EVA弐号機
EVA弐号機 | |
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外国語表記 | EVA-02 |
別表記 |
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登場作品 | |
デザイン | 山下いくと |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 汎用人型決戦兵器(エヴァンゲリオン) |
生産形態 | 先行量産機 |
型式番号 | EVA-02 |
全長 | 40~200m |
重量 | 700~96000t |
動力 | 電力供給(アンビリカルケーブル) |
装甲 | 12000枚の特殊装甲 |
開発者 | 赤木リツコ |
所属 | NERV |
パイロット |
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EVA弐号機は『エヴァンゲリオンシリーズ』の登場メカ。
概要
汎用人型決戦兵器人造人間「エヴァンゲリオン」の一つ。
試作機EVA零号機、実験機EVA初号機を経て、先行量産機として製造されたプロダクションタイプ(量産型)のうち最初に完成した機体。セカンドチルドレンとして選ばれた惣流・アスカ・ラングレーが主なパイロット。
頭部には4つの目を持ち、普段はそれぞれレンズ状のカバーに覆われているがフルパワー時などには展開。初号機やEVA3号機のものに酷似した目が露になる。初号機が第2使徒リリスのコピーであったのに対し、本機は第1使徒アダムのコピーである。機体色はレッド、認識コードはEVA-02。基本設計と部品の製造は日本で行われ(このため大字の「弐」を用いる)、最終組み立てと起動実験はドイツネルフ第4支部で行われた。
コアにはアスカの母親である惣流・キョウコ・ツェッペリンの魂の一部が取り込まれている[1]。暴走しなかったり、アスカが碇シンジよりシンクロ率が低かったりするのは、こういった理由で魂が不完全なためと思われる。その性質上、アスカの専用機だが、上記の通りアダムのコピーのため、アダムの魂を持つ渚カヲルも動かす事ができる[2]。
作中では、序盤から中盤にかけて目覚しい活躍を見せたが、アスカがプライドを失っていくのと同期する形で戦果が挙げられなくなり、第16使徒アルミサエル戦後はパイロットの席を外され、渚カヲルがパイロットとなった。しかしカヲルが使徒としての使命を果たすため、弐号機を引き連れセントラルドグマ内に侵入、碇シンジの駆るEVA初号機がこれを追って弐号機と対決、機体を沈黙させた後、カヲルを潰した。なお、ネルフの制御から離れるという点ではこれも「暴走」といえるかもしれない。
カヲルの死後、パイロットのいない弐号機はそのままケージ内に安置されていたが、戦略自衛隊がネルフを襲撃した時、葛城ミサトの「EVAの中に避難するのが最も安全で最適」という判断により、アスカの投薬処置を中断、弐号機に搭乗させてジオフロントの湖の底に配置した。その際、アスカが弐号機のコアに自分の母親の魂がある事に気付いて復活。A.T.フィールドを武器として利用する事で戦略自衛隊を殲滅し、9体のEVA量産機を3分30秒でほぼ全て大破させた。しかし、そのうちの一機が放ったロンギヌスの槍がA.T.フィールドを突き破って頭部に突き刺さると同時に内部電源が切れてしまい、最後は身動きできなくなった所を再起動した9機の量産機により無残に喰い尽くされた。このときアスカの殺意と呼応するように活動限界を超えて暴走しかけたが、既に満身創痍でボロボロの状態であり、直後に投擲された複数の槍で串刺しにされてしまった為、初号機のときと違ってその戦闘能力は発揮されなかった[3]。劇中での印象に対して初号機と比べて戦果はあまりなく、微妙に扱いが悪い。
新劇場版
正式名称「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン正規実用型2号機(先行量産機)」。旧世紀版とは開発経緯が異なる為か「EVA2号機」と表記される。他のEVA同様に機体の一部のカラーリング・形状が変更され、腹部装甲などが白色に、前頭部に突起物が追加された。
