「ヒュッケバインシリーズ」の版間の差分

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== ヒュッケバインシリーズ(Huckebein Series) ==
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'''ヒュッケバインシリーズ'''は、[[パーソナルトルーパー]]・[[ヒュッケバイン]]に端を発する、「'''ヒュッケバイン'''」の名を冠する機動兵器の総称。[[量産型ヒュッケバインMk-II]]が「マシンセル」によって自己進化した[[ベルゲルミル]]も記述する。
  
本項では、[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]を初出とする、[[パーソナルトルーパー]]・[[ヒュッケバイン]]に端を発する、『'''ヒュッケバイン'''』の名を冠する機動兵器の総称として取り扱う。また、[[量産型ヒュッケバインMk-II]]が『マシンセル』によって自己進化した『[[ベルゲルミル]]』についても簡潔に説明する。なお、[[ゲシュペンストシリーズ]]とヒュッケバインシリーズの中間に位置する[[ビルトシュバイン]]については、[[ゲシュペンストシリーズ]]及び[[ビルトシュバイン]]の項を参照されたし。
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== 概要 ==
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ヒュッケバインという名前は、第二次大戦末期にナチスドイツで開発されていた幻のジェット戦闘機Ta183Aの愛称「フッケバイン」のオマージュから来ている(英語風に発音するとヒュッケバイン)<ref>宝島社『スーパーロボット大戦F完結編 戦略解説』55頁。</ref>。なお、Ta183Aのフッケバインという愛称自体はヴィルヘルム・ブッシュの児童文学『ハンス・フッケバイン』に登場する、『醜い脚』という意味を持つ悪戯好きの[[|カラス]]の名前に由来する。[[OGシリーズ]]ではそこから転じて、「災いを招く鴉」…即ち「'''凶鳥'''」という二つ名がヒュッケバインにつけられているという設定となった。
  
ヒュッケバインという名前は、第二次大戦末期にナチスドイツで開発されていた幻のジェット戦闘機Ta183Aの愛称「フッケバイン」のオマージュから来ている(英語風に発音するとヒュッケバイン)。なお、Ta183Aのフッケバインという愛称自体はヴィルヘルム・ブッシュの児童文学『ハンス・フッケバイン』に登場する、『醜い脚』という意味を持つ悪戯好きのカラスの名前に由来する。[[OGシリーズ]]ではそこから転じて、『災いを招く鴉』…即ち『'''凶鳥'''』という二つ名がヒュッケバインにつけられているという設定となった。
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この二つ名が、ヒュッケバイン008Rのブラックホールエンジン暴走事故の前に名付けられたのか、事故後にそう名付けられたのかは不明。最初から「凶鳥」の二つ名で呼ばれていたならば、「敵対する者にとって凶事を呼び込む存在」という意味合いが込められていたのだろう。逆に、事故後に名付けられた場合は、事故によって大勢の職員の命が失われたという事実を忘れないように、十字架の如く背負った名前という風に解釈できる。
  
この二つ名が、ヒュッケバイン008Rのブラックホールエンジン暴走事故の前に名付けられたのか、事故後にそう名付けられたのかは不明。最初から『凶鳥』の二つ名で呼ばれていたならば、『敵対する者にとって凶事を呼び込む存在』という意味合いが込められていたのだろう。逆に、事故後に名付けられた場合は、事故によって大勢の職員の命が失われたという事実を忘れないように、十字架の如く背負った名前という風に解釈できる。
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また『αシリーズ』以降は、先述の事故も踏まえ、関わるモノを尽く「消滅」させ、機体自身もまた何らかの理由で表舞台から姿を消していたことから、「'''バニシング・トルーパー'''」という渾名も付されている。<ref>『α』では更に、「型式番号に「R」の付く機体に関わると良くないことが起こる」という噂がマオ社の末端社員にまで広まっていた。無論唯の噂で、それを聞いた[[アストナージ・メドッソ]]は「それだと連邦軍のほとんどの機体が該当してしまう」と一笑に付している。</ref>当初は『αシリーズ』で先の事故で抹消されたMk-Iがこう呼ばれていたが、MK-IIは[[バルマー戦役]]で大破抹消、Mk-IIIはバルマー戦役後に封印<ref>その後の[[封印戦争]]や、続く[[銀河大戦]]で封印は解除されたが、戦後はやはり所在不明となっている。</ref>と、後継機もその渾名を受け継ぐ形となった。『OGシリーズ』でも封印戦争で[[ガリルナガン]]に[[ヒュッケバイン009|一機]]を残して全機破壊されてしまい、その渾名からは逃れられなかった。
  
[[ゲシュペンストシリーズ]]とは対照的に、機体コンセプトが二転三転しているのが特徴。初代はEOTを用いて高機動と高火力を実現した高級機、MK-IIは危険性を孕むEOTを使わない堅実な機体、Mk-IIIは『コアトルーパーシステム』によって様々な戦局に対応できる万能機となっている。機体コンセプトの変遷に伴ってか、機体の外見もシリーズを通してデザインが一定しない。その点においてもゲシュペンストシリーズとは対照的である。ハロウィン・プランなどで冷遇から巻き返したゲシュペンストシリーズと異なり、一部機体にフレームや技術が流用される以外はほとんど発展の動きがない、という部分も対照的。量産型Mk-IIは現在でも連邦軍の主力として長く運用されているが、Mk-Iはエンジンの危険性からマオ社に死蔵され、Mk-IIIは鋼龍戦隊で運用されているのみにとどまっていた。
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[[ゲシュペンストシリーズ]]とは対照的に、機体コンセプトが二転三転しているのが特徴。Mk-IはEOTを用いて高機動と高火力を実現した高級機、MK-IIは危険性を孕むEOTを使わない(あくまで危険性の高いものを使わないだけで、解析済みのものは使用している)堅実な機体、Mk-IIIは「コアトルーパーシステム」によって様々な戦局に対応できる万能機となっている。機体コンセプトの変遷に伴ってか、機体の外見もシリーズを通してデザインが一定しない。その点においてもゲシュペンストシリーズとは対照的である。ハロウィン・プランなどで冷遇から巻き返したゲシュペンストシリーズと異なり、一部機体にフレームや技術が流用される以外はほとんど発展の動きがない、という部分も対照的。量産型Mk-IIは現在でも連邦軍の主力として長く運用されているが、Mk-Iはエンジンの危険性からマオ社に死蔵され、Mk-IIIは鋼龍戦隊で運用されているのみにとどまっていた。
  
