「マジンガーZ (真マジンガー)」の版間の差分

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:最強クラスの装甲がさらに硬くなり、燃費も良好になっていく。最後にはスペック低下無効まで付き、バリアを持たずに耐えていく運用に磨きがかかる。
 
:最強クラスの装甲がさらに硬くなり、燃費も良好になっていく。最後にはスペック低下無効まで付き、バリアを持たずに耐えていく運用に磨きがかかる。
  
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;「感じてKnight」
 
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:前期OP。
 
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2016年9月13日 (火) 22:24時点における版

ここでは『真マジンガー 衝撃! Z編』に登場したマジンガーZについて説明する。TV版、OVA版マジンガーシリーズ版については「マジンガーZ」を参照。

概要

真マジンガー 衝撃! Z編』版のマジンガーZ

神話世界の主神ゼウスを模して製造されたという設定だが、デザインはOVA版同様、原作版に近い。また全長・重量も従来作よりも上である。だが、武装に関してはかなり少なく、機体そのものに対する改造は全くなされていない。

スクランダーが2種類登場しているのも特徴だが、従来の紅き翼・ジェットスクランダーは、初登場(第12話)の次の話(第13話)で早速破壊されている[1]。しかし、もう一つの翼・ゴッドスクランダーと合体することにより、ビッグバンパンチへと変形することが可能となった。一見すると単に翼が付いただけなのだが、明らかにパワーアップしており、エネルガーZのブレストファイヤーはおろか、相手を酸化させるはずのルストハリケーンまで無効にしていた。

最終的にDr.ヘルの打倒に成功するが、その直後、あしゅら男爵の血の儀式によって復活した暗黒大将軍の一撃で破壊されてしまった。

真マジンガーZERO版

サポート連載の漫画版真マジンガーZERO』においては「カイザーグレートでなくてもマジンガーは強い」という作者の意向により、「終焉の魔神」「究極の破界神」と呼ばれ、甲児ともども「にも悪魔にもなれる」という言葉がそのまま実現したかのようなとんでもない設定で暴れまわっている。

