「超獣機神ダンクーガ」の版間の差分
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 大張正己氏のメカニックデザイナーとしてのデビュー作。 | |
− | + | 番組タイトルにも題されている[[合体]]ロボット・[[ダンクーガ]]だが、物語序盤は分離形態のみしか登場せず、初合体は放送開始から4ヶ月後の第16話。その分離形態も人型形態への変形は当初伏せられていたり、ダンクーガに合体しても必殺武器は使用しないなど、テレビ放送されるロボットアニメとしては異色の作品である。こういった演出からメインターゲットであった子供達からの人気は得られず、玩具の売り上げは低迷。そのため、放送期間は当初予定されていた全52話から38話に短縮され、物語の完結はテレビ放送時に制作が決定していたOVAに持ち越されることとなった。 | |
− | + | 方や、メインキャラクターが1話ずつ登場していくなどストーリーを重視する高年齢の視聴者からは一定の支持を受けたことにより、更なる[[超獣機神ダンクーガOVA|続編OVA]]の製作、出演声優がコンサートを開催するなどのファンサービスは続けられた。放送から20年後の2007年には、大張正己を監督に据えた、本作から200年後が舞台の続編『[[獣装機攻ダンクーガノヴァ]]』がCSで放送された。 | |
スパロボ参戦時には続編OVAのキャラクターが登場する場合でも『超獣機神ダンクーガ』とだけクレジットされており、テレビ版とOVA版を区別していない。 | スパロボ参戦時には続編OVAのキャラクターが登場する場合でも『超獣機神ダンクーガ』とだけクレジットされており、テレビ版とOVA版を区別していない。 | ||
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*[[メカ&キャラクターリスト/第2次Z]] | *[[メカ&キャラクターリスト/第2次Z]] | ||
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]] | *[[メカ&キャラクターリスト/OE]] | ||
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=== [[獣戦機隊]] === | === [[獣戦機隊]] === | ||
;[[藤原忍]] | ;[[藤原忍]] | ||
:[[獣戦機隊]]のリーダー。短気だが情に厚く、裏表の無い熱血漢。[[イーグルファイター]]のパイロット。 | :[[獣戦機隊]]のリーダー。短気だが情に厚く、裏表の無い熱血漢。[[イーグルファイター]]のパイロット。 | ||
;[[結城沙羅]] | ;[[結城沙羅]] | ||
− | : | + | :獣戦機隊の紅一点。シャピロの恋人だったが、彼の裏切りを機に決別する。[[ランドクーガー]]のパイロット。 |
;[[式部雅人]] | ;[[式部雅人]] | ||
− | : | + | :獣戦機隊のムードメーカー。明るく、ノリの軽い少年。[[ランドライガー]]のパイロット。 |
;[[司馬亮]] | ;[[司馬亮]] | ||
− | : | + | :獣戦機隊の[[まとめ役]]。クールな皮肉屋。所謂「2号機パイロット」キャラ。[[ビッグモス]]のパイロット。 |
;[[ロス・イゴール]] | ;[[ロス・イゴール]] | ||
− | : | + | :獣戦機隊の指揮官。厳しくも優しい獣戦機隊の父というべき人物。息子のアランとは確執があったが、死の間際に和解する。 |
;[[葉月考太郎]] | ;[[葉月考太郎]] | ||
:[[獣戦機]]を開発したバイオ・ハイテックの権威。イゴール長官の死後は獣戦機隊の指揮を執る。 | :[[獣戦機]]を開発したバイオ・ハイテックの権威。イゴール長官の死後は獣戦機隊の指揮を執る。 | ||
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:輸送部隊の隊長。忍の兄貴分的存在。命を懸けて任務を遂行し、戦死する。 | :輸送部隊の隊長。忍の兄貴分的存在。命を懸けて任務を遂行し、戦死する。 | ||
;ローラ・サリバン | ;ローラ・サリバン | ||
