「悪霊将軍ハーディアス」の版間の差分

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*種族:悪霊型[[戦闘獣]]
 
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*性別:男
 
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*身長:23m
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*体重:250t
 
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*所属:[[ミケーネ帝国]]
 
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最終決戦では、他の将軍がまともに戦いもせず敗れてゆく中、唯一人勇敢に[[マジンガーZ]]と立ち向かったが、鎌を投げ返された挙句ルストハリケーンで[[無敵要塞デモニカ|デモニカ]]に叩きつけられ、力及ばず倒された。
 
最終決戦では、他の将軍がまともに戦いもせず敗れてゆく中、唯一人勇敢に[[マジンガーZ]]と立ち向かったが、鎌を投げ返された挙句ルストハリケーンで[[無敵要塞デモニカ|デモニカ]]に叩きつけられ、力及ばず倒された。
  
永井豪の漫画版では、幻覚を使い[[剣鉄也]]を翻弄する。しかし、演出ミスから幻覚を見破られ、七大将軍最初の戦死者になる。
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永井豪氏の[[漫画|漫画版]]では、幻覚を使い[[剣鉄也]]を翻弄する。しかし、演出ミスから幻覚を見破られ、七大将軍最初の戦死者になる。
  
 
=== [[マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍]] ===
 
=== [[マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍]] ===
 
OVA版ではデザインがかなりアレンジされ、死神を思わせる姿から一変し、文字通り悪霊を彷彿とさせるようなデザインとなった。
 
OVA版ではデザインがかなりアレンジされ、死神を思わせる姿から一変し、文字通り悪霊を彷彿とさせるようなデザインとなった。
 
特に腹部の顔が本体だったのが、左手の顔が本体になっているので、[[超人将軍ユリシーザー|ユリシーザー]]と同じく原作と本体の位置が変化している。
 
特に腹部の顔が本体だったのが、左手の顔が本体になっているので、[[超人将軍ユリシーザー|ユリシーザー]]と同じく原作と本体の位置が変化している。
またキャラクター性にも大きな変化があり、なんとオカマ口調を喋る。
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また、キャラクター性にも大きな変化があり、なんと'''オネエ口調'''で喋る。
  
 
[[ニューヨーク]]で[[ビューナスA]]を撃破し、[[超人将軍ユリシーザー]]、[[妖爬虫将軍ドレイドウ]]と共に[[光子力研究所]]に攻め入るが、[[マジンカイザー]]の冷凍ビームによって瞬殺される。
 
[[ニューヨーク]]で[[ビューナスA]]を撃破し、[[超人将軍ユリシーザー]]、[[妖爬虫将軍ドレイドウ]]と共に[[光子力研究所]]に攻め入るが、[[マジンカイザー]]の冷凍ビームによって瞬殺される。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
「悪霊型のメカ」という点が他の敵勢力には見られず'''ミケーネ帝国の独自性'''として扱われたため、彼自身のスパロボへの登場頻度は、他の将軍たちよりも高い。
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「悪霊型のメカ」という点が他の敵勢力には見られず'''ミケーネ帝国の独自性'''として扱われたため、彼自身のスパロボへの登場頻度は、他の将軍達よりも高い。
さらに部下である悪霊型戦闘獣も種類こそ少ないが、彼を含めて殆どがスパロボへの出演経験済みというほどである。漫画版のゾンビールを除けば、残るはマミレスだけである。
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さらに部下である悪霊型戦闘獣も種類こそ少ないが、ハーディアスを含めて殆どがスパロボへの出演経験済みというほどである。漫画版のゾンビールを除けば、残るはマミレスだけである。
  
ただし彼の初登場である第4次では色々と悲惨なデビューで、[[妖爬虫将軍ドレイドウ|ドレイドウ]]、[[獣魔将軍]]と共にボス系でありながら武器の性能が非常に低いためかなり弱い。パイロットの性格と移動力などの面から若干ハーディアスの方が強いが五十歩百歩という有様。
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ただし彼の初登場である『第4次』では色々と悲惨なデビューで、[[妖爬虫将軍ドレイドウ|ドレイドウ]]、[[獣魔将軍]]と共にボス系でありながら武器の性能が非常に低いため、かなり弱い。パイロットの性格と移動力などの面から若干ハーディアスの方が強いが五十歩百歩という有様。
しかし、その後の[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]では大幅にパワーアップして再登場を果たしているのでファンには嬉しいところ。
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しかし、その後の『第2次α』では大幅にパワーアップして再登場を果たしているのでファンには嬉しいところ。
  
