「帝王ゴール」の版間の差分
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2024年7月2日 (火) 23:19時点における最新版
ゴール | |
---|---|
登場作品 | |
声優 |
神弘無(TV版) 内海賢二(SRW代役) 塩屋浩三(大決戦) |
デザイン |
永井豪(原案) 小松原一男(TV版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | ハチュウ人類(王族) |
性別 | 男 |
身長 | 200cm |
体重 | 120kg |
所属 | 恐竜帝国 |
称号 | 帝王 |
帝王ゴールは「ゲッターロボシリーズ」の登場キャラクター。
概要[編集 | ソースを編集]
太古の昔、地上を支配した恐竜帝国の帝王。別名「地底魔王ゴール」。
ハチュウ人類を再び地上に戻らせる為に、地上人類に対し戦争を仕掛ける。
TV版[編集 | ソースを編集]
当初は恐竜帝国の最高権力者として振舞うが、大魔人ユラー登場後は一介の管理職と化す。
任務に失敗した者や裏切り者はマグマに突き落として処刑する冷酷な性格であるが、王女であるゴーラに対して愛情を向ける一面もある。
最終話にてゲッターチームを退散させ勝利したかに見えたが、巴武蔵が無敵戦艦ダイに特攻した事によりダイは暴走。その影響で大魔人ユラーの玉座の間が崩壊した際、吊るされていたシャンデリアに押し潰され、死亡した。
原作漫画版[編集 | ソースを編集]
基本はアニメ版と同様で、恐竜帝国の王として爬虫人類を率い、爬虫人類の弱点であるゲッター線を操るゲッターロボと早乙女研究所を破壊するべく戦いを挑む。
石川賢の原作漫画では、大魔人ユラーの存在・信仰について言及されないため、名実共に恐竜帝国の最高権力者として描かれおり、最期まで恐竜帝国のトップの地位にあった。また、娘ゴーラも登場しない。
任務に失敗した者はゲッターロボに敗れて戦死するためマグマに突き落とすような描写は無いが、人類を見下しており性格もアニメ版に負けず劣らず冷酷である。その一方で、頭部に掲げているコブラ状の意匠が表情をコロコロ変えるという漫画版独自のユニークな描写も見受けられ、周囲には表出さないゴールの心情を端的に表現したとも言える演出が施されている。
終盤、冬眠期が間近に迫っていることと百鬼帝国の存在に焦り、無理な総攻撃を行う。その結果、巴武蔵の自爆と百鬼帝国の奇襲により半数以上のメカザウルスを失い、本国マシーンランドからも地上に置き去りにされる。最後はブライ大帝の百鬼獣に殺され、帝王としての誇り有る死を迎える事すら叶わなかった。
『真ゲッターロボ (原作漫画版)』ではゲッター線の使者として早乙女博士や流竜馬の前に現れる。
ゲッターロボ アーク[編集 | ソースを編集]
既に故人だが、ゲッター線が見せる幻影として登場。本作には二人の息子が登場する。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
SRWでは大魔人ユラーが登場しないため、一貫して恐竜帝国の最高権力者となっている。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品にして版権作品最後の大ボス。長年の宿敵であるゲッター登場にむしろ喜んでいた。
- 愛機の無敵戦艦ダイは、今までは安売り感が強く挙句あしゅらに乗られたりしていた。しかし、ゴールの登場と共に、ボスクラスの風格を漂わせる大物機になった。古参のファンはその変貌ぶりに別物扱いすることも。防御値がかなり高く、底力を所持。さらにハードルートでは森の上から動かないため、ゲーム中でもトップクラスの硬さを誇る。ド根性や鉄壁を何度も使うのも、その耐久力の高さに拍車をかけている。
- 担当声優の神弘無氏が死去している為、OVA版『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』でゴールを演じた内海賢二氏が代役を担当している(なお、内海氏も2013年に死去している)。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 現代では恐竜帝国が生き残っているので登場。ブラックゲッターの大雪山おろしを受けるイベントもある。最後は武蔵にブラックゲッターの腹からゲッター炉を引き出されたことにより死亡する(武蔵生存の場合はやや展開が違うが)。なお、本作ではキャプテン・ラドラを洗脳してゲッターチームにぶつけたりしていた。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- ムゲ帝王により復活する。無敵戦艦ダイに搭乗。
