「キラー・ザ・ブッチャー」の版間の差分

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:同22話での[[神勝平|勝平]]とのやりとり。数々の容赦無い「現実」を突き付けるブッチャーの問いに勝平は動揺した。
 
:同22話での[[神勝平|勝平]]とのやりとり。数々の容赦無い「現実」を突き付けるブッチャーの問いに勝平は動揺した。
 
:最終話における[[コンピュータドール第8号]]と勝平との問答シーンと並ぶ'''「勧善懲悪の構造の逆転と相対化」'''の場面。
 
:最終話における[[コンピュータドール第8号]]と勝平との問答シーンと並ぶ'''「勧善懲悪の構造の逆転と相対化」'''の場面。
:もっとも、住んでいる星がガイゾックのような非道極まりない外敵に蹂躙されたとして、いざその脅威が無くなって喜ばない現住生物など居ようはずがないので、そもそもがこのブッチャーの言い訳は'''侵略側の一方的な決めつけで、何ら論理的ではないただの世迷い事'''に過ぎないのだが。(つまり、翌週のドール8号との最後の舌戦の伏線に過ぎない)
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<!--:もっとも、住んでいる星がガイゾックのような非道極まりない外敵に蹂躙されたとして、いざその脅威が無くなって喜ばない現住生物など居ようはずがないので、そもそもがこのブッチャーの言い訳は'''侵略側の一方的な決めつけで、何ら論理的ではないただの世迷い事'''に過ぎないのだが。(つまり、翌週のドール8号との最後の舌戦の伏線に過ぎない)-->
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<!--これは神ファミリーの奮闘ぶりに対する皮肉であって、決めつけとか世迷言とかそういうことじゃないと思うけど-->
 
:「いずれにしろ~」は『AP』にて撃墜台詞に採用されている。
 
:「いずれにしろ~」は『AP』にて撃墜台詞に採用されている。
 
;「30分だと!! だめだ20分、いや10分でこい」<br/>ギラ「し…しかし」<br/>「しかしもくそもあるか。10分でこいといったらこい」
 
;「30分だと!! だめだ20分、いや10分でこい」<br/>ギラ「し…しかし」<br/>「しかしもくそもあるか。10分でこいといったらこい」

2024年1月28日 (日) 13:20時点における版

キラー・ザ・ブッチャー
登場作品 無敵超人ザンボット3
声優 島田彰
デザイン 安彦良和
初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 異星人サイボーグ
性別
所属 ガイゾック
役職 司令官
テンプレートを表示

キラー・ザ・ブッチャーは『無敵超人ザンボット3』の登場人物。

概要

ガイゾックの司令官。水色の肌をした巨漢であり、ガイゾック(コンピュータドール第8号)により、手駒としてサイボーグされ知恵を与えられた未開惑星の住民である。

風貌や言動はコミカルで、度々ゴルフやらパチンコやらギターやらで遊ぶなどの人間臭い描写がある一方で、その性格は極悪非道で、侵略する惑星の知的生物を虐殺する事を何よりも好む。ガイゾックの目的が地球人類の抹殺であるのをいい事に、ゲーム感覚で破壊と虐殺を繰り返した。そうした姿と残忍な性格の不和が逆に不気味な印象を与え、相対するものに例外無く恐れと怒りをこみ上げさせる。

そんなブッチャーであったが、目先の快楽に溺れやすい自身の性格とザンボットによる猛反撃もあって地球攻略が遅々として進まないことにガイゾックが怒りを露わにしたことで、立場・精神共に追い詰められていく。最終的にビアルⅡ世のバンドックへの特攻を許した事でガイゾックの逆鱗に触れてしまい、バンドックの頭部のみで最前線への出撃を命じられ、「自分は最前線での戦闘など初めてでして」と言い訳するも聞き入れられず、死の騎士と共にキング・ビアル撃墜(実質的な片道特攻)を敢行させられる。そのような末期的状態で臨んだ神ファミリーとの最終決戦においては、ザンボット3キング・ビアルの突撃によるバンドックの破損に巻き込まれ、最期は「お前は何のために戦ったのか?」と勝平達にその戦いの意義を問いながら爆死した。

