「超獣機神ダンクーガ」の版間の差分

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:今回も原作の敵は登場しないが、シルエットでムゲ、デスガイヤー、ヘルマット、ギルドローム、ルーナの顔アイコンなどの[[没データ]]がDISC内に存在し、スペシャルディスクのカラオケモードではムゲメカが出る。BGMはOPの「愛よファラウェイ」が初採用。宇宙編の主力。
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:今回も原作の敵は登場しないが、シルエットでムゲ、デスガイヤー、ヘルマット、ギルドローム、ルーナの顔グラフィックなどの[[没データ]]がDISC内に存在し、スペシャルディスクのカラオケモードではムゲメカが出る。BGMはOPの「愛よファラウェイ」が初採用。宇宙編の主力。
 
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])
 
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:敵として[[ムゲ・ゾルバドス帝国]]が初登場。作中、からかうために嘘知識を披露する、勝手に慣用句を自作するなど、かなり亮がはっちゃけている。
 
:敵として[[ムゲ・ゾルバドス帝国]]が初登場。作中、からかうために嘘知識を披露する、勝手に慣用句を自作するなど、かなり亮がはっちゃけている。

2015年11月21日 (土) 14:47時点における版

概要

大張正己氏のメカニックデザイナーとしてのデビュー作。

番組タイトルにも題されている合体ロボット・ダンクーガだが、物語序盤は分離形態のみしか登場せず、初合体は放送開始から4ヶ月後の第16話。その分離形態も人型形態への変形は当初伏せられていたり、ダンクーガに合体しても必殺武器は使用しないなど、テレビ放送されるロボットアニメとしては異色の作品である。こういった演出からメインターゲットであった子供達からの人気は得られず、玩具の売り上げは低迷。そのため、放送期間は当初予定されていた全52話から38話に短縮され、物語の完結はテレビ放送時に制作が決定していたOVAに持ち越されることとなった。

方や、メインキャラクターが1話ずつ登場していくなどストーリーを重視する高年齢の視聴者からは一定の支持を受けたことにより、更なる続編OVAの製作、出演声優がコンサートを開催するなどのファンサービスは続けられた。放送から20年後の2007年には、大張正己を監督に据えた、本作から200年後が舞台の続編『獣装機攻ダンクーガノヴァ』がCSで放送された。

スパロボ参戦時には続編OVAのキャラクターが登場する場合でも『超獣機神ダンクーガ』とだけクレジットされており、テレビ版とOVA版を区別していない。

ストーリー

銀河制覇を企むムゲ・ゾルバドス帝国による地球侵略に対抗する為、ロス・イゴール長官は葉月博士に命じて獣戦機と呼ばれる4体のメカを製作させる。

そしてそれを操る4人の若者達が選ばれ、帝国と戦う特務部隊「獣戦機隊」が結成された。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

獣戦機隊

藤原忍
主人公獣戦機隊のリーダー。短気だが情に厚く、裏表の無い熱血漢。イーグルファイターのパイロット兼ダンクーガのメインパイロット。
結城沙羅
獣戦機隊の紅一点。シャピロの恋人だったが、彼の裏切りを機に決別する。ランドクーガーのパイロット。
式部雅人
獣戦機隊のムードメーカー。明るく、ノリの軽い少年。ランドライガーのパイロット。
司馬亮
獣戦機隊のまとめ役。クールな皮肉屋。所謂「2号機パイロット」キャラ。ビッグモスのパイロット。
ロス・イゴール
獣戦機隊の指揮官。厳しくも優しい獣戦機隊の父というべき人物。息子のアランとは確執があったが、死の間際に和解する。
葉月考太郎
獣戦機を開発したバイオ・ハイテックの権威。イゴール長官の死後は獣戦機隊の指揮を執る。
ゲラール
輸送部隊の隊長。忍の兄貴分的存在。命を懸けて任務を遂行し、戦死する。
ローラ・サリバン
忍が戦場で出会った少女。獣戦機隊基地に保護され、後に葉月博士が養女として引き取る。
本編でもそれなりに出番の多かったキャラクターなのだが、SRWでは現時点では第4次第2次Z再世篇で名前が語られるのみである。第4次での雅人の台詞によれば、アイドル「GGガールズ」になって雅人を相手にしなくなったらしいが、これはTVシリーズで声を担当した藤原理恵氏が後に「CCガールズ」として活動したことを題材にした声優ネタである。

黒騎士隊

アラン・イゴール
イゴール長官の息子。父のやり方に反目していたが、父の誇り高い死に様を目の当たりにし、考えを改める。

ムゲ・ゾルバドス帝国

ムゲ・ゾルバドス
名前通り、帝国を統べる存在。死者の霊を操る能力を持つ。
デスガイヤー将軍
帝国最強の武人で、戦う事が生きる理由という男。
ギルドローム将軍
精神操作を得意とする頭脳派。
ヘルマット将軍
帝国の急先鋒。ヘルマット軍団を率いて戦う。物量による殲滅戦が得意。
シャピロ・キーツ
地球を裏切った男。胸に野心を秘めている。作中の敵キャラの中ではSRWに最も多く出演しており、場合によってはラスボスになる事も。
ルーナ・ロッサ
帝国の紅一点。シャピロに目をつけている。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