 
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;[[第4次スーパーロボット大戦]]
 
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:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の幹部として序盤から何度か登場する。
 
:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の幹部として序盤から何度か登場する。
:しかし初登場マップ「謎の訪問者」では[[ティターンズ]]が味方[[NPC]]として増援に来ると部下を置いて逃亡するという情けない行動を起こし、ライラには「逃げ足だけは達者だねぇ」と馬鹿にされる。ルート次第ではこの時点で破壊することが可能だが、リセットが必須になるなど難易度はなかなか高い。
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:しかし初登場マップ「謎の訪問者」では[[ティターンズ]]が味方[[NPC]]として増援に来ると、部下を置いて逃亡するという情けない行動を起こし、[[ライラ・ミラ・ライラ|ライラ]]には'''「逃げ足だけは達者だねぇ」'''と馬鹿にされる。
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:ルート次第ではこの時点で破壊することが可能だが、リセットが必須になるなど難易度はなかなか高い。
 
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
 
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::基本的には『第4次』と同じだが、[[妖爬虫将軍ドレイドウ|ドレイドウ]]共々マップ「コロスとドン・ザウサー」にも登場するようになったため、出番が1回増えている。
 
::基本的には『第4次』と同じだが、[[妖爬虫将軍ドレイドウ|ドレイドウ]]共々マップ「コロスとドン・ザウサー」にも登場するようになったため、出番が1回増えている。
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=== [[αシリーズ]] ===
 
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;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:原作通り[[暗黒大将軍]]の部下として[[超人将軍ユリシーザー|ユリシーザー]]、[[怪鳥将軍バーダラー|バーダラー]]と共に登場する。<br />ゼンガールートでは配下の戦闘獣[[サイコベアー]]を使って[[剣鉄也]]に呪いをかけた。その際鉄也は[[スーパーロボット大戦α外伝|未来世界]]での事も踏まえて「2度も同じ手は食わん」と発言する。<br />最後はミケーネの決戦の時に[[地獄大元帥]]を除く他の幹部もろとも倒される。<br />悲惨なデビューであった第4次と時とは異なり、七大将軍で唯一[[分身]]能力があったり戦闘アニメがすごいことになっているなど、名誉の挽回が見られる。
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:原作通り[[暗黒大将軍]]の部下として[[超人将軍ユリシーザー|ユリシーザー]]、[[怪鳥将軍バーダラー|バーダラー]]と共に登場する。
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:[[ゼンガー・ゾンボルト|ゼンガー]]ルートでは配下の戦闘獣[[サイコベアー]]を使って[[剣鉄也]]に呪いをかけた。その際鉄也は[[スーパーロボット大戦α外伝|未来世界]]での事も踏まえて「2度も同じ手は食わん」と発言する。最後はミケーネの決戦の時に[[地獄大元帥]]を除く他の幹部もろとも倒される。
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:悲惨なデビューであった『第4次』の時とは異なり、七大将軍で唯一[[分身]]能力があったり戦闘アニメがすごいことになっているなど、名誉の挽回が見られる。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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;[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]
 
;[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]
 
:魔神族の兵士の1人として登場。武衆はフライヤー。
 
:魔神族の兵士の1人として登場。武衆はフライヤー。
:七大将軍の中で唯一の出演だが、原作では部下のはずのダンテは指揮官なのに彼は兵士から始まる。
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:七大将軍の中で唯一の出演だが、'''原作では(部下扱いの)ダンテは[[指揮官]]なのに、ハーディアスは兵士から始まる'''。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;カーズ/呪術
 
