ミレーヌ・フレア・ジーナス

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ミレーヌ・フレア・ジーナス
登場作品

マクロスシリーズ

声優 櫻井智
チエ・カジウラ(歌パート)
デザイン 美樹本晴彦(原案)
桂憲一郎(TV版)
新羽こういちろう(伊藤岳史)(OVA版)
初登場SRW スーパーロボット大戦D
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人とメルトランディのハーフ
性別
生年月日 2031年2月2日
年齢 14歳
身長 153.3cm
スリーサイズ B78・W52・H82
髪色 ピンク
髪型 ロングヘアー
血液型 Bc型
所属 FIRE BOMBERサウンドフォース
役職 ボーカル
ベース
好きな食べ物 ピザ
マンゴープリン
カツ丼などファーストフード
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ミレーヌ・フレア・ジーナスは『マクロス7』のヒロイン

概要[編集 | ソースを編集]

マクシミリアン・ジーナスミリア・ファリーナ・ジーナスの七女にあたる。勝ち気で我がままな面はミリアの血を引いており、容姿はマックスの血が濃い。ペットにマックスから送られたグババを飼っている。

既に自立した生活を送っているのだが、衣類等は両親から着服している。また、毎話異なる私服を着用しているのも特徴(現実的に考えれば当たり前だが、アニメキャラとしては稀)。

熱気バサラと共に「FIRE BOMBER」にてボーカルとベースを担当。グループの人気アイドル。新人だが、レイ・ラブロック北条アキコの計らいにより中心メンバーに抜擢される。だがそれは勿論バサラのピーキーなサウンドに付いて来れるからこそ。勝ち気な性格から努力を重ね、バサラの技量に追いついていった。時にはバサラを気にかけることもある。尤もバサラ自身は異性に対しては無頓着で気に掛けていない。やがて「サウンドフォース」が結成されて、ミレーヌもレイによりメンバーに抜擢される。流石に両親を説得するのは苦労しただろうが。やがて自身の才能に目覚め、グラビルに囚われた際にはバサラに「歌」を「サウンドエナジーシステム」を通じて伝え、彼の歌声を復活させ究極のデュエットを完成させる。

母のミリアからガムリン木崎を紹介され、彼の純真さに心を引かれ、時にはガムリンから激励される。そしてバサラを含めた所謂「三角関係」となる(当のバサラはガムリンと意気投合する)。バサラがシビルスピリチアを吸われ意識不明となると、ガムリンは歌を歌うようにミレーヌを説得。ミレーヌは最終作戦である「サウンドバスター」の歌い手となる。作戦は失敗しても、持ち前の性格で持ちこたえた。

また、漫画『マクロスダイナマイト7 ミレーヌビート』では実質的な主役を務めている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
音声初収録。担当声優の櫻井智氏は当作品でスパロボ初参加。
エピソードも多数追加され、他作品との人間関係も盛り込まれている。主人公がアクの強いバサラなのでその影に隠れがちではあったが、DVEも豊富で、プロトデビルンに対抗できるのが彼女のみとなるシナリオが組まれるなど、優遇されている。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
残念ながらパイロットとしての登場ではないが、バサラのファイアーバルキリーの一部の曲目で愛機VF-11MAXL改と共に登場。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇 / 天獄篇
『再世篇』と同じく、バサラの攻撃演出に登場。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦D
初登場作品。概ね原作と同様のエピソード。
ミレーヌ役の櫻井氏は本作のCMナレーションも担当。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2019年9月のイベント「ハートエイク」期間限定参戦。パイロットパーツはライブカットインのみ対応。
システム上はグババが同乗している扱いで、Pアビリティのコスト上限が高い。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

バサラを若干弱くしたような能力で命中回避が高いが、防御が低い。バサラ同様にパイロットステータスが特殊で「射撃」「格闘」が存在せず、代わりに「歌魂」と「歌EN」が存在する。プロトデビルン戦ではアタッカーとして活躍する。作品によってはバサラ、ミレーヌが個別にMAP版の歌をかけることが出来る(必要気力を満たす必要があるが)。特に『第3次α』では覚醒激励持ちのユニットを自分の小隊に組み込めるため、両者にこれを採用すると全部隊気力130以上・ほぼ全能力上昇という、とんでもないドーピングが1T目で可能となる。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第3次α
集中祝福ひらめき熱血情熱必中
D
集中鉄壁信頼熱血祝福
X-Ω
集中祝福信頼
パイロットパーツ装備時
閃き激励