− | :忍が戦場で出会った少女。[[獣戦機隊基地]]に保護され、後に葉月博士が養女として引き取る。本編でもそれなりに出番の多かったキャラクターなのだが、SRWでは現時点では[[第4次]]と[[ | + | :忍が戦場で出会った少女。[[獣戦機隊基地]]に保護され、後に葉月博士が養女として引き取る。本編でもそれなりに出番の多かったキャラクターなのだが、SRWでは現時点では[[第4次]]と[[第2次Z再世篇]]で名前が語られるのみである。第4次での雅人の台詞によれば、アイドル「GGガールズ」になって雅人を相手にしなくなったらしいが、これはTVシリーズで声を担当した藤原理恵氏が後に「CCガールズ」として活動したことを題材にした[[声優ネタ]]である。 |
=== 黒騎士隊 === | === 黒騎士隊 === | ||
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=== [[獣戦機隊]] === | === [[獣戦機隊]] === | ||
;[[ダンクーガ]] | ;[[ダンクーガ]] | ||
− | : | + | :またの名を「'''断空我'''」。「獣を超え、人を超え、そして今神になる」スーパーロボットと言われている。ブースター「ガルーダ」装着状態、未装着状態が登場。また、以下の[[獣戦機]]に分離可能。獣戦機はノーマルモード、ヒューマノイドモード、アグレッシブビーストモードが登場。 |
− | + | :;[[イーグルファイター]] | |
− | + | ::[[ダンクーガ]]の頭部になる、大鷲の獣戦機。4機の獣戦機の中で唯一飛行可能かつ最速を誇る。 | |
− | + | :;[[ビッグモス]] | |
− | + | ::[[ダンクーガ]]の胴体、腕、膝から上の脚部……つまり、ほぼ全身になる、巨象の獣戦機。その巨体ゆえ、火力と装甲は高いが運動性が低い。OVA『GOD BLESS DANCOUGA』以降では[[ダンクーガ]]のブースターを内蔵している。 | |
− | + | :;[[ランドクーガー]] | |
− | + | ::[[ダンクーガ]]の左足になる、黒豹の獣戦機。[[ランドライガー]]と比べると遠距離向きの武器を持ち、劇中の設定では運動性重視。 | |
− | + | :;[[ランドライガー]] | |
− | + | ::[[ダンクーガ]]の右足になる、獅子の獣戦機。[[ランドクーガー]]と比べると中距離向きの武器を持ち、劇中の設定では装甲重視。 | |
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;[[ガンドール]] | ;[[ガンドール]] | ||
− | :[[獣戦機隊]]の[[母艦]]。断空光牙剣は本来、この[[ガンドール]] | + | :[[獣戦機隊]]の[[母艦]]。断空光牙剣は本来、この[[ガンドール]]からエネルギーを受けて放つ必殺技である。しかし、[[ガンドール]]がSRWに登場する事が少ない為、[[ダンクーガ]]単体で放つ技に変更されている。 |
;[[ファイナルダンクーガ]] | ;[[ファイナルダンクーガ]] | ||
− | :[[ダンクーガ]]の背面のブースターが機体内部に格納され、代わりに[[ブラックウイング]] | + | :[[ダンクーガ]]の背面のブースターが機体内部に格納され、代わりに[[ブラックウイング]]が背面に合体する。その為、機体のシルエットはそれほど大幅には変わらない。しかし、5人乗りになり、火力も向上する事から、戦闘力は大幅に上昇する。'''アニメ未登場'''。 |
=== 黒騎士隊 === | === 黒騎士隊 === | ||
;[[ブラックウイング]] | ;[[ブラックウイング]] | ||
− | :ノーマルモード、ヒューマノイドモードが登場。近年は[[ファイナルダンクーガ]] | + | :ノーマルモード、ヒューマノイドモードが登場。近年は[[ファイナルダンクーガ]]に合体できる。ノーマルモードは[[イーグルファイター]]を一回り大きくしたような外見の戦闘機。[[ファイナルダンクーガ]]に合体すると、[[イーグルファイター]]とのサイズの差を実感できる。 |
=== [[ムゲ・ゾルバドス帝国]] === | === [[ムゲ・ゾルバドス帝国]] === | ||
− | + | *ドル・ファー(ムゲ小型戦闘メカ) | |