一言で言うと「ゲッターロボサーガのマジンガー版」で、因果律操作や惑星破壊を普通にやってのける、ゲッターエンペラーと同レベルの存在(つまりまだ上がいる)。

劇中魔神パワー「変態」によりアイアンカッター、ドリルミサイル等の東映版の追加武装が追加されており、一部は魔神パワーを発動していない状態でも残されている。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。日本ルート第3話から登場。パイロット乗り換えは不可。初登場時は極端に武装が少ないが、徐々に追加されていく。
原作同様光子力ビームが凄まじい威力と長射程を兼ね備え、装甲が前作グレンダイザーよりも上というとんでもないスペックである。また、『真マジンガー』の設定を反映しEN回復を持っているため、継戦力が高い。
代わりにマジンパワーがないが、甲児エースボーナスが同様のものなので十分カバーされる。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
ゴッドスクランダー装備版が登場。ジェットスクランダーの矛盾に関しては、ドイツの一件では飛べないドナウα1との決闘のために一度解除し、エネルガーZの一件で破壊される、という流れになった。
ビッグバンパンチや百連発の追加で戦闘力は上がったが、一方でEN消費が激しくなったために継戦力はガタ落ちした。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
第2次Zから引き続き真マジンガー版で登場。立ち絵のグラフィックが変更されている。
第3話で早速参戦し、即主力として使っていける。ただ全体攻撃化した光子力ビームの燃費が悪く、どちらかというとボス戦向け。全体的に敵の火力がインフレ気味なため、早めに装甲やHPを強化しないと壁としては役に立たなくなる。逆に5段階でも改造してしまえば強力な壁となりうる。EN回復もある為、バリア・フィールドとは好相性。
当初からゴッドスクランダーを装備しているが、「過去の戦いの影響で光子力が尽きかけている」ためビッグバンパンチを使用できなくなっており、通常版は第45話、MAP兵器版のビッグバンパンチは通常ルート第50話、またはifルート第54話で追加され同時にHP、EN、装甲も強化される。今回はロケットパンチ100連発は無し。
第45話での覚醒時には真ドラゴンのゲッタービームを叩き込まれており、天獄篇予告では「真の力」の解放を促されている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
ロケットパンチ・コンビネーションが追加し、序盤戦からマップ兵器「ビッグバンパンチ」も使える。遠近双方で活用できる強みは真ゲッター1にはないところ。序盤から終盤まで登場し、時獄篇と同じ感覚で使える。
中盤に100連発が追加される。やはり弾数は1だが、Bセーブによってビッグオー同様に2に上げられる。
ちなみに、時獄篇とは逆に暴走した竜馬ブラックゲッターを止めるためにビッグバンパンチを撃ち込んでいる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
参戦は第2話から。ドナウα1との原作再現前のプロローグ~第1話の間にジェットスクランダーは破壊されたらしく登場しない。何気に初登場時にマップアイコンとしてパイルダーがドッキングしていない状態が初めて登場した。
EN回復が付いている上に機体ボーナスでENが増やせる為継戦能力は高めだが、光子力ビームどころかブレストファイヤーまで射撃化してしまったのに甲児の射撃は低い為序盤は少々火力に悩まされる。ゴッドスクランダーが装着される中盤からが本領発揮。更に中盤終わり頃にマジンカイザーSKLとの合体攻撃が追加される。
今回はゼウス神の助言を元に、ファルセイバーの力を取り戻させるために光子力ビームを撃ち込み、自身の力を分け与えた。
ちなみにベーシックオーダーを行うとビューナスともボロットとも組まされないが、これはデフォルトのPUにドナウα1が設定されているため。最強武器の射程が合わないが、ビッグバンパンチ解禁までは光子力ビームとゲルマンブリザードが大体一致するのと、マジンガーの苦手な水適応を得られるためそこそこの相性。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
発売当初はイマイチな性能だったが、ソフトアップデート(Ver.1.02)の際に行われたゲームバランス調整で性能面に上方修正(パラメータ上昇、特殊能力および武器特殊効果追加)が施され、使い勝手が増した。また、第5章で条件を満たす事によってビッグバンパンチが追加される。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
マジンカイザー』版のマジンガーZと競演を果たす。
スーパーロボット大戦V
真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍が参戦作品に入っている為か、本編では搭載していなかったアイアンカッター等が実装された。
なお、第3次Zと比べてデフォルトのグラフィックが微妙に変更されている。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘
相手を殴り飛ばす。ジェットスクランダー無しでも空中に攻撃できるが適正は悪い。空中の敵に攻撃する時は飛び上がって踏みつけるように攻撃する。『BX』では飛び蹴りからパンチに連係する。
『OE』でも押出およびヒット&アウェイ特性つきの武器として採用。

内蔵兵装

ロケットパンチ
握り拳を作り前腕部を飛ばす、マジンガーZの代名詞的武器。
OE』では射程が1~5もあり更に曲射特性が付いているためメイン武装になる。
アイアンカッター
前腕部に仕込まれたカッターを展開させて撃つロケットパンチ。東映版と異なり、カッターの形が前後非対称になっている。
『真マジンガー』本編では搭載されておらず、『真マジンガーZERO』において魔神パワー「変態」の影響で搭載された。
V』では『真マジンガーZERO』も参戦した為搭載。アイアンカッターからドリルミサイルの波状攻撃となっている。
ルストハリケーン
口から酸を纏った突風を放つ。
装甲値低下の特殊効果が付加されている。
OE』では上述の効果に相当するショック…ではなく対空特性付き。アップデートにより更にガードアーム追加と移動後使用が可能になった。
ドリルミサイル
肘部に内蔵されたドリル型ミサイル。
アイアンカッター同様『真マジンガー』本編では搭載されておらず、『真マジンガーZERO』において魔神パワー「変態」の影響で搭載された。
V』では『真マジンガーZERO』も参戦した為搭載。アイアンカッターの演出で使用される。
ブレストファイヤー
胸部の高熱版から3万度の熱線を放射する。
第2次Z』・『OE』・『BX』では気力制限があるため注意(その上、光子力ビームがあるため中途半端な武器に)。ただし、『第2次Z』ではゴッドスクランダー装着後は制限無しになり、『OE』は105と低い上に射程が光子力ビームの穴を埋める形で、ファイヤ特性もあるため使い勝手はさほど悪くはない。
『BX』ではもう一体の魔神に合わせる形で射撃属性に変更されている。
光子力ビーム
両目から発射するビーム。
原作再現[2]によりブレストファイヤーより高威力であり、1~7と長射程(更に必要気力120以上)。『第2次Z破界篇』時点ではマジンガーの最強武装である。
そのあまりにも今までの光子力ビームと比べて派手な演出に、原作未見のプレイヤーや古参のプレイヤーからは「俺の知ってる光子力ビームと違う」という感想が漏れたとか。
OE』では3~5となっており、所持する兵装で唯一近距離に対応していない武装になっている他、ロックオン特性が付いている。一方、必要気力が130と跳ね上がっている。
『真マジンガーZERO』では魔神パワー「変態」の影響で搭載された形になっており、世界観を大きく揺るがした武装になっている。

