「アラン・イゴール」の版間の差分
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2013年8月8日 (木) 01:33時点における版
アラン・イゴール(Alan Igor)
イゴール長官の息子で、無骨な外見の父親とは似ても似つかぬ金髪の美青年である。「黒騎士」の別名を持つ。父のやり方に反発し、自ら「黒騎士隊」というゲリラ隊を結成、ブラックウイングに乗り込む。独自にムゲ・ゾルバドス軍との戦いを展開し、度々忍達の窮地を救った。
和解した直後に父・イゴールを戦いの中で失うが、父亡き後はその意志を引き継ぎ、獣戦機隊に全面的に協力する。ムゲとの月面での戦いにおいて、単身でヘルマット将軍の巨大戦艦に突入して、命と引き換えに月面基地攻略を成功させる。
スパロボにおける扱い
原作で見られた特攻イベントは今のところ再現されておらず、無事に存命して味方パイロットとして参加する。なんと原作に対してゲームでは一度も死亡していない。 近年では存命ifがデフォルトで有名なプル、プルツーですら二択等の展開があったことを考えればいかにアランが優遇されているかがわかる。 ただし、一部の作品ではスポット参戦に留まる場合があるので要注意。 ダンクーガが古参の参戦作品である事を考えるとスパロボにおけるif展開にもっとも恩恵を受けている人物の一人であろう。
正式にパイロット登録される作品では、『優秀だが火力はいまひとつ』といった感じで、愛があれば第一線で使えるレベルといった事が多い。ただし、ファイナルダンクーガが参戦する作品の場合、優秀なサブパイロットとして非常に役に立つ。この時、元々がメインパイロットなので、PPやスキルパーツを使った養成が出来るのがメリット。
このように、戦闘面では中々優遇されているパイロットだが、シナリオ的には出番が遅い事が多かったり、ファイナルダンクーガの戦闘カットインでただ1人出番が無い事が多かったり……と、戦闘以外の部分で割を食っている印象がある。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- ブラックウイングに乗りスポット参戦する。仲間になったシナリオの次ですぐ抜けるというよく分からない事をする。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ゲリラ部隊を率いていたという原作でのキャラクター性を反映してか、レアな精神コマンドの奇襲を覚える。戦闘能力も高いが、魂が無いのが致命的。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 極東ルート第4話にて部下の黒騎士隊とともにビッグファルコン奪回に貢献。その後、味方に参入。後半の分岐ルートでは万丈と共に地上部隊の指揮を執っているが、イベントでの存在感はやや薄い。能力的には援護と指揮がレベル2まで伸びる貴重なキャラクターであり、ブラックウイングの改造次第で活躍できる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 音声を新規収録。個人の中断メッセージまで持っている。序盤のクスハ編でスポット参戦するが、その後は万丈と共にブルーコスモスの調査をしており、正式参戦は中盤になってから。
今回ファイナルダンクーガの精神コマンド要員となるが、アランは元々ブラックウイングのパイロットなので、PPを使ってパイロット養成も可能。
その為、精神コマンド要員としては破格のSPの量を持つ。精神コマンドのSP消費量もそれほど高くない為、彼の存在は非常に大きい。
なお、正式参戦時はファイナルダンクーガに合体する前なので、小隊員として運用する事が多いのだが、程無くしてファイナルダンクーガに合体できるようになる為、アランにはラーニングよりもSPアップを優先して覚えさせた方が良い。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z(破界篇/再世篇)
- 少なくともOVA「失われた者たちへの鎮魂歌」終了後のはずだが、原作とは違う歴史を辿ったようで存命し、獣戦機隊メンバーと共に登場。今回は最初からファイナルダンクーガな上、分離出来ないのでアランもサブパイロット固定となってしまった。ただしファイナル断空砲でカットインを拝める。再世篇では一つだけだが顔グラが追加されている。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- カラバに所属。味方参入までは裏方として、ドーリアン外務次官暗殺の際にリリーナを保護、ロアンの反乱に呼応してグラドスタワーの占拠、限界を迎えたシャイニングガンダムに代わりゴッドガンダムとライジングガンダムを運んだり、ニューレイズナー、ラーズグリーズを運んできたりもする。
パイロットとしてはバグで効果が妙に高い底力とブラックウイングの改造段階の高さもあり、愛があれば使えるレベル。一方で万丈と共にカラバを立ち上げただけあって、インターミッションでは終盤までしっかりと出番がある。 - スーパーロボット大戦GC(XO)
