ソウルゲイン
ソウルゲイン | |
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登場作品 | |
デザイン |
斉藤和衛(コンセプトデザイン)[1] 藤井大誠(レイ・アップ)(決定稿[1]) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦A |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 格闘用人型機動兵器 |
型式番号 | EG-X |
全長 | 41.2 m |
重量 | 129.6 t |
エネルギー |
電力 生体エネルギー |
装甲材質 | EG装甲 |
開発 | テスラ・ライヒ研究所 |
所属 | シャドウミラー ⇒ アクセル・アルマー個人所有(OGシリーズ) |
主なパイロット | アクセル・アルマー |
ソウルゲインは『スーパーロボット大戦A』の主役メカの一つ。
概要
基本設定
平行世界の地球連邦軍特殊任務実行部隊『シャドウミラー』が運用する、特機サイズの人型機動兵器。高いHPと固い装甲、HP回復機能を持ち、武装は軒並み接近戦型と絵に描いたようなスーパーロボット。アクセル・アルマーの専用機。
コクピットは胴体腹部にある球体上のパーツ内に存在し、パイロットの動きをそのまま機体にトレースさせる『ダイレクト・アクション・リンク・システム』とパイロットの思考を機体の動きに反映する『ダイレクト・フィードバック・システム』という特殊なマン・マシーン・インターフェイスを採用している。これらのシステムにより、パイロットの動きをそのまま機体にリンクさせる事ができ、より人間の動きに近い滑らかで追従性の高い、格闘戦に特化した機体として完成されていると言える。作品ではEG系は人型機動兵器による格闘技を追求していた者が開発に関わっており、パイロットもその格闘技の使い手が務めるはずだったらしい。
かつては公式にて『あらゆる攻撃を「拳」と「肘」のみで行う』と紹介されていた(『A PORTABLE』まで)。しかし作中のイベントムービーで膝蹴りを使う、ハードが据え置きに移り戦闘シーンが刷新された結果麒麟の連続攻撃の中で蹴りを放つこともあるなど、脚も攻撃に使用するシーンが見られていた(詳しくは下記)。よって正確には『兵器としての武装が取り付けられているのが拳と肘のみ』が正しいと思われる。その辺りの矛盾の指摘を受けてか『第2次OG』からは上記の紹介は無くなっており、格闘戦に長けた特機の機体と紹介されるようになった。
機体デザインはアースゲインのリデザインとなっている。
OGシリーズ
シャドウミラーがいない、『こちら側の世界』での連邦軍のコードネームは『マスタッシュマン(=髭男)』とされている。頭部のブレード部分がヒゲのように見える事から、このように呼ばれている。OGsにおいては『向こう側の世界』テスラ・ライヒ研究所で開発されたものを、シャドウミラーが接収した事になっている。ただし、この機体は原型となったEGをシャドウミラーのフラグシップ機かつ、アクセル・アルマー専用機として改修した経緯がある。
「こちら側」に転移して来たアクセルの愛機として戦場を駆け抜けたが、ホワイトスター内部での防衛戦で敗北、全損に帰す。しかし、コクピットブロックは最低限の機能を残したまま辛うじて残されており、クライ・ウルブズによって右腕・左足の残骸と共に回収されるが、脱出直後にヒューゴが見失ってしまう。そこから発見されるまでのわずかな間にアインスト・アルフィミィの介入を受け、内部にいたアクセルが蘇生されると同時に、自己修復能力を備えた機体はペルゼイン・リヒカイトの再生媒体として使用されることになる。
トーチカ1に移送されたソウルゲインは、アクセルともう一人の人物を預かることになったエリック・ワンによってターミナス・エナジー・アブゾーバーの参考または代替機として復元プランが進められ、修羅の乱初期に修復が完了。暴走したイェッツトレジセイア撃滅のため、目覚めたアクセルと共に戦場に赴く。この際、装甲に同化していたペルゼインも再生が完了しており、肉体の復元を終えてアクセルから分離したアルフィミィが搭乗、共闘することになる。
その後は逃亡したレジセイアを追って各地を転戦、途中でヤルダバオトとも激突している。最終的には鋼龍戦隊との共同戦線でレジセイアの撃滅に成功、ソーディアン攻略戦終盤で戦隊に一時合流。終結後に起きたある事件で中破し、クロガネに回収される。また、恐らくこのタイミングで強化改造が行われ、右腕が玄武金剛弾に換装されている。