旧世紀版同様にアスカ(式波・アスカ・ラングレー)が搭乗する。本作のアスカがユーロ空軍のエースであったという設定の為か、『破』の序盤で「空中挺進専用S型装備」による華麗な空中戦を披露している。途中、バチカン条約により本機は凍結される。アスカ負傷後は真希波・マリ・イラストリアスが搭乗し、裏コード「ザ・ビースト」により「獣化第2形態」を発動する。『Q』では改修を受けた姿で登場し宇宙空間での戦闘もこなしていた。
獣化第2形態は「EVA2号機 (獣化第2形態)」を参照。
登場作品と操縦者
A.T.フィールドによる防御能力とアスカの高い格闘値を活かした突撃戦を得意とする。近距離用の高威力の武器を持ち、機体性能もEVA零号機やEVA初号機より一歩抜きん出ている。旧世紀版では、最強武器の呼び名が高いA.T.フィールド攻撃がアスカ覚醒後に追加され、攻撃力がアップする。攻撃面に特化した代わりに、近年ではEVAの中では装甲が最も薄い傾向にあり注意が必要。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初登場作品。他のEVAより武装が充実している。プログレッシブナイフより攻撃力の高いスマッシュホークやソニックグレイブを強化したくなるが、アスカが命中率を上げる精神コマンドを持たない為、命中補正に優れるプログレッシブナイフを強化した方が無難。地上ステージではミノフスキークラフト必須。A.T.フィールドによる防御力はかなりのもので、挑発によるボスユニット引きずり出し役として活躍する。強化パーツスロット:1なのが欠点。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 待望の長射程武器のポジトロンライフルが追加されるが、攻撃力が低く使いにくい。零号機のそれとは若干性能が異なり、弐号機の方は命中率のマイナス補正が小さい反面、CT率にプラス補正を持たない。アスカが必中や集中を持たないので、初号機よりも使い勝手は劣る。シンクロ率補正と運動性改造でリアル系顔負けの命中・回避率を実現できるという長所や、敵の攻撃力インフレと宇宙:Bの影響で雑魚敵にすら簡単にA.T.フィールドを破られるという懸念点も初号機と全く同様でありながら、パーツスロット数の差で伸び代すらも大きく差を着けられている。使うのであれば、やはり挑発を主軸に活用法を見出したい。挑発を使えるユニットとしては特に雑魚戦に強い方ではある。
- なお、PS版では初号機を差し置いてパッケージにあしらわれている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 他のEVAより武器の数は多いものの、主要武器に違いは殆ど無いため結局は大差が無い。武装追加が他の2機より遅く、後半に戦えない期間があったりと相対的に劣る状況が続くが、最終盤に追加される「ATフィールド」が無消費P1-3で初期4000とかなり強力なので、一気に強ユニットとなる。ただ、この武器のせいで初期からある近距離武器を改造するのは最終的に無駄になるのが困るところ。
- 1話限りだが、カヲルが操る敵ユニットとしても登場する(渚カヲル名義で、弐号機の前にカヲルが浮いている状態)。機体性能は異常に上がっているものの、武器は『F完結編』のEVA3号機と同じ射程1&対空性能無しという悲惨な状態。シナリオ状況的にも完全にイベント戦闘である。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 合体攻撃「ユニゾン攻撃」のために、PS版で使われなかった武器の格闘が強化される。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- A.T.フィールドが広域バリアなので、小隊員としてもかなり優秀。弐号機は装甲が薄い事に加え、終盤までは合体攻撃を除いて全体攻撃を持っていない為、武装追加までは小隊員向きといえる。αの時点で使えるようになっていた武器版A.T.フィールドは終盤に追加、Pな上に攻撃力の高い全体攻撃なので、一気に小隊長向きに変貌する。但し乱発するとEN切れを起こす点と、空の敵に対しては使えない点には要注意。プログレッシブナイフとユニゾンキックも同様なので、ミノフスキークラフトで飛ばしてもいいだろう。燃費はS2機関のお陰で一応何とかなる。もしEVA一斉射撃を使いたい場合、射撃の低いアスカとは相性が悪い。また遠距離戦は苦手なので小隊長能力を活かしにくい。魂習得も加味すると、初号機と組ませたいところか。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 新劇場版設定。参戦はルートによって微妙に変化するが、いずれも中盤。
