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== 脚注 == | == 脚注 == |
2022年2月2日 (水) 22:39時点における版
アルトアイゼン・リーゼ | |
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外国語表記 |
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登場作品 | |
デザイン | 斉藤和衛 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 |
パーソナルトルーパー (ATX計画) |
生産形態 | 改修機 |
型式番号 | PTX-003C-SP1 |
全長 | 23.8 m |
重量 | 99.7 t |
機体バランサー | テスラ・ドライブ |
基本OS | TC-OS |
原型機 | アルトアイゼン |
開発者 |
マリオン・ラドム キョウスケ・ナンブ |
パイロット | キョウスケ・ナンブ |
アルトアイゼン・リーゼは、『スーパーロボット大戦COMPACT2』および『スーパーロボット大戦IMPACT』の後期主役メカ。
概要
キョウスケ・ナンブの愛機であるアルトアイゼンの強化改造機。認識コードはPTX-003C-SP1(『IMPACT』では戦時中の特別型式番号扱い)。
『COMPACT2』・『IMPACT』では謎の敵に操られたエクセレンが乗るライン・ヴァイスリッターに対抗するために、キョウスケのプランを元にニナ・パープルトンによって改造された。『OG2』ではスレードゲルミルやソウルゲインといったシャドウミラーの特機に、アルトが当たり負けしていたことへの改善策として、マリオン・ラドム博士らによって改造が予定されていたが、改造前にアルトがソウルゲインによって行動不能な状態にまで破壊されてしまったため、その修理を兼ねての改造となった。
そのキョウスケの改造プランとは、『絶対的火力による正面突破』というアルトアイゼン元来の長所――すなわち火力・突進力・装甲をさらに強化するという至極単純なものであり、それを見せたマリオンは、「どうせやるなら徹底的に」とプラン以上に本気で改造させてしまう。
具体的に言えば、右手にはリボルビング・ステークよりも巨大なリボルビング・バンカーを装備、さらに両肩のクレイモアも弾数増加のため大型化、三連マシンキャノンも五連チェーンガンに変更するなど、武装をすべて一回り大きいものに変更している。さらにヒートホーンをプラズマホーンに変更し、機体そのものの火力も底上げされている。またヴァイスリッターの予備パーツを用いて制作された背部スタビライザーによって突進力が強化され、同時に機体の装甲や可動部の補強も行われている。IMPACTではそれに加え、リボルビング・バンカーに対ディストーションフィールド用の処理が施された。
上記のような改造を行ったことで、火力・突進力・装甲は強化されたものの、改造前の段階で既に劣悪だった機体バランスは輪を掛けて悪化、今まで以上に高度な操作技術を要する機体となった。というより殆どキョウスケの専用チューンナップ機状態であり、その扱いの難しさは似たような機体に乗っているアラド・バランガですら「イチバチどころじゃない、イチキューかイチジューだ……!」と評するほどである。『IMPACT』では「奇跡的なバランスを保っている」と表現されていたが、『OG2』ではバランスが完全に崩壊したためビルトビルガーなどに用いられた小型テスラ・ドライブにより機体バランスを保っている。しかし、あくまでバランサーとしてであるため、本来付与されるべき飛行機能に関しては、ごく短時間しか効力を発揮し得ない状態となっている。また、前述の突進力の強化はアルトの欠点の一つでもあった「殺人的な加速によるパイロットへの負担」の増大を招いてしまい、この機体での出撃前に消化に良い食事をとることを推奨されるというシーンがあったりする。
名前の由来は、リボルビング・バンカーがその大きさゆえにリーゼタイプと呼ばれていたことによる。リーゼはドイツ語で「巨人」なので、和訳すると古の鉄巨人となる。
