オズマ・リー
- 外国語表記:Ozma Lee
- 登場作品:マクロスシリーズ
- 声優:小西克幸
- 種族:地球人
- 性別:男
- 生年月日:2032年1月5日
- 年齢:27歳
- 所属:S.M.S
- 階級:少佐
- 役職・称号など:スカルリーダー
- キャラクターデザイン:高橋裕一
概要
S.M.Sスカル小隊の隊長を務める人物。
エースのコールサイン「スカルリーダー」を受け継ぐ人物であり、パイロットとしての技量は折り紙つきで、ブレラ・スターンとも生身で互角にやり合える程度に格闘術にも長けている。また彼は退役軍人でもあり、豪放磊落・かつ大雑把な性格でありながら、軍人時代に培われた現実的な思考も兼ね備えており、リーダーとしての資質も高い。
本編のヒロインの一人ランカ・リーの兄で、彼女のことを何より大事に考えているが、それゆえに行き過ぎも目立ち(職権濫用により、完全に私事である妹絡みの無茶な命令を下すことが珍しくない)、周囲からはシスコンと呼ばれることもしばしばである。
とはいうものの、彼は実はランカの実兄ではなく、本来は「11年前のバジュラ襲撃事件によって壊滅した第117大規模調査船団の護衛部隊員」と「その生き残り」といった関係である。護衛部隊が船団を護り切れず、ランカの家族を救えなかった事を悔やんだ彼は、彼女を引き取って育てることを決意。その後、バジュラに対する上層部の対応に反発して除隊し、S.M.Sに所属して現在に至る。ランカが解離性健忘(PTSD)を患っており、特に肉親の怪我に対し強く反応することから、彼女に対しては「パイロットは辞めて、事務の仕事をしている」とウソをついており、そのことを誤魔化すのには苦労しているようである。また、ランカにウソをついて戦場に出ていることについては、早乙女アルトから「何もかも隠して、それが(ランカを)守るって事なのかよ」と痛烈な批判を浴びてもいる。
得意料理はパイン・ケーキで、これはランカを引き取った際に彼女の心を開きたいとキャサリン・グラスに教えてもらったもの。マクロス界の死亡フラグ「主人公の先輩格」「パイン」「コクピットに被弾&怪我(しかも『かすり傷だ!』発言)」そして「異性関係の進展」をたった1エピソードで全て潜り抜けて生還した最強の死亡フラグクラッシャーとしても名高い。劇場版でもブレラとの生身戦闘で(EXギアを装備しているとは言え)マシンガンの斉射からシェリル・ノームの盾となり、更に宇宙空間に投げ出されてもあい君によって助けられるなど不死身ぶりは健在。
かつて(『マクロス7』)一世を風靡し、『マクロスF』の時代になっても絶大な人気を誇るFIRE BOMBERの大ファンであり、作品の随所でその曲を聴いている様子が見られる。更にはフォーメーションコードが「PLANET DANCE」「突撃ラブハート」になっているなど、そのファンぶりは折り紙つき。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初の声付きで登場。声優の小西氏はこのスパロボ作品で三役兼任で、中断メッセージでも出演。『L』と比べると、どうもシスコンの一面が強調されている。
- 連続行動を初期から持ち、敵機を次から次へと撃破できる。バルキリーがそこまで避けないので底力を利用するか空Sに養成しよう。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- ファンからは本作から参戦した熱気バサラ本人との関係が期待されていたが、本格参戦は終盤から。黒の騎士団ルートなら少し早めだが、ゼロレクイエムルートではバジュラとの最終決戦から。
- オズマにとっては大変心苦しいことだっただろうが、バサラに言葉を受けて少し報われる。サウンドブースターの開発資金を出したと目されている。裏方に徹していた間も、機会を見て会おうとしていたようだが中々会えなかったことから『マクロス7』における花束の少女の立ち位置にいると言えなくもない。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回は早めに味方部隊に合流し、アムロやマオ達と共に前線指揮官を勤める。ファイアーボンバーの熱烈なフォロワーとしての発言やリアクションが多く(あるエピソードではキャシーにも「スカル1! 立場を弁えなさい!」と叱責を受けた)、前作以上にギャグ方面で弾けたキャラになっている。