- 本作終盤近くでパイロットがアスカからマリに交代になる。ただし、ルート分岐中の選択によってはアスカのままで運用も可能(ストーリーも旧作寄りに変化する)。
- 最大火力ならば「熱血」を覚えるマリの方に軍配が上がるが、サブとして活用するならアスカのままの方が良い(「熱血」はサブには効果が無い)。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 時獄篇でマリに交代したのが正史となっている。
- 序盤で使用できるが、第3話の第10の使徒戦後に永久離脱してしまう。この時点の雑魚敵にフィールドを破られることはないが、敵中に突っ込むとすぐにガス欠になるので注意。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 新劇場版設定で登場。正式名称も武装名も長い。試験を手伝って貰っていたガンダムデスサイズヘルとトーラスに付き添われて登場、LOTUSに配属される(デュオ・マックスウェル曰く「ドイツみやげ」)。武装のラインナップは大きく変わり、遠距離武器を一切持たなくなったが、近距離武器は従来通り高性能。そしてEVAで最も装甲が薄いという弱点も従来通り。特に今回はサイズMになっているため、その弱点がかなり顕著。5段階改造程度では終盤は雑魚にすら簡単にA.T.フィールドを貫かれる。地形適応が宇宙Bなのも足を引っ張るので終盤のPUの相方はよく吟味したいところ。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 格闘武器が強力なため運用しやすく頼りになる。反面、射撃武器はかなり貧弱。ソーディアンに操られて暴走してしまい、初号機・零号機改と共に自軍に襲いかかる。
- 全てのEVAに言える事なのだが、パレットライフルが即着弾タイプである為ビームライフルと違い射撃モーションに入ると避けられることはまずない。なので足止め行動などと非常に相性がよく、耐えてよし援護してよし殴ってよし撃ってよしの万能ユニットとなっている。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 新劇場版設定。宇宙世紀世界ルート第30話でアスカと共に加入。
- 基本的にはZシリーズと同じだが、第40話で「獣化第2形態」が使用可能になり、決定力が増した。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 一話のみ渚カヲルが操る敵ユニットとして登場。新たな必殺技「連続砲火」が搭載されたが、初号機のマゴロク・零号機のポジトロンスナイパーライフルより威力は劣るため、武器版A.T.フィールド入手までは初号機との合体攻撃が主力となる。ミノフスキークラフトは是非欲しいが、初号機を初め競争相手が多いのが悩み所。
- 改造しても装甲があまり高くならないためA.T.フィールドを破られやすいが、アスカがカウンターを所持しているので「殺られる前に殺れ」というスタイルで戦うのが良いだろう。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 新劇場版設定。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 新劇場版設定。アスカ搭乗版とマリ搭乗版が登場。
- アスカ搭乗版はSSRアタッカー、SSRシューター、SSRディフェンダー、Ωスキル搭載大器型SSRアタッカー、マリ搭乗版はSRブラスター、SSRシューター3種が実装。
- SSRアタッカー、SSRシューターはタイプ・必殺スキルが違い、シューター版のほうが若干移動速度が遅いがアビリティ構成は同一。アスカの精神含めて攻撃寄りで、アタッカー版は乱舞格闘系の必殺スキル「超電磁洋弓銃(コンボ)」による瞬間火力、シューター版は3×3マスを攻撃する「ダブルパレットライフル」による殲滅力が売り。
