世界観/T

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スーパーロボット大戦T』の世界観。

基本設定

暦は新宇宙歴。作中時点での時代は新宇宙歴200年。

B.B.スタジオ製スパロボは『Z』以降並行世界の存在が密接に絡んでいたが、今作は異世界外宇宙こそ存在するものの久しぶりに宇宙世紀シリーズをベースにした同一世界の地球圏を主舞台とする比較的オーソドックスな世界観になっている。

新宇宙歴開始から1世紀を迎えると共に太陽系の他惑星および外宇宙への進出を目的に惑星開拓を推し進めた「黄金の時代」が到来したが、宇宙怪獣等の脅威や外宇宙の過酷環境で数多の犠牲が出たことによる開拓頓挫と、それが原因でコロニーや他惑星の入植者と地球サイドの間に生じた確執から戦争へと発展したことで終焉。

現在は黄金の時代にあった夢と情熱が失われ、相次ぐ戦乱で退廃と諦観に包まれた「黄昏の時代」の真っ只中にある。長らく外宇宙進出が途絶えたことで当時の技術は衰退の一途をたどり、中にはロストテクノロジーと化したものもある。

各地域の設定

地球
人類が命を懸けて守るべき故郷。黄金の時代が終焉を迎えて生活圏を太陽系に押し留められた黄昏の時代に突入して久しく、数多の戦乱・事件が引き起こされてきた。少なくとも判明しているだけでも以下のものがある。
これらの戦いが勇気ある者達の手によって終結へと導かれ、一応の平和が訪れたかに見えた。しかし連邦との停戦協定下でも密かに牙を研いでいるネオ・ジオンや暗躍する火星の後継者、大量の地球人徴兵を狙うUNDといった勢力の影がちらついており、現実は新たなる戦いの火種が燻ぶった上辺だけの平和にすぎない。
また、約700年前にはバイストン・ウェルより来訪したオーラバトラーによる戦乱が発生したが、最終的にオーラバトラーは1機残らず地上から姿を消し、バイストン・ウェルの存在の科学的証明も出来なかったために長い年月を経た現在ではこの戦い自体が一種の都市伝説の扱いを受けている。
未来世紀の様なコロニー国家は存在しない為、ガンダムファイター達は地球の各国家に所属している。
日本
第13回ガンダムファイトの優勝国。現内閣総理大臣は弓弦之助。新旧光子力研究所竹尾ゼネラルカンパニー、主人公の所属するVTXユニオンなどが所在。
火星
黄金の時代に行われた宇宙開拓によって人類が生活できる環境にテラフォーミングされた。しかし開拓が急速に進んだ弊害や軍の腐敗が原因で現在に至るまで法や社会秩序の整備が満足に進んでおらず、アウトロー達の跋扈する無法地帯と化している。
ベースとなるのは『劇場版ナデシコ』および『ガン×ソード』で、後者の舞台となるエンドレス・イリュージョンの設定が組み込まれている。地球との往来が行われていることもあり、原作とは違い現地民達は明確に宇宙の存在を認知している。
外宇宙
黄金の時代において地球人類にとっての夢であった太陽系外のフロンティア。未曽有の怪物や地球人では及びもしない技術力を有する異星人達の縄張りであり、現実に打ちのめされた人類たちの外宇宙進出・開拓は断念に追い遣られ、黄昏の時代へとつながっていくことになる。
特に宇宙怪獣は黄金の時代を終わらせた直接的元凶だが、すでに黄昏の時代に突入して久しい為か現在はこういった脅威を知らない者も少なくない。
アストラギウス銀河
原作の『ボトムズシリーズ』同様、ギルガメスとバララントによる百年戦争の舞台となっている外宇宙の銀河。この銀河の何処かに銀河全域を監視するディーヴァと呼ばれる勢力が存在し、上層部の間で「触れ得ざる者」と称されるキリコ・キュービィーの抹殺計画に向けた準備が進んでいた。
T3のアウトロー組はUNDによってここに転移させられる。
セフィーロ
地球圏とは異なった次元に存在する異世界で、700年前に発生したオーラロードによってバイストン・ウェルと地続きになっている。
世界を支える「柱」であるエメロードが自身に仕える神官ザガートに幽閉された事に加え、バイストン・ウェル由来の負念によって魔物の巨大化や天変地異に晒され窮地に陥っている。
T3正規部隊の面々はUNDによってアストラギウス銀河に飛ばされそうになった際、エメロードの魔法騎士召喚に巻き込まれる形でここを来訪する事になる。

政治体制

地球連邦政府が統治している。設定ベースは宇宙世紀と「機動武闘伝Gガンダム」で、ガンダムファイトで優勝した国家は向こう4年間強い発言権を与えられる。新宇宙歴200年現在、最新の優勝国は日本。

横行する腐敗により散発的に発生するテロリストやロボット犯罪を働くならず者の存在を持て余しており(剰え末端にはテロリストと共謀関係にある獅子身中の虫迄いる始末)、結果「カウボーイ」と称される政府公認の賞金稼ぎが台頭するに至っている。

黎明戦争終盤、人類が入植している他惑星やコロニーと共に新たな統一機構として新地球連邦の旗揚げと、それに伴う外宇宙再進出が編成委員会代表に就任したエイム・プレズバンドによって宣言されるが、そのバックにいたのは…。

軍事態勢

地球連邦軍
宇宙世紀作品をベースとしておりモビルスーツが主力となっているが、MSがなかった時代(ダイマ・ゴードウィンヒロスケ・アマサキが連邦に所属していたのはこの頃)から所謂スーパーロボットに区分される機体が戦力として組み込まれているのが特徴で、時代ごとに「無敵のダイマ」の活躍を支えたダイガーンや現在におけるグレートマジンガー等の象徴的なロボットが存在する。
また、ガンダムタイプのMSはモビルファイターから派生する形で開発されたというシリーズ内でもかなり珍しい設定がある。
GGG
原作同様対ゾンダーがメインの組織だが、超AI搭載ロボットが所属している縁もあって勇者特急隊と連携関係にありロボット犯罪の取り締まりなども行っている。
ベイタワーは原種の手によって壊滅したが、その下ではダイマ主導の元で銀河統一計画の為秘密裏に機動要塞VTXの建造が行われていた。T3によって銀河統一計画が阻止された後ベイタワーは修復されている。
T3

敵勢力

Dr.ヘル一派
10年前に兜甲児らによって打倒されたはずであったが、機械獣軍団とともに突如出現し始めた。
インベーダー
ネオ・ジオン
元々はハマーン・カーン主導の組織だったが、グレミー・トトの反乱が鎮圧された後シャア・アズナブルが率いる一派が登場。双方のネオ・ジオンはT3を巻き込み三つ巴の争いを繰り広げる。後にラカン・ダカランがUNDに参加。
バララント同盟
ラダァ・ニーバがT3と敵対。後にUNDに参加する。
宇宙怪獣
機界31原種
ザガート一派
原作の構成員以外にもラバーン・ザラマンドをはじめとするオーラバトラー乗り達を傘下に加えている。後にアレン・ブレディジェリル・クチビがUNDに参加。
火星の後継者
壊滅後、北辰がUNDに参加。
カギ爪の男の集団
原作の構成員以外にもレッドドラゴンやウォン・ユンファ等の協力者が存在する。
ディーヴァ
アンジェラ・バルザックの離反に伴い物語中盤で敵対。
UND
アートルム