741036284725072375 2023年12月31日の投稿] 2023年12月31日閲覧。</ref>。
 +
:メインアビリティは「勇者の印」で、移動力・攻撃力・防御力・照準値が増加する。ステージ中、必殺技スロット1に装備している必殺技の必要アクション数が1減少する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加し、ダイナミック・フォトン・フォーメーションの必殺技威力が増加する。気力120以上の時、戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力・防御力を減少させる。いずれかのユニットのアクション終了時に自分がHP50%以下になった場合、割り込んで自分のアクションを開始し、「熱血」を発動する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
 
;ダイナミックコンビネーション
 
;ダイナミックコンビネーション
:『X-Ω』で追加されたZEROとのXΩスキル。
+
:『X-Ω』で実装。[[マジンガーZERO]]とのXΩスキル。
 
:光子力ビームとサンダーボルトブレーカーの同時攻撃から始まり、ルストハリケーンとエンペラーブレードで切り込み、トドメにブレストファイヤーとグレートブラスターを放つ。
 
:光子力ビームとサンダーボルトブレーカーの同時攻撃から始まり、ルストハリケーンとエンペラーブレードで切り込み、トドメにブレストファイヤーとグレートブラスターを放つ。
  
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*頭部のコクピットは[[ブレーンコンドル]]の発展型のようなデザインになっており、スーパーロボット超合金では分離ギミックも有しているが名称含め詳細は不明。
+
*頭部のコクピットは[[ブレーンコンドル]]の発展型のようなデザインになっており、スーパーロボット超合金では分離ギミックも有しているが詳細は不明。
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**名称については当初は不明だったが、『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』にて「エンペラーコンドル」という名称であることが判明した。スーパーロボット超合金では「頭部ユニット」と記述している。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2024年1月9日 (火) 19:46時点における最新版

マジンエンペラーG
外国語表記 Mazin Emperor G
登場作品

マジンガーシリーズ

デザイン ダイナミック企画[1]堀井敏之[2]
初登場SRW スーパーロボット大戦V
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 マジンガー
全長 不明[1]
重量 不明[1]
パイロット 剣鉄也 (真マジンガー)
剣鉄也 (OVA)
テンプレートを表示

マジンエンペラーGは『ダイナミック企画オリジナル機体』のメカ。

概要[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V』で初登場した新たなマジンガー。マジンガーの系譜だが、マジンカイザーと同じくマジンガーの名詞ではなく「皇帝」の名を冠しており、ゲーム内でも「(偉大なる)魔神皇帝」との異名で呼ばれる場合がある。ちなみに、マジンガーZERO同様に黒目がある。

「グレートスマッシャーパンチ」「グレートブラスター」といった武装名や『V』の「ゲッター線も開発素材に使用している」という設定はカイザー(特に「オリジナル版」こと『F完結編』での)を彷彿とさせる。

誕生経緯[編集 | ソースを編集]

寺田P曰く、「マジンガー系のストーリーで何か新しいことをやりたい」という話を以前からしており、ダイナミック企画と相談。グレートマジンガーの後継機として新しいマジンガーを作り出す話を進めていく中で、マジンエンペラーGの具体的な企画が始動し、ダイナミック企画監修の元にデザインされた[3]

デザインは過去のマジンガー系列機が意匠に含まれており、耳部から二本ずつ伸びる角は1988年にアメリカで発表された『MAZINGER』、エンペラーオレオールは『マジン・サーガ』版マジンガーZのマント、口部のスリットは『マジンカイザーSKL』のマジンカイザーSKLのものがモデルになっている。モデルとなった機体はいずれも非常に禍々しいものの、上手く噛み合って雄々しさを兼ね備えたデザインとなった。

『V』への参戦と同時に「スーパーロボット超合金」としての商品化も発表され、2017年3月17日に発売された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