- 通常のプレイでは相対する事は無いが、FIRE BOMBERの歌を聞かせると自軍ユニット同様能力値上昇の効果が発生するミスが存在。
- スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日
- αの前日譚。恐竜帝国の軍勢を率いてゲッターロボやマジンガーZと戦った。ゲッター線を吸収しOVA版のように巨大化するが、ハ虫人類である肉体はそれに耐え切れず、半身が溶け爛れたような姿になっていた。死闘の果てに破れ、首だけの姿となる程の重傷を負うが一命は取りとめ、怨嗟と共に未来での再侵攻を誓う。
Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 無敵戦艦ダイに搭乗。マグマ砲で軌道上のティターンズを壊滅させた。神隼人は「自分の手で直接決着をつけたかったんだろう」と推測している。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年12月のイベント「地底世界からの来訪者」ではアーガマ隊がティターンズとの戦いに気を取られている隙をついて早乙女研究所を襲撃する。
- しかし、早乙女研究所からゲッターロボGが出現したことにより恐竜帝国の存続を優先させたバット将軍に置き去りにされると言う原作漫画版を彷彿とさせる憂き目に遭うが、こちらではゲッターとの戦いで戦死すると言うまだマシな最期を遂げている。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
- α外伝
- 必中、ド根性、鉄壁、気合、戦慄、魂
- イベントで使用する機会があるのは「ド根性、熱血、魂、鉄壁、必中、ひらめき、気合、狙撃」となっている。
- 第2次α、第3次α
- 必中、ド根性、鉄壁、気合、かく乱、魂
特殊技能[編集 | ソースを編集]
小隊長能力[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ゴーラ王女
- 娘。早乙女博士の元に早乙女ミユキとして潜入させる。
- 大魔人ユラー
- SRW未登場。「マグマの神」として崇拝する。信仰の対象というだけでなく、予備のマシーンランドや強力なメカザウルスの供給原でもある。当初はバットやガレリィといった側近にも、彼の存在を秘匿していた。
- バット将軍
- 臣下。原作漫画版では彼の「苦渋の決断」によって、地上に置き去りにされてしまう。
- ガレリィ長官
- 臣下。TV版では意外と機転が利かない彼の不手際を責める事が多い。
- 巴武蔵
- TV版では間接的にではあるが彼に引導を渡された。
漫画版[編集 | ソースを編集]
- ゴール三世
- SRW未登場。『ゲッターロボ アーク』に登場する息子。
- カムイ・ショウ
- 息子であり、ハチュウ人類と地球人のハーフ。
- 女帝ジャテーゴ
- SRW未登場。漫画版『ゲッターロボ號』に登場。隠棲する竜馬へ恐竜帝国の仇敵として刺客を送っているが、ゴールから帝位・帝国を継いだ人物なのかは不明。『ゲッターロボ アーク』では「先帝」としてカウントされていない。
- ブライ大帝
- 漫画版では彼にトドメを刺されてしまう。後に共にゲッター線の使者となって、早乙女博士に会いに来る。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- 兜甲児
- αシリーズではゲッターチームに次ぐ宿敵で、『α』以前を描いた漫画『スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日』から因縁がある。
- Dr.ヘル(地獄大元帥)
- 漫画『スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日』にて共闘。マグマ層へ撤退後、地上に残したメカザウルス工場を接収される。
- 『第2次α』でも恐竜帝国滅亡後に、生き残ったメカザウルスを利用されている。
- 暗黒大将軍、ゴーゴン大公
- 『α外伝』では彼らを客将として迎え入れる。逆に『第2次α』ではメカザウルスを彼らが利用する。
- ムゲ・ゾルバドス
- 『第3次α』にて彼に復活させられる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
TV版[編集 | ソースを編集]
- 「お前など所詮、地竜族。貴族などになれる柄では無いわ!」
- 第16話でマグマに呑み込まれたシックの最期を目の当たりにし、彼ら地竜族への侮蔑感情を露わにする。
- 「運命に逆らってはいかん。お前は人間の姿をしていても人間では無い、恐竜なのだ!」
- 人間と敵対する事を拒むゴーラへ、現実を突きつける。
- 「ゴーラァァァ!!」
- 娘であるゴーラの最期を目の当たりにして。冷酷なゴールといえど父親としての愛情は確かであった。