漫画版ではコンピュータドール第8号が登場しないためガイゾックの首領となっている。最終回にてバンドックの頭部だけで地球から逃走し、増援の巨大宇宙艇に避難しようとするも、ザンボムーンアタック(原文ママ)を受け宇宙艇もろとも爆死した。

登場作品と役柄

超がつくほどの悪漢とそのコミカルな性格も相まって、必然的に敵組織の中でも出番が多く、一部作品では『ザンボット』シナリオのラスボスとして登場する。

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦
初登場作品。本作にはコンピュータドール第8号は存在自体出てこないため、実質ガイゾックラスボスである。
ゲストと協力関係にあり、民間人を巻き込まない協定を結んでいたが、自ら補給線を確保した後は協定を破棄、原作通り人間爆弾作戦を実行に移す。最後はゲストから見捨てられ、ロンド・ベル隊に敗れた。
なお、性格設定は「弱気」。「強気」というのも違う気がするが、どうも違和感がある。
第4次スーパーロボット大戦S
第4次』と同じだが、スーパー系ルートの新規追加マップ「接触」で主人公メカブーストを差し向けるという出番が与えられた。すぐに撤退するため、戦うことは出来ない。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
ベガ星連合軍を除けば、コズミック・イラで最初に地球を襲撃した異星人勢力。今まで登場したスパロボ作品の中で最も極悪で、まさに原作そのままの非道さを見せる。
劇中では異星人の連合体であるスカルムーン連合の一構成員であるが、プレイヤー側からのみならず連合内部からも恐れられる危険極まりない性格のおかげで、事実上リーダー格としてスカルムーン連合を動かす立場となる(その一方、同じく残忍・冷酷な性格のガガーンヒューギとは意気投合する)。
ブッチャーが指揮を執る場合だと、必ず見境無く攻撃を行うため、戦場を常に混乱させており、スカルムーン連合の中でも非常に性質が悪い存在である。
島田氏逝去後のため特殊戦闘台詞が少なく、それを補う形で部下のバレターギッザーに掛け合い要員として声が新録された。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
序盤に登場する。乗機のバンドックは序盤のボスとしては強い方で、ステージによってはブッチャーの撃破が重要なフラグになっている。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
今回はザンボットが最後まで使用できるため、序盤から終盤まで度々登場する。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
序盤で決着がつく。なお、COMPACT2シリーズではあまり悪行を行っておらず、それほど目立った印象は無い。
スーパーロボット大戦IMPACT
音声初収録にして唯一の収録作品。島田氏が本作発売後の2004年に亡くなったため、以降の作品はライブラリ出演となっている。演じる島田氏の原典そのままに独特の甲高い声を聴かせてくれる。必聴。
アインストと接触した事により、変調をきたしたコンピュータドール第8号の様子を訝しむ一幕も。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
本作では「向こう側の世界」の住人であり、「こちら側」本作へとヴィンデルが連れてきたことになっている。
また、原作とは異なりサイボーグではなくロボットという設定であり、これを知った主人公は「Wシリーズのようなものだからヴィンデルは手駒にできたのか」と推測したが、ブッチャー本人は「ガイゾックの意志に従っている」と否定した。捕虜にした連邦兵人間爆弾改造し、搭乗機のドラグーンごと自爆させる蛮行に及ぶ。
その最期は自分の正義を信じて戦っている自軍部隊に対し、「正義は星の数ほどある。お前達のは自分勝手な正義だ」と指摘して、大きな動揺を与えた。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
島田彰氏逝去後の初のライブラリ出演。
スーパーロボット大戦R
過去に宇宙太恵子の犠牲で倒された設定であったが、突如謎の復活を遂げ、居合わせた者に絶望感を与えた。
しかし、序盤における出番はここだけで、本格的な活動が見られるのは過去編から。本作ではティスを通して機械帝国ガルファと共闘する。最後は原作同様に散々に悪態をついた末に爆死するが、その後歴史が変わってコンピュータドール第8号も倒されたため、二度と復活する事は無かった模様。
序盤は交渉に来たリリーナ達を「物理学の勉強」と称してバンドックから突き落とす等、相変わらずの非道ぶりを見せる。しかし、原作における人間爆弾作戦を実行する事は無く、よくティスにおちょくられる等、比較的にコミカルな場面が目立ち、残虐行為は他作品と比べて抑え気味。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
獣人たちと共闘する。

