カミナ

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カミナ
外国語表記 Kamina
登場作品
声優 小西克幸
デザイン 錦織敦史
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 パイロット
サブパイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 17歳
出身 ジーハ村
所属 グレン団
役職 リーダー
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カミナは『天元突破グレンラガン』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ジーハ村出身の熱血漢である青年。第1部(1話~8話)のキーキャラクター。名前の由来は「上(かみ)」から。

幼少期に父親に連れられ地上へ出た事があり、そのため地下での暮らしに閉塞感を覚えていた。その後「グレン団」を発足し、村一番の荒くれ者として暴れ回り、村長から目をつけられていた。当初のメンバーはジーハ村の不良数人だったが、第1話で早くも数名が脱退。グレン団はカミナとシモンだけとなった。

地上に出た後はガンメンを強奪したことから他の獣人と戦う人間たちに一目置かれるようになり、カミナ同様ガンメンを強奪した者たちがカミナの元に集った事により大所帯となり、「大グレン団」と名を変える。シモンには兄貴分として慕われており、カミナも彼に絶対の信頼を置いている。

このことから多くの人に慕われていたが、ダイガンザンを手に入れる作戦の際にチミルフと戦い重症を負わされ、一度死亡したが気合で復活[1]。グレンラガンに合体し、シモンに後を託した後にギガドリルブレイクを放ち、事切れた。

登場話数は8話と少なかったが、火山のごとく熱気あふれるその生き様はシモンをはじめ多くの人の心を惹きつけ、その最期は彼らの中に大きな風穴を開けた。最終話直前にも登場し、多元宇宙迷宮に囚われたシモンの前に現れている。

特徴的なマントと、腕に付けたドクロの腕輪は父親・ジョーの形見。このうちマントは、後々に弟分・シモンが受け継ぐことになる。[2]また、グラサンと並ぶ彼の象徴・日本刀は、地上に出る際にシャク村長から強奪したものだが死亡した後はその墓標として大地に団旗とともに立てられる。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

彼が死ななければシモンの精神的成長もあり得ないためか、登場作のほとんどで原作通り戦死してしまい、生存するのは原作再現がされない『OE』のみとなっている。スパロボ補正での生存ルートを望まれることが多い人気キャラであるにもかかわらず、生存フラグが一切存在しないため、『グレンラガン』参戦の際に中島かずき氏が寺田氏に要望した「原作から絶対に変えないでほしい点」の一つは「カミナの死」であると思われる。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。本格参戦は第11話だが、ルート分岐の真っただ中のため人によっては知らないうちに自軍に参加している。
多くの他作品からのキャラからも慕われ、原作通り時たま声が裏返る。しかもイベントで数少ない一枚絵を持ち、大事なところでDVE満載と、凄まじいまでの好待遇。
やはりと言うべきか、竜馬とのイベントもあり。ZEXIS内では、当初いがみあいながらも行動によって相手の心を鷲掴む繰り返しで、ゼロスメラギとはまた違ったリーダーシップを大いに発揮していたが、物語中盤、原作通りチミルフとの戦いで命を落とし、ZEXIS最初の戦死者となる。その死は他作品のキャラ達にも様々な影響を与え、新たな展開を生む切っ掛けにもなった。
能力は弟分のシモンより高いが、螺旋力Lvにおいては劣る。本作で理論上最大ダメージを叩きだせる一人でもある。なお、彼の死後、そのサングラスは強化パーツとなる(効果は出撃時の気力+20)。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
死後なので、当然直接登場はしないが、その存在感は度々描写されており、名を継いだカミナシティも登場する。今回彼のサングラスは何者かの手によってカミナの像に置かれており、暗黒大陸ルート第23話でシモンがカミナ像に移動すると強化パーツとして入手できる。
熱海の戦いにおいてケドラが起こした時空振動で、時の狭間の宇宙を彷徨うシモンに呼びかける謎の声が、カミナらしき物として登場している他(顔グラはない)、シュナイゼルによってゼロの正体が割れた際に、シモンが怒りに震える黒の騎士団に対して、かつてカミナがゼロを信じていたことを話す。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
多元宇宙迷宮の中での登場。前作同様その存在感は強く、各所でその名が語られている。また、図鑑の一言台詞には原作序盤の名乗りがそのまんま収録されているほか、DVEも収録。
なお、今回もサングラスが強化パーツとなっているが、今回は隠し。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
終盤、カオス・コスモスにて意識体が呼び出され(といっても天元突破グレンラガンの中からは出られないようだが)まさかの再登場を果たす。その際、原作では対面していないニアとも会話している。
戦闘では掛け合い要員としても登場し、竜馬など縁深いキャラに対しては援護台詞などもあるので色々試してみよう。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X
『グレンラガン』の時系列が第三部である為、既に故人。第50話の多元宇宙迷宮でのみ登場。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
原作同様、チミルフの戦いで命を落とす。
スーパーロボット大戦Operation Extend
本作でもエルドランシリーズの子供たちをグレン団に引き入れている(拳一あたりはノリノリで入っている)。また、別の世界だろうが悪党をゆるしちゃおけねえとコネクト・フォースに加入するが、コネクト・フォースのことを勝手に大グレン団と呼んでいる。
Lv15で無頼 (特殊技能)を習得するため、彼がメイン時のグレンラガンは敵陣に単騎突入しても落とされにくくなる。なお、原作ストーリーが再現されない関係上、現時点では唯一最後まで死なない作品。
スーパーロボット大戦X-Ω
TV版・劇場版両方の設定で登場。TV版ではグレンラガンのサブパイロット。
ユニットクエストなどでは死亡後の状態であり、回想シーンにのみ登場する。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

