「リムル・ルフト」の版間の差分
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− | :原作と異なり[[ゲア・ガリング]]から[[ウィル・ウィプス]]に単身戻っていたためルーザ死後でも健在のまま、後にドレイクの黙認を得て[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]が乗っていた[[ズワァース]]と共に[[ブライティクス|BX]] | + | :原作と異なり[[ゲア・ガリング]]から[[ウィル・ウィプス]]に単身戻っていたためルーザ死後でも健在のまま、後にドレイクの黙認を得て[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]が乗っていた[[ズワァース]]と共に[[ブライティクス|BX]]に投降する。 |
+ | :パイロットとしては、ひらめきと幸運を使えるがまさかの'''汎用スキル取得一切なし。'''本作の自軍パイロットはたいてい[[援護攻撃]]や[[援護防御]]、あるいは[[底力]]や[[全体攻撃]]といった汎用スキルのいずれかを1つか2つは取得しているものだが、これらを何も取得していないのは彼女と一部シナリオでわずかな期間メインを張る[[ホシノ・ルリ|ルリ]]ぐらいなものである。 | ||
+ | :おまけに[[性格]]も弱気で能力値も[[キーン・キッス|キーン]]とどっこいと、お世辞にも使い勝手の良いパイロットではないため運用には愛が必要。マーベルのボチューンに搭乗させて合体攻撃・補給要員として使おう。 | ||
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2016年5月8日 (日) 17:47時点における版
リムル・ルフト(Riml Luft)
アの国の地方領主ドレイクの一人娘。
敵方のニーに惚れており、同時に父の野望に恐れを抱き、ドレイク側の情報を極秘裏に流していた。その為、召喚された地上人トッドに父に手を貸さないよう懇願したり、ショットの開発したオーラ増幅器の設計図を持ってニーの元に走ったりもした。何度も脱走を図り、一度はニーの元に辿り着いて行動を共にしていた。お嬢様育ちであるが、負けん気が強く、ニーに認めて貰う為、オーラバトラーに乗って無理な戦闘をすることもあった。
その後結局連れ戻されて、物語後半では、母・ルーザと共にビショットのゲア・ガリングにいた為、そのまま地上に出てしまう。そこで母とビショットの不義密通を知り、これを許せずにゲア・ガリングを脱出、ルーザの裏切りを父・ドレイクに告げ、この戦いの元凶であるルーザの暗殺を謀った。しかし、逆にルーザに射殺され、17年の短い生涯を終えている。
自身の死から700年後、バイストン・ウェルにおいてレムル・ジルフィードとして転生する(『聖戦士ダンバインOVA』)。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初出演作品。隠し要素の条件を満たせばマサキの章、シナリオ「野望、渦巻く」で仲間になる。幸運を持つが、仲間になるのが終盤で能力的にも突出する物が無い為、活躍できる場面があまり無い。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 隠し要素でガラリアを仲間にしないルートでなおかつ、フォウを仲間にしてシナリオ「ト-タル・バランス」に来た時にニーを出撃させると、敵陣付近から強奪したライネックに乗って登場。もっとも、聖戦士技能が無いというオーラバトラーのパイロットとして致命的な弱点を持ち、地形適応も低いため2軍確定。チーム分割中の激励は重宝するが、SPが低く連発は困難。
- なお、なぜか味方キャラの中で唯一エンディングで後日談が語られない。実はパイロットではなく非戦闘員として加えれば後日談が表示されるのだが…なぜそんな仕様にしたのか?
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 隠し要素でビアレスに乗って敵扱いで出撃したところをニーで説得すれば仲間になる。ニーを使ってなくても強制出撃なので安心。貴重な捨て身を覚えるキャラだが、装甲が薄いABで使う為にはお膳立てが必要なので微妙と言わざるを得ない。今回は聖戦士技能もハイパーオーラ斬りが使えるレベル3までは上がる為、ベンチを抜ける為の最低条件だけは何とかパスしたといえる。味方に加わった時点で激励を使えるので、プレイヤーの愛情次第ではそれなりに役に立つ可能性も。まあ、他にもっと使えるサポートキャラが何人もいるので、余程の愛情が無い限りは使われないだろう。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 捨て身の代わりに期待を覚え、完全にサポート一筋のパイロットになった。妖精と2人乗りさせて補助精神要員として起用するのも手。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 特別条件もなく仲間になる。野望を持つ父という共通点があるためかセシリー・フェアチャイルドとカロッゾ・ロナの会話に加わる。2段階改造されたボチューンに乗ってくるが、マーベルなどに機体を奪われることが多い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- リィナと一緒にコマンダー・ミレーヌに捕まっているが倒すと仲間になる。