 
そのためか、コンセプト的にほぼ完成したMk-III以後はほとんどシリーズの進展がなく、修羅の乱においてはMk-I・Mk-IIは性能不足による型落ちが否めなかった。そして封印戦争序盤、オーバーホール中に襲撃を受け、試作タイプはほぼ破壊されてしまった。なお、エクスバインに改修された009のほかに、『3号機』が現存していることが判明している。残存パーツは原型を残していたエクスバインの修復強化に流用され、アッシュとして生まれ変わることになる。
 
そのためか、コンセプト的にほぼ完成したMk-III以後はほとんどシリーズの進展がなく、修羅の乱においてはMk-I・Mk-IIは性能不足による型落ちが否めなかった。そして封印戦争序盤、オーバーホール中に襲撃を受け、試作タイプはほぼ破壊されてしまった。なお、エクスバインに改修された009のほかに、『3号機』が現存していることが判明している。残存パーツは原型を残していたエクスバインの修復強化に流用され、アッシュとして生まれ変わることになる。
  
なお、現在ほとんどの公式メディアでは[[エクスバイン]]を除くヒュッケバインシリーズのイラストの削除、あるいは他の機体への差し替え等が行われており、機体の画が登場しなくなっている。詳細は[[ヒュッケバイン問題]]を参照。
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武装面に関しては射出、ないしは投擲して標的を斬り刻む遠隔操作兵装と、高出力を応用した[[重力兵器]]を装備しているのが特徴。量産型ヒュッケバインMk-IIの系統を除き、全機に標準装備されている。
  
== ヒュッケバインシリーズ一覧 ==
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なお2006年から2016年の間、ほとんどの公式メディアで[[エクスバイン]]を除くヒュッケバインシリーズのイラストの削除、あるいは他の機体への差し替え等が行われており、機体の画が登場しなくなっていた。詳細は'''[[ヒュッケバイン問題]]'''を参照。
  
=== [[ヒュッケバイン]] ===
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== 一覧 ==
詳しくは、[[ヒュッケバイン]]の項を参照。初出は第4次で、リアル系[[主人公]]の最終搭乗機として登場した。[[ゲシュペンスト]]などのデータを元に[[EOT]]を惜しみなく盛り込んだ機体。[[ビルトシュバイン]]の運用データと[[ゲシュペンストMk-II]]の量産化データを組み込み、コストダウンと汎用性を求めて3機がロールアウトした。フレームは機動性を重視した『Hフレーム』である。Hフレームは機動性に優れるがコストが高く剛性が低い事から、高機動の高級機に採用されている。
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;[[ヒュッケバイン]]
 
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:初出は『[[第4次]]』で、リアル系[[主人公]]の最終搭乗機として登場した。[[ゲシュペンスト]]などのデータを元に[[EOT]]を惜しみなく盛り込んだ機体。[[ビルトシュバイン]]の運用データと[[ゲシュペンストMk-II]]の量産化データを組み込み、コストダウンと汎用性を求めて3機がロールアウトした。
;008L
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:;008L
:[[リン・マオ]]がデフォルトのパイロット。[[OGシリーズ]]では一時的に[[ヴィレッタ・バディム|ヴィレッタ]]が借り受けたが、後にリンの手に戻っている。
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::[[リン・マオ]]がデフォルトのパイロット。ただし「[[OGシリーズ]]」でリンが正式参戦するのは『OG2』終盤のみなので、『OG1』ではルート次第で[[ヴィレッタ・バディム]]、あるいは特に人物の指定なく自部隊が借り受けて運用され、『OG2』では一時的に[[レオナ・ガーシュタイン]]に預けられるが、後にリンの手に戻っている。
;008R
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::また『X-Ω』に登場する[[シズキ・シズカワ]]の搭乗機もこちらになっている。
:第4次に登場したヒュッケバインはこちらだと思われる(第4次のヒュッケバインの型式番号は「PTX-08R」)。ヒュッケバインに『バニシング・トルーパー(=失われし騎兵)』という不名誉な呼び名を背負う原因となった、『[[ブラックホールエンジン]]暴走事故』を引き起こした機体。その時のパイロットは[[ライディース・F・ブランシュタイン|ライ]]であり、彼はこの事故で左腕を失った。
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:;008R
 
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::『第4次』に登場したヒュッケバインはこちらだと思われる(『第4次のヒュッケバインの型式番号は「PTX-08R」)。ヒュッケバインに「バニシング・トルーパー(=失われし騎兵)」という不名誉な呼び名を背負う原因となった、「[[ブラックホールエンジン]]暴走事故」を引き起こした機体。その時のパイロットは[[ライディース・F・ブランシュタイン]]であり、彼はこの事故で左腕を失った。
==== [[ヒュッケバイン009]] ====
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::また『V』に登場する[[ヴェルターブ・テックスト]]の搭乗機もこちらになっている。
詳しくは、[[ヒュッケバイン009]]の項を参照。ブラックホールエンジンではなく、通常型のエンジンを搭載しているヒュッケバイン。火力は低いが基本性能は上記2機と同等。この機体の運用データは、後にMk-IIや量産型Mk-IIの開発に役立つ。
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:
 
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;[[フルアームド・ヒュッケバイン]]
==== [[ヒュッケバインEX]] ====
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:再建された008R「ヒュッケバイン02(ツヴァイ)」にハイフライヤー・ユニットを装着して強化した形態。
詳しくは、[[ヒュッケバインEX]]の項を参照。通称『レッド』。部品を共有している為、外見こそ[[ヒュッケバインMk-II]]と同じだが、設定上はヒュッケバイン008Lに大改修を施した機体である。
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;[[ヒュッケバイン009]]
 
