司馬宙

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2024年9月29日 (日) 00:55時点におけるザビタン (トーク | 投稿記録)による版 (→‎TV版: 話数が書いてなかったので追記しておきました。 直前の「正義のためなら死をも恐れず」も合わせて名台詞だと思っているので追記しました)
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司馬宙
読み しば ひろし
登場作品
声優 古谷徹(鋼鉄)
諏訪部順一(鋼鉄神)
デザイン 中村一夫(鋼鉄)
菊池晃(鋼鉄神)
初登場SRW
鋼鉄ジーグ
第2次スーパーロボット大戦α
鋼鉄神ジーグ
スーパーロボット大戦K
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
異名 不死身の宙
種族 地球人(日本人・サイボーグ
性別
年齢 18歳(『鋼鉄神ジーグ』においては計算上68歳)
職業 レーサー
所属 ビルドベース
司馬モータース
役職
司馬モータース
社長
変身形態 サイボーグ宙
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司馬宙は『鋼鉄ジーグ』の主人公

概要

鋼鉄ジーグ

本作の主人公にして鋼鉄ジーグ本人。戦闘の際はサイボーグ宙に変身する。

本業はモーターカーレースのレーサーであるが、本人も気付かぬうちにサイボーグ化されていた為、大クラッシュでマシーンを大破させてもほぼ無傷でレースに復帰出来る[1]事から「不死身の宙」としての二つ名が通っていた。しかしそれはレーサーとしての腕を保証していないようにも取れ、あまり良い意味合いには見えない。

ぶっきらぼうで熱くなり易い性格だが、根は人一倍家族想いの好青年であり、父・司馬遷次郎亡き後の大黒柱として司馬家を守ろうとする強固な意志を秘めている。

レーサーの傍ら、整備工場である司馬モータースの社長業務も兼任しており、普段は自宅と棟続きの作業場でメカニックとしての腕を揮う。カーレースとは別に、愛用のオートバイを所持していたが、作中で全損し新型に乗り換えている[2]

鋼鉄神ジーグ

同作にも出演するが、同作は安田達矢氏による漫画版の続編という名目[3]なので、TV版と設定は繋がっていない。また、声優も初代TV版とは異なっている。容姿も両頬にヒビ割れのような痕が奔っている点が異なる。

『鋼鉄神』では50年前の戦いで行方不明となっており、争奪戦の果て邪魔大王国に拉致されてしまう。銅鐸を求めた妃魅禍に拷問されてしまい、後半救助された時には珠城つばきを利用した妃魅禍により既に銅鐸が抜き取られた後だった。しかし50年の時を超えて、過去の仲間たちと再会、新たな戦友と合流した。

銅鐸争奪戦という前半のストーリーの都合もあって、救助されるまでの出番はかなり少ないが、最終決戦にて銅鐸を取り戻した際はその力を存分に振るった。変身前の状態でハニワ幻神を素手で倒す、宇宙空間に生身で飛び出し平然と変身する等、超人的な能力が際立って描かれた。

戦いの経験や、『鋼鉄神』の主役である草薙剣児との対比もあってか、落ち着き払った歴戦の勇士としての風格が出ている。

登場作品と役柄

パイロットとしては、『L』の例外を除きほぼ「鋼鉄ジーグ」名義なため、宙自身はインターミッション等の会話シーンがメインとなる。

『鋼鉄ジーグ』設定

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。ダイナミック繋がりの剣鉄也や、同じサイボーグ獅子王凱との絡みが多い。また声優がアムロ・レイの古谷徹なので、ガンダムタイプの敵やシャア・アズナブルと戦うと特殊戦闘台詞が出てくる。CGデモではサイボーグ宙やジーグヘッドへの変身、鋼鉄ジーグへのビルドアップも再現されている。強運を持つため資金稼ぎに活用したいが、本作のジーグの性能はイマイチなのが辛い所。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
凱がエヴォリュダーになった事に対し、複雑な感情を抱きながらも祝福していた。また、サイボーグである為、パレッス粒子の効果を受けない数少ないパイロットである(厳密に言えばアンドロイドではなくサイボーグである宙の脳は人間のままのはずなので神経系をリラックスさせる粒子の影響が全く出ないというのはおかしいのだが)。エンディングでは経営者としての側面が垣間見れる場面も。能力的には火力の向上との追加で強運を生かしやすくなった。小隊長能力により、序盤からサイズ差のある相手に対しても全力を発揮できるが、逆にサイズ差補正無視を習得する事は出来ない。一見、何の問題もなさそうに思えるが、小隊員になった時の火力低下が著しいものになってしまう。

単独作品

スーパーロボット大戦DD
序章ワールド1より参戦。自身がサイボーグだと知る前の、司馬モータースで働く彼の姿が序章で描かれており、同じくまだ戦いとは遠い時代のショウ・ザマらバイク繋がりの常連客との絡みが存在する。
3章Part2では、「異次元の鍵」という設定のもと銅鐸そのものが埋め込まれていたという『鋼鉄神』に近い設定になっていたが、それ故に同パートにてヒミカに銅鐸を抉り取られ重傷を負ってしまう。

