「スーパーロボット大戦シリーズ」の版間の差分
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相応の手間はかかるが能力値の低い脇役キャラクターやロボットを育成・強化し一線級で戦わせることが出来るなど攻略面の自由度も高い。 | 相応の手間はかかるが能力値の低い脇役キャラクターやロボットを育成・強化し一線級で戦わせることが出来るなど攻略面の自由度も高い。 | ||
また[[隠し要素]]も多く、それらを達成しようとすると必然的に難易度は上昇する。 | また[[隠し要素]]も多く、それらを達成しようとすると必然的に難易度は上昇する。 | ||
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+ | :第一作『[[スーパーロボット大戦]]』は[[スタッフ:バンプレスト|バンプレスト]]より1991年4月20日に発売された。バンプレストは2006年にバンダイの子会社となり、翌2007年にはゲーム事業をバンダイナムコゲームスに移管し、以降はプライズ事業を行っている。2007年の『[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]』がバンプレストより発売された最後のスパロボである。 | ||
+ | ;*バンダイナムコ | ||
+ | :2008年発売の『[[スーパーロボット大戦|Z]]』『[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ|無限のフロンティア]]』以降の作品はバンダイナムコゲームスより発売されている。同社は2015年に社名をバンダイナムコエンターテインメントに変更している。 | ||
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+ | ;*[[スタッフ:ウィンキーソフト|ウィンキーソフト]] | ||
+ | :第一作から1999年発売の『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|コンプリートボックス]]』までは[[スタッフ:ウィンキーソフト|ウィンキーソフト]]が開発を行っている。同社は外伝作品『[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|魔装機神]]』の一部版権を有しており、2010年から2014年に発売された[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|リメイク版]]とその続編の制作も担当している。 | ||
+ | ;*バンプレソフト | ||
+ | :1999年以降の作品である『[[スーパーロボット大戦α|α]]』シリーズや携帯版『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION|OG]]』シリーズは、[[スタッフ:バンプレスト|バンプレスト]]のゲーム開発部門を子会社化した[[スタッフ:バンプレソフト|バンプレソフト]]が行っている。2011年にバンプレソフトは、『ギレンの野望』シリーズや『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|Scramble Commander 2nd]]』を製作したバンダイのゲーム開発子会社のベックと合併し、[[スタッフ:B.B.スタジオ|B.B.スタジオ]]となった。 | ||
+ | ;*[[スタッフ:B.B.スタジオ|B.B.スタジオ]] | ||
+ | :[[スタッフ:B.B.スタジオ|B.B.スタジオ]]は、2011年以降の『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z]]』シリーズや2019年配信のスマートフォンアプリ『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』の開発を行っている。なお、寺田Pとして知られる[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]氏は2021年に同社を退職し、プロデューサーではなく、フリーランスのスーパーバイザーとしてシリーズに携わっている。 | ||
+ | ;*[[スタッフ:トーセ|トーセ]] | ||
+ | :国内のゲーム開発大手で、開発に携わったタイトルを公表していないが、1999年からの『[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]』シリーズや、据置版『[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OG]]』シリーズの行っているとされている。 | ||
== 商業実績 == | == 商業実績 == | ||
− | タイトルでのシリーズ系統(「[[αシリーズ]]」「[[OGシリーズ]] | + | タイトルでのシリーズ系統(「[[αシリーズ]]」「[[OGシリーズ]]」など)とは別に、大別して据置型ゲーム機で発売されるシリーズと、携帯型ゲーム機で発売されるシリーズ、それ以外といった3種に分けられる。この内いわゆる「王道シリーズ」と呼ばれる一連の作品群は毎作50~30万超の安定したセールスを記録している。2022年にはシリーズにおける累計出荷本数が2000万本を突破した。 |
一方で権利関係上海外での展開が極めて難しいシリーズであるため、海外では「OGシリーズ」などを除きほとんど販売されていなかったが、2017年発売の『[[スーパーロボット大戦V]]』を皮切りに本格的に海外市場を視野に入れた展開が行われている。 | 一方で権利関係上海外での展開が極めて難しいシリーズであるため、海外では「OGシリーズ」などを除きほとんど販売されていなかったが、2017年発売の『[[スーパーロボット大戦V]]』を皮切りに本格的に海外市場を視野に入れた展開が行われている。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
*2021年6月、ギネスワールドレコーズにより本シリーズが「ロールプレイングビデオゲームシリーズにおけるIPライセンス最多数タイトル」として認定された。これには「IPライセンスが与えられた作品」と定義され、コミック・アニメ・パチンコと言ったゲーム外メディアも一括した全商品がカウントされており、ギネス記録が行われた2021年3月時点で274作品にも登る。 | *2021年6月、ギネスワールドレコーズにより本シリーズが「ロールプレイングビデオゲームシリーズにおけるIPライセンス最多数タイトル」として認定された。これには「IPライセンスが与えられた作品」と定義され、コミック・アニメ・パチンコと言ったゲーム外メディアも一括した全商品がカウントされており、ギネス記録が行われた2021年3月時点で274作品にも登る。 | ||