- また、ファイアーボンバーのパフォーマンスによる始末書を処理しているというある意味本来の裏方以上に裏方業務を行っている事が新たに判明している。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今回は第一話から自軍に居る。小隊長としての立場やブレラとの絡み、劇場版の再現などから存在感は大きい。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 原作準拠で登場。序盤~中盤に差し掛かる辺りで本格参戦。指揮を持つ為、仲間を補助しながら戦える。高水準の能力を持つが、バルキリー乗りの中では回避が僅かに低い。
- スーパーロボット大戦UX
- 劇場版とはいえ特に変わりはないが、本作では指揮持ちパイロットが多いため、相対的にやや売りが弱くなってしまった感がある。
- スーパーロボット大戦BX
- 13話より登場。音声も新規収録されている。
- 初登場時はマーダル軍の撤退までの時間稼ぎとしてアルト達に攻撃を仕掛ける。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初登場時点ではスカル小隊から離れているが、第5章にてアーマードパック付きのVF-25S メサイアで戦線に復帰。スカル小隊念願の熱血持ちである。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
命中・射撃・技量に優れる。回避は若干低めの事もある。第2次Z再世篇ではさらにこのステータスがとんでもない事になる(後述)。
精神コマンド
スーパー系よりのラインナップ。
特殊技能(特殊スキル)
- L
- シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、ガード、底力L8、援護攻撃L1、援護防御L1、指揮L2、アタックコンボL1
- UX
- 底力L8、援護攻撃L1、援護防御L1、ガード、全体攻撃L1、指揮L2
- 第2次Z破界篇
- 指揮官L4、底力L5、連続行動
- 第2次Z再世篇
- 指揮官L4、底力L5、再攻撃
- OE
- 底力:防御、指揮:攻撃命中
エースボーナス
- 強化パーツ『Fボンバーのディスク』の効果2倍
- 『第2次Z破界篇』で採用。フォーメーション名に曲名を引用する彼の熱狂ぶりが知れるボーナス。だが、効果は毎ターンの気力上昇が3から6になるだけ。パーツスロットを1つ消費してまでつける価値はあるのかどうか。ある意味ネタととれるボーナスだが、『再世篇』ではこれに加えて……(後述)
- 強化パーツ『Fボンバーのディスク』の効果2倍、歌の効果二倍
- 『第2次Z再世篇』。なんと直接バサラの歌の加護を受けてどうにかなってしまったらしい。育成が十分なら、最強のパラメータになる。おまけにバサラは「熱血」を早い段階で取得するため、これも併用するとさらにとんでもないことに(熱血をかけたTRY AGAINをかけられると、最大格闘・射撃・技量+60、命中・回避・防御+120もの効果)。このエースボーナスのため、『再世篇』でのオズマの正式加入が遅れたと推測するファンも多い。四周目で可能になる15段階改造を施せば、更に更にとんでもないことに。ターンは限定されているが、敵陣に突っ込んで過激にファイヤーするオズマを体感するのも一興。
- 自分チームに対するバサラの歌効果二倍、回避率+15%