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:ブラックホールエンジンではなく、通常型のエンジンを搭載しているヒュッケバイン。火力は低いが基本性能は上記2機と同等。この機体の運用データは、後にMk-IIやその量産型の開発に役立つ。
==== [[エクスバイン]] ====
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;[[ヒュッケバインEX]]
詳しくは、[[エクスバイン]]の項を参照。初出は[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]。タイプ009の改造機で、Mk-IIとMk-IIIの中間に位置する。Mk-IIIのAMパーツのフィッティングテストのため開発された。[[スーパーロボット大戦 OG外伝|OG外伝]]でその存在が示唆された。
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:通称「レッド」。部品を共有しているため外見こそ[[ヒュッケバインMk-II]]と同じだが、設定上は008Lに大改修を施した機体である。
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;[[エクスバイン]]
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:009の改造機で、Mk-IIとMk-IIIの中間に位置する。Mk-IIIのAMパーツのフィッティングテストのため開発された。
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:封印戦争後、新型のプラズマ・ジェネレーター、APT-LINKシステムを搭載した2機の改良型が追加生産されている。
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:;[[アッシュ (OG)|アッシュ]]
 +
::破壊されたエクスバインを、全損したヒュッケバインシリーズのパーツを寄せ集めて修繕した改造機。Mk-IIIのパーツが主に使われたためT-LINKシステムとウラヌス・システムを搭載している。
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:
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:;[[エグゼクスバイン]]
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::アッシュの強化改修機であり、シリーズ6番目の機体。トロニウム・エンジンを搭載し、AMサーバントやリッパー系兵装、Rシリーズのデータを応用した念動誘導兵器を全身に搭載している。さらに、Mk-Iの主兵装を強化したBHBキャノンを装備しており火力は十分だが、出力バランスが取れておらず、イングの念で強引に制御している状態。
  
 
=== [[ヒュッケバインMk-II]] ===
 
=== [[ヒュッケバインMk-II]] ===
詳しくは、[[ヒュッケバインMk-II]]の項を参照。初出は[[スーパーロボット大戦α]]で、リアル系主人公の初期搭乗機として登場する。初代ヒュッケバインの暴走事故を教訓に、解明済みの[[EOT]]のみを搭載した堅実な機体となっており、『グラビコン・システム』というEOTを搭載している。フレームには、[[ゲシュペンストシリーズ]]に採用されている『G2フレーム』を使用している。
+
初出は『[[スーパーロボット大戦α]]』で、リアル系主人公の初期搭乗機として登場する。初代ヒュッケバインの暴走事故を教訓に、解析済みの[[EOT]]のみを搭載した堅実な機体となっており、「グラビコン・システム」というEOTを搭載している。
 
 
なお、本来G2フレームは『GIIフレーム』と表記するべきなのだが、『ジー・アイ・アイ』という誤読の防止の為、本項ではこちらの表記に統一させて頂く。
 
  
 
;RTX-010-01
 
;RTX-010-01
:αのリアル系主人公が搭乗した機体。αでは後に破壊され、パーソナルファイターが互換性のあったMk-IIIのボディと合体した。OGシリーズでは[[ブルックリン・ラックフィールド|ブリット]]に与えられた。
+
:『α』のリアル系主人公が搭乗した機体。後に破壊され、パーソナルファイターが互換性のあったMk-IIIのボディと合体した。「[[OGシリーズ]]」では[[ブルックリン・ラックフィールド]]に与えられた。
 
;RTX-010-02
 
;RTX-010-02
:[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION|OG]]にのみ登場した。[[リン・マオ|リン]]が、マオ社の社員全員の命と引き換えにコロニー統合軍に引き渡した。その後、[[ジーベル・ミステル|ジーベル]]が罠に用いるが破壊される。そして、回収された部品は[[エルザム・V・ブランシュタイン|エルザム]]の手に渡り、ヒュッケバインMk-II・トロンベに改修された。
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:[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION|OG1]]』に登場。[[リン・マオ]]が、マオ社の社員全員の命と引き換えにコロニー統合軍に引き渡した。その後、[[ジーベル・ミステル]]が罠に用いるが破壊される。回収された部品は[[エルザム・V・ブランシュタイン]]の手に渡った。
;RTX-010-02T
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:;RTX-010-02T
:上述の通り、回収された2号機のパーツを元に、G・ウォールから[[G・テリトリー]]へと強化し、[[テスラ・ドライブ]]を追加搭載した。更に、[[分身]]能力まで備える大幅なカスタマイズを受けた機体。カラーリングは当然、黒・赤・金の所謂『トロンベカラー』である。
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::別名「ヒュッケバインMk-II・トロンベ」。エルザムの手に渡ったパーツを元に、大幅なカスタマイズが施された機体。G・ウォールから[[G・テリトリー]]へと強化し、[[テスラ・ドライブ]]を搭載、さらに[[分身]]能力まで備える。カラーリングは当然、黒・赤・金のいわゆるトロンベカラーである。
 
;RTX-010-03
 
;RTX-010-03
:連邦軍の量産トライアルに提出された。仕様も量産可能な程度にデチューンされていた可能性がある。その後どうなったかは不明。最も謎の多いMk-IIである。他のシリーズはLRの2機までであるため、OG2ndで一言だけ語られる「3号機」とはおそらくこの機体のこと。ロブのセリフからすると、この機体にも何かしら手が加えられそうである。
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:連邦軍の量産トライアルに提出された。『OG2nd』で一言だけ語られる「3号機」で、長らくその存在は謎に包まれていたが、『DD』にて新たに設定される形で登場。「'''ドライ'''」というコードネームに変更され、表向きには存在しない機体として扱われている。Mk-IIIのグラビコン・システムを移植しているため、武装運用に必要な出力が上がっている。[[シズキ・シズカワ]]がテストパイロットとして活動している。
  