パイロットステータス

能力値

Z』では存在感の増大に伴い能力もかなり強化されている。艦長効果もあって命中が非常に高い。さらにブッチャー本人、バンドック共々宇宙地形適応Sなおかげで恐ろしく強い。

精神コマンド

第4次S
ド根性根性気合必中加速脱力
マップ『新しい力』または『人間爆弾の恐怖』のイベントでド根性を使用する。
Z
ド根性脱力必中鉄壁気合

特殊技能(特殊スキル)

Z
底力L9、闘争心戦意高揚気力+(ダメージ)気力限界突破
ほぼ全て気力関連で占められており、さらに本人が超強気なので気力が相当上がりやすい。高レベルの底力があるので防御面も決して悪くない。
IMPACT
底力L9
APORTABLE
底力L7
R
底力L7、援護攻撃L1

艦長効果

命中率+30%
Z』で採用。艦長効果と宇宙Sのお陰でバンドック砲をバカスカ当ててくる。

人間関係

ガイゾック
ガイゾックの首領。ブッチャーに指令を出す。正確にはコンピュータドール第8号
部下に対しては横暴にふるまうブッチャーも恐れ平伏す「神」の如き存在であり、失敗に次ぐ失敗によりバンドックを中破させる愚を犯した事で激怒。怒りの雷撃を浴びせた上、赤騎士デスカイン青騎士ヘルダインを与え特攻同然の出撃命令を下す。
ギッザー
部下。ガイゾックの作戦士官。ブッチャーの指示に「ギョイ、ブッチャー」と同意するというのが定番のやり取り。
バレター
部下。ガイゾックの作戦士官。
ズブター
ガイゾックの技術士官。部下だが、二度のみの登場。SRW未登場。
ギラ
漫画版オリジナルキャラ。増援部隊の班長。バンドックを破壊されたブッチャーが増援の為に招聘するも、ブッチャー諸共にザンボット3により宇宙の塵にされた。
ガイゾック兵
配下の一般兵

他作品との人間関係

スーパー系

ベガ大王
Z』での同盟相手。序盤から彼と絡むが、ベガ大王の方はブッチャーの思考回路が理解できずに内心戦慄していた
ブッチャーおよびベガ大王の二人とも図体が大きいので、この二人の会話シーンは画面が妙に狭く感じる。
アルテア螺旋城ゼロ
R』では彼らと共同戦線を張る。終盤で原作通りの言い訳を行った結果、アルテアから「昔の私のようだ」と呆れられていた。
テラル
『Z』での同盟相手であるが、よく彼をおちょくっている。テラルの方からは内心軽蔑されており、素性に疑念を抱かれている。
ジーラ
『Z』ではヒューギがスカルムーン基地に来訪した時にリーツが殺された際、「余興」と称してヒューギとガガーンが彼女をも殺害しようとした際、彼らに同調して「どうせ殺すなら的当てゲームの的にしてやろう」などと言い放った。結局、その場で彼女が殺される事はなかったが。
ゼオ・ガットラー
『Z』での同盟相手。内心ブッチャーを「快楽主義者の豚」と軽蔑している。
ガガーン
『Z』での同盟相手。出会って早々と意気投合してしまい、テラルやガットラーから益々危険視される事に。
ヒューギ・ゼラバイア
『Z』での同盟相手。さほど仲は悪くないが、ルフィーラを小馬鹿にされた時は静かに怒気を放っていた。
ルフィーラ・ゼラバイア
『Z』でヒューギが連れてきた彼女を一目見た時、後述するように皮肉な態度で接する。
ロージェノム
CC』での同盟相手。

ガンダムシリーズ

アムロ・レイブライト・ノア
R』ではリアル系の序盤で、ネオ・ジオンのアクシズ落としの騒ぎに便乗して登場する。その際に5年前に倒したはずのガイゾックが復活した事で、最終決戦での宇宙太恵子の死が無駄になったと感じた彼らに悔しさを味わわせた。
リリーナ・ドーリアン
『R』では原作の副総理の代わりにガイゾックとの交渉に臨む。当然ブッチャーの方は交渉に応じるつもりなどなく、彼女を殺害しようとするが、すんでのところでヒイロに阻止される(同行した連邦兵は一人を除いて皆転落死してしまったが…)。