なお、一部の人物はこれをゲシュペンストMk-IIIカスタムと呼ぶこともある。また、シャドウミラーの平行世界で制式採用されているゲシュペンストMk-IIIは、無印アルトよりもアルトアイゼン・リーゼの方が近いらしい。
大本の素体は初代ゲシュペンストの3号機であるため、封印戦争終結時に現役の人型機動兵器としては、ギリアムのゲシュペンスト・タイプRVと並んでトップクラスの運用歴を誇る。
登場作品と操縦者
設定からしてキョウスケ・ナンブ専用機としてのイメージが強いが、OGシリーズならば汎用機扱いなので乗り換え可能。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 初登場作品。アルトアイゼンを純粋に強化した能力。特に装甲はスーパー系ユニットよりも高く自軍トップクラスの硬さ。能力はそれなりにあるのだが、登場が終盤という事も相まって、それほど印象的な強さはない。他作品をプレイした後に今作をプレイした場合、単機で敵を蹴散らそう等とは考えてはいけない。武器もリボルビング・バンカーが空中B、P属性でないのに射程1-2のアヴァランチ・クレイモアとクセはそのまま。運用法もアルトアイゼン同様で、援護を活かせる能力となっている。また、本機に強化された後もパーツスロット3の為、V-UPユニットを有効に使える。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第3部で主人公機として登場。能力は『COMPACT2』時よりも扱いやすくなっており、アヴァランチ・クレイモアの射程が伸び弾数:8、格闘武器扱いと大幅に強化され、MAP兵器版も実装された。また『IMPACT』版アルトアイゼンの『切り札』の強化版であるエリアル・クレイモアが追加、ヴァイスリッターとの合体攻撃ランページ・ゴーストも可能であり、まさに主人公機としての面目躍如といった所。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2017年10月のイベント「遙かなる戦い、開幕」にて実装。SRおよびSSRのアタッカー。SSRは大器型。通常攻撃にバリア貫通および特大ダメージアップを持つ、対N26B機。ただし必殺スキルのクレイモアには時間停止効果がないので通常攻撃による削り担当となる。
- アリーナでは確定反撃および攻撃ヒット時のHP回復とEXスキルの射撃ダメージ70%カットで耐え、1機に対して凄まじいダメージを叩き出すクレイモアにより1機ずつ確実に狩っていくアタッカーとなる。反面、相方のヴァイスがいないとまともに当たらないうえに通常攻撃は分身無効を持たない、射撃以外の攻撃に対しては意外と脆い、状態異常(特にスタン)が苦手と割と弱点も多い。2018年2月現在では、反撃で支援攻撃を封殺できる上に射撃攻撃に強いことから対νガンダム(ブラスター)用の壁として起用されることも多い。
- 2018年8月のイベント「激闘のバーニングPT!」にてΩスキル搭載大器型SSRアタッカーが登場。2019年8月にはライン・ヴァイスリッター[Ω]とのXΩスキル対応となり、XΩユニットが実装されている。
- スーパーロボット大戦30
- シーズンパス「DLC2」にて追加参戦。一部カットインにアニメ版の演出が採用されている。
- 良くも悪くも性能傾向は「OG」シリーズと同様だがシステム変更によりヴァイスと隣接していなくてもランページ・ゴーストを使えるため、ある程度気力が溜まれば進軍や中ボス相手に突撃を使う必要が無くなる。
