ダイゴウジ・ガイ

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ダイゴウジ・ガイ(Gai Daigohji)

機動戦艦ナデシコ』の熱い漢。ダイゴウジ・ガイと名乗るがこれは本人曰く「魂の名前」ということで偽名、本名はいたって地味な「山田次郎」。本名で呼ぶと熱い叫びで訂正する。

ナデシコの劇中アニメ熱血ロボ ゲキ・ガンガー3』を信奉する重度のアニメオタク。エステバリスの操縦中にもアニメのセリフを乱発していた。
アキトに「戦い」のカッコ良さを教え、良い友人になりかけたが、原作アニメ3話にして、脱走したムネタケ通りすがり同然に撃たれてあっけなく死亡する。彼の死は、戦争にカッコいいドラマなど存在しないことをアキトに教えた。また、死後もアキトの回想などによって度々登場した。

操縦技術は非常に高く、第3話においては射撃武器もなしに敵陣に一人突っ込んで1機撃破、その後も数機を落とし、最後は銃弾の雨あられの中、宇宙で空戦エステバリスに搭乗していたにもかかわらず、見事に避けて被弾しなかった。この辺りを鑑みると、この男も他のナデシコクルー同様、「性格に問題はあるが腕は確か」だといえる。実は元・連合宇宙軍の軍人で、エリナも彼のことを「ヤマダ少尉」と呼んでいた。

なお、アキト以外のナデシコクルーからは多少ウザがられていたのか、原作・スパロボシリーズにおいても彼の死をアキト以外は気にしていないような描写がある(原作では皆これからどうするのかを気にしていたり、すぐさまガイの部屋を荷物屋に片付けさせたり、艦長のユリカに至っては頭から爪先までアキトの心配しかしていないなど)。
尤も邪慳に扱われていたのではなく、単に交流期間が短く、これといって親しい人物はアキトしかいなかった実情もあるとは思われるが。

漫画版『遊撃宇宙戦艦ナデシコ』(TV版と設定が色々と違う)では、あっさりと死亡したTV版とは対照的に、ナデシコを守るために体調不良の状態で無理やり出撃、囮となって集中攻撃を受け死亡した。その後、彼のエステの頭部はアキトのエグザバイトに形見として受け継がれる。また、後に登場する平行世界での彼は宇宙海賊キャプテン・ガバメントとして活躍しており、本名が大豪寺凱(ダイゴウジ・ガイ)となっているなど、ある意味元の世界での彼の理想像とも呼べる人物となっている。

スパロボシリーズにおいて

スパロボでは一貫して魂の名前である「ダイゴウジ・ガイ」名義で登録されている。

ガイ専用エステバリスは武器名がゲキ・ガンガーにちなんだものになっている。ただし原作で行った「ガイ・スーパー・アッパー」を除き、全てスパロボオリジナルの命名である。
搭乗機体の性能はリアル系だが、スーパーロボットであるゲキ・ガンガー3を愛する熱い性格ゆえ、自分の能力や精神コマンドはスーパー系寄りになっている。アキトとの合体攻撃「ダブルゲキガンフレア」はかなり強力なため、主人公であるアキトの存在意義を左右するといっても過言ではない存在。

TV版がストーリーに絡んでいる作品ではほとんどが死亡フラグなし、または簡単な条件で回避可能なため、最後まで生存していることが多い。その意味では彼もシン・アスカDギュネイ・ガスと同様にスパロボで救われた人である。MXは劇場版のみが参戦作品で、Wのような劇場版設定のガイもまだ作られていないために不参加。

原作であっさり死んだ彼にスパロボでほぼ毎回生存イベントが用意されている理由の一つは、ファンに愛されたキャラクターだからと見て間違いない(実際、ナデシコフィルムブックvol. 1には、「ガイの人気は予想外だった」という監督のコメントが記載されている)。また、前述のダブルゲキガンフレアの存在も大きい。ただし特定ルートでのみ復帰する場合、別ルートの方に強烈な性能の隠し味方ユニットが存在することが多く、プレイヤーを悩ませる。

余談だが、最も波長の合いそうなスパロボオリジナルキャラのリュウセイ・ダテおよび、最も波長の合いそうな版権キャラのタカヤノリコとは今まで一度として競演したことがない。