作品ごとに異なる出自・設定で登場する。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
初登場作品。第39話「終焉への目覚め」で登場。改造はグレートマジンガーから引き継がれる。
グレートをベースに、早乙女研究所から提供されたゲッター線テクノロジーを始めとする技術の粋を注ぎ込んで開発された。元々『V』におけるグレートはマジンガーZがZEROに変貌するのを食い止める抑止力の役目を与えられており、マジンエンペラーGはそれが果たせなかった場合に備えて作られた機体である[4]
機体自体はZEROの出現前に完成していたが、起動ができず抑止力としての役目を果たすことは叶わなかった。しかし同時に改修を行っていた真ドラゴンのゲッター線を照射することで起動に成功、グレートマジンガーを自爆させたことで乗機を失った鉄也に届けられる。
なお、装甲にはゲッターロボにも使われている「ゲッター合金」が使用されているという説があるが、詳細は明言されていない。
DLC「魔神激突、再び」でケドラに操られている時は、武装がルストタイフーン、グレートスマッシャーパンチ、グレートブラスターの3つだけになっており、搭乗者である鉄也の技量を活かした剣撃並びにサンダーボルトブレーカーは外れている(鉄也のカットインが入るため)。ただし、接近してグレートブラスターを繰り出す思考パターンなので、他の武器を見る機会はない。
スーパーロボット大戦X
第28話「闇と光」で登場。ZEROによって因果の果てに追いやられた甲児と鉄也が、ゼウス神の導きにより可能性の光の彼方から呼び出した“最強のマジンガー”の象徴。そのため、詳しい出自は不明で、ロボット大図鑑で示唆される程度に留まっている。
『V』より参戦が早くなった代わりに全体的な攻撃力が若干低下し、大技の武器特殊効果が外されているが消費ENが大きく下がり、カスタムボーナスの変更もあって継戦能力が大きく上がった。また、カイザーとの合体攻撃「魔神双皇撃」と、終盤限定だが新最強武器である「オレオールブースターG」が追加されている。
全てが終わった後はカイザーと共に元の世界へ返還された。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2018年7月のイベント「光の先に」より実装。SR・SSRシューターで後者は大器型。本作では魔神パワーによって暴走したマジンガーZを止めるために、兜剣造によりグレートマジンガーをベースに開発された機体。
2019年4月のイベント「スターダスト・ネビュラ」の報酬ユニットとしてSSRアタッカーが登場。
2020年2月のイベント「受け継がれる牙」にてΩスキル搭載大器型SSRアタッカーが追加。XΩスキル対応(パートナーはマジンガーZERO[Ω])であり、XΩユニットも同時に実装されている。
スーパーロボット大戦DD
2章Part12より参戦。攻撃&防御タイプ。本作ではOVA版剣鉄也が搭乗する。
2022年8月のイベント「第1回共闘戦」では、報酬交換ユニットパーツとして「グレートスマッシャーパンチ」が配布された。
兜甲児の祖父、兜十蔵が開発したもう1体の魔神皇帝。光子力研究所近くの地下秘密格納庫の中に封印されており、甲児とマジンカイザーが絶体絶命の危機に陥った時、起動するようプログラムされていたと思われる[5]。そのため、お互いの距離が離れていた場合、間に合わない可能性もあった。
グレートマジンガーをベースにして設計されており、同機の延長線上にある強力な武器を装備している。カイザーと同じ動力ではあるが、モードはなく、暴走の危険性はない。
本体とパイルダーを別の場所で管理していたカイザーと異なり、両方を一緒に管理していたのは特定のパイロットを想定しておらず、すぐ使えるよう設定されていたため。そのことから十蔵は同機をマジンカイザーの僚機や守護者、もしくは甲児を乗せたままカイザーが暴走した際の抑止力[6]として建造したと推測される。
並の人間に扱うことは出来ず、結果的にグレートマジンガーを乗りこなしていた剣鉄也の搭乗機となる。
本来の名称は「マジンエンペラー」だが、鉄也が乗り換えた際にグレートの名を継ぐ存在として「G」を追加している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