- 射程1の武装が2つもある上に、全体的に短いため「レンジエクステンダー」を付けたい所だが、逆に射程の短さを利用できる「クロスレンジアシストII」も視野に入れることが可能。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 元々の改造プランはキョウスケから提出されていたが、マリオン・ラドム博士が手がけた結果、当初のプランから若干変化したものになった。本作から、ライン・ヴァイスリッターとのランページ・ゴーストが実現。反面、敵の攻撃力のインフレも始まっており、スーパー系に比べると装甲とHPが低め(特に後者)なのもあり耐久性は心許ない。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 基本的に『OG2』と同じだが、こちらでは当初キョウスケから提出されていたプランを微塵も残さず、遙かに上回るという凄まじい設定になっている。ちなみにキョウスケの感想は「…素晴らしい」。キョウスケ案だったらどうなっていたのか、気になるところである。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 序盤から登場。バルトール相手では相性が悪すぎる。更に活躍する頻度が少ないのでいろいろな意味で不遇。運用ではリボルビング・バンカーを改造して合体攻撃を基本としたほうが良い。接近戦ではヤルダバオト&コンパチブルカイザー、量産型ゲシュペンストMk-II改という対抗馬がいるが、合体攻撃があるので最大火力では上。一撃必殺砲は使うのに4枠もいることを考えると、やはり強力な機体と言える。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 今作でもランページゴーストが強力であるが、それ以上に優秀なフリッケライ・ガイストとの合体攻撃「E.D.N.」が追加され、さらに強力な機体となった。キョウスケの統率によって、合体攻撃4連発という離れ業も可能であり、条件次第では自軍屈指のダメージを叩き出せる。前作に比べてHPが増加して装甲が下がるという妙な調整がされた(このため、母体・パーツともに自身より脆そうなアーマリオンより装甲が薄い)が、インフレが抑えられたため多少生存性は上がった。また改造でのHPの伸びがスーパー系と同じでよく伸びるため、手を加えると一気に死ににくくなる(逆にいえば、Ex-Hardでは不利)。今回はキョウスケが加速を覚えないのでツイン精神の連撃を積極的に使うことや、ツインユニットの相方に加速や強襲持ちを据える、もしくは強化パーツで補ってやるなど一手間考える必要がある。なお、続投ユニットにも拘らずリボルビング・バンカーとエリアル・クレイモアは全キャラ新録となっている。主人公機の面目躍如といったところか。ネオ・チャクラムシューターでも持たせれば泣き所の一つである射程の短さをかなり補える(ただしEN消費がやや重いので合体攻撃との兼ね合いに注意)。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 性能的には『第2次OG』とほぼ変わらずだが、改造での伸びはそのままながら初期HPが下がったのが痛い。昔ほどではないものの前作より敵の攻撃力が上がっており、手を入れないと割と厳しい。フル改造ボーナスが「格闘武器の攻撃力+100、武器「アヴァランチ・クレイモア」をダブルアタック可能に変更」となった。また、合体攻撃でランページ・ゴーストの威力が上がって「E.D.N.」の威力が下がり、威力&射程or燃費での使い分けとなった。余談だがキョウスケのエースボーナスを乗せ、エクセレンとツインを組んで放つランページは理論上作中最高の単発ダメージを出せる。
- スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE
- 数値上は完全にスーパー系。中・遠距離で目ぼしい武装も無いので、運用もそれらしく格闘系のノリになる。アルトらしく左右の舵が利きにくいので、障害物が多いステージで闇雲にブーストするのはよろしくない。強攻撃(いわゆる後格闘)のリボルビング・バンカーが威力・発生・速度いずれも高性能。これをメインに、締めや不意打ちでプラズマ・ホーン、アヴァランチ・クレイモアを織り交ぜた接近戦が強力。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 第23話から登場。それに合わせてオープニングもアルトがリーゼ化し、新主題歌に差し替わった後期仕様となる。装甲と火力が大幅に強化されていることを強調する演出がされており、ライン・ヴァイスリッターの高出力ハウリング・ランチャーを受けてもノーダメージ(ゲーム的に解釈すれば、気力150・装甲改造orイベントで不屈発動・ビームコートでダメージ0と言ったところだろうか)。今まで当たり負けしていた特機クラスのドルーキンやソウルゲインとも対等以上に渡り合っている。監督である大張正己氏のテイストがバリバリに効いており、ファンからは「テッカマンステーク」「アルトアイゼン・バリーゼ」などと呼ばれている。