登場作品と役柄

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
やはりアキトとのダブルゲキガンフレアが重要なポジションを占める。だが本作では乗り換えでユリカもエステに乗れて、しかも彼女でもダブルゲキガンフレアが発動出来る。その間は人気絶大であるルリがナデシコの艦長になるため、よくエステから下ろされる不遇の存在だが、ユリカが搭乗出来るようになるのが終盤の数話だけなため、基本は彼のお世話になる。死亡フラグなしで、Aではできなかった東方不敗との同時参入が可能となった。
なお、今作では空戦フレームのみ「ゲキガンフレア」とは別枠で必要気力130の必殺武器「ガイ・スーパー・アッパー」を所持、エステ単体では最大火力を有する。また、アキトのエステに乗れるので原作1話の組み合わせを再現可能。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
初参戦作品。序盤の分岐で宇宙ルートを選んだ場合に限り、第3軍として現れるガイ、アキトユリカを全員生存させれば、ナデシコが自軍入りした際に彼も仲間入りし、色々と絡んでストーリーが面白くなる。だが、本作最強クラスの味方・東方不敗(&マスターガンダム)を仲間にするには、地上ルート前提なのが最大の問題。東方不敗を仲間にするのならば最初の犠牲者となる。撃墜すると強力な強化パーツが手に入る点も、頭を悩ませる。なお、宇宙ルートでエステバリス・アキト機orナデシコをHP10まで追い込むと(このときは撃墜不可能)、特殊な死亡イベントが入る。原作でのあっけない散り様と違いナデシコを庇って戦死するという、豪快かつ男らしい最期を遂げる。
地上ルートを選ぶと何の会話もないまま死亡したことになり、4コマ漫画でその事をネタにしたものがある。仲間になっている場合は、強制出撃するステージもいくつかあるので、なるべく育成しておこう。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
仲間入りフラグはAと同じだが、今回のガイ達は撃墜しても資金しか得られず、自軍が撃破するメリットは薄い。エースボーナスは「熱血に変更される」というもの。エースボーナスのおかげでナデシコ系の中では最も火力が高い。
スーパーロボット大戦R
主人公達のタイムスリップによって技術の前倒しが起きたため、スーパーエステバリスにガイ機のアサルトピットを搭載したスパロボオリジナル形態に搭乗する(ちなみに公式設定ではTV版のアサルトピットに劇場版のフレームを装着することは不可能であるため、原作でも不可能な組み合わせである)。なおサブロウタは仲間にならないため、冒頭での彼のスーパーエステバリスの改造を引き継いでいる。死亡フラグはないが主人公達のタイムスリップ前の未来では死亡したらしく、他のナデシコメンバーは主人公達とは面識があったが、彼のみ面識がなかった。今作から魂を修得するようになったため、エステバリス隊の中ではアキトと並んでトップクラスの攻撃力を誇る。
スーパーロボット大戦J
今回から、砲戦フレーム月面フレーム時にもアキトとの合体攻撃「ガンガーフォーメーション」が使用可能になった。序盤で退場した後、条件によって戦線復帰。ウリバタケから「頭をぶつけたのか」と心配されるほどの格好良さで復活、その後も草壁を論破してしまう(復活していなければアキトが論破する)。復帰条件はルート選択のみだが、単独で味方最大火力を持つグレートゼオライマー入手フラグと真っ向から対立してしまう。バルザック・アシモフソルテッカマン1号機改とも二択。4コマ漫画でネタにされた。
なお、原作における死後にアキト以外からの扱いが悪かった件については甲児達から「俺達も気にしていないわけじゃない」とフォローが入っている。
スーパーロボット大戦W
序盤で一時退場するが、今回は九十九と間違えられて月臣に撃たれたにも関わらず、格好良くアキトのピンチを救って復活。さらに、第二部では、公式には存在しない劇場版時代の設定が作られ、R同様にオリジナル設定のエステバリスカスタムが登場するなど優遇されている。
アキト復帰までが長く、単独火力が抑え目なエステカスタムでは少し辛い。だが最終話直前でアキトが仲間になると、完全新作カットの劇場版ダブルゲキガンフレアが使用可能に。両者共に魂を覚えるために火力は非常に高く、まさに「最強コンビ」として毎ターン大暴れ出来る。ちなみに、劇場版ダブルゲキガンフレア使用時に一瞬だけアキトとガイの顔が映るが、ガイは他のエステバリスパイロットと異なり、『ゲキ・ガンガー3』の主人公である天空ケンのパイロットスーツを模したパイロットスーツを着用している(本編第17話のムネタケの妄想に現れた時の衣装そのまま)。……ノイ・ヴェルターは戦闘時の隊員の格好に関して寛容なのだろうか。一時期木連の下にいたことを考えると彼らから貰ったのかもしれない。
また『百獣王ゴライオン』のダイ・バザール大帝王との決戦時にスーパー系主人公に混じってヒーローらしい叫びを発し、アマノ・ヒカルから褒めとも呆れとも取れる発言を受けた。劇場版でのアキトとは本作で初めての共演(Rのエンディングは除く)となり、アキトが料理人の夢を断たれたことを嘆き、時にガイなりの言葉で励ます。Jでやり過ぎたためか、今回劇場版ナデシコ決着面での草壁との戦闘前会話アカツキ共々用意されていないが、それを差し引いても今作の彼の扱いはファンも満足のゆく出来のはずである。