 
=== [[ヒュッケバインMk-III]] ===
 
=== [[ヒュッケバインMk-III]] ===
詳しくは、[[ヒュッケバインMk-III]]の項を参照。初出は[[スーパーロボット大戦α]]で、リアル系主人公の後期搭乗機として登場する。機体のコンセプトは『小型化された[[SRX]]』である。最大の特徴は[[換装]]パーツを装備する事により、様々な局面に対応可能な『コアトルーパーシステム』である。なお、パーソナルファイターはMk-IIの物と互換性があり、αで初登場した際はMk-IIのパーソナルファイターと合体していた(Mk-IIIの体にMk-IIの頭が合体したことになるが、ゲームのグラフィックでは頭もMk-IIIである)。ちなみに、フレームは『Hフレーム』を採用しており、Mk-IIのように量産を前提としていない事が分かる。ヒュッケバインシリーズの中で、唯一確実に全滅してしまっている。
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初出は『[[スーパーロボット大戦α]]』で、リアル系主人公の後期搭乗機として登場する。機体のコンセプトは「小型化された[[SRX]]」である。最大の特徴は[[換装]]パーツを装備する事により、様々な局面に対応可能な「コアトルーパーシステム」である。
  
 
;RTX-011L
 
;RTX-011L
:αの主人公機として使用されたのはこちらである。αシリーズではその後、[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]にて[[ヴィレッタ・バディム|ヴィレッタ]]の手に渡り、マルチトレースミサイルのコンテナを[[テスラ・ドライブ]]に換装して運用された。[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]では[[マイ・コバヤシ|マイ]]が一時的に搭乗している。OGシリーズでは、『装甲値、最大EN+10%』という固有フル改造ボーナスを持つ。
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:『α』の主人公機として使用されたのはこちら。「[[αシリーズ]]」ではその後、『[[第2次α]]』にて[[ヴィレッタ・バディム]]の手に渡り、マルチトレースミサイルのコンテナを[[テスラ・ドライブ]]に換装して運用された。『[[第3次α]]』では[[マイ・コバヤシ]]が一時的に搭乗している。
 
;RTX-011R
 
;RTX-011R
:第2次αで[[アラド・バランガ|アラド]]が搭乗したのはこちらである。後に[[レーツェル・ファインシュメッカー|レーツェル]]に託され、トロンベ仕様にカスタマイズされた。[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2|OG2]]では最初からレーツェルに託されており、条件次第ではトロンベ仕様からこちらに戻って入手可能。OGシリーズでは、『運動性、最大EN+10%』という固有フル改造ボーナスを持つ。
+
:『第2次α』で[[アラド・バランガ]]が搭乗した。後に[[レーツェル・ファインシュメッカー]]に託され、トロンベ仕様にカスタマイズされた。『[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2|OG2]]』では最初からレーツェルに託されており、条件次第ではトロンベ仕様からこちらに戻って入手可能。
;RTX-011RT
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:;RTX-011RT
:上記のタイプRを[[トロンベ]]仕様にカスタマイズした機体。[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]ではレーツェルの弟である[[ライディース・F・ブランシュタイン|ライ]]が一時的に搭乗している。タイプRとの分かりやすい違いは、[[テスラ・ドライブ]]を標準装備して飛行可能になった代わりに、コアトルーパーシステムによる[[換装]]が使用不可能になっているという点。OGシリーズでは、条件を満たしてタイプRを再入手した方が良い。
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::タイプRを[[トロンベ]]仕様にカスタマイズした機体。『第3次α』ではレーツェルの弟である[[ライディース・F・ブランシュタイン]]が一時的に搭乗している。
 
+
::タイプRとの分かりやすい違いは、テスラ・ドライブを標準装備して飛行可能になった代わりに、コアトルーパーシステムによる[[換装]]が使用不可能になっているという点。
==== [[ガーバインMk-III]] ====
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初出は[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]で、Mk-IIIに[[ガーリオン]]の頭部や肩部を移植して偽装を施した機体。
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;[[ヒュッケバインガンナー]]
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:[[AMガンナー]]とのドッキング形態で、高機動砲撃戦を得意とする。
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;[[ヒュッケバインボクサー]]
 +
:AMボクサーとのドッキング形態で、近接格闘戦を得意とする。
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;[[ガーバインMk-III]]
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:Mk-IIIに[[ガーリオン]]の頭部や肩部を移植し、偽装を施した機体。
  
 
==== AMパーツ ====
 
==== AMパーツ ====
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;[[AMガンナー]]
 
;[[AMガンナー]]
:Mk-IIIの支援戦闘艇で、Mk-IIIとのドッキングにより、『ヒュッケバインガンナー』となる。OGシリーズでは[[修理装置]]や[[補給装置]]を換装可能な単独のユニットである。
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:Mk-IIIの支援戦闘艇で、Mk-IIIとのドッキングにより、「ヒュッケバインガンナー」となる。
 
;AMボクサー
 
;AMボクサー
:元々はRWシリーズの2号機『R-SWORD』として開発されたものだったが、Mk-III用のAMパーツとして改修された経緯を持つ。MK-IIIとのドッキングにより、『ヒュッケバインボクサー』となる。
+
:元々はRWシリーズの2号機「R-SWORD」として開発されたものだったが、Mk-III用のAMパーツとして改修された経緯を持つ。MK-IIIとのドッキングにより、「ヒュッケバインボクサー」となる。
 
;AMサーバント
 
;AMサーバント
:開発計画が中断されていたAMパーツで、ゲーム中に直接は登場しない。[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]で、[[ASソレアレス]]が[[ASアレグリアス]]に改造される際、[[ツグミ・タカクラ|ツグミ]]がその設計思想を流用した。なお、本来は[[R-3]]の『ストライク・シールド』の流れを汲む、[[念動力]]者用のパーツと思われるが、[[エルマ]]が電子制御する事によって、念動力者ではない[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]が搭乗しても使用可能になっている。ちなみに、OGシリーズではAMサーバントについては全く言及されておらず、今後登場する可能性も充分に考えられる。
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:開発計画が中断されていたAMパーツで、ゲーム中に直接は登場しない。『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で、[[ASソレアレス]]が[[ASアレグリアス]]に改造される際、[[ツグミ・タカクラ|ツグミ]]がその設計思想を流用した。なお、本来は[[R-3]]の「ストライク・シールド」の流れを汲む、[[念動力]]者用のパーツと思われるが、[[エルマ]]が電子制御する事によって、念動力者ではない[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]が搭乗しても使用可能になっている。
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:ちなみに、OGシリーズではAMサーバントについては全く言及されていないが、この装備の流れを組むと思われるエグゼクスバインが登場している(この機体は遠隔操作装備に特化している)。
  