ジェットスクランダー

スクランダーカッター
旧シリーズ版同様、ジェットスクランダーの翼ですれ違いざまに斬り付ける。
なお、原作ではジェットスクランダーが登場早々破壊されてしまったため未使用に終わっている。スパロボでは現在のところ第2次Zのみ。

ゴッドスクランダー

ビッグバンパンチ
武装……というか攻撃で、ゴッドスクランダーを装着した状態から変形し、機体そのものを黄金に輝くゼウス神の右腕へと変化させ、巨大なロケットパンチとして突撃する。
変形シーケンスは、胸部に頭部を収納し放射板の向きが変わり、両腕とスクランダーについている副腕三つで拳を象り、脚部を縮めてウイングで機体を覆って前腕を象り光子力の光を纏い黄金に輝く、というもの。
第2次Z再世篇』、『第3次Z』、『BX』では変形の際ゴッドスクランダー翼部の変形から始まるので頭部収納等の再現が無かったが、『OE』では最初から全て再現されている。
また、『OE』ではバリア貫通特性付きで、『第3次Z時獄篇』では更にサイズ差補正無視付き。さらに『OE』では突破攻撃版も使用可能。

必殺技

ロケットパンチ・コンビネーション
第3次Z天獄篇』で実装された連続攻撃。2発のロケットパンチを敵に当てた後に飛行しながら再接続、時間差で再びロケットパンチ2発を見舞った後、ブレストファイヤーでトドメ。
命名自体は『天獄篇』が初…ではなく、東映版のアンソロジーコミック『ZEROの悪夢』に登場した両腕のロケットパンチでの連続攻撃が元になっている。
ロケットパンチ100連発
同じく『第2次Z再世篇』で実装。最終話にて地獄王ゴードンに繰り出した必殺技。撃墜された量産型マジンガー軍団に内蔵されていた無数のロケットパンチが相手に向かって発射され、ダメージを与えつつ拘束し一部を除いてマジンガーの元に集合し最終的に一つの巨大なロケットパンチを形成。そのロケットパンチと共に突撃したのち、ビッグバンパンチに変形してトドメ
名前こそ100連発であるが、画面を見る限りどう見ても100発以上飛んでいる(『BX』ではがその点にツッコんでいる)。Dr.ヘルをして「馬鹿か!」と言わしめた。ちなみにフィニッシュデモで甲児のカットインがあるが、原作ではこの後……
『第3次Z時獄篇』ではオミットされている。『第3次Z天獄篇』では光子力エネルギーによって生成したロケットパンチを使用する形で復活。

合体攻撃

ダイナミックコンビネーション
『BX』で追加されたマジンカイザーSKLとの合体攻撃。マジンガーがビッグバンパンチに変形し、その上に飛び乗ったSKLごと敵に突撃。敵を貫くと同時に飛び降りたSKLがトールハンマーブレイカーで追撃し、牙斬刀でそのまま切り飛ばして最後は光子力ビームとインフェルノブラスターで挟み撃ちにしてトドメを刺すという超必殺技のオンパレード。そして3人揃って「俺達が地獄だ!!」と大見栄を切って〆。
最後の一言があまりにも自然で違和感がなく、プレイヤーからは「地獄三兄弟」「甲児もとうとう地獄に」と驚きと賞賛の声があがった。また流れがビルバインダンバインの「ツインオーラアタック」と酷似している(変形した片方にもう片方が乗って突撃、挟み撃ちで攻撃)。相方が聖戦士候補という点にも掛けて「ツインオーラアタック(地獄)」と呼ぶプレイヤーも。