- 『第3次Z』。輪をかけて酷いボーナスに変貌してしまった。分岐ルートで小戦力を強いられる場面でこれを獲得しておくと、ターン限定ではあるが雑魚散らしに凄まじい戦果をたたき出す。ボスキラーに使用しているユニットに組ませて必殺のチームを作るか雑魚散らし用にチームを組ませるか本当に悩むところ。彼のみの効果ではなくチーム全体に適用されるので特殊条件によって能力が底上げされるユニットがチーム内にいれば、能力値に更なる補正がかかるようになっている。当然、能力値の限界値である400を超えるようになっている。『再世篇』で猛威を奮ったパラメータ限界突破だが、今作は条件によって能力値限界を超えるキャラが幾人かいるため、道を譲ることに。それでも恐ろしい程強い。具体的にはTRY AGAINだと、通常の+15に熱血+このボーナスで、+60の補正がかかる。能力養成の必要がないほど強い。天獄篇では気力上限上昇効果のPOWER TO THE DREAMの追加により、終盤の真化融合後は条件を整えると最大気力300の効果まで付加できると更にぶっ飛び具合に拍車がかかった。なお、最大気力300を実現できるのはイベントや『OE』を除けばこれが初である。
- また、上記の効果に加えて何気に回避率も上昇するためバサラが居ない時でもそれなりに効果がある。
- 今回Fボンバーのディスク(今作も存在する)の効果2倍が無くなったのは前作で直接バサラの歌を聴いたためだと思われる。本物がいるのだからディスクより直接聴きに行った方がいいということか。それとも思い出してウットリしているのか。どちらにせよ、本作屈指にヤバいボーナスである。
- 闘志(攻撃が命中するとSP+1 気力+3)
- 『OE』で採用。
戦術指揮
- 移動後変形可能、防御力10%上昇、移動力1上昇
- 『UX』で採用。全体的にスーパー系と相性がいいラインナップ。早乙女スペシャルはオズマに引き継がれたらしい。
- もちろん、FIRE BOMBERの曲名は毎回言ってくれる。
- 防御力上昇、対バジュラへの攻撃・防御力上昇、移動力1上昇
- 『BX』で採用。早乙女スペシャルを失った(一応ミーナが引き継ぐ)代わりに、対バジュラ戦の専門家となった。相対する機会は少ないが、1つ目の効果と相まってバジュラからの被害をかなり抑えられる。
- なお、FIRE BOMBERの曲名は最初のうちしか言わなくなっている。
人間関係
- ランカ・リー
- 義妹。彼女を溺愛しているが、それには理由が。
- 早乙女アルト
- 部下。TV版ではランカを守るため、一時は袂を分かつことになるが最後は共に戦う。
- ミハエル・ブラン
- 部下。『第2次Z再世篇』では彼の命を救う。
- ルカ・アンジェローニ
- 部下。
- ボビー・マルゴ
- 親友。ボビーにとっては好意の相手であり、オズマとしても性癖が一致すれば(具体的にはボビーが女性だったら、或いは自分がホモだったら)恋人だったと評するほど近い間柄。
- キャサリン・グラス
- 色々と面倒見てくれる元恋人。レオン・三島を追ううちによりを戻す。
- ブレラ・スターン
- ランカの実兄。幼少期の彼に見覚えがあった。劇場版のノベライズでは彼と白兵戦を繰り広げる。
- グレイス・オコナー
- 小説版では10年前に彼女と会った事がある。初対面であったにも関わらず妙にウマが合っており、バジュラの襲撃がなく、もう少し会話していたら歴史が変わっていたとも。
- ガビル
- 『FB7』で邂逅し、彼からファイアー・ボンバーの記録映像を送られる。
- あい君
- 劇場版ノベライズでは、彼に助けられる。
他作品との人間関係
マクロスシリーズ
- 熱気バサラ
- 彼がメインボーカルを務める「FIRE BOMBER」の大ファンであり、楽曲名をフォーメーションコードとして使用するほど。『第2次Z再世篇』ではバサラの歌を聴いて、ついに爆発する。
- イワーノ・ゲペルニッチ
- 『第3次Z天獄篇』にて共演。宇宙一の熱気バサラファンを自負する彼に大きく意義を唱える。
- マンフレート・ブランド
- 第117大規模調査船団に関わっていた人物。小説版に登場し、生き残った当時のランカへの冷酷な言動と態度が災いして、オズマの鉄拳制裁を受けた。本来はPSゲーム『マクロスVF-X2』(SRW未参戦)の黒幕的キャラクターで、あるルートでエイジス・フォッカーに屠られている。
- なお、彼専用のチューンが施された赤いVF-17Sにはフォールドクォーツ(VF-X2の作中ではまだ正式命名される前だったため、「フォールドクォーツ」とは呼ばれていない)を利用した空間に怪音波を響かせてミサイル照準のロックオンを不能にする「ジャミング・サウンドシステム」が搭載されていた。
