「バレンドス親衛隊長」の版間の差分
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2013年8月18日 (日) 11:01時点における版
バレンドス親衛隊長(Imperial Guard Leader Barendos)
- 登場作品:グレンダイザー対グレートマジンガー
- 声優:柴田秀勝
- 種族:ベガ星人
- 性別:男
- 所属:ベガ星連合軍
- 役職:親衛隊長
- キャラクターデザイン:石川賢(原案)、小松原一男(劇場版)
劇場作品『グレンダイザー対グレートマジンガー』に登場したベガ星連合軍の親衛隊長。
劇場版
物凄く悪辣な性格で、態度も大きい。
情報収集を重要視し、甲児を自白装置にかけてダブルマジンガーの所在を知る。何のレクチャーも無しにブレーンコンドルを起動させるなど、卓越した操縦技術を誇るが、マジンガーZを回収・使用せずにグレートマジンガーだけ盗み出したりと、詰めの甘い面もある。最終的には弱点を突かれ、機能停止状態になったグレートをあっさり放棄し母艦でグレンダイザーに挑むも、円盤獣コアコアの特攻に巻き込まれ爆死する。
OPのタイトルバックにまで登場した大悪役にしては、何ともお粗末な最期であった。
漫画版
石川賢による漫画版では悪役としての側面が強まり、劇場版以上の極悪非道な戦術を行使している。
フリード星進撃の際に「女・子供を優先して虐殺する」「王子と王女を始め、無数の子供達を人質にとり、武装解除を要求。相手が武装解除したと同時に子供を空から投げ捨て、全員転落死させる」といった戦法を行っていた事がデュークの口から語られた。
地球においても「子供を人質にとり、グレートマジンガーの全身に縛り付けたままグレンダイザーを襲撃する」という戦術を平然と使用していた(しかも、子供達の何人かは戦いの中で潰されてしまった)。
最期はグレートマジンガーのコクピットから放り出された所を、デュークの駆るグレンダイザーの怒りのダブルハーケンを受けて絶命した。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦MX(PORTABLE)
- マザーバーンやグレートマジンガー、量産型グレートマジンガーに搭乗。原作とは違って洗脳した甲児をマジンガーZに乗せ、ダブルマジンガーでグレンダイザーを襲撃した。原作では攻撃時に技名を叫ぶ事は無かったが、SRWではしっかり叫ぶ。鉄也からはグレートを盗まれた事を根に持たれており、最後まで盗人と呼ばれる。なお、本作では原作シナリオで撤退に成功した事により生存期間がメインキャラ並に長いどころかブラッキーを謀殺した。また、台詞のみの描写ではあるが空魔獣グランゲンを操ってゲッターロボを倒し、巴武蔵を死に追いやった張本人である事が語られており、この件をゲッターチームとの戦闘前会話でも持ち出して彼らを挑発するなど、漫画版寄りの陰湿さを発揮する。
人間関係
- ブラッキー隊長
- MXでは自分への弾劾をブラッキーへと擦り付け、戦死扱いで謀殺する。
- ガンダル司令
- 劇場版では少し顔を合わせた程度だが、MXではスカルムーン基地に長期滞在し、二頭体制を強要する。
- ベガ大王
- 主君。
- ゴーマン大尉
- 親衛隊の士官。恐らく部下に当たるが、原作およびSRWでは競演していないが、ゴーマン大尉の本編での活躍や性格はバレンドスと通じるものがある。
- ホワイター少尉
- スパロボ未登場。親衛隊の情報担当武官。恐らく部下に当たるが、原作では競演していない。
- コマンダー・ジグラ
- 親衛隊の士官。MXではバレンドスの部下として登場するが、本編では競演していない。
- モルス
- 親衛隊員。原作終盤にて親衛隊長に昇進することから、後任者と言える。MXでは彼の着任に伴い親衛隊長の座を剥奪されるが、乗機であるジガジガに抜け目無く爆弾を仕掛け、致命傷を与えた。
- 兜甲児
- 彼を捕まえてグレンダイザーの戦力を聞き出そうとするが、戦歴が長かったせいで肝心の戦力を聞けなかった。そこでグレート奪取を思いつく。MXでは彼をマジンガーZに乗せてダブルマジンガーでグレンダイザーを襲撃した。