獣戦機隊

ダンクーガ
またの名を「断空我」。「獣を超え、人を超え、そして今神になる」スーパーロボットと言われている。ブースター「ガルーダ」装着状態、未装着状態が登場。また、以下の獣戦機に分離可能。獣戦機はノーマルモード、ヒューマノイドモード、アグレッシブビーストモードが登場。
イーグルファイター
ダンクーガの頭部になる、大鷲の獣戦機。4機の獣戦機の中で唯一飛行可能かつ最速を誇る。
ビッグモス
ダンクーガの胴体、腕、膝から上の脚部……つまり、ほぼ全身になる、巨象の獣戦機。その巨体ゆえ、火力と装甲は高いが運動性が低い。OVA『GOD BLESS DANCOUGA』以降ではダンクーガのブースターを内蔵している。
ランドクーガー
ダンクーガの左足になる、黒豹の獣戦機。ランドライガーと比べると遠距離向きの武器を持ち、劇中の設定では運動性重視。
ランドライガー
ダンクーガの右足になる、獅子の獣戦機。ランドクーガーと比べると中距離向きの武器を持ち、劇中の設定では装甲重視。
ガンドール
獣戦機隊母艦。断空光牙剣は本来、このガンドールからエネルギーを受けて放つ必殺技である。しかし、ガンドールがSRWに登場する事が少ない為、ダンクーガ単体で放つ技に変更されている。
ファイナルダンクーガ
ダンクーガの背面のブースターが機体内部に格納(もしくは分離)され、代わりにブラックウイングが背面に合体する。その為、機体のシルエットはそれほど大幅には変わらない。しかし、5人乗りになり、火力も向上する事から、戦闘力は大幅に上昇する。アニメ未登場

黒騎士隊

ブラックウイング
ノーマルモード、ヒューマノイドモードが登場。近年はファイナルダンクーガに合体できる。ノーマルモードはイーグルファイターを一回り大きくしたような外見の戦闘機。ファイナルダンクーガに合体すると、イーグルファイターとのサイズの差を実感できる。

ムゲ・ゾルバドス帝国

ドル・ファー(ムゲ小型戦闘メカ)
ゼイ・ファー
デスグロームII
ギルバウアー
デザイア(シャピロ戦闘メカ)
ムゲ戦艦
デスガイヤー戦闘空母
ムゲ・ゾルバドス城
ムゲ・ゾルバドス

用語

獣戦機
獣戦機隊が使用するメカの総称。パイロットの闘争心(怒り)を感知して作動する野獣回路により飛行機・戦車形態から、獣型のビーストモード、人型のヒューマノイドに変形する。
アグレッシブ・ビーストモード
怒りをフィードバックして変形した獣戦機の獣型形態。人間の心の奥に潜む、野獣の本能によって動く。
野生化
獣戦機隊
藤原忍結城沙羅司馬亮式部雅人の4人で構成された対ムゲ・ゾルバドス帝国用の戦闘チーム。
獣戦機隊基地
獣戦機隊の基地。
黒騎士隊
アランがイゴール長官の古いやり方に反発して組織したゲリラ部隊。情報戦を得意とする。当初は独自にムゲ・ゾルバドス帝国軍と戦っていたが、アランとイゴールが和解してからは共同戦線を張った。
ムゲ・ゾルバドス帝国
帝王ムゲ・ゾルバドスが築いた宇宙規模の大帝国。一瞬にして地球軍に壊滅的ダメージを与えたほどの戦力を持つ。

楽曲

オープニングテーマ
「愛よファラウェイ」(前期)
歌:藤原理恵
『新』『COMPACT2』『SC』『第3次α』で戦闘BGMに採用。『SC』では大幅なアレンジを施されている。
「ほんとのキスをお返しに」(後期)
歌:藤原理恵
『GC』『OE』で採用。両作品とも原型をとどめないまでにアレンジされており、原作視聴者を驚愕させた。
エンディングテーマ
「バーニング・ラブ」(前期)
歌:いけたけし
『第4次』『F』『F完結編』『COMPACT』『64』『α』『α外伝』で戦闘BGMに採用。OPよりもOPらしいアップテンポの曲調のせいか、これがOPだと勘違いした原作未視聴者が続出した。
劇中BGM
「灼熱の怒り」
合体時のテーマ。『第3次α』『J』『第2次Z』で戦闘BGMに採用。