その他

Another Century's Episode 2
最初はナデシコを守るべく自軍と敵対するが、戦闘後に救難信号を発信していたところをアルビオンに拾われる為、原作での死亡フラグを見事にヘシ折る。その後はミンメイをフォッカーと共に助けようとするも逆にゼントラーディにつかまってしまう。その際にゲキ・ガンガー3を通じて「物語」という文化を彼らに教えることとなる。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

格闘重視リアル系のステータス。射撃命中回避は高い部類に入るがエステバリス系パイロットの中では低い目。代わりに防御がやや高め。冒頭の説明にあるようにかなりの操縦技術を持っているはずなのだが、能力値には反映されておらず技量は平凡。

精神コマンド

熱血な性格からか、必中気合ド根性不屈等スーパー系のようなものを揃える。集中を持たないため、囮役などには向かない。主役キャラでないがを習得できる数少ないキャラ。一撃の重さに関してはアキトと並んでエステバリス系パイロットで最高。

AA PORTABLE
熱血根性自爆必中鉄壁気合
R
熱血ド根性不屈必中気合
J
ド根性不屈必中熱血気合
W
ド根性不屈必中熱血気合
IMPACT
熱血気合ド根性鉄壁必中誘爆

特殊技能(特殊スキル)

カウンターを持ち、底力Lvの伸びの良さ等、主役のアキトよりも充実している。

W
斬り払い撃ち落としIFSカウンター底力L5援護攻撃L2援護防御L2マルチコンボL2
IMPACT
ナノマシン処理援護攻撃L4

パイロットBGM

「YOU GET TO BURNING」
オープニング主題歌。『IMPACT』で採用。
「レッツゴー ゲキ・ガンガー3」
W』で採用。アキトとの合体攻撃時に必ず流れる。この曲をバックに友情の合体攻撃を繰り出すガイの姿は、とにかく熱すぎる。

人間関係

テンカワ・アキト
ゲキ・ガンガーを通じて意気投合するが、原作ではその後すぐにガイが死亡してしまう。
白鳥九十九
原作では出会うことはないが、あまりにも多い共通点からか、スパロボでは意気投合する。特にJWではストーリーに大きく関わる。
タカスギ・サブロウタ
原作では出会うことはないのだが、Wでは意気投合する。
スバル・リョーコ
原作では出会うことはないが、Wの第2部では二人とも開始時点では連合軍に身を置いているため、彼女が上官である。ガイと呼ばれることに固執するのに対して、「おまえはヤマダだ」と突っ込み返すのが定番となっている。なお「上官」とあるが、元々同じ職場(?)の同僚ということもあり、作中ではガイは彼女にタメ口で話し、彼女もそのことについて気にしている素振りは全く見せない。
ちなみに一説によると劇場版のリョーコの階級は中尉であるそうな。宇宙軍から統合軍に転属して一からだとさすがに昇進が早すぎるので何らかの便宜があると思われ、ガイのTV版以前の軍時代の階級が少尉だったことを考えるとその階級で転属している可能性が高く、同等の階級もしくはそれ以上であり指揮権をリョーコに委託しているということも十分に考えられる。
ホシノ・ルリ
漫画版では平行世界のガイは、彼女と重大な繋がりを持つ。
草壁春樹
原作では絡まない(というか既に自分が死んでいる)が、Jではかっこよく彼を論破してみせる。
ムネタケ・サダアキ
原作では彼に撃たれてしまい死亡する。
木連の兵士たち
原作では本格的に敵対する前に死亡してしまったが、JやWでは一時期捕虜として木連に捕らえられており、当然のごとくゲキ・ガンガーの話題で意気投合。一部ではガイは「生き神」扱いだったらしい……。ゲキ・ガンガーの化身のような男なので、無理もないが。