- エイジス・フォッカー
- 『VF-X2』の主人公。同姓の名パイロットとの関係は明らかではない。自由奔放で女好き、だが誰よりも熱い男。『F』の小説版でオズマの新米時代からの先輩であることが判明。シリーズ最強の死亡フラグクラッシャーであるオズマを、今なお「タマゴ野郎(=『ヒヨッコ以下、踏めば割れちまう奴』の意)」扱いする剛の者(といっても貶す意味ではなく、かつての先輩としての情も込めて。余談だがエイジス自身もレイヴンズ転属当初に部隊長のギリアムから「タマゴ野郎」呼ばわりで厳しく鍛えられており、オズマに対してもそれを踏襲したものと思われる)。やんちゃな先輩(エイジス)にこき使われる礼儀正しい後輩(オズマ)のような関係。
- ちなみに『VF-X2』の時代(AD2050年、ゲーム開始当初)は中尉だったが、『F』の時代(当時35歳)では階級は大佐、役職は「VF-Xレイヴンズ総司令」と、順調に出世している。
ガンダムシリーズ
- アスラン・ザラ
- 『第2次Z破界篇』にて、彼にランカを任せるわけにはいかないと発言し、アスランはショックを受ける。
- ヨハン・トリニティ
- 同じ小西克幸氏が演じた兄貴キャラ。『第2次Z破界篇』の中断メッセージにて共演した。
- ネーナ・トリニティ
- 『第2次Z破界篇』にてランカを殺そうとし、オズマは止めようとしたが、エイーダに助けられた。
スーパー系
- イクサー3
- 『L』では彼女におじさんと呼ばれて凍りつく場面がある。
- カミナ
- ヨハンと並ぶ、小西氏が演じた兄貴キャラ。『第2次Z破界篇』では彼の死に哀悼の意を捧げつつも、自らはどんな手段を用いても必ず生き延びる決意を示した。
- なお、ヨハンと共に中断メッセージでも共演している。
- 城田志郎
- 『第2次Z破界篇』では、赤木達にコクボウガーとの模擬戦を行なわせた彼の真意を汲み取りつつ、赤木達の成長の可能性を仄めかした。
- 赤木駿介、兜甲児、竹尾ワッ太
- 『第2次Z破界篇』では彼らを荒削りな「ヒヨっ子」と評しながらも、その成長振りに期待している。
- 木下藤八郎
- 『第2次Z破界篇』ではランカ目当てで「お兄様」と擦り寄ってくる彼の下心を見透かし、撃退する。
バンプレストオリジナル
- クロウ・ブルースト
- 『第2次Z破界篇』ではランカへの接し方について、彼から「『兄の口出し』と書いて『呪い』」と突っ込まれ、絶句する…が、この言葉でオズマの過保護振りは更にヒートアップする。
- その一方で、送迎役のレントンを狙ってホランドが襲撃してくる危険性も見越し、クロウをレントンの警護に就かせる冷静な判断力も示している。
名台詞
- 「話せ、どんな風に戦って死んでいったかを。看取った奴は残された奴に死に様を語って聞かせる。それがここの流儀だ」
- 第二話にて。
- 「全機、突撃ラブハート!!」
- 戦闘の際のフォーメーションコードの一つ。再世篇ではバサラの「突撃ラブハート」をバックにDVEとなる。
- 「アストロノーツの心得にもあるだろうが!拾ったものをむやみに使うな、冥王星までふっ飛ばされるぞ、ってな!」
- 小説版で、アルトが自機の損傷を気にせずゼントラーディの武器を使ったことを責めて。
- この心得そのものについては、地球に落ちてきたマクロスを人類が接収し、それを発端に起きたゼントラーディとの戦いでマクロスが冥王星軌道までフォールドしてしまった故事にちなんだものと思われる。
- 「それがなんだってんだ!反応弾が無理ならミサイル! ミサイルが無理なら銃! それが無理なら!最後は拳になろうが歯だろうが爪だろうが! 戦う意思が欠片でも残る限り、俺は戦う! 戦ってみせる!!」
- あらゆる攻撃を学習し無効化するバジュラに対して、どこまでも戦う覚悟を決める。
- 「ふっ、こんなのかすり傷さ」
「妹も! 惚れた女も! 守れないで何が男だ!」 - 被弾しながらもバジュラを倒し、啖呵を切って見せた。この時にキャシーからの好感度を一気に引き上げたのは間違いないだろう。
- そんなオズマをミシェルは「ロックだねぇ」、アルトは「演歌だろ」とそれぞれの感性で評価する。
- 「…もう、いいんだな…俺は……」