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

第3次α
底力L7、シールド防御L4、ガード援護防御L2
D
シールド防御底力L4、援護攻撃L3、援護防御L3

小隊長能力[編集 | ソースを編集]

小隊全員に戦意高揚の効果
第3次α』。

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「SEVENTH MOON」
OPテーマだが、ミレーヌを始めとするサウンドフォースの面々の戦闘曲は、曲目により変化するのでデフォルトはないに等しい。
「MY FRIENDS」
ミレーヌ専用曲。

人間関係[編集 | ソースを編集]

熱気バサラ
チームメイトで同じボーカルであり、目標でもある。
ガムリン木崎
ミリアから交際相手として紹介され、彼の純真さに引かれる。
レイ・ラブロック
チームのリーダーであり、ミレーヌの扱いには困っている。
ビヒーダ・フィーズ
チームメイトであり、ミレーヌとバサラの関係を良く知っている。彼女は無口なので、普段は声を掛けないが。
マクシミリアン・ジーナス
父親。彼女を戦場に出すことは嫌っていた。
ミリア・ファリーナ・ジーナス
母親。性格や容姿は母譲り。
ミラージュ・ファリーナ・ジーナス
姪にあたる。
グババ
彼女のペット。5歳時にマックスからプレゼントされた。
北条アキコ
チームのマネジメントを担当。レイと共にミレーヌの魅力を引き出す。
ガビル
彼曰く「健康美」。ガムリンの一件で興味を持つ。
エミリア・ジーナス
7の映画『銀河がオレを呼んでいる!』に登場。ジーナス家の五女で、ミレーヌの姉である。SRW未登場。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

マクロスシリーズ[編集 | ソースを編集]

リン・ミンメイ
初代スーパーアイドルとの共演に大喜び。なお、公式でも劇中の共演は無いが、彼女とのデュエット曲が存在。

ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

ラクス・クライン
第3次αにて意識不明のバサラを見舞い、バサラの歌が自分の目標であると伝え、ミレーヌのを「優しい」と評価していた。

リアル系 [編集 | ソースを編集]

キリコ・キュービィー
第2次Z再世篇では当初、レッドショルダーマーチに苛立つあまり周囲とのコミュニケーションを拒絶していた彼を「人間の感情が無いみたい」と酷評するが、カレンからフィアナに関する話を聞かされた後はキリコへの見識を改める。尤も、コロッと評価を変えた事でバサラからは「軽い女だぜ」と呆れられていたが。

スーパー系[編集 | ソースを編集]

タカヤノリコ
第3次αでの誕生パーティーイベントにて、彼女から「沖ジョ伝統の鉄ゲタ」をプレゼントされ、リアクションに窮する。ちなみにユングは「覆面コーチXのマスク」にすべきだった(『NeXT GENERATION』ネタ)と、ノリコのセンスを非難していた。どっちもどっちであるが。
ユウキ・コスモ
第3次αでは彼にバサラの歌を揶揄され怒りを露わにするも、当の本人によって制される。
流竜馬 (OVA)
Dにて意識不明のバサラに代わって歌う事を決意した際、彼にその覚悟を認められ、「戦隊長達の娘だ」と後押しされる。