他作品との人間関係

スーパー系

ボス
IMPACTでは自分もマジンガーチームの一員であるような発言をした彼にツッコミを入れた。
大道剴
Rにて共演。本名が「ガイ」である彼を羨ましがった。
ドラゴノザウルス
Rでは初めて見た際、大いに喜んでいた。
ダンゲル将軍
IMPACTでは独りで盛り上がり、啖呵を切る彼のノリが「ヤマダさんそっくり」と周囲から指摘され、必死になって否定していた。
ロム・ストール
IMPACTでは彼が助っ人として現れる度、通常よりもハイテンションな反応を示す。彼の前口上を模倣して名乗りを上げるという野望も抱いている模様。
獅子王凱
Wにて共演。名前の呼び方が同じなので、彼の名前が呼ばれた際、ガイが反応することも。また、第一部最終話では「同じ魂の名を持つ男」と言っている。あっちは本名であるが。
赤木駿介
スパロボではないが『ダイ・ガード』本編では競演(カメオ出演)。ガイは新人社員として赤木と話した。

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
Aでは、生存フラグが成立し仲間にいる場合、彼から2つの名前を名乗ってる事を訝しく思われ本名(ガイ曰く、仮の名前)の『ヤマダ・ジロウ』で呼ばれそうになった時に、彼も連邦の白い悪魔という二つ名で呼ばれている事を引き合いに出した。
カミーユ・ビダン
Rでは、幽閉されていたフォートセバーンからフリーデン隊によって救出されラウンドナイツに彼が合流した際に、脱出の際に奪取した彼の乗機のスーパーガンダムの頭に付いた「スーパー」という形容動詞にロボット好きの血が反応し、同じくロボット好きのアキト吉良国と共に狂喜乱舞する。

アナザーガンダムシリーズ

ドモン・カッシュ
中の人繋がり。作品によっては彼に憧れることも。ドモンはゲキガンガーを見た時「不覚にも感動した」らしい。

ガンダムSEEDシリーズ

叢雲劾
Wにて共演。やはり名前の読みが同じなために、ガイが反応するシーンがある。
ロウ・ギュール
Wでは彼の編み出した新必殺技に「シャイニングフィンガー」と命名しようとするが、サブロウタに「はいそこ空気読もうね」と制止される。本家が参戦していないので当然の措置か。

バンプレストオリジナル

紫雲統夜
マジンガー等と同様に彼のロボットに興味を持ち、また彼に対して自身の美学を教え込もうとした。統夜自身は無理矢理戦わされる羽目になったばかりの状況もあり、当初こそうざがっていたが、決して嫌いではなかったようで、ガイの死には衝撃を受け、少なからず彼の心に影響を与えることになる。
カズマ・アーディガン
カズマにとってガイは心を熱くさせてくれる漢の一人。第2部でのカズマの豹変振りには、流石のガイも戸惑いを隠せなかった。

名台詞

「掛け声は『クロス・クラッシュ』!」
「声が小さい!!」
第2話。陸戦フレームで海上に出てしまったアキトに対し、足を負傷したまま空戦フレームで出撃して空中換装を試みようとした時の台詞。後者は実際に試みた時。
「あれ、あんたたち…」
「え?」
原作での最期の台詞。直後にガイは撃たれてしまい、末期の言葉一つまともに残せずこの世を去る。この場面に前後して、彼が理想の「男の死に様」として語っていた『ゲキ・ガンガー3』の海燕ジョー死亡シーンが流れる演出がそのあっけなさすぎる死を引き立てる。