格闘防御に優れるスーパー系。

『第2次Z 破界篇』ではグレンラガンの性能をフルに引き出せる優秀な乗り手だが、地形適応が以外オールBなのが泣き所。ちなみに稼いだPPは全てロシウが引き継ぐため、無駄にはならない。

『OE』ではカミナが無頼持ち、シモンが強運持ちという要素を最後まで使い分けられる。「鉄壁」を掛けつつ強引に敵中突破して全周囲型MAP兵器でATなどを駆逐する運用向きで、地中移動能力を活かしやすく、「穴掘りシモン」の二つ名を奪いがち。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第2次Z破界篇
信頼直感気合熱血気迫
部隊の中では中盤に熱血を覚え、4周目以降一回目のガイオウを撃墜するには必須である。さらに恐るべきことに「魂」持ち。「あばよ、ダチ公…」までに覚えさせるにはかなりの手間がいるが。
OE
熱血根性気合

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

第2次Z破界篇
螺旋力L5、底力L8
底力のレベルは部隊2位。螺旋力のカンストはレベル60とシモンに次いで早い。
OE
底力:攻撃、螺旋力無頼

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

気力上昇の上限+30
第2次Z破界篇』で採用。気力限界突破との併用により、最大気力を200まで上げることが可能になる。
ただし、シモンとは異なり気力限界突破を初期で所持していないため、養成で付与させることとなる。ちなみに素の状態だと気力上限は180。
気力(初期気力+5/気力最大値+10)
OE』で採用。

人間関係[編集 | ソースを編集]

シモン
弟分。カミナを彼の「アニキ」たらしめ、グレン団のリーダーたるの精神を保たせた存在。彼を信じたカミナの言葉が、シモンの成長の指針となり続けた。シモンがカミナを信じたように、カミナもシモンを信じている、まさに魂の兄弟分。
ヨーコ・リットナー
再び地上に出るきっかけを作った人物であり、後に恋人同士となる。
キタン・バチカ
似たような性格の持ち主。
ロシウ・アダイ
たまたま迷い込んだアダイ村での騒動を経て連れて行くことになった。「デコスケ」と呼んだりと子供扱いしてるが、ロシウ役の斉賀氏いわく「初めて年相応に扱ってくれた」という意味で嬉しかったとのこと。
マッケン・ジョーキン
グレン団メンバーの一人。このキャラクターの声優は「神永レオ」となっているが、その実態は小西氏の二役であり、この名前も「俺がカミナ」のアナグラム(オレガカミナ→カミナガレオ)。残念ながらスパロボで声は付かず。
ヴィラル
偶然対峙し、以降はライバルとなる。
チミルフ
自身の死因を作ることとなった獣人。実際に一度殺されたものの気合で復帰、ギガドリルブレイクで引導を渡した。
ジョー
父親。息子同様冒険心に溢れた男で地上に憧れを持ち、一人地上を目指して行方不明になってしまった。カミナはかつて彼に連れられて地上に出たことがあり、それがカミナが地上を目指すきっかけとなった。しかし、後に第2話にて白骨死体となって発見された。ジョーの愛用のマントはカミナに受け継がれ、その切れ端はシモンに受け継がれる。名前の由来は「上」の音読み。
ウェニー
母親。物語開始時点では既に故人。名前の由来は「上に」。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