リアル系

スバル・リョーコ
『R』でナデシコルートを選ぶと、上記のアムロとブライト同様に悔しさと絶望を味わわせる。
アマノ・ヒカル
IMPACT』では彼女にバンドックのデザインを「かわいい」と評され、気を良くする場面もあった。

バンプレストオリジナル

グロフィス・ラクレイン
第4次』では彼と共同戦線をとっていたが、ガイゾックが協定を無視して人間爆弾などの非道な作戦をとった為、彼に見限られてしまう。
ヴィンデル・マウザー
A』では諸事情から彼と手を組む事に。本来殲滅対象である地球人と手を組む皮肉な結果となったことで、主人公(アクセルorラミア)は目的と手段が逆転していると述べた。彼の方は意外にもブッチャーの思想に理解を示す様子も伺えたが、実際はWシリーズ同様「人形」として自分の都合で利用していたに過ぎなかった。
ティス
『R』におけるデュミナス機械帝国ガルファとのパイプ役。彼女に色々とおちょくられることも。

名台詞

「フホホホ、殺し甲斐のある奴がおるわい!」
第5話「海が怒りに燃える時」より。自分たちのせいで避難している船を見た時の一言。まるで子供が虫を虐め殺すかのような反応である。
「楽しみじゃのぅ。それにしても、人をすぐ助けるのは地球人の悪い癖じゃ! ホホホホホ、ホホホホホホ…」
第18話「アキと勝平」より。副官ギッザーから「(アキに仕掛けられた人間爆弾の起爆は)もう間も無くです」と聞かされての台詞。
爆弾を仕掛けられた人間の苦しむ様を「楽しみ」とする、ブッチャーの残虐非道ぶりを象徴する台詞。
「一匹たりとも逃すでない!!」
第22話「ブッチャー最後の日」でキング・ビアルから脱出するカプセルを発見した際の台詞。自分より弱い物には徹底して威張るブッチャーらしい台詞であるが、ここで戦闘を疎かにしたせいで彼の敗死が確定してしまう。
ブッチャー「お前達は一体何のためにワシと戦ったのだ!?」
勝平「何のためェ? そりゃあ、地球の平和を守るために決まってるじゃねぇか!」
ブッチャー「ホ! 一体誰がそんな事を頼んだのだ?」
勝平「だ…誰も頼みゃあしないっ!」
ブッチャー「お前の身内の者は、戦いの度に次々と死んでいった。『地球を守る』と言って! だが、どこの、誰が、有難がってくれるんだ!? 誰があそこで感謝している!? 誰が喜んでくれるんだァ!!」
勝平「う…うるせぇ! ゴタゴタ言うなァ! 地球はオレの生まれて育った所なんだ! 誰にも荒らさせないぞ!!」
ブッチャー「ムホホホホホホホ…! 無駄な事を! 地球はいずれにしろ滅びる運命にあるのだ! 滅びる運命に…フォハハハハハハ…のはあぁぁぁぁぁぁっ!!」
同22話での勝平とのやりとり。数々の容赦無い「現実」を突き付けるブッチャーの問いに勝平は動揺した。
最終話におけるコンピュータドール第8号と勝平との問答シーンと並ぶ「勧善懲悪の構造の逆転と相対化」の場面。
「いずれにしろ~」は『AP』にて撃墜台詞に採用されている。
「30分だと!! だめだ20分、いや10分でこい」
ギラ「し…しかし」
「しかしもくそもあるか。10分でこいといったらこい」
漫画版最終回より、増援部隊を呼んだ際のやり取り。こうも追い詰められてしまっては威厳など全くなく、小物丸出しである。
「グワッ」
同じく漫画版最終回より、ザンボムーンアタックを受けた際の断末魔。原作とは打って変わって、あまりにあっけない最期であった。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