- 「科学長官のクセに頭の回転がのろい!」
- 第26話で臨機応変な思考が出来ないガレリィに苛立ち、更に「抜け作」とダメ押しする。
- 「見よ!この眩しい太陽が、本日只今より恐竜帝国のものだ!!」
- 最終回でゲッターを撃退し、有頂天で恐竜帝国の勝利に酔いしれる。
漫画版[編集 | ソースを編集]
- 「今までの犠牲もここまでくれば安いものよ。こんなにいい気持ちが買えれば安い!!」
- 原作漫画にてゲッターロボを倒し、勝利に酔いしれていた際の台詞。
しかし……彼には悲しき未来が待っていた。 - 「待ってくれーっ!! 置いていかないでくれーっ!!」
- 原作漫画にてバット将軍に見捨てられ、置いてけぼりにされた時の台詞で、実に哀れである。本気で可哀想になってくる。
- 「ただ帝王としてのふさわしい死に方があるのみ!! 宿敵であるゲッター!! きさまの手によって死あるのみ!!」
- 己の敗北を理解しつつも、己の誇りをかけてゲッターに最期の決闘を挑むが、直後……
- 「私たちもどうしてここにいるのか、いくら考えてもわかりません……ただ……ここが一番落ち着く。早乙女博士のそばが……」
- 漫画版にて。ブライ大帝と共にゲッター線の使者になって早乙女博士に会いに来て。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「行け、無敵戦艦ダイよ!人間どもを蹴散らせ!!」
- 汎用の戦闘台詞で、『α外伝』以降の全ての作品で採用されている。内海氏の迫力ある演技が冴え渡る台詞。グラフィックと能力値の双方でパワーアップを遂げたダイに言葉通りに蹴散らされてしまう可能性もあるので注意。
- しかし初出の『α外伝』では戦闘アニメの都合で最後まで聞けないことも…
- 「奴らの母艦を沈めるのだ!」
- 艦対戦台詞。
- 「バット将軍よ…」
「何も言うな。貴様の戦いぶり、見事だったぞ」
「…愚かなサル共よ…今日のところはバットの命を救うため…そして、貴様らの死力を尽くした戦いぶりに免じて、見逃してやる」
「だが、恐竜帝国の帝王、ゴールの名の下に宣言する! この大地の主は貴様ら人類ではなく、我らハ虫人類である!」
「間もなく、我らは人類抹殺のための計画を開始する それまでの残り少ない時間をせいぜい楽しむが良いわ! グハハハハハ!!」 - 『α外伝』第36話にて。部下を労い、プリベンター達の勇敢振りを讃え見逃すという度量の大きさを見せつつ、改めて宣戦布告する。
- 「正々堂々? 勝負? 笑わせるな…生存か絶滅かの戦いで、そんな言葉は通用せん!」
- 『第2次α』第23話スーパー系ルート「マシーンランド浮上」orリアル系ルート「恐竜帝国の逆襲-前編-」より。マシーンランド攻略戦で、人質を利用した人間砦という卑劣な策に憤る武蔵への侮蔑。しかし、弱肉強食の世界を語っているようにも見えないこともない。
- 「貴様ら人類はゲッター線に選ばれた…いや、取りつかれただけなのだ」
「そして、人類より優れた生命体が現れ…その者がゲッター線に選ばれれば…」
「今度は貴様らが滅びることになるのだ…!!」 - 『第2次α』第24話スーパー系ルート「帝王ゴール決死の猛反撃」orリアル系ルート「恐竜帝国の逆襲-後編-」より。ゲッター線に脅威と人類が辿るかもしれない道を教え朽ち果てる。
- 「さらばだ! 地獄で待っているぞ!」
- 『第3次α』第48話地球/宇宙ルート「失われた者たちへの鎮魂歌」に於ける最期の台詞。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 名前の由来はサッカーにおけるゴール。
- 『小学四年生』1974年5月号にて、「帝王ゴールが唐突に地底に現れ、恐竜を改造し始めた」と受け取れる記事が組まれた。
- また、同年6月号にて、「帝王ゴールは恐竜か? 人間か?」という、本来なら考える必要もないはずのテーマでの記事が組まれているなど、ゴールが他のハチュウ人類と同様「恐竜から進化した知的生命体」なのかを疑問視する説も提唱されている。
- 2008年にリリースされたパチスロ版ゲッターロボでは漫画版基準のデザインとなっており、西村知道氏が声を演じている。
- PSソフト『ゲッターロボ大決戦!』でも登場。前半でゲッターチームとの決戦に破れ、漁夫の利を狙う百鬼帝国に倒される。後にプロフェッサーランドウ(『ゲッターロボ號』の敵)の手により復活させられ、無敵戦艦ダイを乗機にロシア軍の核ミサイル奪取を狙った。最終的にはボルガ80000の超ウェポンモードで発射した弾丸の直撃を受けた際の衝撃で洗脳が解けると同時にゲッターチームへの感謝を口にし無敵戦艦ダイ毎消滅した。
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