前述の通り、OGシリーズでは『向こう側』のテスラ研から接収した機体なのだが、人の想いを機体に集めたり、「元々俺のものだろう、これは」というセリフがあったりと、アクセルとの絆が強調される機体となっており、OG外伝では乗り換えが不可能になっている。これについては、ソウルゲインのプラモデルの解説にて、前述の通り「元々アクセル専用機として改修された機体」であるため、アクセルの発言は間違ったものではない。 想いの集合を見たアルフィミィはソウルゲインを「魂を獲する者」と形容した。人の想いを集めた件については、『ソウルゲイン』という名前が命名された時点で、元々そういった機能が組み込まれていた可能性も考えられる。
全身を鎧う蒼い装甲は「EG合金」という自己修復機能を特化させたアクティブ・メタルの一種で造られており、金属粒子レベルでの結合・分離によって記憶した形状を取り戻す作用がある。ただしマシンセルのように自己増殖して修復するわけではないため、再生能力には限度があり、欠損部分の再生は不可能。
登場作品と操縦者
OGシリーズではOG1の時点では登場していなかったが、続編のOG2では、L5戦役の終盤[2]には既にこちら側の世界に転移しており、目撃もされていた事が明らかになっている。これはOG1の原型になったドラマCD「スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY」のブックレットにも存在した設定である。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 初登場作品。スーパー系かつ男主人公(アクセル)でのみ選択可能な主人公機。避けることを前提としないが、ほとんどの武器の武器属性はP。HP回復性能があるうえ射程1~3のメイン武器、玄武剛弾はEN消費0なので装甲さえ上げればガンガン前線に出す事ができる。また青龍鱗は改造効率が良い低燃費の有射程武器なので、こちらもオススメ。 武器の全てが格闘タイプに分類されるので、必然的に格闘値のみが上がり攻撃力の底が知れなくなる(これはヴァイサーガの場合も同じだが)。 ただし、ダメージ計算式の関係上自軍平均レベルが高いと、敵にもダメージのインフレが発生して耐えるのが難しくなるのでそれだけは注意。
- スーパー系(男)ルートだと第1面からいきなり修理・補給稼ぎができる(3名ぶん)のだが、防御/回避系の特殊能力を一切持たない本機を選んで尚且つ稼ぎを目一杯堪能した場合、第2面が地獄と化す(自軍主力がLv4~6に対して敵はLv52~56なので、「必中」無しでは攻撃が当たらない・「ひらめき」や分身でないと攻撃が避けられない)。 味方増援のゲッターチーム+テキサスマックをフル活用すれば突破できない事も無いが、全滅プレイも含めてご利用は計画的に。
- アクセルが乗らなければ量産されシャドウミラー兵が乗るが、主人公機スーパー系3種のうち唯一分身を搭載していないので、無改造のスーパー系の必殺技2~3発程度で落とせる。メインウェポンは短射程なので、長射程武器で射程外から攻撃するのもアリ。余談ではあるが、Aでのソウルゲインのコアは緑色である。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 戦闘時の計算式が一新され、本来の使い方で一線を張れる機体となっている。また、今回は飛行可能。グラフィックは『OGS』の流用なので、携帯機としては破格の動き。ちなみに誤植と思われるが、本作のロボット大図鑑では全長が従来の半分程度にされている。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年12月のイベント「暗躍する「影」」にて実装。SRおよび大器型SSRディフェンダー。
- 同時に登場したヴァイサーガと共に出典は『スーパーロボット大戦OG』名義だが、イベント内容は『A』のアクセルルートに沿っている。そのためかヴァイサーガ共々飛行可能となっている。
- 2019年12月の「NEO COMERガシャI」にて大器型SSRアタッカーが追加。アリーナでは初の耐久値持ちユニットとなる。
- 2020年11月のイベント「追憶の精霊憑依」にてΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。
- スーパーロボット大戦DD
- 2021年12月のイベント「DARK KNIGHT」にて期間限定参戦。参戦シナリオが『OGMD』の後日談のため、玄武金剛弾を装備した状態。攻撃&防御タイプ。