;カーズ/呪術
:悪霊将軍の名に恥じない妖術を使って敵を攻撃する。射程が長いのが特徴。
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:悪霊将軍の名に恥じない妖術を使って敵を攻撃する。
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]で必見の戦闘アニメであるほか、[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]でも当時にしては凝った戦闘アニメが用意されている。気力・SP低下の[[特殊効果]]を持つ。
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:[[射程]]が長いのが特徴。[[気力]]およびSP低下の[[特殊効果]]を持つ点が、厄介。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』で必見の戦闘アニメである他、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』でも当時にしては凝った戦闘アニメが用意されている。
 
;ヘルファイヤー
 
;ヘルファイヤー
 
:左手の先にある人面から吐く高熱の炎。
 
:左手の先にある人面から吐く高熱の炎。
:残念ながら第2次αでは未採用。攻撃力低下の[[特殊効果]]を持つ。
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:攻撃力低下の[[特殊効果]]を持つ。残念ながら『第2次α』では未採用。
 
;イビルサイズ/鎌
 
;イビルサイズ/鎌
 
:右手に持つ大きな鎌。
 
:右手に持つ大きな鎌。
:第2次αでは鎌を投げつけたと思いきや悪霊将軍らしい非常に見応えのある戦闘アニメを見せてくれる。
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:『第2次α』では鎌を投げつけたと思いきや、悪霊将軍らしい非常に見応えの有る戦闘アニメを見せてくれる。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
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;[[分身]]
 
;[[分身]]
:なんと第2次αでは彼だけが将軍の中で唯一分身ができる。
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:なんと、『第2次α』ではハーディアスだけが[[7つの軍団|七大将軍]]の中で唯一分身ができる。
  
 
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:新しい上官。
 
:新しい上官。
 
;[[獣魔将軍]]
 
;[[獣魔将軍]]
:設定上は上役…のはずだが、[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]では格下扱いしている。
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:設定上は上役…のはずだが、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』では格下扱いしている。
 
;[[超人将軍ユリシーザー]]、[[妖爬虫将軍ドレイドウ]]
 
;[[超人将軍ユリシーザー]]、[[妖爬虫将軍ドレイドウ]]
:同僚。OVA版では一緒に[[光子力研究所]]へ攻め入る。
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:同僚。[[OVA|OVA版]]では一緒に[[光子力研究所]]へ攻め入る。
 
;[[怪鳥将軍バーダラー]]
 
;[[怪鳥将軍バーダラー]]
 
:同僚。
 
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:同僚。SRW未登場。
 
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;[[ゴーゴン大公]]
 
;[[ゴーゴン大公]]
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]では、[[地獄大元帥]]の副官として威張り散らす彼に辟易する(原作ではユリシーザーとアンゴラスの役回り)。
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:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では、[[地獄大元帥]]の副官として威張り散らす彼に辟易する(原作ではユリシーザーとアンゴラスの役回り)。
 
;[[ダンテ]]
 
;[[ダンテ]]
 
:同じ悪霊型戦闘獣だが、獣魔将軍ないしは暗黒大将軍の直属ともとれるため、部下かは不明。
 
:同じ悪霊型戦闘獣だが、獣魔将軍ないしは暗黒大将軍の直属ともとれるため、部下かは不明。
 
;[[ズガール]]、[[サイコベアー]]
 
;[[ズガール]]、[[サイコベアー]]
:部下。原作に出てきた悪霊型戦闘獣はこの二体とダンテ、マミレス(SRW未登場)、ゾンビール(永井豪の漫画版にのみ登場)の'''5体'''しかいない。しかし、スパロボへの採用率だけ見れば5体中3体…つまりは'''60%'''と、他の六つの軍団を圧倒している。
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:部下。原作に出てきた悪霊型戦闘獣は上記の2体とダンテ、マミレス(SRW未登場)、ゾンビール(永井豪氏の[[漫画|漫画版]]にのみ登場)を併せた'''5体'''しかいない。
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:しかし、SRWへの採用率だけ見れば、5体中3体…つまりは'''60%'''と、他の六つの軍団を圧倒している。
 
;[[炎ジュン]]
 
;[[炎ジュン]]
 