- バジュラとの戦闘後、妹の晴れ舞台であるコンサートを観て。この時オズマは大量出血しており、この台詞とともに眠るように目を閉じ、彼が目を覚ますことは二度となかった・・・・・・・・なんてことはなかった。
- 「言ったろ、俺は死なないって」
- アニメ版第17話で数多くの死亡フラグをへし折って生還、見舞いに来て泣きじゃくるランカにかけた言葉。そしてパインケーキ。明らかにオズマの死亡退場を予想していた視聴者を唖然とさせた瞬間である。
- 「悪いが、俺は大人じゃなくて漢なんだよ!」
- アニメ版第22話「ノーザン・クロス」にて、やむを得ず袂を分かったアルトとの戦闘の際、「大人のやる事か」と声を荒らげたアルトに対し。
- 『L』では本性をあらわしたグレイスとの最終決戦の際の戦闘前台詞として使われている。
迷台詞
- 「そうだ!とにかくランカを見つけろ、いいな! 命令だ! 理由!? 鉄砲持った軍人には逆らわないほうが身のためだぞ!」
- 劇場版のノベライズにて、喧嘩した挙句家出をしたランカを見つけるために下した指令。ムチャクチャな言い方もさることながら、その為に権力を行使するな。[1]
- 「なぁにぃ!?まあいい、まだサインをもらうチャンスはある……」
- 『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声』にて、サインを貰おうとしたバサラがどこかに言ってしまったと聞いて。直後にミハエルから「もっと大事なことがあるだろう」とツッコまれた。
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- 「行くぞ、お前等! 俺達に仕掛けてきた大馬鹿野郎達に痛い目を見せてやれ!」
- 『第2次Z破界篇』序盤、WLFを囮にZEXISを待ち伏せていたPMCトラストへ、怒りを露にするジェフリーに追従して咆哮する。
- 「勝敗を分けるのはプロか、アマかって事じゃない…」
「俺は軍に所属していた時もありましたが、戦いに大切なのは、そういう事じゃないと思うんですがね」 - 『第2次Z破界篇』でコクボウガーと赤木ら素人3人組との模擬戦を観戦しながら、城田へ番狂わせの可能性を示唆する。
- 「目を逸らすな! 奴の死亡を確認するまでトリガーから指を離すんじゃない!」
- 生身のガイオウへの集中砲火に愕然とするシモンを叱咤する。
- (あいつは勇敢な男だった。男なら誰でも憧れるほどに)
(だが、俺は生きて帰る。臆病者と言われようが、ランカがいる限り) - 『第2次Z破界篇』第33話「天を突く命」シナリオデモより。カミナに哀悼の意を捧げるのと同時に、その件からオズマの死を連想して怯えるランカへ絶対の生還を誓う。
- 「その言葉で、裏方に徹してきた苦労も全て消し飛んだ」
「聴かせてくれよ、熱気バサラ。全てを吹っ飛ばす熱いサウンドを」 - 『第2次Z再世篇』終盤、ランカがグレイスに操られて人類の敵となった事に大きく動揺するアルトを静かに諭した際に、バサラに自身を「熱い」と評されて。
- 冷静に嬉しそうな態度を表しているが、本当は叫びたいぐらいに嬉しかったと思われる。自身が熱烈に信奉するあの熱気バサラが目の前にいて、そして今、自分を「熱い」と賞してくれたのだから。
- 「底が知れたな、ミカゲとやら!」
「愛や友情を信じられないなんてのをわざわざ言うような奴は、腹の底ではそういうものに憧れてるんだよ!FIRE BOMBERの歌は、そういう感情を呼び起こしてくれる!それを不快に思うって事は、お前は相当寂しい奴と見た!」 - 『第3次Z時獄篇』第43話「奈落への入り口」において、ミレーヌの歌う「MY FRIENDS」を「不快な歌」と吐き捨てたミカゲに対し、この言葉で切捨てた。
携帯機シリーズ
- 「まさかバトル級と戦うことになるとはな……だが、世の中には試作機のYF-19でマクロスの対空砲火を潜り抜けた猛者もいる……だったら俺も泣き言を言ってられんな!」
- 『L』第38話「トゥルー・ビギン」に於けるバトル・ギャラクシーとの戦闘前会話より。かつてマクロスに試作機で挑んだ男の逸話を引き合いに出し、自身を鼓舞する。[2]
