イサム・ダイソン

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イサム・アルヴァ・ダイソン
外国語表記 Isamu Alva Dyson
登場作品

マクロスシリーズ

声優 山崎たくみ
デザイン 摩砂雪
種族 地球人
性別
生年月日 2015年3月27日
年齢 24歳
所属 新統合軍・ニューエドワーズ基地S.M.S
軍階級 中尉
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概要

マクロスプラス』の主人公

新統合軍のエースパイロット。女たらしで軍規違反の常習者と極めて自由奔放な性格の持ち主であり、他人との協調性に欠ける面がある。を飛ぶ事が何よりも好きで、それが空戦能力の高さに結び付けられている。ロイ・フォッカー章を3度授与されたこともあるが、素行が悪く剥奪されている。

数々の命令違反や風紀を乱したとして、上層部の命令により惑星エデンにあるニューエドワーズ基地に転属させられる。そして新型AVFYF-19のテストパイロットに抜擢され、その卓越したパイロット能力を発揮。自らの愛機を「可愛い子ちゃん」と呼び、愛着を持っている。

トライアルの最中、親友であるミュン・ファン・ローンと出会うが、青年時代からの確執で彼女を守るガルド・ゴア・ボーマンとは仲が悪い。お互い意地をかけて模擬テストを重ねていたが、AVFの座は無人戦闘機ゴーストX-9が内定してお払い箱になる。それに納得できないイサムは、地球での戦争終結式典でゴーストに一泡吹かせるべく、同じYF-19の担当整備士のヤンと共に地球へと向かう。それを妨害するべく追撃してきたガルドとYF-21との壮絶なドッグファイトではお互い痛みわけとなり、本音を漏らすことで和解する。そこにシャロン・アップル操るゴーストとの対決となるが、ガルドからミュンを託されて単身マクロスシティへと向かう。そしてシャロンが操るマクロスと対峙、シャロンの歌によりイサムが虜にされるも、咄嗟にミュンの青春時代のがイサムに届き、正気に戻る。なおもシャロンの誘惑にイサムは正面ディスプレイを頭突きで壊し、操縦桿とペダルでYF-19にてマクロスを急襲して制御コンピュータを破壊してシャロンの活動を止めた。そしてミュンと二人っきりとなったイサムは、ミュンの歌を愛していることを告白。そして夜明けの太陽とYF-19をバックに『マクロスプラス』はエンディングを迎える。ちなみにこの際のマクロス単機タッチダウンはマクロスF世界で伝説扱いされている。

小説版マクロスF』では最終盤に少佐に出世したイサム(らしき人物)が登場。予備役になっていたが、惑星エデンに襲来したバジュラに立ち向かうべく周囲の反対を押し切ってYF-24(メサイアとルシファーのプロトタイプにあたる機体)で出撃した。また、前日談を描いた番外編でも登場し、若かりし頃の早乙女嵐蔵アルトの父)と関わっており、実は「イサムがいなかったら『マクロスF』の物語は始まらない」ほどの重要人物である。ちなみに設定上、YF-24のテストパイロットを務めた人物の一人でもある。

また、劇場版マクロスFでは『恋離飛翼』にてS.M.Sに鞍替えしたという設定で登場。小説版では、さらに旧型機であるVF-19(ただし、イサム用にカスタマイズされたADVANCEと呼ばれる機体)であのゴーストやVF-27を瞬殺していく姿が描かれる。

なお、『マクロスF』の時点でロイ・フォッカー章をさらに3回授与されている可能性があるアルトがシミュレーションで対戦したデータは「ロイ・フォッカー章を6回授与され6回剥奪されたパイロット」のものとなっている)。