『鋼鉄神ジーグ』設定

鋼鉄神ジーグ』設定では戦闘前会話で主人公格扱いではない事が多く、OVA版鉄也に比べるとやや不遇な印象がある。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
『鋼鉄神』設定で初登場。草薙剣児が乗る鋼鉄ジーグとの区別の為、宙がビルドアップする方は「磁偉倶ジーグ)」という表記になった。戦闘台詞は旧作や本編以上に猛々しくなっており、OVA版竜馬のような戦闘台詞まである。能力値は微妙に剣児より高い。
スーパーロボット大戦L
前作で再現を端折られてしまった美和との再会や、原作の再起イベントが概ね再現されているなど、ルート別だが前作よりもイベントが充実している。反面、それゆえか参戦時期も原作通り、『鋼鉄神』の最終決戦内であるため、今一つ目立たないのは不遇。1ステージだけ本名名義でビッグシューターに乗る。
なお、『K』でのOVA版竜馬のような台詞は色々と問題だったのか、流石に別の台詞に差し替えられている(後述)。

単独作品

スーパーロボット大戦DD
2章Part2で『鋼鉄ジーグ』版の宙の平行世界の同一人物として存在が語られる。

パイロットステータス

基本的には「鋼鉄ジーグ(磁偉倶)」名義。『L』でのみ「司馬宙」名義でパイロット扱いとなるステージがある。

能力値

防御格闘命中に優れる。諸々の事情で小隊長の時にフルスペックが発揮できる。携帯機では剣児の合体攻撃要員になっていることが多いが、単体火力なら上。

精神コマンド

第2次α
集中必中加速熱血不屈直撃
第3次α
集中必中加速熱血不屈
K
集中必中不屈熱血気合
L
集中必中不屈気迫
DD
不屈直撃必中熱血集中

特殊技能(特殊スキル)

αシリーズ
底力L9、カウンターL6、強運
K
カウンターL1、援護攻撃L1、援護防御L1、底力L8、アタックコンボL1
L
見切り底力L5、コンボL2
DD
サイボーグ(宙)
攻撃力・照準値が増加する。
反骨心(宙)
与ダメージが増加する。HP30%以下の時ステージ中一度だけ「不屈」(レベルが上がると「直撃」も追加される)がかかる。
闘争心(宙)
攻撃力・攻撃を命中させたときの気力上昇量が増加する。
アタッカー(宙)
攻撃力・照準値が増加する。気力が130、150以上のとき、ステージ中一度「熱血」(レベルが上がると「直感」が追加される)がかかる。
[+]気力限界突破(宙)
攻撃力・防御力・気力上限が増加する。

小隊長能力

邪魔大王国への攻撃力+20%
第2次α』で採用。ハニワ幻人には有効だが、スーパー系雑魚の中でも脆い部類に入るハニワ幻人は他ユニットでも倒し易く、ボスの幻魔要塞ヤマタノオロチにはサイズ差でダメージが軽減されてしまう…と使いにくい能力になっていた。
小隊全員にサイズ差補正無視の効果
第3次α』で採用。サイズ差に苦しめられた前作から一転、どんな巨大な相手とも十二分に戦える能力となった。

パイロットBGM

鋼鉄ジーグ

「鋼鉄ジーグのうた」
OPテーマ。「ダンダン」「バンバン」などの擬音が多用されているのが特徴。「ハニワ幻人、全滅だ!」など、一部ヒーローアニメとしては過激な歌詞が見られる。

鋼鉄神ジーグ

「STORMBRINGER」
オープニングテーマ。どことなく和風で、かつ力強い。JAMの曲である。
「Dead or Alive」
挿入歌。『L』では美和ともども専用曲に。

人間関係

共通

司馬遷次郎
父。アニメ版では、宙は彼に勝手にサイボーグに改造され、6年間もの間、気付きもしなかった。宙に理不尽な説教をしたり、意味不明な特訓を課したりすることがしばしばあり、衝突することも多い。
漫画版では邪魔大王国の攻撃から遷次郎を庇って致命傷を負った宙を救うための処置だったため、むしろ感謝している側面が強い。『鋼鉄神』ではその設定を踏襲しながらも彼が100歳を超えてなお生きているため、50年もの時を経て再会を果たした。
司馬菊江
母。包容力と芯の強さを併せ持ち、美和からも慕われている。
司馬まゆみ
妹。明るく活発な幼稚園児。鋼鉄ジーグのファンを自認するが、アニメ版では兄・宙がジーグと同一人物である事には気付いていない。
大利所長
ビルドベース責任者。劇中、宙が敬語で接する数少ない相手。
卯月美和 / 珠城美和
パートナー。宙は「ミッチー」と呼んでいる。
鋼鉄神ジーグ』では、かつての邪魔大王国との決戦から約50年の歳月を経て美和は普通に歳を取ってしまったが、宙はその間、極めて時間進行が遅いゾーンの中にいた為、若い姿のままで再会する事となった(そもそもサイボーグの彼がこれ以上歳を取るかどうかも怪しいが…)。
勘違いされがちだが、そもそも二人の間にあるのは家族愛であるため、半世紀経とうが年の差がもの凄いことになろうが、片方が行方不明の間もう片方は別の相手と結婚して子供を作っていようが、二人の絆は揺るぐことはない。
ヒミカ / 妃魅禍
宿敵・邪魔大王国の女王。宙の体内に存在する銅鐸を求め、激しく対立する。…が、当のヒミカは彼女が復活させた新たなる敵に抹殺されてしまうものの、意外な形で再び相まみえる。
『鋼鉄神』では珠城つばきを操ることで宙から銅鐸を抜き取ることに成功し、最後まで敵対する。
イキマ / 壱鬼馬
邪魔大王国の三大幹部。アニメ第1話にて父を拷問し、結果的に死に至らしめた仇敵の一人。
一方、漫画版では逆に彼が宙を襲って瀕死の重傷を負わせ、サイボーグ宙誕生の原因となる。『鋼鉄神』でもその設定がベースであり、50年前からの宿敵である宙と再び相対した時は笑みすら浮かべていた。