==== ヒュッケバインガンナー ====
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=== [[量産型ヒュッケバインMk-II]] ===
[[ヒュッケバインMk-III]][[AMガンナー]]のドッキング形態で、高機動砲撃戦を得意とする。αでは1人乗りだが、OGシリーズでは2人乗り。また、OGシリーズではMk-IIIにタイプLとタイプRの2種類が存在し、それぞれが異なる固有フル改造ボーナスを持つのだが、本機はAMガンナーの[[改造]]を引き継ぐ為、タイプLとタイプRの性能差は無い。
+
その名の通りヒュッケバインMk-IIの[[量産型]]である。初出は『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』。コスト面の問題の為、EOTは使用していないが、[[テスラ・ドライブ]]を標準装備している為、高い機動性と空中戦闘能力を持つ。
  
==== ヒュッケバインボクサー ====
+
試作機とは別の形で派生しており、そのほとんどが別勢力によって手を加えたもの多い。また、重力兵器の類は高コストから搭載されてない。
[[ヒュッケバインMk-III]]とAMボクサーのドッキング形態で、近接格闘戦を得意とする。なお、改造は換装前のMk-IIIのものを引き継ぐ為、固有フル改造ボーナスを選択していた場合、それが影響する。タイプLならば[[特機]]並みの堅牢さを持ち、タイプRならば[[PT]]本来の運動性を持つ。
 
  
=== [[量産型ヒュッケバインMk-II]] ===
+
αシリーズではV字アンテナとツインアイだったが、OGシリーズではアンテナは廃され、カメラアイもゴーグルタイプに改められ、いかにも「量産型」といった風情の外見になった。
詳しくは、[[量産型ヒュッケバインMk-II]]の項を参照。その名の通り、[[ヒュッケバインMk-II]]の[[量産型]]である。初出は[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]。コスト面の問題の為、EOTは使用していないが、[[テスラ・ドライブ]]を標準装備している為、高い機動性と空中戦闘能力を持つ。フレームには、[[ゲシュペンストシリーズ]]と同じ『G2フレーム』を採用している。αシリーズではV字アンテナとツインアイだったが、OGシリーズではアンテナは廃され、カメラアイもゴーグルタイプに改められ、いかにも『量産型』といった風情の外見になった。
 
  
 
;サンドブラウン
 
;サンドブラウン
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:[[特殊戦技教導隊|新生教導隊]]がデータ採取用に使用したタイプのもの。スポット参戦時のみ使用可能。
 
:[[特殊戦技教導隊|新生教導隊]]がデータ採取用に使用したタイプのもの。スポット参戦時のみ使用可能。
 
;スナイパーPT
 
;スナイパーPT
:『[[スーパーロボット大戦OGクロニクル|OGクロニクル]]』に登場した、本機をベースにしたカスタム機。遠距離狙撃用に特化した改造が施されており、照準用スコープやスナイパーライフルを装備している。モーションデータには[[オウカ・ナギサ|オウカ]]のものが使用されているようだ。
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:『[[スーパーロボット大戦OGクロニクル|OGクロニクル]]』に登場した、本機をベースにしたカスタム機。遠距離狙撃用に特化した改造が施されており、照準用スコープやスナイパーライフルを装備している。モーションデータには[[オウカ・ナギサ]]のものが使用されているようだ。
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;[[プファイルIII]]
 +
:量産型Mk-IIのカスタム機。正式名称は「量産型ヒュッケバインMk-II MHRDT3カスタム」。
  
=== [[ベルゲルミル]] ===
+
===== [[ベルゲルミル]] =====
詳しくは[[ベルゲルミル]]の項を参照。量産型MK-IIがマシンセルによって自己進化した姿である。OGシリーズでは、イーグレットシリーズの機体に[[ゲイム・システム]]が搭載されている。
+
量産型MK-IIがマシンセルによって自己進化した姿である。OGシリーズでは、イーグレットシリーズの機体に[[ゲイム・システム]]が搭載されている。
  
 
;ウルズ機
 
;ウルズ機
:イーグレットシリーズのオリジネイターである、[[イーグレット・ウルズ]]の搭乗機。機体色は青。OGシリーズでは直接戦闘する事無く、[[ゼンガー・ゾンボルト|ゼンガー]]の駆る[[ダイゼンガー]]によって一刀両断された。
+
:イーグレットシリーズのオリジネイターである、[[イーグレット・ウルズ]]の搭乗機。機体色は青(OGシリーズ)。
 
;アンサズ機
 
;アンサズ機
:[[イーグレット・アンサズ]]の搭乗機。機体色は白。
+
:[[イーグレット・アンサズ]]の搭乗機。機体色は白(OGシリーズ)。α外伝とOGシリーズではウルズ機とアンサズ機のカラーが逆になっている。
 
;スリサズ機
 
;スリサズ機
 
:[[イーグレット・スリサズ]]の搭乗機。機体色は赤。
 
:[[イーグレット・スリサズ]]の搭乗機。機体色は赤。
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:イーグレットシリーズの生みの親である、[[イーグレット・フェフ]]博士や[[アギラ・セトメ]]も搭乗した機体。機体色はゲームでは灰色、漫画『[[第2次スーパーロボット大戦α ロスト・チルドレン|ロストチルドレン]]』に登場したシックス・スレイブを装備していないものは黒。
 
:イーグレットシリーズの生みの親である、[[イーグレット・フェフ]]博士や[[アギラ・セトメ]]も搭乗した機体。機体色はゲームでは灰色、漫画『[[第2次スーパーロボット大戦α ロスト・チルドレン|ロストチルドレン]]』に登場したシックス・スレイブを装備していないものは黒。
  