登場作品と役柄

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
初登場作品。初代マクロスロイ・フォッカーとのDVEがある。また、声優ネタクリスをナンパするシーンと、タカヤノリコの相談役になるシーンがある。ちなみに、これも声優ネタで彼が最初に登場した場所はヱクセリヲンである。
フォッカーと違い格闘が高くYF-19との相性が良い。技量は自軍トップクラスの高さで、2回行動はフォッカー、ガルドと並んで本格的に自軍参入するパイロットでは最速のLv48で可能。また、特殊技能ガッツを持ち非常に優れたパイロット。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
能力値が『α外伝』に準拠したのか、技量の高さが抑えられた。
スーパーロボット大戦α外伝
気合幸運を覚える上、ガッツが発動すると敵の攻撃はまず当たらない。最大の見せ場はガルドとの決闘。そのガルドとは信頼補正がある。前作『α』では技量が非常に高かったが、本作では少し控えめに設定された。音声の新規収録が行われ、援護用やDVEなどが収録されている。
第3次スーパーロボット大戦 終焉の銀河へ
当初は初代マクロス組共々メガロード船団に帯同して外宇宙に出ていたが、ガルド共々プロトデビルンの脅威を伝えるため序盤にフォールドしてくる。序盤のシャロン・アップル関連のエピソードが唯一の原作再現だが、YF-19がベース機となっているバサラのファイアーバルキリーを見て、「いい趣味をしている」と喜ぶ一幕や、αの頃からの付き合いであるノリコとの会話など、原作再現以外のところで見せ場がある。
今作も音声の新規収録が行われ、中断メッセージにも初登場。余談だが、精神コマンドの構成がコウと全く同じ。愛機であるYF-19全体攻撃「大型対艦反応弾」が1発しか撃てない為、小隊長として使うならデストロイド・モンスターに乗り換えるのも手である。
ちなみに、ガルドとは仲良く喧嘩する間柄となっている。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
『UX』同様キャラクターとしては登場しないが、マクロス・クォーターの召喚攻撃「マクロスキャノン一斉発射」の演出でバルキリーに乗って登場。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
本人は登場しないが、オズマ「かつてマクロスの対空砲火を掻い潜ったパイロット」としてその存在を挙げている。
スーパーロボット大戦UX
キャラクターとしての登場はしないが、マクロス・クォーター召喚攻撃「マクロスキャノン(一斉発射)」を使わせると、乱入して来る。…が、何をするわけでもなく、すぐ飛び去っていく。
今回もフロンティア船団は別世界からやってきた設定なので、よく考えると一緒にくっついてきたことになる。
他の召喚系攻撃には台詞が付いてないのにイサムにだけ付いているのは、やはりが参戦しているからだろう。スタッフロールにはしっかりクレジットされている。
スーパーロボット大戦BX
『UX』や『第3次Z天獄篇』同様、マクロスキャノン一斉発射の演出のみの登場。この他、リディゴーストに関連して名前を挙げているが、そこで話された「カミカゼアタック」があまりに無茶だったからか、アカツキフィクションだと思っていたようだ。
また、今回は初使用時のイベントでリオンアルトがその存在を認識しているらしい台詞があるため、演出ではなく実際に艦隊について来ているらしい

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
イベント「宇宙を守ってきた者達」にて、名前こそ出ないがバルキリー部隊の前に対戦者として姿を見せる。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

命中回避技量とエース級の実力者。バルキリー系パイロットだが、格闘が高いためYF-19との相性は非常に良い。

精神コマンド

集中気合熱血とリアル系に有用なものを取りそろえる。

α
根性気合集中熱血幸運
α外伝
ド根性集中幸運熱血気合
第3次α
集中気合必中ひらめき熱血

特殊技能(特殊スキル)

『α』および『α外伝』ではガッツを修得し、凄まじい回避力を見せる。

α
ガッツシールド防御
α外伝
ガッツ援護L1、シールド防御L1
第3次α
底力L9、シールド防御L7、見切り
ガッツ底力に変化し、見切りを修得した。

小隊長能力(隊長効果)

小隊移動力+1、回避率+10%
第3次α』の小隊長能力。小隊移動力を上げるだけでなく、回避率まで上げる事が出来る為、非常に優秀。移動時の小隊長を任せると良い。

人間関係

ガルド・ゴア・ボーマン
ハイスクール時代のかつての親友。過去の事件の為にイサムと確執がある。
マクロスシティでの激闘を経て、彼と和解するが間もなく死別してしまう。
ミュン・ファン・ローン
彼女とは食い違いがあるものの、イサム曰く「ヘタッピー」なに心を惹かれていた。
ヤン・ノイマン
YF-19の開発を手掛けた少年。あまり感情を表に出さない性格であったが、イサムとの出会いによって人間らしさを取り戻していく。
ルーシー・マクミラン
YF-19テストチームのオペレーターで、イサムに口説かれる。SRW未登場だが、『α』では代わりに彼女と同じ声をした人物とデートしている。
早乙女嵐蔵
惑星エデンに配属される前に出会った事がある。当時地球に残るか、フロンティア船団に参加するかを悩んでいた嵐蔵だったが、イサムとの出会いによりフロンティア船団に参加する事を決意する。
つまり、イサムがいなければアルトもフロンティア船団にいないし、『マクロスF』の物語が始まらない
早乙女美与
嵐蔵の妻。彼女の依頼で一時行方不明になっていた嵐蔵を探しに行った事がある。