- 「ブレラ・スターン…。記憶を失い、グレイスに利用されていた本当のランカの兄貴か…」
「…これで俺もお役御免だな」 - 『L』第39話「ジャーニーズ・エンド」より。バジュラクイーンとの決戦の後、ブレラと会った際の台詞。しかし直後にブレラから「ランカの兄は貴様だ」と言われ、ランカの兄であり続けることを決める。
- 「俺を誰だと思ってやがる!」
- 『L』での回避成功台詞の一つで声優ネタ。オズマと同じく小西氏が演じる『天元突破グレンラガン』の登場人物の一人・カミナの決まり台詞。
- 『L』の次のスパロボの『第2次Z破界篇』ではそのカミナとの共演が実現した。
- 「やめたくなったか? ユニットの運用方法がわからない、って…」
- 『UX』の中断メッセージにて。別になんてことの無いセリフのようだが、今作では本人にそのセリフが当てはまってしまっている気がする。
- 「言っておくが、『ふたりが俺の翼だ』などという戯言は許されんぞ」
- 『UX』エンディングより。未だにどちらか決めないアルトに対して。TV版の告白台詞が元ネタ。が、直後のシーンで…。
- ちなみにランカの実の兄が生きていると、彼が同様のセリフを言う。
- 「行って来い。こんなサービスは滅多にしてやらんぞ?」
- 『BX』第26話「三つの星が集う時」より。「ミス一番星コンテスト」でアルトに昏睡しているシェリルの護衛を命じた直後に言った台詞。シェリル特有の言い回しを使っている。
スパロボシリーズの迷台詞
普段はクールな二枚目のオズマだが、スパロボにおいては妹やFIRE BOMBERが絡むと途端に極度の三枚目と化すため、迷台詞には事欠かない。
- 「誰がショックを受けるか!」
- 『L』第21話妃魅禍追撃ルート「ラングーン復活! 銅鐸を取り戻せ!」より、イクサー3からおじちゃん呼ばわりされ、竜子からもおじさん呼ばわりされた事に憤慨して。
- 「マシンを使わなくとも俺達は戦えるのさ!」
- 『第2次Z破界篇』第31話「対決!マーズとマーグ」より。明神静子奪還作戦にて。ギシン星の超能力者を白兵戦で圧倒するZEXISの面々で締めの言葉がこれである。
- あまりにも一方的な攻撃の数々であり、蹂躙の域に達しているほど凄まじいものだった。『第2次Z再世篇』では竜馬も同じことを言っている。
- 「駄目だ! お前は借金のカタにランカを売り飛ばすに決まっている!」
- 『第2次Z破界篇』第38話「果たされる約束」より。誰がランカを送っていくかを決める際、クロウが名乗りを上げると即座にこう言い返した。「犯罪はしない主義」のクロウとしては心外だったようで「無茶苦茶だ…」と半ば呆れ気味に返答した。
- 「絶対駄目だ! ついでにミシェルとピエールとロアビィとゲインと青山と雅人と…アスランは絶対に許さん!」
「何故だかわからんが、俺の勘が言っている! お前に妹は任せられん!」 - 同上。ランカを誰が送っていくかで揉めた際の一言。前置きとして桂の「言い出しっぺの俺が…」という提案を一蹴、その後客観的にも女性好きと分かるメンバーを一通り挙げた後、最後に同類とでも言わんばかりにアスランの名前を挙げる。
- アスランは少なくとも本作においては『SEED』勢の真面目なリーダー格と見られていたはずだが、原作でのフラグ体質を直感で見抜いたのだろうか。
- 余談だが、前述の女好きのメンバーの中には前話で仲間になったばかりでそんなに交流がないはずの雅人まで入れられているが、やはりアスランと同様に直感で見抜いた…と思われる。
- 「まあいいだろう。レントンなら無害だからな」
- 上記の場面の後、結局レントンがランカを送っていくことになって安心したように。レントンに想い人がいることを知っているがゆえの「無害」発言なのだろうが、アスランはショックを受け、『第2次Z再世篇』でも引きずっていたようだ。
- 「…お…おお…」
「うおおおおおおおおおおおおっ!! ボンバァァァァァァァッ!!」 - 『第2次Z再世篇』にて、バサラの歌を間近で聴いた彼はリミッターが外れ、衝動に駆られるまま吠えまくった。その姿を見たS.M.S隊員は勿論、キャシーも唖然としたようだ。