- 17年の正月に実装されたSSRディフェンダーは晴れ着バージョン。攻撃モーションや必殺スキルはSSRアタッカー版がベースで、SSRアタッカー、SSRシューターから強化されたバリア「A.T.フィールドLv.2」を筆頭に防御向けのアビリティが揃い、必殺スキルには範囲上の敵すべてにダメージを与える突進攻撃「サンダースピア」が追加された。
- 2018年4月のイベント「1246秒の奇跡」で実装されたΩスキル搭載大器型SSRアタッカーは、既存のSSRアタッカーをより強化した攻撃型。今まで持っていたATフィールドこそ失ったもののそれを補ってあまりあるほど攻撃力・クリティカル率・クリティカル倍率が高く、Ωスキル「武装一斉攻撃[Ω]」の高火力もあってボスキラーとして活躍が見込める。
- マリ搭乗版SRブラスターはコア所持・バリア・攻撃バフとバランスの取れたブラスター。レアリティの低さからステータスは心もとないが、ブラスタータイプ追加直後はハイブリッドガシャやタイプ別ガシャで手軽に入手できることから、同レアリティのブラスター炎竜とともに貴重なブラスターとして重宝された。
- マリ搭乗版SSRシューターは通常版、水着、サンタと3種存在し、通常版はアスカ搭乗版SSRシューターのコンパチ。アスカ版の「闘争心」が外れて「底力」に差し替わったが、ダメージを受けることの少ないシュータータイプとはかみ合わせが悪いのが難点。
- 水着版は必殺スキルの威力を上げるアビリティ「お気に入りの水着」とボスWAVE限定のバフ「真夏のメガネ少女」が特徴の攻撃型。マリの熱血と「ダブルパレットライフル」のおかげで道中・ボス共に戦っていける。
- サンタ版は唯一の短射程シューター。「ダブルパレットライフル」の威力が落ちた代わりにコア消費数が2に減り、SR版の必殺スキル「超電磁洋弓銃」が高威力化、かつ敵貫通効果を得て復活。クリティカル発生時にバリア貫通効果を付与する「聖夜の一撃」とパイロットパーツの激闘の相性がよく、敵エリアでの戦いが基本となる短射程シューターにはありがたい「A.T.フィールドLv.2」も持つ。
- スーパーロボット大戦DD
- 1章Part2より登場。攻撃特化タイプ。初号機がパイロット毎消失していたため、配備が早まっており第5の使徒戦が初陣となっている。
- 実装当時、最高クラスの攻撃力を持つ[4]上に中堅以上の防御力を持っている。その代わり命中が非常に低く、アスカの精神コマンドにも命中を底上げするものが無いのが悩みか。しかし、照準を補填しながら気力上限を大きく伸ばし、命中時に覚醒までも自動発動する「プログレッシブナイフ連続攻撃」の追加により一気に評価が上昇した。
- 当初はA.T.フィールドを所持していなかったが、2022年2月のアップデートで初期装備になった。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘 / パンチ
- 武装ではなく、その名の通り接近して殴りつける技。DC版『α』では「ユニゾン攻撃」の攻撃力に適用される。
- 格闘(蹴り)
- 『DD』で打撃属性のR必殺技として登場。ジャンプしてからのキック。
- メインアビリティは「ガッツI」で、サブアビリティは「ダメージアップI(打撃)」。
本体装備
- プログレッシブナイフ
- 肩部ウェポンラックに格納された高周波振動式のナイフ。通称・プログナイフ。
- TV版設定では「PK-02」と呼ばれ、刀身が折れても変えの刃を出せるカッターナイフ状の機能を持つ。その分初号機の「PK-01」より構造的に脆く、量産機との戦いで全壊している。
- 『新劇場版』設定では両刃のダガー型に変更されている。展開構造の関係でペンシルロックとはおそらく選択式。
- 『X-Ω』ではアタッカー・ディフェンダータイプの通常攻撃として採用
- 『DD』では斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「底力I」で、サブアビリティは「攻撃力アップI」。
- ニードル発射機構
- 右肩ウェポンラックに内蔵された実弾武装。ウェポンラックに対して上方向に銃口が向いている。旧劇場版で量産機に対して使用。
- 『新劇場版』設定では下記のペンシルロックに代わられている。
- ペンシルロック
