シオニー・レジス

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シオニー・レジス
登場作品

バンプレストオリジナルZシリーズ

声優 小林沙苗
デザイン Chiyoko
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 25歳
髪色 銀髪
所属 リモネシア共和国新帝国インペリウム → リモネシア共和国
役職 外務大臣 → 筆頭政務官 → 民間人(教職)
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シオニー・レジスは『第2次スーパーロボット大戦Z』の登場人物。

概要

リモネシア共和国の外務大臣。25歳という若さながら祖国リモネシアの平和と繁栄のために、日々尽力していた。

彼女の祖国であるリモネシアは一介の小国に過ぎなかったが、数年前、突如発見されたDEC(ディメンジョン・エナジー・クリスタル)の恩恵で国際的な発言力を急遽持つようになり、自国を守るべく様々な提案をしていた。しかし、リモネシアという国を愛するが故に自身にかかる精神的負担は相当なものであり、加えて、彼女自身もおよそ政治家や官僚に向かない気質の人物であったことが事態をさらに悪化させてしまっていた。そこをアイム・ライアードに付け込まれて、リモネシアを一挙に大国へとのし上がらせる計画「プロジェクト・ウズメ」に参加してしまう。

だが、プロジェクト・ウズメは彼女が考えていたものとは全く異なり、破界の王を呼び出すためのものだった。そして、リモネシアはアリエティスグレート・アクシオンが発生させた膨大なエネルギーに巻き込まれ、壊滅してしまった。

当然、当初はアイムに抗議していたが、新帝国インペリウムの特殊過ぎる環境、圧倒的な力の前に彼女は徐々に変貌していき、陰月での決戦時にはもはやガイオウの威を借る傲慢な独裁者のような有様と化してしまっており、リモネシアの外務大臣だった彼女の姿はもう何処にも無かった。最後はグレート・アクシオンと運命を共にしたと思われていたがガイオウによって救助されており、他の次元将に対するメッセンジャーとしての役割を与えられていた。

ガイオウに救出された後はリモネシアで教職に就き、一市民として静かに生活していたが、サイデリアルによる蒼の地球への侵攻に際し、ガイオウに託された使命を果たす事になる。超時空修復後は教職に一生を捧げた。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。序盤はリモネシアの外務大臣として苦悩する彼女の姿が多く見られる。中盤からインペリウムの筆頭政務官兼グレート・アクシオンの艦長を務めている。
能力自体は元民間人だけあってあまり高くなく特殊スキルもEセーブ以外が全て未修得なので弱いが、この時は鉄壁を毎ターン使い続け防御行動しかとらないため、撃墜が非常に困難。最終話での決戦時には底力気力関連のスキルを引っ提げて挑んでくるが、こちらでは流石に鉄壁の使用や防御行動は一切取らないのであっさり倒せる。ただ、広範囲のマップ兵器には注意が必要。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
カルロスから死亡扱いされている。しかし、第15話および第45話におけるリモネシアでのイベントで登場。後述するが、エスターから見覚えのある発言をされている。
ちなみに市民扱いでキャラクター事典には登録されないが、新規に書き下ろされたアイコンが用意されている
隠しイベントの際に娘々名物まぐろマンを食べようとしているのだが、一体何処で手に入れたのだろうか…(この時点ではまだ地球に支店を出店していない。ガイオウと別れる際に餞別としてもらった可能性はあるが)。そしてビビった拍子にエスターに渡してしまうため結局食べれていない。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
本作ではシオニー名義。ガイオウのメッセンジャーとして皇帝アウストラリスに謁見する。

パイロットステータス

能力値

命中防御がやや高い程度で他の能力は低い。特に技量はかなり低く、再攻撃を容易に叩き込める。

精神コマンド

第2次Z破界篇
偵察鉄壁必中分析突撃
愛のおかげもあって意外と優秀なラインナップ。鉄壁と愛に至っては燃費も妙に低い。

特殊スキル

第2次Z破界篇
Eセーブ戦意高揚気力限界突破底力L8、闘争心
Eセーブを除く各スキルは当初全て「???」扱い。最終決戦時には全て習得状態になる。最終話での狂乱ぶりを現しているのか気力関連がびっしり。何気に底力のレベルがガイオウより高い。

エースボーナス

気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド『直撃』が掛かる。
第2次Z破界篇』で採用されるが習得せず。五飛ティエリアのものと同一。

