「あちらの世界」の版間の差分
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*[[新西暦]]160年代から盛んになったスペースコロニーの独立自治権獲得運動が原因で、連邦とコロニーの対立が悪化の一途を辿り、[[エルピス事件]]での毒ガスによる虐殺が発生。その結果、エルピスの大半の市民が死亡し、[[マイヤー・V・ブランシュタイン]]と[[エルザム・V・ブランシュタイン]]の二人も死亡者の中に含まれている。この事から、コロニーの治安維持とID4の弾圧が強化され、結局コロニーが独立することはなかった。 | *[[新西暦]]160年代から盛んになったスペースコロニーの独立自治権獲得運動が原因で、連邦とコロニーの対立が悪化の一途を辿り、[[エルピス事件]]での毒ガスによる虐殺が発生。その結果、エルピスの大半の市民が死亡し、[[マイヤー・V・ブランシュタイン]]と[[エルザム・V・ブランシュタイン]]の二人も死亡者の中に含まれている。この事から、コロニーの治安維持とID4の弾圧が強化され、結局コロニーが独立することはなかった。 | ||
− | *[[メテオ3]]が落下していないにも関わらず、それに内包されていた[[トロニウム]]が地球に存在していた。[[ヴィレッタ・バディム]] | + | *[[メテオ3]]が落下していないにも関わらず、それに内包されていた[[トロニウム]]が地球に存在していた。 |
+ | **[[ヴィレッタ・バディム]]は何者かが地球に持ち込んだと推測しており、後の『第2次OG』の終盤で明かされた真実からも、あちらの世界の[[ユーゼス・ゴッツォ]]が別の手段([[イングラム・プリスケン]]、[[ニブハル・ムブハル]]等を通じる形で)でトロニウムを地球に送り込んだ可能性が高い。 | ||
*「こちらの世界」では[[量産型ゲシュペンストMk-II]]の生産数は50機にも満たないのに対し、「あちらの世界」では約3000機という60倍の数が生産されている上に、[[テスラ・ドライブ]]が標準装備されている等によって、高性能と汎用性を両立させていた。 | *「こちらの世界」では[[量産型ゲシュペンストMk-II]]の生産数は50機にも満たないのに対し、「あちらの世界」では約3000機という60倍の数が生産されている上に、[[テスラ・ドライブ]]が標準装備されている等によって、高性能と汎用性を両立させていた。 | ||
**この事が後に、ゲシュペンストシリーズの近代化改修計画「[[ハロウィン・プラン]]」が考案されるきっかけにもなっている。 | **この事が後に、ゲシュペンストシリーズの近代化改修計画「[[ハロウィン・プラン]]」が考案されるきっかけにもなっている。 | ||
− | *[[ヒュッケバインシリーズ]]は[[ヒュッケバイン|008R]] | + | *[[ヒュッケバインシリーズ]]は[[ヒュッケバイン|008R]]の暴走事故により開発計画が見直され、試作機は製造されたが量産までには至らなかった。 |
− | *[[R-1]][[量産型]][[アルブレード]] | + | **暴走事故の際に[[ライディース・F・ブランシュタイン]]が死亡したことが[[ラミア・ラヴレス]]の台詞にて示唆されており、[[R-2]]の搭乗者も別人だった可能性がある。 |
− | *[[DC戦争]] | + | *ヒュッケバインシリーズの量産が実現しなかった結果、[[R-1]]の[[量産型]]である[[アルブレード]]の量産化が決定。[[ゲシュペンストMk-II]]に次ぐ主力機・[[エルアインス]]として量産化されている。 |
+ | **シャドウミラーは「あちらの世界」で量産されたエルアインスの内、数十機を「こちらの世界」へ持ち込んでおり、こちらの世界に混乱をもたらしている。 | ||
+ | *[[DC戦争]]の終結後、辛くも勝利した連邦は地球圏防衛の為に大幅な軍備増強を敢行。[[パーソナルトルーパー]]、[[アーマードモジュール]]、[[グルンガストシリーズ]]のみならず、戦闘機から発展させた[[アサルト・ドラグーン]]、重戦車から発展させた[[ヴァルキュリアシリーズ]]、[[アースゲイン|EG型]]や[[ヴァイローズ|VR型]]といった多種多様な兵器が開発されるに至った。 | ||
+ | *こちらの世界よりも[[SRX]]の開発計画はかなり難航していたらしく、何度か計画が中断された事もあったらしいが、最終的に異星人勢力の襲来が現実となった結果、ロールアウトまでに至っている。 | ||
+ | *こちらの世界で[[クロガネ]]の所有者となっていたエルザムがエルピス事件で死亡している事が大きく影響したのか、スペースノア級こと[[シロガネ]]、[[ハガネ]]、[[クロガネ]]が全て連邦軍所属となっており、シャドウミラーが決起した際に全艦投入された。この事でシャドウミラー側は巻き返しを余儀無くされ、[[シャドウミラー#プランEF(エンドレス・フロンティア)|プランEF]]を実行に移すことになった。 | ||