:OVA版では、命からがら脱出した彼女を放置し、ビューナスAのみを執拗に破壊した。
 
:OVA版では、命からがら脱出した彼女を放置し、ビューナスAのみを執拗に破壊した。
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== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
;[[ダバ・マイロード]]
 
;[[ダバ・マイロード]]
:[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])では、地球に漂着してきた彼と仲間たちを連行しようと目論む。おかげで「地球人」全体が誤解されるところだった。
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:[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])』では、[[地球]]に漂着してきた彼と仲間達を連行しようと目論む。おかげで「地球人」全体が誤解されるところだった。
 
;[[ティターンズ]]の面々
 
;[[ティターンズ]]の面々
:[[旧シリーズ]]では[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]における同僚だった。それゆえ、第4次(S)では地球連邦に降った彼等彼女等を裏切り者呼ばわりする。
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:[[旧シリーズ]]では[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]における同僚だった。それ故、『第4次(S)』では[[地球連邦政府]]に降った彼等を「[[裏切りイベント|裏切り者]]」呼ばわりする。
  
== 名台詞 ==
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== 名(迷)台詞 ==
;「死ねぇ! 死ぬのよ! 死になさい! 全く! しつこい! ブスねぇ!」
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;「死ねぇ! 死ぬのよ! 死になさい! 全く! しつこい! ブスねぇ!」
:OVA版で[[ビューナスA]]を執拗に鎌で破壊しながら発したオカマ言葉。ビューナスの外見がよほどお気に召さないらしい。
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:OVA版で[[ビューナスA]]を執拗に鎌で破壊しながら発したオネエ言葉。どうやら、ビューナスの外見がよほどお気に召さないらしい。
  
 
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
 
;「わしは用事を思い出した。では、さらばだ!」
 
;「わしは用事を思い出した。では、さらばだ!」
:[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])「謎の訪問者」にて。状況が不利と感じたハーディアスはこのセリフと共に撤退してしまい、部下にも「は?」と言われ、[[ライラ・ミラ・ライラ|ライラ]]もその情けなさに呆れていた。
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:[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])』の「謎の訪問者」より。
;「黙れ、ゴーゴン! 貴様の下などで戦っていられるか! 俺は帰らせてもらうぞ!」
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:状況が不利と感じたハーディアスはこの台詞と共に撤退してしまい、部下にも「は?」と言われ、[[ライラ・ミラ・ライラ|ライラ]]もその情けなさに呆れていた。
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』第43話「スーパーロボット軍団、怒りの大反撃!!」に於ける撃墜時のやりとりより。[[ゴーゴン大公|ゴーゴン]]の横柄さに憤っての台詞。まるで推理物の[[死亡フラグ|「焦って自室に帰ろうとする人物」]]のような言い回しである。
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;「黙れ、ゴーゴン! 貴様の下などで戦っていられるか! 俺は帰らせてもらうぞ!」
;「くそ…人間共め…!我が身体滅ぶとも、その魂は永遠に貴様達を呪い続けて…う…うわっ!」
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:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』第43話「スーパーロボット軍団、怒りの大反撃!!」に於ける撃墜時のやりとりより。[[ゴーゴン大公|ゴーゴン]]の横柄さに憤っての台詞。
:第2次αの最終決戦では、この怨嗟の言葉と共に砕け散る。
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:まるで、推理物の[[死亡フラグ|「焦って自室に帰ろうとする人物」]]のような言い回しである。
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;「くそ…人間共め…! 我が身体滅ぶとも、その魂は永遠に貴様達を呪い続けて…う…うわっ!」
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:『第2次α』の最終決戦では、この怨嗟の言葉と共に砕け散る。
 
;「卑怯もラッキョウもないわよ!」
 
;「卑怯もラッキョウもないわよ!」
:[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]にて。
+
:[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』より。
  