鋼鉄ジーグ

チビ
SRW未登場。司馬モータース唯一の社員。宙を若大将と呼んで慕う。
黒鷲のドン、パンチョ
SRW未登場。自称宙のライバルとその舎弟。後にメカドンなるメカに乗り、共闘する仲間に。

鋼鉄神ジーグ

草薙剣児
鋼鉄ジーグとしての後輩であり、彼の兄貴分となる。最終決戦では彼と共闘し、ダブルジーグの強さを存分に見せつけた。最後は彼をアシストし、その勝利に大きく貢献した。『L』では彼の戦闘前会話に割り込んで助言していることが多い。
『DD』ではTV版設定の宙と、並行世界の人物として対面を果たしており、戦闘経験のない彼に特訓をつけている。
珠城つばき
銅鐸の巫女であることから、妃魅禍に操られ宙の銅鐸を抜き取ってしまう。
最終決戦ではビッグシューターに同乗していたが、宙が普段着でビッグシューターから月面に飛び降りた際は剣児共々驚愕していた。

他作品との人間関係

ダイナミック系

剣鉄也
αシリーズでは戦闘マシンとしての自らに苦悩する宙に、自らの経験を基にアドバイスした戦友。『第2次α』VN作戦ルート第30話では、共にコロスが発生させた異空間に引きずり込まれ窮地に陥るが、直前まで彼と行っていた特訓が功を奏し、パーンサロイドとの初合体に成功している。
兜甲児 (OVA)
DD』での司馬モータースの客の一人であり、そのためバイクという共通の趣味・話題を持つ。

スーパー系

獅子王凱
サイボーグ仲間。αシリーズにおいては相棒関係であり、篤い信頼で結ばれる。
ルネ・カーディフ・獅子王
サイボーグ仲間。『第3次α』では単独行動を取りがちな彼女を気に掛ける事もしばしば。
ソルダートJ
αシリーズに於いては『第2次α』での「イゾルデの門」以来、彼とは浅からぬ因縁が有り、後の『第3次α』で初登場した際には、キングジェイダーが発するその声に聞き覚えがあった。序盤から会話も多いが、インターミッションではなく戦闘時での掛け合い(つまり、鋼鉄ジーグの姿でいる時)が目立つのが特徴。
パピヨン・ノワールレプリジン
『第3次α』で彼女から、αナンバーズの面々が戦意を喪失した経緯について詳細を聞かされ、パピヨンがパレッス粒子の分解作業を行う間、GGG宇宙センター(複製)の防衛任務を引き受ける。作中、宙が「パピヨンさん」と敬称付けで接する数少ない人物でもある。因みに、オリジナルのパピヨンとは面識が無い。
光竜闇竜天竜神
『第3次α』で序盤にルネと共に共闘し、それが縁で親しくなる。
破嵐万丈
『第2次α』VN作戦ルートで共にコロスの罠に嵌るが、そこで彼のメガノイドに対する鬼気迫る憎悪と、レイカ達への想いを知り、助力する。万丈自身は当初、自らが憎むメガノイド同様に改造された人間である宙に複雑な思いを抱えていたようだが、彼の決意を聞いて信頼する。
三輪防人
『第2次α』にて、フィフス・ルナの落下と科学要塞研究所の陥落の事でαナンバーズを攻め、役立たず呼ばわりした彼に対して、面と向かって「能無し」呼ばわりし罵倒した。
ミハエル・ギャレット
K』ではウェンディを悲しませる彼に、シンと共に同じ「兄」としての怒りをぶつける。
アトロス
L』では自分とイクサー3が戦ったせいでがさらわれてしまったことに責任を感じていた彼女を剣児やちずると共に励ましている。
葵豹馬
DD』での司馬モータースの客の一人。
ハーマン
『DD』では『鋼鉄神』版の宙を50年前の新兵時代に目撃しており、尊敬の念を抱いていた。本編では『鋼鉄ジーグ』版の宙と出会っており、既視感を抱かれている。

ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
TV版の宙と声優が同じであり、αシリーズでは声優ネタで専用の援護台詞がある。作中では美和が宙とアムロの声が似ているとの印象を抱く場面はあるが、宙とアムロ自身の絡みは初対面時以外あまり無い。
シャア・アズナブル
第2次α』では声優ネタで専用の戦闘台詞がある。宙に妹がいることを知って、セイラのことを思い出している場面もあった。
ヒイロ・ユイ
『第2次α』にて生身でミマシと対決し、リリーナを救出した彼の命懸けの行為を見て、自暴自棄状態だった宙は感銘を受け、サイボーグの宿命と向き合う決意をする。
シン・アスカ
K』では同じ「兄」として意気投合する場面も。