=== アッシュ ===
+
=== その他 ===
破壊されたエクスバインを、全損したヒュッケバインシリーズのパーツを寄せ集めて修繕した改造機。Mk-IIIのパーツが主に使われたためT-LINKシステムとウラヌス・システムを搭載している。初出撃の際は遠隔コントロールだったが、イングの念を受けてスリープしていたシステムが起動し、以後彼の搭乗機として運用されることになる。
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;[[ヒュッケバイン30]]
 
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:初出は『[[スーパーロボット大戦30]]』。本作の主人公機で、初代ヒュッケバインの外見にアッシュの意匠が組み込まれている機体。
=== [[エグゼクスバイン]] ===
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:;[[ヒュッケバイン30th]]
アッシュの強化改修機であり、シリーズ6番目の機体。トロニウム・エンジンを搭載し、サーバントやリッパー系兵装、Rシリーズのデータを応用した念動誘導兵器を全身に搭載している。さらに、Mk-Iの主兵装を強化したBHBキャノンを装備しており火力は十分だが、出力バランスが取れておらず、イングの念で強引に制御している状態。Mk-IIIで一旦実現した「小型・高性能化したSRX」のコンセプトをさらに高めた機体となっている。なお、この機体はロールアウトしたわけではなく、'''戦闘中にイングが念で組み上げて完成させた'''という仰天の経緯がある。
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::ヒュッケバイン30を強化改修した後継機。
  
ちなみに顔面部はSRX同様バンプレストロゴを象っている。
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== 関連機体 ==
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;[[ビルトファルケン]]
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:本シリーズと同じHフレームを使用。
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;[[ART-1]]
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:本シリーズの技術も使用。
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;[[デュラクシール]]
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:OGシリーズでは堅牢で柔軟性のあるHフレームと高出力のジェネレータでも負荷しないヒュッケバインシリーズのデータに注目、そのデータを参考にして設計。
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;[[ガリルナガン]]
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:ハイ・パーソナルトルーパーと呼ばれ、本シリーズのデータを基にした機体と思われていた。実際はゼ・バルマリィ帝国製の機動兵器を擬装のためヒュッケバイン似の外装にしただけであり、ヒュッケバインの技術はほぼ使われていない。
 +
;[[ゲシュペンストシリーズ]]
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:
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;[[ビルトシュバイン]]
 +
:ゲシュペンストとヒュッケバインの2シリーズの中間に位置する。
  
=== [[ガリルナガン]] ===
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== 脚注 ==
シリーズのデータを基にしたワンオフ機。コンセプトも性能もまるで違うが、素体の都合からこのシリーズに分類される。
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<references/>
  
== 話題まとめ ==
 
*[[ヒュッケバイン問題]]
 
 
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[[Category:戦略・戦術兵器]]
 
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[[Category:OGシリーズ]]
 
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2024年9月26日 (木) 17:00時点における最新版

ヒュッケバインシリーズは、パーソナルトルーパーヒュッケバインに端を発する、「ヒュッケバイン」の名を冠する機動兵器の総称。量産型ヒュッケバインMk-IIが「マシンセル」によって自己進化したベルゲルミルも記述する。

概要[編集 | ソースを編集]

ヒュッケバインという名前は、第二次大戦末期にナチスドイツで開発されていた幻のジェット戦闘機Ta183Aの愛称「フッケバイン」のオマージュから来ている(英語風に発音するとヒュッケバイン)[1]。なお、Ta183Aのフッケバインという愛称自体はヴィルヘルム・ブッシュの児童文学『ハンス・フッケバイン』に登場する、『醜い脚』という意味を持つ悪戯好きのカラスの名前に由来する。OGシリーズではそこから転じて、「災いを招く鴉」…即ち「凶鳥」という二つ名がヒュッケバインにつけられているという設定となった。

この二つ名が、ヒュッケバイン008Rのブラックホールエンジン暴走事故の前に名付けられたのか、事故後にそう名付けられたのかは不明。最初から「凶鳥」の二つ名で呼ばれていたならば、「敵対する者にとって凶事を呼び込む存在」という意味合いが込められていたのだろう。逆に、事故後に名付けられた場合は、事故によって大勢の職員の命が失われたという事実を忘れないように、十字架の如く背負った名前という風に解釈できる。

また『αシリーズ』以降は、先述の事故も踏まえ、関わるモノを尽く「消滅」させ、機体自身もまた何らかの理由で表舞台から姿を消していたことから、「バニシング・トルーパー」という渾名も付されている。[2]当初は『αシリーズ』で先の事故で抹消されたMk-Iがこう呼ばれていたが、MK-IIはバルマー戦役で大破抹消、Mk-IIIはバルマー戦役後に封印[3]と、後継機もその渾名を受け継ぐ形となった。『OGシリーズ』でも封印戦争でガリルナガン一機を残して全機破壊されてしまい、その渾名からは逃れられなかった。

ゲシュペンストシリーズとは対照的に、機体コンセプトが二転三転しているのが特徴。Mk-IはEOTを用いて高機動と高火力を実現した高級機、MK-IIは危険性を孕むEOTを使わない(あくまで危険性の高いものを使わないだけで、解析済みのものは使用している)堅実な機体、Mk-IIIは「コアトルーパーシステム」によって様々な戦局に対応できる万能機となっている。機体コンセプトの変遷に伴ってか、機体の外見もシリーズを通してデザインが一定しない。その点においてもゲシュペンストシリーズとは対照的である。ハロウィン・プランなどで冷遇から巻き返したゲシュペンストシリーズと異なり、一部機体にフレームや技術が流用される以外はほとんど発展の動きがない、という部分も対照的。量産型Mk-IIは現在でも連邦軍の主力として長く運用されているが、Mk-Iはエンジンの危険性からマオ社に死蔵され、Mk-IIIは鋼龍戦隊で運用されているのみにとどまっていた。