スーパー系[編集 | ソースを編集]

流竜馬 (OVA)
後述にもあるがオマージュ的な台詞などがあるため何かと絡みが多い。ルート次第ではお互いのプライドを賭けて狩り勝負などをする。その後お互いにダチ(親友)と認め合う。この時の最初にあった言葉無き絡みは「ドワォ会戦」と呼ばれることも。
神隼人 (OVA)巴武蔵 (OVA)
竜馬との喧嘩にて、もしものときの仲裁役を引き受ける。竜馬ほどではないが仲がいい。
赤木駿介兜甲児 (真マジンガー)明神タケル
ほかにも多数居るが、カミナからグレン団の団員扱いされる。が、特に不快に思っているわけでもなく一緒に居ることも多い。
地球防衛組ガンバーチームザウラーズダンケッツ
OE』では彼らと仲良くなっており、グレン団扱いしている。
アデュー・ウォルサム
『OE』にて、彼の乗るリューナイト・ゼファーがミストロットというカードから呼び出されると知って、ミストロットを借りて召喚してみようとする。
式波・アスカ・ラングレー
第3次Z時獄篇』では死後の為共演はしていないが、ネオ・ジオン静観ルートの合流で、カレンの紅蓮が自分のエヴァと色と番号が被っているなど、カレンとの初体面を思わせる場面がある。
ジン・ムソウ
『第3次Z時獄篇』では死後の為共演はしていないが、彼の死に際して旧ZEUTHZEXISの面々はカミナの死を重ね、衝撃を受けるアマタ達にシモンが、かつて自身がカミナの死を乗り越えた時を踏まえた啖呵を切っている。

リアル系[編集 | ソースを編集]

サンドラットのメンバー
第2次Z破界篇』ではカミナ曰く「サンドラットとグレン団は兄弟分」。似たような環境で生き抜いてきた者同士で意気投合したらしく、特にジロンとは仲が良い。
オズマ・リーヨハン・トリニティ
彼らも小西氏が演じたキャラ。『第2次Z破界篇』の中断メッセージで共演した。カミナの死後、オズマからは「男なら誰でも憧れるほどに」と言われている。
シェリル・ノーム
『第2次Z破界篇』では竜馬と同じで最初は衝突したが、ある事件をきっかけに意気投合する。彼の死亡を聞かされた時は少なからず動揺した。
ゼロ / ルルーシュ・ランペルージ
『第2次Z破界篇』では初対面時に不審な点が多いゼロを気に入らないと発言するが、直後の戦闘で彼の覚悟を感じ取り、「ダチ」と認めて良好な関係となる。ちなみにお互い「黒の騎士団特別団員」「グレン団新米団員」の肩書を贈り合っている。彼もまたカミナの死に深い衝撃を受け、「いずれはカミナの後を追う事になるだろうが、その前に全てを掴んで見せる」と決意を新たにしている。そして、『第2次Z再世篇』ではブリタニア皇帝になった場合はカミナを思い返す場面が何度かある。
OE』でも共演しており、彼のことを「いけ好かない奴だが背中に何かを背負っている」と評している。
紅月カレン
『第2次Z破界篇』では初対面時に乗機の名前が被ってるということで突っかかるが、後の共闘で和解する。
ティエリア・アーデ
グレンの初起動に手間取った際に、「戦う気があるなら前へ出ろ」と叱責する。基本的に感情を表にするタイプではなかったが、カミナが死んだときはその死を惜しんでいた。
ロックオン・ストラトス
彼の死後に、「裁きを受けるべきは自分」という発言をする。同時に、フェルトに自分の本名を明かすきっかけになった。ZEXISではカミナに続いて2人目の戦死者となってしまう。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

クロウ・ブルースト
借金の返済に必死な彼を小物と評するが、直後中格に昇進する。コクボウガーとの戦いを共に観戦する等、仲はよかった様子。カミナの死に対して「命まで先走りやがって……」と死を悔やむ言葉を漏らす。アイムとの決戦時、「自由を愛した男」と呼ばれる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