他作品との人間関係

マクロスシリーズ

ロイ・フォッカー
原作では過去の人間だが、αシリーズでは上官。
第3次α』では、最強のマクロスシリーズのエースパイロットが揃い踏み(当時未放送だった『マクロスF』は除く)するという、夢の共演が見られる。
熱気バサラ
『第3次α』では彼の愛機が自分の愛機がベースとなっている事もあり、イサムは「いい趣味をしている」と喜んでいる。
マクシミリアン・ジーナス
劇場版『マクロスF』小説版では、イサムはマックスに対抗意識を持っているらしい台詞が登場する。
早乙女アルト
データ上とはいえ、シミュレーションで彼を圧倒した疑惑がある。
また、アルトの父親である嵐蔵と関わった事もあり、端的にいえば「アルトがマクロス・フロンティア船団にいるのは、若かりし頃の嵐蔵がイサムと出会った為」と言っても過言ではない。

ガンダムシリーズ

クリスチーナ・マッケンジー
α』では彼女とデートする。所謂声優ネタである。
ブライト・ノア
第3次α』ではメガロード船団の救援要請を保留した連邦政府への怒りを、通達しただけの彼にぶつけてしまう。

スーパー系

オオタコウイチロウ
αシリーズ』では当初から親交があり、彼に色々とサポートしてもらっていた。『第3次α』において銀河殴りこみ艦隊の出航の際は、ガルドと共にαナンバーズを代表して彼に挨拶に訪れた。
タカヤノリコ
『α』でヱクセリヲンの艦内で親しくなる。原作のスミス・トーレンの代わりを担った。その時からの縁で、αシリーズでは彼女とは親しい間柄となっている。
銀鈴
『α』では彼女にアプローチをかけるも、フラれる。
碇シンジ
『α』シリーズでは後輩として可愛がる。彼に「イイこと」を教えようとする。
アイザック・ゴドノフカーメン・カーメン
α外伝』ではカーメンが語る「大アトゥーム計画」を一笑に伏すが、アイザックから類似した「ダイソン環天体の構想」を聞かされ絶句する。

バンプレストオリジナル

スレイ・プレスティ
第3次α』ではメガロード船団の危機を告げるべく、共に地球へのフォールドを試みた仲間。彼女がオービットベースに収容された際にはガルド共々早速見舞いに訪れ、旧知の間柄のような親密さを見せた。
ハザル・ゴッツォ
決戦時に於ける彼との戦闘前会話では、多くのキャラがそれまでの悪行の数々を糾弾するのに対し、イサムは彼の小物ぶりを指摘して挑発。らしいと言えば、らしい対応である。

