「壇闘志也」の版間の差分
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2013年8月1日 (木) 01:04時点における版
壇闘志也(Toshiya Dan)
空雷王及びゴッドシグマのメインパイロット。木星の衛星、イオの開拓民二世。
トリニティシティ滞在中にエルダー軍の攻撃に巻き込まれ、なし崩しに空雷王に乗り込む。その後の適性検査がすば抜けてよかったので、正式にメインパイロットになった。
最初はエルダー軍に対する怒りと憎しみで戦っていたが、テラルとの邂逅、そしてエルダー軍の正体と目的を知ってからは平和を願うようになる。
お調子者で軟派な面もあるが、正義感が強く友情に厚い典型的な熱血漢といった性格で、終盤はトリニティ基地の実質的なリーダーとしてトリニティ基地の面々のまとめ役になる程に成長した。
エルダー軍との戦いが終わった後、テラルの遺志を継いで未来の地球からエルダー星を守る為、修復され復活したゴッドシグマだけを連れて、仲間達に見送られながら残されたタイムマシンで未来に向かった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 『ゴッドシグマ』の面々はコズミック・イラの世界の人間と設定されたため、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のキャラクター達とは絡みがある。隊長効果でブロッキングの発生率を大幅に上げられる。その為、自軍でも五指に数える事が出来るほどの圧倒的な生存力をゴッドシグマにもたらす。反面、使用頻度の高い精神コマンドを一手に引き受けており、大胆なSPの使い方をしていると、あっという間にSPが底を突く。ただしメインパイロットであるおかげで、強化パーツ等でその欠点を補うことは可能。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- フィンガーニードル使用時のカットインが新規追加されている一方、前作より流用されている無双剣使用時のカットインの画質が妙に荒い。同年代のスーパー系繋がりで、マリン共々ゴッドマーズのキャラとの絡みが多い。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 他のZEUTHの面々より遅れて中盤からの参戦。無双剣使用時のカットインが修正された他、ABにより切り払いの鬼になった。前作同様、ゴッドマーズのキャラとよく絡む。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
特殊技能
- 底力、ブロッキング、気力+ (ダメージ)
- いずれもゴッドシグマの機体性能や闘志也の隊長効果との相性が抜群で、非常に使い勝手が良い。後から追加するならば、EセーブやSPアップ、再攻撃、集束攻撃などの相性が良い。デフォルトの技能を上書きするなら、キラケンの気迫で気力を上げる事を考慮に入れて、気力+ (ダメージ)が良いだろう。
隊長効果
- ブロッキングの確率を+40%
- 剣と盾の両方を持つゴッドシグマとの相性は抜群。闘志也が底力を持つ事と併せて、非常に堅牢な守りを誇る。効果は小隊員にも及ぶ為、小隊員にはシールド防御が可能な機体&パイロットで統一すると良い。
エースボーナス
- 第2次Z破界篇
- シールド防御発生時、被ダメージ0.8倍
- 被ダメージを32%まで抑えるため鉄壁並みの耐久力となる。ボーナスを最大限生かすためには技量育成が必要で、ブロッキングを外せなくなるのが難点だが、防御選択時はブロッキングなしでも常にシールド防御になることを生かして援護防御役にするのもあり。
- 第2次Z再世篇
- 切り払いの条件を満たした時切り払いが必ず発生する
- 今作ではブロッキングは内蔵方式に変更されたため、実質的に実弾の通常射撃および通常格闘の攻撃を完全回避するとほぼ同義(メタルビーストのミサイルのように、一見切り払えそうで切り払えない武器もあるので注意)。A PORTABLEでの一矢のエースボーナスと同じ内容ではあるが、ダイモスと違いゴッドシグマには盾もあるため無類の耐久性能を誇るようになった。上がらないぶんの気力はキラケンの気迫でカバーしよう。
パイロットBGM
- 「がんばれ!宇宙の戦士」
- 原作OPテーマ。
人間関係
- ジュリィ野口
- 仲間。第1話で共闘してから意気投合し、時には現実主義的なジュリィと意見を戦わせながらも強い信頼関係がある。
- 吉良謙作
- 仲間。イオ以来の親友。
- 風見博士
- 38話でテラルやエルダー兵への尋問が明らかになる前は基本的には信頼関係にあったが、10話では仕事を理由に息子であるヤスジと会わない風見博士を批難したりした。38話以降は対立関係になるが、裏切り時には博士を撃つ事ができず、その後の博士の死を悼んだ。
- 春日理恵
- 仲間。
- ミナコ・マルチーノ
- 彼女からは第1話から好意を寄せられているが、彼女のアタックを苦手としている。
- 壇太一郎
- 父。
- テラル
- 敵だったが、心を通わせる。