特殊能力

特殊能力としての分離は持っていない。

EN回復(小)
『真マジンガー版』の光子力は超合金Zから生み出されるという設定から所持。代わりにマジンパワーは無い。
『BX』では素の状態ではL1で、ゴッドスクランダーを装着するとL2に上昇する。
頑強
OE』のもの。ver.1.02パッチで追加された。

移動タイプ

通常時。
ジェットスクランダーゴッドスクランダー装着時。

サイズ

M
スーパーロボットとしては比較的小型な部類。

カスタムボーナス

第2次Z
特殊能力「EN回復(小)」が「EN回復(中)」に変更。
第3次Z
装甲値+300、EN+50。

機体ボーナス

BX
  • 初期段階:装甲値+100 CRT補正+10
  • 第二段階:装甲値+125 CRT補正+15 EN+50
  • 第三段階:装甲値+150 CRT補正+20 EN+75
  • 最終段階:装甲値+200 CRT補正+30 EN+100 スペック低下無効
最強クラスの装甲がさらに硬くなり、燃費も良好になっていく。最後にはスペック低下無効まで付き、バリアを持たずに耐えていく運用に磨きがかかる。

機体BGM

「感じてKnight」
前期OP。
「守護神 The guardian」
後期OP。

スパロボシリーズの名場面

地獄! 大いなる神の化身たち!!
BX37話「降臨!大いなる神の化身!」。激戦に次ぐ激戦の中、降臨してしまった暗黒大将軍。決死の猛攻の末なんとか追い詰めたかに見えたが、暗黒大将軍はこれからが本番と言わんばかりに、猛火の如き反撃を繰り出してきた。消耗しきった自軍を、甲児は「あいつは……俺たちマジンガーが倒すっ!」と叫び、自軍を逃がす。二対一。勝機は無いに等しかった。しかし、それは「普通に戦えば」の話だった。暗黒大将軍の一撃を受け止めたカイザーが剣を掴んだまま、かつて自らも飛び込んだ『重力炉』へ飛び、マジンガーが後を追った。
暗黒大将軍が無謀を通り越して気が狂ったかと猛るも、甲児達にとっては関係無かった。神のように利口でも賢くもない、だが、だからこそ神を超える力を発揮するのが人。輝きに包まれていく二体の魔神を見て、暗黒大将軍は狼狽える。「神か、それとも悪魔か」そのどちらでもない。ミケーネの神は気づいていなかった。神や悪魔も平等に落ちる場所があることを。そして今ここにいる場所こそがそうなのだと。
神を模した拳に飛び乗る魔神が、暗黒大将軍に迫る。雷が跳ねて、牙斬刀が奔る。そして魔神達の胸元と両の眼から伸びる炎と光の波動が暗黒大将軍を重力炉もろとも灰燼と帰した。生命一つ残らない大爆発の後、二体のマジンガーは自軍の元へと帰還した。片や地獄と恐れられる骸骨の魔神、片や大いなる光の神を模した救世の魔神。あの世の閻魔大王すらも匙を投げる二体のロボット――人は奴らを、魔神・カイザーと呼ぶ。

関連機体

エネルガーZ
プロトタイプ。パイロットは剣鉄也
ゼウス神
古代ミケーネの神。嘗ての戦いで切断された右腕が変化したジャパニウム鉱石からマジンガーZ、エネルガーZ、ゴッドスクランダーが製造された。また、その姿をモデルにしてマジンガーZ、エネルガーZが造形されている。

脚注

  1. しかし、その話の舞台はドイツなので、修理しなければ日本に帰れないはずなのだが、全く描写が無い。マジンガーZ自体も中破したので、歩いて帰る事も出来ない。
  2. 実は、旧シリーズ版マジンガーZ含め「光子力ビーム=バルカン的な弱い武器」と言うイメージは間違っており、描かれ方こそ地味なもののトドメに使用した回数はブレストファイヤーに次ぐ。