関連作品
- Another Century's Episode:R
- 「スーパーロボット大戦OG」名義での参戦。ゲームの都合上、テンションのたまりやすい頭突き主体で戦うことになる。通常格闘の一段目がなぜか右腕のバンカーではなく、五連チェーンガンの装備された左腕で殴りつけるモーションである。何故かブーストハンマーを所持している。大型の敵に至近距離から拡散クレイモアを見舞うと凄まじい威力になるなど爆発力は秘めているのだが、オリジナル系敵幹部「シーズン」が搭乗する大型機との戦いでは「接触すると自動的に弾き飛ばされる」というゲームの仕様と非常に相性が悪く、苦しい戦いを強いられる。尚、本作をPS3にインストールする際、本機を操作するチュートリアルをプレイできる。
- アイドルマスター シンデレラガールズ
- OGシリーズとのコラボイベント「スーパーロボット大戦CG-奏鳴の銀河へ-」にて登場。同作品の登場アイドル達が搭乗する[1]。
- 搭乗するパイロットはレナ(兵藤レナ)。
装備・機能
武装・必殺武器
全てアルトアイゼンを踏襲し、強化した武装となっている。OGシリーズでは換装武器を装備可能だが、無印アルト同様Wゲージの上限は低め。
固定武器
- スプリットミサイル
- 換装武器の一つ。『IMPACT』では単独の武器としては持っていないが、エリアル・クレイモア使用時に牽制武器として使用している。OGシリーズでは装備しておらず、『OG2』以降スプリットミサイルが換装武器でなくなったため再現風に持たせることも不可能。
- 5連チェーンガン
- 左腕に装備している実弾式機関銃。『IMPACT』ではスプリットミサイルが演出専用武器になった都合上、本機の最長射程武器に。3連マシンキャノンよりも各性能は向上しているが、やはり牽制用武器としての枠は出ない。
- 『第2次OG』のOPムービーでは演出優先か映像制作のミスか、砲身が回転してしまっている。外見上はガトリングガンに見え勘違いしやすいが、あくまでチェーンガンなので砲身は回転しない。
- 『30』では移動後使用不可。地味ながら大きな変更点であり、進撃戦では完全に格闘攻撃に頼ることになるので注意。
- プラズマホーン
- 頭部に位置する衝角を帯電させ敵機めがけて突進、刃を突き刺して切り裂く武装。キョウスケ曰く「伊達や酔狂でこんな頭をしている訳ではない」との事。エクセレン曰く「カブトムシアタック」。
- リボルビング・バンカー
- 右腕に装備したリボルバー式大型杭打ち機で、本機の主力武装。アルトアイゼンのリボルビング・ステークの試作型「リーゼタイプ」で、ステークより一回り大きい。機体バランスを大きく崩すという理由から長くお蔵入りとなっており、本機でようやく日の目を見ることとなった。合体攻撃の攻撃力ベースはこの武器。IMPACT・GBA版OG2では敵機の下からアッパーの如く突き刺して殴り飛ばしている。
- なお、構造上リロードするには左腕が必須であるため、左腕が破壊されるとリロードが出来なくなってしまう(『ジ・インスペクター』最終話にて弾切れした後も、リロードしていないのはこのため)。
- OVA『ジ・アニメーション』にて、初めて戦闘中にスピードローダー(回転式拳銃に素早く・簡単に弾を込める為に実在する道具)でリロードする姿が描かれた。シリンダーへの装填方式はステークのスイング式とは異なり、バンカーは中折式であると判明。以降ゲームに逆輸入され『OGs』・『第2次OG』などでは6連発全部打ち切って使うようになり、「排莢⇒装填」する動作が加わっている。ただし連発になったことにより、弾数6発の意義が薄れたり、一発の破壊力が落ちたように感じる(なお威力もそれほど伸びていない)などの不評もあるようだ。
- 『30』では演出として『ジ・インスペクター』のアニメーションがそのままカットインとして使用されている。