リアル系

ショウ・ザマ
DD』での司馬モータースの客の一人。そのため、彼の連絡先を知っていた。
しかし、彼のためにモトクロスバイクの調整を仕上げてから数日後、突然彼が音信不通になる。次に彼と再会したのは戦場の中、互いに変わり果てた姿となってだった。

バンプレストオリジナル

トウマ・カノウ
鉄也や凱と共に彼を鍛え上げる。
セレーナ・レシタール
パレッス粒子の影響でダウンした仲間達を助けるために協力するが、例の裏切り行為の件もありセレーナを信用しなかった。しかし、直後に憔悴しながらも必死に仲間を助けようとする彼女の本心を知る事となる。ちなみに、ルートによってはパレッス粒子イベントが起こる以前のシナリオで、毛嫌いしている筈の彼女も含めたメンツと買い物に出かける様子が和気藹々と描かれる。構成上のミスか?

名台詞

TV版

「鋼鉄ジーグ!」
「チェンジ・サイボーグ!」
上記どちらかの掛け声と共に、手袋をはめた拳を打ちつける事によってサイボーグ宙へと変身する。
「ビルド・アーップ!」
更にこの掛け声で、サイボーグ宙から鋼鉄ジーグへビルドアップ(合体)する。
「チャンネル・セェット!」
次回予告のナレーションでの〆の台詞。スパロボにおいても中断メッセージとして採用された。
「…俺は生きている!? どうなってんだこれは…おっ、いけね!」
第1話より。カーレース中、妨害工作(タイヤの通り道にバナナの皮を撃ち出す)により滑ってクラッシュし、マシンから投げ出された上に後続に撥ねられ、更に生身で轢かれた直後の台詞。人間なら間違いなく死んでいる大事故にも関わらず、この台詞を吐けるくらいにはピンピンしており、身内も観客も、自分自身ですらも驚愕していた。が、レース中であると思い出し即座に乗り直しレースに復帰、見事1位を獲得する。
この時点で既にサイボーグの身体に改造されていたという伏線となる展開だが、いくら身体は無事とはいえ即座にレースに復帰できるあたり、生来の彼の精神も相当タフである。
(父さん! 父さんにそんな事情があるとは知らずに、逆らったりして悪かったよ。俺はやる。やるぜ! 父さんの代わりにヒミカをやっつけてみせる!! ヒミカ…貴様の思い通りにはさせないぞ!!)
同話。喪ったはずの父がマシーン・ファーザーとなって姿を現し、父が古代からの敵に備えていたこと、そして宙自身がその敵に対抗する切り札・鋼鉄ジーグであることを教えられ、ビルドベースから飛び出してのモノローグ。
何よりも、到底人間とは思えない自身こそが、マシーン・ファーザーの言葉が事実である証明となってしまっていたため、このモノローグの時点で既に戦いへの覚悟は決まっていた。
「ドンガラドンガラまったくうるせぇやつらだぜ」
第17話より。ドンのメカドン2号の建造の騒音に憤っての一言。昼夜問わずに行われ、夜も寝付けなかった。
「この野郎っ! ジーグブリーカー!! くぅぅっ……死ねぇっ!!」(原作) /「この野郎っ! ジーグブリーカー!! 死ねぇっ!!」(ゲーム)
第18話より。ゲーム本編でもジーグブリーカー使用時に喋ることがある。スパロボでは『第2次α』のPVに採用され、本作で初めて鋼鉄ジーグを知る事になったユーザーへ強烈なインパクトを与えた。特に「古谷徹氏=アムロ・レイ」等、繊細なキャラのイメージを持っていると、余計にこの「死ねぇっ!!」というセリフの過激さが際立つ。
ネタにされやすい台詞となっているが、同話に於ける対戦相手・ハニワ幻人ヌメメ(SRW未登場)はビルドベース直前まで迫っており、宙としても一刻も早く相手を倒さねばならない状況だったことを忘れてはならない。ちなみにジーグブリーカー自体は相手が体内から発火したため技を途中で破られ、死ななかった
「正義のためなら死をも恐れず。鋼鉄ジーグが死んでも第二第三の鋼鉄ジーグと続き、最後の勝利を得るまで戦うだろう!」
第22話「逆転!!トリプルファイト!!」より。30年後、まさかこの言葉が本当になろうとは……。


「親父のバカヤローー!!」
第27話より。遷次郎に理不尽な説教を喰らった挙句、更に理不尽な特訓を課せられ、ついに父への怒りが爆発した時に発した叫び。ちなみに同話では叫ぶ前にも何度も同じ台詞をボヤいている。この叫びの後、救急車のサイレンの音が鳴り響く…。そして、担ぎ込まれた病院でハニワ幻人達の襲撃を受けるハメになる(というかその病院自体が、宙の身体の秘密と銅鐸を探るべく邪魔大王国が仕掛けた罠である)。
「鋼鉄ジーグは無敵なんだ!!」
「嫌なら、ここから飛び降りてもらおうか?」
増長した時に自身を諌める遷次郎やミッチーに対して言い放った暴言。いつもの宙らしかぬ増長っぷりであり、古谷氏の好演が実に増長しきった宙の心情を上手く表している。この後、九州でヒミカを相手に大変な苦戦を強いられることに。