そのためか、コンセプト的にほぼ完成したMk-III以後はほとんどシリーズの進展がなく、修羅の乱においてはMk-I・Mk-IIは性能不足による型落ちが否めなかった。そして封印戦争序盤、オーバーホール中に襲撃を受け、試作タイプはほぼ破壊されてしまった。なお、エクスバインに改修された009のほかに、『3号機』が現存していることが判明している。残存パーツは原型を残していたエクスバインの修復強化に流用され、アッシュとして生まれ変わることになる。

武装面に関しては射出、ないしは投擲して標的を斬り刻む遠隔操作兵装と、高出力を応用した重力兵器を装備しているのが特徴。量産型ヒュッケバインMk-IIの系統を除き、全機に標準装備されている。

なお2006年から2016年の間、ほとんどの公式メディアでエクスバインを除くヒュッケバインシリーズのイラストの削除、あるいは他の機体への差し替え等が行われており、機体の画が登場しなくなっていた。詳細はヒュッケバイン問題を参照。

一覧[編集 | ソースを編集]

ヒュッケバイン
初出は『第4次』で、リアル系主人公の最終搭乗機として登場した。ゲシュペンストなどのデータを元にEOTを惜しみなく盛り込んだ機体。ビルトシュバインの運用データとゲシュペンストMk-IIの量産化データを組み込み、コストダウンと汎用性を求めて3機がロールアウトした。
008L
リン・マオがデフォルトのパイロット。ただし「OGシリーズ」でリンが正式参戦するのは『OG2』終盤のみなので、『OG1』ではルート次第でヴィレッタ・バディム、あるいは特に人物の指定なく自部隊が借り受けて運用され、『OG2』では一時的にレオナ・ガーシュタインに預けられるが、後にリンの手に戻っている。
また『X-Ω』に登場するシズキ・シズカワの搭乗機もこちらになっている。
008R
『第4次』に登場したヒュッケバインはこちらだと思われる(『第4次のヒュッケバインの型式番号は「PTX-08R」)。ヒュッケバインに「バニシング・トルーパー(=失われし騎兵)」という不名誉な呼び名を背負う原因となった、「ブラックホールエンジン暴走事故」を引き起こした機体。その時のパイロットはライディース・F・ブランシュタインであり、彼はこの事故で左腕を失った。
また『V』に登場するヴェルターブ・テックストの搭乗機もこちらになっている。
フルアームド・ヒュッケバイン
再建された008R「ヒュッケバイン02(ツヴァイ)」にハイフライヤー・ユニットを装着して強化した形態。
ヒュッケバイン009
ブラックホールエンジンではなく、通常型のエンジンを搭載しているヒュッケバイン。火力は低いが基本性能は上記2機と同等。この機体の運用データは、後にMk-IIやその量産型の開発に役立つ。
ヒュッケバインEX
通称「レッド」。部品を共有しているため外見こそヒュッケバインMk-IIと同じだが、設定上は008Lに大改修を施した機体である。
エクスバイン
009の改造機で、Mk-IIとMk-IIIの中間に位置する。Mk-IIIのAMパーツのフィッティングテストのため開発された。
封印戦争後、新型のプラズマ・ジェネレーター、APT-LINKシステムを搭載した2機の改良型が追加生産されている。
アッシュ
破壊されたエクスバインを、全損したヒュッケバインシリーズのパーツを寄せ集めて修繕した改造機。Mk-IIIのパーツが主に使われたためT-LINKシステムとウラヌス・システムを搭載している。
エグゼクスバイン
アッシュの強化改修機であり、シリーズ6番目の機体。トロニウム・エンジンを搭載し、AMサーバントやリッパー系兵装、Rシリーズのデータを応用した念動誘導兵器を全身に搭載している。さらに、Mk-Iの主兵装を強化したBHBキャノンを装備しており火力は十分だが、出力バランスが取れておらず、イングの念で強引に制御している状態。

ヒュッケバインMk-II[編集 | ソースを編集]

初出は『スーパーロボット大戦α』で、リアル系主人公の初期搭乗機として登場する。初代ヒュッケバインの暴走事故を教訓に、解析済みのEOTのみを搭載した堅実な機体となっており、「グラビコン・システム」というEOTを搭載している。

RTX-010-01
『α』のリアル系主人公が搭乗した機体。後に破壊され、パーソナルファイターが互換性のあったMk-IIIのボディと合体した。「OGシリーズ」ではブルックリン・ラックフィールドに与えられた。
RTX-010-02
OG1』に登場。リン・マオが、マオ社の社員全員の命と引き換えにコロニー統合軍に引き渡した。その後、ジーベル・ミステルが罠に用いるが破壊される。回収された部品はエルザム・V・ブランシュタインの手に渡った。
RTX-010-02T
別名「ヒュッケバインMk-II・トロンベ」。エルザムの手に渡ったパーツを元に、大幅なカスタマイズが施された機体。G・ウォールからG・テリトリーへと強化し、テスラ・ドライブを搭載、さらに分身能力まで備える。カラーリングは当然、黒・赤・金のいわゆるトロンベカラーである。
RTX-010-03
連邦軍の量産トライアルに提出された。『OG2nd』で一言だけ語られる「3号機」で、長らくその存在は謎に包まれていたが、『DD』にて新たに設定される形で登場。「ドライ」というコードネームに変更され、表向きには存在しない機体として扱われている。Mk-IIIのグラビコン・システムを移植しているため、武装運用に必要な出力が上がっている。シズキ・シズカワがテストパイロットとして活動している。

ヒュッケバインMk-III[編集 | ソースを編集]

初出は『スーパーロボット大戦α』で、リアル系主人公の後期搭乗機として登場する。機体のコンセプトは「小型化されたSRX」である。最大の特徴は換装パーツを装備する事により、様々な局面に対応可能な「コアトルーパーシステム」である。