- アヴァランチ・クレイモア
- 両肩部のハッチに大量装填された、火薬入りのチタン製弾丸を名前の通り雪崩の如き勢いでばら撒く。
- 有射程格闘武器。スクエア・クレイモアから火力がより高まり、高い命中率とクリティカル率も健在。弾数と、何より射程(IMPACT以降。IMPACTは3、OG2以降は4)が以前より増しており、通常戦闘でも扱いやすくなっている。移動後に使用できないのは相変わらずで、加えて『OGs』からは前身の武器同様ALL攻撃になって援護には使用できなくなった。キョウスケのカウンターでまとめてツインユニットを粉砕する運用が想定されているのだろう。その際はパートナーユニットにもALL属性武器持ちを配置させれば活きる。
- 『IMPACT』ではマップ兵器版があった。
換装武器
- ブーストハンマー
- 接近戦用の換装武器で、原始的な鎖付き鉄球。『ACE:R』において装備しているが、同作では相手に投げつける遠距離攻撃用の武装になっている。『OG』本編においても、移動後使用可能で有射程、さらに低燃費のため合体攻撃に割くENの温存がしやすい…と、意外に相性がいい。強いて弱点を挙げるならバンカーと使用感覚が丸被りすることか。キョウスケは「原始的な武器の方が性に合っている」という言葉で評価している。
必殺技
- エリアル・クレイモア
- 『IMPACT』ではスプリットミサイルの後、プラズマホーンをぶち込んだ後2撃目で宙に上げ、クレイモア。チェーンガンとバンカーは使用せず、切り札とは完全に別物と化していた。
- 「OG2」~「OG外伝」までは5連チェーンガンを連射後、突撃して頭部のプラズマホーンをぶち込み、更にリボルビング・バンカーを撃ち込んで敵機を宙に上げ、落下してきた所へクレイモアの弾丸をありったけ乱射しまくる連携技。
- 「第2次OG」では演出が大きく変わっておりクレイモアで動きを封じ、プラズマホーンでカチ上げ、5連チェーンガンをありったけ連射「これで抜けない装甲はないぞ…全弾持っていけ!」(このときアルト視線になる)最後にバンカーを全弾撃ち込み離脱、トドメ演出でバンカーの薬莢が地面に散らばり、アルトが踏みつけ「オレの…勝ちだ!」で締め。なお、セリフや前身の武器から勘違いしそうだが弾数は2発(なのでBセーブがあれば3発にもできる)。時期的に当然と言うべきか、切り札と同じく他の武器と弾数が独立しているので使用後も他の武器は使える。
- 『切り札』同様技名であるが、キョウスケが編み出した連携技を、改造にあたりパターンアタックとして正式に採用したものであろう。しかし、ファンからは技名変更について不満が上がることもある(乗り換えでアラドを乗せた場合に「切り札じゃないの!?」という台詞がある程)。切り札より弾数が増加したが、大体の作品では射程1固定で移動後使用不可なのは変わらない。『第2次OG』では新録となったが、『OGs』では全キャラにあったとどめ台詞が今回はキョウスケ、タスク、ヴィレッタのみという謎の人選になっている。また、『OGs』ではリュウセイは「ファイナル・アルティメット・ジョーカー」と呼んでいたのだが、今回は「ファイナル・ジョーカー・カード」(「切り札」時の名称)で呼んでいる。つまりリュウセイがキャラとして間違ったのではなくスタッフが素で間違えている。
- 「エリアル」と名がついているにも関わらず空適応Bなことが多かったり、パターンの変更があっても必ず連携の序盤で相手を宙に浮かせる演出があったりすることから英単語としての「エリアル」ではなく格闘ゲーム等における空中コンボ、所謂「エリアルコンボ」から取った名前なのであろう。また、空Bの場合思ったより威力が出ず(作品によっては地形適応の仕様で威力が二重に下がることもある)、弾数が2発なので下手に使うのは勿体無いが、逆に2発あるため切り札と違い反撃武器に選ばれることがあるので、空の敵にうっかり使わないように注意しよう。とはいえあまり使いやすい武器でもないので、合体攻撃がある作品なら気軽に使うのも手ではある。
合体攻撃
- ランページ・ゴースト