エンペラーオレオール
背部のブースター、尾翼とウイングで構成された、スクランブルダッシュの強化型……と思いきや、『X』にてグレートブースターに相当する武器でもあったことが判明。
通常時のオレオールはマントのようにはためいているが、高速機動時は外側にスライドする形で変形、スクランブルダッシュ型の翼となる。また、サンダーボルトブレーカー使用時には帯電する。
ちなみに、『オレオール(Aureole)』とは英語で『光輪』を指す。
オレオールブースターG
「マジンエンペラーGの奥の手」にして「究極の一撃」。雷を受けてからオレオールを翼に変形させ、超高速で飛行、限界まで加速したところで切り離して敵機に突撃させる。戦闘台詞から加速中は鉄也に凄まじいGがかかっていることがわかる。
オレオール射出直後に一瞬だがスクランブルダッシュと同形状の翼を展開しているのが確認できることから、射出後の飛行能力を補う目的で通常のスクランブルダッシュも搭載している模様。
トドメ演出では爆発の背景にオレオールが離脱する様子が映っているため、オレオールはミサイルのように失う使い捨てではないことがわかる。
その爆発直後ではエンペラーの背部にオレオールがはためいているので、この間に再合体して元の形状に変形しているのだろう。
『X』で追加された新たな最強武装だが、追加されるのが第48話の闇の帝王戦の途中からと遅く、終盤の数話しか使えないのがネックか。グレートブースターと違い、元々装着しているものを繰り返し射出するためか弾数制限ではなくEN消費式の武装となっている。
ルストタイフーン
口から突風を起こす。グレートタイフーンと違い酸を含んでいるため、トドメ演出で敵が風化により崩壊する。
『DD』では特殊属性のR必殺技。メインアビリティは「全力攻撃I」、サブアビリティは「攻撃力アップI」。
グレートスマッシャーパンチ
ドリルプレッシャーパンチに相当するロケットパンチ系武装。腕部から刃「スマッシュカッター」を5つ出した上で高速回転させて放つ。
刃の形状はアイアンカッターに近い物が展開するが、刃1つ1つが同武器や従来武器よりも格段に巨大で鋭利な形状になっている。高速回転するため発射時はスクリュークラッシャーパンチに近い。
ちなみに、見る限り腕部よりも刃の方が明らかに長いため物理的に実現することは不可能だが、これはSD上の表現なのかリアル頭身でも同様で刃を変形させる技術等を用いているのか不明。
『X』では演出自体はそのままにアニメーションが変わっている。
『DD』では打撃属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「スマッシュカッター」で、攻撃力・防御力が増加する。サブアビリティは「HPアップI」。
エンペラーブレード
マジンガーブレードに相当する二振りの両刃の剣。使用時に「ダブルエンペラーブレード」と発する時もある。
グレート同様に大腿部から射出。格納時は刀身部が蛇腹状に収納されており、取り出した後で展開する。二刀の柄頭を接続することでツインブレードとして扱うことも可能で、回転させながら敵を切り刻む。
鉄也のカットインは回想でエネルガーZに搭乗するシーンが元ネタ。
『X-Ω』では通常攻撃に使用。
『DD』では斬撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「底力II」、サブアビリティは「攻撃力・防御力アップII」。
グレートブラスター
ブレストバーンに相当する溶解熱線。胸の放熱板は二重構造になっており、まず前部放熱板が下がった後、後部放熱板が肩まで伸びる。
グレートマジンカイザーにも同名の武装が存在する。
『DD』では特殊属性のSSR必殺技。メインアビリティは「マジンパワー(エンペラーG)」で、攻撃力・防御力が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・グレートブラスターの必殺技威力が増加する。グレートブラスター命中時、自分に「熱血」「根性」を発動する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
サンダーボルトブレーカー
サンダーブレークに相当する電撃光線。単純に発射するのみならず、電撃で相手を拘束し、トドメに拳を握る動作に合わせて遠隔爆破する。さらに、電撃そのものも鞭の要領である程度制御することが可能。
『V』では消費ENが70でサンダーブレークと同値だったが、『X』ではサイズ差補正無視が外された代わりに45と低くなっている。
『X-Ω』では必殺スキルに使用。
『DD』では特殊属性のSSR必殺技。過去作と異なり電撃の色は青白いまま。メインアビリティは「サンダーコンバージェンサー」で、移動力・攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・サンダーボルトブレーカーの必殺技威力が増加する。サンダーボルトブレーカー命中時、自分に「覚醒」を発動する。気力130以上のとき、一定の確率で新たに受けるアビリティによる弱体効果を無力化する。サブアビリティは「防御力アップIII」。
エンペラーソード
マジンエンペラーG最強の必殺大剣。柄の部分はマジンエンペラーGの頭部がモチーフになっている。
マジンエンペラーGが胸の前で拳を重ね合わせて電撃を発すると頭上から飛んできて地面に突き刺さるが、本体に内蔵されているのかどこからか召喚しているのかは不明。恐らく別空間から呼び出していると思われる。
手に持った直後、エンペラーオレオールを翼に変え、真ゲッター1の如き変則機動で相手に肉薄
直後圧倒的質量による連続斬撃を繰り出し切り刻んだ後、空中に切り上げ敵を追い越す速度で上昇、マジンエンペラーGのスピードを活かし相手を空中で四方八方に切り刻む。
『V』、『X』では台詞で「魔刃一閃」と言ってる割には乱舞技じゃないか、というツッコミは野暮だ。
相手に接近してから、スローモーションになって最初の一太刀で敵断面からエンペラーのアップが覗くカットはOVA版ファイナルカイザーブレードの演出が元。
また空中で切り刻んだ後の大爆発は、演出と効果音から同アニメの最終話で地獄城が爆発したシーンが元になっていると思われる。
『V』では消費ENが90と高かったが、『X』ではサイズ差補正無視、バリア貫通が外された代わりに60に下げられているため使いやすくなった。
『X-Ω』では「エンペラーソード(乱舞)」名義で、アタッカー版の必殺スキルに採用。攻撃回数がとにかく多いため攻撃命中時に固定追加ダメージが発生する状態異常「スパーク」と組み合わせると防御無視の大ダメージを与える事も出来た。
『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。メインアビリティは「光子力エネルギー(マジンエンペラーG)」で、攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・エンペラーソードの必殺技威力が増加する。気力120以上のとき、戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力・防御力を減少させる。戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を減少させる。気力120以上のとき、自分のアクション開始時にHPを回復する。演出も最初の一撃が振り下ろしになり、最後の一撃が上記の横一文字斬りに変更されている。また「魔刃一閃」もこの横一文字斬り時の台詞になっている。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