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− | + | == 用語 == | |
− | ;[[ | + | ;[[獣戦機]] |
− | : | + | :[[獣戦機隊]]が使用するメカの総称。パイロットの闘争心(怒り)を感知して作動する野獣回路により飛行機・戦車形態から、獣型のビーストモード、人型のヒューマノイドに変形する。 |
− | + | ;[[アグレッシブ・ビーストモード]] | |
− | + | :怒りをフィードバックして変形した[[獣戦機]]の獣型形態。人間の心の奥に潜む、野獣の本能によって動く。 | |
− | ;[[ | + | ;[[野生化]] |
: | : | ||
+ | ;[[獣戦機隊]] | ||
+ | :[[藤原忍]]、[[結城沙羅]]、[[司馬亮]]、[[式部雅人]]の4人で構成された対[[ムゲ・ゾルバドス帝国]]用の戦闘チーム。 | ||
+ | ;[[獣戦機隊基地]] | ||
+ | :[[獣戦機隊]]の基地。 | ||
+ | ;黒騎士隊 | ||
+ | :アランがイゴール長官の古いやり方に反発して組織したゲリラ部隊。情報戦を得意とする。当初は独自に[[ムゲ・ゾルバドス帝国]]軍と戦っていたが、アランとイゴールが和解してからは共同戦線を張った。 | ||
+ | ;[[ムゲ・ゾルバドス帝国]] | ||
+ | :帝王[[ムゲ・ゾルバドス]]が築いた宇宙規模の大帝国。一瞬にして[[地球]]軍に壊滅的ダメージを与えたほどの戦力を持つ。 | ||
== 主題歌と[[BGM]] == | == 主題歌と[[BGM]] == | ||
;「愛よファラウェイ」 | ;「愛よファラウェイ」 | ||
− | :(歌:藤原理恵) | + | :(歌:藤原理恵) |
+ | :前期オープニング。[[新]]や[[COMPACT2]]、[[第3次α]]の戦闘BGMに採用。[[スーパーロボット大戦Scramble Commander|SC]]では大幅なアレンジを施されている。 | ||
;「バーニング・ラブ」 | ;「バーニング・ラブ」 | ||
− | :(歌:いけたけし) | + | :(歌:いけたけし) |
+ | :前期エンディング。[[第4次]]、[[F]]、[[α]]等シリーズの大半の戦闘BGMに採用されている。OPよりもOPらしいアップテンポの曲調のせいか、これがOPだと勘違いした原作未視聴者が続出した。 | ||
;「ほんとのキスをお返しに」 | ;「ほんとのキスをお返しに」 | ||
− | :(歌:藤原理恵) | + | :(歌:藤原理恵) |
+ | :後期オープニング。[[GC]]、[[XO]]で大幅なアレンジを施されて戦闘BGMに採用。[[OE]]でも同様のアレンジで再び採用された。 | ||
;「灼熱の怒り」 | ;「灼熱の怒り」 | ||
:合体時のテーマ。第3次αや[[J]]、[[第2次Z]]の戦闘BGMに採用。 | :合体時のテーマ。第3次αや[[J]]、[[第2次Z]]の戦闘BGMに採用。 | ||
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=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
;[[第4次スーパーロボット大戦]] | ;[[第4次スーパーロボット大戦]] | ||
− | : | + | :初参戦作品。原作の敵が登場しない、いわゆる[[いるだけ参戦]]。ダンクーガはグラフィックではブースターがついているのに飛べなかったり、ステータスがそれほど高くないなど初登場なのにかなり悲惨な扱い。そのため、シナリオの途中で[[コン・バトラーV]]とどちらかを外すイベントで選ばれてしまう事も多い。[[オープニング戦闘デモ]]では忍はイーグルファイターに乗っている。 |
;[[第4次スーパーロボット大戦S]] | ;[[第4次スーパーロボット大戦S]] | ||
− | : | + | :ダンクーガのステータスの底上げ等がされ扱いが改善されている。また、離脱イベントも発生しない。 |
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]]) | ;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]]) | ||
