クラン・クラン

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クラン・クラン(Clan Clang)

ゼントラーディメルトランディ)人の末裔。赤色のクァドラン・レアに搭乗するトップエース。平時はマイクローン化して大学に通っており生物学を専攻。私生活でも昆虫採集を趣味とするなど、生物の生態を観察するのが好きな様である。

巨人時はスタイル抜群のキャサリン・グラスに「暴力的」とまで言わしめるほど非常にグラマラス(勿論良い意味で)な体型の女性だが、マイクローン化すると肉体や声、更に思考なども幼くなる。幼馴染のミシェルは「遺伝子が不器用」と述べており、クランの遺伝子はマイクローン化するプログラムと何らかの不具合を起こしているようである。(チャームポイントやネタとしてばかり捉えられがちだが、世界観的に重度の障害であることはあまり言及されていない。)しかし、幼女のような姿になっても頭脳明晰な一面は些か衰えることはなく、V型感染症の原因を突き止めるなど活躍している。

幼馴染のミシェルに好意を持っているが、マイクローン時の幼児化にコンプレックスを持っているのと、彼の女癖の悪さを知っている為、なかなか素直になれずにいる。

登場作品と役柄

TV版設定の場合でも『L』を除けば基本的にミシェルが死なないので、その点ではクランもスパロボで救われたキャラと言える。しかし今のところバルキリーへの乗せかえや生身ユニットなどは『L』以外では殆ど再現されたことがなく、更にシリーズ通して乗機のクァドラン・レアの性能がイマイチ振るわないためにアルトなどに比べると見劣りする感は否めない。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
巨人とマイクローン同時に初の声付きで登場(ただし、マイクローンの時は中断メッセージのみ。図鑑で声を聴くことはできない)。『L』とは違いマイクローン時の彼女のテキストは普通。エースボーナスは極めて特殊。機体の都合上Bセーブくらいはつけておきたい。SPを強化して応援要員としても使える。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
『破界篇』に引き続いて登場。アーマードクラン【クラン・クラン(スーパーパック装備)】形態も出るが1話のみのゲスト扱い。その時はものすごく乳が揺れる。ついでにユニットアイコンが可愛い(が、顔グラフィックは凄い事になっている)。
今回は(『破界篇』もともに)ミシェルが無条件で生き残るためクランからすれば幸せなのだが、その代わりバルキリーに乗せることはできない。マイクローンverを見たいファンにとっては少し残念か。せめて、隠し機体にクラン専用VF-25Sがあれば…と思った人もいるだろう。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
今回もボイスが新録された。
出典は劇場版であるが、『第2次Z』と同一人物として登場している為、TV版準拠の女子大生。にもかかわらず陣代高校に転入させられたため、当初はぼやいていたものの、すぐに順応した。女性陣の中でもボン太くんに対して凄まじいほどにゾッコンなのがとても印象的。
終盤で超銀河ダイグレンの艦内の様子に既視感を覚えており、天獄篇において螺旋族がプロトカルチャーと共に御使いと戦っていた事に由来するとロージェノムから説明された。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
今回は第一話から自軍に居るが、目立つ場面がなく、影が薄い。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
初登場作。マイクローン時の彼女のテキストは、所々平仮名交じりで表現されている。主人公のアルトでさえ搭乗機固定なのに、彼女のみ初期搭乗機体のクァドラン・レア、スーパーパック装備のクラン本人、さらに原作通りミシェルVF-25Gに搭乗することまで可能。
VF-25Gに乗る時は巨人ではなくマイクローン化して乗る事になるが、顔グラフィックだけでなくカットイン等も全て専用の物が用意されているなど、初参戦&元々人気の高いキャラということを差し引いてもかなり優遇されている。逆に言えば、これのためにミシェル生存の隠し要素を敢えて取らないプレイヤーもいる。
演出面以外でも、アルトオズマに引けを取らない高水準の能力に加え、技量が自軍メンバー内でも上位に食い込む程。またVF-25Gに乗る場合は機体が射程+のボーナスを持ちデフォでかなりの射程を誇るのを精神コマンド突撃で立ち回れるため、1ターンで手を伸ばせる範囲が凄まじく広い。
スーパーロボット大戦UX
劇場版に準じる形で登場。そのためVF-25Gへの乗り換えや生身ユニットは未登場。
スーパーロボット大戦BX
13話から登場。
当初は敵として登場しルカと同じくマーダル軍と共に戦闘を仕掛ける。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