- SSR必殺技のアビリティ「ABMDシステム」「EG合金」には共通して戦闘回数でステータス上昇と、攻撃対象に近づけば近づくほど命中率と攻撃力が上昇する効果があり、効果が重複するため条件を満たした状態の射程1で凄まじい強さを発揮する[3]。「EG合金」にはHP回復能力もあるので非常に打たれ強いのも魅力。
- ただとにかく射程1を維持しなければ真価を発揮できない実質タイマン特化のような性能と、戦闘回数を稼がなければ本領発揮できず、戦闘回数が拠点ごとにリセットされる制圧戦ではやや扱いづらい傾向がある。HP回復と頑丈さを活かして耐えながら戦闘回数を稼ぎ、敵との間合いを詰めていこう。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 敵専用機体としてアクセル・アルマーが搭乗。とにかく尋常でなくHPと攻撃力が高い[4]上、HP回復(大)がある為、1ターンで45000も回復されてしまう。更に基地の上に陣取られてしまうと1ターンにHPが50%[5]も回復するので要注意。機体の運動性も高く、パイロットと地形適応のおかげで命中率と回避率もかなり高い。アクセルの麒麟のキメ台詞「でぃぃぃやっ!」が一部でヒットし、以後は代名詞的な存在に。本作からアーマーブレイカーとウェポンブレイカーが追加されたが、加えて機体の代名詞となっている「攻撃は拳と肘のみ」の設定と反するような演出[6]がされている。とはいえこの機体は上述したようにパイロットの動きや思考をトレースする操縦系統であり、蹴り攻撃を考慮しないのも不自然である。
- 本作は引き継ぎのバグのおかげで撤退する敵の撃破が非常に困難。そのうち「倒せる」撤退敵の中でも、第28話に登場するソウルゲインは「撃墜難度AAA。素人は手を出すな」とまで言われている。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- OG2シナリオ序盤でスポット参戦し、この時だけ自軍で使用可能[7]。以後の扱いは基本的にOG2と同じ。初の据え置き参戦となり、動きにも磨きがかかった。本作から飛行能力がなくなった。また、本作からMMIにDALSが追加。「麒麟」のモーションに相変わらず蹴りが入っている上、アルトアイゼンとの戦闘ムービーで膝蹴りを放っている。なお、ツインユニットの追加により、GBA版に比べると倒しやすくなっている。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 久しぶりに、あるいは遂に本格的な味方での使用が可能となったが、正式参戦がラスト3話でスポット参戦を含めるとわずか6話分しか使用できないため、活躍する期間は短い。アクセルが精神コマンドに直撃を持ち、ソウルゲインがアーマーブレイカーを持つので、対ボス戦の先手役となるが、火力も高い為、他のユニットにアーマーブレイカーを任せるのも手。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- ジ・インスペクターで披露された右腕の強化形態が(何の説明もなく)登場。恐らく後述のドラマCD内で破損した右腕をクロガネで修復・強化したと思われる。「玄武金剛弾」も実装されたが、アニメでのマップ兵器の如き性能は鳴りを潜め玄武剛弾の互換扱いになっている。武器の威力が非常に高く設定されており、カスタムボーナスやアクセルのアタッカーと相まって自軍最強クラスの火力を誇る。また、HP・EN両方の回復能力があるので継戦能力が尋常じゃないくらいに高い。
- 本作からブレイカー系2種の武装がオミットされたため、完全に攻撃に集中できるようになった。
- 「麒麟」のエネルギー解放時、全身の球体がアインストそのものの赤に発光するようになっている。ソウルゲインを修復したのはツェントル・プロジェクトだが、この時内部でペルゼインの再生が並行して進んでいたため、もしかするとソウルゲインもラインやペルゼイン同様「アインストであってアインストではない存在」へと変化したのかもしれない。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- グラフィックが書き直され、サイズに見合ったダイナミックな絵に。HP回復がこれまでの(大)から(中)に下げられているが、自軍筆頭のアタッカーなのは変わらず。序盤から運用可能になるため、文句なしに一軍として活躍できる。今作ではバリア貫通付きの玄武金剛弾がバリア持ちの多いフューリー機に対して効果的。
- ただし、相変わらず飛べない上に本作の地上マップは起伏に富んでいるため、「加速」持ちと組むかテスラ・ドライブで飛ばないと思ったように移動できないことには気をつけたい。
- スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE
- これも玄武金剛弾装備型。典型的なスーパー系格闘機だが、「青龍鱗・剛撃」にも利用価値はある。過去シリーズで地味に猛威を振るった自己修復機能は再現されていない。「麒麟」は高威力だが始動技の青龍鱗に無敵時間が無く、カットされやすい。ちなみに蹴りのモーションは無く、球体は金色に発光する。「白虎咬」は必殺技に迫る威力があり、狙って当てられるようになると強い。
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 初回特典ドラマCD「無限の扉絵」に登場。正体不明の謎の生命体が張り付いたコンパチブルカイザーを取り戻すべく、玄武剛弾を放つも対処できずに0距離でフルパワー白虎咬を放ちカイザー共々中破。アクセル自身はコウタと共にエンドレス・フロンティアに…。残されたソウルゲインはその場に居合わせたクロガネ隊が回収したものと思われるが。本作ではOGsで飛行不可能になったためペルゼインが飛行ユニットとして合体している。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 第一話冒頭で「無限の"刻"が交わる場所で」を再現してゲシュペンストMk-IIIと激突。転移直前にコアに玄武剛弾を放ち、Mk-IIIを撃退する。本隊転移より早く『こちら側』に到着した原作OG2とは違って最後の転移者となり、連邦とシャドウミラーの戦闘中に現れる、転移した直後に眼前にいたアルトアイゼンをベーオウルフと混同(無理もないが)激突、痛み分けとなり撤退している。その後、原作とは違い終盤まで修理が完了せずプランタジネットでのアルトとの決闘はアシュセイバーに立場を奪われている。修復後、失われた右腕には強化型の「玄武金剛弾」を装備し、ホワイトスター戦で復帰した。なお、放置された右腕は最後の最期でベーオウルフを倒す決め手となった。ツヴァイザーゲインの腕とも互換があるようで、最終決戦では破壊された左腕に代わり装着していた。本作のソウルゲインは第26話のタイトル「貫け、奴よりも早く」の通り、最強技「麒麟」より、「玄武剛弾」に力を入れていた[8]。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター Record of ATX
- 転移した際にアルトアイゼンと激突するのは上述通りだが、転移前の戦闘が激しかったのか搭乗者共々ボロボロになっている[9]。その後回収され修復されておりラングレー基地奪還戦で投入されている。
- アルトアイゼンとの決戦ではリボルビング・ステークを狙った突撃に対して膝蹴りで反撃[10]し、更に麒麟による追い打ちを加えて徹底粉砕するも、キョウスケの奮闘による機体のオーバーリミット経過とアインストの乱入により倒しそこねている。
その他
- アイドルマスター シンデレラガールズ
- OGシリーズとのコラボイベント「スーパーロボット大戦CG-奏鳴の銀河へ-」にて登場。同作品の登場アイドル達が搭乗する[11]。
- メインストーリーで搭乗するパイロットはサナ(三好紗南)。
装備・機能
デザイン元であるアースゲインの技をアレンジした攻撃が多い。
殆どの武装が近~中距離戦用のP属性格闘武器となっており、接近する事で真価を発揮する。一方遠距離戦は不得手で、敵の遠距離射撃に手を出せない事がしばしばある。なお、Aの主人公機では唯一切り払いができない。
武装の名称は四神からとられている。
ちなみに、『無限のフロンティアEXCEED』ではアクセルがブレイカー系を除いた全ての技[12]を生身で使用している(前述したアクセル専用の改修の際、アクセルの格闘技を武装モーションの参考にしたのかもしれない)。
武装・必殺武器
武器
- 聳弧角(しょうこかく)
- 特殊流体金属で造られた両肘のブレード(肱角)。腕が玄武剛弾の方は銀色、金剛弾の方は金色。
- 単独武装として採用されているのは『インフィニットバトル』のみで、基本的には「舞朱雀」「麒麟」で使う時のみブレードを伸ばす。
- 「聳弧」というのは、青い鱗・鬣を持った麒麟の別名。
- 特殊なエネルギー・フィールド発生装置(正式名称不明)
- 下腕部の各所に搭載された緑色のレンズ状パーツ。「青龍鱗」「白虎咬」はここから放出されるエネルギーを使用する。
- 青龍鱗(せいりゅうりん)
- 掌からエネルギーを放つ。アースゲインの「虎閃掌」にあたる技。