再動か補給を覚えることが多いが、よほどの愛がなければ使われないだろう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 上記のシナリオが削られたため、第3部でエレと一緒にいる。初期乗機はビアレス。補給と愛を持つがSP初期値30と異様に低いので使えない。能力も低く、性格も「弱気」なためやはり厳しい。ただ、聖戦士LVはニーやキーンより上がるので愛と資金があれば何とか使っていける。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 特別条件もなく仲間になる。が、強さは相変わらずで、愛無くして使用することは無いだろう。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 原作終了後であるため登場はしないが、竜宮島の灯籠流しの際、ショウが会話で軽く触れている。
- スーパーロボット大戦BX
- 主な出番は中盤からだが、その前に中断メッセージで登場することがある。新録台詞あり。
- 原作と異なりゲア・ガリングからウィル・ウィプスに単身戻っていたためルーザ死後でも健在のまま、後にドレイクの黙認を得て黒騎士が乗っていたズワァースと共にBXに投降する。
- パイロットとしては、ひらめきと幸運を使えるがまさかの汎用スキル取得一切なし。本作の自軍パイロットはたいてい援護攻撃や援護防御、あるいは底力や全体攻撃といった汎用スキルのいずれかを1つか2つは取得しているものだが、これらを何も取得していないのは彼女と一部シナリオでわずかな期間メインを張るルリぐらいなものである。
- おまけに性格も弱気で能力値もキーンとどっこいと、お世辞にも使い勝手の良いパイロットではないため運用には愛が必要。マーベルのボチューンに搭乗させて合体攻撃・補給要員として使おう。
単独作品
関連作品
パイロットステータス設定の傾向
能力値
全体的な能力が低く、オーラバトラー系のキャラクターでは間違いなく最弱クラスで、特に技量が低い。作品によってはオーラ斬りをする事ができないので攻撃面は期待できない。
精神コマンド
愛を初め、補助系の精神コマンドを覚える。しかし、COMPACT3以外は他の作品のように修理・補給のユニットが無い為、その為に出撃機会があるかは微妙。サポートキャラとしても肝心のSP量が低く抑えられている事が多い。
- EX
- 必中、幸運、信頼、愛、激怒、熱血
- 第4次
- 愛、探索、隠れ身、集中、覚醒、激励
- α
- 努力、集中、愛、かく乱、激励、捨て身
- IMPACT
- 愛、幸運、熱血、集中、ひらめき、補給
- BX
- 集中、ひらめき、幸運、熱血、絆
- リアルロボット戦線
- 隠れ身、激励、愛、かく乱、覚醒、捨て身
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「ダンバイン とぶ」
- オープニング。大半はこの曲である。
- 「聖戦士たち」
- 劇中BGM。『IMPACT』にてハイパーオーラ斬り使用時の選曲。
人間関係
- ルーザ・ルフト
- 母。しかし最終的には彼女に殺されてしまう。
- ドレイク・ルフト
- 父。
- バーン・バニングス
- ドレイクの配下の騎士にしてリムルの許婚。
- ニー・ギブン
- 恋人。ロミオとジュリエット的関係。
- ミュージィ・ポー
- リムルの音楽教師。後にオーラマシンのパイロットになる。
- ショウ・ザマ
- ピンチの際にはニーと並んで呼ぶなど頼りにしている。ショウにしてみれば足を引っ張られたこともあったが。
名台詞
- 「ねえ、この花の花言葉、なんだかわかる?」
- 負傷したリムルに責任を感じたショウが見舞いにポロポーズという花を摘んできた際の台詞。
- 「女として母は父以上に許せぬ存在だからです!」
- 母を討つ決意を父に告げた時の台詞。
- 「すべての混乱の元は、お母様、貴方です!」
- 母ルーザを討つべく短剣で迫ったときの台詞。だが…。
スパロボシリーズの名台詞
- 「私はニーの為に戦います。愛する者と共に生きたいと願う。それは女として至極当然の事でしょう」
- 『BX』第36話「光る島」にて、ドレイクに今後の身の振り方を問われて。母とは違い純粋な愛が動機だが母同様、ドレイクの元を離れる事を選んだのは血というべきか。
- 「次に会う時は戦場にて…」
(さようなら…お父様…) - 直後に父に「オーラマシンを持って去れ」と命じられて。彼女はこれが今生の別れになると確信した。
- 二ー「リムル…」
リムル「いいの、ニー。戦乱は望んだお父様が選んだ道。こうなる事も分かっていたはずよ」 - 同話にて、ドレイクが戦死した後の台詞。
- 「お父様やお母様が死に、ビショットも死に、そしてショットも死んだ…」
「これで、オーラマシンが生んだ戦いは終わったのですね」 - 同話のエンドデモ。バイストン・ウェルの戦乱は一応終結したものの、まだ黒騎士が残っていた。
余談
- 「実母ルーザに拳銃で眉間を撃ち抜かれる」というリムルの悲惨な最期は、自らが殺したキャラの死について振り返る事が少ない富野監督をして「(生々しすぎて)やりすぎた」「もっと違う見せ方にすれば良かった」と言わしめる程のものであった。亡骸に刻まれた弾痕を見ていると、その言葉も頷ける。
- ちなみに、小説『オーラーバトラー戦記』では「ルーザに斧で頭部を叩き割られる」という、アニメ版以上に凄惨な最期を遂げた。富野監督は自身が執筆する小説において「鬱憤を吐瀉する癖がある」とのことなので、そうなってしまったのか……。