登場作と扱われ方

スーパー系の作品では数少ない軍属という設定の故か、スーパー系でありながらリアル系と絡み易く、一種の便利屋的な扱いとして多くの作品に参戦している。

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦
初参戦作品。原作の敵が登場しない、いわゆるいるだけ参戦。ダンクーガはグラフィックではブースターがついているのに飛べなかったり、ステータスがそれほど高くないなど初登場なのにかなり悲惨な扱い。そのため、シナリオの途中でコン・バトラーVとどちらかを外すイベントで選ばれてしまう事も多い。オープニング戦闘デモでは忍はイーグルファイターに乗っている。
第4次スーパーロボット大戦S
ダンクーガのステータスの底上げ等がされ扱いが改善されている。また、離脱イベントも発生しない。
スーパーロボット大戦F完結編
シャピロが敵として初登場するが、機体はゲスト製。スポット参戦だが、味方としてアラン&ブラックウイングも初参戦。ルート次第ではシャピロがラスボスになる事も。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
忍の所属基地がオーストラリアという事もあってか『機動戦士ガンダム0083』に登場したオーストラリアのトリントン基地に所属し、訓練を受けていた。その為、コウ・ウラキらと以前からの知り合いという設定に。トリントン基地が襲撃された後、ロンド・ベルに参加。シャピロはエアロゲイターに寝返る。
スーパーロボット大戦α外伝
今回はいるだけ参戦で影は薄め。この事は『第3次α』の中断メッセージでも自虐ネタとして触れられる。攻撃面では野生化もあってか、活躍出来るが燃費が悪い。
第3次スーパーロボット大戦α
ムゲ帝国がαシリーズに初登場。『α』で死んだと思われていたシャピロも原作同様ムゲ帝国に拾われ、再び自軍と敵対する事に。
獣戦機隊が第2次ααナンバーズに入れなかったのは、第2次α以前に三輪長官と対立して飛ばされたからと説明している。
『GC』に続いてのファイナルダンクーガの登場イベントや原作再現など、『α外伝』よりも出番や見せ場が大幅に増えている。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
続編獣装機攻ダンクーガノヴァ』と初共演。ムゲ撃破後の設定なのだが、アランが普通に生存し、ファイナルダンクーガが登場しているため、どうもムゲとの戦いは原作と違う展開だった模様。ムゲに捕らえられていたアースWILLの力で物語の世界に次元転移。その後、ファイナルダンクーガのデータを基にダンクーガノヴァが開発される事になったと言う設定。また、獣戦機隊の面々は呪われし放浪者となったらしい。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
新旧Wダンクーガシリーズ同士の合体攻撃が遂に登場。今作ではかつて獣戦機隊に倒されたムゲが旧ダンクーガの世界から第2次Zの多元世界に逆襲しに来る。本作オリジナルの展開の為「ほぼいるだけ参戦の扱い」にほぼ近いが、終盤では参戦作品一覧にないOVA「GOD BLESS DANCOUGA」の原作再現がなされている。Zシリーズへの参戦は本作で最後となる。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
ムゲ・ゾルバドスが復活し、敵として登場する。
スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
ダンクーガが序盤自軍にいるが早々に離脱。ガンドールは自軍の母艦として活躍する。
スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
中盤からダンクーガが参戦。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
ムゲ・ゾルバドスが登場。
スーパーロボット大戦IMPACT
『COMPACT2』と同様の流れ。第1話でゴッグに包囲される獣戦機隊基地は今も語り草になっている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
獣戦機隊フルメタル・パニック!ミスリル所属になっており、雅人がミスリルのマデューカス中佐に怒鳴られる場面も。またシャピロはグラドス軍に寝返る。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
獣戦機隊の声にエコーが掛かった。

単独作品

新スーパーロボット大戦
今回も原作の敵は登場しないが、シルエットでムゲ、デスガイヤー、ヘルマット、ギルドローム、ルーナの顔グラフィックなどの没データがDISC内に存在し、スペシャルディスクのカラオケモードではムゲメカが出る。BGMはOPの「愛よファラウェイ」が初採用。宇宙編の主力。
スーパーロボット大戦64リンクバトラー
敵としてムゲ・ゾルバドス帝国が初登場。作中、からかうために嘘知識を披露する、勝手に慣用句を自作するなど、かなり亮がはっちゃけている。
スーパーロボット大戦GC
ファイナルダンクーガ初登場。戦闘BGMに初めて「ほんとのキスをお返しに」が採用。
スーパーロボット大戦XO
獣戦機隊に『第3次α』の台詞が収録されている。
スパロボ学園
スーパーロボット大戦モバイル
スーパーロボット大戦Card Chronicle
2013年2月1日のアップデートで追加参戦。第2次Z同様、『獣装機攻ダンクーガノヴァ』と共演。
スーパーロボット大戦OperationExtend
本編終了後設定であり例によってアランは生きているどころか、イゴール長官まで何の説明もなく生きている
アランが生きているので例によって初登場時点からファイナルダンクーガで参戦するが、素のダンクーガも意外なところで姿を見せる。
スーパーロボット大戦X-Ω
ユニットとしてはリリース当初から登場。今作のダンクーガは久々にTV版のブースターを装備している。

主要スタッフ

制作
葦プロダクション(現:プロダクション・リード)
監督
奥田誠司
シリーズ構成
藤川桂介
キャラクターデザイン
只野和子
いんどり小屋(現:スタジオライブ)
メカニックデザイン
平井寿(現:平井久司)
大張正己
音楽
いけたけし(現:池毅)
戸塚修

商品情報

Blu-ray

DVD

その他