:シャピロが敵として初登場するが、機体は[[ゲスト]]製。[[スポット参戦]]だが、味方としてアラン&[[ブラックウイング]]も初参戦。ルート次第ではシャピロがラスボスになる事も。 | :シャピロが敵として初登場するが、機体は[[ゲスト]]製。[[スポット参戦]]だが、味方としてアラン&[[ブラックウイング]]も初参戦。ルート次第ではシャピロがラスボスになる事も。 | ||
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:[[ムゲ・ゾルバドス]]が登場。 | :[[ムゲ・ゾルバドス]]が登場。 | ||
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] | ||
− | : | + | :COMPACT2と同様の流れ。第1話で[[ゴッグ]]に包囲される[[獣戦機隊基地]]は今も語り草になっている。 |
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦α]] | ;[[スーパーロボット大戦α]] | ||
− | :忍の所属基地がオーストラリアという事もあってか『[[機動戦士ガンダム0083]]』に登場したオーストラリアの[[トリントン基地]]に所属し、訓練を受けていた。その為、[[コウ・ウラキ | + | :忍の所属基地がオーストラリアという事もあってか『[[機動戦士ガンダム0083]]』に登場したオーストラリアの[[トリントン基地]]に所属し、訓練を受けていた。その為、[[コウ・ウラキ]]らと以前からの知り合いという設定に。[[トリントン基地]]が襲撃された後、[[ロンド・ベル]]に参加。シャピロは[[エアロゲイター]]に寝返る。 |
;[[スーパーロボット大戦α外伝]] | ;[[スーパーロボット大戦α外伝]] | ||
:今回は[[いるだけ参戦]]で影は薄め。攻撃面では[[野生化]]もあってか、活躍出来る。 | :今回は[[いるだけ参戦]]で影は薄め。攻撃面では[[野生化]]もあってか、活躍出来る。 | ||
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] | ||
− | :[[続編]] | + | :[[続編]]『[[獣装機攻ダンクーガノヴァ]]』と初共演。ムゲ撃破後の設定なのだが、アランが普通に生存し、ファイナルダンクーガが登場しているため、どうもムゲとの戦いは原作と違う展開だった模様。ムゲに捕らえられていた[[WILL|アースWILL]]の力で物語の世界に次元転移。その後、ファイナルダンクーガのデータを基にダンクーガノヴァが開発される事になったと言う設定。また、[[獣戦機隊]]の面々は[[呪われし放浪者]]となったらしい。 |
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | ||
:新旧W[[ファイナルダンクーガ|ダン]][[ダンクーガノヴァ・マックスゴッド|クーガ]]シリーズ同士の合体攻撃が遂に登場。今作ではかつて獣戦機隊に倒されたムゲが旧ダンクーガの世界から第2次Zの多元世界に逆襲しに来る。本作オリジナルの展開の為「'''ほぼ[[いるだけ参戦]]の扱い'''」にほぼ近いが、終盤では参戦作品一覧にないOVA「ゴッドブレス・ダンクーガ」の原作再現がなされている。 | :新旧W[[ファイナルダンクーガ|ダン]][[ダンクーガノヴァ・マックスゴッド|クーガ]]シリーズ同士の合体攻撃が遂に登場。今作ではかつて獣戦機隊に倒されたムゲが旧ダンクーガの世界から第2次Zの多元世界に逆襲しに来る。本作オリジナルの展開の為「'''ほぼ[[いるだけ参戦]]の扱い'''」にほぼ近いが、終盤では参戦作品一覧にないOVA「ゴッドブレス・ダンクーガ」の原作再現がなされている。 | ||
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:敵として[[ムゲ・ゾルバドス帝国]]が初登場。作中、からかうために嘘知識を披露する、勝手に慣用句を自作するなど、かなり亮がはっちゃけている。 | :敵として[[ムゲ・ゾルバドス帝国]]が初登場。作中、からかうために嘘知識を披露する、勝手に慣用句を自作するなど、かなり亮がはっちゃけている。 | ||