- 初登場時の『A』では片手から、『OG2』以降は両手を揃えて放射する。また『OGs』以降の麒麟の演出で光弾を連射する形で使用しているため、発射形態はある程度操作可能だと思われる。
- ソウルゲインの基本武装の中では最も低威力だが最も射程が長い。OGsやOG外伝では全体攻撃になっている。
- 『インフィニットバトル』では光弾版は「青龍鱗」、放射版は「青龍鱗・剛撃」という名称の別武装として扱われる。
- 『DD』では特殊属性の通常攻撃として採用。R必殺技のメインアビリティは「ブレイクアタック I」で、ブレイク状態の敵ユニットとの戦闘時、攻撃力が増加する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップ I」。
- 白虎咬(びゃっここう)
- 拳にエネルギーを纏わせて攻撃する。アースゲインの「狼牙」にあたる技。
- 『A』ではエネルギーを纏っての突き抜けのみ。『GBA版OG2』では左右一撃ずつ繰り出してから、『OGS』以降は左右ラッシュから両手を合わせた掌底を繰り出し炸裂させる
- 全作品においてEN消費0の短射程基本武装。EN回復があるためケチる必要は無いが、玄武金剛弾と比べると命中率はこちらが上・射程1をカバーできる点から使う機会はそこそこ。
- 『DD』では特殊属性のR必殺技。メインアビリティは「カウンター I」で、反撃時、確率で先制攻撃を行う。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップ I」。
- 玄武剛弾(げんぶごうだん)
- 腕を回転させ、肘から切り離して撃ち出すロケットパンチ系の技。
- 威力設定にややブレがあり、『A』では白虎咬より上、『OG2』では白虎咬より下という塩梅。また射程も『A』では1-3だが、『OG2』では2-4と扱いに差がある。
- 『A』以外の全ての媒体では両腕で使用する。『第2次OG』からは後述の玄武金剛弾と差し替えとなったが、左腕は換装されていないので併用も可能と思われる。
- 『A』ではマジンガー系のロケットパンチは切り払い可能なのに対し、こちらは改造費も安く無消費で切り払い不可にバリア貫通という高性能ぶり。更に、主人公機の最強武器以外で切り払い不可のP武器はこの武器のみだった。
- 『無限のフロンティアEXCEED』におけるこの武装の名を冠した技「玄武剛弾・鬼菩薩」では突き出したアクセルの拳から竜巻が発生し、腕の代わりにアルフィミィが飛んでいく。
- 『ジ・インスペクター』では、「貫け、奴よりも速く」を体現するかのようにこの武器(と後述の玄武金剛弾)にスポットを当てられている[13]。
必殺技
- 舞朱雀(まいすざく)
- 高速移動による残像を残しながら、聳弧角で何度も斬り刻む。「竜王双撃」のアレンジ。
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。メインアビリティは「ABMDシステム」で、ソウルゲイン装備時、移動力が増加し(効果は重複可能)、スピードが増加する(効果は重複しない。効果の最も高いもののみ有効)。戦闘回数に応じて攻撃力・防御力が増加する。戦闘を行う敵ユニットが3マス以内にいるとき、距離が近いほど照準値・全ての攻撃の与ダメージが増加する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップ III」。
- 麒麟(きりん)
- ソウルゲインの最強技。機体のリミットを解除しての連続攻撃で打ち上げ、聳弧角を伸ばしてのジャンプアッパーで斬り上げ両断する。なお、使わない方の肱角も伸ばすのは、空中でバランスを取るため。
- 『A』の主人公機版はパイロットLv20以上の制限あり。作品によって射程が1固定か、ある程度届くかに差異がある。
- 当初の機体解説に反し、初出以外の作品では蹴り技が動作に入るのも特徴。DALSはパイロットの動きをトレースする操縦系統であるため、蹴り部分はアクセルのアドリブに近いものではないかと思われる。
- 具体的には『GBA版OG2』では、リミット解除後に飛び込み蹴りで間合いに入り、拳の乱打の後膝蹴りで打ち上げる。
- 『OGS』以降では青龍鱗を連射してから接近して連続攻撃を繰り出し、途中で踵落としからの回し蹴り、更に左右ラッシュからの回し蹴りで吹っ飛ばす。
- 『RoA』で使用した際は「舞朱雀」のように聳弧角での斬撃を交えている表現がされている他、途中でキョウスケが反撃に転じ白虎咬で仕切り直した所でリミットオーバーしたためトドメには至らなかった。