漫画版

「ヒミカの子という理由だけでじゅうぶんだ!」
松本めぐむによる冒険王の漫画版における台詞。
ヒミカの子供を発見し、子供の助命を嘆願する乳母の言葉を聞き入れる事なく、子供を殺そうとする有名なシーン。これを聞いた乳母は悲しみと怒りのままにハニワ幻人2体をけしかけるが、ジーグの敵ではなく、乳母もジーグの手によって殺害された。しかし…
「お、おれのすることが、正しいか正しくないか……」
「ゆるされるか……ゆるされないかは…」
「未来が決定する!!」
邪魔はなくなったものの、すやすやと眠る無垢な表情の赤ん坊たちの顔を見てしまったジーグは動揺する。しかしそれでも「弱気になる事は許されない」と自分を奮い立たせ、双子の赤ん坊を乳母の亡骸ごとスピンストームで吹き飛ばした。ただ非情なだけとも受け取れるが、実際は宙も苦悩した上での決断であり、かなり悲惨な場面である。
実際、宙はこの次の話の冒頭にて自責の念からか、殺した赤ん坊の悪夢に苦しめられる事になった。

鋼鉄神ジーグ

「ああ…大丈夫だ、まゆみ。前にもこんな風に、オヤジに命を助けてもらったな」
「あの時、一度死んだものだと思っていたが、まさかまた命を救われるとはな…」
第11話より。遷次郎の治療により宙は一命を取り留める。兄を心配するまゆみに「お兄ちゃんは大丈夫なんだよね?不死身なんだよね?」と問われた後、彼女の頭をなでながら。
「元気そうだな…」
「……戻ってきたよ。ミッチー
第11話にて、年老いたミッチーと再会して。一度は手を重ねたものの、ゾーンが作ってしまった50年もの時間の隔たりを感じ、引っ込めてしまいそうになった[4]ミッチーの手を宙の方から取り握って。
台詞こそ少ないものの、演出も相まって感動のシーン。
「こいつを壊されるとまずいんでな」
「ジーグにはなれないが、お前達には俺の拳で充分だ! 来い、ハニワ幻神!!」
第12話より。銅鐸を抜き取られたままで、ビルドアップどころかサイボーグチェンジすらできない状態だったのだが、ビッグシューター (新)を守るべく追手のハニワ幻神に拳ひとつで立ちはだかって。実際この台詞通り、銅鐸が戻る前に本当に画面外で本当に倒してしまった。
「必要無い」
同話より、普段着のままビッグシューター (新)から宇宙空間に出て。この瞬間まで剣児とつばきは宙がサイボーグである事に気付いていなかった。この台詞と共に流れ出す挿入歌『Dead or Alive』をバックにサイボーグに変身するシーンは旧作ファンならずとも必見。
「それはこっちの台詞だ! 邪魔大王国…貴様達こそ、全滅だッ!!
第12話にて、サイボーグにチェンジした後、かつての強敵の復活に喜ぶかのように「跡形もなく全滅にしてくれるわ!」と言う壱鬼馬を目の前に言い放った台詞。この直後に、彼が「死ねぇっ!!」と振り下ろした剣を避けて跳び蹴りで吹き飛ばす。諏訪部氏の熱演と挿入歌が相まって、非常に燃えるシーンである。歌詞のインパクトが強い旧作の主題歌に対するオマージュだろう。
「頼んだぜ、ミッチー!」
その後、ビッグシューターを駆り現れたミッチーに対して。50年の歳月を感じさせないほど強い絆が感じられる。
「鋼鉄ジーグ!」
「ビルドアップ!!」
ミッチーの放ったジーグパーツを迎え、鋼鉄ジーグに合体する際の掛け声。続いて剣児もビルドアップするのだが、剣児達のそれよりビルドアップが速いあたり、初代の意地を見せている。
ちなみに、剣児とはビルドアップ時の掛け声が逆で、ジーグヘッドへの変形の際に「鋼鉄ジーグ!」、合体完了後に「ビルドアップ!!」と言っている。
剣児「次は!!」
磁偉具「どいつだッ!!」
第12話ラスト、阿磨疎をダブルスピンストームで葬り去った後、地球を背にして。
『K』ではダブルスピンストームのトドメ演出で発言、ジーグブリーカーのトドメ演出では一人で全て発言する。…のだが、何故か背景の書き文字まで含めて「次の相手はどいつだ!!」[5]と改変されてしまっている。『L』でも同様。
「剣児! 俺の銅鐸を受け取れ!」
最終話。珠城つばきが死んだと誤認し、荒之皇に取り込まれてしまった剣児を救うため、自らの銅鐸を取り出し剣児に託す。剣児はその銅鐸を通してつばきの声を聴き、その想いに応えるかのように現れる鋼の神、鋼鉄神ジーグ…!