*[[エアロゲイター]]が地球に襲来せず、[[インスペクター]]が最初の異星人勢力として地球に襲来した。 | *[[エアロゲイター]]が地球に襲来せず、[[インスペクター]]が最初の異星人勢力として地球に襲来した。 | ||
+ | **ただし、地球に持ち込まれていたトロニウムの件からも、裏で何らかの暗躍を行っていた可能性もある。 | ||
*時期は不明だが「[[アースクレイドル]]内乱」が勃発。[[ゼンガー・ゾンボルト]]が内乱終結後に行方不明になっている。 | *時期は不明だが「[[アースクレイドル]]内乱」が勃発。[[ゼンガー・ゾンボルト]]が内乱終結後に行方不明になっている。 | ||
+ | *[[アルトアイゼン]]が「ゲシュペンストMk-III」として正式採用されているが、キョウスケの機体だけはアインストの影響を受けてしまっていた模様。 | ||
+ | **一方、[[ヴァイスリッター]]は「ゲシュペンストMk-IV」として設計されたが、採用には至らなかった。 | ||
*[[エクセレン・ブロウニング]]が[[アインスト]]によって蘇生されず、両親の意向によって特殊マテリアルを用いた結果、[[レモン・ブロウニング]]として生まれ変わった。 | *[[エクセレン・ブロウニング]]が[[アインスト]]によって蘇生されず、両親の意向によって特殊マテリアルを用いた結果、[[レモン・ブロウニング]]として生まれ変わった。 | ||
**代わりに[[キョウスケ・ナンブ]]がアインストの影響を受けてしまっていたらしく、『OGS』の『あちらの世界』では連邦軍特殊鎮圧部隊「[[ベーオウルブズ]]」隊長として、部隊共々に敵味方の見境無く殲滅する凶悪な存在「[[ベーオウルフ]]」と化していた(階級は大尉)。 | **代わりに[[キョウスケ・ナンブ]]がアインストの影響を受けてしまっていたらしく、『OGS』の『あちらの世界』では連邦軍特殊鎮圧部隊「[[ベーオウルブズ]]」隊長として、部隊共々に敵味方の見境無く殲滅する凶悪な存在「[[ベーオウルフ]]」と化していた(階級は大尉)。 | ||
− | * | + | **アニメ版に至っては、「こちらの世界」に乗り込む形で直接干渉までしており、実際に[[アインストヴォルフ]]、[[ノイヴォルフ]]と異形な機体へ変貌を遂げ、パイロットのベーオウルフに至っては、面影が残らなくなるまでに豹変してしまった。 |
− | * | + | *『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』でベーオウルブズがシャドウミラーの反乱の最中に、本来は味方であるSRX、[[グルンガスト]]、[[ビルトラプター]]と交戦・破壊。ベーオウルフの手によって[[リュウセイ・ダテ]]が戦死している。 |
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{{バンプレストオリジナル}} | {{バンプレストオリジナル}} |
2020年1月31日 (金) 02:02時点における版
『スーパーロボット大戦A(PORTABLE)』及び『OGシリーズ』の設定で、端的には「もう一つの世界」を指す。
概要
ストーリーの主な舞台となる『こちらの世界』とは分岐された可能性に値する並行世界の事。その世界を通称する形で『あちらの世界』、または『向こう側』、『極めて近く、限りなく遠い世界』等と呼ばれている。
「あちらの世界」と「こちらの世界」では、起きた事件や歴史等もかなり異なっている。作中に登場したバンプレストオリジナルの敵勢力である地球連邦軍特殊任務実行部隊「シャドウミラー」は、まさにこの世界から次元転移して現れた存在である。
なお、『スーパーロボット大戦L』の世界観には高蓋然性世界という似た設定がある(元ネタはアニメ版『鉄のラインバレル』)。
「こちらの世界」との相違点
A
- 異星人の襲来や地球人類の内紛が原因で、地球圏で大きな戦争が起こり、一時は侵略してきた異星人によって地球全体が占領されていた時期がある。主人公機のデザインも含め、この点に関しては『スーパーロボット大戦64』の世界観と非常に似ている。
- 連邦はジオンと手を取り合う形で異星人に打ち勝っており、この時のジオンの総帥はシャア・アズナブルで、永きに渡り彼の宿敵になるはずだったアムロ・レイは、ア・バオア・クーで戦死している(最終階級は「曹長」)。
- 破嵐万丈が戻ってこなかった(死亡した)らしい。
- ゲシュペンストシリーズが正式採用されていたのに対し、「こちらの世界」ではゲシュペンストの拡張性を恐れたシャドウミラーの情報操作によって、メタルアーマー・試作D兵器の量産型であるドラグーンが正式採用されている。