名台詞

マクロスプラス

「皆さんお待ちかねのイサム・ダイソン中尉、ただいま着任いたしました」
「でっ! いつ飛べるんでしょうか!?」
ニューエドワーズ基地へ着任したイサムが、AVFの主要スタッフが並ぶ会議室へ赴いた第一声。どういった機体に乗るのかを聞くワケでもなしにイキナリ軽口を叩くのと飛ぶことを尋ねる所がイサムらしい。
「はい。あまり昇進しますとパイロットではいられなくなりますから」
AVFの計画主任のミラード大佐から「昇進を求めないのか?」と質問された時の返答。昇進などよりもパイロットでありたいイサムならではの台詞。
事実、小説版の『マクロスF』では出世したイサム(らしき人物)が登場し、YF-24で出撃しようとしたが、周囲に止められており、イサムの懸念が現実化していた(結局、無理矢理出撃するのだが)。
「ガキの頃から!俺の後ろばっかちょろちょろ着いてきやがってぇ!女の尻でも、追っかけてろってんだ!」
ガルド「なにぃ!?」
「初日の出の時のチキンレースだって、俺が勝ってたのに!おまえがいちゃもん付けたからぁっ!」
ガルド「先に足を付いたのはおまえだ!昔のことまで捏造する気か!?」
「俺のガンズのCDV、未だに返さねぇのはテメェだろぉ!!」
ガルド「7年前、貴様が!勝手にいなくなったからだ!!」
「ハイスクールのランチ、2回おごったぞぉ!!」(対艦ミサイル2発発射)
ガルド「俺は13回おごらされたぁ!」(マイクロミサイル13発発射)
イサムのYF-19ガルドYF-21が激しいドッグファイトを繰り広げている際の会話で、チキンレースの勝敗・CDVの貸し借りと来てランチのおごった回数まで競う形となる。
「エンジンを切って、風に乗る」
「名付けて、必殺『龍鳥飛び』だぜ」
YF-21のミサイル攻撃を交わす際にエンジンカットをして、空気抵抗により上昇するイサムの得意技。
SRWでも戦闘中に発する事がある。空気が存在しない宇宙マップでも言うのは、ご愛嬌。小説版の『劇場版 マクロスF 恋離飛翼』でも披露する。
「学園祭の時さ…お前が作った飛行機ブッ壊した」
「上手く出来てたからよ、ちょっと試し乗りしてやったんだよ」
「過ぎた事は忘れようぜ…」
「すまん…」
真実を知り、ひどく落ち込んだガルドに自分の昔の悪行をバラす事で終わったことだと励ます言葉。
「えっ? ヤな奴だな」
珍しく落ち込んだイサムに対して、ガルドが軽口でイサムの悪行が「まだあるんじゃないのか?」と言ってきた時の返答。2人の友情が蘇った瞬間である。
「おこされちまったんだ、おまえの歌で」
「相変わらずヘタッピーだったぜ…」
「聴こえたんだ…」
『マクロスプラス MOVIE EDITION』で追加されたラストシーンより。イサムのミュンに対するへと愛を語った。

マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜

「行くぜぇ、カワイ子ちゃん! イィィヤッホゥ!」
劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜』でS.M.Sと新統合軍の連合艦隊が増援としてバジュラ本星に駆けつけた際に一緒に登場しての台詞。
劇場版ではこれだけの出番だった。しかしながら、『マクロスプラス』の主人公であるイサム・ダイソンのサプライズ出演に驚いた視聴者もいたであろう。
「さあ、見せてやるぜ! マクシミリアン・ジーナスとこのオレ様の、どちらが銀河最強のエースにふさわしいか、目にものを見せてやる!」
小説版『劇場版 マクロスF 恋離飛翼』での台詞。
「アホが! ハイテクに頼り過ぎなんだよ!」
VF-27 ルシファーの攻撃を「龍鳥飛び」で回避してこの台詞。流石は、歴戦のエースである。
「思考制御というがな!」
「ガルドのタコの動きとは段違いなんだよ! 生まれ変わって出直してこいッ!」
ピンポイントバリア出力に機体のエネルギーを集中させてVF-27に突撃し、VF-27を真っ二つにした後に中指を立てながら発言。
さらに、その後この攻撃でバランスを崩した機体を地面に衝突スレスレで立て直し、そのまま戦闘を続行した。まさに、神業である。
ちなみに本来旧型機となるVF-19では、ファイター形態時には出力が足りないためピンポイントバリアの使用は不能だが、ADVではリミッターがカットされているために、エンジン出力をカットしてピンポイントバリアに回すことで可能になっている荒業。
ついでに言うとこのシーンに入る前、地の文で「ジャミングで独立させといて、軌道がランダムなのでゴーストでも避けにくいミサイルをぶち込めばなんとか撃墜可能」と書かれているゴーストを、手動操縦でしれっと撃破している。なお、小説版ではジーナス夫妻もコンビで戦場に突入し、手動操縦でゴーストを撃墜している。

スパロボシリーズの名台詞

α(α for Dreamcast)