RTX-011L
『α』の主人公機として使用されたのはこちら。「αシリーズ」ではその後、『第2次α』にてヴィレッタ・バディムの手に渡り、マルチトレースミサイルのコンテナをテスラ・ドライブに換装して運用された。『第3次α』ではマイ・コバヤシが一時的に搭乗している。
RTX-011R
『第2次α』でアラド・バランガが搭乗した。後にレーツェル・ファインシュメッカーに託され、トロンベ仕様にカスタマイズされた。『OG2』では最初からレーツェルに託されており、条件次第ではトロンベ仕様からこちらに戻って入手可能。
RTX-011RT
タイプRをトロンベ仕様にカスタマイズした機体。『第3次α』ではレーツェルの弟であるライディース・F・ブランシュタインが一時的に搭乗している。
タイプRとの分かりやすい違いは、テスラ・ドライブを標準装備して飛行可能になった代わりに、コアトルーパーシステムによる換装が使用不可能になっているという点。
ヒュッケバインガンナー
AMガンナーとのドッキング形態で、高機動砲撃戦を得意とする。
ヒュッケバインボクサー
AMボクサーとのドッキング形態で、近接格闘戦を得意とする。
ガーバインMk-III
Mk-IIIにガーリオンの頭部や肩部を移植し、偽装を施した機体。

AMパーツ[編集 | ソースを編集]

初出はαで、ヒュッケバインMk-III換装パーツとして登場。OGシリーズでは、AMガンナーは単独のユニットとして登場し、マップ内で合体する仕様に変更された。一方、AMボクサーは換装パーツのままで、インターミッションで換装して出撃させる。マップ内での取り外しは不可能。

AMガンナー
Mk-IIIの支援戦闘艇で、Mk-IIIとのドッキングにより、「ヒュッケバインガンナー」となる。
AMボクサー
元々はRWシリーズの2号機「R-SWORD」として開発されたものだったが、Mk-III用のAMパーツとして改修された経緯を持つ。MK-IIIとのドッキングにより、「ヒュッケバインボクサー」となる。
AMサーバント
開発計画が中断されていたAMパーツで、ゲーム中に直接は登場しない。『第3次α』で、ASソレアレスASアレグリアスに改造される際、ツグミがその設計思想を流用した。なお、本来はR-3の「ストライク・シールド」の流れを汲む、念動力者用のパーツと思われるが、エルマが電子制御する事によって、念動力者ではないセレーナが搭乗しても使用可能になっている。
ちなみに、OGシリーズではAMサーバントについては全く言及されていないが、この装備の流れを組むと思われるエグゼクスバインが登場している(この機体は遠隔操作装備に特化している)。

量産型ヒュッケバインMk-II[編集 | ソースを編集]

その名の通りヒュッケバインMk-IIの量産型である。初出は『α外伝』。コスト面の問題の為、EOTは使用していないが、テスラ・ドライブを標準装備している為、高い機動性と空中戦闘能力を持つ。

試作機とは別の形で派生しており、そのほとんどが別勢力によって手を加えたもの多い。また、重力兵器の類は高コストから搭載されてない。

αシリーズではV字アンテナとツインアイだったが、OGシリーズではアンテナは廃され、カメラアイもゴーグルタイプに改められ、いかにも「量産型」といった風情の外見になった。

サンドブラウン
ノーマルカラー。自軍に配備されるのはこれ。
ダークグレー
インスペクターが奪取し、量産化したタイプのもの。敵として登場する。
ブルー
新生教導隊がデータ採取用に使用したタイプのもの。スポット参戦時のみ使用可能。
スナイパーPT
OGクロニクル』に登場した、本機をベースにしたカスタム機。遠距離狙撃用に特化した改造が施されており、照準用スコープやスナイパーライフルを装備している。モーションデータにはオウカ・ナギサのものが使用されているようだ。
プファイルIII
量産型Mk-IIのカスタム機。正式名称は「量産型ヒュッケバインMk-II MHRDT3カスタム」。
ベルゲルミル[編集 | ソースを編集]

量産型MK-IIがマシンセルによって自己進化した姿である。OGシリーズでは、イーグレットシリーズの機体にゲイム・システムが搭載されている。

ウルズ機
イーグレットシリーズのオリジネイターである、イーグレット・ウルズの搭乗機。機体色は青(OGシリーズ)。
アンサズ機
イーグレット・アンサズの搭乗機。機体色は白(OGシリーズ)。α外伝とOGシリーズではウルズ機とアンサズ機のカラーが逆になっている。
スリサズ機
イーグレット・スリサズの搭乗機。機体色は赤。
量産型
イーグレットシリーズの生みの親である、イーグレット・フェフ博士やアギラ・セトメも搭乗した機体。機体色はゲームでは灰色、漫画『ロストチルドレン』に登場したシックス・スレイブを装備していないものは黒。

その他[編集 | ソースを編集]

ヒュッケバイン30
初出は『スーパーロボット大戦30』。本作の主人公機で、初代ヒュッケバインの外見にアッシュの意匠が組み込まれている機体。
ヒュッケバイン30th
ヒュッケバイン30を強化改修した後継機。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ビルトファルケン
本シリーズと同じHフレームを使用。
ART-1
本シリーズの技術も使用。
デュラクシール
OGシリーズでは堅牢で柔軟性のあるHフレームと高出力のジェネレータでも負荷しないヒュッケバインシリーズのデータに注目、そのデータを参考にして設計。
ガリルナガン
ハイ・パーソナルトルーパーと呼ばれ、本シリーズのデータを基にした機体と思われていた。実際はゼ・バルマリィ帝国製の機動兵器を擬装のためヒュッケバイン似の外装にしただけであり、ヒュッケバインの技術はほぼ使われていない。
ゲシュペンストシリーズ
ビルトシュバイン
ゲシュペンストとヒュッケバインの2シリーズの中間に位置する。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 宝島社『スーパーロボット大戦F完結編 戦略解説』55頁。
  2. 『α』では更に、「型式番号に「R」の付く機体に関わると良くないことが起こる」という噂がマオ社の末端社員にまで広まっていた。無論唯の噂で、それを聞いたアストナージ・メドッソは「それだと連邦軍のほとんどの機体が該当してしまう」と一笑に付している。
  3. その後の封印戦争や、続く銀河大戦で封印は解除されたが、戦後はやはり所在不明となっている。