- エクセレン・ブロウニングのライン・ヴァイスリッター(『IMPACT』のみヴァイスリッター)との合体攻撃。作品ごとにまったくモーションが違う事で有名だが、キョウスケの戦闘台詞の「援護しろ」だの「打ち合わせ通りに」だの「パターンを変える」だのから解る通り、各種曲芸じみた連携の全てがマニュアル操縦で行われている。ちなみにロイヤルハートブレイカーやツインバードストライクなど他の合体攻撃は基本的にOSに組み込んだパターンアタックであり、パターンRHBやモードTBS等のウェポンセレクター準備台詞が入る。マニュアルでこれほど精度の高い連携を行えるところからキョウスケとエクセレンの操縦技術の高さ、いかに相方の行動を理解出来ているかを垣間見ることが出来る。
- IMPACT版
- 先行するリーゼと併走させるようにヴァイスがスプリットミサイルを発射、上からリーゼがプラズマホーンで1撃さらに2撃目で吹き飛ばし、ヴァイスが零距離Bモード後Eモードで弾き返す。最後は、リーゼはバンカー、ヴァイスは3連ビームキャノン&プラズマカッター、という挟み打ち。
- GBA OG2版
- チェーンガンとビームキャノンで牽制した後ラインが放ったEモードを発射、突撃したリーゼがプラズマホーンで敵機を打ち上げてラインが放っているEモードの中に叩き込み、落ちてきたところにバンカー6連射を食らわせて再度打ち上げ、突っ込んできたラインがゼロ距離でBモードを連射、最後に両機で背後を取ってクレイモアとXモードの掃射で〆、という曲芸じみた動きになっている。
- OGS版
- ラインヴァイスのハウリング・ランチャーE連続射撃で牽制した後、突っ込んだリーゼがプラズマホーンで投げ飛ばし、バンカー6連発で吹っ飛ばした敵をラインが回り込んでBモードで撃ち返し、クレイモアで追撃したところに真下からリーゼのバンカー、真上からラインヴァイスのハウリング・ランチャーX。リーゼはバンカーで持ち上げた敵機を盾にしてXモードのビームの中を上昇していきラインヴァイスと交差して敵機を粉砕する連携攻撃。ジ・インスペクターでの対ラインヴァイス時の被弾無傷描写を見る限り、二人の息が恐ろしく合っているのに加え、ラインヴァイスの攻撃に当たっても自分は無傷(もしくは軽傷)ですむという認識からこのような頭のネジがぶっ飛んだような攻撃パターンになったと推測される(すれ違う間際には最大威力のビームが至近にあるため、無傷で済むはずはないのだが…)。が、そのジ・インスペクターではOP映像以外ではランページ・ゴーストは披露されていなかったりする(OPもハウリング・ランチャーE連続射撃の中をリーゼが突き進むという出だし部分のみ)。
- 第2次OG・30版
- アルトが敵機に向かい突進しつつ、5連チェーンガンでの牽制→空中からヴァイスがアルト突進方向にハウリングランチャーEを連射→ヴァイスがアルトと同じ高度で敵機背後に現れる、敵機を挟み込んで敵機を中心に周囲を移動してフェイント→背後に回ったアルトがバンカーで仕掛けてヴァイスのいる方向で撃ち飛ばし、ヴァイスのハウリングランチャーで受け止めた後にビームでアルトへ返し、同攻撃を複数回繰り返して愛のキャッチボールを開始→その後ヴァイスのハウリングランチャーを振り回して物理的撃ち返し、アルトのクレイモアを浴びせる→最後はアルトのバンカーで敵機を突き刺した後にヴァイスも合流してハウリングランチャーを敵機に突き付けて、バンカーとハウリングランチャーXでの一斉攻撃にて敵機を空中に打ち上げる(愛の打ち上げ花火)。もはや、完全に曲芸の域に達しており、弄ばれる敵機がかわいそうになる。
- E.D.N.(Eternaly Darning Nails)
- 『第2次OG』で追加されたアリエイル・オーグのフリッケライ・ガイストとの合体攻撃。
- それぞれ5連チェーンガンと3連マシンキャノンで牽制、突進するリーゼをフリッケライがスプリットミサイルでフォロー、リーゼがバンカーで打ち上げ、フリッケライがステークで拾って吹き飛ばしマシンキャノンで固定、リーゼがプラズマホーンで突進しつつカチ上げ、フリッケライがすれ違いざまにマグナムステークで地面に叩きつける。締めはアヴァランチ・クレイモアとフォース・レイの一斉射撃を浴びせる。文字通りアルト同士(キョウスケ談)だからこそ実現した合体攻撃。アリエイルをフォローしたりとエクセレンとの連携時とは違ったキョウスケが見られる。ちなみに弟分のビルガーはステークとクレイモアに相当する武器がないため合体攻撃が不可能(マリオン談)とのこと。