スパロボシリーズの名台詞

これでもかというくらいストーリー中の会話に登場してはよく喋るので名台詞は非常に多い。

COMPACTシリーズ

「ばっか野郎!ロンド・ベル隊は軍隊なんかじゃなぁいっ!スーパーロボット軍団だあっ!信じられるか、このパワァッ!」
IMPACTで統一性の無い機体が揃うロンド・ベル隊について、『決戦!大海獣』主題歌「いざ行け!ロボット軍団」の歌詞を引用しながら力説する。
「なんだぁ?…それだけか?」
「あいつと合体する事で、ナデシコが巨大ロボットに変形とか…」
Yユニットに換装したことでパワーアップを果たしたナデシコの凄さを興奮気味にアピールするウリバタケへ、上述の冷めた反応を送る。
「大丈夫だって!俺たち無敵のマジンガーチームがいるんだ!」
IMPACTで、ディラド星中枢部突入を前に発した台詞。この後ボスに「お前はマジンガーチームじゃないだわさ」と突っ込まれる。
「そうだ!愛するものの為、全身全霊を懸けて戦う!これこそ男のロマンよ!」
「ディオレの間」にてディラドとの最終決戦を前にテンションが上がるが、キョウスケからは「ロマンだけで勝てれば楽」と突っ込まれた。
「あったり前よう!俺達の正義とゲキ・ガンガーへの熱い情熱は、データ化なんか出来ゃしねえって事よ!」
オモイカネへのデバッグ作業終了後、ルリから自分達の思い込みの強さを「素敵」と評されて。
「てめえら…悪すぎるぜ!」
自己保身のためにロールを殺し、彼を「臆病者」に仕立て上げたバーストフラッシュの外道ぶりに激昂して。単純明快な一言で、二人をバッサリと切り捨てる。
「バカ野郎!間に合うかどうかじゃねぇ、間に合わせるんだ! ヤツを…白鳥みたいな熱い漢を、死なせてたまるか!」
10分以内にメガノイドを駆逐しなければ白鳥の生命に関わるとの厳しい状況に、弱音を吐くアキトを叱責する。
「うるせえっ!仲間を殺して利用しようとする奴なんぞに、ゲキ・ガンガーを語る資格無しっ!」
己の敗北を認めず、なおも独善的な「正義」を連呼する草壁の醜態を斬り捨てる。
「わかんねえかなぁ!今がその時さ!!」
IMPACTの「逆襲のシャア」ルートにて、クェスギュネイを蹴散らしたロンド・ベルの戦闘力を警戒するシャアへの返答。彼のことだから別作品の主題歌タイトルに引っ掛けた発言なのかもしれない(しかもその作品の主人公とは声も同じである)。
「なんのぉ!ゲキガンバリアー全っ開っ!!」
IMPACTで落下するアクシズを押し戻すのに悪戦苦闘中の台詞。相当熱そうである。