名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

「うん……もう放してもいいよ」
第1話。戦闘の爆風からバサラに庇われ、気遣われた時のセリフ。照れるでもなく気恥ずかしさが表立っている。さえ歌えればいいというイメージの先行しがちなバサラも最低限の常識を弁えているのと同時に、男に抱きつかれても性関連の反応とはかけ離れている当時のミレーヌの子供っぷりを示すシーン。
「サイテー…」
同話。その後、戦場へ飛び出し所構わず歌を聴かせるバサラに対して。
「わかった。この人を暗殺して欲しいのね」
ミリア「そうよ。ハートを撃ち抜いて欲しいの」
第6話。冒頭でミリアからガムリンを紹介された際の一言。冗談なのだろうが、見合い相手とは思わなかったらしくミリアにこう言われて拍子抜けしていた。
「そうですよね、冗談じゃないですよね!」
「許せないですよね!」
「そういうのは一度やっちゃえばいいんじゃないんですか!?」
「そうですよ! 痛い目に合わせるべきです、そういうのは! 無茶苦茶にやっちゃうべきです、ギタンギタンに!」
第7話。戦場に介入するバサラに対して愚痴ったガムリンに同調して、思わず過激な事を言いガムリンも少し引いた。なお、ミレーヌはこの直前のライブの際にバラードを入れて貰えなかった事で不満を感じていた。
「そんな甘い事言ってたら、いつまで経ってもマヨネーズライスの生活よ!」
第9話。デビューしたものの、一向にヒットしない「FIRE BOMBER」。そんな状況にもかかわらず能天気なメンバーに対して。ミレーヌ自身はマヨネーズライスを食べた事はないが、貧しい食事というイメージがあった模様。
「ああ、びっくりした。あたしのママもあんなに大きかったのかしら…」
第11話。映画出演が決まりパーティ会場へと足を運び、スレン・ラングとローレイ・シュマルの二人のゼントラーディを見た事で驚いて。その通りなのだが、姉のエミリアが巨人化していた事についてはこの時点では知らなかった様子。
「私…解った気がする。リン・ミンメイの物語って作られた伝説よ。時が過ぎていくうちに誇張されただけのおとぎ話なのよ。今作っているドラマのようにね…」
同話ラスト。『リン・ミンメイ物語』の撮影中に襲撃してきたバロータ軍を前にバサラと共に歌った後に呟く。
「トランプしたって事? セブンブリッジとか」
第15話。バサラがレックスと共に一緒にいた事で苛立つ中、ボディーガードのレックスから邪推発言を受けての返し。ズレてる。
次に「男女の愛の次。アルファベットの逆」と言われてやっと何を言いたいのか解った。さらにバサラにジェラシーを感じているとアキコから指摘を受けた事でやっと自覚を持った。鈍いというか子供というか…。
「いいえ、私はサウンドフォースなんです!」
(歌わなくっちゃ…)
「撃っちゃった…」
第25話。エルガーゾルンの襲撃を受け『MYFRIENDS』を歌う。咄嗟にミサイルで反撃しようとするも、かつてバサラにミサイルを撃とうとして咎められた事を思い出し、歌に専念する。とはいえ、さすがにガムリンの危機には反応しミサイルを撃ってしまった。
「いけないよね…あたし…いけないよね…ねぇ、どうしたらいいの…?」
第33話。バサラの後を追い、彼がシビルを目覚めさせるために歌を歌っている事を遂に知ってしまい、マックスに相談する。マックスに宥められるもその後も上の空になっていた。さらにこの告白を軍人のバートンに聞かれてしまい、シビルは移送されてしまう。
「ねえバサラ。あたしさ、バサラが探しているもの、わかったような気がする。あのさ、さっきの動物さ。あたしの歌を聴いて静かになったよね。それってやっぱ歌の力だよね!」
第35話。ガムリンと共にバサラを探す中で遭遇した惑星ラクスの原住生物を宥めるために歌った後、バサラに対して少しづつ理解できた事を話す。
「ガムリンさんって、やっぱりパイロットが似合ってるんじゃないですか?」
ガムリン「そうですか?」
「だって…」
ガムリン「だって?」
「パイロットじゃないガムリンさんなんて想像できませんよ」
第39話。ガムリンとのデート中に彼が軍を辞めた事を聞いて。この言葉を聞いたガムリンは軍に残る事を決める。
「あたし…あたし…あそこには私の大事な人がいるんだもん!」
第43話。オペレーションスターゲイザー時、バサラ、ガムリン、マックスを気に掛け追いかけるミレーヌは涙ながらにミリアに答えた。そしてミリアから「馬鹿な子」と言われパイロット勲章を授かる。
「あたし…歌いに行くんだ。バサラの分まで!」
第48話。出撃前にバサラの傍にいてやらないのかと引き留めたレックスへ向けて。
「パパ、あたしファイアーボンバーなの。ファイアーボンバーが生きがいなの。ここで歌わなかったら、今歌わなかったら今まで大事にしてたものが無くなっちゃうわ!」
同話。サウンドバスターの使用を自ら志願した際に父マックスへ向けてファイアーボンバーである事への誇りを語る。
「ガムリンさん、ごめんなさい。あたしガムリンさんの事大好きです。本当に、本当に大好きです。だけど気づいちゃったんです。バサラの事、同じくらい好きだって事に…だから…だから…」
同話。サウンドバスターを使用する直前にガムリンからバサラに嫉妬していた事を告白された事で、自身もガムリンとバサラに同じ愛情を抱いていた事を告白する。
「バサラ、何時まで寝てるのよ! 何時もならとっくに飛び出している癖に! 何でまだこんな所にいるのよ! 皆頑張ってるのに、自分勝手、卑怯者! 起きろ! 起きろ! 起きてバサラ! バサラぁ…ねぇバサラ起きて! ファイヤーとかボンバーとか言ってよぉ…ずるいよバサラ! 卑怯者、自分勝手…」
最終話、戦線から離脱しバサラの元へ向かい涙ながらに目を覚ましてと訴える。直後にガムリンが「PLANET DANCE」を歌い出しミレーヌもデュエットする。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「…ガムリンさんって…」
「…ガムリンさんって、あたしよりもバサラの事を理解してるみたいですね」
第3次αEDで、独りで盛り上がるバサラの性分を「それでこそ」と評するガムリンに対し、嬉しそうに指摘する。
「バサラと付き合ってると驚きの連続だから、こういうのにも慣れちゃったみたいなんです」
「それに転移した事で、こうしてみんなにも会う事が出来ましたし」
第2次Z再世篇中盤で、別次元へのフォールドという異常事態を経験しながらも、あまり困惑した様子の無いミレーヌ達を不思議がるクランへ発したポジティブな返答。

スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]

「やるぅ、シンジ! 三角関係の師匠のアルトに弟子入りしたら?」
第3次Z時獄篇』第46話日本ルート「成功確率0.0001%」より。綾波アスカの関係を聞かれたシンジに対する台詞。
この後ガムリンは密かにツッコミを入れていた。
ミレーヌ「本当なら、あたしだって出られるはずなのに!」
ルナマリア「同感!」
第3次Z天獄篇DLC「強き事は美しき哉II」にて、女性がメインパイロットの機体しかエントリーできない事に対して、召喚攻撃扱いの自分達が出られない事に対する半ばメタなツッコミ。
ちなみに、ルナマリアの方は次回では単独ユニットになったため参加しているが、ミレーヌはそもそも参加したところで歌しか使えない以上、戦いようがないのでは…(余談だが、『マクロス30』では、ミレーヌ専用のVF-1が出ている)。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

VF-11MAXL改
ミレーヌ専用機。
VF-1J ミリア機
本編でシティ7がバトル7と離されてしまった時に搭乗。敵機を撃墜していたりとかなりの腕前を披露している。
SRWは通常パイロットのステータスが設定されていない為か再現イベントでも登場しない。
VF-1J ミレーヌ機
マクロス30』において、アイシャが用意した機体。ミリア機のレプリカ。SRW未登場。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 担当声優の櫻井智氏は当時は新人でのヒロイン抜擢で、実質のデビュー作である。これはマクロスシリーズの恒例であり「リン・ミンメイ」、「マオ・ノーム」、「ランカ・リー」「ミーナ・フォルテ」、「フレイア・ヴィオン」も同様である。
  • 櫻井氏は1998年辺りから声優業を休業していたが、2003年の『スーパーロボット大戦D』のCMナレーションにて声優業に復帰した。
  • 櫻井氏は2016年に声優業から引退。2017年にリリースされたゲーム『歌マクロス』では、改めてオーディションを実施し、平野綾氏が後任として選出された。オーディションには『マクロス7』の音響監督・本田保則氏を初めとする音響スタッフが参加しており、平野氏は満場一致で選出されたという[1]
    • 平野氏は『マクロスF』にてネネ・ローラミーナ・ローシャンを演じている。また、『マクロスゼロ』と『F』ではヒロイン役のオーディションを受けたことがあるとも語っている[1]
    • なお、オーディションは「『マクロス』を今後40年、50年続けていくための継承」として、正式な2代目キャストとして平野氏を選出している[1]。櫻井氏は2019年5月に声優業に復帰しているが、2024年のゲーム『マクロス -Shooting Insight-』や30周年記念ボイスドラマなどでも、平野氏がミレーヌ役を担当している。

脚注[編集 | ソースを編集]