1-8話[編集 | ソースを編集]

「俺を誰だと思っていやがる!」
カミナは口上を数多く持つが、最も代表的なものがこれ。多くの者達に受け継がれていく言葉で、グレンラガンの代名詞的台詞でもある。
彼が参戦していないLでも、声優ネタオズマ・リーの回避成功台詞としても採用されている。
スパロボでは「俺を誰だと思ってやがる!」と「い」を抜かされている事が多い(これは同様の事を言ったオズマや甲児も同様)。
「ジーハ村に悪名轟くグレン団! 男の魂背中に背負い、不撓不屈のあ、鬼リーダー! カミナ様たァ、俺のことだ!!」
第1話の名乗り。Zシリーズでは『時獄篇』のキャラクター事典でボイス登録されている。
「お前を信じる俺を信じろ!」
第1話、弱気になるシモンに対して、彼を促す際の台詞。この台詞は後にシモンも受け継ぐことになる。
「熱くなるのはいい。だが、あせんな。ケンカに勝つには、熱いハートとクールな頭脳だ」
「俺を誰だと思っていやがるキィィィィック!」
「よくもかわいい弟分をパァァンチ!」
敵のガンメンからシモンを救った時の技名。この時の攻撃で乗っていたギャンザの腕や足が壊れている。
ちなみに『第2次Z破界篇』では、猛烈な早口のDVEで披露。キックのほうはグレンで格闘を使った際にたまに言ってくれる。
「こんな所でくたばっていたのか…! 早い…早すぎるぞ…!! 親父ぃぃぃぃぃぃッ!!」
第2話ラスト、白骨が自分の父親だという事に気付き慟哭。劇中で唯一カミナが涙を流したシーンでもある。
「漢(オトコ)の魂燃え上がる、度胸合体グレンラガン! 俺を誰だと思っていやがるっ! 今日からこのメカの名は、グレンラガンだ!」
グレンとラガンを合体させた際に放った一言。
ちなみに合体したのは偶然であり、完全に合体する前はグレンの頭頂部にラガンを叩きつけただけだった。
「したくもねぇことならやらなきゃいいだけだろう! 俺を誰だと思っていやがる! 死んでもやりたくねぇことは死んでもやらねぇカミナ様だぞ!」
第4話「俺にはさっぱりわからねえ!」より。性格上本当にやらないで死にかねないのが何とも。
「なぁシモン。人はなんで前に目があるか知ってるか? 遠くの景色を見るためには、前に進むしかないからだ」
「後ろに目があると、生まれた故郷が離れていくのしか見えねぇ。それじゃあ人は前には進めねぇ。目が前にありゃあ、歩いていけば遠くの景色が近づいてくる。だから人は前に進める。死んだ親父がよく言ってた」
第6話にて、シモンとの会話の中で。
「…十倍返しだ」
「戻ったら十倍返しだ! 覚えておけよ?」
チミルフとの決戦前夜、ヨーコに威勢良く決めるカミナ。その姿を目の当たりにしたシモンは激しく動揺する…。
「ここを開けろシモン! 歯ァ食いしばれぇえっ!!」
「目ェ覚めたか?お前が迷ったら、俺が必ず殴りに来る。だから安心しろ。お前の傍には俺がいる…お前を信じろ。俺が信じるお前を信じろ!」
ダイガンザンのコントロールが効かず、狼狽するシモンの顔面に向けて鉄拳注入、喝を入れた後男同士の約束を交わす。しかしこの後、チミルフの駆るビャコウの攻撃が…。
「……おちおち寝てもいらんねぇか……」
ビャコウの思わぬ攻撃によりシモンは我を忘れて暴走、その絶叫を通したラガンのエネルギーは共に敵味方関係なく襲い掛かる。カミナは死した身を気合で奮起し、グレンを動かす。シモンと交わした、男同士の約束を果たすために…
「シモォン! 歯ァ食いしばれぇぇえええっ!!」
「シモン…お前、自分を誰だと思っていやがる! 忘れたのかぁ! お前のドリルは…天と地と、明日を貫くドリルじゃねーか!」
「俺たちは勝ったんだ! そのデカブツはテメェのものなんだ! 何も怖がることはねぇ!」
我を失い暴走するシモンに、カミナはグレンを動かし、左腕部をラガンへと向け投げ飛ばして、再び喝を入れる。そして、右手を上げて人差し指で天を突くポーズを見せ、シモンを激励する。
「最後のシメは、グレンラガンで決めてやる!!」
シモンとカミナ、最後の合体時の台詞。
カミナ「無茶で無謀と笑われようと、意地が支えのケンカ道!!」
シモン「壁があったら殴って壊す! 道がなければこの手で創る!」
シモン&カミナ「心のマグマが炎と燃える!! 超絶合体・グレンラガン!」
シモン「俺を!」
カミナ「俺達を!!」
シモン&カミナ「誰だと思っていやがる!!!」
シモンと共に決めた最後の合体台詞。体全体で山を作るグレンラガンにカミナの気概と生き様が感じられる。映像では背後で火山が勢いよくマグマを噴出しているのにも注目。
「いいか、シモン…忘れんな…。お前を信じろ!」
「お前が信じる俺でもない…俺が信じるお前でもない…お前が信じる…お前を信じろ…」
「あばよ、ダチ公…」
死に際の台詞。ビャコウに向けギガドリルブレイクを決めた後、最後の台詞と共に真っ白に燃え尽きる様は、まるでマグマを噴き終えた火山のようであった…。
しかし、上記のカミナの台詞は後にシモンを成長させる切欠となる。ちなみに最後の台詞は漫画原作版『ゲッターロボ』の流竜馬及び『新ゲッターロボ』の流竜馬のオマージュである。
『第2次Z破界篇』ではDVEとなっている上に、原作のサブタイトル表示演出まで再現しているという熱の入れようである。なお、該当ステージは攻略中の間、ネタバレ防止のため戦況報告のサブタイトル表示が「???」となっている。
カミナ「自信はなかった。間違った方向に来てると思った。焦った。『親父に行けてなんで俺に行けねえんだ!?』」
「正直、強がりだった。みんな、弱音を吐いて穴を掘るのを止めた……俺にはそれ以上どうすることも出来なかった」
「でも、シモンは黙々と掘り続けた。俺の強がりを支えてくれた。最後の大岩を砕いたのは、たまたまだ……」
「運が良かったんだ。でも、俺はその運と、それを導き出してくれたシモンを信じる! 弱気になりそうになった時、自信がなくなりそうになった時……あの日、コツコツと掘っていたシモンの背中を思い出す。あの背中に笑われねえ男になる、そう思った……」
「いいかシモン、お前を信じろ! 俺が信じるお前でもない、お前が信じる俺でもない! お前が信じる……」
シモン「『お前を、信じろ』!」
11話、ニア救出のためコアドリルで穴を掘り続けるシモンの回想より。カミナをグレン団、そしてシモンにとっての『アニキ』たらしめたのは、他でもない、立ち止まることを知らないシモンの在り方そのものだったのだ。