魔神双皇撃
『X』実装。マジンカイザーとの合体攻撃。光子力ビームとサンダーボルトブレーカーの同時攻撃。命名はダイナミック企画[1]
演出は漫画真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』の最終決戦でZEROに向けて無数の光子力から生み出されたスーパーロボット達と共にマジンガーZとグレートが放った光子力ビームとサンダーブレークの同時攻撃の再現と思われる。通常は終盤での追加だが、シークレットシナリオを通過した場合、早期に追加される。
ダブルバーニングファイヤー
『DD』で特殊属性のSSR必殺技として登場。マジンカイザーとの合体攻撃。ファイヤーブラスターとグレートブラスターの同時攻撃。
メインアビリティは「魔神皇帝」で攻撃力・防御力・照準値・移動力が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・ダブルバーニングファイヤーの必殺技威力が増加する。気力130以上のとき、一定確率で新たに受けるアビリティによる弱体効果を無力化する。ステージ中、必殺技スロット1に装備している必殺技の必要アクション数が1減少する。出撃後最初の1度だけ、ダブルバーニングファイヤーの必要アクション数が1になる。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
ダイナミック・フォトン・フォーメーション
『DD』で特殊属性のSSR必殺技として登場。マジンカイザーとアフロダイAとの合体攻撃。光子力ミサイル→ダブルバーニングファイヤー→ダブルマジンガーブレードの連続攻撃を繰り出し、アフロダイAの乗るグレートブースターでトドメ。『Z』と『W』のダブルバーニングファイヤーの演出が盛り込まれている[7]。元々はフォトン・フォース・フォーメーションという名前だったが、ダイナミック企画から「ダイナミック」の使用許可が下りたため現在の名前になった[8]
メインアビリティは「勇者の印」で、移動力・攻撃力・防御力・照準値が増加する。ステージ中、必殺技スロット1に装備している必殺技の必要アクション数が1減少する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加し、ダイナミック・フォトン・フォーメーションの必殺技威力が増加する。気力120以上の時、戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力・防御力を減少させる。いずれかのユニットのアクション終了時に自分がHP50%以下になった場合、割り込んで自分のアクションを開始し、「熱血」を発動する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
ダイナミックコンビネーション
『X-Ω』で実装。マジンガーZEROとのXΩスキル。
光子力ビームとサンダーボルトブレーカーの同時攻撃から始まり、ルストハリケーンとエンペラーブレードで切り込み、トドメにブレストファイヤーとグレートブラスターを放つ。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