- 『新劇場版』で登場したニードル発射機構。旧劇場版の物と異なり両肩に搭載されており、ウェポンラックに対して正面に銃口が向いている。第10の使徒戦で使用している。
選択装備
- EVA専用拳銃
- その名の通り拳銃の形をした銃。
- 『α』以降からP属性有射程武器として実装。『SC1』では射撃武器がこれしか無いので遠距離戦は苦手。新劇場版設定では未使用。
- パレットライフル
- 劣化ウラン弾を発射するアサルトライフル。新旧両方に登場し、使い切り武装として使用された。
- 大抵の作品において中距離用の射撃武器。『X-Ω』ではシューター・ブラスタータイプの通常攻撃。
- ロケットランチャー
- 使い捨ての実弾式。第14使徒ゼルエル戦で使用。
- SRWでは単体の武装として存在することは少ない。実装されている場合、射程は差ほど長くない射撃武器。
- ポジトロンライフル
- EVA共通形式の陽電子砲。右肩部ウェポンラックを取り外して装着する。
- 『F完結編』ではビーム兵器だった。
- 新劇場版設定では、改も含め未使用。
- ポジトロンライフル改
- 強化型のポジトロンライフル。右肩部ウェポンラックを取り外して装着する。第15使徒アラエル戦で使用。
- 『α』で実装された他、『第3次α』では「EVA一斉射撃」のアニメーション内で使用している。
- ソニックグレイブ
- 高周波振動式の薙刀。第7使徒イスラフェル戦で使用。新劇場版設定では未使用。なおユニゾン攻撃の際に弐号機と初号機が使用したのは「ビームグレイブ」という別の武器である。
- SRWでは「連続砲火」や「ユニゾンキック」でも使用する。『SC1』では基本装備で、薙ぎ払う、突き刺す、蹴りの支柱にするなど近距離戦で高威力を発揮。攻撃の間合いは長いが、余りにも敵と密着しすぎていると逆に死角になってしまうことがあるため注意。
- スマッシュホーク
- 高周波振動式の斧。第12使徒レリエル(SRW未登場)戦で使用したが、使徒の底なし沼から脱出する為、ビルに刃を食い込ませて、足場として使用されただけという可哀想な武器であった。このせいかSRWでも採用率は低め。新劇場版設定では未使用。
- デュアルソー
- PS2ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』から登場する兵装。大型破砕兵器デュアルソーと記述されることも。二つのチェーンソーを並べたような外見をしており、使徒の自己修復を遅らせるほどの傷を負わせることができる。
- 漫画版では第16使徒アルミサエルに対してカヲルが使用したが、これも通用しなかった上に逆にアルミサエルに侵食されて利用された末、脚部を切断されてしまった。
- SRWで弐号機が使用したことはないが、『DD』で零号機の武器として採用された。
- サンダースピア
- 『新劇場版』で登場した中折れ式の突撃用銃剣。展開し先端を相手に突き刺して使用する。
- SRWでは格闘武器だがカートリッジ式なため、弾数制の武器となっている。『X-Ω』ではディフェンダータイプの必殺スキルとして採用。
- 『DD』では特殊属性のSSR必殺技。メインアビリティは「シンクロ率上昇(アスカ)」で、与ダメージが増加する。さらにHPが25%減少する毎に、攻撃力が増加する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。
- 超電磁洋弓銃
- 『新劇場版』で登場した速射性に優れるボウガン。これを使って第7の使徒のデコイコアを一発で貫いた。
- 原作でトドメに蹴りを加えていることと、『L』では格闘寄りの武装、そして加入時点での最強武器なことからかこれ自体は射撃する武器にも関わらず格闘属性となっている。ちなみに第7の使徒に当てると、戦闘アニメ的にも矢と蹴りがちょうど下側のコアに当たるようになっている。
- 『X-Ω』では「超電磁洋弓銃(コンボ)」名義でアタッカー・ディフェンダータイプの必殺スキルに採用。[Ω]ユニットとマリ搭乗版がコンボなしの「超電磁洋弓銃」表記で必殺スキルになっている。
- 『DD』では実弾属性のSSR必殺技。メインアビリティは「A.T.フィールド(2号機)」で、防御力が増加する。必殺技命中時に、敵ユニットの防御力を減少させる。戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を減少させる。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(実弾)」。