- デューク・フリード
- 石川賢の漫画版では上述の理由から、彼に大きな因縁を持たれている。
なお、漫画版掲載当時はマリアは登場しておらず、デュークの殺された弟や妹に彼女が該当するかは不明。 - 牧葉団兵衛
- 石川賢の漫画版では、極悪非道な行動から怒りを買い「わしがぶち殺してやる!!」とまで言われる。後に彼も人質の一人とする。
他作品との人間関係
- 剣鉄也
- MXでは彼から「盗っ人」呼ばわりされた挙句、自慢のグレート軍団による戦略を「人形遊び」と揶揄される。
- 巴武蔵
- MXではバレンドス指揮下のグランゲンによって、命を落としている。
- ひびき洸
- 科学要塞研究所防衛戦での戦闘前会話では、戦力が手薄になった隙を突くベガ星連合軍の戦略のマンネリさを彼から指摘された。最終決戦では、洸からも鉄也に追従する形で罵られている。
- 夕月京四郎
- 量産型グレートという力のみを誇示するバレンドスに「仏造って魂入れず」と皮肉り、更に「こう喩えてもケダモノに説法」と嘲笑する。
- 竜崎一矢、ロム・ストール、ドモン・カッシュ
- 鉄也に追従し、ぐうの音も出ないほどにバレンドスを罵った面子。
名台詞
- 「この作戦が成功した暁には貴様達は揃ってクビだ! 生きたまま棺桶に詰めて宇宙に放り出してやる」
- 初登場時に失敗続きのガンダル・ブラッキーに対して。クビというか最早死刑以外の何者でもない。なお、漫画版では「遠くの星に飛ばしてやる」という台詞になっている。
- 「フフフ……平和の使者は今、悪魔の使者と変わるのだ」
- ロボット博物館に展示中のグレートを見上げて。この直後、天井の低い博物館内でファイヤーオンを果たすという超高等技術を披露し、グレートの奪取に成功する。
スパロボシリーズの名台詞
- 「デューク・フリード!こんな辺境の星で生き恥をさらしていたとはな!」
- MX序盤のデュークとの初対決に於ける戦闘前会話。原作ではグレートに搭乗した状態で邂逅を果たすが、この場面では手順を踏む為かマザーバーンに乗っている。
- 「心だと…?下らん事を!この宇宙を統べるのは力だ!」
「そして、貴様のフリード星と奴のモール星は、我らベガ星連合軍の力の前に屈したのだ!」 - モルスを失い激怒するデュークからの糾弾を嘲笑するが、甲児や鉄也達の怒りをも誘引する事態に。
- 「貴様らの母星を守る勇者が今や悪魔となったのだ!さあ、戦け!脅えろ!そして、死ね!!」
- MXで量産型グレート軍団を一気に投入してきて。物凄く自信満々だが、直後に鉄也達にボロクソにけなされてしまう。
- 「ならば俺も教えてやる!正義が力ではない…力が正義なのだ!!」
- ロムとの戦闘前会話。元ネタはアニメ『タイガーマスク二世』のキャッチフレーズをアレンジしたものと思われるが、柴田氏は『タイガーマスク』のミスターX役ではあるものの、『二世』は未出演。バレンドスのキャラクターに準え、あえて引用したのだろうか?
- 「愛だ、友情だ、信頼だと?そんなものが信じられるか!この世を統べるもの…それは力だ!」
- ドモンとの戦闘前会話。何かしらのトラウマでも抱えてるのか?と勘繰りたくなる程、凄まじいまでの歪みっぷりである。
- 「ば、馬鹿な!俺のグレートマジンガーが敗れるとは!」
「うぬうううっ!!べ、ベガ大王様に栄光あれぇぇぇっ!うおあああああああっ!!」 - 断末魔。辞世の句すら遺せなかった原作に比べれば、恵まれた最期であろう。
搭乗機体・関連機体
- バレンドス戦闘母艦
- バレンドスの専用母艦。漫画版では「葉巻型」であることがトレードマークとなっていた。SRW未登場。
- グレートマジンガー
- ロボット博物館より奪取、搭乗する。MXでは量産型にも搭乗。
- ジンジン、グビグビ、コアコア
- バレンドス直属の円盤獣。
- マザーバーン
- MX序盤に於ける旗艦。
余談
アンソロジーコミックではマジンガーZを置いていった事をネタにされた事もある。
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