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2023年10月21日 (土) 07:12時点における版
- 個別の作品については、シリーズ一覧を参照してください。
スーパーロボット大戦シリーズは、バンダイナムコエンターテインメントが展開するコンピュータゲームのシリーズ。
シリーズ全体の略称は主に『スパロボ』で、英語表記の略称『SRW』も使われることがある。
概要
多数のロボットアニメ版権作品のロボットやパイロットがひとつのゲーム内で夢の競演を果たし、各々の敵勢力を打ち倒していくというのが主な内容。
ジャンルは主にシミュレーションRPGだが、その枠に囚われないシリーズ作品も稀に発売されている。派手な2Dの戦闘アニメーション(一部作品では3D)や、声優を起用したボイス(一部作品では容量の問題で不採用)、多数作品の参加を活かした独自のクロスオーバー設定など、演出面にも力が入れられている。
参戦作品のうち原作を見知っているものがあれば、愛着のあるヒーローやメカを強化しながら、再現された名場面やもしもの展開を楽しむことができる。逆に原作を知らないユーザーは、スパロボを通じて原作の魅力を知るきっかけを得られる。なお多くのスパロボでは各原作を全く・或いは殆ど知らないユーザーでも入り込めるよう、全ユーザーが0から知る完全なオリジナル設定のキャラクターやメカも登場し、これらはバンプレストオリジナルと総称される。
一般的なゲームの流れ
以下がメインとなるシミュレーションRPG作品での大まかなゲームの流れで、一連のパートをループさせながらストーリーは進行する。スパロボでは原則として、シナリオはアニメ風に『第○話』と表現される。
- シナリオ開始パート:シナリオ開始前の状況が、各作品のキャラ同士の掛け合いによって分かる。
- 出撃準備パート:自部隊からマップに出撃するユニットを選択する。話によっては展開の都合上、強制的に出撃するユニットもいる。
- 戦略マップパート:自軍ユニットを動かし、敵ユニットを撃破しながら勝利条件の達成を目指す。戦闘中も様々なイベントが用意されている。この間の中断機能はクイックセーブのみ。
- シナリオ終了パート:シナリオクリア後の、各作品のキャラ同士の掛け合いを見ることができる。シナリオによっては次に進める話が複数に分岐されることがあり、その場合はどのルートに進むかを選択することになる。
- インターミッションパート:次のシナリオに向けた準備を行うパート。データセーブ、パイロットの育成や機体の改造、乗り換えなどが行える。
難易度とゲームバランス
難易度は作品によってまちまちだが、2000年以降の作品は基本的に主役格のユニットをメインに据えれば、クリアはそれほど難しくはない。
相応の手間はかかるが能力値の低い脇役キャラクターやロボットを育成・強化し一線級で戦わせることが出来るなど攻略面の自由度も高い。
また隠し要素も多く、それらを達成しようとすると必然的に難易度は上昇する。
制作
- 第一作『スーパーロボット大戦』はバンプレストより1991年4月20日に発売された。バンプレストは2006年にバンダイの子会社となり、翌2007年にはゲーム事業をバンダイナムコゲームスに移管し、以降はプライズ事業を行っている。2007年の『OG外伝』がバンプレストより発売された最後のスパロボである。
開発
- 第一作から1999年発売の『コンプリートボックス』まではウィンキーソフトが開発を行っている。同社は外伝作品『魔装機神』の一部版権を有しており、2010年から2014年に発売されたリメイク版とその続編の制作も担当している。
- バンプレソフト
- 1999年以降の作品である『α』シリーズや携帯版『OG』シリーズは、バンプレストのゲーム開発部門を子会社化したバンプレソフトが行っている。2011年にバンプレソフトは、『ギレンの野望』シリーズや『Scramble Commander 2nd』を製作したバンダイのゲーム開発子会社のベックと合併し、B.B.スタジオとなった。
- B.B.スタジオは、2011年以降の『第2次Z』シリーズや2019年配信のスマートフォンアプリ『DD』の開発を行っている。なお、寺田Pとして知られる寺田貴信氏は2021年に同社を退職し、プロデューサーではなく、フリーランスのスーパーバイザーとしてシリーズに携わっている。
商業実績
タイトルでのシリーズ系統(「αシリーズ」「OGシリーズ」など)とは別に、大別して据置型ゲーム機で発売されるシリーズと、携帯型ゲーム機で発売されるシリーズ、それ以外といった3種に分けられる。この内いわゆる「王道シリーズ」と呼ばれる一連の作品群は毎作50~30万超の安定したセールスを記録している。2022年にはシリーズにおける累計出荷本数が2000万本を突破した。
一方で権利関係上海外での展開が極めて難しいシリーズであるため、海外では「OGシリーズ」などを除きほとんど販売されていなかったが、2017年発売の『スーパーロボット大戦V』を皮切りに本格的に海外市場を視野に入れた展開が行われている。
年度 | 累計出荷本数[1] | 出荷本数 | 備考 |
---|---|---|---|
2019年3月 | 1,877万本 | ||
2020年3月 | 1,910万本 | 33万本 | 『T』発売 |
2021年3月 | 1,924万本 | 14万本 | |
2022年3月 | 2,006万本 | 82万本 | 『30』発売 |
2023年3月 | 2,024万本 | 18万本 |
プラットフォーム別
これまでにスパロボシリーズが発売されたことのあるプラットフォーム機種。
任天堂系ゲーム機
- 据置型
- 携帯型
ソニー系ゲーム機
- 据置型
- 携帯型
その他ゲーム機
- セガサターン
- ドリームキャスト
- ワンダースワン
- ワンダースワンカラー / スワンクリスタル
- Xbox360
ゲーム機以外
余談
- 2021年6月、ギネスワールドレコーズにより本シリーズが「ロールプレイングビデオゲームシリーズにおけるIPライセンス最多数タイトル」として認定された。これには「IPライセンスが与えられた作品」と定義され、コミック・アニメ・パチンコと言ったゲーム外メディアも一括した全商品がカウントされており、ギネス記録が行われた2021年3月時点で274作品にも登る。
脚注
- ↑ IRライブラリ ファクトブック株式会社バンダイナムコホールディングス