- 諸刃の剣
- EVA量産機の主武装。旧劇場版で7号機が落としたものを拾って使用。弐号機はこれで6号機を袈裟斬り、12号機の腹部を両断して上半身を吹き飛ばし、8号機の左脚を切断した。かなり重量があるようで両腕で力任せに振っていた。
必殺技
- A.T.フィールド
- 旧劇場版でA.T.フィールドを壁状に展開し、自衛隊の攻撃機部隊にぶつけて叩き落とした攻撃を再現。小隊制を採用した作品では全体攻撃。
- 本攻撃初登場の『α』では使用できるようになるまで遅いが、P属性無消費有射程で適応オールAの最強武器というぶっ壊れたステキ性能である。さすがにやりすぎたのか、『MX』以降はEN消費になり空適応も無くなった。
- 連続砲火
- 第14使徒ゼルエルに対し、パレットライフル、ロケットランチャーの二挺で応戦した際の攻撃をパターンアタックとして『MX』にて採用したもの。ちなみに、原作ではゼルエルは無傷であった。
- なお、弐号機には他にもソニックグレイブとスマッシュホークも用意されていた。
- ゲームではライフル、ロケットランチャーで一気呵成の攻撃を仕掛けた後、ソニックグレイブを投げ付ける(アスカ曰く「おまけ」)。
- 新劇場版設定では下記の「武装一斉攻撃」に置き換わっており採用されていなかったが、『DD』にて久々に採用。実弾属性のSSR必殺技。パレットライフルとロケットランチャーで連続砲火を行う。メインアビリティは「集中砲火」で、攻撃力が増加する。さらに一定の確率で全ての攻撃力の与ダメージ、「連続砲火」の必殺技威力が増加する。戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティの効果を減少させる。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。
- 武装一斉攻撃
- 連続砲火の新劇場版仕様。文字通り火器をフル稼働して敵タッグを殲滅する全体攻撃。トドメ演出は第7の使徒を倒した時の再現で直列に刺さった超電磁洋弓銃の矢を蹴りで押し込んで貫く。
- なお、どちらかにトドメをさせなかった場合は矢が直列に刺さらず、連続で撃ち込まれるだけになるのですぐにわかってしまう。
- 『X-Ω』では[Ω]ユニットの必殺スキルとして採用。使用時にミサトのカットインも入る。
- 獣化第2形態(ザ・ビースト)
- 新劇場版設定で追加された能力。エヴァの全てのリミッターを解除し闘争に特化した獣化第2形態に変形する。
- 『第3次Z天獄篇』ではマップアイコンのみだが、『V』ではイベントで追加され、武装として使用可能になる。
- しかも、『V』では「マリが使えたのだから自分にも使える」という事でアスカでも使用可能になる。実際、『Q』ではEVA改2号機でコード777「獣化第4形態」を使用しているので使えてもおかしくはない。ちなみに使用したからといって負荷等が原因で離脱する事は無い。
- ダブルパレットライフル
- 『X-Ω』におけるシュータータイプの必殺スキル。
- パレットライフル連射
- 『DD』で実弾属性のSR必殺技として登場。メインアビリティは「ガードブレイクII」で、サブアビリティは「必殺技威力アップII(実弾)」。
- プログレッシブナイフ連続攻撃
- 『DD』で斬撃属性のSSR必殺技として登場。第8の使徒戦を再現したプログレッシブナイフによる連続斬撃。最後には相手の胴体に突き刺し、トドメに膝蹴りで奥まで押し込む。
- メインアビリティは「シンクロ率上昇(2号機)」で、気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージが増加し、戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を減少させる。2号機装備時に気力上限が増加する(効果は重複可能)。プログレッシブナイフ連続攻撃命中時、自分に「覚醒」を発動する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。
合体攻撃
- ユニゾンキック / ユニゾン攻撃