「へえ…あれがロイ=フォッカー少佐かい? ま、腕の方は俺が上かな?」
第50話「ヴァリアブル・フォーメーション」より。初めてフォッカーと出会った時の台詞でDVEとなっている。
しかし、イサムのこの偉そうな態度にフォッカーから「あン? 中尉、何か言ったか?」と返される事になり、あわてて敬意を評している。
(やれやれ…隊長なんてガラじゃねえんだがな…)
第61話「運命の矢」で一時ロンド・ベル隊から離れる事となったフォッカーの隊長代理として、自分が選出されるものと思い込み独り言ちるが…。
「ちょ、ちょっと待った!階級や腕前から言っても、俺が隊長じゃないんですか!!」
直後、マックスが隊長代理に選抜された事で猛然とフォッカーへ噛み付く。イサムとしては上述のモノローグと裏腹にどうしても隊長任務を務めたかったらしく、この後も暫くブータレるが、結局「協調性と冷静さが足りない」という事で却下と相成った。

α外伝

「ダ、ダイソン環天体…?」
第40話「ABAYO」より。カーメン・カーメンが数十個の地球を作り上げる計画を語った際、一笑に付した直後、アイザックが「木星の破壊によって36個の地球型惑星を作る「ダイソン環天体」なる構想があった」と述べ、「一笑に付した計画が、実現可能な代物だったこと」に加え、「自分の姓と同名の構想」という事からなのか強く反応している。
ちなみに「ダイソン環天体」自体は、フリーマン・ダイソンという物理学者が1960年にて実際に構想した物である。

第3次α

「下らない理由だったらいくらあの人でも殴り飛ばしてやる…!」
セレーナ編第11話「パワー・ジャンクション」より。
メガロード船団への救援要請を保留する旨を伝えたブライトへ、苛立ちと焦燥感に駆られる余り上記の台詞を吐き捨てる。後に地球圏の状況を知って納得はするが、ルートによっては更なる悪態を吐く事に。
「とにかく規格外な野郎だぜ」
同上。戦闘終了後に司馬宙と初顔合わせした際、彼がサイボーグである事に仰天しつつも、すんなり受け入れた。ちなみに、同じサイボーグであるについてはノーリアクション。
イサム「ガルド! どうせ捨てる命なら、俺に賭けて見な! 大穴だぜ?」
ガルド「……勝算はあるのか?」
イサム「へッ、上手く行ったらお慰み! その時は……」
ガルド「わかっている。その時は乾杯と行こう。ミュンとお前と俺でな」
イサム「言っとくが、払いはお前持ちだぜ?」
ガルド「……来るぞ!」
第21話降下ルート「エモーション・ハイ」にて、ゴーストの機動力に対応すべくリミッター解除に踏み切ろうとしたガルドとのやり取り。何と全てDVEという豪華仕様。
イサム「ガルド! 俺に動きを合わせろ!」
ガルド「了解だ」
「……何だ? この無秩序な軌道パターンは……」
イサム「奴の度肝を抜いてやるんだ、我慢しやがれ!」
ガルド「ぬおおおおおっ!」
イサム「人間様の力を見せ付けてやるぜ!」
その直後のイベント戦闘台詞。ぶっつけ本番の連携によるダブルピンポイントバリアパンチによってゴーストを粉砕する。
「くそっ! あの勇気大好き野郎が敵に操られちまうとはよ!!」
第41話「銀河が消滅する日」より。ケミカルボルトの支配下に置かれたガオファイガーとの戦闘前会話ソルダートJの事も「空が大好き野郎」と、独自の表現で呼んでいる場面がある、
「やるじゃねえかよ! ロートルコンビが!」
第49話「銀河に響く歌声」に於けるゲペルニッチとの最終決戦で「ジーナスアタック」を行い、ミレーヌの危機を救ったマックスミリアの往時と変わらぬ絶妙のコンビネーションに、思わず洩らした失言。直後に2人から「まだ現役!」と一喝される事に。
「ったくよ! どうして銀河ではカワイコちゃんより、こういう自己中野郎ばっかに会うんだ!」
第50話「二つの星と二つの門」より。ネビーイーム攻略戦に於けるエペソとの戦闘前会話。これ以降はエペソを遥かに凌ぐ「自己中野郎」のオンパレードなので、イサムの嘆きはまだまだ続く事に…。
「流行んねえんだよ! てめえ勝手な恨みで人類を抹殺しようなんてのはよ!」
「ああ、わからねえさ! だから遠慮も同情も無く、てめえを叩き落してやるぜ!!」
第51話「終わらない明日へ」に於けるクルーゼとの戦闘前会話。エペソをも凌駕する「自己中野郎」の恨み節に、嫌悪感剥きだしで吐き捨てる。
「カワイコちゃん達を待たせてそんな所に閉じこもってちゃ人生、もったいないぜ!」
「シンジ! 無事に帰ってきたら、俺が楽しい遊びを教えてやるぜ!!」
第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」に於けるEVA初号機ヨリシロVerとの戦闘前会話。飄々とした言い回しだが、これがイサム流の説得。対等の「男」として、しっかりとシンジに向き合っている。
「無限の力に魅了される前に、この俺に魅了されな!」
第54話「神に守られし星」におけるエツィーラとの戦闘前会話。別に口説いている訳ではない。
「出てこいよ、クソガキ! てめえは直にぶん殴ってやらなきゃ気がすまねえぜ!」
第55話「まつろわぬ神」における霊帝ルアフとの戦闘前会話。彼を「ガキ」呼ばわりして怒りをぶつける台詞は数あれど、それらを更に上回る罵声で傲慢な偽神を罵る。何気に、上記のシンジへの説得と対を成しているようにも思えて、興味深い。
「わかっちゃいねえな。女ってのは風来坊に引かれるもんさ」
第59話「果てしなき流れの果てに」より。『神壱号作戦』発動前日の雑談で、ミレーヌガムリンを選択する方へビール10杯を賭けたガルドに対し、イサムは上記の台詞でバサラを推し、彼に10杯を賭ける。
「当ったり前だぜ、王様さんよ! こんな所でくたばっちまう程、俺は人生に退屈してないんだぜ!」
「悪いが、神様なんざ信じちゃいないんでね!」
「ケイサル・エフェス! てめえとのデートは、もう終わりだぜ!」
最終話「終焉の銀河」or「今遥か遠い彼方…」の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの戦闘前会話、及び特殊戦闘台詞。イサムから希望の灯火が消えていない事に驚愕する霊帝へ、YF-19が猛然と襲い掛かる。