26話・劇場版[編集 | ソースを編集]

「どうしたんだ? シモン…無くしたのか、ドリル」
「バカ野郎! ジーハ村に悪名とどろくグレン団! 男の魂背中に背負い、不撓不屈の! あ! 鬼リーダー! カミナ様が、そう何人もいてたまっかよ!」
「忘れたのか? 俺の無茶に中身をくれたのはお前なんだ。俺の進めに中身をくれたのはお前なんだよ!」
「お前のドリルは、その辺に転がってる石とは違うはずだ!」
26話より。多元宇宙迷宮にて、平行世界のカミナとの日常に迷い込んだシモンの前に再登場した際の激励。
「頭下げて下げて下げまくって、何とかこの場を乗り切るんだよ!」
偽物カミナのセリフ。カミナらしくない言動だが、これは並行世界のカミナであり、可能性のひとつ。だが、シモンにとっては偽りでしかなかった。
「いつの間にか背ぇ、抜かれちまったな…」
偽りのカミナを殴り飛ばし、青年の姿に戻ったシモン。その成長を目の当たりにしたカミナは、自分よりも背が高くなった、と感嘆する。彼のこの台詞を聞いたシモンは思わず笑ってしまうのだった。
「いいか、シモン。『もし』とか『たら』とか『れば』とか、そんな思いに惑わされんな」
「自分の選んだ一つの道が、お前の宇宙の真実だ」
26話再登場時のセリフのひとつ。シモンの心の奥底に根づいているカミナから激励され、シモンは本当の自分を取り戻す。
「…誰だっけ?」
劇場版26話の時のキタン登場時のセリフ。キタンのことを最後まで忘れているが場を和ませる冗談だった。
カミナ「ああ! 今度こそほんとにあばよだ。行けよ、兄弟!」
シモン「あばよじゃねぇ。一緒だろ?」
カミナ「…ああ!」
カミナの最後の台詞。後に時間の迷宮に囚われているヨーコの前に姿を現し、シモン同様に戦場へと送る。
第3次Z時獄篇』ではシモンの台詞と合わせてDVE。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「いいねぇ! 実にいい!!」
第6話。温泉宿へと誘われ従業員たちから温泉に入る事を勧められて。この直後に温泉に入るが、不機嫌そうな反応から男女混浴を期待していた様子。
なお、この従業員たちは獣人の変装だったのだが、スターシステムなのか過去のガイナックス作品に登場した女の子そっくりであった。
「それ…外せんのか?」
第6話解放版。敵の罠により捕まったヨーコたち女性陣(モザイク付き)を前にして、モザイクを外す事を条件にグレンラガンから降りた。…結局タオルを着用していたというオチが付いた上に、これが原因で後でヨーコにぶっ飛ばされる羽目になった。
「へん!! 男神野カミナ!見られて恥ずかしいもんは持ってねぇ!!!」
「見せてぇもんはみせてぇんだ!!」
「天元突破グレンラガン 男どアホウ!編」より。…全裸になりながらなので、ただの露出狂にしか見えない。

スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

戦闘[編集 | ソースを編集]

カミナとシモンが乗るグレンラガン(合体形態)は掛け合いが豊富。(天然?)ボケのカミナにツッコミを入れるシモン。その様子はまさに兄弟漫才といったところだろうか。

カミナ「竜馬にゃ悪いが、インベーダー野郎はいただきだ!」
シモン「ちょ! ゲッターに張り合う気なの、アニキ!?」
インベーダーとの戦闘台詞。クロスオーバーなのだがかなりサマになっており、違和感がほとんど感じられないのは流石。なお、設定的には(まあチェンゲのオマージュ的作品なので当然ではあるが)グレンラガンなら本当にゲッターロボと張り合えるのが怖い。
カミナ「ヘテロダインなんざ屁でもこいてろってんだ!」
シモン「その駄洒落つまんないよ、アニキ!」
ヘテロダインとの戦闘台詞。ギャグのセンスはいまいちらしい。
カミナ「機械でも何でも、獣なら狩ってやるまでよ!」
シモン「あんなの食べたらお腹壊すよ、アニキ!」
機械獣との戦闘台詞。獣なら機械でも構わないらしい。『OE』ではゾイドに対して言う。
カミナ「覚悟しな! じげ、じげ…ゲシゲジ野郎!」
シモン「次元獣だよ、アニキ!」
対次元獣。覚えられなかったようだ。
カミナ「男なのか女なのか、ハッキリしやがれっ!」
シモン「その両方みたいだよ、アニキ!」
あしゅら男爵のセリフ。ただし、あしゅらがパイロットとして登場するステージでは既に永久離脱後のため没台詞。
気持ちはわかるが、グレン団にも男なのか女なのかハッキリしないキャラクターがいるような…。
「ガンメンにボディブローといくぜ!」
ガンメンとの戦闘台詞。どこかで聞いたような台詞だが、ガンメンは顔に手足がついたメカなので間違いではない。
カミナ「やるぞシモン! スゥパァァ!」
シモン「え!? イ、イナズマッ!」
二人「キィィィィック!!」
「格闘」使用時の台詞パターンの一つ。言うまでもなくガンバスターが元ネタだが、なんとその本家本元が参戦する『第3次Z』までシモンとヴィラルに継承され、その後の『X』でも使われた。

インターミッション[編集 | ソースを編集]