スパロボシリーズの名台詞

TV版

特殊戦闘台詞

「ハニワ幻人め! 死ねぇっ!!」
ハニワ幻人との特殊戦闘台詞。テレビ版第18話の台詞が由来と思われる。戦闘シーンをOFFにしない限り、初登場マップから聞くことになるので、プレイヤーの印象に残る。
「行くぞ、ガンダム! 鋼鉄ジーグが相手だ!」
ガンダムタイプの敵機相手に発生する初代TV版の声優ネタその1。
「シャア・アズナブル! 鋼鉄ジーグが相手だ!」
シャア相手に発生する初代TV版の声優ネタその2。
この他、寺田貴信P曰く「ジオン公国の野望は鋼鉄ジーグが打ち砕く!」という台詞も考えていたらしいが、流石に自粛したとのこと[6]
「これじゃあ手も足も出せないぜ…」
ジーグヘッド形態での反撃不能台詞。出せないというか手も足も(ついでに胴体も)無い

αシリーズ

第2次α
「邪魔大王国ヒミカの復活に始まり、父さんの突然の死!手袋による鋼鉄ジーグへの変身!」
「銅鐸に隠された神秘な謎! そして、ハニワ幻人との壮烈な戦い! 次回、『第2次スーパーロボット大戦α』に…」
「チャンネルセット!!」
中断メッセージより。スーパー系にはお馴染みの次回予告ネタである。
「俺は人間である事を自ら否定するところだった…」
「だから、俺は与えられたこの力を…人間・司馬宙として使う!」
「俺は人間の心を捨てずに戦う!!」
第24話「目覚めろジーグ!怒りの反撃!!」or「戦うだけのマシン」より。ヒイロの命懸けの行為に感銘を受け、己のアイデンティティを取り戻した際の決意表明。サイボーグキャラに必ず立ち塞がる壁を乗り越えた瞬間でもある。
「う、うるせえ…!確かに俺の身体は作り物だが…心までそうなった覚えはねえ!!」
「よく聞け、ヒミカ…!俺は鋼鉄ジーグである以前に…」
「心を持ったサイボーグ…!司馬宙なんだっ!!」
第25話「開かれた地獄の扉」より。ヒミカに「人形」と罵倒された際の魂の叫び。鋼鉄の身体に宿りし人間の心が、ヒミカの邪悪な妖術を打ち破る。
「ヘ…俺達が役立たずなら、あんたは能無しだぜ…!」
第42話「恐怖!日本制圧作戦!!-後編-」より。αナンバーズの敗戦に激怒して役立たず呼ばわりしてきた三輪長官への罵声。
「馬鹿野郎、凱!何が人類最強のサイボーグだ!」
「最強を名乗りたければ、そんな…簡単に死ぬなよ…!」
パスダーとの最終決戦を終えた直後、全エネルギーを使い果たしたの死に思わず絶叫する。
「あんたのやり方を理屈で否定する事は、俺には出来そうも無い…」
「だが、懸命に生きている母さん達の幸せを踏み躙る様な真似は絶対に許さないぜ!」
終盤でのシャアとの最終決戦に於ける戦闘前会話。家族の犠牲の上に成り立つ「人の革新」を、宙が許せる筈も無かった。
「イルイ!俺達の力は全ての人の自由と平和のために使われるものなんだ!」
「俺達と共にいたイルイなら、その想いは分かるはずだ!」
最終話でのイルイへの説得。あくまでαナンバーズの力をガンエデンの剣として使うと言い切る彼女へ、諦観する事無く上述の台詞をぶつける。
第3次α
「邪魔大王国のヒミカは倒れた! しかし、戦いはまだ終わってはいなかった!」
「ついに姿を現す真の地獄の帝王! そして、俺の前に現れた新たな敵フローラ将軍!」
「次回、『第3次スーパーロボット大戦α』に…」
「チャンネルセット!」
「…このネタ、前にもやったかな……」
中断メッセージより。上述のとおり第2次αの際にも全く同じネタをやったことに触れているのが何だかシュールである。
「凱……おめでとうと言わせてもらうぜ」
「お前が生身の体になった以上、地上最強のサイボーグの称号は俺のもんだな」
「つまらねえことを考えるなよ。確かに俺とお前は似たような境遇で機械の体になっちまったが……」
「今じゃ、この体に誇りを持ってる」
「お前はサイボーグじゃなくなったが、俺とお前の心の底にあるものは同じだろ?」
「だったら、何も変わりは無いさ。これからもよろしく頼むぜ、勇者」
第29話「押された烙印」より。エヴォリュダーに進化した事で生身の肉体に戻ったを祝福した際、申し訳なさそうな表情を浮かべる彼へ、逆に励ましの言葉を贈る。
実はこの一連の台詞は、本来はDVEとして使用される予定があったのか、没データにフルボイスで収録されている。
「悪いが、そんなにヤワな頭はしてねえぜ!」
クォヴレー編第34話「虚ろな魂の捕囚」orセレーナ編第34話「べトレイヤー」より。αナンバーズの熱血漢ぶりを揶揄する孫光龍に対しての返答。この後、彼に「君が言うと説得力があるなぁ」と言い返されてしまう。
「いくぞ、バラン・ドバン! 名前通りにバランバランにしてやるぜ!」
バラン・ドバンと対決した時の台詞。バラン自身は面白いと評したが、それはプレイヤーの多くも同様に感じた事であろう。
「馬鹿野郎!お前は父親の操り人形かよ!!」
ヴァイクランとの戦闘前会話。この後、ハザルの秘密が明らかになる事で、宙の台詞は皮肉にも的中する。
「いくら不器用でも、愛情表現の仕方は知ってるんだろ!?」
「このガンコ親父っ!!シンジが許しても、俺はあんたを認めはしないぜ!!」
第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」におけるEVA初号機悪魔Verとの戦闘前会話。宙の怒りも、真に愛情表現の仕方を知らぬ碇ゲンドウには届かず、「物事のあり方や捉え方は人それぞれ」という更なる逃げ口上を与える結果に。
「鋼鉄ジーグを甘く見るなよ!俺のマグネットパワーで、お前を神の座から引き摺り下ろしてやる!」
第55話「まつろわぬ神」における霊帝ルアフとの戦闘前会話。何処までも尊大に振舞う偽神の嘲笑に、宙の怒りが炸裂する。
「見てろ、悪霊共…全滅だ!!」
「やるぜ、父さん!鋼鉄ジーグが悪霊の王を地獄に叩き落してやる!!」
「怨念の塊など、この鋼鉄ジーグが打ち砕く!」
最終話「終焉の銀河」or「今遥か遠い彼方…」の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの戦闘前会話、及び特殊戦闘台詞。ちなみに霊帝が「全滅するのは、汝らだ」と返すパターンも存在する。
「頑張ろうぜ、ミッチー。今日からは地上最高の若社長で整備士で、おまけにレーサーだ!」
EDより。母・菊江大利所長の支援を受け、戦士としての人生に一先ずの区切りをつけた宙の新たな戦いが始まる。