携帯機シリーズ

「大怪獣!いっぺん、大怪獣と戦ってみたかったんだ!ああ、生きてて良かった!」
ドラゴノザウルスを見たときの台詞。原作で死亡してるので妙に説得力のある発言。
「ヒーロー参上!待たせたなお前ら!」
「どうした!?本物の地獄は、こんな生やさしい物じゃなかったぜ」
Jにてピンチに駆けつけたときの台詞。「本物の地獄は~」はゲキガンガー最終回の海燕ジョーの台詞。
「俺達は語り合い、共に信じる正義は一つだと誓い合ったのさ。奴はそれを裏切らなかった。木星の中に真に和平を求めたんだ。これも現実だ、ちがうか」
「要は見る奴しだいって事よ、テンカワ。ゲキ・ガンガーの言うことは、まちがっちゃいねえ」
Jにて後半の合流時、木連の策略を見てゲキガンガーに絶望していたアキトに対して。裏切らなかった「奴」とは九十九のこと。あまりに説得力のある発言に「頭でも打ったんじゃないか」と突っ込まれる。なお、フラグが立たなかった場合、この辺りの発言は同じ声でゲキ・ガンガーに感動してしまったドモンが担当する。
「そいつは違うな、木連の大将」
「勝とうが負けようが、正義ってなあ信じてなんぼよ!勝つためにひん曲がった正義なんぞ、一文の価値もねえ!」
Jにおける草壁との最後の戦いにて。もはやヒーロー以外の何者でもないカッコよさで、ユリカも思わず「ガイさん!」と呼び直している。彼が復帰していない場合は同様の発言をアキトが行う。
「どうした、アキト。ビビッてんのか?」
「無理もねえ、いよいよ悪の大ボスとの最終決戦、一番の見せ場だからな。ここで燃えなきゃ男じゃねえ」
J最終話におけるアキトの戦闘前会話にて。死亡している場合は( )になる。
「燃える! 燃えるぜ!! 昨日までの敵が今日は友となって巨悪を討つ!」
「うおおおおおおっ!男ダイゴウジ・ガイ!生きててよかったぜ!!」
Wにて復活直後のガルラとの決戦で。原作では死んでいるので、やはり妙に説得力のある発言に。
「呼んだか?」
Wにて獅子王凱、もしくは叢雲劾が呼ばれた際に。直後にリョーコから「お前はヤマダだ!」と突っ込まれる。
「共に戦う仲間との絆が新しいテッカマン達の武器か!孤独だったDボゥイにはない強い力だぜ!」
スペースナイツのテッカマンチームに感銘を受けての台詞。なのだが完全に失言であり、直後に思い切り詰まりつつ詫びていた。
「その通りだ!星になったあいつに変わって俺達がラダムを倒す!」
「VIRGIN FLASH」において、「ブレードの仲間もなかなかやる」と呟いたソードに対して。直後にリョーコから「勝手にDボゥイを殺すな!」とツッコまれた。
「お、おい!機械獣かデスブラック獣人の間違いじゃねえのか!」
W第35話にてベヘモスASとは思えない巨躯に驚いて。ガイはベヘモスが初登場したときにはヴェルターにはいなかったので驚きも相当なものだっただろう。
「アキト…アキト!お前よおおおおおおっ!!」
Wにて料理人としての夢を失い、さらには熱血の性格から無口の性格に変わってしまったアキトを知った際の漢泣き。さすがにガイもここまで地獄を味わった親友にこれ以上何も言えなかったようで、アキトが復讐のために戦うことに関しては何一つ口出ししなかった。
「ちょっと待った、ジョージ・グレン!『ガキ・ゲンガ』じゃねえ!『ゲキ・ガンガー』だ!!」
Wにてジョージ・グレンと初めて対面した際、ゲキ・ガンガー3を『ガキ・ゲンガ』と間違えて呼ぶ彼に熱く物申した一言。しかし、返ってきたのは『ダキ・パンダ』とまたわざと間違える、彼のさむ~いギャグなのであった…
「お前達みたいな悪党には指一本触れさせやしねえ!それが俺達の使命だ!!」
Wにてダイ・バザール撃破後、竜馬の「そして、この太陽系は俺達の故郷だ!」という発言の直後に。ヒカルから「こういうノリにはぴったりなのよね、ヤマダさん…」と返される。
「戻ってこいよ、アキト!また俺といっしょに最強コンビを組もうぜ!!」
Wにて、アキトが北辰との決着を付けた後の発言。空気を読んでいないようにも見えるが、彼なりにアキトを心配しているのだろう。
「ったく、しけた顔してんじゃねぇ、アキト!」
Wの劇場版ダブルゲキガン用の台詞。ガイなりのアキトへの心配が伺える台詞。ちなみにアキトはこの時「やるのか…ガイ!」と凄く嬉しそうに反応する。
「…まあ、いいぜ、行くぞ!」
こちらもWの劇場版ダブルゲキガン用の台詞。「いくぜっ!アキト!!」と声をかけたのはいいものの、無視されての発言。無理矢理熱血を求めない辺り、ガイなりにアキトに気を遣っているのかもしれない。ちなみにこのときのアキトは、最後まで無言でダブルゲキガンフレアを行う。

余談

アニメ『地球防衛企業ダイ・ガード』の23話に新入社員の山田としてゲスト出演している。23話の絵コンテは『機動戦艦ナデシコ』の監督である佐藤竜雄が務めている。