「それが何か? 人間はいっぱいいるんだから、少しぐらい使ってもいいだろうに」
Z』セツコ編第33話「星が輝く時」に於ける天空侍斗牙との戦闘前会話より。人間爆弾についてグランナイツからその非道な行いを非難され、ブッチャーが返した台詞。まさに極悪非道極まれりな台詞。
「う~ん…実に美しい。まるでお人形のようだな」
『Z』第43話「運命と自由と」のエンドデモより。ヒューギスカルムーン連合に来訪した際、彼が連れてきたルフィーラを一瞥して言い放った一言。当然、実の妹をこのように言われたヒューギは一瞬怒りの表情を見せていた。とはいえ、実際ルフィーラは人形に近い存在と言えなくもないため、ブッチャーの言動は的を得ていたと言える。もっとも、そのブッチャー本人も「人形」のような存在ではあるが。
「では、続いて質問。この地球にやって来た理由を50文字以内に述べよ」
上記の場面の後、ヒューギに問うた台詞。相変わらずの物言いであるが、ヒューギも律儀に46字で返答した点が笑いを誘う。
その後、「とりあえず地球を滅ぼすって事でOK?」と解釈し、一応は納得した模様。
「ホッホッホ! ただ撃つのでは面白くない…頭に当たったら100点、胴体は50点、手足は20点、胸は200点でゲームをするのはどうだ?」
同上。ジーラを余興と称して殺そうとするヒューギとガガーンの尻馬に乗っての軽口。この3名の狂気じみた所業にベガ大王はドン引きし、ガットラーも地球洪水作戦決行の意思を固めることになる。
ギッザー「ブッチャー様におかれましては、いつものように戦いを楽しまれれば……」
ブッチャー「馬鹿もん! そんな事を言っている場合ではないのだ! ガイゾックの神は、失敗続きの私にお怒りなのだぞ!」
バレター「ガイゾックの神…? 何ですか? それは?」
ブッチャー「お、お前達は知らなくていい!! とにかくやるのだ! この戦いに勝たねば、我々の命はないと思え!」
『Z』第54話「魂の凱歌」における部下二人とのやり取り。この頃となると原作通りの失敗続きで余裕がなくなってきており、の名をブツブツ唱えながら部下に当たり散らす様をガットラーからは「壊れた」と評されている(無論、ガットラーはブッチャーの「正体」も、「ガイゾックの神」が何なのかは知らないだろうが)。
その後、いつもの調子をかなぐり捨てて全軍に攻撃を指示する所をテラルは「一切の遊びを最初から廃している」と評し、警戒する事となる。
「愉快痛快! 司令室に落とし穴を作っておいて本当によかった!」
ZSPD』第2話グローリー・スター レポート「テラルの決意」より。任務に失敗したガイゾック兵に「絞首刑」「銃殺」「くすぐり地獄」の三択を提示し、どれも選べなかった彼を選択肢外の「落とし穴の刑」に処し悦に入るが、その残虐さはテラルの激怒を招く事に。

COMPACTシリーズ

「どこが無抵抗なんじゃ! おかしなロボットが飛び出して来たわい!」
IMPACT』第8話「狙われた青い星」より。無抵抗のHLVを撃墜しようとした所業に憤る勝平への反論。
その「おかしなロボット」の攻撃によって、バンドックも相応のダメージを被った様子。
「ご先祖様ァ!? ホ! 知らんのォ! かな~りの数の星を滅ぼしてきたからのォ」
同上。「ご先祖の仇をとらせてもらう」と言う勝平に対して返した台詞。ブッチャーが今までどれほどの破壊と殺戮を繰り返してきたのかがよく分かる台詞。
(最近、我が神、ガイゾックの様子がおかしいのォ…どういうことなんじゃ?)
『IMPACT』第3部銀河決戦篇第10話「海よ、大地よ」より。「ハジマリノチ」と不可解な言動をするガイゾックに従うが、流石のブッチャーも困惑する。
「ホ~ホッホッホォッ! 地球にもセンスの有る奴がおるようじゃのう」
「皆殺しにするのに変わりないがのぉ。ホ~ッホッホッ」
『IMPACT』第3部銀河決戦篇第17話「ブッチャーの最期」より。バンドックのデザインを「可愛い」と評したヒカルの発言に気を良くするも、その続きは相変わらずの外道な発言。
「今日が貴様らの最後の日だ!!」
戦闘台詞の一つ。原作のサブタイトルに因んでいる。『Z』ではギッザー、バレターの台詞と共にグラヴィオンゴッドシグマバルディオスとの特殊戦闘台詞に採用された。