パイロットBGM

「PHANTOM UTOPIA」
英語で「幻想の楽園」を意味する。「楽園」とはリモネシアの事だろう。

人間関係

アイム・ライアード
シオニーの運命を狂わせた張本人で、この男が囁いた「プロジェクト・ウズメ」がシオニーの運命を決定付けた。しかし、どれだけ利用され続けても、シオニーは彼を慕い、頼り続けた。
カルロス・アクシオン・Jr.
行動を共にするが、何でも金で解決する性格と人を小馬鹿にした様な言動が多い彼には外務大臣時代から嫌悪していた。最終的には殺害しようとするが、逃げられてしまった。
…しかし、歪んでいくシオニーに最も戸惑い、そして彼女を最も哀れんだのも彼だった。
ガイオウ
当初、彼の圧倒的な力の前にただ従うしかなかったが、最終的には彼の生き様を他の次元将に伝える役割を引き受けた。
エルガン・ローディック
ゲーム序盤にて策を弄してZEXISを壊滅させようとしたために彼に一喝される。その時の事を根に持っていたシオニーは、インペリウムの筆頭政務官となった後に彼と対面した際、その報復とばかりに彼に土下座を強要する。
エスター・エルハス
再世篇で彼女と遭遇した。その際にエスターは、「どこかで見たような…」と言葉を発している。
リモネシア共和国大統領
劇中では一切登場しないが、シオニーからプロジェクト・ウズメの存在を聞かされ実行を阻止しようとしたため、シオニーに暗殺された事がシオニーとカルロスの会話から明かされた。
WLF
彼らを支援していた。
アウストラリス
彼の正体を見抜き、その盟友であったヴァイシュラバの生き様を伝えた。

版権作品との人間関係

早乙女博士
国連議会の控え室で、彼にインベーダーについての詳細を恐々と訊ねるが、自国リモネシアの利に繋がるとの思惑で接触してきた事を博士に見透かされていた模様。
マリナ・イスマイール
「プロジェクトウズメ」への布石としてアザディスタン王国の乗っ取りを画策し、アクシオン財団の資本投入をチラつかせて彼女を懐柔しようとするも拒絶され、計画が破綻した事で激怒する。
C.C.
シオニーが死亡したと思われた際、自分が何をしたいのか判らなかった愚かさを「哀れ」と評した。

名台詞

戦闘台詞

「い、いやっ! いやぁぁぁぁっ!!」
「帰りたい…! 私をリモネシアに帰してよ!」
被弾時の台詞。追い詰められているせいか、彼女本来の弱気な性格に戻りつつある。中には悲鳴が混じっている事も…。