「ヒュー! 今度は正真正銘の地上の女だ! やっぱり、たまんねえぜ!!」
第2次Z破界篇』第10話暗黒大陸ルート「お前のドリルで天を突け!!」より。スメラギとの初対面時に発したもの。彼女は「セクハラすれすれ」と評すも、褒め言葉として受け取っていた。
「コクレン…? 聞いた事ねえな。そいつは食えるのか?」
同上。「国連調査団」の身分を示した城田の言葉を受けてのリアクション。
「まず、第一に! あのカレンって女の乗ってるメカだ! 何が紅蓮だ! 俺様のグレンとかぶってるじゃねえか!」
『第2次Z破界篇』第14話「信頼と覚悟と」より。初対面のカレンに対しての一言。この後シモンの言うとおり、名前が被るのはスパロボではよくある事である。なお、この場面のやり取りはカレンの印象に残ったらしく、『第3次Z時獄篇』ではそれを意識したシーンが用意されている。
「そうじゃねえ…! てめえ…何か股に一物持ってやがんな!」
同上。初対面でのゼロに対しての一言。リーロンに「それを言うなら、腹に一物よ」と突っ込まれるものの、ゼロは自分が本心を隠していることを本能で感じ取ったのだろうと受け取った。
「天にきらめく星々に、誓った夢こそ違えども、同じ星見るその瞳…守って見せよう、男意地! 天下に轟くグレン団のカミナ様たぁ、この俺の事よ!!」
『第2次Z破界篇』第18話表部隊ルート「オープニング・ステージ」より。シェリルのステージに乱入してきた獣人らに対して。いきなりステージを占領し、台詞を放つ様はまさに舞台役者。口上が多いなどカミナが元々から「カブいている」キャラクターとして創造されたことを生かしており、劇中でも観客も歓声をあげていた。ちなみにこの台詞は、原作脚本の中島氏書き下ろしである。
「へ…まだまだシェリルには敵わねえが、けっこう腹にくる声じゃねぇか」
同上。シェリルの代わりに歌いだしたランカへの賛辞。
「男にはな! 負けるとわかっていても戦わなくちゃならねえ時ってのがある!」
『第2次Z破界篇』暗黒大陸ルート第24話にて。元ネタはとある宇宙海賊の台詞だろうか。
「気に入ったぜ、ジロン。お前も今日から俺のダチ公よ」
『第2次Z破界篇』で平行世界から飛ばされてきたジロンらサンドラットの面々とメシを食いながら語り合い、ラグに「ジロンのおかげで世界のルールが変わっちまった」という話を聞かされて。
似たような世界を生き抜き、似たような性格を持ち、似たような生き様をしているなど、カミナとジロンは顔立ち以外は共通する部分が多い。
「その通りだ、シモン! 相手の強さを肌で感じられるようになってこそ、半人前だ!」
「一人前になりたきゃ、そのつええ奴をぶっ倒さなきゃならねえ!」
シュバルとの戦闘前会話。シュバルの強さに怯えるシモンに対して。シュバルには「男の機微がわかっている」と賞賛されるが「無法者に褒められても嬉しくも何ともねえ」と一蹴する。
「おらおら! そんな手品に騙されるかよ!」
『第2次Z破界篇』第31話「対決!マーズとマーグ!」より。 ロゼ率いる超能力者部隊との戦いにて。ギシン星人の超能力ですらカミナにとっては手品と同じようなものらしい。
「やいやいやいやい! てめえ、俺の話を聞きやがれ! 兄と弟…! てめえとタケルは強い血の絆で結ばれてるんじゃねえのかよ!」
同上。マーグとの戦闘前会話。実の弟であるタケルを攻撃しようとするマーグに喝を入れるが「俺に弟などいない!」と一蹴され、「その頭を俺がぶん殴って思い出させてやる!」と返す。
「シモン……大きくなったな……」
『第2次Z再世篇』26話「冥府への転落」で、ゲトラが起こした時空振動で宇宙を彷徨うシモンに呼びかける謎の声。
「忘れるわけねえだろ…。 お前等の事をよ」
『第3次Z時獄篇』最終話「天の光はすべて星」にて多元宇宙迷宮を抜け出した「ダチ公」と再会して。真っ先に応えているのが竜馬な辺りが熱い。
実は、カミナが「ゼロ」ではなく「ルルーシュ」と対面したのは地味にこれが初めてである。
(行こうぜ、シモン…)
「おうよ、シモン! お前の生き様、とくと見させてもらう!」
『第3次Z天獄篇』第59話「邪神降臨」にて宇宙魔王ズール皇帝ハーデス神の闇の力を打ち破ったシモン達の前に現れた時の台詞。まさかの再登場に驚いたファンは多いだろう。
「不撓不屈の鬼の前リーダー!カミナ様が来たからには、大船に乗った気でいな!」
「と言いてえところだが、シモン!俺はお前の力を真横でじっくり拝見させてもらう!」
「頼むぜ!俺が信じて、みんなが信じて、お前自身が信じた、お前の力を見せてくれ!」
同上。
「何を驚いてんだよ。 俺は不滅だぜ、シモンの心の中じゃ」
ヨーコとヴィラルに対して。
「おう、べっぴんさん!いつもシモンを支えてくれてありがとうな!ここからは俺も力を貸すぜ!」
初対面のニアに対して。