- 『第2次OG』からはリミット解除時に全身のエネルギー・フィールド発生装置が赤く発光するようになった他、機体のバストアップを映すトドメ演出が追加された。
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。全体動作はOGシリーズを踏襲するが従来では蹴りだった部分が裏拳やハンマーナックル、白虎咬等に差し替わっており初期の設定通り拳と肘のみになっている。最後の一撃を繰り出す際も舞朱雀のように赤いオーラを纏いながら分身と一緒に突撃を行っており、ツヴァイザーゲインの麒麟・極も連想させる。メインアビリティは「EG合金」で、ソウルゲイン装備時、防御力が増加、戦闘回数に応じて攻撃力・防御力が増加、戦闘を行う敵ユニットが3マス以内にいるとき、距離が近いほど命中率・全ての攻撃の与ダメージが増加する。気力120以上のとき、自分のアクション開始時にHPを回復する。麒麟命中時、移動力が減少する弱体効果を敵ユニットに付与する(0より減少しない)(敵ユニットが2アクション行動する間有効)(効果は重複しない。効果の最も高いもののみ有効)。
特殊武器
- アーマーブレイカー
- OG2より追加。敵の装甲を下げる特殊武器。OGシリーズでは同名の換装武器が登場しているが、本機のそれは固定武装扱いである。
- 攻撃力の高い本機では使用頻度は低いものの、柔軟な運用が出来るという点は重要。アクセルの直撃との相性も良い。
- ただし、その場合本機がその後に待ち構える大攻勢に参加できないという欠点もある。第2次OGでオミット。
- ウェポンブレイカー
- OG2より追加。敵の攻撃力を下げる特殊武器。こちらも換装武器ではなく、固有兵装扱い。
- アーマーブレイカーと比べるとそれほど有用性が高くない為、もっぱら反撃用。第2次OGでオミット。
漫画・アニメ版出典の攻撃
- 手刀
- OGクロニクル「ヒゲの神さまの中の人はハラペコ」で使用した白虎咬の応用と思しき攻撃。
- 掌にエネルギーを纏わせてから振るい、リオンの集団を一蹴した。
- 玄武金剛弾(げんぶこんごうだん)
- 『ジ・インスペクター』第1話で右腕を失ったソウルゲインのために新たに新造された腕。見た目は銀色の部分が金色になっており、手首部分に凹凸が追加されている。
- 通常の玄武剛弾と比べて射程・威力ともに桁違いであり、アインストの集団を一網打尽にした。
- 『第2次OG』では玄武剛弾と入れ替わる形で武装として登場。変更に際して何の説明も無いため『OG2』相応の時系列においてジ・インスペクターと同様の顛末があったと改変されたか、クロガネで修理された際に新たに取り付けられたと思われる。
- ゲームバランスの変更もあって移動後使用可能な格闘武装としてはかなり射程が長く、また白虎咬よりも高威力。
- 『DD』では打撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「重装甲 II」で、気力120以上のとき、被ダメージを軽減する。サブアビリティは「HPアップ II」。
- 残影玄武弾
- ヴィンデルの形見。ジ・インスペクターにて、ツヴァイザーゲインの残骸からこれを拾い、キョウスケに破壊された左腕の代わりとした。ただし、武器としては未使用。
- こちらは『第2次OG』では再現されず。
合体攻撃
- 機神猛撃舞朱雀(きしんもうげきまいすざく)
- OGクロニクル「袖すり合うも管鮑の交わり」でイェッツトに対して使用したヤルダバオトとの即席合体攻撃。
- 拳打の猛攻でふっ飛ばした所をペルゼイン・リヒカイトが「マブイエグリ」の要領で串刺しにし、そこに上空から斬り下ろす「舞朱雀」と下から蹴り抜ける「機神猛撃拳」の同時攻撃を繰り出す。
特殊能力
特徴的なHP回復は全作品で所持しているが、それ以外はその時々で大きく変わる。
- HP回復(中/大)
- 『OG2』や『第二次OG』では大、『A』や『OGMD』では中。
- 味方の場合でも所持しており、アクセルが高レベルの底力を習得している事もあって撃墜の危険性は極めて低い。反面、敵の時は厄介極まりない能力の為、1ターンで決着をつけたい。
- ちなみに、設定上は大破からの完全修復は不可能だが、ゲームではターンさえ繋げばいくらでも回復する。
- EN回復(小/大)
- 『A』では非所持。『OG2』での敵対時のみ大、スポット参戦及び『第二次OG』以降は小。
- 継戦力を高めるが元々武装の燃費が良いため、道中で舞朱雀や麒麟を乱発しなければそこまで恩恵は感じない。
- チャフ系無効
- 『GBA版OG2』のみの能力。チャフグレネードを無効にする。
- ブレイカー系無効