- いわゆる新規参戦補正で[2]『第2次OG』では射程こそランページより劣るものの威力・燃費はランページを上回っていた。ただし、リレーション補正の問題で最終的に発生するダメージはどうしてもランページに及ばない……と勘違いされやすい[3]がこれは少し複雑で、実際にはアルト側はエクセレンが隣接しているならE.D.N.を使った方がダメージが出る(そもそもエクセレンが隣接すれば武器に関係なくリレーション補正は貰えるし、逆にランページ使用時でも隣接していなければ補正は貰えない。ツインを組めば補正が1Lv上がるが同条件では逆転できない)。反対にパートナーからの使用時には、リレーション補正の有無によりランページが上回る。なお本作ではアリエイル、エクセレン共にデフォルトで援護攻撃を持つのでランページ、E.D.N.とも援護に組み込むこともできるが、その分要となるリーゼの負担が大きくなるのでENは優先的に強化しておきたい。『OGMD』で攻撃力は逆転して燃費と威力&射程での性能差となった。さらにこちらは互いの機体特性的に常時ツインを組みやすいのも大きな強み。
- ちなみに名称のE.D.N.はE.エクセレン D.旦那を N.寝取られる と揶揄されることがあるがキョウスケはエクセレンを本当に愛しており、アリエイルは妹のような存在であり、キョウスケに邪な感情はないので誤解のなきように。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 固定武器の全地形適応S
- GBA版『OG2』以後のOGシリーズで選択可能。リーゼの長所である火力を更に高める。
- 格闘武器の攻撃力+200
- 『第2次OG』。近時の作品で目立つダメージインフレ傾向を抑える方向の調整を象徴するもの。
- 格闘武器の攻撃力+100、武器「アヴァランチ・クレイモア」をダブルアタック可能に変更
- 『OGMD』。上記から更に攻撃力が落ちたが、クレイモアで敵を複数の敵を同時攻撃できるようになった。
- 全ての武器の地形適応がSになる。
- 『30』ではこちら。GBA版OG2・OGsの仕様が帰ってきた形になるが、相変わらず本体の空・海適性はB止まり。
- 機体の側の改造ボーナスによる地形適応一段階上昇は武器に適用されないため、安心して併用可能。実質、S-アダプターを貰えたようなものである。
機体BGM
対決・名場面
- 「白騎士の心」
- アインストに操られたエクセレンを取り戻すべく、仲間達からの激励叱咤を受け、アルトアイゼン・リーゼと共に立ち向かう。
- 対ART-1
- 『Another Century's Episode:R』にて。軍内部でのSRX計画とATX計画との優位性を確かめるべく、リュウセイのART-1とキョウスケのアルトアイゼン・リーゼとの模擬戦が行われた。『OG1』での前期機体同士の対決は引き分けだったが、今回の結果はリュウセイのART-1が勝利し、SRX計画の優位性を示すことなった。キョウスケはリュウセイの技量が優ったと言うが、軍内部がどのような反応を示すかは今後の展開次第である。
関連機体
- ヴァイスリッター
- 背部スタビライザーがヴァイスリッターの予備パーツを用いて制作されている。
- ゲシュペンストMk-III
- シャドウミラーが転移前の世界においてはこのリーゼに形状が似ていた。
余談
- アルトから本機への乗り継ぎはスパロボシリーズでも比較的珍しい「原型機の強化改造」だが、これについて寺田貴信プロデューサーは、(『COMPACT2』までの)従来のスパロボでは「新型機に乗り換える」パターンがほとんどだったため、敢えて「原型機が化ける」パターンを目指した旨を語っている[4]。現在ではむしろ強化改造による乗り継ぎが主流になっており、新型機への乗り換えの方が珍しくなっている[5]。
脚注
商品情報
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