インターミッション

第2次Z破界篇

「ひ…!」
第20話「砂塵に舞う悪意」より。エルガンに一喝された時の反応。ある意味シオニーを象徴する台詞である。その後も同様の台詞を言う場面があり『再世篇』ではエスターに見つかった際やルーク・アダモンCを見た際に、天獄篇ではアウストラリスに「黙れ」と一喝された際に発している。
「な、何なのよ…もう…! もう嫌…! 嫌いよ! みんな、大っ嫌い!! 私を怖がらせるものは、全部消えちゃってよ! アイム…助けて…。リモネシアと私を…助けて…!」
上の場面でエルガンが去った後の台詞。
(…夜が明けた…。あと数時間で全てが決まる…でも、それは終わりじゃない。新たな世界の始まり…美しきリモネシア…。私はこの国を守るために幼い頃から努力してきた…私が子供の頃には貧しかったリモネシアは大時空震動とDECの発見によって変わった…ディメンション・エナジー・クリスタル…。異次元からエネルギーを取り出す際の触媒となる希少物質…それはリモネシアを変えてくれたけど、もうすぐ枯渇してしまう…だから、私はアイムの誘いに乗り、プロジェクト・ウズメに参加した。私はリモネシアのために今日まで戦ってきた…。これからも、その想いは変わらない…そして、プロジェクト・ウズメの成功により、私はリモネシアの救世主となる。そして、全ての民は私に感謝する…シオニー・レジスの名を人々は永遠に称える…。偉大なる救世主として…)
第22話「リモネシア強襲」でのモノローグ。リモネシアのためにとは言っているが、最後の台詞は完全に私利私欲に染まってしまっている。精神の均衡を失いかけている状態の彼女では気づきようがないだろうが…。
「私の…私のリモネシアがっ!!」
第23話「新世界の幕開け」より。ガイオウが出現した際の台詞。自分の手で愛する故郷を破壊してしまった事にただ狼狽するしか無かった。
「…この放送をご覧になっている世界中の方々へお知らせします。私はシオニー・レジス。新帝国インぺリウムの筆頭政務官です。我々のインぺリウムは領土を持たぬ国家です。この移動要塞グレート・アクシオンとそこに属する人間が、その全てです。我々は一国家として主権を主張します。同時に何者にも冒されない自由を我々は要求します。今後、我々の進路ならびに行動を邪魔する者はその自由を侵害する者として武力を以って排除させていただきます。現在、グレート・アクシオンはポイント1271を南西に向けて航行中です。その進路上にあるハルネス連邦が停船を求めていますが、我々はこれを宣戦布告と判断しました。なお、我々は戦力として次元獣を有します。これがどういう意味を持つかは、この放送の2時間後にははっきりするでしょう。2時間後、この世界からハルネス連邦という国家は消滅します。我々は新帝国インぺリウム。我々の自由を侵害する者には鉄槌が下される事を知って下さい」
「カラミティ・バース」の後、アイムに利用される形で全世界に向けて、新帝国インペリウムの誕生と宣戦布告を告げた。
デュオ曰く「わがまま宣言」
自分たちに自由があることを確信しているのではなく「要求」していたり、丁寧なようでどこか稚拙な部分があるところなどに彼女の力量の限界が垣間見える。
「エルガン・ローディック、私の命令を止めたければ…この場で土下座なさい」
「あなたは以前、私を恫喝しましたしね」
「さあ、どうするのです? お前の土下座でブリタニア・ユニオンが戦場となるのは避けられるのですよ」
「さあ!」
中盤でエルガンと会談した時の場面。会談でエルガンにインぺリウムの存在を否定された事と前述の場面で一喝された腹いせなのか、ブリタニア・ユニオンを人質にして彼に土下座を強要させた。
「エルガン・ローディックが私に這いつくばり、許しを請うている…!」
「あの三大国家にも退かぬ平和維持理事会のエルガンが!!」
エルガンの土下座を目の当たりにして、悦に入り発したもの。一先ずの本懐を成し遂げたシオニーは、更なる要求を突き付けようとするが、直後にガイオウが乱入してきてその回りくどい手段を全否定され、しかもエルガンはガイオウからその気骨を評価されてしまい、器の小ささを露呈してしまうのであった。
「どうでもいい…?この私が…! インぺリウムの筆頭政務官のこのシオニー・レジスが!世界最高の権力を手にした私の存在を無視するのか、小僧めが!」
最終話「破界の世紀」における陰月での最終決戦冒頭にて、ZEXIS相手に仰々しく立ちはだかる自身に向かって「あんたの事はどうでもいい」と言い返すレントンに対して。些細な一言に対して大人げなく怒り出しており、彼女の自称する世界最高の権力者には到底相応しい器ではない。
「黙れ、小僧共! 黙れ、黙れ!! 黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、ダマレダマレダマレダマレダマレ!」
上に続き、その醜態をゲイナーガロードに突っ込まれて。ロジャーの指摘通り支配欲・攻撃性・孤独・後悔・退廃に憑りつかれるあまり、機械のように言葉を繰り返す程に精神を病んでいる。
「どうして!? どうして、グレート・アクシオンが…!違う! この艦はグレート・リモネシアよ!インぺリウムは世界を変える! あの日、リモネシアが消滅したように! 私は…私は…!!」
破界篇最後の台詞。錯乱しながら艦名を勝手に変えられた艦と共に最期を迎えた、と思われていたが……

第3次Z天獄篇

「シオニー・レジスと申します。本日は陛下にお伝えしたい事があり、お目通りをお願いした次第です」
第35話後の分岐シナリオにて。まさかのタイミングでの再登場に驚かされたユーザーも多いだろう。
「かつての私も、守りたいもののために戦った…いや、戦っていたつもりだった」
「それが力に頼った独りよがりであると知りながら、結局、その力に溺れていった」
第48話、アウストラリスとの謁見中に。破界事変での自らの悪行をしっかり反省し、心を入れ替えてリモネシアのために教職に人生を捧げているようだ。
(さようなら、アウストラリス…。いえ、ヴィルダーク…あなたの闘いの先に未来がある事を祈ります…)
ヴィルダークが地球を去った後に。彼女の願いも虚しく、ヴィルダークは志半ばで倒れる事になるのだが…。

搭乗機体

グレート・アクシオン
撃破すると必ず金塊100000を落とし、中盤で撃墜に成功すればS-アダプターまで入手できる嬉しい戦艦(しかも無限復活するので、一応何度でも落とせる)。
しかし、鉄壁+防御で恐ろしく硬い。堅さだけとれば、ラスボスの倍以上である。

余談

  • 作中でカルロス「シオニーちゃん」という愛称で呼ばれ、プレイヤーからもこの愛称で呼ばれている。また、筆頭政務官となってからの度重なる土下座要求から、「土下座のスフィア」のリアクターなどとネタにされた事がある。
  • トライアエスターマルグリットを差し置いて公式ラジオでもネタにされている。
    • また、第233回において杉田智和氏はシオニー役の小林沙苗女史に「アクエリオンでシオニーを落とします」と宣言して、「ひっ、なんで?」と言わせた事を暴露している。
  • 名前の由来はユダヤ教の文化復興運動「シオニズム」であると思われる。