- 当人は「これで燃えなきゃ男じゃない!」と言い張っているが、正直言って借金に縛られた反動で衝動的に金をばら撒いたどこかの誰かさんを彷彿させてしまう…。
- 「うおおおっ! バサラのギターソロが来るか! 」
バサラ「過激に!」
「ファイヤァァァァァァァァッ!!」 - 『第2次Z再世篇』EDにおいてバサラのソロを聴いた際にまたしても吠えまくった。当然キャシーに引かれ、ゼロレクイエムルートEDでは吠えるあまり、ジェフリーから「話にならない」とまで言われてしまう。オズマが話に参加するときは大抵バサラが絡むので、『再世篇』終盤ではまともな会話がない。
- 「うおおおおっ! バサラァァァァァッ!!」
- 『第3次Z時獄篇』第26話Aor27話Bにて、バサラが登場した時の雄叫び。レイからも「相変わらずの熱いノリだな」と言われる。
- 「うんうん…その通りだ」
- 『第3次Z時獄篇』第26話Aにて、宇宙魔王に対し「俺の歌はブラックホールだって呑み込めないぜ!!」と啖呵を切ったバサラに対して、物凄く神妙な顔でオズマも同意を唱える。
- 「うおおおおっ!それでこそ俺のバサラだ!!」
- 『第3次Z時獄篇』第26話Aor27話Bにて、上記のやりとりの後、バサラが「PLANET DANCE」を歌いだした際の大迷言。とうとう「俺の」とか言い出したよ、この人。
- さすがにここまでぶっ壊れた彼にはキャシーも(色々な意味で)危惧を抱いたのか、彼女から通信で「立場をわきまえなさい!」とお叱りを受ける羽目に…。
- 「僭越ですが、艦長…。その場に同席していた自分も、その言葉…確かに聞きました」
- 『第3次Z時獄篇』第30話「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」より。オズマが聞いたテッサの言葉とは「自分に協力できる事があるなら、何でも言って欲しい」というものだったが、その言葉を逆手にとって1位の景品を「テッサのキス」にしたクルツのアシストとしてのこの発言なので…。
- ルカからは「キャシーがいないから、好き放題」と言われていたが、もしこれがランカのキスだったら、どうなっていた事やら。
- 「突撃ラブハート! そうか、一気に攻めろってことか!」
- 『第3次Z時獄篇』にて、グーラと戦うことに戸惑う正太郎に耐え切れずにバサラが演奏した「突撃ラブハート」に反応しての台詞。指揮官なのにその発想でいいのか?
- 打ち合わせ通りに各自突貫とか言ってる指揮官も居たし、スパロボの小隊長にはマトモな奴が居ないのか…。
- 「誰がお兄様だ!!」
- 『第3次Z天獄篇』にて、木下に「お兄様」と言われてのツッコミ。なんとなく『時獄編』におけるアルトを彷彿とさせるやり取りである。
- 「ちょっと待ったぁ!!」
- 『第3次Z天獄篇』にて、救援に現れたゲペルニッチが自分を宇宙最強の熱気バサラファンだと主張してきて。お約束通り真っ先に反応するが、即座にキャシーに怒鳴られた。
- 「聞いたか、ゲペなんとか!これがバサラの歌だぁぁぁっ!!」
- で、バサラの「POWER TO THE DREAM」を聞いて、宇宙を滅ぼす力を持ったプロトデビルンの頭目に向かって吼える。この後アルトから「どうして、そこで隊長が大威張りなんだよ!」とツッコミを受けるが、オズマはまだまだ止まらなかった……。
- 「そうだ!来い・・・来いっ!」
- 興奮するゲペルニッチに対し、オズマの暴走は続く。一応このステージには鬼門であるアンゲロイ・アルカが登場する場面なのだが、んな緊迫した状況で宇宙最強の熱気バサラファンの座を賭けて張り合ってどうする。しかもあまりの迫力にこの間誰もツッコミを入れられないでいる。
- 「うおおおおおっ!!種を越えた夢のコラボのダイナマイトが今、エクスプロージョン!!」
- 『第3次Z天獄篇』アマルガム追跡ルート「神への誘い」で。死に誘う尸刻の歌と、生命の力を無限に引き出すバサラの歌との「セッション」に立ち会った結果、やはり壊れる。
搭乗機体
- VF-25S メサイア
- VF-25 メサイアの指揮官仕様機。S.M.Sスカル小隊の隊長であるオズマが搭乗する。
- YF-29 デュランダル
- オズマが隊長特権を使って対バジュラ用シュミレーターで使用した機体。
脚注
|