ピクシー小隊のトップエース、ということでオズマアルトと同様に高い能力を持つ。

精神コマンド

第2次Z
ド根性集中信頼気合応援
LUX
集中ひらめき闘志突撃熱血

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z
底力L3、闘争心ガード
L
シールド防御L1、切り払いL1、撃ち落としL1、カウンター底力L6、援護攻撃L1、援護防御L1、アタックコンボL1
UX
底力L6、援護攻撃L1、援護防御L1、カウンター全体攻撃L1

固有エースボーナス

マップ上にミシェルがいる場合、自軍フェイズ開始時に気力+3
第2次Z破界篇』で採用。ミシェルが居れば実質的に戦意高揚が自動付加される効果。
リレーション効果による火力アップを生かせるようミシェル機と肩を並べてペア運用するのが理想的だが、射程の関係で歩調を合わせにくいのが難点。
乗機クァドランの射程を伸ばしたり、クランにもヒット&アウェイをつける等の工夫をして常に寄り添おう。
ミシェルと隣接時、クリティカル率+100%
第2次Z再世篇』で採用。相方と並べての運用効果が高まった。反面、得意な射程が違うのは相変わらず。

パイロットBGM

「トライアングラー」
OPテーマ。

人間関係

ミハエル・ブラン
幼馴染。巨人時とマイクローン時とは様子が違うクランと上手く付き合っている。
早乙女アルト
彼のため、シェリルランカのことを調べており心配している。アルトの操縦技術を「バカだし無謀だが、腕は悪くない」とも評している。
ネネ・ローラララミア・レレニア
ピクシー小隊の一員。
ボビー・マルゴキャサリン・グラス
ドラマCDでは彼女ら(?)からセクシーな女性になる特訓を受けている。
ミリア・ファリーナ・ジーナス
クランが「伝説の兵士」として尊敬している人物。劇場版のノベライズではバジュラ本星でのギャラクシー船団との決戦にて共闘しており、『マクロス30』でも彼女に会った際は感動のあまり緊張していた。
なお、クランのクァドラン・レアは元はミリアが使っていたクァドラン・ローである。

他作品との人間関係

アトロス
L』第23話で彼女の「自分と邪魔大王国とあんた達は同類」という言葉に対して真っ向から反発した。
AL-3 アリス
『L』では彼女も交えてV型感染症について調査を行う。
桂木桂
第2次Z破界篇』において、アテナに関心を向けたミシェルに彼は釘を刺し、さらにアテナの保護者を自称したので「どういうことだ?」と疑問を投げかけた(結局はぐらかされてしまうが)。
また、その直後のやり取りで桂がミシェルに「俺のことは師匠とよびな」と言った際には「ロクでもない師弟だ!」と呆れていた。
アテナ・ヘンダーソン
『第2次Z破界篇』ではボビー大尉の言動に戸惑ったり、ミシェルに目を付けられた彼女を心配していた。共に女性エースパイロットであり、プライドが高いという共通点があるからかもしれない。
レニー・アイマーベル・フローズン
UX』ではそれぞれのパートナーに鉄拳制裁を加える。
相良宗介
第3次Z』では陣代高校に編入した時に中学生と間違われた
ボン太くん
『第3次Z』、『ACE:R』両作品共に大変気に入った様子で、『第3次Z時獄篇』でアルトが「ボン太」と呼び捨てにした際には「『くん』をつけろよデコ助野郎!」とアルトを罵倒している。
『ACE:R』では、彼に対して死亡フラグじみた台詞を吐いている。

