グレンダイザー (WS)は『UFOロボ グレンダイザー』の登場メカであり、同作の主役メカの一形態。
概要
グレンダイザーとダブルスペイザーが合体した形態。飛行が可能になる。
オリジナルのスペイザーと異なり、こちらと合体してもダイザーの武装は制限を受ける事無く、全て使用可能なのが最大の特徴である。背部の翼もグレンダイザーの動きを妨害しないよう上向きに折れ曲がる。
構成機体
- グレンダイザー
- 本体。
- ダブルスペイザー
- 背部にドッキング。
登場作品と操縦者
- 第2次スーパーロボット大戦
- この時はグレンダイザーの変形扱いで、「ダブルスペイザー」名義。ドリルスペイザー・マリンスペイザーも含めた4段変形。三大スペイザーを入手すると本家スペイザーへの変形は不可能になる(『第2次G』も同様)。
- ドリルスペイザーと比べると命中率で劣るが、空陸両方に攻撃できるので汎用性に優れている。
- リメイク版では三大スペイザーは全てオミットされてしまい、『第3次』までお預けに。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- リメイクでも変形扱い。「グレンダイザーの改造がバグで反映されず、フル改造ボーナスもバグで機能せず、強力な武器も無い」と三重苦。完全に移動用形態。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 空と宇宙の地形適応が高い上に射程5の無消費武器があり移動力が一番高いので、合体させるならば一番良い。
- リメイク版では合体でサブパイロットとして付く。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 合体すればグレンダイザーの武装が増える事と二人分の精神コマンドが使用できる点は他の地球製スペイザーと同じ。
- 本形態のメリットは他形態よりも射程が長く、反撃効率に優れること。ダブルスペイザー側のサイクロンビームを改造しておくと尚良し。また装甲も他形態より高いが、こちらはたった20の差なのでメリットとするには微妙か。
- 地中に潜れるグレンダイザー (DS)とどちらを重視するかはプレイヤー次第。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- SFC版と比較すると、合体後の海の地形適応がDからCに上がっているが、ほぼ無意味な変更である。
- スーパーロボット大戦Z
- 合体はオミットされ、その代わり合体攻撃として組み込まれた。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A(PORTABLE)
- スーパーロボット大戦D
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- グレンダイザーのパイロットであるデュークがひらめきや不屈を覚えない為、精神コマンドの問題を解決する意味合いでは有効。ただし、合体攻撃は使えなくなる。さらに、武装が制限されずに飛べるのが利点のはずなのに、何故かハーケン系の攻撃まで使えなくなる。
- 本機のパイロットは、合体攻撃や精神コマンドの折り合いから、ひらめきを覚えるさやか、不屈を覚えるマリアやボスがお勧め。さやかとマリアはサポート系の精神コマンドを使えて、SPも多い。一方、ボスは気迫を覚える為、アタッカーやガードと相性が良い。
- ちなみにボスをサブパイロットにした状態で敵を倒すと、獲得PPが(デューク×1)+(ボス×1)+(ヌケ×0.45)+(ムチャ×0.45)=合計2.9倍となる[1]。このためボスを乗せた本機やゲッターロボG[2]で出来るだけ多くの敵を倒しておくと、周回プレイの際に引き継ぐPPの総量を増やすことが出来る。
装備・機能
- スクリュークラッシャーパンチ
- 腕のクラッシャー部分(歯車状の紋様)を展開し、回転させながら撃ち出す。マジンガー系の機体を象徴するロケットパンチ技。クラッシャーを展開させない時は「ダイザーパンチ」と呼称するが、射出後にスクリュークラッシャーに変更可能。
- ハンドビーム
- 手の甲から発射する三条の光線。
- スーパー系のビームは大抵ビーム属性が付いていないが、グレンダイザーも例外に漏れない。
- 反重力ストーム
- 胸部から無重力場を発生させる光線を放つ。機能こそ異なるが、部位的にはブレストファイヤーにあたる武器であり、合体攻撃のマジンガートルネードでそれを実感出来る。
- スペースサンダー
- 角で発生させたエネルギーを電撃として発射する。
- 90年代のうちは最強武器だった。射程1P武器、長射程非P武器、中射程P全体攻撃と作品によって扱いがバラバラ。
- 鎌
- 両肩に装着した三日月型の刃。
- ショルダーブーメラン
- 鎌を飛ばす。有効射程距離12km。
- シングルハーケン
- 鎌に柄が付き手持ち武器としたもの。SRW未実装。
- ダブルハーケン
- 2つのシングルハーケンを左右結合させ完成する武器。グレンダイザーを象徴する武器。射出時に2つ三日月を想起させる演出が逸品。投げても切っても強い。
- 旧シリーズなどの1990年代は無消費・低威力という扱いで、戦闘アニメで武器グラフィックが表示されることもほとんどなかったが、COMPACT2以降はエネルギーを消費する高威力武器という原作での活躍に見合ったポジションに置かれている(ダブルハーケンとスペースサンダーはとどめを刺した数は同じである)。
- ダブルミサイル
- 胴体側面に装備。25連発発射可能で、主に牽制用。
- ダブルカッター
- 両主翼からカッターが射出して、繋ぎ合わせて切り裂く。
- サイクロンビーム
- 両主翼から光量子ビーム砲を発射する。
必殺技
- Wスペイザートルネード
- MXのみ。ハンドビーム、サイクロンビーム、スペースサンダーの連続攻撃。
- 分離
- グレンダイザー、ダブルスペイザーに分離する。
- 変形
- 第2次Gでは地球製スペイザーとの合体も変形扱い。
移動タイプ
- 空・陸
- 陸の地形適応は低め。
- M
カスタムボーナス
- 受けるダメージ-30%
- A PORTABLE
機体BGM
- 「とべ!グレンダイザー」
- 「宇宙の王者グレンダイザー」
- 「いざゆけ!ロボット軍団」
- なお、歌詞に「科学と夢と情熱と 日本の頭脳が生み出した」とあるが、グレンダイザーはフリード星で作られたスーパーロボットである。地球製のスペイザーも含めてならギリギリ間違ってないこともないが。
- ↑ 合体するユニットはサブ側のパイロットも合体前と獲得量が変わらない(この場合はデュークとボス両方がメイン、ヌケ&ムチャがサブ扱い)という仕様のため。他のパイロットの場合はメイン2人分=獲得PP2倍止まり。
- ↑ 形態に拘わらず全員メインパイロット扱いのため獲得PPが実質3倍となる。