 
{{マジンガーシリーズ}}
 
{{マジンガーシリーズ}}

2016年12月3日 (土) 01:48時点における版

概要

ミケーネ帝国の将軍の一人。暗黒大将軍率いる7つの軍団の一つ・悪霊型戦闘獣軍団を率いる長。

手に持った巨大な鎌を初めとし、骸骨がボロ切れを纏ったようなその姿はまるで死神を思わせる不気味さを演出している。頭部の髑髏が逆さまである点も特徴的。

部下共々出番は七大将軍で最も少ないものの、その非常に印象深い姿はやはり部下共々インパクトが強く悪霊型戦闘獣軍団はゲームでの出番も多い。 大きな鎌は勿論、手の先に付けられた顔の口から吐く五万度の火炎などを武器とし、自分の足を棍棒代わりに使うという奥の手も披露している。

最終決戦では、他の将軍がまともに戦いもせず敗れてゆく中、唯一人勇敢にマジンガーZと立ち向かったが、鎌を投げ返された挙句ルストハリケーンでデモニカに叩きつけられ、力及ばず倒された。

永井豪氏の漫画版では、幻覚を使い剣鉄也を翻弄する。しかし、演出ミスから幻覚を見破られ、七大将軍最初の戦死者になる。

マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍

OVA版ではデザインがかなりアレンジされ、死神を思わせる姿から一変し、文字通り悪霊を彷彿とさせるようなデザインとなった。 特に腹部の顔が本体だったのが、左手の顔が本体になっているので、ユリシーザーと同じく原作と本体の位置が変化している。 また、キャラクター性にも大きな変化があり、なんとオネエ口調で喋る。

ニューヨークビューナスAを撃破し、超人将軍ユリシーザー妖爬虫将軍ドレイドウと共に光子力研究所に攻め入るが、マジンカイザーの冷凍ビームによって瞬殺される。

真マジンガー 衝撃! Z編

最終回では、あしゅら男爵の自害による儀式によって復活したミケーネの神々の一柱として、シルエットのみの姿で登場。

登場作品と役柄

「悪霊型のメカ」という点が他の敵勢力には見られずミケーネ帝国の独自性として扱われたため、彼自身のスパロボへの登場頻度は、他の将軍達よりも高い。 さらに部下である悪霊型戦闘獣も種類こそ少ないが、ハーディアスを含めて殆どがスパロボへの出演経験済みというほどである。漫画版のゾンビールを除けば、残るはマミレスだけである。

ただし彼の初登場である『第4次』では色々と悲惨なデビューで、ドレイドウ獣魔将軍と共にボス系でありながら武器の性能が非常に低いため、かなり弱い。パイロットの性格と移動力などの面から若干ハーディアスの方が強いが五十歩百歩という有様。 しかし、その後の『第2次α』では大幅にパワーアップして再登場を果たしているのでファンには嬉しいところ。

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦
DCの幹部として序盤から何度か登場する。
しかし初登場マップ「謎の訪問者」ではティターンズが味方NPCとして増援に来ると、部下を置いて逃亡するという情けない行動を起こし、ライラには「逃げ足だけは達者だねぇ」と馬鹿にされる。
ルート次第ではこの時点で破壊することが可能だが、リセットが必須になるなど難易度はなかなか高い。
第4次スーパーロボット大戦S
基本的には『第4次』と同じだが、ドレイドウ共々マップ「コロスとドン・ザウサー」にも登場するようになったため、出番が1回増えている。
スーパーロボット大戦Fスーパーロボット大戦F完結編
本編未登場だが没データが存在する。

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
原作通り暗黒大将軍の部下としてユリシーザーバーダラーと共に登場する。
ゼンガールートでは配下の戦闘獣サイコベアーを使って剣鉄也に呪いをかけた。その際鉄也は未来世界での事も踏まえて「2度も同じ手は食わん」と発言する。最後はミケーネの決戦の時に地獄大元帥を除く他の幹部もろとも倒される。
悲惨なデビューであった『第4次』の時とは異なり、七大将軍で唯一分身能力があったり戦闘アニメがすごいことになっているなど、名誉の挽回が見られる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
OVA版で登場。しかし、ミケーネ帝国自体の扱いが悪く、ルートによっては顔も出ない。
スーパーロボット大戦W
OVA版で登場。1度だけユニットとして登場する。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle

関連作品

バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法
魔神族の兵士の1人として登場。武衆はフライヤー。
七大将軍の中で唯一の出演だが、原作では(部下扱いの)ダンテは指揮官なのに、ハーディアスは兵士から始まる

装備・機能

武装・必殺武器

カーズ/呪術
悪霊将軍の名に恥じない妖術を使って敵を攻撃する。
射程が長いのが特徴。気力およびSP低下の特殊効果を持つ点が、厄介。
第2次α』で必見の戦闘アニメである他、『第4次』でも当時にしては凝った戦闘アニメが用意されている。
ヘルファイヤー
左手の先にある人面から吐く高熱の炎。
攻撃力低下の特殊効果を持つ。残念ながら『第2次α』では未採用。
イビルサイズ/鎌
右手に持つ大きな鎌。
『第2次α』では鎌を投げつけたと思いきや、悪霊将軍らしい非常に見応えの有る戦闘アニメを見せてくれる。

特殊能力

分身
なんと、『第2次α』ではハーディアスだけが七大将軍の中で唯一分身ができる。

移動タイプ

サイズ

M

パイロットステータス設定の傾向

特殊技能(特殊スキル)

J
底力L8、援護攻撃L3
W
底力L8、援護攻撃L3、マルチコンボL2

人間関係

闇の帝王
主君。
暗黒大将軍
上官。まともな出番は彼の配下の時だけだった。
地獄大元帥
新しい上官。
獣魔将軍
設定上は上役…のはずだが、『第4次』では格下扱いしている。
超人将軍ユリシーザー妖爬虫将軍ドレイドウ
同僚。OVA版では一緒に光子力研究所へ攻め入る。
怪鳥将軍バーダラー
同僚。
魔魚将軍アンゴラス大昆虫将軍スカラベス猛獣将軍ライガーン
同僚。SRW未登場。
ゴーゴン大公
第2次α』では、地獄大元帥の副官として威張り散らす彼に辟易する(原作ではユリシーザーとアンゴラスの役回り)。
ダンテ
同じ悪霊型戦闘獣だが、獣魔将軍ないしは暗黒大将軍の直属ともとれるため、部下かは不明。
ズガールサイコベアー
部下。原作に出てきた悪霊型戦闘獣は上記の2体とダンテ、マミレス(SRW未登場)、ゾンビール(永井豪氏の漫画版にのみ登場)を併せた5体しかいない。
しかし、SRWへの採用率だけ見れば、5体中3体…つまりは60%と、他の六つの軍団を圧倒している。
炎ジュン
OVA版では、命からがら脱出した彼女を放置し、ビューナスAのみを執拗に破壊した。

他作品との人間関係

ダバ・マイロード
第4次S)』では、地球に漂着してきた彼と仲間達を連行しようと目論む。おかげで「地球人」全体が誤解されるところだった。
ティターンズの面々
旧シリーズではDCにおける同僚だった。それ故、『第4次(S)』では地球連邦政府に降った彼等を「裏切り者」呼ばわりする。

名(迷)台詞

「死ねぇ! 死ぬのよ! 死になさい! 全く! しつこい! ブスねぇ!」
OVA版でビューナスAを執拗に鎌で破壊しながら発したオネエ言葉。どうやら、ビューナスの外見がよほどお気に召さないらしい。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

「わしは用事を思い出した。では、さらばだ!」
第4次S)』の「謎の訪問者」より。
状況が不利と感じたハーディアスはこの台詞と共に撤退してしまい、部下にも「は?」と言われ、ライラもその情けなさに呆れていた。
「黙れ、ゴーゴン! 貴様の下などで戦っていられるか! 俺は帰らせてもらうぞ!」
第2次α』第43話「スーパーロボット軍団、怒りの大反撃!!」に於ける撃墜時のやりとりより。ゴーゴンの横柄さに憤っての台詞。
まるで、推理物の「焦って自室に帰ろうとする人物」のような言い回しである。
「くそ…人間共め…! 我が身体滅ぶとも、その魂は永遠に貴様達を呪い続けて…う…うわっ!」
『第2次α』の最終決戦では、この怨嗟の言葉と共に砕け散る。
「卑怯もラッキョウもないわよ!」
CC』より。