名台詞

「死ぬのがこわくて恋ができるかー!!」
第20話でバジュラの第2形態型が大量に発生、S.M.S社内でバジュラを待ち構えている際、死を予感したのかクランがミシェルに「好きだ」と告白。そしてマイクローン装置へ走る時に叫んだ台詞である。
ミシェルの「本気になるのもさせるのも怖い」という恋愛観とは対照的な台詞である。恐らく、ロイ・フォッカーの名台詞「酒が怖くて戦が出来るかー!」のオマージュ。
UX』ではカリ・ユガに対する特殊戦闘台詞として採用されている。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

「私はなぁ! 本来なら誰もが羨むナイスバディなんだぞ!」
第2次Z破界篇』でマイクローンとしての姿を晒した際、その幼児体型について突っ込んでくる作品キャラへの反論。
「違うな…あの男は常に周囲を警戒している…殺気が身体を覆っているようだ」
雑談に加わる事無く独り佇むキリコを周囲が訝しむ中、彼が纏う徒ならぬ雰囲気を察する。
(この艦の内部…どこかで見たことがあるような気がする…なんて言ったら、またミシェルにバカにされてしまう…)
第3次Z時獄篇第59話「決戦の銀河」シナリオデモにて、超銀河ダイグレンの内部を見て曰く。

携帯機シリーズ

「我々の先祖は文化に出会い、戦い以外の道を選ぶ事ができた!」
L』第23話「戦士たちの邂逅」より。アトロスの「自分と邪魔大王国とあんた達は同類」という言葉に反発して。
「そうだ! 私は今でも先祖に感謝している…戦い一辺倒ではない人生を送れる機会を与えてくれた事を!」
『L』第26話にて、イクサー3の「(自分達から戦う事を取っても)いい事いっぱいあるじゃないか!」という言葉に続いて。自身の出自に強い誇りを持つ彼女らしい一言だろう。
「この馬鹿者っ! 私の事を好きなら絶対に死ぬな!」
『L』第29話「トライアングラー」にて、(生存フラグを立てた場合)バジュラの攻撃から自身を守った事で撃墜されるも、奇跡的に生き残ったミシェルに対して。
「私の事を好きなら」と言うのはミシェルが死を覚悟してクランに告白した事を踏まえており、ミシェルの事を本当に思っている事が伺える。
クラン「私達を利用した男の最期か…」
ルカ「呆気ないものですね…」
オズマ「だからこそ名誉なんて、ちっぽけなモノに執着したんだろうさ。馬鹿な奴だ…」
BX』第44話「光の騎士」に於けるザバが死亡した後の台詞。一時的とはいえ、序盤で人質を盾に自分達をいいように利用したマーダル軍の将軍の末路を見届けた。
「確かにな…。チョコレートを渡す相手だっていつ戦死したっておかしくない」
「渡したくても相手はもういない。そういう可能性だってあったんだ…」
BX』のDLC「チョコレートカーニバル&フェスティバル」にて。現在のところスパロボでは『L』でしか再現されていないが、TV版『マクロスF』でのミシェルとの結末のことを匂わせている。