単独作品[編集 | ソースを編集]

「ふふっ、俺がそのリューなんたらを召喚してやるぜ!」
「出やがれってんだ! リュードリル・グレンラガン!」
「出やがれってんだ! リューグレン・ナイトラガン!」
OE』メイン8話-2「邪竜海賊」にて。アデューのミストロットを借りてリューナイト・ゼファーを呼び出してみようとするが、名前が間違っている。さらにこの後ドモンが思わぬ行動に……。
余談だが漫画版リューナイトにはリューヤンキーやリューシェフといったリューがいたので、探せば本当にリュードリルが実在してカミナを乗り手に選びそうである。
「やなこったい!あんな怪しい機械に入れられてたまるかよっ!」
『OE』第12話サブ「小惑星帯に巣食うミューカス」にて。地球圏での作戦が一段落し、外宇宙への遠征を前にコネクト・フォースは急遽健康診断を実施。そんな中、カミナはバンと一緒に「怪しい機械」(おそらく人間ドックのようなものか)にビビって逃げ惑うのだった。征士郎には「生活環境が違っていた以上適切な診断が必要」と説得されるも「んなもん知ったことか」と突っぱねる情けない姿に、シモンやヨーコも呆れ顔を隠せない。
「よぉぉし!健康診断とかは中止だ!ミューカス退治に出かけるぜ!」
その後ヒマリがミューカスの存在を探知するやこう言い放ち、これを口実に健康診断から逃れていく。いつものサングラス姿でキメ顔までしているが、当然格好はついているはずもない。
ちなみにバンも一緒にミューカス退治に行こうとするのだが、生憎マップは足場のない宇宙空間。気合(?)で出撃できるグレンラガンとは違い、ゾイド乗りの彼は出撃できないはずもないのであった…。
「いいかお前ら、これだけは覚えとけ」
「都合のいい世界に逃げ込んでちゃ、てめえ自身が大きくはなれねえ」
「自由に生きてぇなら、てめえの世界はてめえの力で変えなきゃなんねえってことよ!」
『OE』のエンディングにて、エルドランチームにかけたハッパ。現代社会にも通じるグレン団リーダーの名言である。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

ギャンザ
獣人から強奪したガンメン
グレン
ギャンザの改修機。
グレンラガン
ラガンと合体した形態。
ウサピョンラガン
DS版『天元突破グレンラガン』の特典DVDに登場。カミナが敵から奪取したウサピョン(ザウレッグ)とラガンが合体した形態。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 7話から8話にかけてこれでもかというほど死亡フラグを乱立させているが、中島氏曰く「これくらいやらないと死亡フラグが成立しそうになかった」「カミナと言う男は生命力の塊のような漢。生半可なことでは死んでくれない。こちらも魂を削るぐらいのエネルギーをぶつけなければ死なない漢だよ」とのこと。この言葉通り、中島氏や漫画版作者の森氏はカミナの死の場面を書き上げた後、廃人の如く燃え尽きたようになっていたとか。
  • DS版『天元突破グレンラガン』でも原作通りの最期を迎えるが、ルート次第では多元宇宙迷宮からシモンと共に脱出してグランゼボーマとの最終決戦に参戦するという、後の『第3次Z天獄篇』を先取りしたような展開もあった。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 一度死亡したとわかる描写は、グレンに乗っているカミナの信号が消えたのと、合体する際に点滅するはずの信号が点滅していない点でわかる。漫画版ではリーロンがカミナの状態を察し絶望的な表情を浮かべている。
  2. 少年期のシモンが左腕に巻いている赤い布は、このマントの切れ端である。テレビ版と劇場版では、カミナがジョーの墓からマントを手繰った際に飛んだ切れ端をキャッチして巻いたもので、漫画版ではダイガンザン奪取戦の前夜、マントの一部をカミナの手で破ってシモンの腕に巻いたものとなっている。

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