;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) | ;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) | ||
− | : | + | :ファイナルダンクーガ初登場。戦闘BGMに初めて「ほんとのキスをお返しに」が採用。『XO』では獣戦機隊に『第3次α』の台詞が収録されている。 |
;[[スーパーロボット大戦OperationExtend]] | ;[[スーパーロボット大戦OperationExtend]] | ||
− | :本編終了後設定であり例によってアランは生きているどころか、'''イゴール長官まで何の説明もなく生きている''' | + | :本編終了後設定であり例によってアランは生きているどころか、'''イゴール長官まで何の説明もなく生きている'''。アランが生きているので例によって初登場時点からファイナルダンクーガで参戦するが、素のダンクーガも意外なところで姿を見せる。 |
− | + | :矢尾氏が[[主人公]]を演じた『[[NG騎士ラムネ&40]]』と初共演。また『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』とは8年ぶりに再共演である。 | |
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:いんどり小屋(現:スタジオライブ) | :いんどり小屋(現:スタジオライブ) | ||
;メカニックデザイン | ;メカニックデザイン | ||
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;音楽 | ;音楽 | ||
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2014年1月26日 (日) 14:55時点における版
- 1985年4月5日 ~ 12月27日放映(TBS系) 全38話
- 初参戦スパロボ:第4次スーパーロボット大戦(1995年)
概要
大張正己氏のメカニックデザイナーとしてのデビュー作。
番組タイトルにも題されている合体ロボット・ダンクーガだが、物語序盤は分離形態のみしか登場せず、初合体は放送開始から4ヶ月後の第16話。その分離形態も人型形態への変形は当初伏せられていたり、ダンクーガに合体しても必殺武器は使用しないなど、テレビ放送されるロボットアニメとしては異色の作品である。こういった演出からメインターゲットであった子供達からの人気は得られず、玩具の売り上げは低迷。そのため、放送期間は当初予定されていた全52話から38話に短縮され、物語の完結はテレビ放送時に制作が決定していたOVAに持ち越されることとなった。
方や、メインキャラクターが1話ずつ登場していくなどストーリーを重視する高年齢の視聴者からは一定の支持を受けたことにより、更なる続編OVAの製作、出演声優がコンサートを開催するなどのファンサービスは続けられた。放送から20年後の2007年には、大張正己を監督に据えた、本作から200年後が舞台の続編『獣装機攻ダンクーガノヴァ』がCSで放送された。
スパロボ参戦時には続編OVAのキャラクターが登場する場合でも『超獣機神ダンクーガ』とだけクレジットされており、テレビ版とOVA版を区別していない。
ストーリー
銀河制覇を企むムゲ・ゾルバドス帝国による地球侵略に対抗する為、ロス・イゴール長官は葉月博士に命じて獣戦機と呼ばれる4体のメカを製作させる。
そしてそれを操る4人の若者達が選ばれ、帝国と戦う特務部隊「獣戦機隊」が結成された。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
- メカ&キャラクターリスト/第4次
- メカ&キャラクターリスト/新
- メカ&キャラクターリスト/F
- メカ&キャラクターリスト/F完結編
- メカ&キャラクターリスト/COMPACT
- メカ&キャラクターリスト/64
- メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー
- メカ&キャラクターリスト/COMPACT2
- メカ&キャラクターリスト/α
- メカ&キャラクターリスト/α forDC
- メカ&キャラクターリスト/α外伝
- メカ&キャラクターリスト/IMPACT
- メカ&キャラクターリスト/SC
- メカ&キャラクターリスト/GC
- メカ&キャラクターリスト/第3次α
- メカ&キャラクターリスト/J
- メカ&キャラクターリスト/XO
- メカ&キャラクターリスト/SC2
- メカ&キャラクターリスト/第2次Z
- メカ&キャラクターリスト/OE
獣戦機隊
- 藤原忍
- 獣戦機隊のリーダー。短気だが情に厚く、裏表の無い熱血漢。イーグルファイターのパイロット。
- 結城沙羅
- 獣戦機隊の紅一点。シャピロの恋人だったが、彼の裏切りを機に決別する。ランドクーガーのパイロット。
- 式部雅人
- 獣戦機隊のムードメーカー。明るく、ノリの軽い少年。ランドライガーのパイロット。
- 司馬亮
- 獣戦機隊のまとめ役。クールな皮肉屋。所謂「2号機パイロット」キャラ。ビッグモスのパイロット。
- ロス・イゴール
- 獣戦機隊の指揮官。厳しくも優しい獣戦機隊の父というべき人物。息子のアランとは確執があったが、死の間際に和解する。
- 葉月考太郎
- 獣戦機を開発したバイオ・ハイテックの権威。イゴール長官の死後は獣戦機隊の指揮を執る。
- ゲラール
- 輸送部隊の隊長。忍の兄貴分的存在。命を懸けて任務を遂行し、戦死する。
- ローラ・サリバン
- 忍が戦場で出会った少女。獣戦機隊基地に保護され、後に葉月博士が養女として引き取る。本編でもそれなりに出番の多かったキャラクターなのだが、SRWでは現時点では第4次と第2次Z再世篇で名前が語られるのみである。第4次での雅人の台詞によれば、アイドル「GGガールズ」になって雅人を相手にしなくなったらしいが、これはTVシリーズで声を担当した藤原理恵氏が後に「CCガールズ」として活動したことを題材にした声優ネタである。
黒騎士隊
ムゲ・ゾルバドス帝国
- ムゲ・ゾルバドス
- 名前通り、帝国を統べる存在。死者の霊を操る能力を持つ。
- デスガイヤー将軍
- 帝国最強の武人で、戦う事が生きる理由という男。
- ギルドローム将軍
- 精神操作を得意とする頭脳派。
- ヘルマット将軍
- 帝国の急先鋒。ヘルマット軍団を率いて戦う。物量による殲滅戦が得意。
- シャピロ・キーツ
- 地球を裏切った男。胸に野心を秘めている。作中の敵キャラの中ではSRWに最も多く出演しており、場合によってはラスボスになる事も。
- ルーナ・ロッサ
- 帝国の紅一点。シャピロに目をつけている。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- メカ&キャラクターリスト/第4次
- メカ&キャラクターリスト/新
- メカ&キャラクターリスト/F
- メカ&キャラクターリスト/F完結編
- メカ&キャラクターリスト/COMPACT
- メカ&キャラクターリスト/64
- メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー
- メカ&キャラクターリスト/COMPACT2
- メカ&キャラクターリスト/α
- メカ&キャラクターリスト/α forDC
- メカ&キャラクターリスト/α外伝
- メカ&キャラクターリスト/IMPACT
- メカ&キャラクターリスト/SC
- メカ&キャラクターリスト/GC
- メカ&キャラクターリスト/第3次α
- メカ&キャラクターリスト/J
- メカ&キャラクターリスト/XO
- メカ&キャラクターリスト/SC2
- メカ&キャラクターリスト/第2次Z
- メカ&キャラクターリスト/OE
獣戦機隊
- ダンクーガ
- またの名を「断空我」。「獣を超え、人を超え、そして今神になる」スーパーロボットと言われている。ブースター「ガルーダ」装着状態、未装着状態が登場。また、以下の獣戦機に分離可能。獣戦機はノーマルモード、ヒューマノイドモード、アグレッシブビーストモードが登場。
- ガンドール
- 獣戦機隊の母艦。断空光牙剣は本来、このガンドールからエネルギーを受けて放つ必殺技である。しかし、ガンドールがSRWに登場する事が少ない為、ダンクーガ単体で放つ技に変更されている。
- ファイナルダンクーガ