スパロボシリーズの迷台詞

Zシリーズ

「べ、別に貴様に早く戻ってきて欲しいとか、そういうアレではないぞ!」
第2次Z破界篇』の中断メッセージにて。ツンデレ気味なのが可愛い。
「ネネ、ララミア…」
「クォーターに戻ってゼントラン化するぞ! 調子に乗ってるミシェルのオデコに全力でタッチしてやる!!」
第2次Z再世篇』第18話「アッシュフォード・ラプソディ」に於けるアッシュフォード学園のイベント「キューピットの日」にてミシェルが調子に乗って女生徒にナンパしている事に憤慨して。ララミアに「学園が地獄になる」という理由で止められた。
もっとも、原作ではアーニャが似たようなことをしでかしていたが、もしやっていたらミシェルは(バジュラに襲撃される前に)確実に死んでいただろう。しかも、オデコに全力でタッチするということは……
「くっ…行くな! 行かないでくれ、ミシェル!!」
ネネ「お姉様…」
ララミア「やっぱり、ミシェルの事が…」
「い、今のはナシだ! 忘れろ! 忘れてくれぇぇっ!」
第35話宇宙ルート「明日へのあがき」に於ける人造次元獣ルーク・アダモンとの戦闘前会話。精神攻撃に苦しんだ時、ミシェルへの好意が二人にばれてしまい、恥ずかしさのあまりトラウマさえも吹き飛んでしまった…。
「よくも…! よくもぉぉぉっ!!よくもやってくれたな、次元獣! 私の秘密をばらしたお前は絶対に許さん!!」
戦闘後、己の秘密をばらした人造次元獣に怒りの矛先を向ける。…まあ、ネネに「それは八つ当たりでは…」と突っ込まれたが。
ちなみに『Z』で同じ目に遭った人物がいる。
「間違えるな、アルト! あれはボン太くんだ! 『くん』をつけろよ、デコ助野郎!」
第3次Z時獄篇』でボン太くんを呼び捨てにしたアルトに対して。ボン太くんがスポット参戦するたびに同じやり取りが発生し、当初はアルトも謝っていたが、最終的には逆切れ気味に言い返している。
漫画並びに劇場用アニメ『AKIRA』の主人公・金田の台詞のパロディになっているが、「デコ助野郎」と呼ぶのにもっと適切そうな相手に振っているわけでもなければ金田の名前の元ネタの少年探偵に関係しているわけでもなく、何か突拍子もない台詞になってしまっている。『フルメタ』の作風に染まった結果なのだろうか?
「お前達も私を女だと認めないのか!」
「私だって…! 私だって、女なんだ! 女なんだぁぁぁぁっ!!」
『第3次Z時獄篇』「強き事は美しき哉」にて。そのあまりな様子にカナリアは引いていた。
「あんなにたくさんのボン太くん…!」
「やるぞぉぉぉっ!この戦いが終わったら、もふもふパーティーだ!!」
第3次Z天獄篇』「目覚めるふもっふ」での戦闘前会話より。量産型ボン太くんを目の前にして死亡フラグを口走っている

携帯機シリーズ

クラン「なんだろうな。この心の底からふつふつと湧き上がる、この怒りは…」
レニー「わかります。女心を踏みにじるような男は…」
マーベル「どうやら、鉄拳制裁が必要ね」
UX』第2部第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」より。スメラギの水着姿に鼻を伸ばしたミシェルに対して静かに怒りを燃やしている。同じ思いを味わったであろうレニーマーベルも加えて、ミシェル共々同じくみとれた他の二人鉄拳制裁の刑に処した

関連作品

「この戦いが終わったら、ボン太くんを抱っこするんだ……! こんな所でやられはしない!」
ACE:R』でジオ・プラントに突入するときの台詞。直前にボン太くんを可愛いと言っており、ミシェルから、「体は育っても中身はガキのまま」と呆れられる。

搭乗機体

クァドラン・レア (クラン・クラン専用)
クランの乗機。TV版の最終話で失うが、劇場版では最初から最後まで搭乗。
アーマードクラン【クラン・クラン(スーパーパック装備)】
TV版のみ登場。巨人となったクランがバルキリーの装備であるスーパーパックとガンポッドを装備した姿。クランが巨人へ戻る際にミシェルが死を賭して守った為、一心不乱でバジュラを掃討していった。フィギュアも販売されている。
VF-25G メサイア
ミシェルの乗機。TV最終話にて、彼の形見でクランが搭乗した。『L』では使用条件は原作通りミシェルの死亡が必要、しかも様々な理由(精神コマンドとの相性、隠し要素との兼ね合い、ミシェルの強制死亡バグ)により、30話以降ミシェルに代わり搭乗の場合が多い。余談だがこの機体のプラモデルにはクランのデカールを多数貼り付けた痛車ならぬ痛バルキリー仕様も存在する。
VF-25S メサイア(クラン・クラン専用)
ゲーム作品『マクロストライアルフロンティア』、『マクロストライアングルフロンティア』、『マクロスラストフロンティア』(すべてSRWには未参戦)のアクションゲーム3作品に登場したオリジナル機体。VF-25Sのクラン専用機で、赤色(または紫色)に塗装している。アイカメラは異なるが、性能はオズマ機と同じ。

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