- ガガーン
- 宿敵。
他作品との人間関係
スーパー系
- 神源五郎
- Zでは地球に帰って来た際に真っ先に出会い、船に乗せてもらうが、共に香月たちに取り囲まれてしまう。
- マリン・レイガン
- Zにて共演。性格は対照的だが、彼と友情を育む。第2次Z 破界篇では彼と共にマーグに人質に取られていた明神静子を救出した後、ZEXISとの合流を果たした。
- グレース・マリア・フリード
- ZSPDでサンドマン杯にて共闘。
- 明神タケル
- 第2次Zでは過酷な運命に翻弄される彼を何かと気遣う。
- ルイ
- 次元震でZEXIS世界に飛ばされた後、最初に出会った人間。後にバトルキャンプを訪ねてきた彼女と再会する。
- 田中司令
- 第2次Z破界篇でZEXIS世界へと飛ばされた後は、ドラゴンズハイヴによってバルディオス共々保護され、彼の管轄下に置かれていた。
ガンダムシリーズ
- シン・アスカ
- Zでは途中の分岐でも一緒に居る仲間。原作ルートの場合は、彼の説得を必死に試みる。
- ルナマリア・ホーク
- Zにて自身がコズミック・イラ世界のナチュラルでありながら、コーディネイターへの偏見を持っていないことを彼女から喜ばれた。
- アスラン・ザラ
- Zのセツコ編38話にて、優柔不断な彼に対し闘志也も非難をぶつけた。
バンプレストオリジナル
- ジ・エーデル・ベルナル
- Zにおいて風見博士を悪の道へと走らせた張本人。当然、その事でも彼に対して激怒していた。
名台詞
- 「俺達はな、イオを見てただ懐かしんでるんじゃない。エルダー星人を打ち破り、故郷での平和な生活を取り戻す決意を確かめているんだ。それが何故いけない?」
- 4話でジュリィがイオの映像を見る闘志也とキラケンを冷笑した際の反論。
- 「生きて、生き抜いてそれでこそ家族と会える。そう信じるしかないんだ!」
- 9話で行方不明になった家族の夢にうなされ、無謀にも単身陸震王でイオに向かおうとしたキラケンを諫めた際の台詞。
- 「そいつは理屈だよ。親と子が顔を合わせたいのは理屈抜きの筈だ!」
- 10話より。仕事を理由に息子であるヤスジと会おうとしない風見博士に憤っての台詞。父と離れ離れになっている闘志也だからこそ、ヤスジの父への思慕を理解していた。
- 「言ってる事は筋は通ってるけど、血は通ってねえな。俺はそんな気がする」
- 10話より。かつて研究者になったのが少年時代に泣き虫であった事を克服する為であった事を語る風見博士に対し、それがヤスジに対する冷たさの原因と批難する。
- 「でもよ、戦士のプライドって奴は眩しいものよ。あのライトよりもずっと眩しくて時には目のくらむ事もあらわねえ。(テラルって奴ぁ、案外いい奴かもな)」
- 廃墟のスタジアムでテラルと決闘した際、殺せる状況でありながらも結局、翔太とミチを殺さなかったテラルを賞賛して。
- 「お前は故郷エルダーの為に戦っている。俺も故郷イオの為に戦っている。ならば、共通の敵を倒す為にお互いの憎しみを断ちきる。我が友テラル…」
- エルダーが未来の地球に侵略されている事実を知り、トリニティエネルギー装置を破壊しようとするテラルを止め、彼の故郷にかける想いを理解して歩み寄った際の台詞。テラルも我が友という言葉に心を動かされる事になる。
- 「こんな事をして、一体何になるんだ! 博士!こんな事をして、地球に平和が来るわけがねえじゃねえか!そうだろ!そうだろ博士!」
- テラルの記憶を強引に引き出そうとする風見博士を咎めた際、あくまでも地球の平和の為だと言い張る風見博士に対して。
- 「あなたが夢にまで見た、憧れのエルダー星に向かっています。さよなら、風見博士…」
- 47話ラスト、宇宙に放たれた風見博士の柩を見送って。
- 「基地の全員に告ぐ、我々はあと40分もすればイオの地ににおりたつであろう。戦いに倒れた者に一目イオの地を見せたく…その仲間達の悲しみを乗り越えて 我々はどんな事があっても敵エルダーを倒さねばならない。」
「諸君の中にはイオに父や母、そして弟や妹がいる者も多いだろう。その人達は我々がイオの地に立つ時を待ち焦がれているのだ」
もう、これ以上時間が無い。諸君、我々は全力を振り絞って敵エルダーをイオから追い出そう!そして再び平和なイオにするのだ」 - 48話でイオに到着した際の演説。
- 「イオ、平和を目指して戦った人の命を背負い、今ここに俺達の力の全てを賭ける! いいか、みんな! いくぞ!」
- 最終決戦、ガガーンの乗るガルゴスに対して最後の切り札であるビックウィングを仕掛ける事を決意した時の台詞。
- 「ガガーン!この銃にイオの仲間、地球の仲間、そして虫けらのように殺された仲間の怒りが込められている!」
「この銃には最後まで平和を叫び続けた人々の魂が宿っているんだ!」
「…貴様のような奴はこの世に生かしてはおけぬ!」
「平和の為に俺はお前を殺す!」 - ガガーンを追い詰め、遂にとどめをさした時の一連の台詞。この時、ガガーンの銃は何かの力が働いたのか全く闘志也に当たらず、闘志也もかなり鬼気迫る表情となっている。
- (みんな…イオを頼んだぞ!いつの日か故郷イオに戻れる日まで!)