携帯機シリーズ

「正義…だと? ホッホ…そんな星の数ほどあるものにすがっていながら…平和だのと…愚か…愚かよの…!」
APORTABLE)』第36話「運命に向かう者たち」or「メン・オブ・デスティニー」より。最期の台詞。
アキトの「自分の正義を信じて戦っている」という言葉にこう返して、一同を意気消沈させた。
「ほーほっほっほっ。相も変わらず人間どもは戦争を続けているようじゃの」
「確かに、あの時は不覚をとり、わしらは敗れた。だが、偉大なるガイゾックの神はわしらを甦らせ、今一度チャンスをくださったのだ」
「一人や二人どころではない。もっと大勢の命を奪う戦争を平気でしているお前たちにそれを言う資格があるのか? わしから見れば新連邦ネオ・ジオンもみな同じよ。ほ~っほっほっ」
R』第3話ラー・カイラムルート「νガンダム」において、5年前に打倒されたはずのブッチャーが復活した事にアムロブライトは驚愕した。
確かにブッチャーから見れば、地球アクシズ落としを引き起こそうとするシャアも、ネオ・ジオン火星の後継者を滅ぼそうとするデキムも「大勢の人類の命を奪う戦争を起こす者」であり、殺人という意味では彼の所業となんら変わりない。アムロは何も言い返せずにただ、憤るしかなかった……。
第3話ナデシコルート「再会のレシピ」にて同様の台詞を言うが、「新連邦もネオ・ジオンもみな同じ」の下りは無い。
「ブッチャー先生の楽しいお勉強よ。ほーっほっほっ」
「それでは、ここで問題です。体の大きな連邦兵と、体の小さなリリーナ嬢を同時に落とすと、どちらが先に地面に落ちるでしょうか?」
「さぁ、みんなで考えましょう」
『R』第8話「バンドック現る!」において、ガイゾックと交渉に来たリリーナと護衛の連邦兵をバンドックから突き落とす際の台詞。
本作のブッチャーの台詞の中では数少ない非道極まれる台詞。

スパロボシリーズの迷台詞

極悪非道な性格ながら言動はコミカルなため、部下を巻き込んで間抜けな台詞を言うことも多い。

「ああ、こほん。あー、あー。えー、わしはガイゾックの総司令官、キラー=ザ=ブッチャーであるあるあるあるある…。む、なんじゃ、エコーがききすぎておるぞ、ギッザー、調整せい!」
第4次S)』での初登場マップにおいての宣戦布告。しかしながら、初っ端からマイクの調整を指示するというコントを演じている。
ブッチャー「あー、あー。ふむ、こんなものか。よいか地球人ども。この地球は我々ガイゾックが破壊する。それも時間をかけて、じーっくりとな。ホーッホッホッ。この名を、よく覚えておくのじゃ。キラー=ザ=ブッチャー、これこそが、貴様達を恐怖のズンドコに陥れる名じゃ!」
ギッザー「ブッチャー様、どん底です、ど・ん・ぞ・こ」
ブッチャー「えーい、やかましい!! どっちでも、大して違いはない!」
更なる宣戦布告なのだが「恐怖のズンドコ」と発言してしまうため間が抜けた印象を受ける。
加えて「時間をかけてじーっくりと」という発言の割には本作ではこの後2回しか登場しない上に、2度目と3度目では大幅に時間が空く為、自軍からは活動休止疑惑を持たれてしまうのも間抜けさに拍車をかけている。
「退却ではない! 後ろへ向かって前進じゃ!」
『第4次』第12話(『S』では第13話)本隊と行くルート「ガイゾックの恐怖」にてバンドックを撃墜するとこんな間抜けな台詞を言いながら逃げていく。
取り巻きのガビタンが鬱陶しいが、人間爆弾阻止のためにも落としたいところである。
ブッチャー「おほほ、地球人のいる所ならどこにでも現れるのよ!」
ギッザー「いや、奴らの転移に巻き込まれたからでは?」
ブッチャー「余計なことは言わなくていいのよん!」
CC』において『グレンラガン』の地球でカイルスの前に現れてのコント。

搭乗機体

バンドック

余談

  • 「キラー・ザ・ブッチャー」という名前は、1970年代の悪役プロレスラー「キラー・トーア・カマタ」と、彼のライバルでもあった超有名悪役プロレスラー「アブドーラ・ザ・ブッチャー」の名前を合成したものである
    • なお、命名者はプロレスマニアである小説家の高千穂遥氏。キャラクターデザインも、高千穂氏が安彦良和氏にブッチャーの写真を渡し、それを参考に進めたものである。