- グラドス軍へのレジスタンスのリーダーとなっている。終盤にて月面特攻イベント初再現及びスパロボにおいて初の死亡かと思われたが、ファイナルダンクーガのサプライズ参戦というユーザーの予想の斜め上の方法でまたも生き延びる事となった。なお、ファイナルダンクーガに合体するのはこちらが初で、やはり元々ブラックウイングのメインパイロットなのでスキルパーツをつけたりできる。
- スーパーロボット大戦XO
- 追加サブシナリオではエイジとCCCメンバーを助けて彼らを勧誘するシーンがある。第3次αと違い、カットインにも参加。
- スーパーロボット大戦OperationExtend
- 精神コマンド要員。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- ミスリルに所属。ダンゲ博士をサポートしたり、キラをプラントに届けたり、ゴッドガンダムを運んだりとプレイヤーから本作の「裏のクロスオーバー大将」との声も。主人公とも関わり、重要な役割を果たす。但しミスリル上層部には「スタンドプレーが多い」と、ちょっとやっかまれている様子。GC(XO)と同様にスキルパーツをつけられる。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
- F完結編、64
- 根性、加速、集中、ド根性、必中、気合
- リンクバトラー
- 気合、必中、加速、根性、集中、ド根性
- α
- ド根性、加速、集中、気合、熱血、奇襲
- α外伝
- 偵察、集中、必中、ひらめき、熱血、加速
- 第3次α
- 偵察、必中、集中、熱血、ひらめき、士気
- GC・XO
- 加速、集中、ひらめき、必中、熱血、かく乱
- J
- 偵察、加速、集中、必中、狙撃、熱血
- 第2次Z
- 偵察、分析、鉄壁、気迫
- OE
- 鉄壁、追風
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
- 第3次α
- 小隊移動力+1、クリティカル率+10%
パイロットBGM
- 「バーニング・ラヴ」
人間関係
- ロス・イゴール
- 父親。上述するように父と相容れなかったが、戦いで散った彼の遺志を継ぐ。
- フランシス
- 黒騎士隊メンバー。SRW未登場。
- 藤原忍、結城沙羅、司馬亮、式部雅人
- 彼ら獣戦機隊を度々援護した。ファイナルダンクーガが登場する作品では実質的に獣戦機隊の一員となっている。
他作品との人間関係
- 破嵐万丈
- 64では共にカラバを結成し、帝国軍に立ち向かった。第3次αでは共にブルーコスモスを探っていた。
- アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
- GC・XOで彼の率いるレジスタンスに駆けつける。
- ドモン・カッシュ
- Jでは彼にゴッドガンダムを届けている。
- ダンゲ
- Jでは協力者となる。
- シュバルツ・ブルーダー
- Jでは協力者となる。
- キラ・ヤマト
- Jでは救出してプラントへ届けた。
- フランツ・ツェッペリン
- Jにおける友人。
- 紫雲統夜、カルヴィナ・クーランジュ
- Jでは重要な物を渡した。
名台詞
- 「君達は古い軍人の亡霊に操られているんだ!」
- 「…さらば、偉大なる最後の将軍ロス・イゴール…さよなら…親父…。」
- 「親父、あんたの生き方を精一杯否定してきたつもりだったが、やはり俺にも熱い血が流れていたようだ…蛙の子は蛙か…親父、イゴール将軍!俺の戦いを見ていてくれ!!」
- 最期の台詞。自身が否定した父と同じ熱い血が流れてる事に気付いた彼は、ブラックウィングでヘルマットの艦に特攻して人類の希望である獣戦機隊に活路を開く事に成功した。だがその犠牲はあまりにも大きかった…。
GC / XOでは同様のイベントが再現され、結果的に獣戦機隊に説得されたアランは特攻を止めたものの、原作を観たプレイヤーからは嫌な予感がしただろう。
スパロボシリーズの名台詞
単独作品
- 「知らん。が、戦力にはなる。本人の希望があったので連れてきた デビルガンダムとの1件は私も聞いていたしな」
- 64のOZルートにおいて、忍から素性の不明なシュバルツを連れてきたことを聞かれた際の台詞。ある意味突飛な発想ではある。
- 「ムサシ……レラ……安らかに眠れ。君たちの想いは我々が宇宙まで持って行く」
- 64のOZルートにおいて宇宙に上がる際に、地上勢力との決戦で死亡した巴武蔵とレラへ贈る弔いの言葉。
- 「…まあ、そういうことにしておこう…」
- GC・XOにて。エイジがアランのレジスタンスに来たのがイゴール長官が彼を心配してと聞いての一言。照れ隠しと言うかなんともいえない反応であり、微笑ましい一幕。
Zシリーズ
- 「お前の用意したダンクーガとロス・イゴールが俺達に託したダンクーガ…!勝つのは俺達だ!」
- 第2次Z破界篇でのオリジナルダンクーガとの戦闘前会話。人類の可能性を否定するムーンWILLのダンクーガと、父の想いが込められた獣戦機隊のダンクーガが今、雌雄を決する。