- 第7使徒イスラフェルに敗れた事で特訓した「必殺技」。EVA初号機(シンジ)とのユニゾンによる攻撃フォーメーション。
- イスラフェル(甲・乙)の2体のコアを同時に破壊し、殲滅に成功した。『MX』ではユニゾンキック、『第3次α』ではユニゾン攻撃という名で単体攻撃。SRWではイスラフェルがいなくとも使用可能になる。
- EVA一斉射撃
- 『第3次α』に登場。EVA初号機とEVA零号機改と行なう、3機のEVAの火器を総動員した一斉射撃。弐号機はロケットランチャーとポジトロンライフル改を使用。全体攻撃。
- EVA一斉攻撃
- 『L』に登場。第8使徒戦のアレンジで、EVA3機による一斉攻撃。通称「運動会」。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動する。
- A.T.フィールド
- 弐号機は攻撃力が高い代わりに装甲が薄い傾向にある為、過信は禁物。
- アンビリカルケーブル
- S2機関
- 原作ではEVA初号機が第14使徒ゼルエルを捕食する事で取り込んだ無限動力炉。原作では弐号機には搭載されていないが、小隊制との折り合いの問題から、『第3次α』で実装された。
移動タイプ
サイズ
- L
- M
カスタムボーナス
- 全ての武器の弾数が1.5倍になる
- 『第3次Z』。
機体ボーナス
- L
-
- 無改造:格闘武器+100 CRT補正+10 経験値+10% 地形適応:陸A
- ハーフ改造:格闘武器+200 CRT補正+20 経験値+20% 地形適応:陸A
- フル改造:格闘武器+300 CRT補正+30 経験値+30% 地形適応:陸S
機体BGM
- 「NERV」
- 『MX』で採用。
- 「Both of you,Dance Like You Want to Win!」
- 合体攻撃のユニゾンキック(ユニゾン攻撃)使用時に流れる曲。
- 「魂のルフラン」
- 『α』、『MX』で採用。
- 「交響曲第九番ニ短調」
- 第17使徒タブリスに操られている時のみのBGM。
対決・名場面
旧世紀版
- 対第6使徒ガギエル
- 弐号機輸送中の艦隊を襲ったガギエル。弐号機が迎撃にでるものの水中に引きずりこまれてしまう。EVAは水中戦に対応していないため苦戦するものの、フルパワーによって口部を開き、そこに巡洋艦を突撃させて零距離射撃し、撃破。
- 対第7使徒イスラフェル
- 初戦では分離したイスラフェルにより初号機及び弐号機は敗れる。2戦目ではシンジとアスカの特訓によるユニゾン攻撃にて、分離したイスラフェルのコアを同時に破壊することに成功し、殲滅する。
- 対第8使徒サンダルフォン
- マグマの中に蛹状で眠るサンダルフォンをD型装備で捕獲作戦を遂行したが、使徒が突然羽化を始めたため、作戦は失敗。熱膨張を利用しサンダルフォンを撃破する。
- 対第9使徒マトリエル
- 初のEVA3機による作戦。マトリエルの溶解液を弐号機が盾になり、その隙に零号機が落ちたパレットライフルを回収し、初号機がそれを使用しマトリエルを撃破する。
- 対第10使徒サハクィエル
- 大気圏外より自身を質量爆弾として落下、攻撃するサハクィエルに対し、EVA3機はA.T.フィールドによりサハクィエルを受け止めコアをプログレッシブナイフにより破壊し、殲滅に成功。
- 対第12使徒レリエル
- EVA3機で出撃するが、初号機が虚数空間に取り込まれ、退却。
- 対第13使徒バルディエル
- EVA3号機に侵食したバルディエルにより、弐号機は瞬時に撃破された。
- 対第14使徒ゼルエル
- 集中砲火をゼルエルに浴びせるが、カッター状の腕により弐号機は両腕を切り落とされ、ヤケになって突っ込んで首を切断されてしまう。
- 対第15使徒アラエル
- 迎撃に出るが、アラエルの可視光線によりアスカが精神攻撃を受け戦闘不能に。
- 対第16使徒アルミサエル
- 出撃するもシンクロ率が起動数値に満たず、撤退させられる。
漫画版では渚カヲルが搭乗しデュアル・ソー等で応戦する。 - 対EVA初号機
- 第17使徒タブリスによって操られ、シンジの初号機によって撃破される。
- 対EVA量産機
- 弐号機内に母の存在を感じ取ったアスカによって本領発揮。弐号機と同等かそれ以上の性能をもつEVA量産機を9機同時に相手をし、内部電源が切れる寸前で全機撃破する。