EN回復(小)
V』で採用。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

装甲値+300、最大EN+50。
V』で採用。長所を順当に伸ばす優秀なボーナス。
装甲値+200、EN回復(小)がEN回復(中)になる。
X』で採用。装甲強化が若干弱体化し、継戦力を伸ばす方向へシフト。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「守護神-the guardian」
真マジンガー 衝撃! Z編』後期OP曲。『V』で採用。『V』第二弾PVではマジンガーZEROの戦闘アニメではイントロから流していたのに対し、マジンエンペラーGの戦闘アニメではサビから流していたのが印象的。
「マジンカイザー」
マジンカイザー(オリジナル版)のイメージソング。『X』で採用。

関連機体[編集 | ソースを編集]

グレートマジンガー
元になった機体。
マジンカイザーマジンカイザーSKLグレートマジンカイザー
別世界の『魔神皇帝』たち。特にゲッター線を用いた新たなマジンガーという意味では、真の意味でマジンカイザーの兄弟機にして後継機と言える。
マジンガーZERO
この機体へのカウンターとして開発された。
真ドラゴン
『V』でのエンペラー覚醒に貢献。

余談 [編集 | ソースを編集]

  • 頭部のコクピットはブレーンコンドルの発展型のようなデザインになっており、スーパーロボット超合金では分離ギミックも有しているが詳細は不明。
    • 名称については当初は不明だったが、『DD』にて「エンペラーコンドル」という名称であることが判明した。スーパーロボット超合金では「頭部ユニット」と記述している。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 エンターブレイン『スーパーロボット大戦V パーフェクトバイブル』478頁。
  2. スタッフ、【公式】アニメ『ゲッターロボ アーク』、2021年10月2日閲覧。
  3. 『スーパーロボット大戦V』マジンエンペラーG電撃発表! 寺田貴信氏を始め、関係者に詳細を訊く!! 2020年8月9日閲覧。
  4. グレートマジンカイザーではない理由は、ZEROの持つ因果律兵器対策のため。『V』のZEROはスパロボ登場キャラの基本である「IFの存在」ではなく原作に出てきたZERO本人であるため、ZEROにとって既知の存在であるグレートカイザーは、因果律兵器の性質上全く歯が立たないことになる。
  5. カイザー側のモニターに「C-LEVEL MAX ME START-UP」と表示された。
  6. 『DD』では2章Part12の時点で暴走していない。
  7. 2023年12月31日の投稿 2023年12月31日閲覧。
  8. 2023年12月31日の投稿 2023年12月31日閲覧。