- ダンクーガの背面のブースターが機体内部に格納され、代わりにブラックウイングが背面に合体する。その為、機体のシルエットはそれほど大幅には変わらない。しかし、5人乗りになり、火力も向上する事から、戦闘力は大幅に上昇する。アニメ未登場。
黒騎士隊
- ブラックウイング
- ノーマルモード、ヒューマノイドモードが登場。近年はファイナルダンクーガに合体できる。ノーマルモードはイーグルファイターを一回り大きくしたような外見の戦闘機。ファイナルダンクーガに合体すると、イーグルファイターとのサイズの差を実感できる。
ムゲ・ゾルバドス帝国
- ムゲ戦艦
- デスガイヤー戦闘空母
- ムゲ・ゾルバドス城
用語
- 獣戦機
- 獣戦機隊が使用するメカの総称。パイロットの闘争心(怒り)を感知して作動する野獣回路により飛行機・戦車形態から、獣型のビーストモード、人型のヒューマノイドに変形する。
- アグレッシブ・ビーストモード
- 怒りをフィードバックして変形した獣戦機の獣型形態。人間の心の奥に潜む、野獣の本能によって動く。
- 野生化
- 獣戦機隊
- 藤原忍、結城沙羅、司馬亮、式部雅人の4人で構成された対ムゲ・ゾルバドス帝国用の戦闘チーム。
- 獣戦機隊基地
- 獣戦機隊の基地。
- 黒騎士隊
- アランがイゴール長官の古いやり方に反発して組織したゲリラ部隊。情報戦を得意とする。当初は独自にムゲ・ゾルバドス帝国軍と戦っていたが、アランとイゴールが和解してからは共同戦線を張った。
- ムゲ・ゾルバドス帝国
- 帝王ムゲ・ゾルバドスが築いた宇宙規模の大帝国。一瞬にして地球軍に壊滅的ダメージを与えたほどの戦力を持つ。
主題歌とBGM
- 「愛よファラウェイ」
- (歌:藤原理恵)
- 前期オープニング。新やCOMPACT2、第3次αの戦闘BGMに採用。SCでは大幅なアレンジを施されている。
- 「バーニング・ラブ」
- (歌:いけたけし)
- 前期エンディング。第4次、F、α等シリーズの大半の戦闘BGMに採用されている。OPよりもOPらしいアップテンポの曲調のせいか、これがOPだと勘違いした原作未視聴者が続出した。
- 「ほんとのキスをお返しに」
- (歌:藤原理恵)
- 後期オープニング。GC、XOで大幅なアレンジを施されて戦闘BGMに採用。OEでも同様のアレンジで再び採用された。
- 「灼熱の怒り」
- 合体時のテーマ。第3次αやJ、第2次Zの戦闘BGMに採用。
登場作と扱われ方
スーパー系の作品では数少ない軍属という設定の故か、スーパー系でありながらリアル系と絡み易く、一種の便利屋的な扱いとして多くの作品に参戦している。
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦
- 初参戦作品。原作の敵が登場しない、いわゆるいるだけ参戦。ダンクーガはグラフィックではブースターがついているのに飛べなかったり、ステータスがそれほど高くないなど初登場なのにかなり悲惨な扱い。そのため、シナリオの途中でコン・バトラーVとどちらかを外すイベントで選ばれてしまう事も多い。オープニング戦闘デモでは忍はイーグルファイターに乗っている。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- ダンクーガのステータスの底上げ等がされ扱いが改善されている。また、離脱イベントも発生しない。
- スーパーロボット大戦F(完結編)
- シャピロが敵として初登場するが、機体はゲスト製。スポット参戦だが、味方としてアラン&ブラックウイングも初参戦。ルート次第ではシャピロがラスボスになる事も。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- ムゲ・ゾルバドスが復活し、敵として登場する。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- ダンクーガが序盤自軍にいるが早々に離脱。ガンドールは自軍の母艦として活躍する。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 中盤からダンクーガが参戦。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- ムゲ・ゾルバドスが登場。