- しかし、量産機は完全に活動停止しておらず、再起動した量産機によって弐号機は引きちぎられる。弐号機は暴走しかけるが8本のロンギヌスの槍を投擲され串刺しにされ、弐号機は完全に沈黙した。
新劇場版
- 対第7の使徒
- 高空から降下しながら交戦。仮面ライダーばりのキックでA.T.フィールドごとコアを突き破り、単機で殲滅に成功した。
- 対第8の使徒
- 上述のサハクィエル戦とほぼ同じ。高速移動するコアを零号機に抑えてもらい、プログナイフを2本付き立てた後膝蹴りで追い打ちして破壊。
- 対第10の使徒
- 砲撃、近接攻撃を加えるが、A.T.フィールドを破れずパイロットであるマリの独断でビーストモードを発動。
- 多層展開されたA.T.フィールドを次々に千切り破るが、そこに触手の直撃を受け左腕と右脇腹を損傷。直後に突進するが、さらに触手で吹き飛ばされ敗北が決定的になった。
- その後は零号機の特攻を「最後の仕事」として支援している。
関連機体
- EVA改2号機
- 新劇場版『Q』にて登場。第10の使徒戦で破損した右顔面を補修し失った左腕に義手を付けた姿。
- EVA弐号機II式
- 『エヴァンゲリオン ANIMA』において、ヨリシロにされた弐号機を修復した姿。
- EVA初号機、EVA零号機 / EVA零号機改
- 僚機。
- EVA3号機
- 兄弟機。
- EVA量産機
- 弐号機等のデータ等を反映させた量産機。
- EVA・EUROII・ウルトビーズ
- 『エヴァンゲリオン ANIMA』に登場する弐号機のTESTボディを元に建造された機体。正式名称は「エヴァンゲリオン・ウルトビーズ」で、EUROIIはネルフJPNが便宜上付けた仮称。
余談
- EVA弐号機は「アスカの母親の魂が使われている為、アスカ以外のパイロットには操縦できない」と設定されているが、この設定は後付け(もしくは放送中は曖昧だった)らしい。
- 実際、劇中において、第八話ではシンジを一緒に乗せても支障無く動き、第九話(対イスラフェル戦)および第拾話(対サンダルフォン戦)ではパーソナルデータの書き換えでシンジやレイでも操縦できるかのように語られていたり、第拾四話におけるシンクロテストのシーンでは「弐号機の互換が効かない」と言われていたり…と、操縦に関する設定が二転三転している。
- なお、『新世紀エヴァンゲリオン』放送中に発売されたセガサターン用ゲームソフト『新世紀エヴァンゲリオン』においても、シンジが弐号機を操縦して使徒と戦う展開が有る。
- 庵野監督的にも曖昧だったらしく、『F』でエヴァがスパロボ参戦した際に「シャアを弐号機に乗せてほしい」と希望を出して寺田貴信プロデューサーに「そもそも14歳の少年少女しか乗れませんよね?」と指摘されて驚いていたとか[5][6]。
- 『エヴァンゲリオン ANIMA』ではこの部分の補填として、「使われたアスカの母親の魂は半分で、残りの半分は上述のEVA・EUROII・ウルトビーズに使われている」設定が追加されている。
- ゲーム『ファイナルファンタジーVII』には遊技場ゴールドソーサー内の背景として「Dガタ装備」が登場。外観も潜水服と本機のD型装備と酷似している。
脚注
- ↑ この事によってキョウコは精神に変調をきたし、アスカが幼い頃に自殺してしまった。
- ↑ 漫画版ではTV版と違い、カヲルが搭乗し第16使徒アルミサエルとの戦闘を行っており、その際に2枚刃のチェーンソーであるデュアル・ソーを武器として使用した。
- ↑ 漫画版では、危機に陥る寸前の際にシンジの乗る初号機に助けられた為、頭部にロンギヌスの槍が突き刺さる事も無く、アンチ・A.T.フィールドの衝撃波に巻き込まれるだけで済んだ。
- ↑ 機体はガオガイガーに次ぐ2位だが、パイロットの攻撃力はアスカの方が高く、総合性能ではトップ。
- ↑ スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE第687回より
- ↑ 【寺田P×奈須きのこ:対談】庵野「シャアをエヴァに乗せて」→スパロボPはなぜ断ったのか!? Pが語る原作とゲームの狭間の葛藤。そしてFGOがスパロボから継承したもの 2020年8月2日閲覧。
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