- 『GBA版OG2』のみの能力。アーマーブレイカー、ウェポンブレイカーを無効にする。
- ロボットブロック
- 『OGs』において上記二つはこちらに統合された。精神系やネット系、エネルギー系も通用しなくなっている。
- パイロットブロック
- 味方時はロボットブロックがこちらに変化。行動不能やエネルギー低下を無力化できるため、イェッツト相手ならかなり有利に立ち回れる。
移動タイプ
サイズ
- L
カスタムボーナス
- 格闘武器の攻撃力+200
- OGシリーズで採用。実質的に通常武装が全て強化される優秀なボーナス。
- 受けるダメージ-30%
- 『A PORTABLE』。一転して防御的なボーナスで、壁になりながらの反撃戦法がやりやすくなる。単純にボーナスだけ見るとメカ鉄甲鬼の方が硬いが、アタッカー性能も高いソウルゲインとは立場が全く異なる。
対決・名場面
- 対ゲシュペンストMk-III
- プランEFは発動されたが、ベーオウルフを放置することができないアクセルはソウルゲインで最後の一戦に臨む。仲間を先に転移させた上でベーオウルフ以外のベーオウルブズを壊滅させ一騎打ちに持ちこむも、2倍近いサイズ差に関わらずMk-IIIは凄まじいパワーでソウルゲインを押し返す。咄嗟に密着状態からの青龍鱗で右腕を破壊するも、Mk-IIIは100m近い巨体を誇るアインストヴォルフへと変貌を遂げて再生した。驚異的なパワーに圧倒されるアクセルだったが、間一髪回避したアインストヴォルフの攻撃が搬入口を破壊したのを見て、このまま放置すれば自らの目的にとって脅威となると判断、破壊することを決意する。リュケイオスの自爆装置と転移装置にタイマーをセットしたアクセルは、フェイントで敵の攻撃を誘い、隙を突いてすでにもぬけの殻となった地下ドックへとアインストヴォルフをたたき落とした。修正すべき対象が既にそこにない事を知って動揺するアインストヴォルフに対し、リミッターを解除したソウルゲインが渾身の一撃をたたき込むが同時に反撃を受け共に痛み分けになる。それと同時に転移装置のタイマーが作動。転移が開始される中、アクセルは「この世界との決別」を再び宣言する。なおも追いすがるアインストヴォルフに対して、アクセルは全身全霊を込めた玄武剛弾を放ちながら[14]「向こう側」へと消えた。程なくして自爆装置も作動、アインストヴォルフは爆発炎上するテスラ研の中へと姿を消した……
- 対アルトアイゼン
- 40m前後のソウルゲインは柔軟で、至近距離が得意。20m前後のアルトアイゼンは動きが固く、詰めるための「距離」が必要。その決定的な差を見極めたアクセルが「カード」を切り、一気に間合いを詰めた。何も出来ないアルトは膝蹴りで建造物へと叩きつけられ、拳打による滅多打ちを喰らう。そして、コード「麒麟」によって寸断。勝利の証としてアルトの象徴たる右腕のリボルビング・ステークが引き裂かれ、ソウルゲインの手に渡った。しかし、トドメを刺そうとしたその瞬間、突如現れたアインストアイゼンに妨害攻撃を受ける。さらに基地全域をアインストシリーズが襲撃し、混乱の中で満身創痍のアルトをダイゼンガーが回収、ハガネとヒリュウ改は撤退。アクセルはキョウスケを倒しきれず、決着はまたしても持ち越しとなった。
- 対アルトアイゼン・リーゼ
- ホワイトスター宙域で戦っていたアクセル達の前に、ついにハガネとヒリュウ改が姿を現す。その先陣には、生まれ変わったアルトの姿があった。ホワイトスターの防衛をエキドナに任せ、アクセルは勝負に挑む。真っ向から激突し、しのぎを削る両者。激戦の中、徐々に、確実にソウルゲインは追いつめられていく。しかし、突撃して来たリーゼによって今にもトドメを刺されようとした、まさにその瞬間、割り込んで来たラーズアングリフが盾となり、爆散する。「仲間」の死に救われたアクセルはホワイトスターへと撤退し、最後の決着の時を待つ……。
- 対ノイヴォルフ
- ジ・インスペクターのラストでこちら側に現れたベーオウルフとの対決。シャドウミラーで一人生き残ったアクセル。目指した世界を否定されるも、せめてこちら側に現れたベーオウルフの野望を挫くべくこちら側のキョウスケ達とともに彼に挑む。ノイヴォルフに玄武金剛弾を撃ち込むも躯体差のためか完全にコクピットを打ち抜くには至らず、投げ飛ばされた所にクレイモアの直撃を受けてソウルゲインは大破。勢いのまま飛ばされ、宇宙の闇へと消える…。しかし、最初の交戦で放った彼の一撃はベーオウルフを倒すための最後の鍵となった。
- 「魂を獲する者」vs「紅の修羅神」