- 最終回、仲間達に見送られ、ただ一人未来へと向かう闘志也の心中。
スパロボシリーズの名台詞
- 「許さねえ! お前達は外道以下だ!」
- Zの第33話「星が輝く時」より。人間爆弾イベントの後、それを実行したガイゾックに激怒していた。
- 「お前はそうやっていつまでもためらっていればいい…!だが、俺達はやるぞ!」
- Zの38話にて。優柔不断な態度が悪化したアスランを非難する鉄也に続いて、彼も突き放すような台詞を言う。先述の通り闘志也はZではコズミック・イラ世界の人物として設定されており、アスランの巻き込まれた境遇も知っていた。そのため彼には同情もしていたが、遂に我慢しきれなくなってしまったようだ。
- 「どうせ送ってくるなら、メイドロボやナースロボにしてくれよな!」
- 第2次Z 破界篇でガミアQを退け、甲児の救援に駆け付けたZEXISに狼狽するあしゅら男爵へ発した軽口。ちなみにメイドもナースも、『真マジンガー』でガミアQ3が披露したコスプレの職種。
- 「平気で嘘を吐くような人間を信用するなってのは、ガキの頃から教え込まれてんだよ!」
- 南極におけるアリエティスとの戦闘前会話。十八番の虚言をあっさり一蹴された事で、闘志也を苦手なタイプと評したアイムへゴッドシグマの「キツイお仕置き」が炸裂する。
- 「そんなものは、ただの結果だろうが!俺達だって色んな力を集めて、何度も逆境をひっくり返してきた!」
「奴等が暗黒の力で襲ってくるなら、俺達は光の力で、それを跳ね返してきたんだ!」
「悪に負けない心が、光の力だ!お前にだって、それが有る筈だ!」 - 第2次Z 再世篇中盤でタケルの窮地に駆け付け、暗黒の力の猛威を訴えるオリバー&雷太へ反論した後、デビルリングの前に戦意を失いそうだったタケルを鼓舞する。闘志也のこの檄はタケルのみならず、ブラックオックスにまで感銘を与えた。
- 「馬鹿野郎が…!軌道エレベーターを造るのに、どれだけの人の苦労があったが分かってるのかよ!」
「何が治安維持部隊だ!許さねえぞ、アロウズ!!」 - 次元獣&インベーダーの妨害をかわしつつ必死に破片処理作業を行ないながら、「ブレイク・ピラー」という最悪の事態を引き起こしたアロウズへ怒りの咆哮を上げる。
- 「何が死の領域だ!広い宇宙を相手にしてきた俺が、そんなオカルトにビビると思うなよ!」
「悪霊相手に威張っている王様に見せてやる!生きている人間の闘志を、怒りを、力を!」 - 「死の領域」での最終決戦で、「暗黒の力」が弱体化したにも関わらず悪足掻きを見せるズール皇帝へ叩き付けた啖呵。
- 「どうやらオツムの方は進化から取り残されているようだな!」
- コーウェン&スティンガーとの戦闘前会話。自らを「宇宙の覇者」と自惚れる化物の傲慢さを斬り捨てる。
搭乗機体
余談
- 富山敬氏が故人のため、Zでは代役で関智一氏が演じたが、「ゴッドシグマ」という名称や「ゴッド~」といった技名が原因で『機動武闘伝Gガンダム』のノリで演じてしまうことが多く、収録には苦労したらしい。
- 富山氏が演じたキャラクターの多くはデューク・フリードなどのように山寺宏一氏が代役として起用されることが多い。Zで闘志也に関氏が起用された理由の1つとして、闘志也のキャラクターデザイン原案者・新谷かおる氏の代表作である漫画『エリア88』のミッキー・サイモン役(旧アニメが富山氏、新アニメが関氏)があるのではないかとの推測がある。