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- COMPACT2と同様の流れ。第1話でゴッグに包囲される獣戦機隊基地は今も語り草になっている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 忍の所属基地がオーストラリアという事もあってか『機動戦士ガンダム0083』に登場したオーストラリアのトリントン基地に所属し、訓練を受けていた。その為、コウ・ウラキらと以前からの知り合いという設定に。トリントン基地が襲撃された後、ロンド・ベルに参加。シャピロはエアロゲイターに寝返る。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 今回はいるだけ参戦で影は薄め。攻撃面では野生化もあってか、活躍出来る。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- シャピロが原作同様ムゲ帝国に拾われて再登場。第2次αでαナンバーズに入れなかったのは、第2次α以前に三輪長官と対立して飛ばされたからと説明している。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 続編『獣装機攻ダンクーガノヴァ』と初共演。ムゲ撃破後の設定なのだが、アランが普通に生存し、ファイナルダンクーガが登場しているため、どうもムゲとの戦いは原作と違う展開だった模様。ムゲに捕らえられていたアースWILLの力で物語の世界に次元転移。その後、ファイナルダンクーガのデータを基にダンクーガノヴァが開発される事になったと言う設定。また、獣戦機隊の面々は呪われし放浪者となったらしい。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 新旧Wダンクーガシリーズ同士の合体攻撃が遂に登場。今作ではかつて獣戦機隊に倒されたムゲが旧ダンクーガの世界から第2次Zの多元世界に逆襲しに来る。本作オリジナルの展開の為「ほぼいるだけ参戦の扱い」にほぼ近いが、終盤では参戦作品一覧にないOVA「ゴッドブレス・ダンクーガ」の原作再現がなされている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 獣戦機隊がフルメタル・パニック!のミスリル所属になっており、雅人がミスリルのマデューカス中佐に怒鳴られる場面も。またシャピロはグラドス軍に寝返る。
Scramble Commanderシリーズ
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 今回も原作の敵は登場しないが、シルエットでムゲ、デスガイヤー、ヘルマット、ギルドローム、ルーナの顔アイコンなどの没データがDISC内に存在し、スペシャルディスクのカラオケモードではムゲメカが出る。BGMはOPの「愛よファラウェイ」が初採用。宇宙編の主力。
- スーパーロボット大戦64 (リンクバトラー)
- 敵としてムゲ・ゾルバドス帝国が初登場。作中、からかうために嘘知識を披露する、勝手に慣用句を自作するなど、かなり亮がはっちゃけている。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- ファイナルダンクーガ初登場。戦闘BGMに初めて「ほんとのキスをお返しに」が採用。『XO』では獣戦機隊に『第3次α』の台詞が収録されている。
- スーパーロボット大戦OperationExtend
- 本編終了後設定であり例によってアランは生きているどころか、イゴール長官まで何の説明もなく生きている。アランが生きているので例によって初登場時点からファイナルダンクーガで参戦するが、素のダンクーガも意外なところで姿を見せる。
- 矢尾氏が主人公を演じた『NG騎士ラムネ&40』と初共演。また『機動戦士ガンダムΖΖ』とは8年ぶりに再共演である。
主要スタッフ
- 制作
- 葦プロダクション(現:プロダクション・リード)
- 監督
- 奥田誠司
- シリーズ構成
- 藤川桂介
- キャラクターデザイン
- 只野和子
- いんどり小屋(現:スタジオライブ)
- メカニックデザイン
- 平井寿(現:平井久司)
- 大張正己
- 音楽
- いけたけし(現:池毅)
- 戸塚修
商品情報
Blu-ray
DVD
その他