- OGクロニクルより。イェッツトを追うアクセルとアルフィミィは、道中で破壊された連邦軍の基地に行き当たる。そこにいたのは、トーチカ1を襲った転移者「修羅」の集団だった。襲ってくる修羅神を片端から返り討ちにするソウルゲインだが、リーダー格らしき赤い人型の修羅神が立ちはだかる。サイズ差は倍あるにも関わらず、赤い修羅神はソウルゲインと互角に立ち回る。だが、互いに再度の攻撃に出た、その時……。
- 成り行きの共闘
- 傍観に回っていたアルフィミィが感知したのは、基地に足止めとして残されていたイェッツトの眷族だった。ヒュッケバインやゲシュペンストを取り込み、変異した個体は、修羅神やソウルゲイン、ペルゼインに攻撃を仕掛けてくる。一撃を与えるものの、再生能力は健在。その中でG・インパクトステークを取り込んだ右腕を見て、宿敵を想起したアクセルは苛立つ。だが、一瞬の隙を突かれ、ペルゼイン共々捕獲されてしまう。その危機を救ったのは、イェッツトに一撃を加えた赤い修羅神だった。連携を取るでもなく、各々で攻撃を仕掛ける赤と蒼の巨人。吹き飛ばされたイェッツトは反撃を試みるが、両側に控えていたオニボサツに串刺しにされる。そして、事態を収拾したのは、いつの間にか飛び上がっていたソウルゲインと地上にいた赤い修羅神の同時攻撃だった。
関連機体
- アースゲイン
- 『スーパーロボット大戦64』のスーパー系男主人公機。ソウルゲインは同機のリデザイン機[1]であり、型式番号などにもその名残が見受けられる。版権関係の問題があるのか、設定的に明言はされていないが、プラモデルの解説にて、本機との関連(本機に搭乗する予定だったパイロット達)が示唆されている。
- ツヴァイザーゲイン
- ソウルゲインの予備機がベースであるため、ソウルゲインとヴァイサーガの特徴を兼ね備えたデザインや能力を持っている。また、ソウルゲインとはパーツに互換性があり、『ジ・インスペクター』ではそれを生かした描写がある。
- アークゲイン
- 『無限のフロンティア』に登場する、等身大に近いサイズの同系統の機体。こちらはAIによる自律行動。
関連人物
- アシェン・ブレイデル
- 『無限のフロンティア』に登場するアンドロイド。使用技はソウルゲインやアンジュルグの武器名から取られており、本機由来なのは通常技の「ゲンブ・スパイク」「タイグレス・バイト」「ドラゴン・スケイル」。ただし、いずれも技の内容はかなり異なる。
- カルディア・バシリッサ
- 『無限のフロンティア』に登場するアンドロイド。両腕部・両脚部に「スザク・ブレード」という、ソウルゲインやアークゲインを連想させる武装を内蔵している。また、必殺技は「キリン・アサルト」である。
- エリック・ワン
- 本機を修復する際に調査しており、「グランゾンを破壊する為に設計していた機体」に、本機の技術が盛り込まれる可能性も考えられたが、結局実現しなかった。
- アインスト・アルフィミィ
- 肉体を失って精神体だけの存在になった後、大破漂流している本機とアクセル・アルマーを発見。ペルゼイン・リヒカイトごとその残骸に憑依し、本機の再生能力を活性化させてアクセルと自らの肉体の修復に活用した。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 『電撃スパロボ! Vol.7』112頁。
- ↑ オペレーションSRW時
- ↑ 最大で攻撃力+40%、防御力+30%、移動力+1、スピード+75、与ダメージ+60%、照準値+9%、最終命中率+65%が一度にかかる
- ↑ 通常はHP150000、麒麟の攻撃力5800。更に同作のアクセルには特殊技能のリベンジがある
- ↑ =75000
- ↑ 「麒麟」に蹴りが組み込まれている
- ↑ ブレイカー系2種と舞朱雀と麒麟は使えない。ただし内部データでは舞朱雀と麒麟は設定されている模様
- ↑ 麒麟は第1話で使っている
- ↑ アクセルはアルトアイゼンをアインストヴォルフと見間違うほどに混乱しており、ソウルゲインもアルトアイゼンのリボルビング・ステークを掴んだ際に青龍鱗を放とうとするも腕部内部で暴発する程に損傷している。
- ↑ 拳と膝にしか武装を持たないとタカをくくったキョウスケの読みに対し「ヒト型なんだよ、これがなッ」と、上記の設定面での齟齬を逆手に取った展開となっている。
- ↑ ゲーム的には装備アイテムに相当する扱いなので誰でも「搭乗」させることができる。
- ↑ 名称は少し異なる
- ↑ しかし、そのお蔭で本来の必殺武器である麒麟は第1話冒頭でしか使われなかった
- ↑ ジ・インスペクターのみの演出
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