単独作品 

DD
デーモンもハニワ幻人も全滅だ!」
1章Part2「デーモン、卑劣な罠」での発言。結託した超古代の魔物たちに啖呵を切ってみせる。
「俺もだ。こっちの世界の司馬遷次郎は、肉体があって、100歳まで生きてるなんてよ」
2章Part2「もう一つの鋼鉄ジーグ」より。平行世界のビルドベースの面々と顔合わせする中で。父親が生きているのもそうだが、そもそも100歳まで現役で科学者をやっている人間という時点で信じられない元気さである。
「甲児並に熱血漢のアムロ大尉とか。ジオン公国の野望は俺が打ち砕く!!…って叫ぶぐらいのさ」
2章Part2「ウェイト・アンド・シー」より。平行世界の人物の話題についての発言の一つ。アムロからの返答は「可能性はゼロじゃないが…」。熱血漢のアムロは『冒険王』の漫画版『機動戦士ガンダム』から、台詞自体は上記の没になった戦闘台詞が由来と思われる声優ネタ
「お前さんの場合は、まずはジーグへの合体時間の短縮からだな。いつでも特訓には付き合ってやるよ」
2章Part3「ゾーンの鼓動」より。ジーグパーツを使いたいと口走った剣児に対して、訓練が必要と言ったつばきに続いての言葉。実際、『鋼鉄神』の方の磁偉倶は合体速度が剣児より早い。現役の『鋼鉄ジーグ』の頃の宙と、まだ合流したての剣児の差がどれほどかは不明だが、目に見えて速いのは間違いないだろう。
剣児「人質を取っておいて、勝負だあ!? きっと罠だぜ!」
宙「と、お前が思うぐらいだから、間違いなくそうだろうな」
2章Part5「甦れ!! 運命のハニワ幻人」より。美和達を人質にとり、邪魔大王国から勝負を持ち掛けられた際の剣児とのやり取り。気持ちは分かるが酷い言いようである。
宙「ちぇっ、久々に富士山五合目までバイクで上がろうと思ったんだけどな」
鉄也「どうしてもと言うなら、ビッグシューターで行け」
宙「それじゃ、つまんねえんだよ。途中からのヘアピンカーブを攻めたいんだ」
甲児「あー、わかるわかる。最後の方は景色もいいしな。駿河湾や南アルプスが見えるんだ」
宙「そうそう、まるで空へ向かって走ってるような感じでさ」
2章Part11「強襲! 甦ったあしゅら男爵!」にて。元の世界に戻った際、遠出しようかと語ったところ、美和や鉄也に止められた時の台詞。『DD』では甲児は司馬モータースの常連で、戦前から既知の仲だったため、途中からツーリング談義に花を咲かせている。
イキマ「鋼鉄ジーグへ変身せずに逃げればいいものを! それでは文字通り、手も足も出まい!」
宙「ふん、その手足が来たんだよ!」
2章Part11「激突! マジンガーZ対地獄王ゴードン」にて。イキマに捕獲され拷問を受けるが、宙は邪魔大王国の場所を突き止めるためにわざと捕まっており、それが叶わないや否やジーグヘッド形態で幻魔要塞ヤマタノオロチから脱出。その際のイキマとのやり取りであり、この直後宙を追って仲間達が駆け付けてくる。上述した過去作での反撃不能台詞をネタにしたものと思われる。
「黙れ、お前達こそ全滅だ! 鋼鉄ジーグの力、見せてやる!!」
3章Part2「逆襲!! 新兵器パーンサロイド」より、銅鐸を抉り取られ重傷を負いながらも復活を果たした際、イキマに切った啖呵。『鋼鉄神ジーグ』での上述の復活戦の台詞、および『鋼鉄ジーグ』のEDテーマ「ひろしのテーマ」をネタにしたであろう台詞である。
「宙で構いませんよ。もう1人の俺が戻ってきたら…そうだな、鋼鉄宙とでも呼んでもらいましょうか」
3章Part9「侵入! 高千穂の峰へ!」より。並行世界の家族と会った際、呼び名に悩む司馬菊江に対して。周囲には安直と認識され突っ込みを受けるが、内心は自身がサイボーグであることの自虐的なニュアンスが含まれているのではないかと神足麻依子は推測している。
「ミッチー! 予備のパーツを出して、ガオーマシンへ張り付かせろ!」
「行くぞ! ビルドアップ! ファイナルフュージョン!!」
3章Part10「さらばGGG」より。ガオーマシンが破壊され窮地に陥るガイガー、新型のガオーマシンは到着したもののGGGは壊滅しファイナルフュージョンのプログラム参照が不可能なため合体不可能という絶望的な状況で宙は「いや、俺にいい考えがあるぜ!」と即答、ガオーマシンの射出を頼みながら自らは突然ビルドオフする。味方が行動の意図を読めず混乱する中、宙がこの台詞と共に敢行したのは、ジーグパーツの磁力でガオーマシンを巻き込む形でスターガオガイガーをファイナルフュージョンさせながら自身も同時にビルドアップするという荒業であった。