関連作品

イサム「お互い、弾バラ撒くのはいいが」
ゲイン「命はバラ撒かないようにしねえとな!」
Another Century's Episode 3 THE FINALで、ゲインと初対面時でのやりとり。初対面なのに妙にウマが合っていた。

搭乗機体

エースパイロット兼テストパイロットとしての実績を示すとおり、数多くのバルキリーを乗りこなしているが、どれだけ最新機のテストを担当しようと一番のお気に入りはYF-19系列の機体。その意味では最新機が出る度に乗り換えるマックスとは対照的。

VF-11B サンダーボルト
作中で最初に乗り込んだ機体。OVA版では彼の操縦技術が如何に破天荒か垣間見れるだろう。
YF-19
テストパイロットして搭乗。数多くのパイロットを病院送りにしたじゃじゃ馬な機体。シミュレーションでは1度死んだが実際に搭乗すると直ぐに乗りこなし、大空に巨大な竜鳥を描いてみせた。
VF-19 エクスカリバー
YF-19以後はこの系列の機体に乗り続けている。
YF-24 エヴォリューション
YF-19やYF-21を超える性能を目指して開発された試作機。演習ではイサムの卓越した腕も合わさり、VF-19・VF-22を合計24機撃墜、60隻の宇宙艦隊と500を超える戦闘機隊を振り切って大型空母に模擬ミサイルを叩き込んだらしい。
VF-19 ADVANCE
通称「イサムスペシャル」。VF-19の改良機。最新技術を投入した大幅なチューンアップに加え、YF-19に搭載されていた制御AIを移植し、さらにVF-25用のスーパーパックを無理やり装備している。配備20年後においても最新鋭機に劣らない性能を発揮するが、機体バランスは最悪になっている。
第3次Z天獄篇』『UX』『BX』にて、上記の戦闘アニメ時に姿を確認できる。
YF-29 デュランダル
マクロスF』時点での最新鋭機。アルト機のほかにイサム機も存在する。

余談

  • イサム・ダイソンの担当声優である山崎たくみ氏は、「(イサムは)戦闘機のパイロットになりたかった自分の夢を叶えてくれたキャラクター」と評している。