- ちなみに『あちらの世界』のD兵器は、パイロットがケーン・ワカバら3人ではないのはまだしも、ろくな戦闘データも取れないまま、初陣で大破した挙句に完全廃棄という散々な結果に終わってしまった。
- 一方『こちらの世界』ではシャドウミラーの予想を遥かに上回る形でD兵器の戦闘データが取れた結果、ドラグーンはゲシュペンストに引けを取らない高性能な機体になってしまったという皮肉な結果になっている。
- ゲシュペンストシリーズの正式採用によってゲシュペンストMk-IIIが開発されている。
OGシリーズ
- 新西暦160年代から盛んになったスペースコロニーの独立自治権獲得運動が原因で、連邦とコロニーの対立が悪化の一途を辿り、エルピス事件での毒ガスによる虐殺が発生。その結果、エルピスの大半の市民が死亡し、マイヤー・V・ブランシュタインとエルザム・V・ブランシュタインの二人も死亡者の中に含まれている。この事から、コロニーの治安維持とID4の弾圧が強化され、結局コロニーが独立することはなかった。
- メテオ3が落下していないにも関わらず、それに内包されていたトロニウムが地球に存在していた。
- ヴィレッタ・バディムは何者かが地球に持ち込んだと推測しており、後の『第2次OG』の終盤で明かされた真実からも、あちらの世界のユーゼス・ゴッツォが別の手段(イングラム・プリスケン、ニブハル・ムブハル等を通じる形で)でトロニウムを地球に送り込んだ可能性が高い。
- 「こちらの世界」では量産型ゲシュペンストMk-IIの生産数は50機にも満たないのに対し、「あちらの世界」では約3000機という60倍の数が生産されている上に、テスラ・ドライブが標準装備されている等によって、高性能と汎用性を両立させていた。
- この事が後に、ゲシュペンストシリーズの近代化改修計画「ハロウィン・プラン」が考案されるきっかけにもなっている。
- ヒュッケバインシリーズは008Rの暴走事故により開発計画が見直され、試作機は製造されたが量産までには至らなかった。
- 暴走事故の際にライディース・F・ブランシュタインが死亡したことがラミア・ラヴレスの台詞にて示唆されており、R-2の搭乗者も別人だった可能性がある。
- ヒュッケバインシリーズの量産が実現しなかった結果、R-1の量産型であるアルブレードの量産化が決定。ゲシュペンストMk-IIに次ぐ主力機・エルアインスとして量産化されている。
- シャドウミラーは「あちらの世界」で量産されたエルアインスの内、数十機を「こちらの世界」へ持ち込んでおり、こちらの世界に混乱をもたらしている。
- DC戦争の終結後、辛くも勝利した連邦は地球圏防衛の為に大幅な軍備増強を敢行。パーソナルトルーパー、アーマードモジュール、グルンガストシリーズのみならず、戦闘機から発展させたアサルト・ドラグーン、重戦車から発展させたヴァルキュリアシリーズ、EG型やVR型といった多種多様な兵器が開発されるに至った。
- こちらの世界よりもSRXの開発計画はかなり難航していたらしく、何度か計画が中断された事もあったらしいが、最終的に異星人勢力の襲来が現実となった結果、ロールアウトまでに至っている。
- こちらの世界でクロガネの所有者となっていたエルザムがエルピス事件で死亡している事が大きく影響したのか、スペースノア級ことシロガネ、ハガネ、クロガネが全て連邦軍所属となっており、シャドウミラーが決起した際に全艦投入された。この事でシャドウミラー側は巻き返しを余儀無くされ、プランEFを実行に移すことになった。
- エアロゲイターが地球に襲来せず、インスペクターが最初の異星人勢力として地球に襲来した。
- ただし、地球に持ち込まれていたトロニウムの件からも、裏で何らかの暗躍を行っていた可能性もある。
- 時期は不明だが「アースクレイドル内乱」が勃発。ゼンガー・ゾンボルトが内乱終結後に行方不明になっている。
- アルトアイゼンが「ゲシュペンストMk-III」として正式採用されているが、キョウスケの機体だけはアインストの影響を受けてしまっていた模様。
- 一方、ヴァイスリッターは「ゲシュペンストMk-IV」として設計されたが、採用には至らなかった。
- エクセレン・ブロウニングがアインストによって蘇生されず、両親の意向によって特殊マテリアルを用いた結果、レモン・ブロウニングとして生まれ変わった。
- 『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』でベーオウルブズがシャドウミラーの反乱の最中に、本来は味方であるSRX、グルンガスト、ビルトラプターと交戦・破壊。ベーオウルフの手によってリュウセイ・ダテが戦死している。
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