鋼鉄神版

戦闘台詞

「皆殺しにしてやるぜ!!」
「塵になるのはてめぇらだ!!」
『K』の戦闘台詞。どこかで聞いた事がある台詞である。確かに歴戦の勇士ではあるが、『鋼鉄神』作中より遥かに凶悪になってしまっている。
「勝つのはこの俺だぁっ!」
「磁偉具が相手だっ!」
『L』の戦闘台詞。さすがにそのまま引用はまずいと思ったか、前述の台詞と入れ替わる形で新規に追加された。
「ビルドオフ!」
鋼鉄ジーグ (新)の特殊合体攻撃「鋼鉄神ジーグ」の演出で発言。
原作では最終決戦で敵にビルドアップ解除まで追い込まれての最終手段で銅鐸を託していたのだが、SRWでは宙が自分から分離し銅鐸を託すため、合体解除台詞が追加されている。この後は原作通り上記の「俺の銅鐸を受け取れ!」に続く。

携帯機シリーズ

K
「昔の男は拳と拳で語り合ったもんだ。喧嘩が終れば、お互いを認め合ってガッチリ握手して…復讐だの仕返しだの、そんな陰鬱な事は言わなかったぜ。なのに最近の若い連中と来たら…」
第19話「星の扉、運命の扉・前編」より。ザフトと連合の戦争に嘆き昔の男の話をする。外見若いのに言動が老けこんでおり、剣児にも突っ込まれた。まぁ、実際に今回の宙と同年代なのはエルドラメンバーぐらいだろう。事実、剣児にツッコミに対して「50年前の人間だから」と意に介さなかった。
「俺もジーグになるためにちょっとばかり体に細工をしてあるもんでね…」
第22話「コンフュージョン・カーニバル」より。ピンクカバの影響を受けない理由について。ちょっとどころじゃないだろ。
「いや、そうはいかん!妹を悲しませるような奴は俺も許さん!」
第27話(アークエンジェルルート)「幸せへのカウントダウン」より。妹を大事にしないミハエルに対して、シンと共に「兄」としての怒りが爆発させる。
L
「心配するな、つばき! ゴールまでのライン取りは出来ている!」
第21話妃魅禍追撃メンバーへルート「ラングーン復活! 銅鐸を取り戻せ!」に於ける戦闘前会話。「ライン取り」と言う言葉にピンと来た剣児に「あんたもレーサーか?」と問われる。
「責任を感じているのなら自らの手で渚を救い出せばいい。俺達と一緒にな」
第30話「リトルクィーン・リトルシスター」シナリオエンドデモより。自分とイクサー3が戦ったせいでがさらわれてしまったことに責任を感じていたアトロスに対して。
「俺たちはクトゥルフを全滅させるつもりはない!」「それに移住先の相談なら乗ってやれるかもしれん」
第34話「イクセリオの輝き」より。ネオスゴールドに対して。わざわざ「全滅」と言ってるところが…。
当然邪心の塊であるネオスゴールドには聞き入れてもらえなかった。

搭乗機体・関連機体

鋼鉄ジーグ(磁偉倶)
宙が変身したジーグヘッドがビッグシューターから発射されたパーツと合体した形態。
『鋼鉄神ジーグ』版はSRWでは「磁偉倶」と呼称されている。
ビッグシューター (新)
『鋼鉄神ジーグ』で終盤搭乗。

余談

  • 「宙」と書いて「ひろし」と読む名前は、名前だけに使う人名訓であり、通常の漢字読みではないため、OPのキャスト表記では「宙(ひろし)」と括弧で読み方が記載されている。

脚注

  1. 本人はマシーン・ファーザーから宣告されるまで自身がサイボーグだとは気づいておらず、周囲も気づいていないため、食事シーンをはじめとした人間の生理現象はサイボーグ化後も普通に描かれている。TV版では変身前の彼はただただ不死身なだけである。
  2. 玩具では乗り換え後のオートバイが「マグネライダー」の名で商品化している。
  3. 実際には、一部設定の違いにより平行世界扱いが正しい。
  4. 宙は当時視神経の回復途中で、外見を判別できず、ミッチーの手の感触で彼女が年老いてしまったことを察してしまったため。
  5. 書き文字の表記。
  6. エンターブレイン『第2次スーパーロボット大戦α パーフェクトバイブル』509頁。

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